JP2004216234A - Recycling method of waste vitreous material and glass cullet manufactured by the method - Google Patents

Recycling method of waste vitreous material and glass cullet manufactured by the method Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a recycling method of waste vitreous material by which the waste vitreous material containing impurities can be recycled finally as blank cullet and to provide glass cullet manufactured by the method. <P>SOLUTION: In a waste vitreous material recycling process, at first an edge part of multiple glass of 19.2 mass % impurity content is separated from the recovered multiple glass, the edge part is coarsely pulverized and is sieved to manufacture edge part powder of undersieve small grain size having about 1 mass % impurity content. The edge part powder is subjected to fine pulverization and to calcining process to manufacture recycling glass building material. Thereafter finely pulverized matter of used recycling glass building material of 22.5 to 75 mass ppm impurity content is blended with equal amount of pure blank cullet of 7.5 to 25 mass ppm impurity content to manufacture the blank cullet of 15 to 50 mass ppm impurity content (blank cullet acceptance quality standard). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃ガラス材のリサイクル方法、及び該方法によって製造されたガラスカレットに関し、特に、夾雑物含有量が多いエッジ部分を有する複層ガラス等の廃ガラス材のリサイクル方法、及び該方法によって製造されたガラスカレット関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、単体の板ガラスを微粉砕、焼成して泡ガラスや燒結ガラス等のガラス建材にリサイクルすることや、単体の板ガラスを微粉砕してガラス素板の原料となる素板カレットを製造し、該素板カレットを使用して素板ガラスにリサイクルすることが行われている。
【0003】
上記泡ガラスを製造する方法として、微粉砕された板ガラスであるソーダ石灰ガラス等のガラス粉末に1.5〜9.5重量%のドロマイト(MgCO・CaCO)粉末から成る発泡剤を配合した後、溶融による焼成を含む発泡、冷却を経て製造する方法が提案されている(特公昭61−002618号公報)。この方法により製造された泡ガラス「セローム(豊田紡織株式会社製、商品名)」は、LPGタンクの保冷材として使用されている。
【0004】
また、上記発泡剤を金属アルミニウム(Al)及び/又は軽質炭酸カルシウム(CaCO)とする方法が提案されている(特開2001−302281号公報)。
【0005】
また、上記燒結ガラスを製造する方法として、微粉砕された板ガラスであるガラス粉末に0.05〜1.5重量%の三酸化アンチモン(Sb)粉末から成る焼成収縮防止剤を配合した後、乾式成形、焼成を経て燒結ガラスを製造する方法が提案されている(特公平6−88807号公報)。
【0006】
また、近年、機能ガラスとしての複層ガラスの需要が伸びており、これら複層ガラスについても普通の板ガラスと同様、リサイクルすることを検討する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記複層ガラスは、エッジ部においてアルミスペーサーやシール材などの夾雑物を含有するが、この夾雑物は泡ガラス等の品質へ悪影響を及ぼすものではないので、上記複層ガラスのエッジ部はそのまま泡ガラス等にリサイクルすることができる。
【0008】
しかしながら、上記夾雑物を含有する複層ガラスを微粉砕して素板カレットを製造すると、該素板カレットに含まれる複層ガラスの夾雑物が素板カレットから生成された素板ガラスに粒状欠点や着色を引き起こすので、上記複層ガラスを素板カレットとしてリサイクルすることができない。
【0009】
本発明の目的は、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとしてリサイクルすることができる廃ガラス材のリサイクル方法、及び該方法によって製造されたガラスカレットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、廃ガラス材からガラスカレットを製造する廃ガラス材のリサイクル方法において、前記廃ガラス材は夾雑物を含有し、前記廃ガラス材を破砕する破砕工程と、該破砕された廃ガラス材を分級する分級工程と、該分級された廃ガラス材を微粉砕して粉末体を製造する粉末体製造工程と、前記粉末体を焼成する焼成工程と、前記焼成された粉末体からガラス建材を製造するガラス建材製造工程と、該製造されたガラス建材を粉砕して前記ガラスカレットを製造するカレット製造工程とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項1記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、夾雑物を含有する廃ガラス材を破砕し、該破砕された廃ガラス材を分級し、該分級された廃ガラス材を微粉砕して粉末体を製造し、粉末体を焼成し、焼成された粉末体からガラス建材を製造し、該製造されたガラス建材を粉砕してガラスカレットを製造するので、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとしてリサイクルすることができる。
【0012】
請求項2記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記ガラス建材製造工程は、前記焼成工程を兼ねることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材製造工程が焼成工程を兼ねるので、容易に全工程を短縮することができる。
【0014】
請求項3記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1又は2記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記ガラス建材は、発泡ガラスであることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材が発泡ガラスであるので、夾雑物を含有する廃ガラス材をリサイクルガラス建材(発泡ガラス)として少なくとも1回リサイクルすることができる。
【0016】
請求項4記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項3記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記焼成工程では、発泡剤が添加された粉末体を焼成することを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、焼成工程で発泡剤が添加された粉末体を焼成するので、焼成時の発泡性を向上させることができる。
【0018】
請求項5記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1又は2記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記ガラス建材は、燒結ガラスであることを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材が燒結ガラスであるので、夾雑物を含有する廃ガラス材をリサイクルガラス建材(燒結ガラス)として少なくとも1回リサイクルすることができる。
【0020】
請求項6記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項5記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記焼成工程では、混和剤が添加された粉末体を焼成することを特徴とする。
【0021】
請求項6載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、焼成工程で混和剤が添加された粉末体を焼成するので、焼成時の寸法収縮によるクラック発生等がない燒結ガラスをつくることができる。
【0022】
請求項7記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1又は2記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記ガラス建材は、軽量ガラスであることを特徴とする。
【0023】
請求項7記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材が軽量ガラスであるので、夾雑物を含有する廃ガラス材をリサイクルガラス建材(軽量ガラス)として少なくとも1回リサイクルすることができる。
【0024】
請求項8記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記粉砕されるガラス建材は、前記ガラス建材の製造の際又は製造後における不良品を含むことを特徴とする。
【0025】
請求項8記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉砕されるガラス建材がガラス建材の製造の際又は製造後における不良品を含むので、焼成された粉末体を終局的に素板カレットとして効率的にリサイクルすることができる。
【0026】
請求項9記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記破砕された廃ガラス材は、その最大粒度が5μm以上であることを特徴とする。
【0027】
請求項9記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕された廃ガラス材の最大粒度が5μm以上であるので、分級された廃ガラス材をより容易に選別することができる。
【0028】
請求項10記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記破砕工程では、ハンマークラッシャーによって前記廃ガラス材を破砕することを特徴とする。
【0029】
請求項10記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕工程でハンマークラッシャーによって廃ガラス材を破砕するので、夾雑物の種類を限定する必要をなくすことができる。
【0030】
請求項11記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記破砕工程では、ロールクラッシャー又はジョークラッシャーによって前記廃ガラス材を破砕することを特徴とする。
【0031】
請求項11記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕工程でロールクラッシャー又はジョークラッシャーによって廃ガラス材を破砕するので、廃ガラス材を圧縮粉砕することができ、ガラスと展延性のある夾雑物との破壊性状の差を利用して効率良くガラスを回収、又はその後の微粉砕工程や混合工程で適当な大きさのガラスを得ることができる。
【0032】
請求項12記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記分級工程では、前記破砕された廃ガラス材のうち粒度の高いものを選別することを特徴とする。
【0033】
請求項12記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、分級工程で破砕された廃ガラス材のうち粒度の高いものを選別するので、分級された廃ガラス材を容易に選別することができる。
【0034】
