JP2004218961A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気調和機20は、室内熱交換器3、4及び室内ファン5を有する室内ユニット1と、室外熱交換器10、送風ファン9及び酸素・水富化装置31を有する室外ユニット7とを備える。さらに、空気調和機20は、酸素・水富化装置31の吸い込み側に配設したエアフィルター61と、エアフィルター61の洗浄又は交換に関する情報を表示する表示部61a、14、101とを備え、表示部61a、14、101を空気調和機の外部から目視できる位置に設けている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸素・水富化装置を備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の酸素富化装置を備えた空気調和機としては、特開平5−99457号公報(特許文献1)に示されているように、室外ユニットと独立した酸素富化ユニットの中に、酸素富化膜、吸引エアーポンプ、送風ファン及びエアフィルター等を備え、この酸素富化ユニットで生成した酸素富化空気を室内へ供給するようにしたものがある。
【0003】
また、他の従来の酸素・水富化装置を備えた空気調和機としては、特開2002−39569号公報(特許文献2)に示されているように、空気中の酸素分子および水分子を優先的に通過させる酸素・水富化膜ユニットと、この酸素・水富化膜ユニットを介して空気を吸引すると共に、吸引により得られた酸素・水富化空気を加温する減圧ポンプとを室外ユニットに内蔵しており、減圧ポンプから排気された酸素・水富化空気が室内供給配管を通って室内に供給される。そして、酸素・水富化膜ユニットの入口側にはエアフィルターが設けられ、出口側にはファンが設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−99457号公報
【特許文献2】
特開2002−39569号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1には、酸素富化ユニットにエアフィルターを設置することが開示されていない。このため、特許文献1では、酸素富化膜の表面に空気中の塵埃等が付着しやすく、経年劣化をきたすのみでなく、気体分子の溶解速度に異状をきたし、所定の目標性能が満足されないこととなるおそれがあった。
【0006】
また、前記特許文献2には、酸素・水富化膜ユニットの入口側にエアフィルターが設けられているが、酸素・水富化膜の経年劣化防止のためのエアフィルターの洗浄や交換に対する考慮がなされていなかった。このため、特許文献2では、エアフィルターが目詰まりし、酸素・水富化膜ユニットの性能が低下しても気づかずに酸素・水富化膜ユニットの運転をする可能性の高いものであった。
【0007】
さらには、特許文献1、2には、酸素富化ユニットや酸素・水富化膜ユニットの有効な運転制御については考慮されていなかった。
【0008】
本発明の目的は、ユーザーが酸素・水富化装置のエアフィルターの洗浄や交換に関する情報を容易に確認することができる空気調和機を提供することにある。
本発明の他の目的は、ユーザーが酸素・水富化装置のエアフィルターの洗浄や交換に必要な時期を室内側から容易に確認することができる空気調和機を提供することにある。
本発明の他の目的は、安価な構成で酸素・水富化装置の運転を良好に制御できる空気調和機を提供することにある。
本発明の他の目的は、酸素・水富化装置の酸素富化空気を利用目的に合わせて供給できる空気調和機を提供することにある。
本発明の他の目的は、冷房運転及び暖房運転のそれぞれに適した酸素富化空気の供給ができる空気調和機を提供することにある。
なお、本発明のその他の目的と有利点は以下の記述から明らかにされる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットとを備えた空気調和機において、酸素・水富化装置の吸い込み側に配設したエアフィルターと、前記エアフィルターの洗浄又は交換に関する情報を表示する表示部とを備え、前記表示部を外部から目視できる位置に設けた構成としている。
また、本発明は、室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットとを備えた空気調和機において、酸素・水富化装置の吸い込み側に配設したエアフィルターと、前記酸素・水富化装置の利用状態に基づいて前記エアフィルターの洗浄又は交換の必要時期を算出する制御装置と、前記制御装置で算出した必要時期を前記室内ユニット及び運転用リモコンの少なくとも何れかに表示する表示部とを備えた構成としている。
また、本発明は、室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットと、前記酸素・水富化装置から前記室内ユニットに酸素富化空気を供給する酸素供給パイプとを備えた空気調和機において、前記室内ファンの運転に実質的に同期して前記酸素・水富化装置を運転するように制御する制御装置を備えている。
また、本発明は、室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットと、前記酸素・水富化装置から前記室内ユニットに酸素富化空気を供給する酸素供給パイプとを備えた空気調和機において、前記室内ユニットに導かれた前記酸素供給パイプを前記室内ユニット内で切替弁を介して複数の吐出部に分岐し、前記分岐された複数の吐出部を前記室内ユニットの異なる位置に開口させた構成としている。
