JP2004217235A - 飲料液提供テーブル - Google Patents

飲料液提供テーブル Download PDF

Info

Publication number
JP2004217235A
JP2004217235A JP2003005160A JP2003005160A JP2004217235A JP 2004217235 A JP2004217235 A JP 2004217235A JP 2003005160 A JP2003005160 A JP 2003005160A JP 2003005160 A JP2003005160 A JP 2003005160A JP 2004217235 A JP2004217235 A JP 2004217235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
beverage
impeller
measuring
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003005160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4159034B2 (ja
Inventor
Toyoaki Gomi
豊明 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ESUTEI REJENDO KK
Nittoku Co Ltd
Original Assignee
ESUTEI REJENDO KK
Nittoku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ESUTEI REJENDO KK, Nittoku Co Ltd filed Critical ESUTEI REJENDO KK
Priority to JP2003005160A priority Critical patent/JP4159034B2/ja
Publication of JP2004217235A publication Critical patent/JP2004217235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4159034B2 publication Critical patent/JP4159034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Details Of Flowmeters (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

【課題】吐出する飲料液の量を正確に計量することができる飲料液提供テーブルを提供すること。
【解決手段】テーブル1と該テーブルに据えつけられた液吐出用サーバー2と該液吐出用サーバー2に飲料液を補給する液貯蔵タンク4を備えた飲料液提供テーブルであって、液吐出用サーバー2と液貯蔵タンク4との間に、吐出する液量を計量するための計量機構5を備え、該計量機構は、ハウジンク内の液通路を流れる飲料液によって回転する羽車19と、該羽車の回転を検知する羽車回転検知部D1と、液通路にて飲料液の充満の有無を検知する液検知部D2とを備え、羽車回転検知部D1による羽車回転信号と液検知部D2による液充満信号とにより液量を計量するパルス信号を制御させ飲料液提供テーブル。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビール等の飲料液を提供するための飲料液提供テーブルに関し、更に詳しくは、客自身が操作をして飲料液を好む量だけ計量して吐出することができる飲料液提供テーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の飲料液を提供するディスペンサーは、客席以外の場所、例えば厨房等に炭酸ガスボンベや飲料液が充填された樽と共に設置されている。
店員は、客席にいる客から注文を受けるとディスペンサの設置されている場所まで歩いて行き、注文数の飲料液をディスペンサーを介して容器(ジョッキー等)に注入し、そして、その容器を客席にまで運んでいた。
【0003】
客からの追加注文が入ると、一旦、空の容器を持ってディスペンサの設置場所まで戻り、その場所で、飲料液を洗浄済の新しいジョッキーに注入して、再度、客席まで戻ることとなる。
特に、客の注文が一時期に集中した場合は、ディスペンサーを複数の店員で共有する形となり順番待ちができて注文に対して迅速な対応が困難となる。
一方、客は、店員を呼んで注文してから、一定期間後に届けられた飲料液を飲むこととなり、待ち時間が発生して、欲する時に、直ちに、飲むことができなかった。
【0004】
また、客によっては、容器の半分程度の飲料液を注文したい場合があるが、通常は、規定量充填されたものでしか注文できないために、飲料液を飲み残す結果となり、客にとっては無駄且つ不経済である。