請求項13記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記微粉砕された廃ガラス材は、その粒度範囲が1〜350μmであることを特徴とする。
【0035】
請求項13記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕された廃ガラス材の粒度範囲が1〜350μmであるので、均一な粒度分布とすることができる。
【0036】
請求項14記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記微粉砕された廃ガラス材は、その粒度範囲が5〜40μmであることを特徴とする。
【0037】
請求項14記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕された廃ガラス材の粒度範囲が5〜40μmであるので、より均一な粒度分布とすることができる。
【0038】
請求項15記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記微粉砕された廃ガラス材は、その平均粒度が略18μmであることを特徴とする。
【0039】
請求項15記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕された廃ガラス材の平均粒度が略18μmであるので、均一な粒度分布とすることを確実に行うことができる。
【0040】
請求項16記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記微粉砕工程では、ボールミル又は振動ミルによって前記分級された廃ガラス材を微粉砕することを特徴とする。
【0041】
請求項16記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕工程でボールミル又は振動ミルによって分級された廃ガラス材を微粉砕するので、容易に微粉砕することができる。
【0042】
請求項17記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記破砕工程の前に、前記廃ガラス材をガラス単体部分と前記夾雑物を含有する部分とに分離する分離工程を有し、前記破砕工程では、前記夾雑物を含有する部分を破砕することを特徴とする。
【0043】
請求項17記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕工程の前に廃ガラス材をガラス単体部分と夾雑物含有部分とに分離し、破砕工程で夾雑物を含有する部分を破砕するので、夾雑物を含有する廃ガラス材を効率よくリサイクルすることができる。
【0044】
請求項18記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項17記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記ガラス単体部分から夾雑物含有濃度が50質量ppm以下である純ガラスカレットを製造する純カレット製造工程を有することを特徴とする。
【0045】
請求項18記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス単体部分から夾雑物含有濃度が50質量ppm以下である純ガラスカレットを製造するので、夾雑物を含有する廃ガラス材をさらに効率よくリサイクルすることができる。
【0046】
請求項19記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記カレット製造工程は、前記粉砕されたガラス建材に純ガラスカレットを混合する純カレット混合工程を有することを特徴とする。
【0047】
請求項19記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉砕されたガラス建材に純ガラスカレットを混合して夾雑物含有濃度が50質量ppm以下であるガラスカレットを製造するので、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとして確実にリサイクルすることができる。
【0048】
請求項20記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項19記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記純カレット混合工程では、前記粉砕されたガラス建材に対して前記純ガラスカレットをほぼ同量混合することを特徴とする。
【0049】
請求項20記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉砕されたガラス建材に対して純ガラスカレットをほぼ同量混合するので、容易に廃ガラス材の夾雑物含有濃度を低下させることができる。
【0050】
請求項21記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至20のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記粉末体は、その夾雑物含有濃度が5質量%以下であることを特徴とする。
【0051】
請求項21記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉末体の夾雑物含有濃度が5質量%以下であるので、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に効率よく素板カレットとしてリサイクルすることができる。
【0052】
請求項22記載の廃ガラス材のリサイクル方法は、請求項1乃至21のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法において、前記製造されたガラスカレットは、その夾雑物含有濃度が50質量ppm以下であることを特徴とする。
【0053】
請求項22記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラスカレットの夾雑物含有濃度が50質量ppm以下であるので、確実に夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとすることができる。
【0054】
上述の目的を達成するために、請求項23記載のガラスカレットは、請求項1乃至22のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法によって製造されることを特徴とする。
【0055】
請求項23記載のガラスカレットによれば、請求項1乃至22のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法によって製造されるので、当該ガラスカレットを素板ガラスの原料として使用することができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、廃ガラス材からガラスカレットを製造する廃ガラス材のリサイクル方法において、廃ガラス材は夾雑物を含有し、廃ガラス材を破砕する破砕工程と、該破砕された廃ガラス材を分級する分級工程と、該分級された廃ガラス材を微粉砕して粉末体を製造する粉末体製造工程と、粉末体を焼成する焼成工程と、焼成された粉末体からガラス建材を製造するガラス建材製造工程と、該製造されたガラス建材を粉砕してガラスカレットを製造するカレット製造工程とを有すると、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとしてリサイクルすることができるのを見出した。
【0057】
本発明は、上記研究結果に基づいてなされたものである。
【0058】
以下、本発明の実施の形態に係る廃ガラス材のリサイクル方法を図面を参照しながら説明する。
【0059】
図1は、本発明の実施の形態に係る廃ガラス材のリサイクル方法において実行される廃ガラス材リサイクル工程を示す工程図である。
【0060】
図1において、まず、プロセスP1では、回収された廃ガラス材を簡単に分別するために、回収された廃ガラス材が単体ガラスであるか否かを判別し、回収された廃ガラス材が単体ガラス、例えばフロート組成ガラスや型板組成ガラス単体であるときはプロセスP12に進み、回収された廃ガラス材が夾雑物含有廃ガラス材、例えば複層ガラスであるときはプロセスP2に進む。
【0061】
次いで、プロセスP2では、回収された複層ガラスを、周辺から、例えば幅50mmのラインでガラスカッター等により切断し、該複層ガラスをガラス単体部分と、夾雑物含有部分としての周辺から幅50mmの、複層ガラスのエッジ部分(廃ガラス材,夾雑物を含有する部分)とに分離する(分離工程)。該分離されたエッジ部分を得て、プロセスP3に進む。このとき周辺から、例えば幅50mmのラインで切断するので、ラインの場所を気にすることなく容易に切断することができる。
【0062】
なお、このエッジ部分には、例えば、フロート組成ガラスから成るガラス単体部分80.8質量%、並びにアルミニウム製スペーサー部分から主に成る金属アルミニウム部分4.2質量%、樹脂等の有機物から成るシール材部分13.3質量%、及びゼオライトやシリカゲルから成る乾燥剤部分1.7質量%から成る夾雑物部分19.2質量%が含まれている。
【0063】
続くプロセスP3では、ハンマークラッシャーによってエッジ部分を粗く粉砕(破砕)する(破砕工程)。この破砕されたエッジ部分は、その最大粒度が1mm以上である。これにより、後述する分級により廃ガラス材をより容易に選別することができる。
【0064】
上記ハンマークラッシャーは、高速回転軸の周囲に多数の鋼鉄製ハンマーと、移動したハンマーに当接する反発板とを備え、ハンマーによる衝撃によって被粉砕体としてのエッジ部分を破砕するものである。
【0065】
このハンマークラッシャーによれば、衝撃によってエッジ部分を破砕するので、エッジ部分のうち、脆性のあるガラス単体部分を選択的に破砕することができると共に、展延性のあるアルミニウム等の金属部分やシール材等の樹脂部分の破砕を抑制することができ、もって、展延性のある部分が破砕されたとしてもその粒度を高くすることができる。また、ハンマークラッシャーによれば、高能率で破砕することができるので、被粉砕体の材料に関する選択範囲を広くすることができ、即ち夾雑物の種類を限定する必要をなくすことができる。
【0066】
なお、この粒度の高い展延性のある部分をプロセスP4に進む前に簡単に取り除いておいてもよい。
【0067】
そして、プロセスP4では、破砕されたエッジ部分を網目が、例えば1650μmの篩にかけることにより破砕されたエッジ部分を分級する(分級工程)。この分級によれば、破砕されたエッジ部分のうち、例えば80.6質量%に相当する粒度の低いエッジ部分粉末体を篩下の部分として、また粒度の高いものを篩上の部分として分級することができ、結果として粒度の低いエッジ部分粉末体を容易に選別することができる。このときのエッジ部分粉末体は、その夾雑物の含有濃度が1%程度であるが、5質量%以下であればよい。これにより、プロセスP2で分離されたエッジ部分を終局的に効率よく純ガラスカレットとしてリサイクルすることができる。
【0068】
次いで、プロセスP5では、例えばボールミルによって、プロセスP4で選別されたエッジ部分粉末体を微粉砕して微粉砕物(粉末体)を製造する(粉末体製造工程)。この製造された微粉砕物は、その夾雑物含有濃度が、5質量%以下である。これにより、複層ガラスのエッジ部分を終局的に効率よく素板カレットとしてリサイクルすることができる。
【0069】
製造された微粉砕物は、その粒度範囲が1〜350μm、好ましくは5〜40μmである。これは、微粉砕物の粒度が1μmよりも低いと、微粉砕物の発泡性が優れているが微粉砕物の取り扱い等が効率的ではなく、粒度が350μmよりも高いと、微粉砕物の発泡性が低下するからである。これにより、微粉砕物を均一な粒度分布とすることができる。また、上記微粉砕物は、その平均粒度が18μm程度である。
【0070】
ボールミルとしては、例えば、ミル内容量115リットル、アルミナ玉石40mmφ、回転数50Hzのものを使用することができる。
【0071】
プロセスP6では、プロセスP5で製造された微粉砕物を原料粉として、当該原料粉に、後述する焼成方法(焼成工程)を含んだリサイクルガラス建材製造方法を実行することによって、リサイクルガラス建材を製造する(ガラス建材製造工程)。この製造されたリサイクルガラス建材は、泡ガラス、燒結ガラス、軽量ガラス等である。これにより、プロセスP2で分離されたエッジ部分をリサイクルガラス建材として少なくとも1回リサイクルすることができる。プロセスP6において、リサイクルガラス建材製造方法が焼成方法を含むので、容易に全工程を短縮することができる。
【0072】
そして、上記リサイクルガラス建材が製品不良であるか否かを判別し(プロセスP7)、製品不良でないもの(良品)はリサイクルガラス建材として少なくとも1回リサイクルされ、その後製品不良でないリサイクルガラス建材が用済みになったか否かを判別し(プロセスP8)、該リサイクルガラス建材が用済みになったら(プロセスP8でYES)、当該用済みリサイクルガラス建材を回収する(プロセスP9)。
【0073】