また、本発明は、室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットと、前記酸素・水富化装置から前記室内ユニットに酸素富化空気を供給する酸素供給パイプとを備えた空気調和機において、前記酸素供給パイプの吐出口を前記室内ユニット内で前記室内熱交換器の吸込み側に位置して設けた構成としている。
なお、本発明のその他の手段は以下の記述から明らかにされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の空気調和機の幾つかの実施例を図に基づいて説明する。各実施例の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
【0011】
本発明の空気調和機の第1の実施例を図1〜図13に基づいて説明する。
【0012】
本実施例の空気調和機20の全体構成について図1を参照しながら説明する。
【0013】
空気調和機20は、壁2の室内側に設置される室内ユニット1と、壁2の室外側に設置される室外ユニット7と、この両者間を接続する冷媒配管11、ドレンパイプ12及び酸素供給パイプ46とを備えて構成されている。室内ユニット1は室外ユニット7と離れた場所に一般に配置され、室内ユニット1が配置された室内からは一般に室外ユニット7を容易に視認することができないことが多い。空気調和機20は、冷房運転、暖房運転、酸素富化運転等が可能である。
【0014】
室内ユニット1は、複数の室内熱交換器3、4と、貫流ファンで構成される室内ファン5と、ドレン受け6と、切替弁47と、複数の酸素吐出部48a、48bと、これらを収納する室内キャビネット21とを備えて構成されている。室内ユニット1は一般に壁2の室内側高所に配置される。
【0015】
室内キャビネット21には、吸込口21a及び吹出口21bが上下に位置して形成されている。室内空気は、室内ファン5が回転することによって、吸込口21aから吸込まれ、室内熱交換器3、4及び室内ファン5を通り、吹出口21bから吹出される。
【0016】
室内熱交換器3、4は、プレートフィン形熱交換器で構成され、プレートフィンが一体的に形成または分離して形成された複数の熱交換部で構成されている。複数の室内熱交換器3、4は、室内ファン5の吸込側に配置されると共に、室内空気の流れに対して並列に配置される。室内熱交換器3、4は、冷凍サイクルの一部を構成し、冷凍サイクルが動作することにより冷却または加熱され、通風される室内空気を冷却または加熱する。これによって、室内の冷房や暖房などが行なわれる。つまり、室内を冷房する場合は室内熱交換器3、4は冷却器として働き、室内を暖房する場合は室内熱交換器3、4は凝縮器として働かせている。
【0017】
なお、冷凍サイクルは、圧縮機8、三方弁114(図12参照)、室外熱交換器10、減圧装置、室内熱交換器3、4等を、冷媒配管を介して接続されて構成されている。圧縮機8、三方弁114、室外熱交換器10、減圧装置は室外ユニット7に内蔵され、室内熱交換器3、4は室内ユニット1に内蔵され、室外ユニット7と室内ユニット1の間は冷媒配管11を介して接続されている。
【0018】
室内ファン5は、室内空気を、室内ユニット1の吸込口1aから室内熱交換器3、4の順に通して吸込み、室内ユニット1の吹出口1bより吹出すように動作する。
【0019】
ドレン受け6は、室内熱交換器3、4の下方に配置されると共に、ドレンパイプ12を接続している。ドレン受け6は、室内熱交換器3、4から滴下する水滴を受け、ドレンパイプ12を通して水滴を室外側に排出するように機能する。
【0020】
切替弁47は、酸素供給パイプ46で送られてきた酸素濃度及び湿度の高い空気を室内ユニット1内の複数の箇所に配送するための弁であり、一側に酸素供給パイプ46が接続され、他側に複数の酸素吐出部48a、48bが接続されている。酸素供給パイプ46は、切替弁47の切替え動作により、各酸素吐出部48a、48bと切替えて連通される。
【0021】
酸素吐出部48aは室内ファン5の通風路に開口して設置されている。具体的には、酸素吐出部48aの開口は室内熱交換器3の吸込み側に位置され、酸素吐出部48aから吐出される水分及び酸素含有率の高い空気が主に室内熱交換器3を通して室内に供給される。従って、室内熱交換器3、4を冷却器とし運転する冷房運転の場合は、酸素吐出部48aより吐出された酸素富化空気中の水分が低温である室内熱交換器3に付着されて除去され、酸素濃度の高い乾燥した酸素富化空気のみが室内に吐出されるように構成されている。これによって、快適な冷房運転を行なうことができる。
【0022】
酸素吐出部48bは、室内熱交換器3、4の吸込側通風路以外の部分の室内ユニット1の外面(例えば電気品室の外面)に開口して設置されている。これによって、室内熱交換器3、4を凝縮器として運転する場合は、吐出口48bより酸素とともに吐出された空気中の水分は、室内熱交換器3、4に付着することなく、そのまま室内に吐出されて、室内の加湿に役立つように構成されている。これによって、快適な暖房運転を行なうことができる。
【0023】
室外ユニット7は、圧縮機8と、送風ファン9と、熱交換器10と、酸素・水富化装置31と、減圧ポンプ44と、これらを収納する室外キャビネット22とを備えて構成されている。
【0024】
送風ファン9は室外空気を熱交換器10及び酸素・水富化装置31を通して通風するように設けられている。熱交換器10は冷媒配管11及び減圧装置を介して室内熱交換器3、4と接続されている。
【0025】
酸素・水富化装置31は室外ユニットの熱交換器10と送風ファン9との間の通風路に設置され、酸素・水富化装置31内の余剰窒素を除去できるように構成されている。酸素・水富化装置31は酸素供給パイプ46及び切替弁47を介して酸素吐出部48a、48bに接続され、酸素濃度を高めた空気を酸素吐出部48a、48bから室内に供給できるようになっている。
