JP2004216441A - レーザ照射アーク溶接ヘッド及びレーザ・アークノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化することがないレーザ照射アーク溶接ヘッドを提供する。
【解決手段】レーザ照射アーク溶接ヘッド27は、溶接トーチボディ4と、給電チップ5と、集光レンズ光学系と、集光レンズ光学系から出力されたレーザ光を導入するレーザ光導入口19を設け、このレーザ光導入口に空気流入遮断手段20を設け、給電チップを取囲み溶接トーチボディを通ったシールドガスを噴出し、その形状が給電チップ及びレーザ光に沿って先細り形状である溶接トーチボディの先端に取付けられたレーザ・アークノズル17とを備え、集光レンズ光学系とレーザ光導入口との間に間隔を設けて、レーザ・アークノズルに対して集光レンズ光学系を移動させることによってアーク発生部に対するレーザ光の照射位置を調整することができるようにし、レーザ・アークノズルからレーザ光の照射、溶接ワイヤの送給及びシールドガスの噴出を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消耗電極ガスシールドアーク溶接又はティグ溶接のアーク発生部又はその周辺部の被溶接物表面にレーザ光を照射することによって高速溶接を行うレーザ照射アーク溶接ヘッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、半導体レーザ等を利用したレーザ溶接は、高エネルギー密度の熱源であるので、2[m/分]を超える高速溶接が可能である。しかし、このレーザ溶接では、重ね継手、突き合わせ継手等への溶接において、その継手部分にギャップがある場合には、レーザ照射部のビームスポットが小さいために溶融金属量が少なくギャップを埋めながら溶接することが難しい。したがって、レーザ溶接においては、被溶接物の継手部分にギャップがない状態にする必要があるために、実用上の適用範囲は非常に限定されていた。
【0003】
上述したレーザ溶接の上記の問題点を解決する1つの方法として、レーザ照射と消耗電極ガスシールドアーク溶接又はティグ溶接とを併用する複合型のレーザ照射アーク溶接ヘッドが提案されている。この溶接ヘッドは、前述したレーザ照射によって形成される高エネルギー密度の熱源による高速溶接性を確保した上で、アークによって形成される広がりのある熱源によって継手部分を幅広く溶融すると共に溶接ワイヤをギャップ部分に充填することによって、ギャップのある継手部分に対しても良好な高速溶接を行うことができるレーザ照射アーク溶接ヘッドである。
【0004】
[従来技術1]
図5は、一般的なレーザ照射アーク溶接装置を示す図であり、図6は従来技術のレーザ照射アーク溶接ヘッド13を示す図である。図5及び図6は、YAGレーザ又は半導体レーザと消耗電極ガスシールドアーク溶接装置とを使用する場合を示している。
図5において、溶接用電源装置PSは、溶接ワイヤ送給装置WMの溶接ワイヤ送給ロールWRの回転を制御して、溶接ワイヤ1が溶接トーチ15の溶接トーチボディ4を通して送給される。また、溶接用電源装置PSは、溶接トーチ15内の図6に示す給電チップ5と被溶接物2との間に電力を供給してアーク3を発生させる。また、図6に示すノズル6が給電チップ5を取囲み、このノズル6からシールドガス7が噴出される。
【0005】
また、レーザ発振装置9から出力されたレーザ光10は光ファイバ11によってレーザトーチ16のレーザトーチボディ12に伝送され、このレーザトーチボディ12内に設けられた図6に示す集光レンズ光学系の第1レンズL1によって平行光となり、第2レンズL2によって被溶接物2に焦点が生じるように収束され、被溶接物2に照射される。上記のレーザ光10を照射する位置は、被溶接物2のアーク3の発生部に対し適宜な距離を持つ位置である。
保護ガラス8は、ほこりが上記の集光レンズ光学系に付着することを防止したり、消耗電極ガスシールドアーク溶接によって発生するスパッタが集光レンズ光学系に付着することを防止するために設けられている。この保護ガラス8にスパッタが付着して放置しておくと、レーザ光10が照射されてスパッタの温度が上昇して保護ガラス8が破壊されたり、被溶接物2に照射されるレーザ光10の出力が減衰されることにより、適切な溶接結果を得ることができない。従って、保護ガラス8を頻繁に交換することが必要であるが、その作業を行う代わりに、通常、クロスジェット14が上記保護ガラス8の下部に設けられ、上記集光レンズ光学系から出力されたレーザ光10に対して一方向から略直角方向に空気を噴出してスパッタを除去している。