その後、プロセスP9で回収された用済みリサイクルガラス建材に、プロセスP3の破砕工程等と同様の処理(粉砕)を施すことによりガラス建材粉砕物(粉砕されたガラス建材)を製造する(プロセスP10)(カレット製造工程)。このガラス建材粉砕物は、その夾雑物含有濃度が、例えば22.5〜75質量ppmである。
【0074】
続いて、ガラス建材粉砕物に対して、純素板カレットを、例えば同量混合して、素板カレット(ガラスカレット)を製造する(純カレット混合工程,カレット製造工程)。即ち、夾雑物含有濃度22.5〜75質量ppmのガラス建材粉砕物に対して、夾雑物含有濃度7.5〜25質量ppmの純素板カレットを同量混合する。これにより、容易にガラス建材粉砕物の夾雑物含有濃度を15〜50質量ppmにまで低下させることができる。従って、この製造された素板カレットは、その夾雑物含有濃度が15〜50質量ppmである。これにより、後述するガラス工場における素板カレット受け入れ品質基準を満足するので、確実に複層ガラスのエッジ部分を終局的に素板カレットとすることができる。その後、本処理を終了する。なお、プロセスP10において、用済みリサイクルガラス建材の夾雑物含有濃度が15〜50質量ppmであるときは、プロセスP11を経ることなく本処理を終了してもよい。
【0075】
また、プロセスP1における、単体ガラスから成る廃ガラス材、及びプロセスP2における分離されたガラス単体部分からは、プロセスP12において、粉砕等によって純素板カレットが製造され(純カレット製造工程)、本処理を終了する。
【0076】
なお、この製造された純素板カレットは、その夾雑物含有濃度が50質量ppm以下である。これにより、複層ガラスのガラス単体部分が効率よくリサイクルすることができると共に、複層ガラスのエッジ部分をさらに効率よくリサイクルすることができる。
【0077】
プロセスP7における判別の結果、リサイクルガラス建材が製品不良であるときは、プロセスP9に進む。即ち、プロセスP9で回収された用済みリサイクルガラス建材(粉砕されるガラス建材)は、リサイクルガラス建材の製造の際又は製造後における不良品を含む。これにより、プロセスP6で焼成された微粉砕物を終局的に素板カレットとして効率的にリサイクルすることができる。
【0078】
プロセスP4において選別された篩上における、破砕された廃ガラス材のうち粒度の高いものは、廃棄される。これにより、分級された廃ガラス材を容易に選別することができ、プロセスP3で破砕されたエッジ部分を終局的に素板カレットとして効率的にリサイクルすることができる。
【0079】
図1の工程図によれば、回収された廃ガラス材としての複層ガラスから分離され、その後粗く粉砕された複層ガラスのエッジ部分を篩にかけて(プロセスP4)、篩下のエッジ部分粉末体を微粉砕して微粉砕物を製造し(プロセスP5)、当該微粉砕物に焼成方法を含むリサイクルガラス建材製造方法を実行することによって、リサイクルガラス建材を製造し(プロセスP6)、リサイクルガラス建材として少なくとも1回リサイクルされた後に回収された用済みリサイクルガラス建材に、プロセスP3の破砕工程等と同様の処理を施して、例えば夾雑物含有濃度22.5〜75質量ppmのガラス建材粉砕物を製造する(プロセスP10)ので、複層ガラスのエッジ部分を、終局的に夾雑物含有濃度15〜50質量ppmの素板カレットとしてリサイクルすることができる。
【0080】
また、図1の工程図によれば、展延性のある部分の粒度が高くなるようにエッジ部分を破砕し(プロセスP3)、破砕されたエッジ部分を篩にかける(プロセスP4)ので、コストがかかることなく容易に分級することができる。
【0081】
上記実施の形態において、プロセスP12で製造された純素板カレットの夾雑物含有濃度が25質量ppm以下であるときは、プロセスP11に進んでもよい。
【0082】
また、上記実施の形態においてプロセスP11では、夾雑物含有濃度22.5〜75質量ppmのガラス建材粉砕物に対して夾雑物含有濃度7.5〜25質量ppmの純素板カレットを同量混合させて素板カレットを製造するとしたが、ガラス建材粉砕物の夾雑物含有濃度や純素板カレットの夾雑物含有濃度に応じて適宜純素板カレットの混合量を変更して素板カレットを製造する。これは、製造されたガラス建材粉砕物又は製造された素板カレットの夾雑物含有濃度は、ガラス工場における素板カレット受け入れ品質基準、例えば、「アルミニウム、非鉄金属、及びニッケル化合物−無きこと、鉄くず−無きこと、プラスティック、ゴム、紙、及び木片等−10〜30質量ppm、並びに石、セラミックス、及びセメント類−5〜20質量ppm、即ち夾雑物含有濃度15〜50質量ppm」に基づいて決定されるものであるからである。
【0083】
また、上記プロセスP3,P10では、ハンマークラッシャーによって被粉砕体を破砕したが、ハンマークラッシャーに代えて、2つの鋼鉄製ロールの隙間に被粉砕体を通過させることにより圧縮粉砕するロールクラッシャーや、動顎の下部に支点を有し被粉砕体を圧縮粉砕するドッジ型のジョークラッシャー等によって破砕してもよい。ロールクラッシャー又はジョークラッシャーによれば、圧縮粉砕するので、ガラスと展延性のある夾雑物との破壊性状の差を利用して効率良くガラスを回収、又はその後の微粉砕工程や混合工程で適当な大きさのガラスを得ることができる。
【0084】
上記プロセスP5におけるエッジ部分粉末体、及び上記プロセスP10における破砕されたリサイクルガラス建材を、ボールミルによって微粉砕したが、ボールミルに代えて、振動ミル等によって微粉砕してもよい。ボールミル又は振動ミル等によれば、エッジ部分粉末体等を容易に微粉砕することができる。
【0085】
上記プロセス6における焼成方法においては、原料粉の組成や軟化点等によって適宜その方法が決定されるが、通常の場合、昇温速度5〜20℃/分で、例えば最高温度900〜1050℃にまで原料粉を昇温させ、この温度で30〜60分保持し、その後降温速度0.3〜10℃/分で冷却する。これにより、焼成時において原料粉が含有する夾雑物としての金属アルミニウムや有機物を酸化させて無害化することができ、該夾雑物の含有量を22〜50分の1以下に低減、即ちリサイクルガラス建材の夾雑物含有濃度を22.5〜75質量ppmにまで低下させることができる。
【0086】
上記実施の形態において、プロセスP1における廃ガラス材、及びプロセスP9における用済みリサイクルガラス建材は、建築物解体時のアルミサッシや化粧アルミニウム製建材、アルミニウム製シール材、アルミニウム缶、アルミニウム箔等に含まれている金属アルミニウム、合わせガラスのシール材、建築解体時の窓シール材、その他紙や木材等の有機物を含んでいてもよい。
【0087】
また、上記実施の形態では複層ガラスから成る夾雑物を含有するガラス材が廃ガラス材として回収されたが、夾雑物を含有するガラス材としては、いかなる廃ガラス材であってもよく、建築材、又は本リサイクル方法によって製造されたガラス材又は該製造時若しくは該製造後における不良品等であってもよい。
【0088】
また、上記実施の形態における廃ガラス材や用済みリサイクルガラス建材は、金属アルミニウムや、特にポリイソブチレンやポリサルファイト等の樹脂やフタル酸エステル系の可塑剤、炭酸カルシウムやカーボンブラック等の混和剤等の、ガラス溶解時に粒状欠点や着色等の欠点を生じる夾雑物を含有していても、本発明によってリサイクル可能となる。
【0089】
なお、金属アルミニウムは、溶融ガラス(酸化物ガラス)中の主成分であるSiOを還元する強い還元剤として作用するので、黒色の粒状欠点の原因となるシリコン(Si)をガラス中に析出させる。また、有機物は、溶融ガラス中において燃焼により局部的に溶融ガラス中の酸素(O)を消費する還元剤として作用するので、溶融ガラス中の遷移金属や硫黄の価数が低下して着色の原因となる。その他には、鉄、銅、クロム等は、青や緑にガラスを着色させる原因となり、ニッケルやクロムを含むステンレス鋼等は、硫化ニッケルやクロマイト等のガラス難溶性の粒状欠点を生じる原因となり、銀や鉛等は、ガラス溶解炉の炉底に堆積し炉材を侵食する原因となることが知られている。従って、これらの金属、金属化合物、有機物を無害化する必要がある。
【0090】
以下、図1におけるプロセスP6で実行される微粉砕物からの焼成方法を含んだリサイクルガラス建材製造方法、及びプロセスP11で製造された素板カレットからの単体ガラス素板(ガラス素板)製造方法を説明する。
【0091】
図1におけるプロセスP6で泡ガラス建材を製造するには、微粉砕物に、焼成時において発泡性を向上させるための発泡材として、例えばドロマイト(MgCO・CaCO)4質量%を添加し、発泡材が添加された微粉砕物を再度混合粉砕することにより均一な粒度分布の原料粉とし、この原料粉をアルミナ製小型るつぼに投入し、焼成温度700〜800℃の電気炉で成型焼成する(発泡ガラス製造方法)。このような成型焼成により製造された泡ガラスによれば、複層ガラスのエッジ部分をリサイクルガラス建材として少なくとも1回リサイクルすることができ、このリサイクルガラス建材を上述のプロセスP10〜P11の工程によりリサイクルすれば、複層ガラスのエッジ部分を2段階にリサイクルすることができる。
【0092】
なお、上記泡ガラス建材製造方法は、廃ガラス材に含まれている金属アルミニウムを発泡剤とする方法であることが好ましい。これにより、金属アルミニウムの含有量を低減させることができ、複層ガラスエッジ部分が2段階にリサイクルされる際に廃棄される篩上の破砕されたリサイクルガラス建材を少なくすることができる。
【0093】
また、図1におけるプロセスP6で燒結ガラス建材を製造するには、微粉砕物に混和剤として、例えばアルミナ(Al)5質量%及び三酸化アンチモン(Sb)0.4質量%を添加し、混和剤が添加された微粉砕物を再度混合粉砕することにより均一な粒度分布の原料粉とし、この原料粉をアルミナ製小型るつぼに投入し、焼成温度1000℃の電気炉で成型焼成する(燒結ガラス製造方法)。このような成型焼成により製造された燒結ガラスによれば、複層ガラスのエッジ部分をリサイクルガラス建材として少なくとも1回リサイクルすることができ、このリサイクルガラス建材を上述のプロセスP10〜P11の工程によりリサイクルすれば、複層ガラスのエッジ部分を2段階にリサイクルすることができる。また、原材料となる微粉砕物を、Eガラスと称せられるガラス長繊維や結晶化ガラス等の高い軟化点を有するものとすることができる。
【0094】
上記燒結ガラス建材製造方法によれば、廃ガラス粉末から焼成時の寸法収縮によるクラック発生等がない燒結ガラスを製造することができると共に、大寸法平板型の焼結ガラス建材であってもその生産効率を大幅に向上させることができる。
【0095】
また、図1におけるプロセスP6で軽量ガラス建材を製造するには、微粉砕物に発泡剤として、例えばドロマイトやセメント水和物を添加し、発泡剤が添加された微粉砕物を再度混合粉砕することにより均一な粒度分布の原料粉とし、この原料粉を、棚板上にセットされた型枠中に充填し、焼成温度700〜1050℃の電気炉で成型焼成する(軽量ガラス製造方法)。このような成型焼成により製造された軽量ガラス建材によれば、複層ガラスのエッジ部分をリサイクルガラス建材として少なくとも1回リサイクルすることができ、このリサイクルガラス建材を上述のプロセスP10〜P11の工程によりリサイクルすれば、複層ガラスのエッジ部分を2段階にリサイクルすることができる。
【0096】
図1におけるプロセスP11で製造された素板カレットから単体ガラス素板を製造するには、製造された素板カレットを原料粉とし、この原料粉をアルミナ製小型るつぼに投入し、焼成温度1400℃の電気炉で2時間溶融後、焼結する(単体ガラス素板製造方法)。このような焼成により得られる単体ガラス素板によれば、きわめて薄い青色であると共に透明である単体ガラス素板としてリサイクルすることができる。また、素板カレットが、リサイクルされたガラス建材粉砕物の夾雑物含有濃度が純カレットへの混合により低下させられたものであるので、複層ガラスのエッジ部分からリサイクルされたリサイクルガラス建材であっても再度リサイクルすることができる。なお、プロセスP11で製造された素板カレットから単体ガラス素板を製造するとしたが、製造されるのは単体ガラス素板に限られることはなく、いかなるガラス材であってもよい。
【0097】
上記実施の形態において、プロセスP5で製造された微粉砕物やP11で得られたガラス建材粉砕物に、水、場合によっては苛性ソーダ水溶液又は水ガラス水溶液を加えアルカリ性溶液にしてもよい。これにより、微粉砕物やガラス建材粉砕物が含有する金属アルミニウムに、金属アルミニウムをアルミン酸アルカリへと化学反応させる無害化処理を施すことができる。
【0098】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
【0099】
本発明者は、上記リサイクル方法によって複層ガラスのエッジ部分をリサイクルするために、表1の原材料から微粉砕物の試験片を作製した(表1の比較例1,2,実施例1〜3,参照例1)。
【0100】
そして、作製した試験片の夾雑物含有濃度とリサイクル適性について研究した。具体的には、作製した試験片をアルミナ製小型るつぼに投入し、焼成温度1400℃の電気炉で2時間溶融させ、溶融した試験片のガラスの夾雑物含有濃度を目視による色の度合い及び透明度の観察により測定すると共に、溶融後に燒結させた試験片の夾雑物含有濃度〔質量%〕を測定し、測定された色の度合い及び透明度、並びに夾雑物含有濃度からリサイクル適性を評価した。なお、リサイクル適性の評価は、リサイクルに十分適し且つ単板ガラス素板の原材料とすることができる参照例1の試験片との比較により行い、試験片の素板カレットが単板ガラス素板の原材料としてのリサイクルに適している場合に○とし、単板ガラス素板の原材料としてのリサイクルに適していない場合を×とした。
