JP2004217579A - 固形メークアップ化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体含有固形化粧料の塗布具への取れ、及び、塗布具から肌へのつきを改善する手段を提供する。
【解決手段】粉体を60〜80重量%含有する、粉体含有固形化粧料に於いて、前記粉体中にシリコーン樹脂粉体を、化粧料全量に対して9〜35重量%を粉体含有固形化粧料に含有させる。前記シリコーン樹脂粉体としては、メチルポリシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー及びシリル化シリカから選択される1種乃至は2種以上が好ましい。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メークアップ化粧料やサンケア化粧料に好適な粉体含有固形化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
二酸化チタンや酸化亜鉛などの粉体を含有する化粧料剤形は、それらの粉体の隠蔽性と紫外線遮断効果を利用して、メークアップ化粧料やサンケア化粧料(紫外線防護化粧料)に使用されている。かかる化粧料剤形としては、パウダーファンデーションなどの粉体化粧料(白粉)、オイルゲル化粧料、乳化分散型化粧料、二層分散型化粧料などが存在するが、近年粉体化粧料とオイルゲル化粧料の中間の性質の剤形が注目されるようになってきている。これは、この様な領域の化粧料が、パウダーファンデーションのような化粧仕上がりの簡便さを有しつつも、しっとりとしたオイルゲル化粧料や乳化分散型化粧料の良い点を備えているからである。この様な領域の化粧料を特徴づける要素としては、粉体含有量が60〜80重量%であり、油性成分の含有量が15〜30重量%であることであり、物理化学的な特徴としては、粘動力学的分類では、所謂キャピラリ領域とスラリ領域の中間に属することが知られれている。この様な領域を利用した化粧料としては、例えば、キャピラリ領域であれば、特開2002−302413号に記載の技術が存し、スラリ領域では、特開平07−196433号や特開2001−335423号に記載の技術が存する。かかる領域の化粧料に於ける最大の課題は、この様な化粧料をパフ等の塗布具を用いて塗布する場合に、化粧料のパフ等の塗布具への取れがあまり良くないことである。これは、粘動力学的に構造が壊れにくいことが一因であると考えられている。即ち、キャピラリ領域とスラリ領域の中間領域の化粧料に於いて、パウダーファンデーションのような化粧仕上がりの簡便さを有しつつも、しっとりとしたオイルゲル化粧料や乳化分散型化粧料の良い点を備えている長所を生かしつつも、パフなどの塗布具へのとれを改善する手段の開発が望まれていた。
【0003】
一方、メチルポリシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー或いはシリル化シリカ何れも化粧料原料として使用されており、その効果としては、粉体ののびを良くしたり、被膜形成剤の可塑剤として使用したり、水分の経皮的散逸を防いだりする作用が知られている。(特表2002−536398、特表平11−501666、特開2001−151625、特開2001−151628、特開2001−139418、特開2001−172501、特開2001−192459、再表1996−003107)しかし、粉体を60〜80重量%含有する、粉体含有固形化粧料に含有させて、塗布具へのとれを改善させる技術は知られていないし、かかる成分を化粧料全量に対して9〜35重量%含有する化粧料も知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、キャピラリ領域とスラリ領域の中間領域の化粧料に於いて、塗布具への取れ、及び、塗布具から肌へのつきを改善する手段を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、粉体含有固形化粧料の塗布具への取れ、及び、塗布具から肌へのつきを改善する手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、シリコーン樹脂粉体を含有する粉体含有化粧料であって、該シリコーン樹脂粉体の含有量が、化粧料全量に対して9〜35重量%である構成を取る化粧料にその様な特性が備わっているのを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)粉体を60〜80重量%含有する、粉体含有固形化粧料に於いて、前記粉体中にシリコーン樹脂粉体を、化粧料全量に対して9〜35重量%含有することを特徴とする、粉体含有固形化粧料。
