JP2004219035A - 脚温器 - Google Patents

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JP2004219035A
JP2004219035A JP2003040405A JP2003040405A JP2004219035A JP 2004219035 A JP2004219035 A JP 2004219035A JP 2003040405 A JP2003040405 A JP 2003040405A JP 2003040405 A JP2003040405 A JP 2003040405A JP 2004219035 A JP2004219035 A JP 2004219035A
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Sadami Sakai
定水 阪井
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SAKAI DENKO KK
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SAKAI DENKO KK
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Abstract

【目的】事務所・家庭で使用する事務机・学習机を対象とし、安価で製造でき、安全で取扱いが容易で快適に長時間暖を与える脚温器を提供することを目的とする。
【構成】左右一対とし、足置き土台部1は踵部にローラー8を埋め込み移動をスムーズにし、底部5長て方向及び端部を丸く仕上げ発熱体取付部2,3,4と足置き土台部1を角度調整用ボルト6で接続し、重心を足置き場1底近くすることにより自立起立型とする。耐熱布付発熱体2は強度を擁する構造体4、フィットクッション材と断熱材3で構成、脚部を半分包み込み温度コントローラー10の操作により発熱量を採暖者の好みの温度になるように制御する。
【選択図】図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脚温器に関する。更に詳しく言えば、加温温度を一定に保ちよく、ランニングコストが低く、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも、安全で取り扱いが容易な脚温器に関する。
【0002】
【従来の技術】日本においては、使用者個人を対象とした部分的な暖房装置として電気カーペット、電気スリッパがあるが、この電気カーペット、電気スリッパは主に足首より下を加熱するものである為、室内空間全体を暖房するストーブ等に比べて暖房効率の良いものであった。
【0003】ところで、近年、職場のみならず、一般家庭においても、省エネルギーの為に、暖房温度を低めに設定することが多くなっている。この様な状況下で、長時間にわたって、手足等、体の各部分を露出した状態で机に向かって仕事若しくは勉強等の作業をする者にとっては足元が冷える感じがすることが多いし、体が疲れたりすることも多い。更に、暖房器具の多くは部屋全体を暖房する為に、通常は不必要な場所まで加温してしまい、省エネルギーに関しては好ましいとはいえない。このため、こたつ等の器具によって局所的に暖房するのが望ましいとされている。
【0004】また、従来より、仕事をしたり、勉強をする者にとっては、仕事や勉強等の作業能率を高める為に、「頭寒足熱の状態」を実現することが望ましいとされている。このため、上記暖房装置による暖房温度を低目にするか、この様な暖房装置を用いないと共に、電気スリッパ、電気カーペットを用いて足部を温めたり、パネルヒータ等によりこの「頭寒足熱の状態」を実現することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気スリッパ、電気カーペットでは素足もしくは靴下での使用の制約や足首より下のみの暖房で設定温度を高くすると足裏が汗ばんだり、脚部の暖房を得ることができなかった。
【0006】また、パネルヒータ等の在来の暖房装置においても電力消費量は大きい。更に、上記暖房装置、機器よりも、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも、安全で、効率的に用いられる暖房装置の出現が従来より望まれている。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するものであり、ランニングコストが低く、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも、安全で、長時間にわたって採暖者が使用しても快適に、かつ、効果的に採暖者を暖房することができる暖房機能付脚温器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の脚温器は、曲面に発熱体が埋め込まれた脚置き部と底が丸い足置き土台部とを角度調整可能に取り付けた低重心仕様、すなわち、自立起立を特徴とする。