【0101】
測定結果を表1に示す。
【0102】
【表1】

Figure 2004216234
【0103】
なお、参照例1の試験片は、上記図1におけるプロセスP12において製造されたフロート組成ガラスから成る純素板カレットを使用し、実施例1の試験片は、上記図1におけるプロセスP6において製造されたフロート組成ガラスから成る泡ガラス建材からのガラス建材粉砕物と、参照例1の試験片と同じ純素板カレットとを混合させて作製し、実施例2の試験片は、上記図1におけるプロセスP6において製造されたフロート組成ガラスから成る燒結ガラス建材からのガラス建材粉砕物と、参照例1の試験片と同じ純素板カレットとを混合させて作製し、実施例3の試験片は、上記図1におけるプロセスP6において製造されたフロート組成ガラスから成る軽量ガラス建材からのガラス建材粉砕物と、参照例1の試験片と同じ純素板カレットとを混合させて作製し、比較例1の試験片は、上記図1におけるプロセスP5において微粉砕したガラス単体部分がフロート組成ガラスから成る微粉砕物を使用して作製した。
【0104】
表1から、複層ガラスのエッジ部分を原材料とするガラス建材粉砕物に対して単板ガラス素板の原材料としての純素板カレットを混合することにより微粉砕物(ガラスカレット)を製造すると(実施例1〜3)、複層ガラスのエッジ部分を原材料とする微粉砕物の夾雑物含有濃度を低下させることができ、純素板カレット同様に取り扱うことができるのが分かった。
【0105】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、夾雑物を含有する廃ガラス材を破砕し、該破砕された廃ガラス材を分級し、該分級された廃ガラス材を微粉砕して粉末体を製造し、粉末体を焼成し、焼成された粉末体からガラス建材を製造し、該製造されたガラス建材を粉砕してガラスカレットを製造するので、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとしてリサイクルすることができる。
【0106】
請求項2記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材製造工程が焼成工程を兼ねるので、容易に全工程を短縮することができる。
【0107】
請求項3記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材が発泡ガラスであるので、夾雑物を含有する廃ガラス材をリサイクルガラス建材(発泡ガラス)として少なくとも1回リサイクルすることができる。
【0108】
請求項4記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、焼成工程で発泡剤が添加された粉末体を焼成するので、焼成時の発泡性を向上させることができる。
【0109】
請求項5記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材が燒結ガラスであるので、夾雑物を含有する廃ガラス材をリサイクルガラス建材(燒結ガラス)として少なくとも1回リサイクルすることができる。
【0110】
請求項6載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、焼成工程で混和剤が添加された粉末体を焼成するので、焼成時の寸法収縮によるクラック発生等がない燒結ガラスをつくることができる。
【0111】
請求項7記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス建材が軽量ガラスであるので、夾雑物を含有する廃ガラス材をリサイクルガラス建材(軽量ガラス)として少なくとも1回リサイクルすることができる。
【0112】
請求項8記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉砕されるガラス建材がガラス建材の製造の際又は製造後における不良品を含むので、焼成された粉末体を終局的に素板カレットとして効率的にリサイクルすることができる。
【0113】
請求項9記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕された廃ガラス材の最大粒度が5μm以上であるので、分級された廃ガラス材をより容易に選別することができる。
【0114】
請求項10記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕工程でハンマークラッシャーによって廃ガラス材を破砕するので、夾雑物の種類を限定する必要をなくすことができる。
【0115】
請求項11記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕工程でロールクラッシャー又はジョークラッシャーによって廃ガラス材を破砕するので、廃ガラス材を圧縮粉砕することができ、ガラスと展延性のある夾雑物との破壊性状の差を利用して効率良くガラスを回収、又はその後の微粉砕工程や混合工程で適当な大きさのガラスを得ることができる。
【0116】
請求項12記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、分級工程で破砕された廃ガラス材のうち粒度の高いものを選別するので、分級された廃ガラス材を容易に選別することができる。
【0117】
請求項13記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕された廃ガラス材の粒度範囲が1〜350μmであるので、均一な粒度分布とすることができる。
【0118】
請求項14記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕された廃ガラス材の粒度範囲が5〜40μmであるので、より均一な粒度分布とすることができる。
【0119】
請求項15記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕された廃ガラス材の平均粒度が略18μmであるので、均一な粒度分布とすることを確実に行うことができる。
【0120】
請求項16記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、微粉砕工程でボールミル又は振動ミルによって分級された廃ガラス材を微粉砕するので、容易に微粉砕することができる。
【0121】
請求項17記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、破砕工程の前に廃ガラス材をガラス単体部分と夾雑物含有部分とに分離し、破砕工程で夾雑物を含有する部分を破砕するので、夾雑物を含有する廃ガラス材を効率よくリサイクルすることができる。
【0122】
請求項18記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラス単体部分から夾雑物含有濃度が50質量ppm以下である純ガラスカレットを製造するので、夾雑物を含有する廃ガラス材をさらに効率よくリサイクルすることができる。
【0123】
請求項19記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉砕されたガラス建材に純ガラスカレットを混合して夾雑物含有濃度が50質量ppm以下であるガラスカレットを製造するので、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとして確実にリサイクルすることができる。
【0124】
請求項20記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉砕されたガラス建材に対して純ガラスカレットをほぼ同量混合するので、容易に廃ガラス材の夾雑物含有濃度を低下させることができる。
【0125】
請求項21記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、粉末体の夾雑物含有濃度が5質量%以下であるので、夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に効率よく素板カレットとしてリサイクルすることができる。
【0126】
請求項22記載の廃ガラス材のリサイクル方法によれば、ガラスカレットの夾雑物含有濃度が50質量ppm以下であるので、確実に夾雑物を含有する廃ガラス材を終局的に素板カレットとすることができる。
【0127】
以上詳細に説明したように、請求項23記載のガラスカレットによれば、請求項1乃至22のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法によって製造されるので、当該ガラスカレットを素板ガラスの原料として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る廃ガラス材のリサイクル方法において実行される廃ガラス材リサイクル工程を示す工程図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for recycling waste glass material and a glass cullet produced by the method, and in particular, a method for recycling waste glass material such as a double-glazed glass having an edge portion having a high content of impurities, and the method. Related to manufactured glass cullet.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a single sheet glass is finely pulverized and fired to be recycled into glass building materials such as foam glass and sintered glass, or a single sheet glass is finely pulverized to produce a raw sheet cullet as a raw material for a glass raw sheet. Recycling into raw glass using raw cullet is performed.
[0003]
As a method for producing the above foam glass, 1.5 to 9.5% by weight of dolomite (MgCO 3) is added to glass powder such as soda-lime glass which is a finely ground plate glass. 3 ・ CaCO 3 A method has been proposed in which a foaming agent composed of a powder is blended, then foamed, including sintering by melting, and then subjected to cooling (Japanese Patent Publication No. 61-002618). The foam glass "Serome" (trade name, manufactured by Toyoda Boshoku Co., Ltd.) manufactured by this method is used as a cold insulator for an LPG tank.
[0004]
In addition, the above-mentioned foaming agent is made of metallic aluminum (Al) and / or light calcium carbonate (CaCO 3). 3 ) Has been proposed (JP-A-2001-302281).
[0005]
In addition, as a method for producing the sintered glass, 0.05 to 1.5% by weight of antimony trioxide (Sb) is added to glass powder which is finely ground plate glass. 2 O 3 A method has been proposed in which a fired shrinkage inhibitor composed of a powder is blended, dry-formed and fired to produce a sintered glass (Japanese Patent Publication No. Hei 6-88807).