なお、炭酸ガスレーザの場合は、波長が赤外線領域の10.6[μm]と長いので、光ファイバ11を使用することができない。従って、レーザ発振装置9から出力されたレーザ光10を反射ミラーなどを用いてレーザトーチボディ12に伝送する。
上述した従来技術1は、[発明が解決しようとする課題]で後述する課題を有する。
【0006】
[従来技術2]
また、レーザ照射アーク溶接ヘッドを小型化するために、レーザ光と溶接ワイヤの送給とを同軸にした溶接ヘッドが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この溶接ヘッドは、レーザ光を反射ミラーで二つに分割して、集光レンズで被溶接物に集光している。さらに、これらの集光レンズの中央部分に孔部を設けて溶接ワイヤを送給して、溶接ワイヤと被溶接物との間に通電してアークを発生させている。従って、この従来技術2は、[発明が解決しようとする課題]で後述する課題を有する。
【0007】
【特許文献1】
特許第3268248号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術1のレーザ照射アーク溶接ヘッドにおいては、レーザトーチ16と溶接トーチ15との二つのトーチを使用して溶接を行うために、レーザ光10とノズル6とが干渉するという問題が発生する。そこで、レーザ光10とノズル6とが干渉しないように、レーザトーチ16と溶接トーチ15との一方又は両方のトーチを被溶接物2に対して傾斜させて設ける必要がある。その結果、レーザ光中心軸LBと給電チップ5との相対角度θが大きくなるために溶接ヘッド13が大型化する。従って、被溶接物が複雑な形状である場合、この溶接ヘッド13が溶接部に近づくことができないため、適切な加工を行うことができないという不具合を有する。
【0009】
次に、上述した従来技術2のレーザ照射アーク溶接ヘッドにおいては、反射ミラーでレーザ光を二つに分割して、集光レンズで絞り込むので、レンズの加工とレンズ及び反射ミラーの配置とが容易ではない。また、多くのレンズと反射ミラーが必要であり、部品点数が多くなる。
さらに、集光レンズ光学系を保護するために保護ガラスが設けられているが、この保護ガラスの下方に、レーザ光を被溶接物に対して照射するノズルが設けられている。そして、このノズルからシールドガスを噴出している。そのために、この保護ガラスにスパッタが付着することを防止するために通常設けられるクロスジェットを、設けることができないので、保護ガラスを頻繁に交換する必要があるという不具合を有する。
【0010】
本発明は、大型化することがないレーザ照射アーク溶接ヘッドを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
被溶接物を消耗電極ガスシールドアーク溶接及びレーザ溶接するためのレーザ照射アーク溶接ヘッドにおいて、溶接ワイヤ及びシールドガスの通路孔を有し電力の供給を中継する溶接トーチボディと、前記溶接トーチボディを通って送給される前記溶接ワイヤに電力を供給する前記溶接トーチボディの先端に取り付けられた給電チップと、レーザ光を集光して前記被溶接物に照射する集光レンズ光学系と、前記集光レンズ光学系から出力されたレーザ光を導入するレーザ光導入口を設け、このレーザ光導入口に空気流入遮断手段を設け、前記給電チップを取囲み前記溶接トーチボディを通った前記シールドガスを噴出し、その形状が前記給電チップ及び前記レーザ光に沿って先細り形状である前記溶接トーチボディの先端に取り付けられたレーザ・アークノズルとを備え、前記集光レンズ光学系と前記レーザ光導入口との間に間隔を設けて、前記レーザ・アークノズルに対して前記集光レンズ光学系を移動させることによってアーク発生部に対する前記レーザ光の照射位置を調整することができるようにし、前記レーザ・アークノズルから前記レーザ光の照射、前記溶接ワイヤの送給及び前記シールドガスの噴出を行うことを特徴とするレーザ照射アーク溶接ヘッドである。
【0012】
請求項2に記載の発明は、