(2)前記シリコーン樹脂粉体が、メチルポリシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー及びシリル化シリカから選択される1種乃至は2種以上である、(1)に記載の化粧料。
(3)前記シリコーン樹脂粉体が、球状のものであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)前記シリコーン樹脂粉体の平均粒径が25〜100μmであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)塗布具を用いて使用する化粧料であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)更に、油剤を15〜30重量%含有することを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の粉体含有固形化粧料。
(7)前記油剤が総炭素数15〜30の分岐脂肪酸のエステルを含有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の粉体含有固形化粧料。
(8)更に、ソルビタン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の化粧料。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の粉体含有固形化粧料の必須成分であるシリコーン樹脂粉体
本発明の化粧料は、粉体を60〜80重量%含有する固形化粧料であって、シリコーン樹脂粉体を化粧料全量に対して9〜35重量%を必須成分として含有することを特徴とする。かかるシリコーン樹脂粉体としては、シリコーンであって、1気圧25℃の条件で固体であり、化粧料原料として使用されているものであれば特段の限定なく使用することが出来、例えば、シリコーン樹脂粉体としてはメチルポリシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー及びシリル化シリカ等が化粧品原料として知られており、これらがシリコーン樹脂としては好ましい。特に好ましいものは、メチルポリシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン及び(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマーである。又、この様なシリコーン樹脂粉体には、市販されているものがあり、それらを購入して利用することも出来る。好ましい市販品としては、東芝シリコーン株式会社製の「トスパール」(メチルシロキサン網状重合体)、TORAY株式会社製の「トレフィル」(架橋型メチルポリシロキサン)、信越シリコーン株式会社製の「シリコーンKSP102」((ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー)等が例示できる。これらのシリコーン樹脂の好ましい粒径は、平均粒径が25〜100μm、更に好ましくは、27〜50μmである。これは、この大きさが特に化粧効果を損なわずに、パフへの取れ、皮膚へのつきを改善するからである。通常の市販のシリコーン樹脂粉体においては、かかる粒径のものはあまり存在せず、唯一信越シリコーン株式会社製の「シリコーンKSP102」((ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー;平均粒径30μm;粉体1)が存在するのみである。従って、信越シリコーン株式会社製の「シリコーンKSP102」((ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー)以外の市販品は、予め分級など行って、粒径を好ましい範囲に調整した後に使用することが好ましい。分級は通常の方法に従って行えば良く、例えば、マツボー株式会社製の「エルボージェット」やホソカワミクロン株式会社製の「ミクロンセパレーター」「ターボブレックス」「TSPセパレータ」等のサイクロン型の分級装置やナカヤマラボ株式会社製の「振動篩い機DY型」等のシフター分級装置などを使用することにより分級出来る。又、分級品の粒度分布は島津製作所株式会社製の「島津レーザ回折式粒度分布測定装置」等のレーザー回折式の粒度分布測定装置やコールターカウンター等を使用して測定することが出来る。尚、平均粒径が25〜100μmの粉体であれば、その形状にかかわらず、従来の技術に比すれば、固形粉体含有化粧料の塗布具への取れ改善効果を有する。しかしながらその形状としては、球形が特に好ましい。これは、塗布具への取れ、肌へののりの改善効果が大きいからである。即ち、最も好ましい形態は平均粒径が25〜100μmであり、且つ、球状のシリコーン樹脂粉体を含有する場合である。本発明の粉体含有固形化粧料に於いて、かかるシリコーン樹脂粉体は、唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、9〜35重量%であり、更に好ましくは、10〜32重量%である。これは少なすぎるとパフなどの塗布具への取れが悪くなる場合があり、多すぎると化粧持ちなどの機能が損なわれる場合があるからである。以下に、市販品を分級調整した例(製造例)を示す。