[0006]
In recent years, the demand for double glazing as functional glass has been growing, and it is necessary to consider recycling these double glazings as well as ordinary sheet glass.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The double-glazed glass contains impurities such as aluminum spacers and sealing materials at the edges, but since the foreign materials do not adversely affect the quality of the foam glass or the like, the edges of the double-glazed glass remain as they are. It can be recycled into foam glass and the like.
[0008]
However, when the double glazing containing the above-mentioned contaminants is finely pulverized to produce a base plate cullet, the contaminants of the double glazing contained in the base plate cullet may cause granular defects or defects in the base glass generated from the base cullet. Since the coloring causes coloration, the double-glazed glass cannot be recycled as a base plate cullet.
[0009]
An object of the present invention is to provide a method of recycling waste glass material that can eventually recycle waste glass material containing contaminants as a base plate cullet, and a glass cullet manufactured by the method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a method of recycling waste glass according to claim 1 is a method of recycling waste glass, which produces glass cullet from waste glass, wherein the waste glass contains impurities. A crushing step of crushing the waste glass material, a classification step of classifying the crushed waste glass material, a powder body manufacturing step of pulverizing the classified waste glass material to produce a powder body, A firing step of firing the body, a glass building material manufacturing step of manufacturing a glass building material from the fired powder body, and a cullet manufacturing step of milling the manufactured glass building material to manufacture the glass cullet. Features.
[0011]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 1, the waste glass material containing impurities is crushed, the crushed waste glass material is classified, and the classified waste glass material is finely pulverized. A powder body is manufactured, the powder body is fired, a glass building material is manufactured from the fired powder body, and the manufactured glass building material is crushed to manufacture a glass cullet. Ultimately, it can be recycled as blank cullet.
[0012]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a method of recycling a waste glass material according to the first aspect, wherein the glass building material manufacturing step also serves as the firing step.
[0013]
According to the waste glass material recycling method of the second aspect, since the glass building material manufacturing process also serves as the firing process, the entire process can be easily shortened.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a method of recycling a waste glass material according to the first or second aspect, wherein the glass building material is foam glass.
[0015]
According to the recycling method of the waste glass material according to the third aspect, since the glass building material is foam glass, the waste glass material containing impurities can be recycled at least once as a recycled glass building material (foam glass).
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a method of recycling a waste glass material according to the third aspect, wherein the firing step includes firing the powder to which a blowing agent is added.
[0017]
According to the recycling method of the waste glass material according to the fourth aspect, since the powder to which the blowing agent is added is fired in the firing step, the foaming property at the time of firing can be improved.
[0018]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a method of recycling a waste glass material according to the first or second aspect, wherein the glass building material is a sintered glass.
[0019]
According to the waste glass material recycling method of the fifth aspect, since the glass building material is sintered glass, the waste glass material containing impurities can be recycled at least once as a recycled glass building material (sintered glass).
[0020]
According to a sixth aspect of the present invention, in the method of recycling a waste glass material according to the fifth aspect, in the firing step, the powder body to which the admixture is added is fired.
[0021]
According to the method for recycling waste glass material described in claim 6, since the powder to which the admixture is added is fired in the firing step, it is possible to produce a sintered glass free from cracks due to dimensional shrinkage during firing.
[0022]
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided a method of recycling a waste glass material according to the first or second aspect, wherein the glass building material is lightweight glass.
[0023]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 7, since the glass building material is lightweight glass, the waste glass material containing impurities can be recycled at least once as a recycled glass building material (light glass).
[0024]
The method for recycling a waste glass material according to claim 8 is the method for recycling a waste glass material according to any one of claims 1 to 7, wherein the crushed glass building material is used for manufacturing the glass building material or It is characterized by including defective products after manufacturing.
[0025]
According to the recycling method of the waste glass material according to claim 8, since the glass building material to be pulverized includes a defective product at the time of manufacturing or after the manufacturing of the glass building material, the fired powder is ultimately used as a raw plate cullet. It can be recycled efficiently.
[0026]
The method for recycling waste glass according to claim 9 is the method for recycling waste glass according to any one of claims 1 to 8, wherein the crushed waste glass has a maximum particle size of 5 μm or more. There is a feature.
[0027]
According to the waste glass material recycling method of the ninth aspect, the maximum particle size of the crushed waste glass material is 5 μm or more, so that the classified waste glass material can be more easily selected.
[0028]
The recycling method of waste glass material according to claim 10 is the method of recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 9, wherein in the crushing step, the waste glass material is crushed by a hammer crusher. It is characterized by.
[0029]
According to the waste glass material recycling method of the present invention, since the waste glass material is crushed by the hammer crusher in the crushing step, it is possible to eliminate the need to limit the types of impurities.
[0030]
The method for recycling waste glass material according to claim 11 is the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 9, wherein in the crushing step, the waste glass material is reduced by a roll crusher or a jaw crusher. It is characterized by crushing.
[0031]
According to the method for recycling waste glass material according to the eleventh aspect, the waste glass material is crushed by the roll crusher or the jaw crusher in the crushing step, so that the waste glass material can be compressed and pulverized, and contaminants having spreadability with the glass can be obtained. The glass can be efficiently collected by utilizing the difference in the destructive property with the object, or a glass of an appropriate size can be obtained in the subsequent pulverization step or mixing step.
[0032]
The recycling method for waste glass material according to claim 12 is the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 11, wherein in the classifying step, a particle size of the crushed waste glass material is reduced. It is characterized by sorting high ones.
[0033]
According to the recycling method of the waste glass material according to the twelfth aspect, since the waste glass material crushed in the classification step is sorted out with a high particle size, the classified waste glass material can be easily sorted.
[0034]
The method for recycling waste glass material according to claim 13 is the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 12, wherein the finely pulverized waste glass material has a particle size range of 1 to 1. The thickness is 350 μm.
[0035]
According to the waste glass material recycling method of the thirteenth aspect, the particle size range of the finely pulverized waste glass material is 1 to 350 μm, so that a uniform particle size distribution can be obtained.
[0036]
The method for recycling waste glass according to claim 14 is the method for recycling waste glass according to any one of claims 1 to 13, wherein the finely pulverized waste glass has a particle size range of 5 to 5. The thickness is 40 μm.
[0037]
According to the waste glass material recycling method of claim 14, the particle size range of the finely pulverized waste glass material is 5 to 40 μm, so that a more uniform particle size distribution can be obtained.
[0038]
A waste glass material recycling method according to claim 15 is the waste glass material recycling method according to any one of claims 1 to 14, wherein the finely pulverized waste glass material has an average particle size of about 18 μm. It is characterized by being.
[0039]
According to the waste glass material recycling method of claim 15, the average particle size of the finely pulverized waste glass material is approximately 18 μm, so that a uniform particle size distribution can be reliably performed.
[0040]
The recycling method for waste glass material according to claim 16 is the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 15, wherein in the finely pulverizing step, the waste material classified by a ball mill or a vibration mill is used. It is characterized by finely pulverizing a glass material.
[0041]
According to the waste glass material recycling method of the present invention, the waste glass material classified by the ball mill or the vibration mill in the fine pulverizing step is finely pulverized, so that it can be easily finely pulverized.
[0042]
The method for recycling a waste glass material according to claim 17 is the method for recycling a waste glass material according to any one of claims 1 to 16, wherein the waste glass material is separated from a single glass part before the crushing step. The method further includes a separation step of separating the mixture into a part containing the contaminant, and the crushing step comprises crushing the part containing the contaminant.
[0043]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 17, since the waste glass material is separated into a single glass portion and a portion containing impurities before the crushing step, the portion containing impurities is crushed in the crushing step. In addition, waste glass materials containing impurities can be efficiently recycled.
[0044]
A method for recycling a waste glass material according to claim 18, wherein the pure cullet for producing a pure glass cullet having a concentration of contaminants of 50 mass ppm or less from the single glass portion in the method for recycling a waste glass material according to claim 17. It has a manufacturing process.
[0045]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 18, since the pure glass cullet having the impurity content of 50 mass ppm or less is produced from the single glass portion, the waste glass material containing the impurity is more efficiently produced. Can be recycled.
[0046]
The recycling method of waste glass material according to claim 19 is the method of recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 18, wherein the cullet manufacturing step includes adding pure glass cullet to the pulverized glass building material. And a pure cullet mixing step of mixing
[0047]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 19, pure glass cullet is mixed with the crushed glass building material to produce a glass cullet having a contaminant content concentration of 50 mass ppm or less. The waste glass material to be used can be reliably recycled eventually as a raw plate cullet.
[0048]
According to a twentieth aspect of the present invention, there is provided a method of recycling a waste glass material according to the nineteenth aspect, wherein in the pure cullet mixing step, the pure glass cullet is mixed with the ground glass building material in substantially equal amounts. It is characterized by mixing.
[0049]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 20, since substantially the same amount of pure glass cullet is mixed with the crushed glass building material, the concentration of impurities contained in the waste glass material can be easily reduced. .
[0050]
The method for recycling waste glass material according to claim 21 is the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 20, wherein the powder body has an impurity content concentration of 5% by mass or less. There is a feature.
[0051]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 21, since the concentration of the impurities in the powder body is 5% by mass or less, the waste glass material containing the impurities is eventually efficiently recycled as a base plate cullet. can do.
[0052]
The recycling method of waste glass material according to claim 22 is the method of recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 21, wherein the manufactured glass cullet has a concentration of contaminants of 50 mass%. ppm or less.
[0053]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 22, since the concentration of contaminants in the glass cullet is 50 mass ppm or less, the waste glass material containing the contaminants is definitely used as the raw plate cullet. be able to.