前記空気流入遮断手段が前記レーザ光導入口の外周から前記レーザ光に対して略直角方向でかつ外周から中心に向かう方向に前記シールドガスを噴出する空気流入遮断手段であることを特徴とする請求項1記載のレーザ照射アーク溶接ヘッドである。
【0013】
請求項3に記載の発明は、
前記集光レンズ光学系の先端と前記レーザ光導入口との間隔に前記レーザ光に対して一方向から略直角方向に空気を噴出してレーザ照射アーク溶接によって発生するスパッタから前記集光レンズ光学系を保護する空気噴出手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザ照射アーク溶接ヘッドである。
【0014】
請求項4に記載の発明は、
被溶接物を消耗電極ガスシールドアーク溶接及びレーザ溶接するための溶接ワイヤ及びシールドガスの通路孔を有し電力の供給を中継する溶接トーチボディと、前記溶接トーチボディを通って送給される前記溶接ワイヤに電力を供給する前記溶接トーチボディの先端に取り付けられた給電チップと、レーザ光を集光して前記被溶接物に照射する集光レンズ光学系とを備えたレーザ照射アーク溶接ヘッドの前記溶接トーチボディの先端に取り付けられたレーザ・アークノズルであって、前記集光レンズ光学系から出力されたレーザ光を導入するレーザ光導入口を設け、このレーザ光導入口に空気流入遮断手段を設け、前記給電チップを取囲み前記溶接トーチボディを通った前記シールドガスを噴出し、その形状が前記給電チップ及び前記レーザ光に沿って先細り形状であることを特徴とするレーザ・アークノズルである。
【0015】
請求項5に記載の発明は、
前記空気流入遮断手段が前記レーザ光導入口の外周から前記レーザ光に対して略直角方向でかつ外周から中心に向かう方向に前記シールドガスを噴出する空気流入遮断手段であることを特徴とする請求項4記載のレーザ・アークノズルである。
【0016】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明のレーザ照射アーク溶接ヘッド27を示す図であり、図2は、この溶接ヘッドに取付けられたレーザ・アークノズルの部分断面図である。図1及び図2において、溶接トーチボディ4の先端にレーザ・アークノズル17が取付けられ、溶接トーチボディ4の先端に取付けられた給電チップ5を取囲んでいる。また、溶接トーチボディ4からシールドガス18が供給される。
【0018】
また、レーザ・アークノズル17には、レーザ光導入口19が設けられていて、レーザトーチボディ12から出力されたレーザ光10が導入される。レーザ光導入口19には、空気が流入することを防止するための空気流入遮断手段が設けられている。この空気流入遮断手段として、例えば、エアーカーテン20が設けられている。このエアーカーテン20は、この円周からレーザ光に対して上述したシールドガス18と同じシールドガス21を噴出することによって、レーザ光導入口19から空気が流入してシールドガスの純度が低下することを防止している。また、このシールドガス21は、レーザ光10に沿ってレーザ・アークノズル先端17a方向に流れるために、整流されて溶融池に噴出され、シールド性を向上させることができる。また、シールドガス21がレーザ光10に沿って流れるために、スパッタが集光レンズ光学系に付着することを防止している。
このエアーカーテン20の構造を図3及び図4で後述する。
【0019】
上述した空気流入遮断手段としてエアーカーテン20を使用する代わりに、レーザ光10を通過させる材質から成るガラスウィンドウをレーザ光導入口19に設け空気の流入を防止してもよい。
図1及び図2におけるその他の符号は、図5及び図6に示す同機能に同符号を付して、説明を省略する。
【0020】
図3及び図4は、本発明のレーザ照射アーク溶接ヘッドのレーザ・アークノズルに設けられたエアーカーテンを示す図であり、図3(A)はエアーカーテンの斜視図であり、図3(B)はエアーカーテンの分解図の斜視図であり、図4(A)はエアーカーテンの断面図であり、図4(B)はエアーカーテンのシールドガスの流れを示す図である。
【0021】
図3及び図4において、エアーカーテン20は、エアーカーテンボディ22とエアーカーテンスリット部材23とエアーカーテンスリット部材24とから成る。エアーカーテンボディ22には、複数個のエアーカーテンボディ噴出孔22bがエアーカーテンボディ凸部22c及びエアーカーテンボディ凸部22dの円周上に等間隔に設けられている。