【0007】
<製造例1>
「トレフィル」を「TSPセパレータ」で分級し、平均粒径31μmの粉体2を得た。(球状粉体)
【0008】
<製造例2>
「トレフィル」を「TSPセパレータ」で分級し、平均粒径25μmの粉体3を得た。(球状粉体)
【0009】
<製造例3>
「トレフィル」を「TSPセパレータ」で分級し、平均粒径18μmの粉体4を得た。(球状粉体)
【0010】
<製造例4>
「トレフィル」を「TSPセパレータ」で分級し、平均粒径9μmの粉体5を得た。(球状粉体)
【0011】
(2)本発明の粉体含有固形化粧料
本発明の粉体含有固形化粧料は、粉体を含有する化粧料であって、前記必須成分及び好ましい形態に於いて、前記好ましい成分を含有し、固形であることを特徴とする。剤形としては、特段の限定はされず、例えば、パウダーファンデーション等の固形白粉剤形、オイルゲル化粧料剤形、キャピラリ領域とスラリ領域の中間領域の剤形などが好ましく例示でき、中でもキャピラリ領域とスラリ領域の中間領域の剤形のものが特に好ましい。これはこの様な剤形において、最大の課題である塗布具への取れを、本発明の効果が改善する作用を発揮するからである。キャピラリ領域とスラリ領域の中間領域の剤形を構成要件から表現すれば、粉体を60〜80重量%含有し、且つ、油性成分を15〜30重量%含有することが例示できる。本発明の粉体含有固形化粧料は、前記の必須成分、好ましい成分以外に、通常粉体含有固形化粧料が含有する任意成分を含有することが出来る。
かかる任意成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアレートなどの好ましい成分に分類されないエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト等の本発明の化粧料の必須成分に分類されない、表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。特に好ましいものとしては、ソルビタン脂肪酸エステルが例示でき、該ソルビタン脂肪酸エステルとしては、モノオレイン酸エステル、セスキオレイン酸エステル、トリオレイン酸エステルなどが好ましく例示でき、ソルビタンセスキオレイン酸エステルが特に好ましい。これはかかる成分がパフなどの塗布具から、皮膚への化粧料の移行時に、化粧料の皮膚へののりをより均一にする作用を有するからである。本発明の粉体含有固形化粧料におけるソルビタン脂肪酸エステルの好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.5〜3重量%である。本発明の粉体含有固形化粧料はこれらの必須成分、好ましい成分及び任意成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。
【0012】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0013】
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明の粉体含有固形化粧料を作成した。即ち、イの成分を混合した後、3本ロールをかけて、均一に分散させ、しかる後、予め90℃に加熱して可溶化し、室温まで冷却しておいたロと、ハを加えて、ニーダーで80℃に加温しながら、混練り、混合し、室温まで冷却し、金皿に秤取り、加温下加圧成型して、本発明の粉体含有固形化粧料を得た。又、同時に実施例1の「シリコーンKSP102」(平均粒径30μm)をマイカ(平均粒径15μm)に置換した比較例1も作成した。これらについて、専門パネラーを用いて、パフへののり具合、肌へののり具合を評価した。評価は、スコア5:のりすぎる、スコア4:ややのりすぎる、スコア3:丁度良い、スコア2:ややのらなすぎる、スコア1:のらなすぎるの基準を用いて行った。結果を表1に示す。これより、シリコーン樹脂粉体を使用することにより、パフへののりが改善されることがわかる。