【0026】
減圧ポンプ44は、酸素・水富化装置31の酸素・水富化膜36(図6参照)に酸素が溶解する速度を速くさせると共に、酸素濃度の高まった酸素富化空気を室内ユニット1に供給するために設けられている。減圧ポンプ44は酸素・水富化装置31と酸素供給パイプ46との間に接続されている。
【0027】
循環ファン45は、酸素・水富化膜36で生成した酸素濃度の高まった酸素富化空気を室内ユニット1に供給するために、減圧ポンプ44の補助として酸素供給パイプ46の途中に設置されている。この循環ファン45を設けることによって、酸素供給パイプ46を長くしたり、酸素供給パイプ46を細径化したりすることが容易にできる。なお、減圧ポンプ44の送風容量が十分に大きい場合は、循環ファン45は省略してもよい。
【0028】
酸素供給パイプ46は、酸素富化空気を酸素・水富化装置31から酸素吐出部48a、48bへ導くためのものであり、具体的には減圧ポンプ44と切替弁47との間に設けられている。また、酸素供給パイプ46は、室外ユニット7の近辺でドレンパイプ12内に挿入され、ドレンパイプ12とともに室内ユニット1内に入り、室内ユニット1内でドレンパイプ12内から離脱して切替弁47に接続されている。これによって、酸素吐出口16及び酸素供給パイプ46の取り扱い性と収納性が良好なものとなっている。
【0029】
図2及び図3を参照しながら切替弁47より分岐した酸素吐出部48bによる酸素富化空気の室内への供給に関して説明する。
【0030】
酸素吐出部48bは室内ユニット1内でその他の空気と混合しないようにしながら酸素吐出口16に直接接続されている。酸素吐出口16は、図2に示すように、室内ユニット1の外面から突出するように形成されると共に、継パイプ係合部が形成されている。その用途により、室内ユニット1自身の設置された室内の任意の位置まで酸素を供給できる継パイプ50が着脱可能に設置される。継パイプ50は長尺で可橈性を有している。従って、室内の任意の位置で、継パイプ50の先端開口50bより、酸素・水富化装置で生成した酸素濃度の向上した酸素富化空気を浴びられるように、あるいは、吸えるように構成されている。
【0031】
室内ユニット1内の一部(具体的には電気品室21c)には、図4に示すように、制御箱13が内蔵されている。制御箱13は、室外ユニット7内の制御箱(図示せず)と相俟って制御装置120(図12参照)を構成している。電気品室21c内には室内熱交換器3、4を設置することが難しいため、電気品室21c内が有効利用されていないことが多い。そこで、電気品室21cの有効活用のために、電気品室21cの外面に酸素吐出口16が設置されると共に、電気品室21c内に酸素吐出部48及び切替弁47が配置されている。また、酸素吐出口16近辺に、表示灯で構成される表示部14および酸素スイッチ15が設置されると共に、エアフィルター61(図6参照)の洗浄又は交換の必要性を表示する表示部17が設置されている。酸素富化空気の供給に係る部分及び機器を集中させることにより、ユーザーの使い勝手を良好なものとすることができる。特に、酸素吐出口16と表示部14とを隣接して配置することにより、表示部14が酸素富化空気供給に係るもの(即ち、酸素・水富化装置31のエアフィルター61に係るもの)として容易に認識でき、この点からも使い勝手の良好なものとなっている。
【0032】
次に、図4及び図5を参照しながら室外ユニット7に関して説明する。室外ユニット7の上面には、図4に示すように、エアフィルター61の洗浄又は交換に関する情報を表示する表示71が設置されている。また、熱交換器10が略コ字状に形成されており、熱交換器10と送風ファン9との間のデッドスペースに酸素・水富化装置31が設置されている。これによって、酸素・水富化装置31を設置しても室外ユニット7のコンパクト化は阻害されない。
【0033】
次に、図6及び図7を参照しながら酸素・水富化膜ユニット31に関して説明する。
【0034】
酸素・水富化装置31は、矩形筒状の酸素・水富化膜支持箱32と、酸素・水富化膜支持箱32に収納された酸素・水富化膜ユニット35と、減圧ポンプ44と、酸素・水富化膜支持箱32の前面開口吸込み部41部に着脱可能に配置されたエアフィルター装置60とを備えて構成されている。酸素・水富化膜支持箱32は送風ファン9による通風方向の前後面で開口されている。室外空気は、送風ファン9の回転により、酸素・水富化膜支持箱32の前面開口吸い込み部41から吸込まれ、酸素・水富化膜ユニット35を通り、さらには後面開口吐出し部42から排出される。
【0035】
酸素・水富化膜ユニット35は、酸素・水富化膜36と、この酸素・水富化膜36を支持する多孔質支持板37と、空隙40と、酸素供給パイプ43とを備えて構成されている。酸素・水富化膜ユニット35は、酸素・水富化膜支持箱32の前面開口吸い込み部41より吸い込んだ空気の酸素濃度を高めて、酸素供給パイプ43内に送るようになっている。
【0036】
酸素・水富化膜36はシリコン系又はフッ素系等の高分子を用いた膜である。空気中の気体分子の分離は酸素・水富化膜36への気体分子の種類による膜の分子間を通る速度、すなわち溶解速度の差により行なわれる。酸素分子39の酸素・水富化膜36への溶解速度は窒素分子38の約2・5倍であり、空気中の酸素分子39を窒素分子38よりも優先的に通すため、減圧ポンプ44により強制的に酸素・水富化膜36を通過させることで、図7に示すように酸素・水富化膜36内に酸素含有率を高めた気体を得る事が出来る。本実施例の構成によれば、酸素濃度が約25%から40%の空気を得る事が出来る。一方、窒素分子38は膜の分子間を通る速度、すなわち溶解速度が遅いため酸素・水富化膜36の外の空隙40に滞留する。空隙40に滞留した窒素分子38は送風フアン9により吸引排気される。また、酸素・水富化膜36への空気中の水分子の溶解速度は酸素分子よりも速いため、酸素・水富化膜36を通過した後の空気の湿度はほぼ100%となる。