逆に、注文を控えてしまう結果となり、むしろ店舗側にとっては売上につながらないものとなっている。
一方、店舗側にとっては、客の注文に迅速に対応するために多数の店員を配置しなければならず、人件費の負担が大きい。
【0005】
また、飲料代の精算時には、客は飲料した量の認識が薄いため、時には店舗側との間で代金請求に関して金銭トラブルが生じる場合があった。
このような問題を解決するために、実開平4−115199号公報に開示されたようなドラフトタワーを設置したテーブルが開発されている。
この考案では、客席テーブルにビール吐出用のドラフトタワーを設置し、ドラフトタワーからの吐出量を計測して客席および店舗のレジ付近の双方に設けた積算計に表示するものが採用されている。
【0006】
そのため、飲料液を注文する際に店員に対して注文する必要がなく、客は飲みたいときに必要な量だけ飲料液を直ちに吐出できる。
さらに、客にとっては、飲料液を吐出する操作を楽しめるばかりか、客自身が吐出量(飲料代金)を確認しながら飲むことができるので安心感があり、また飲んだ量を自分で確認できることから、金銭上のトラブルも防止される。
また、店舗側にとっては、洗浄した新しい容器を用意する必要もなく、且つ店員の配置も不要なり、コスト的に極めて効率的である。
【0007】
ところが、このような従来のドラフトタワーの流量計には、原理や構造が簡単で、またコスト上も有利であることから、羽車の軸を流れに対して平行におく、いわゆる軸流式の流量計が使われている。
すなわち、この流量計は、流通路内を流れる流体と羽車の軸を平行におくことで流体の流速に比例した速度で羽車が回転することを利用し、この回転数を検知することで流量を求めるものである。
【0008】
しかし、このような従来の流量計では、羽車による物理的な回転を利用しているために、ビール等の炭酸ガスを含む飲料液を対象する場合は、液切れ状態となり流通路が泡やガスの状態となった時も、同様に羽車が回転して流量計が誤カウントしまう問題があった。
【0009】
客席のテーブルに設置されたドラフトタワーにおいては、客自身により運営が任されるために、飲料液の注入量は、極めて正確に計測される必要がある。
注入したにもかかわらず、液量のカウントのみなされ飲料液が実際に出てこないような場合は、店の信用問題ともなる。
このようなことから、飲料液の液量のカウントを正確に行うことができるドラフトタワーが望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる実状を背景に、上記の問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本発明の目的は、吐出する飲料液の量を正確に計量することができる飲料液提供テーブルを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、計測機構の液通路において羽車の他に液体が存在するか否かを検知するためのいわゆるセンサー的なものを設けることで、飲料液の誤計量を回避できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
【0012】
即ち、本発明は、(1)、テーブルと該テーブルに据えつけられた液吐出用サーバーと該液吐出用サーバーに飲料液を補給する液貯蔵タンクを備えた飲料液提供テーブルであって、吐出する液量を計量するための計量機構を備え、該計量機構が、液吐出用サーバーに至る前方の液通路において飲料液の充満状態でのみ計量する機能を有するものである飲料液提供テーブルに存する。
【0013】
そして、(2)、テーブルと該テーブルに据えつけられた液吐出用サーバーと該液吐出用サーバーに飲料液を補給する液貯蔵タンクを備えた飲料液提供テーブルであって、液吐出用サーバーと液貯蔵タンクとの間に、吐出する液量を計量するための計量機構を備え、該計量機構は、ハウジンク内の液通路を流れる飲料液によって回転する羽車と、該羽車の回転を検知する羽車回転検知部と、液通路にて飲料液の充満の有無を検知する液検知部とを備え、羽車回転検知部による羽車回転信号と液検知部による液充満信号とにより液量を計量するパルス信号を制御させた飲料液提供テーブルに存する。
【0014】
そしてまた、(3)、液貯蔵タンクと液吐出用サーバーとの間に飲料液を冷却するための冷却機構を備える飲料液提供テーブルに存する。
【0015】
そしてまた、(4)、冷却機構は、氷収納容器と冷却盤を備え該冷却盤に飲料液を循環させることで冷却させるものである飲料液提供テーブルに存する。
【0016】
そしてまた、(5)、液貯蔵タンクは、テーブルの下方に収納されるものである飲料液提供テーブルに存する。
【0017】
そしてまた、(6 )、液貯蔵タンクは、キャスターを備え移動自在になっている飲料液提供テーブルに存する。
【0018】