[0054]
In order to achieve the above object, a glass cullet according to claim 23 is manufactured by the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 22.
[0055]
According to the glass cullet according to claim 23, since the glass cullet is produced by the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 22, the glass cullet can be used as a raw material of the base glass. .
[0056]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present inventor has conducted intensive research to achieve the above object, and as a result, in a waste glass material recycling method for producing glass cullet from waste glass material, the waste glass material contains impurities and crushes the waste glass material. Crushing step, a classification step of classifying the crushed waste glass material, a powder body manufacturing step of finely pulverizing the classified waste glass material to produce a powder body, and a firing step of firing the powder body Having a glass building material manufacturing process of manufacturing a glass building material from a fired powder body, and a cullet manufacturing process of manufacturing the glass cullet by crushing the manufactured glass building material, waste glass material containing impurities is removed. I found that it can be eventually recycled as blank cullet.
[0057]
The present invention has been made based on the above research results.
[0058]
Hereinafter, a method for recycling waste glass material according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0059]
FIG. 1 is a process diagram showing a waste glass material recycling process performed in the waste glass material recycling method according to the embodiment of the present invention.
[0060]
In FIG. 1, first, in a process P1, in order to easily separate the collected waste glass material, it is determined whether or not the collected waste glass material is a single glass, and the collected waste glass material is a single glass. If it is a single glass such as a float composition glass or a template composition glass, the process proceeds to process P12. If the collected waste glass material is a contaminant-containing waste glass material such as a double glazing, the process proceeds to process P2.
[0061]
Next, in the process P2, the collected double-glazed glass is cut from the periphery by, for example, a line with a width of 50 mm using a glass cutter or the like, and the double-glazed glass is separated from the single glass portion by 50 mm from the periphery as the impurity-containing portion. At the edge of the double-glazed glass (waste glass material, portion containing impurities) (separation step). After obtaining the separated edge portion, the process proceeds to the process P3. At this time, since the line is cut from the periphery with a line having a width of, for example, 50 mm, the line can be easily cut without worrying about the location of the line.
[0062]
The edge portion includes, for example, 80.8% by mass of a single glass portion composed of a float composition glass, 4.2% by mass of a metal aluminum portion mainly composed of an aluminum spacer portion, and a sealing material composed of an organic material such as a resin. 13.3% by weight of a portion and 19.2% by weight of a contaminant portion consisting of 1.7% by weight of a desiccant portion composed of zeolite or silica gel.
[0063]
In the subsequent process P3, the edge portion is roughly pulverized (crushed) by a hammer crusher (crushing step). The crushed edge portion has a maximum grain size of 1 mm or more. Thereby, the waste glass material can be more easily selected by classification described later.
[0064]
The hammer crusher includes a large number of steel hammers around a high-speed rotating shaft and a repulsion plate that comes into contact with the moved hammer, and crushes an edge portion as a crushed object by an impact of the hammer.
[0065]
According to this hammer crusher, since the edge portion is crushed by the impact, the brittle single glass portion of the edge portion can be selectively crushed, and at the same time, a metal portion such as aluminum, which is extensible, or a sealing material. And the like. Therefore, even if the extensible portion is crushed, the particle size can be increased. Further, according to the hammer crusher, since the crushing can be performed with high efficiency, the selection range regarding the material of the object to be crushed can be widened, that is, it is possible to eliminate the need to limit the types of impurities.
[0066]
It should be noted that the extensible portion having a high grain size may be easily removed before proceeding to the process P4.
[0067]
Then, in the process P4, the crushed edge portion is sieved by, for example, a 1650 μm sieve to classify the crushed edge portion (classification step). According to this classification, among the crushed edge portions, for example, an edge portion powder body having a low particle size corresponding to 80.6% by mass is classified as a portion under the sieve, and a high particle size powder is classified as a portion on the sieve. As a result, the edge portion powder having a low particle size can be easily selected. At this time, the edge portion powder body has a content of impurities of about 1%, but may be 5% by mass or less. Thereby, the edge portion separated in the process P2 can be eventually and efficiently recycled as pure glass cullet.
[0068]
Next, in process P5, the edge portion powder material selected in process P4 is finely pulverized by, for example, a ball mill to produce a finely pulverized product (powder material) (powder material manufacturing step). This manufactured finely pulverized product has a contaminant-containing concentration of 5% by mass or less. Thereby, the edge portion of the double-glazed glass can be eventually and efficiently recycled as the raw plate cullet.
[0069]
The produced finely pulverized product has a particle size range of 1 to 350 µm, preferably 5 to 40 µm. This is because when the particle size of the finely pulverized material is lower than 1 μm, the foamability of the finely pulverized material is excellent, but handling of the finely pulverized material is not efficient, and when the particle size is higher than 350 μm, This is because the foaming property is reduced. Thereby, the finely pulverized product can have a uniform particle size distribution. The finely pulverized product has an average particle size of about 18 μm.
[0070]
As the ball mill, for example, a mill having an internal capacity of 115 liters, an alumina ball of 40 mmφ, and a rotation speed of 50 Hz can be used.
[0071]
In the process P6, a recycled glass building material is manufactured by executing a recycled glass building material manufacturing method including a firing method (a firing step) described below, using the finely pulverized material manufactured in the process P5 as a raw material powder. (Glass building material manufacturing process). The manufactured recycled glass building materials are foam glass, sintered glass, lightweight glass, and the like. Thereby, the edge part separated in the process P2 can be recycled at least once as a recycled glass building material. In the process P6, since the method for manufacturing a recycled glass building material includes a firing method, the entire process can be easily shortened.
[0072]
Then, it is determined whether or not the recycled glass building material is defective (process P7). If the product is not defective (non-defective product), the recycled glass building material is recycled at least once as a recycled glass building material. Is determined (process P8), and when the recycled glass building material is used up (YES in process P8), the used recycled glass building material is collected (process P9).
[0073]
After that, the used recycled glass building material collected in the process P9 is subjected to the same processing (crushing) as the crushing step in the process P3 to produce a crushed glass building material (crushed glass building material) (process P10). (Cullet manufacturing process). This crushed glass building material has an impurity content concentration of, for example, 22.5 to 75 mass ppm.
[0074]
Subsequently, for example, the same amount of pure raw plate cullet is mixed with the crushed glass building material to produce raw plate cullet (glass cullet) (pure cullet mixing step, cullet manufacturing step). That is, the same amount of pure plate cullet having an impurity content of 7.5 to 25 mass ppm is mixed with the crushed glass building material having an impurity content of 22.5 to 75 mass ppm. This makes it possible to easily reduce the contaminant content of the pulverized glass building material to 15 to 50 ppm by mass. Therefore, the produced plate cullet has a contaminant-containing concentration of 15 to 50 ppm by mass. This satisfies the standard for accepting raw plate cullet in a glass factory, which will be described later, so that the edge portion of the multi-layer glass can be finally used as the raw plate cullet. After that, the process ends. In the process P10, when the concentration of the contaminants in the used recycled glass building material is 15 to 50 ppm by mass, the present process may be ended without passing through the process P11.
[0075]
Further, from the waste glass material made of a single glass in the process P1, and the separated single glass portion in the process P2, a pure raw plate cullet is manufactured by pulverization or the like in a process P12 (pure cullet manufacturing process), and this processing is performed. To end.
[0076]
The manufactured pure plate cullet has a contaminant-containing concentration of 50 mass ppm or less. Thereby, the single glass part of the double glazing can be efficiently recycled, and the edge part of the double glazing can be more efficiently recycled.
[0077]
If the result of determination in process P7 is that the recycled glass building material is defective, the process proceeds to process P9. That is, the used recycled glass building material (glass building material to be crushed) collected in the process P9 includes a defective product at the time of manufacturing or after manufacturing the recycled glass building material. As a result, the finely pulverized material fired in the process P6 can be efficiently recycled eventually as a base plate cullet.
[0078]
Among the crushed waste glass materials on the sieve sorted in the process P4, those having a high particle size are discarded. Thereby, the classified waste glass material can be easily sorted, and the edge portion crushed in the process P3 can be eventually and efficiently recycled as the raw plate cullet.
[0079]
According to the process diagram of FIG. 1, the edge portion of the double-glazed glass separated from the recovered waste glass material and then coarsely ground is sieved (process P4), and the edge portion powder under the sieve is crushed. Is finely pulverized to produce a finely pulverized material (process P5), and the finely pulverized material is subjected to a recycled glass building material production method including a firing method, thereby producing a recycled glass building material (process P6). The used recycled glass building material collected after being recycled at least once is subjected to the same treatment as the crushing step of the process P3, for example, to obtain a crushed glass building material having a concentration of impurities of 22.5 to 75 mass ppm. Since it is manufactured (process P10), the edge portion of the double-glazed glass is finally formed with a base plate cullet having a contaminant-containing concentration of 15 to 50 mass ppm. It can be recycled Te.
[0080]
Further, according to the process diagram of FIG. 1, the edge portion is crushed so that the particle size of the extensible portion becomes high (process P3), and the crushed edge portion is sieved (process P4). Classification can be easily performed without such a problem.
[0081]
In the above embodiment, when the impurity concentration of the pure plate cullet manufactured in the process P12 is 25 mass ppm or less, the process may proceed to the process P11.
[0082]
In the above-described embodiment, in process P11, the same amount of a pure plate cullet having a contaminant-containing concentration of 7.5 to 25 mass ppm was mixed with a crushed glass building material having a contaminant-containing concentration of 22.5 to 75 mass ppm. It is said that the raw plate cullet is manufactured by changing the mixing amount of the pure raw plate cullet according to the impurity content concentration of the crushed glass building material and the impurity content concentration of the pure raw plate cullet. I do. This is because the contaminant content concentration of the manufactured glass building material crushed material or the manufactured base plate cullet is based on the base plate cullet acceptance quality standard in a glass factory, for example, `` aluminum, non-ferrous metal, and nickel compound-no, iron Scrap-no waste, plastic, rubber, paper, wood chips, etc. -10 to 30 ppm by weight, and stones, ceramics, and cements -5 to 20 ppm by weight, that is, 15 to 50 ppm by weight of impurities. This is because it is determined.