エアーカーテンボディ凹部22aから第2シールドガス21が流入されると、エアーカーテンボディ噴出孔22bから噴出されて、エアーカーテンスリット部材23に衝突して、エアーカーテンスリット部材凹部23aに沿って矢印25及び矢印26に示すようにレーザ光10の中心軸LB方向に噴出される。シールドガス21は、エアーカーテンボディ噴出孔22bの各孔から均一に噴出されてレーザ光中心軸LB方向に流れ、図2に示したレーザ・アークノズル先端17a方向へ流れるが、一部はレーザ光導入口19から流出されるために、空気の流入を防止することができる。
【0022】
エアーカーテンボディ噴出孔22bの間隔又はエアーカーテンスリット部材凹部23aの深さを調整することによって、レーザ光中心軸LB方向のシールドガス21の流れを均一にすることができる。
【0023】
エアーカーテンスリット部材24におけるシールドガス21の流れも同様であるので、説明を省略する。
【0024】
エアーカーテン20の個数としては、2個の場合を図2に示しているが、レーザ光導入口19の大きさ及びシールドガス21の流量等から、レーザ・アークノズル17内へ空気が流入しないように個数を決定することができる。
【0025】
シールドガス18及びシールドガス21の流量を調整することによって、レーザ・アークノズル17内でのシールドガスの流れを適切にすることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】
本発明は、被溶接物を消耗電極ガスシールドアーク溶接及びレーザ溶接するためのレーザ照射アーク溶接ヘッドにおいて、溶接ワイヤ及びシールドガスの通路孔を有し電力の供給を中継する溶接トーチボディと、前記溶接トーチボディを通って送給される前記溶接ワイヤに電力を供給する前記溶接トーチボディの先端に取り付けられた給電チップと、レーザ光を集光して前記被溶接物に照射する集光レンズ光学系と、前記集光レンズ光学系から出力されたレーザ光を導入するレーザ光導入口を設け、このレーザ光導入口に空気流入遮断手段を設け、前記給電チップを取囲み前記溶接トーチボディを通った前記シールドガスを噴出し、その形状が前記給電チップ及び前記レーザ光に沿って先細り形状である前記溶接トーチボディの先端に取り付けられたレーザ・アークノズルとを備え、前記集光レンズ光学系と前記レーザ光導入口との間に間隔を設けて、前記レーザ・アークノズルに対して前記集光レンズ光学系を移動させることによってアーク発生部に対する前記レーザ光の照射位置を調整することができるようにし、前記レーザ・アークノズルから前記レーザ光の照射、前記溶接ワイヤの送給及び前記シールドガスの噴出を行うことを特徴とするレーザ照射アーク溶接ヘッドである。
従って、従来技術1で説明したように、レーザ光とノズルとが干渉することがなく、レーザ光と給電チップとが干渉しない傾斜角度に設定することができる。その結果、レーザ光中心軸と給電チップとの相対角度が小さくなるために溶接ヘッドが大型化することがなく、被溶接物が複雑な形状である場合でも、この溶接ヘッドが溶接部に近づくことができ、適切な加工を行うことができる。
また、エアーカーテンから噴出されるシールドガスが、レーザ光に沿って流れて、レーザ・アークノズル先端から溶融池に噴出される。このため、シールド性を向上させることができるので、高速溶接において溶接品質を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ照射アーク溶接ヘッド27を示す図である。
【図2】本発明のレーザ照射アーク溶接ヘッド27に取付けられたレーザ・アークのズルの部分断面図である。
【図3】本発明のレーザ照射アーク溶接ヘッドのレーザ・アークノズルに設けられたエアーカーテンを示す図である。
【図4】本発明のレーザ照射アーク溶接ヘッドのレーザ・アークノズルに設けられたエアーカーテンを示す図である。
【図5】一般的なレーザ照射アーク溶接装置を示す図である。
【図6】従来技術1のレーザ照射アーク溶接ヘッド13を示す図である。
【符号の説明】
1 溶接ワイヤ
2 被溶接物
3 アーク
4 溶接トーチボディ
5 給電チップ
6 ノズル
7 シールドガス
8 保護ガラス
9 レーザ発振装置
10 レーザ光
11 光ファイバ
12 レーザトーチボディ