そしてまた、(7)、計量機構により計測された液量を検知して表示する表示部をテーブルとは隔てたカウンターに備える飲料液提供テーブルに存する。
【0019】
本発明は、この目的に沿ったものであれば、上記1〜7の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた構成も当然採用可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における液吐出用サーバー2を備えた飲料液提供テーブルを模式的に示す構成図である。
【0021】
本飲料液提供テーブルは、テーブル1と該テーブル1に据えつけられた液吐出用サーバー2と、冷却された飲料液を供給する冷却機構3と、冷却機構3に飲料液を補給する液貯蔵タンク4と、を備える。
さらに、飲料液提供テーブル1には、液吐出用サーバー2と液貯蔵タンク4との間に、換言すると、液吐出用サーバーに至る前方の液通路に、液吐出用サーバー2を通じて吐出する液量を計量するための計量機構5が設けられている。
【0022】
この計量機構5により計測された飲料液の液量は、テーブル1とは隔てた図示しないカウンターに設けたデジタルボックス6の表示部に表示可能である。
そして、テーブル1には、デジタルボックス6からのパルス信号により流量値を表示する子機7が備えられている。
更にまた、飲料液の液切れを検出するために液切れ検出機構13が設けられている。
【0023】
液貯蔵タンク4は、図1に示すようにテーブル1の下方に収納されており、例えば、ビール等の飲料液を吐出するために加圧された炭酸ガスを供給するガスボンベ8が、減圧弁9を介して連通管10aにより接続されている。
そして、液貯蔵タンク4は、計量機構5と液切れ検出機構13に付属する液切れ検知センサー11を介して連通管10bで接続されており、また、計量機構5はテーブル1に備え付けられた冷却機構3へ連通管10bを通して接続されている。
【0024】
また、液貯蔵タンク4は、キャスター12を備えており、液切れ検知センサー11と減圧弁9との間を接続している連通管10a,10bを外すことにより移動自在になっており、新しいものと交換することができる。
液切れ検知センサー11は、図2に示すように、筒形のハウジング内に設置された二つの電極を具備し、各電極は、互いに離間した状態で配置されている。
【0025】
すなわち液切れ検知センサー11は、非導電性チューブ14の両端に電極となる導電性接続管15,15を備えており、各電極は、配線17されて液切れ検知機構13に接続されている。
そして、液切れ検知機構13は、前記電極間に配線17を介して所定の電圧を印加することにより、そこに流れる電流を測定する機能を有する。
【0026】
つまり、導電性接続管15,15間に印加される電圧により、ハウジング16内に充満している飲料液を電気的な負荷として電流が流れることとなり、この測定された電流値により、液切れ検知機構13は、ハウジング16内の液通路での飲料液の充満の有無を検知することができる。
すなわち、ハウジング16内に飲料液が充満しているときは、電極間が飲料液の導電性により短絡することにより電流が流れる。
【0027】
ところが、ハウジング16内に飲料液が充満していない場合、つまり、電極間に導電性の飲料液が充満していない場合は電流が流れにくい。
したがって、液切れ検知機構13は、電極間の電流を測定することによりハウジング16内に飲料液が充満しているかを検知することができる。
なお、充満するか否かの判断は基準となる電流値を選択することにより決定される。
【0028】
液切れ(充満してない状態)が検知された場合、液切れ検知機構13は、デジタルボックス6に設けられた液切れランプの点灯を制御するための、液切れ信号として配線33を通じて出力する。
また、この液切れ信号は、デジタルボックス6に設けられた警告ブザーを鳴らすようにすることも可能である。
【0029】
なお、液切れ検知センサーの電極間は、飲料液が充満していない状態において、飲料液の残存液で短絡しないように十分な間隔を設ける。
また、ハウジング16内を撥水処理することにより極力残存液が発生しないようにすることもできる。
【0030】
さて次に計量機構5について述べる。
計量機構5は、ハウジング16内面の液通路を流れる飲料液によって回転する羽車を備えており、この羽車の回転数により吐出する飲料液の液量を計測することができるものである。
【0031】
図3(A)に計量機構を概略的に示す。
図示すように、計量機構5は、非導電性の筒形のハウジング18、羽車19、ピックアップコイル20、導電性接続官21,21と回転パルス発生部22とを備えている。
羽車19は、筒形のハウジング18内の飲料液の流れる方向Aと軸が平行に設置されている。
また、羽車19は、ハウジング18内の中央位置に支持された軸受け23によって回転自在に配設されている。
【0032】
また、この実施の形態では、図3(B)に示すように、羽車19の羽25の外端部に磁性体26が埋め込み等により取り付けられている。