[0083]
In the processes P3 and P10, the crushed object is crushed by the hammer crusher. Instead of the hammer crusher, a roll crusher for compressing and crushing by passing the crushed object through a gap between two steel rolls, It may be crushed by a dodge type jaw crusher having a fulcrum below the jaw and compressing and crushing the object to be crushed. According to the roll crusher or the jaw crusher, since the crushing is performed by compression, the glass is efficiently recovered by utilizing the difference in the destructive property between the glass and the extensible contaminants, or is appropriately used in the subsequent pulverizing step or mixing step. The size of the glass can be obtained.
[0084]
The edge portion powder body in the process P5 and the crushed recycled glass building material in the process P10 are pulverized by a ball mill, but may be pulverized by a vibration mill or the like instead of the ball mill. According to a ball mill, a vibration mill, or the like, it is possible to easily pulverize the edge portion powder or the like.
[0085]
In the firing method in the above process 6, the method is appropriately determined depending on the composition of the raw material powder, the softening point, and the like. In a normal case, the temperature is raised at a rate of 5 to 20 ° C./min. The raw material powder is heated up to the temperature and maintained at this temperature for 30 to 60 minutes, and then cooled at a temperature decreasing rate of 0.3 to 10 ° C / minute. This makes it possible to oxidize metal aluminum and organic substances as impurities contained in the raw material powder during firing, thereby rendering them harmless, reducing the content of the impurities to 22 to 50 times or less, that is, recycling glass. The concentration of impurities in building materials can be reduced to 22.5 to 75 ppm by mass.
[0086]
In the above embodiment, the waste glass material in the process P1 and the used recycled glass building material in the process P9 are included in aluminum sashes and decorative aluminum building materials, aluminum sealing materials, aluminum cans, aluminum foils and the like when dismantling buildings. It may contain metal aluminum, laminated glass sealing material, window sealing material at the time of building dismantling, and other organic substances such as paper and wood.
[0087]
Further, in the above embodiment, the glass material containing contaminants composed of double-glazed glass was collected as waste glass material, but the glass material containing contaminants may be any waste glass material, It may be a material, a glass material produced by the present recycling method, or a defective product at the time of or after the production.
[0088]
Further, the waste glass material and the used recycled glass building material in the above-mentioned embodiment are metal aluminum, resins such as polyisobutylene and polysulfite, phthalate plasticizers, and admixtures such as calcium carbonate and carbon black. The present invention can be recycled even if it contains contaminants that cause defects such as granular defects and coloring when the glass is melted.
[0089]
The metallic aluminum is SiO 2 which is a main component in the molten glass (oxide glass). 2 Acts as a strong reducing agent to reduce silicon, which causes black granular defects to precipitate in glass. In addition, since the organic substance acts as a reducing agent that consumes oxygen (O) in the molten glass locally by combustion in the molten glass, the valence of the transition metal or sulfur in the molten glass is reduced, and the coloring matter is caused. It becomes. In addition, iron, copper, chromium, etc., cause the glass to be colored blue or green, and stainless steel, such as nickel and chromium, cause poor glass-soluble particulate defects such as nickel sulfide and chromite, It is known that silver and lead accumulate on the furnace bottom of a glass melting furnace and cause erosion of furnace materials. Therefore, it is necessary to make these metals, metal compounds, and organic substances harmless.
[0090]
Hereinafter, a method of manufacturing a recycled glass building material including a method of firing from a finely pulverized material, which is performed in process P6 in FIG. 1, and a method of manufacturing a single glass base plate (glass base plate) from a base cullet manufactured in process P11 Will be described.
[0091]
In order to produce a foam glass building material by the process P6 in FIG. 1, as a foaming material for improving foamability during firing, for example, dolomite (MgCO 3 ・ CaCO 3 4) By adding 4% by mass, the finely pulverized material to which the foaming material has been added is mixed and pulverized again to obtain a raw material powder having a uniform particle size distribution, and the raw material powder is put into a small crucible made of alumina, and a firing temperature of 700 to 800 It is molded and fired in an electric furnace at a temperature of ℃ (foam glass production method). According to the foam glass manufactured by such molding and firing, the edge portion of the double-glazed glass can be recycled at least once as a recycled glass building material, and the recycled glass building material is recycled by the above-described processes P10 to P11. Then, the edge portion of the double glazing can be recycled in two stages.
[0092]
In addition, it is preferable that the said foam glass building material manufacturing method is a method of using metallic aluminum contained in waste glass material as a foaming agent. Thereby, the content of metallic aluminum can be reduced, and the number of crushed recycled glass building materials on the sieve that is discarded when the double-glazed glass edge portion is recycled in two stages can be reduced.
[0093]
In order to manufacture a sintered glass building material in the process P6 in FIG. 1, for example, alumina (Al 2 O 3 ) 5% by mass and antimony trioxide (Sb 2 O 3 ) 0.4 mass% was added, and the finely pulverized product to which the admixture was added was mixed and pulverized again to obtain a raw material powder having a uniform particle size distribution. This raw material powder was put into a small crucible made of alumina and fired at a firing temperature of 1000. It is molded and fired in an electric furnace at ℃ (sintered glass manufacturing method). According to the sintered glass manufactured by such molding and firing, the edge portion of the double-glazed glass can be recycled at least once as a recycled glass building material, and this recycled glass building material is recycled by the above-described processes P10 to P11. Then, the edge portion of the double glazing can be recycled in two stages. Further, the finely pulverized material serving as a raw material can be a material having a high softening point, such as long glass fiber called E glass or crystallized glass.
[0094]
According to the method for manufacturing a sintered glass building material, it is possible to manufacture a sintered glass from waste glass powder without occurrence of cracks due to dimensional shrinkage during firing, and to produce a large-sized flat-plate type sintered glass building material. Efficiency can be greatly improved.
[0095]
In order to manufacture a lightweight glass building material by the process P6 in FIG. 1, for example, dolomite or cement hydrate is added as a foaming agent to the finely pulverized material, and the finely pulverized material to which the foaming agent is added is mixed and pulverized again. In this way, the raw material powder having a uniform particle size distribution is filled into a mold set on a shelf, and molded and fired in an electric furnace having a firing temperature of 700 to 1050 ° C (light glass manufacturing method). According to the lightweight glass building material manufactured by such molding and firing, the edge portion of the double-glazed glass can be recycled at least once as a recycled glass building material, and the recycled glass building material is subjected to the above-described processes P10 to P11. By recycling, the edge portion of the double glazing can be recycled in two stages.
[0096]
In order to manufacture a single glass base plate from the base plate cullet manufactured by the process P11 in FIG. 1, the manufactured base plate cullet is used as a raw material powder, and the raw material powder is put into a small alumina crucible and fired at a temperature of 1400 ° C. After sintering in an electric furnace for 2 hours, sintering is performed (method for producing a single glass base plate). According to the single glass base plate obtained by such calcination, it can be recycled as a single glass base plate which is very light blue and transparent. In addition, since the raw plate cullet is a material in which the concentration of contaminants in the recycled crushed glass building material is reduced by mixing with the pure cullet, the recycled glass building material recycled from the edge portion of the multi-layer glass is not used. Can be recycled again. Although the single glass base plate is manufactured from the base cullet manufactured in the process P11, what is manufactured is not limited to the single glass base plate, but may be any glass material.
[0097]
In the above embodiment, water, optionally a caustic soda aqueous solution or a water glass aqueous solution may be added to the finely pulverized product produced in the process P5 or the pulverized glass building material obtained in P11 to form an alkaline solution. Thereby, the metal aluminum contained in the finely pulverized product or the pulverized glass building material can be subjected to a detoxification treatment for chemically reacting the metal aluminum with the alkali aluminate.
[0098]
【Example】
Hereinafter, examples of the present invention will be described.
[0099]
The inventor produced test pieces of finely pulverized materials from the raw materials shown in Table 1 in order to recycle the edge portion of the double-glazed glass by the above-mentioned recycling method (Comparative Examples 1 and 2 in Table 1 and Examples 1 to 3). , Reference Example 1).
[0100]
Then, the contaminant content concentration and the recyclability of the prepared test pieces were studied. Specifically, the prepared test piece was put into a small crucible made of alumina, melted in an electric furnace at a firing temperature of 1400 ° C. for 2 hours, and the concentration of impurities contained in the glass of the melted test piece was visually evaluated for the degree of color and transparency. And the impurity content [% by mass] of the test piece sintered after melting was measured, and the suitability for recycling was evaluated from the measured color and transparency and the impurity content. The evaluation of recyclability was carried out by comparison with the test piece of Reference Example 1 which is sufficiently suitable for recycling and can be used as a raw material for a single-plate glass base plate. Was evaluated as good when it was suitable for recycling, and x when it was not suitable for recycling as a raw material of a single-pane glass plate.
[0101]
Table 1 shows the measurement results.
[0102]
[Table 1]
Figure 2004216234
[0103]
Note that the test piece of Reference Example 1 uses a pure blank cullet made of the float composition glass manufactured in the process P12 in FIG. 1 described above, and the test piece of Example 1 is manufactured in the process P6 in FIG. The crushed glass building material from the foam glass building material made of the float composition glass was mixed with the same pure plate cullet as the test piece of Reference Example 1, and the test piece of Example 2 was manufactured by the process shown in FIG. The crushed glass building material from the sintered glass building material made of the float composition glass manufactured in P6 was mixed with the same pure plate cullet as the test piece of Reference Example 1, and the test piece of Example 3 was prepared as described above. A crushed glass building material from a lightweight glass building material made of the float composition glass manufactured in process P6 in FIG. 1 and the same pure sheet curry as the test piece of Reference Example 1 Prepared by mixing and bets, the test piece of Comparative Example 1 was FIG 1 glass alone part finely ground in the process P5 in the prepared using a finely pulverized product made of glass float composition.