ソルビタンセスキオレート 1.5重量部
セチルイソオクタネート 18 重量部
二酸化チタン 25 重量部
群青 0.5重量部
ベンガラ 0.7重量部
黄色酸化鉄 5 重量部

ポリエチレン粉末 2 重量部
セチルイソオクタネート 5 重量部

表1に記載の粉体 10 重量部
マイカ 32.3重量部
【0014】
【表1】
Figure 2004217579
【0015】
<実施例2〜5>
「シリコーンKSP102」(粉体1)を他のシリコーン樹脂粉体に置換して、同様の検討を行った。比較例2として、シリコーン樹脂粉体の代わりにシリカを「TSPセパレータ」で分級し平均粒径を34μmに調整したものを用いたのものを作成し、同様に評価した。結果を表2に示す。これより、本発明の粉体含有固形化粧料はパフ等の化粧料塗布具へののり、肌へののりの特性に優れることがわかる。又、この様な性質はシリコーン樹脂粉体によるものであることもわかる。該シリコーン樹脂粉体の平均粒径は25〜100μmが好ましいこともわかる。

ソルビタンセスキオレート 1.5重量部
セチルイソオクタネート 18 重量部
二酸化チタン 25 重量部
群青 0.5重量部
ベンガラ 0.7重量部
黄色酸化鉄 5 重量部

ポリエチレン粉末 2 重量部
セチルイソオクタネート 5 重量部

表2に記載の粉体 10 重量部
マイカ 32.3重量部
【0016】
【表2】
Figure 2004217579
【0017】
<実施例6〜10>
実施例1の油剤を変えて同様の検討を行った。結果を表3に示す。これより、総炭素数15〜30の分岐脂肪酸のエステルを15〜30重量%含有することが好ましいことわかる。

ソルビタンセスキオレート 1.5重量部
表3に記載の油剤 18 重量部
二酸化チタン 25 重量部
群青 0.5重量部
ベンガラ 0.7重量部
黄色酸化鉄 5 重量部

ポリエチレン粉末 2 重量部
表3に記載の油剤 5 重量部

粉体1 10 重量部
マイカ 32.3重量部
【0018】
【表3】
Figure 2004217579
【0019】
<実施例11>
実施例1の粉体1の量を変えて、同様に検討を行った。結果はパフへののりがスコア3であり、肌へののりがスコア3であった。

ソルビタンモノオレート 1.5重量部
セチルイソオクタネート 18 重量部
二酸化チタン 25 重量部
群青 0.5重量部
ベンガラ 0.7重量部
黄色酸化鉄 5 重量部

ポリエチレン粉末 2 重量部
セチルイソオクタネート 5 重量部

粉体1 35 重量部
マイカ 7.3重量部
【0020】
<実施例12>
実施例1の粉体1の量を変えて、同様に検討を行った。結果はパフへののりがスコア2であり、肌へののりがスコア2であった。これより、シリコーン樹脂粉体の好ましい含有量は、9〜35重量%であることがわかる。

ソルビタンモノオレート 1.5重量部
セチルイソオクタネート 18 重量部
二酸化チタン 25 重量部
群青 0.5重量部
ベンガラ 0.7重量部
黄色酸化鉄 5 重量部

ポリエチレン粉末 2 重量部
セチルイソオクタネート 5 重量部

粉体1 40 重量部
マイカ 2.3重量部
【0021】
<実施例13>
実施例1の化粧料と比較例1の化粧料を用いて、使用テスト行った。使用テストは1群20名、2群で計40名のパネラーを使用し、普段使用しているファンデーションとの比較をしてもらった。評価項目は、パフへの取れ、化粧仕上がり、色味ののり、のび、しっとり感、化粧持ちであり、普段使用しているファンデーションに比して良い、同じ、悪いの3者択一でアンケートに記入してもらった。結果を表4に示す。本発明の粉体含有固形化粧料は、化粧仕上がりの簡便さを有しつつも、しっとり感があるという、キャピラリとスラリの中間領域の長所を生かしながら、優れたパフへの取れと肌へののりの特性を備えていることがわかる。
【0022】
【表4】
Figure 2004217579
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、粉体含有固形化粧料の塗布具への取れ、及び、塗布具から肌へのつきを改善する手段を提供することができる。

Claims (8)

  1. 粉体を60〜80重量%含有する、粉体含有固形化粧料に於いて、前記粉体中にシリコーン樹脂粉体を、化粧料全量に対して9〜35重量%含有することを特徴とする、粉体含有固形化粧料。
  2. 前記シリコーン樹脂粉体が、メチルポリシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー及びシリル化シリカから選択される1種乃至は2種以上である、請求項1に記載の化粧料。
  3. 前記シリコーン樹脂粉体が、球状のものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 前記シリコーン樹脂粉体の平均粒径が25〜100μmであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
  5. 塗布具を用いて使用する化粧料であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
  6. 更に、油剤を15〜30重量%含有することを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の粉体含有固形化粧料。
  7. 前記油剤が総炭素数15〜30の分岐脂肪酸のエステルを含有することを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の粉体含有固形化粧料。
  8. 更に、ソルビタン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載の化粧料。
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