この例では、羽車19に羽25が12個、備わっているが、磁性体26は、この羽25を二つ飛びにして計4カ所に取り付けられている(90°単位)。
一方、ピックアップコイル20は、この羽車19の外周側に対応するハウジング位置に設けられており、羽車19が回転することにより回転磁界を検知するように配置されている。
【0033】
すなわち、ピックアップコイル20には、羽車19の磁性体26が最もピックアップコイル20に接近した時点をピークとして、周期的に変化するピーク信号が発生するように構成されている。
また、ハウジング18内には、飲料液の有無を検知するための二つの電極である導電性接続官21,21が互いに離間した位置に設けられている。
【0034】
この導電性接続官21,21は、ハウジング18内に飲料液が充満しているかを検知するための液検知センサーとして機能を有する。
この液検知センサーは、前述した液切れ検知センサー11の導電性接続管15,15によるものと同じような液検知原理をもつ。
【0035】
回転パルス発生部22は、羽車回転検知部D1、液検知部D2、及び論理積部Gとを備えている(図4参照)。
羽車回転検知部D1には、ピックアップコイル20によって発生するアナログのピーク信号が配線27を通じて入力される。
また、このピーク信号は、図示しない変換回路にてデジタルの矩形信号である羽車回転信号に変換される。
【0036】
液検知部D2は、配線28を介して二つの導電性接続官21,21に電圧を印加する機能と印加した電圧に応じて流れる電流を計測する機能とを備えている。この計測した電流値は、所定の値でハイまたはローのデジタル信号に変換するための変換回路を介して飲料液が充満しているかを示す液充満信号に変換されている。
【0037】
そして、回転パルス発生部22は、羽車回転検知部D1が検知した羽車回転信号と液検知部D2が検知した液充満信号とにより、パルス信号発生を制御する機能を有している。
すなわち、回転パルス発生部22は、羽車回転信号と液充満信号とを論理積部Gに入力することでパルス信号の発生を禁止している。
例えば、この論理積部Gは、二つの入力と一つの出力を構成しており、二つの入力が同時にハイ状態のときにのみ出力がハイ状態となるように作用する。
【0038】
次に図5に示すタイミングチャートを用いて計量機構5の作動を説明する。
羽車回転信号は、通常、ハウジング18内に満たされた飲料液が流れて羽車19が回転することで発生する。
一方、液充満信号は、ハウジング18内に飲料液が充満されていることによりT1期間に示すようにハイ状態となって現れる。
【0039】
いま、ハウジング内に飲料液が満たされている場合は、図5(A)のT1期間に示すように、液充満信号はハイ状態となり、羽車回転信号も図のような矩形信号となる。
したがって、回転パルス発生部22は、液充満信号がハイ状態であることから羽車回転信号と同期したパルス信号を発生する。
【0040】
ところが、液貯蔵タンク4の飲料液がなくなったときは、ハウジング18内に飲料液が充満されてないため、飲料液の泡か又は圧縮ガス(ガスボンベからの)が流れる状態となる。
この場合、羽車19は、飲料液が充満されていないにも係わらず図5(B)のT2期間に示すように羽車19が回転してしまう。
また飲料液が充填充満されてない状態である、すなわち飲料液の泡か又は圧縮ガスが流れる状態であるため、図の如く液充満信号はロー状態となって現れる。
【0041】
ここで回転パルス発生部22は、液検知部D2からの液切れしたロー状態の液充満信号を基にパルス信号の発生を禁止する。
すなわち、回転パルス発生部22は、飲料液がハウジング内に充満して流れるときだけパルス信号を発生することができ、その結果、飲料液の流量を正確に計測することができるのである。
【0042】
このように本発明の計量機構は、回転パルス発生部22により飲料液の充満状態でのみ液量を計量する機能を持つものであり、従来のような誤計量が確実に回避される。
なお、このパルス信号は、配線29を通じてデジタルボックス6の流量表示値を更新することができる。
ところで、この計量機構5の信頼性は、液切れ検出機構13と計量機構5に設けられた液検知部D2との二重化により更に向上したものとなっている。
【0043】
すなわち、デジタルボックス6を監視している店員は、液切れ検出機構13の液切れランプが点灯しているときに流量表示値が更新された場合、液検知部D2が故障していると判断することができる。
この場合、以後、取り敢えず、液切れランプを頼りに飲料液の吐出操作を行うこととなる。
【0044】
逆に、流量表示値が更新されないのに、液切れランプが点灯しないときは、液切れ検知機構13の故障と判断できる。
この場合、以後、液切れランプを頼りにしないで液検知部D2を信じて飲料液の吐出操作を行うこととなる。
【0045】
さて、飲料液は、計測機構5で計測された後、連通管を通り冷却機構3へと流れ込む。