【0037】
酸素供給パイプ43は、その一側が酸素・水富化膜36内の空間と連通して接続され、その他側が集約されて減圧ポンプ44に接続されている。これによって、酸素・水富化膜36内へ取り込まれた湿度及び酸素濃度の高い空気は、酸素供給パイプ43を介して減圧ポンプ44に吸引され、さらに酸素供給パイプ46を通して室内ユニット1に供給される。
【0038】
次に、図6、図8から図11を参照しながらエアフィルター装置60に関して説明する。
【0039】
酸素・水富化装置31は、酸素・水富化膜36への気体分子の溶解速度を利用するものであるため、酸素・水富化膜36の表面に空気中の塵埃等が付着すると、経年劣化をきたすのみでなく、気体分子の溶解速度に異状をきたし、所定の目標性能が満足されないこととなる。そこで、酸素・水富化膜ユニット35の吸い込み側にエアフィルター装置60が設置されている。
【0040】
エアフィルター装置60は、図6に示すように、エアフィルター61、エアフィルター支持部33及び係止具68を備えて構成されている。エアフィルター61は、図8に示すように、表示部61a、取手部61b、フィルター枠62、フィルター面を構成するフィルター網63を備えて構成されている。フィルター網63は、図9に示すように、金属製又は耐候性樹脂製で網状に形成した山形網65および平面網64、66にて構成され、フィルター枠62内の全面に設けられている。山形網65はひだ織り網であってもよい。
【0041】
エアフィルター61は、図6及び図10に示すように、酸素・水富化膜支持箱32のエアフィルター支持部33に係止具68により着脱可能に保持されている。エアフィルター61は、酸素・水富化膜支持箱32の前面開口部をフィルター枠62、フィルター網63で塞ぐように装着される。フィルター枠62にて酸素・水富化膜支持箱32に着脱可能に取付け、前記フィルター枠62内の全面に設けられたフィルター網63で空気中の塵埃を通過させず、空気中の気体分子のみ通過可能に閉塞している。また、フィルター網63は、付着したごみ・ほこり等を水または中性洗剤などで除去して繰り返し使用できるように構成されている。
【0042】
エアフィルター61のエアフィルター支持部33への係止例としては、図10及び図11に示すように、フィルター枠62の留め部67を係止具68のバネ70で開閉可能に保持された爪部69により、着脱可能に保持させてある。エアフィルター61の表示部61aを押すたびに、係止状態(図10の状態)と離脱状態(図11の状態)を繰り返す構成にしてある。従って、図6の係止状態を示す実線で表したエアフィルター61の表示部61aを一回押すと、図11に示す離脱状態となって図6の点線で表した状態となり、エアフィルター61の取手部61bを掴んで容易に取り出すことが出来る構成にしてある。エアフィルター61に付着したごみ・ほこり等を水または中性洗剤などで除去した後、あるいは、新しいエアフィルター61に交換後、図6の実線で表した状態にするには、図6の点線で表した状態からエアフィルター61の表示部61aを押せば、図11に示す離脱状態から図10の係止状態となる。
【0043】
エアフィルター61の頭部である表示部61aは、図6に示すように、室外キャビネット22より出っ張らないように構成されている。また、室外キャビネット22の外部から容易に目視できる位置に表示部71が設置されている。室外ユニット7の表示部71およびエアフィルター61の表示部61aには、エアフィルター61の洗浄又は交換の必要性および交換方法を容易に消えない方法で明記してある。
【0044】
なお、エアフィルター61の洗浄又は交換の必要な時期は表示部17(図3参照)あるいは運転用リモコン100に明記してある。また、エアフィルター61の洗浄又は交換の必要な時期がきたら、表示部14の点滅やリモコン100の液晶表示部101の表示等によりユーザーの注意を喚起するように構成してある。
【0045】
次に、図12を参照しながら空気調和機20の運転制御に関して説明する。
【0046】
空気調和機の運転について説明する。空気調和機の運転開始スイッチである運転スイッチ104を押すことにより、室温検知手段105の情報を基に、制御手段109が冷房運転か暖房運転かを判断し、駆動手段111により三方弁114を制御し、駆動手段110により圧縮機8等を回転始動させる。例えば、冷房運転の場合は、室内熱交換器3、4が所定の温度に達すると、室内ファン5が運転を開始して室内を冷房し始め、所定の温度管理を行なえるように圧縮機8や各種ファン5、9の回転数や運転時間を制御し、運転感知手段106や運転時間カウント手段107あるいは運転回転数検知手段108がそれらの情報を積算手段112に保持する。
【0047】
酸素富化運転について説明する。酸素スイッチ15は室内ユニット1に設置された酸素富化運転開始スイッチであり、酸素スイッチ102はリモコンに設置された酸素富化運転開始スイッチである。酸素スイッチ15あるいは酸素スイッチ102がオンの場合は、室内ファン5のオン・オフに実質的に同期して、酸素富化運転がオン・オフする。つまり、室内ファン5の運転・停止と、酸素・水富化装置31に係るの減圧ポンプ44および循環フアン45の運転・停止を実質的に同期させるように制御している。ここで、切替弁47は冷房運転のときは吐出口48aに酸素濃度及び湿度の高い空気を供給できるように(切り替わるように)構成されている。また、酸素スイッチ15あるいは酸素スイッチ102がオンの場合で、暖房運転の場合は、切替弁47が切り替わって、吐出口48bに酸素濃度及び湿度の高い空気を供給できるように構成されている。
【0048】