【0009】又、前記脚温器は、曲面に発熱体が埋め込まれた脚置き場が椅子に座っている脚の軽微な動作に密着し、快適に脚を暖房することを特徴とする。
【0010】又、前記脚温器は、足置き場は上部開放の為、サンダル等使用形態について特に問わないことを特徴とする。
【0011】又、前記脚温器は、発熱体の発熱量を制御する操作つまみを有するコントローラを着脱可能な机側面等に露出取り付け操作し、発熱量を変化せしめるように構成したものである。
【0012】
【作用】本発明の脚温器は上記の構成によって発熱体が両脚のそれぞれに埋め込まれているので、脹脛から足首まで採暖者の脚が効率よく暖房されるので足先が温まり過ぎることなく快適に暖をとるのもとなる。
【0013】又、脚置き部と足置き部の角度調整機能及び脹脛フィット機能により椅子に座った多姿勢での暖房を得ることができることとなり、長時間快適に使用できることとなる。
【0014】又、発熱体に発熱量を変化せしめるように温度コントローラーを構成したので、採暖者はより快適な暖房を得ることができる。
【0015】
【実施例1】以下本発明における脚温器を使用した一実施例について、図1〜図8を参照しながら説明する。
【0016】図2〜図7において、7は暖房機能部であり、13は洋式机、14は椅子である。採暖者は椅子に座って脚温器に足を1(足置き土台部)に乗せ脹脛部を7(暖房機能部内面)に接するように脚を置くことにより、採暖者の脚部を暖房するように構成されている。又、図2〜図4に図示されている10温度コントローラー部により従来の電気カーペット同様に、温度制御をおこなっている。
【0017】本脚温器は、図7の6において、角度調整可能機能及び図8フィット機能(図3〜図4に示された半線は採暖者が脚を動かしたときのそれぞれの位置を表す)により脹脛と発熱体との隙間から熱が逃げることを阻止し、有効な暖房効果を得ることができる。
【0018】通電を停止するサーモスタットや温度ヒューズ等からなる温度過剰防止装置(図示せず)がそれぞれ設けられており、異常加熱による火災等を防止するようになっている。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の脚温器は、発熱体が左右それぞれ脹脛部に埋め込まれているので、脚を効率よく暖房されるとともに、足裏等の汗かきによる不快感を解消し、快適に使用できるものとなる。
【0020】又、採暖者は角度調整機能とフィット機能により椅子に座った多姿勢で暖房を得ることができることとなり、長時間の使用を快適に使用できるものとなる。
【0021】又、採暖者はサンダル等の使用形態を問わない為、オフィス等において席を離れるとき、靴を履く動作が不要となる為、敏速に作業ができるものとなる。
【0022】又、本脚温器と在来の暖房装置とを併用すれば、より効率的で、より低コストの暖房を行える。更に、この併用により、在来の暖房装置の暖房温度を低めに設定しても、十分に温かいため、「頭寒足熱の状態」を実現できるものとなる。
【0023】又、本脚温器は構造が簡単で、安価に製造でき、ランニングコストが低く、しかも、安全で、長時間にわたって使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における脚温器の1セット斜視図
【図2】本発明の第1実施例における脚温器の要部を示す側面図
【図3】本発明の第1実施例における脚温器の要部を示す側面図
【図4】本発明の第1実施例における脚温器の要部を示す側面図
【図5】本発明の第1実施例における脚温器の要部を示す平面図
【図6】本発明の第1実施例における脚温器の要部を示す側面図
【図7】本発明の第1実施例における脚温器の要部を示す側面図
【図8】本発明の第1実施例における脚温器のフィット調整部拡大詳細図
【符号の説明】
1 足置き土台部
2 耐熱布付発熱体
3 フィットクッションと断熱材
4 発熱体支持構造体
5 土台底部円形及び端末部球形
6 角度調整用ボルト
7 暖房機能部(内面)
8 ローラー
9 電源コード
10 温度コントローラー部
11 発熱体電源コード
12 発熱体電源コード吊り部
13 洋式机
14 椅子
15 フィット用バネ
16 ストッパー
17 角度調整ツマミ

Claims (3)

  1. 曲面に発熱体が埋め込まれた脚置き部と底が丸い足置き土台部とを角度調整可能に取り付けた低重心仕様、自立起立を特徴とする脚温器。
  2. 曲面に発熱体が埋め込まれた脚置き部と底が丸い足置き土台部で構成した脚置き部が椅子に座っている脚の軽微な動作に密着する構造を特徴とする脚温器。
  3. 足置き土台底部が丸い構造の為、床との接地面積が少なく断熱効果が大きく、足置き部は上部開放の為、靴・サンダル等使用形態について特に問わないことを特徴とする脚温器。
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