冷却機構3は、液貯蔵タンク4から連通管を経て液吐出用サーバー2から吐出される飲料液を、その液吐出用サーバー2の手前で適温に冷却するためのものである。
【0046】
図6に示すように、この冷却機構3は、通常、氷を入れる氷収納容器30と、その中に配置される冷却盤31とを備える。
この冷却盤31の中には連通管と接続する蛇管が内蔵されており、氷或いは氷を含んだ水に接触することで冷却される。
氷収納容器30には、その中に氷を投入するための蓋32が設けられており、この蓋はテーブル上面と同一面とし且つ透明であることが好ましい。
【0047】
つまり、氷収納容器30内は、蓋を通して容易に目視することができ氷の補充時期を適宜、認識することができる。
飲料液は、冷却された冷却盤31内を循環することで迅速に飲みごろの温度まで冷却されることとなる。
また、氷収納容器30には、氷が溶けて水を排出するための図示しないドレインタンクが用意されている。
【0048】
液吐出用サーバー2は、テーブル1の上面に設置されており、冷却機構3を介して最適な温度に冷却された飲料液を開閉して吐出するものである。
したがって、客は、飲料液を飲みたいときに自由に液吐出用サーバー2を操作することにより欲するだけの飲料液を吐出することができ、また計量機構5によって正確な計量が保証される。
【0049】
テーブル1の上面には、飲料量または飲料金額を表示する子機7が表示部を上に設置されており、デジタルボックス6からのパルス信号に基づいてパルスのカウント値をその表示部へ表示される。
また、予め設定された値にパルス信号のパルス数が達したときに表示値をカウントアップするように構成されている。
【0050】
また、デジタルボックス6からのリセット信号は、子機7の表示値を零に再設定するように作用する。
このように子機7は、以上の基本機能を基に、金額表示機能、流量表示機能、カウントアップ単位設定機能と設定値保持機能(電源がOFFになっても設定値を不揮発性メモリに保持する機能)等を具備することが可能である。
【0051】
以上、本発明を説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限られるものではなく、その目的に則したものであれば種々の変形が可能である。
例えば、軸受けを含む羽車の形状や構造は、その原理を同じくするものであれば、図3のものに限定されることはない。
例えば、図7は、歯車の他の変形例を示す模式図である。
ハウジング18内の空間を流れる液によって羽車19を図に示すように回転させるもので流れと軸は垂直になっている。
この羽に液量を検出するために磁性体が埋め込まれているのも前述の羽車と同じである。
【0052】
羽車の羽数や磁性体が取り付けられた羽の枚数は、望む飲料液の計測精度に応じて適宜選択可能である。
また、例えば回転パルス発生部の制御、及び子機は、マイクロプロセッサシステムで構成されていても良く、その場合、制御処理は、ROM(読み出し専用メモリ)に実装されたプログラムの処理手順に従って処理される。
【0053】
また、例えばデジタルボックスとの信号線は、配線を介したオープンコレクタによる電流駆動や安価なプラスチックファイバーによる光信号等種々のもの採用される。
また、例えば冷却機構の構造は、直接、氷で冷却する以外にも、液体窒素を使う等の他の冷却手段も採用可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の飲料液提供テーブルは、客自身が、その場で容器に吐出操作できるために、待ち時間が発生しない上、欲する液量だけ注入できて余ることがなく経済的である。
一方、店としては客の注文に対応するための店員を削減でき、人件費の負担が少なく、客が吐出量の計量結果を認識できるために金銭上のトラブルも防げる。
【0055】
吐出する液量を計量するための計量機構を備え、羽車の回転を検知する羽車回転検知部と、液通路にて飲料液の充満の有無を検知する液検知部とを備えたことから、液の充満状態の時のみ計量が遂行し、従来のような飲料液の誤計量を確実に回避することができ、正確な計量が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、飲料液提供テーブルを模式的に示した構成図である。
【図2】図2は、液切れ検知機構を構成する液切れ検知センサーの断面図である。
【図3】図3は、計量機構を模式的に示す図であり、(A)は一部分を破断した斜視図、(B)は羽車に設けられた磁性体の配置を示す斜視図である。
【図4】図4は、回転パルス発生部の構成を示すブロック図である。
【図5】図5は、計量機構のパルス信号発生のタイミングを液充満信号と羽車回転信号との関係で示したタイミングチャート図である。
【図6】図6は、冷却機構、液吐出用サーバーと子機との配置を示す概略図であり、(A)は側面図、また(B)は上面図を示す。