そして、酸素スイッチ15あるいは酸素スイッチ102がオフの場合は、室内ファン5のオン・オフに関係なく、酸素富化運転はオフとする。つまり、減圧ポンプ44および循環フアン45を停止させて省エネを計れるように構成してある。
【0049】
酸素スイッチ103は、酸素富化運転の強制運転開始スイッチであり、しかも、吐出口を任意に選定できる強制運転開始スイッチである。例えば、酸素スイッチ103を4段階スイッチとした場合は、一段階オンを酸素吐出口16のみへの強制吐出に設定して、二段階オンを酸素吐出口16と酸素吐出口48aへの同時強制吐出に設定し、三段階オンを酸素吐出口48aのみへの強制吐出に設定して、四段階オンを酸素吐出口48bのみへの強制吐出に設定する。これによって、ユーザーが酸素濃度及び湿度の高い空気を任意な時に任意の場所に供給できるように構成されている。
【0050】
なお、空気調和機が運転オフ時でも、酸素スイッチ103の一段階オンを酸素吐出口16のみへの強制吐出に設定しておくことにより、酸素富化運転を単独で行なうことができ、室内で利用することができるのみならず、販売店での店頭展示時などの利用価値を向上させることができる。
【0051】
また、室内ファン5のオン・オフのかわりに、室内ファン5の運転積算時間を積算手段112より呼びだして、前記運転積算時間を基準とした運転制御時間を算出決定して、酸素富化運転を制御するようにしても同様の効果の生ずる。
【0052】
エアフィルター61の洗浄又は交換の必要な時期を決定する方法について説明する。酸素・水富化膜36の吸い込み側に設置したエアフィルター61の表面に付着する空気中の塵埃量は、大別して、次の三点に比例する。一点目は減圧ポンプ44の運転積算時間であり、二点目は送風ファン9の運転積算時間であり、三点目は所定の経過時間である。
【0053】
一般的には一点目の減圧ポンプ44の運転積算時間に比例して塵埃量が決まるので、積算手段112で減圧ポンプ44の運転積算時間を積算し、所定の時間経過後、制御手段109の判断決定により、表示手段113を経て室内ユニット1の表示部14を点滅等にして利用者の注意を喚起する。これによって、室外ユニット7に設置された酸素・水富化装置31の洗浄又は交換の必要な時期を室内にいるユーザーが容易に知ることができる。
【0054】
また、塵埃の多いところに室外ユニット7が設置される場合は、二点目の送風ファン9の運転積算時間で判断させて、表示手段113を経て室内ユニット1の表示部14を点滅等にして利用者の注意を喚起する。これによって、室外ユニット7に設置された酸素・水富化装置31の洗浄又は交換の必要な時期をより一層適切に室内にいるユーザーが容易に知ることができる。
【0055】
さらには、空気調和機自身をあまり運転させない環境のとき、つまり、春季や秋季のときは、三点目の所定の経過時間がきたら、制御手段109の判断決定により、表示手段113を経て室内ユニット1の表示部14を点滅等にして利用者の注意を喚起する。これによって、室外ユニット7に設置された酸素・水富化装置31の洗浄又は交換の必要な時期をより一層適切に室内にいるユーザーが容易に知ることができる。
【0056】
なお、いずれの三点も、室内ユニット1の表示部14を点滅させるとともに、リモコン100の液晶表示部101にエアフィルター61の洗浄又は交換の必要な時期を、必要な時期が来た時あるいは必要な時期が目前に迫った時に表示するようになっている。
【0057】
次に、本発明の第2の実施例を図14及び図15を用いて説明する。本実施例は、次に述べる通り第1の実施例と相違するものであり、その他の点については第1の実施例と基本的には同一である。
【0058】
本実施例において、酸素・水富化膜支持箱32は、前面開口吸込み部41のほかに、上面開口吸込み部41Aおよび側面開口吸込み部41Bを形成し、酸素・水富化膜支持箱32の吸込み通風面積を拡大している。エアフィルター61は、吸込み開口部41を塞ぐフィルター網63の他に、上面開口吸込み部41Aおよび側面開口吸込み部41Bを塞ぐ63A、63Bが設けられている。フィルター網63は前面に位置し、フィルター網63Aは上面に位置し、フィルター網63Bは両側面に位置している。フィルター網63、63A、63Bは、フィルター面を構成するものであり、金属製又は耐候性樹脂製で網状に形成した山形網65および平面網64、66にて構成され、フィルター枠62内の全面に設けられている。
【0059】
本実施例によれば、エアフィルター61のフィルター面を複数面63、63A、63Bで構成し、空気流通面積を拡大しているので、エアフィルター61の洗浄回数を低減することができ、これによってエアフィルター61の洗浄頻度又は交換頻度が少なくなり、ランニングコストが安価な空気調和機を提供できる。
【0060】
次に、本発明の第3の実施例を図16及び図17を用いて説明する。本実施例は、次に述べる通り第2の実施例と相違するものであり、その他の点については第2の実施例と基本的には同一である。
【0061】
本実施例において、エアフィルター61は、上面フィルター網63A及び側面フィルター網63Bの奥行き寸法を小さくしてある。エアフィルター61の頭部である61aは、エアフィルター61の洗浄又は交換の必要性および交換方法を容易に消えない方法で明記するに十分な面積を有すると共に、上面フィルター網63Aを覆うに十分な面積を確保する構成にしてある。また、頭部61aは、室外ユニット7との空隙61eにドライバーやコインを挿入して抉ることにより、フィルター側係止部67と支持箱側係止部32aとを分離して、フィルター61の着脱を可能にする構成にしてある。
【0062】
上述した実施例によれば、次に記載する効果を奏する。
【0063】