13 レーザ照射アーク溶接ヘッド
14 クロスジェット
15 溶接トーチ
16 レーザトーチ
17 レーザ・アークノズル
17a レーザ・アークノズル先端
18 シールドガス
19 レーザ光導入口
20 エアーカーテン
21 シールドガス
22 エアーカーテンボディ
22a エアーカーテンボディ凹部
22b エアーカーテンボディ噴出孔
22c エアーカーテンボディ凸部
22d エアーカーテンボディ凸部
23 エアーカーテンスリット部材
23a エアーカーテンスリット部材凹部
24 エアーカーテンスリット部材
25 矢印
26 矢印
27 レーザ照射アーク溶接ヘッド
L1 レンズ
L2 レンズ
LB レーザ光中心軸
PS 溶接用電源装置
WM 溶接ワイヤ送給装置
WR 溶接ワイヤ送給ロール
θ 相対角度

Claims (5)

  1. 被溶接物を消耗電極ガスシールドアーク溶接及びレーザ溶接するためのレーザ照射アーク溶接ヘッドにおいて、溶接ワイヤ及びシールドガスの通路孔を有し電力の供給を中継する溶接トーチボディと、前記溶接トーチボディを通って送給される前記溶接ワイヤに電力を供給する前記溶接トーチボディの先端に取り付けられた給電チップと、レーザ光を集光して前記被溶接物に照射する集光レンズ光学系と、前記集光レンズ光学系から出力されたレーザ光を導入するレーザ光導入口を設け、このレーザ光導入口に空気流入遮断手段を設け、前記給電チップを取囲み前記溶接トーチボディを通った前記シールドガスを噴出し、その形状が前記給電チップ及び前記レーザ光に沿って先細り形状である前記溶接トーチボディの先端に取り付けられたレーザ・アークノズルとを備え、前記集光レンズ光学系と前記レーザ光導入口との間に間隔を設けて、前記レーザ・アークノズルに対して前記集光レンズ光学系を移動させることによってアーク発生部に対する前記レーザ光の照射位置を調整することができるようにし、前記レーザ・アークノズルから前記レーザ光の照射、前記溶接ワイヤの送給及び前記シールドガスの噴出を行うことを特徴とするレーザ照射アーク溶接ヘッド。
  2. 前記空気流入遮断手段が前記レーザ光導入口の外周から前記レーザ光に対して略直角方向でかつ外周から中心に向かう方向に前記シールドガスを噴出する空気流入遮断手段であることを特徴とする請求項1記載のレーザ照射アーク溶接ヘッド。
  3. 前記集光レンズ光学系の先端と前記レーザ光導入口との間隔に前記レーザ光に対して一方向から略直角方向に空気を噴出してレーザ照射アーク溶接によって発生するスパッタから前記集光レンズ光学系を保護する空気噴出手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザ照射アーク溶接ヘッド。
  4. 被溶接物を消耗電極ガスシールドアーク溶接及びレーザ溶接するための溶接ワイヤ及びシールドガスの通路孔を有し電力の供給を中継する溶接トーチボディと、前記溶接トーチボディを通って送給される前記溶接ワイヤに電力を供給する前記溶接トーチボディの先端に取り付けられた給電チップと、レーザ光を集光して前記被溶接物に照射する集光レンズ光学系とを備えたレーザ照射アーク溶接ヘッドの前記溶接トーチボディの先端に取り付けられたレーザ・アークノズルであって、前記集光レンズ光学系から出力されたレーザ光を導入するレーザ光導入口を設け、このレーザ光導入口に空気流入遮断手段を設け、前記給電チップを取囲み前記溶接トーチボディを通った前記シールドガスを噴出し、その形状が前記給電チップ及び前記レーザ光に沿って先細り形状であることを特徴とするレーザ・アークノズル。
  5. 前記空気流入遮断手段が前記レーザ光導入口の外周から前記レーザ光に対して略直角方向でかつ外周から中心に向かう方向に前記シールドガスを噴出する空気流入遮断手段であることを特徴とする請求項4記載のレーザ・アークノズル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240090A (ja) * 2013-05-14 2014-12-25 三菱電機株式会社 溶接ヘッドおよび溶接装置
CN111545917A (zh) * 2020-05-21 2020-08-18 河南理工大学 一种铝基复合材料低功率激光诱导双脉冲tig焊方法

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