【図7】図7は、羽車の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…テーブル
2…液吐出用サーバー
3…冷却機構
4…液貯蔵タンク
5…計量機構
6…デジタルボックス
7…子機
8…ガスボンベ
9…減圧弁
10a,10b…連通管
11…液切れ検知センサー
12…キャスター
13…液切れ検知機構
14…非導電性チューブ
15,21…導電性接続管
16、18…ハウジング
17,27,28,29,33…配線
19…羽車
20…ピックアップコイル
22…回転パルス発生部
23…軸受け
25…羽
26…磁性体
30…氷収納容器
31…冷却盤
32…板状の蓋
A…飲料液の流れる方向
D1…羽車回転検知部
D2…液検知部
G…論理積部

Claims (7)

  1. テーブルと該テーブルに据えつけられた液吐出用サーバーと該液吐出用サーバーに飲料液を補給する液貯蔵タンクを備えた飲料液提供テーブルであって、
    吐出する液量を計量するための計量機構を備え、該計量機構が、液吐出用サーバーに至る前方の液通路において飲料液の充満状態でのみ計量する機能を有するものであることを特徴とする飲料液提供テーブル。
  2. テーブルと該テーブルに据えつけられた液吐出用サーバーと該液吐出用サーバーに飲料液を補給する液貯蔵タンクを備えた飲料液提供テーブルであって、
    液吐出用サーバーと液貯蔵タンクとの間に、吐出する液量を計量するための計量機構を備え、該計量機構は、ハウジンク内の液通路を流れる飲料液によって回転する羽車と、該羽車の回転を検知する羽車回転検知部と、液通路にて飲料液の充満の有無を検知する液検知部とを備え、羽車回転検知部による羽車回転信号と液検知部による液充満信号とにより液量を計量するパルス信号を制御させたことを特徴とする飲料液提供テーブル。
  3. 液貯蔵タンクと液吐出用サーバーとの間に飲料液を冷却するための冷却機構を備えることを特徴とする請求項2記載の飲料液提供テーブル。
  4. 冷却機構は、氷収納容器と冷却盤を備え該冷却盤に飲料液を循環させることで冷却させるものであることを特徴とする請求項3記載の飲料液提供テーブル。
  5. 液貯蔵タンクは、テーブルの下方に収納されるものであることを特徴とする請求項2記載の飲料液提供テーブル。
  6. 液貯蔵タンクは、キャスターを備え移動自在になっていることを特徴とする請求項5記載の飲料液提供テーブル。
  7. 計量機構により計測された液量を検知して表示する表示部をテーブルとは隔てたカウンターに備えることを特徴とする請求項1記載の飲料液提供テーブル。
JP2003005160A 2003-01-10 2003-01-10 飲料液提供テーブル Expired - Lifetime JP4159034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003005160A JP4159034B2 (ja) 2003-01-10 2003-01-10 飲料液提供テーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003005160A JP4159034B2 (ja) 2003-01-10 2003-01-10 飲料液提供テーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004217235A true JP2004217235A (ja) 2004-08-05
JP4159034B2 JP4159034B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=32895886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003005160A Expired - Lifetime JP4159034B2 (ja) 2003-01-10 2003-01-10 飲料液提供テーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4159034B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047151A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Toshikazu Sato 液計量システム、及び液計量方法
JP2009522083A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 シロナ・デンタル・システムズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 液体用注入装置
WO2015152530A1 (ko) * 2014-04-04 2015-10-08 신권식 생맥주 공급시스템에 구비되는 생맥주 터짐 방지장치