室内熱交換器3、4及び室内ファン5を有する室内ユニット1と、室外熱交換器10、送風ファン9及び酸素・水富化装置31を有する室外ユニット7とを備えた空気調和機20において、酸素・水富化装置31の吸い込み側に配設したエアフィルター61と、エアフィルター61の洗浄又は交換に関する情報を表示する表示部61a、14、101とを備え、表示部61a、14、101を空気調和機の外部から目視できる位置に設けているので、ユーザーが酸素・水富化装置のエアフィルター61の洗浄や交換に関する情報を容易に確認することができる。具体的には、ユーザーにエアフィルター61の洗浄又は交換の必要性を示し、かつ、交換方法を明示して注意を喚起できる。
【0064】
さらに、エアフィルター61に取手部61bを形成し、この取手部61bを室外ユニット7の外面より実質的に突出しないように設けたので、ユーザーにエアフィルター61の洗浄又は交換の必要性を示し、かつ、交換方法を明示して注意を喚起できる。
【0065】
さらに、エアフィルター61のフィルター面63を金属製又は耐候性樹脂で網状に形成したので、エアフィルター61に付着したごみ・ほこり等を水または中性洗剤などで除去して繰り返し使用でき、ユーザーにとってランニングコストの安価な、かつ、取り扱い性の良いものとすることができる。
【0066】
さらに、エアフィルター61のフィルター面63を山形形状またはひだ織り形状にして表面積を拡大したので、エアフィルター61の洗浄回数をさらに低減することができ、ユーザーにとってエアフィルター61の洗浄頻度又は交換頻度を少なくでき、ランニングコストが低く、かつ、取り扱い性の良いものとすることができる。
【0067】
さらに、エアフィルター61のフィルター面を前面及び隣接するその他の面からなる複数面で形成して空気流通面積を拡大したので、エアフィルター61の洗浄回数をさらに低減することができ、ユーザーにとってエアフィルター61の洗浄頻度又は交換頻度を少なくでき、ランニングコストが低く、かつ、取り扱い性の良いものとすることができる。
【0068】
また、室内熱交換器3、4及び室内ファン5を有する室内ユニット1と、室外熱交換器10、送風ファン9及び酸素・水富化装置31を有する室外ユニット7とを備えた空気調和機20において、酸素・水富化装置31の吸い込み側に配設したエアフィルター61と、酸素・水富化装置31の利用状態に基づいてエアフィルター61の洗浄又は交換の必要時期を算出する制御装置120と、制御装置120で算出した必要時期を室内ユニット1及び運転用リモコン100の少なくとも一つに表示する表示部14、101とを備えているので、ユーザーが酸素・水富化装置31のエアフィルター61の洗浄や交換に必要な時期を室内側から容易に確認することができる。
【0069】
さらには、減圧ポンプ44の運転積算時間に基づいてエアフィルター61の洗浄又は交換の必要時期を制御装置120で算出して表示部14、101に表示するようにしているので、エアフィルター61の汚れを直接検知する高価なセンサー等を不要とすることができる。
【0070】
さらには、酸素・水富化装置31に通風する送風ファン9の運転積算時間に基づいてエアフィルター61の洗浄又は交換の必要時期を制御装置120で算出して表示部14、101に表示するようにしているので、エアフィルター61の汚れを直接検知する高価なセンサー等を不要とすることができる。
【0071】
さらには、減圧ポンプ44の運転積算時間、酸素・水富化装置31に通風する送風ファン9の運転積算時間及び予め設定した所定時間のいずれか短い方を基準としてエアフィルター61の洗浄又は交換の必要時期を制御装置120で算出して表示部14、101に表示するようにしているので、エアフィルター61の汚れを直接検知する高価なセンサー等を不要とすることができると共に、エアフィルター61の洗浄又は交換の必要時期をより早く把握することができる。
【0072】
また、室内熱交換器3、4及び室内ファン5を有する室内ユニット1と、室外熱交換器10、送風ファン9及び酸素・水富化装置31を有する室外ユニット7と、酸素・水富化装置31から室内ユニット1に酸素富化空気を供給する酸素供給パイプ46とを備えた空気調和機20において、室内ファン5の運転に実質的に同期して酸素・水富化装置31を運転するように制御する制御装置120を備えているので、エアフィルター61の汚れを直接検知する高価なセンサー等を不要とすることができる。
【0073】
また、室内熱交換器3、4及び室内ファン5を有する室内ユニット1と、室外熱交換器10、送風ファン9及び酸素・水富化装置31を有する室外ユニット7と、酸素・水富化装置31から室内ユニット1に酸素富化空気を供給する酸素供給パイプ46とを備えた空気調和機において、室内ユニット1に導かれた酸素供給パイプ46を室内ユニット1内で切替弁47を介して複数の吐出部48a、48bに分岐し、分岐された複数の吐出部48a、48bを室内ユニット1の異なる位置に開口させているので、酸素・水富化装置31の酸素富化空気をユーザーの利用目的に合わせて供給できる。
【0074】
さらには、強制スイッチ103の設定に基づいて切替弁47の切替え位置を制御する制御装置120を備えているので、強制スイッチを操作することにより、任意の吐出口に酸素富化空気を供給でき、ユーザーが任意な時に任意な場所で酸素濃度及び湿度の高い空気や、あるいは酸素濃度の高い乾燥した空気のみや、あるいは室内を加湿できる酸素濃度の高い空気を利用できると共に、室内の任意の場所の寝台等にて酸素濃度の高い空気を浴びることや吸うことができる。
【0075】
また、室内熱交換器3、4及び室内ファン5を有する室内ユニット1と、室外熱交換器10、送風ファン9及び酸素・水富化装置31を有する室外ユニット7と、酸素・水富化装置31から室内ユニット1に酸素富化空気を供給する酸素供給パイプ46とを備えた空気調和機20において、酸素供給パイプ46の吐出口を室内ユニット1内で室内熱交換器3の吸込み側に位置して設けているので、冷房運転時に吐出口より酸素富化空気とともに吐出された空気中の水分が低温である室内熱交換器3に凝縮して除去され、酸素濃度の高い乾燥した空気のみが室内に吐出されると共に、暖房運転時に吐出口より酸素富化空気とともに吐出された空気中の水分が高温である室内熱交換器3に凝縮されることなく通過し、酸素濃度の高い加湿された空気が室内に吐出される。従って、冷房運転及び暖房運転のそれぞれに適した酸素富化空気の供給ができる。
【0076】
また、室内熱交換器3、4及び室内ファン5を有する室内ユニット1と、室外熱交換器10、送風ファン9及び酸素・水富化装置31を有する室外ユニット7と、酸素・水富化装置31から室内ユニット1に酸素富化空気を供給する酸素供給パイプ46とを備えた空気調和機において、酸素供給パイプ46の吐出口を室内ユニット1の通風路を除く部分の外面に開口して設けているので、暖房運転時に吐出口より酸素濃度の高い空気を供給できると共に、室内を加湿できる。
【0077】
さらには、酸素供給パイプの吐出口に継パイプ係合部を形成すると共に、前記継パイプ係合部に係合可能な継パイプを備えているので、室内各部に届く継パイプをすることにより、室内の任意の場所の寝台等にて酸素濃度の高い空気を浴びることや吸うことができる。
【0078】
さらには、酸素・水富化装置31を室外ユニット7内で室外熱交換器10に通風する室外ファン9と室内熱交換器10との間の通風路中に設置しているので、室外ユニット7のコンパクト化を阻害しないで酸素・水富化装置31を設置することができる。
【0079】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ユーザーが酸素・水富化装置のエアフィルターの洗浄や交換を容易に視認することができる空気調和機を得ることができる。
【0080】
また、本発明によれば、空気調和機を利用するユーザーが酸素・水富化装置のエアフィルターの洗浄や交換に必要な時期を室内側から容易に確認することができる空気調和機を得ることができる。
【0081】
また、本発明によれば、安価な構成で酸素・水富化装置の運転を良好に制御できる空気調和機を得ることができる。
【0082】
また、本発明によれば、酸素・水富化装置の酸素富化空気を利用目的に合わせて供給できる空気調和機を得ることができる。
【0083】
また、本発明によれば、冷房運転及び暖房運転のそれぞれに適した酸素富化空気の供給ができる空気調和機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の空気調和機の構成図である。
【図2】図1の空気調和機の室内ユニットの使用状態の一例の縦断面概略図である。
【図3】図1の空気調和機の室内ユニットの斜視図である。
【図4】図1の空気調和機の室外ユニットの斜視図である。
【図5】図1の空気調和機の室外ユニットの室外キャビネットを取外した状態の斜視図である。
【図6】図1の空気調和機の室外ユニットの酸素・水富化装置部の断面図である。
【図7】図6の酸素・水富化装置の要部断面拡大図である。
【図8】図6の酸素・水富化装置のエアフィルターの斜視図である。
【図9】図8のエアフィルターの要部断面概略図である。
【図10】図8のエアフィルターの係止状態を示す要部断面図である。
【図11】図8のエアフィルターの離脱状態を示す要部断面図である。
【図12】図1の空気調和機の制御装置の構成図である。
【図13】図1の空気調和機の制御を行なうリモコンの斜視図である。
【図14】本発明の第2の実施例の空気調和機の室外ユニットの酸素・水富化装置部の断面図である。
【図15】図14の酸素・水富化装置のエアフィルターの斜視図である。
【図16】本発明の第3の実施例の空気調和機の室外ユニットの酸素・水富化装置部の断面図である。
【図17】図14の酸素・水富化装置のエアフィルターの斜視図である。
【符号の説明】
1…室内ユニット、1a…吸込口、1b…吹出口、2…壁、3、4…室内熱交換器、5…室内ファン、6…ドレン受け、7…室外ユニット、8…圧縮機、9…送風ファン、10…室外熱交換器、11…冷媒配管、12…ドレンパイプ、13…制御箱、14…表示部(表示灯)、15…酸素スイッチ1、16…酸素吐出口、17…表示部、20…空気調和機、21…室内キャビネット、22…室外キャビネット、31…酸素・水富化装置、32…酸素・水富化膜支持箱、33…エアフィルター支持部、35…酸素・水富化膜ユニット、36…酸素・水富化膜、37…多孔質支持板、41…前面開口吸込み部、41A…上面開口吸込み部、42…後面開口吐出し部、43…酸素供給パイプ、44…減圧ポンプ、45…循環ファン、46…酸素供給パイプ、47…切替弁、48a、48b…酸素吐出部、49…導入管、50…継パイプ、60…エアフィルター装置、61…エアフィルター、61b…取手部、62…フィルター枠、63…フィルター網、65…山形網、68…係止具、100…運転用リモコン、101…液晶表示部、102…酸素スイッチ、103…酸素スイッチ(強制スイッチ)、120…制御装置。
Claims (17)
- 室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットとを備えた空気調和機において、
酸素・水富化装置の吸い込み側に配設したエアフィルターと、前記エアフィルターの洗浄又は交換に関する情報を表示する表示部とを備え、前記表示部を外部から目視できる位置に設けたことを特徴とする空気調和機。 - 前記エアフィルターに取手部を形成し、この取手部を室外ユニットの外面より実質的に突出しないように設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記エアフィルターのフィルター面を金属製又は耐候性樹脂で網状に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。