JP2020125120A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 極東産機株式会社 飲料の定量供給装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047151A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Toshikazu Sato 液計量システム、及び液計量方法
JP2009522083A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 シロナ・デンタル・システムズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 液体用注入装置
WO2015152530A1 (ko) * 2014-04-04 2015-10-08 신권식 생맥주 공급시스템에 구비되는 생맥주 터짐 방지장치
JP2020125120A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 極東産機株式会社 飲料の定量供給装置
JP7289663B2 (ja) 2019-02-01 2023-06-12 極東産機株式会社 飲料の定量供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4159034B2 (ja) 2008-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4736871A (en) Liquid measuring dispenser
US5540107A (en) Liquid flow meter
EP2365297B1 (en) Gas metering device for a home soda machine and related method
US8387826B2 (en) Beverage dispensing apparatus
JP5053852B2 (ja) 飲料ディスペンサー用液体レベル測定装置
US20080036615A1 (en) Automated level indicator for liquids container
US6427871B1 (en) Programmable liquid dispensing device with user readable indicators
US7000468B2 (en) Electronic level gauge
EP2091858A1 (en) An inventory system for liquids dispensed from a container
EP3715315B1 (en) Liquid sale management device
US20050035036A1 (en) Water-purification jug, for domestic use
JP2004217235A (ja) 飲料液提供テーブル
US20060033630A1 (en) Automated level indicator for liquids container
US7370776B2 (en) Table for supplying liquid for drinking
JP2011149830A (ja) 漏洩検知装置
JP2009067448A (ja) 飲料注出装置
WO2011099045A1 (en) Automatic vending machine for the distribution of loose liquids
JP2003529752A (ja) 液体処理ユニットの効率を測定する装置
RU221763U1 (ru) Терминал самообслуживания по продаже чистой питьевой воды
JP5270320B2 (ja) ビールサーバーカウントシステム
EP0403171A1 (en) Liquid dispensing apparatus
JPH04115199U (ja) ビール注出装置
WO2011137502A1 (pt) Circuito e método de controle para equipamentos dispensadores, e sensor magnético para manómetros
JPS6229916Y2 (ja)
JP2918493B2 (ja) 液体供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080704

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4159034

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term