- 前記エアフィルターのフィルター面を山形形状またはひだ織り形状にして表面積を拡大したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の空気調和機。
- 前記エアフィルターのフィルター面を前面及び隣接するその他の面からなる複数面で形成して空気流通面積を拡大したことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の空気調和機。
- 室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットとを備えた空気調和機において、
前記酸素・水富化装置の吸い込み側に配設したエアフィルターと、前記酸素・水富化装置の利用状態に基づいて前記エアフィルターの洗浄又は交換の必要時期を算出する制御装置と、前記制御装置で算出した必要時期を前記室内ユニット及び運転用リモコンの少なくとも何れかに表示する表示部とを備えたことを特徴とする空気調和機。 - 前記エアフィルターの洗浄又は交換の必要時期を表示する表示部を前記室内ユニットの表示灯及び運転用リモコンの液晶表示部の少なくとも何れかに備えたことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
- 前記酸素・水富化膜内に室外空気を吸引する減圧ポンプを備え、前記減圧ポンプの運転積算時間に基づいて前記エアフィルターの洗浄又は交換の必要時期を前記制御装置で算出して前記表示部に表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の空気調和機。
- 前記酸素・水富化装置に通風する前記送風ファンの運転積算時間に基づいて前記エアフィルターの洗浄又は交換の必要時期を前記制御装置で算出して前記表示部に表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の空気調和機。
- 前記酸素・水富化膜内に室外空気を吸引する減圧ポンプを備え、前記減圧ポンプの運転積算時間、前記酸素・水富化装置に通風する前記送風ファンの運転積算時間及び予め設定した所定時間のいずれか短い方を基準として前記エアフィルターの洗浄又は交換の必要時期を前記制御装置で算出して前記表示部に表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の空気調和機。
- 室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットと、前記酸素・水富化装置から前記室内ユニットに酸素富化空気を供給する酸素供給パイプとを備えた空気調和機において、
前記室内ファンの運転に実質的に同期して前記酸素・水富化装置を運転するように制御する制御装置を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットと、前記酸素・水富化装置から前記室内ユニットに酸素富化空気を供給する酸素供給パイプとを備えた空気調和機において、
前記室内ユニットに導かれた前記酸素供給パイプを前記室内ユニット内で切替弁を介して複数の吐出部に分岐し、前記分岐された複数の吐出部を前記室内ユニットの異なる位置に開口させたことを特徴とする空気調和機。 - 強制スイッチの設定に基づいて前記切替弁の切替え位置を制御する制御装置を備えたことを特徴とする請求項12に記載の空気調和機。
- 室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットと、前記酸素・水富化装置から前記室内ユニットに酸素富化空気を供給する酸素供給パイプとを備えた空気調和機において、
前記酸素供給パイプの吐出口を前記室内ユニット内で前記室内熱交換器の吸込み側に位置して設けたことを特徴とする空気調和機。 - 室内熱交換器及び室内ファンを有する室内ユニットと、室外熱交換器、送風ファン及び酸素・水富化装置を有する室外ユニットと、前記酸素・水富化装置から前記室内ユニットに酸素富化空気を供給する酸素供給パイプとを備えた空気調和機において、
前記酸素供給パイプの吐出口を前記室内ユニットの通風路を除く部分の外面に開口して設けたことを特徴とする空気調和機。 - 前記酸素供給パイプの吐出口に連通する継パイプを係脱可能に備えたことを特徴とする請求項15に記載の空気調和機。
- 酸素・水富化装置を室外ユニット内で前記室外熱交換器に通風する室外ファンと前記室内熱交換器との間の通風路中に設置したことを特徴とする請求項1から請求項16の何れかに記載の空気調和機。
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Cited By (2)
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CN105042731A (zh) * | 2015-08-26 | 2015-11-11 | 深圳晓风科技有限公司 | 一种室内空气品质优化系统 |
CN114543345A (zh) * | 2022-01-21 | 2022-05-27 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于控制空调调节室内空气的方法及装置、空调 |
-
2003
- 2003-01-16 JP JP2003007896A patent/JP2004218961A/ja active Pending
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