[0104]
From Table 1, it can be seen that a fine pulverized product (glass cullet) is manufactured by mixing a pure raw plate cullet as a raw material of a single glass raw plate with a crushed glass building material using the edge portion of the double-glazed glass as a raw material (implementation). Examples 1-3), it was found that the concentration of impurities contained in the finely pulverized material using the edge portion of the double-glazed glass as a raw material could be reduced, and that it could be handled in the same manner as pure plate cullet.
[0105]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the method for recycling waste glass material according to claim 1, the waste glass material containing impurities is crushed, the crushed waste glass material is classified, and the classified waste glass material is classified. Since the waste glass material is finely pulverized to produce a powder body, the powder body is fired, a glass building material is manufactured from the fired powder body, and the manufactured glass building material is ground to produce a glass cullet. The waste glass material containing the material can be eventually recycled as raw plate cullet.
[0106]
According to the waste glass material recycling method of the second aspect, since the glass building material manufacturing process also serves as the firing process, the entire process can be easily shortened.
[0107]
According to the recycling method of the waste glass material according to the third aspect, since the glass building material is foam glass, the waste glass material containing impurities can be recycled at least once as a recycled glass building material (foam glass).
[0108]
According to the recycling method of the waste glass material according to the fourth aspect, since the powder to which the blowing agent is added is fired in the firing step, the foaming property at the time of firing can be improved.
[0109]
According to the waste glass material recycling method of the fifth aspect, since the glass building material is sintered glass, the waste glass material containing impurities can be recycled at least once as a recycled glass building material (sintered glass).
[0110]
According to the method for recycling waste glass material described in claim 6, since the powder to which the admixture is added is fired in the firing step, it is possible to produce a sintered glass free from cracks due to dimensional shrinkage during firing.
[0111]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 7, since the glass building material is lightweight glass, the waste glass material containing impurities can be recycled at least once as a recycled glass building material (light glass).
[0112]
According to the recycling method of the waste glass material according to claim 8, since the glass building material to be pulverized includes a defective product at the time of manufacturing or after the manufacturing of the glass building material, the fired powder is ultimately used as a raw plate cullet. It can be recycled efficiently.
[0113]
According to the waste glass material recycling method of the ninth aspect, the maximum particle size of the crushed waste glass material is 5 μm or more, so that the classified waste glass material can be more easily selected.
[0114]
According to the waste glass material recycling method of the present invention, since the waste glass material is crushed by the hammer crusher in the crushing step, it is possible to eliminate the need to limit the types of impurities.
[0115]
According to the method for recycling waste glass material according to the eleventh aspect, the waste glass material is crushed by the roll crusher or the jaw crusher in the crushing step, so that the waste glass material can be compressed and pulverized, and contaminants having spreadability with the glass can be obtained. The glass can be efficiently collected by utilizing the difference in the destructive property with the object, or a glass of an appropriate size can be obtained in the subsequent pulverization step or mixing step.
[0116]
According to the recycling method of the waste glass material according to the twelfth aspect, since the waste glass material crushed in the classification step is sorted out with a high particle size, the classified waste glass material can be easily sorted.
[0117]
According to the waste glass material recycling method of the thirteenth aspect, the particle size range of the finely pulverized waste glass material is 1 to 350 μm, so that a uniform particle size distribution can be obtained.
[0118]
According to the waste glass material recycling method of claim 14, the particle size range of the finely pulverized waste glass material is 5 to 40 μm, so that a more uniform particle size distribution can be obtained.
[0119]
According to the waste glass material recycling method of claim 15, the average particle size of the finely pulverized waste glass material is approximately 18 μm, so that a uniform particle size distribution can be reliably performed.
[0120]
According to the waste glass material recycling method of the present invention, the waste glass material classified by the ball mill or the vibration mill in the fine pulverizing step is finely pulverized, so that it can be easily finely pulverized.
[0121]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 17, since the waste glass material is separated into a single glass portion and a portion containing impurities before the crushing step, the portion containing impurities is crushed in the crushing step. In addition, waste glass materials containing impurities can be efficiently recycled.
[0122]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 18, since the pure glass cullet having the impurity content of 50 mass ppm or less is produced from the single glass portion, the waste glass material containing the impurity is more efficiently produced. Can be recycled.
[0123]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 19, pure glass cullet is mixed with the crushed glass building material to produce a glass cullet having a contaminant content concentration of 50 mass ppm or less. The waste glass material to be used can be reliably recycled eventually as a raw plate cullet.
[0124]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 20, since substantially the same amount of pure glass cullet is mixed with the crushed glass building material, the concentration of impurities contained in the waste glass material can be easily reduced. .
[0125]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 21, since the concentration of the impurities in the powder body is 5% by mass or less, the waste glass material containing the impurities is eventually efficiently recycled as a base plate cullet. can do.
[0126]
According to the method for recycling waste glass material according to claim 22, since the concentration of contaminants in the glass cullet is 50 mass ppm or less, the waste glass material containing the contaminants is definitely used as the raw plate cullet. be able to.
[0127]
As described in detail above, according to the glass cullet according to claim 23, since the glass cullet is manufactured by the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 22, the glass cullet is made of a base glass. Can be used as a raw material.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a process chart showing a waste glass material recycling process performed in a waste glass material recycling method according to an embodiment of the present invention.

Claims (23)

廃ガラス材からガラスカレットを製造する廃ガラス材のリサイクル方法において、
前記廃ガラス材は夾雑物を含有し、
前記廃ガラス材を破砕する破砕工程と、該破砕された廃ガラス材を分級する分級工程と、該分級された廃ガラス材を微粉砕して粉末体を製造する粉末体製造工程と、前記粉末体を焼成する焼成工程と、前記焼成された粉末体からガラス建材を製造するガラス建材製造工程と、該製造されたガラス建材を粉砕して前記ガラスカレットを製造するカレット製造工程とを有することを特徴とする廃ガラス材のリサイクル方法。
In the recycling method of waste glass material to produce glass cullet from waste glass material,
The waste glass material contains impurities,
A crushing step of crushing the waste glass material, a classification step of classifying the crushed waste glass material, a powder body manufacturing step of finely pulverizing the classified waste glass material to produce a powder body, A firing step of firing the body, a glass building material manufacturing step of manufacturing a glass building material from the fired powder body, and a cullet manufacturing step of manufacturing the glass cullet by crushing the manufactured glass building material. A unique recycling method for waste glass.
前記ガラス建材製造工程は、前記焼成工程を兼ねることを特徴とする請求項1記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling waste glass material according to claim 1, wherein the glass building material manufacturing step also serves as the firing step. 前記ガラス建材は、発泡ガラスであることを特徴とする請求項1又は2記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method according to claim 1, wherein the glass building material is foam glass. 前記焼成工程では、発泡剤が添加された粉末体を焼成することを特徴とする請求項3記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling waste glass material according to claim 3, wherein in the firing step, the powder body to which the blowing agent is added is fired. 前記ガラス建材は、燒結ガラスであることを特徴とする請求項1又は2記載の廃ガラス材のリサイクル方法。3. The method for recycling waste glass material according to claim 1, wherein the glass building material is sintered glass. 前記焼成工程では、混和剤が添加された粉末体を焼成することを特徴とする請求項5記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling waste glass material according to claim 5, wherein in the firing step, the powder body to which the admixture is added is fired. 前記ガラス建材は、軽量ガラスであることを特徴とする請求項1又は2記載の廃ガラス材のリサイクル方法。3. The method for recycling waste glass material according to claim 1, wherein the glass building material is lightweight glass. 前記粉砕されるガラス建材は、前記ガラス建材の製造の際又は製造後における不良品を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 7, wherein the crushed glass building material includes a defective product at the time of manufacturing or after manufacturing the glass building material. 前記破砕された廃ガラス材は、その最大粒度が5μm以上であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method according to any one of claims 1 to 8, wherein the crushed waste glass material has a maximum particle size of 5 µm or more. 前記破砕工程では、ハンマークラッシャーによって前記廃ガラス材を破砕することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method according to any one of claims 1 to 9, wherein in the crushing step, the waste glass material is crushed by a hammer crusher. 前記破砕工程では、ロールクラッシャー又はジョークラッシャーによって前記廃ガラス材を破砕することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の廃ガラスのリサイクル方法。The method for recycling waste glass according to any one of claims 1 to 9, wherein in the crushing step, the waste glass material is crushed by a roll crusher or a jaw crusher. 前記分級工程では、前記破砕された廃ガラス材のうち粒度の高いものを選別することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling a waste glass material according to any one of claims 1 to 11, wherein in the classification step, a material having a high particle size is selected from the crushed waste glass material. 前記微粉砕された廃ガラス材は、その粒度範囲が1〜350μmであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 12, wherein the finely ground waste glass material has a particle size range of 1 to 350 µm. 前記微粉砕された廃ガラス材は、その粒度範囲が5〜40μmであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 13, wherein the finely pulverized waste glass material has a particle size range of 5 to 40 m. 前記微粉砕された廃ガラス材は、その平均粒度が略18μmであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method according to claim 1, wherein the finely pulverized waste glass material has an average particle size of about 18 μm. 前記微粉砕工程では、ボールミル又は振動ミルによって前記分級された廃ガラス材を微粉砕することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method according to any one of claims 1 to 15, wherein, in the pulverizing step, the classified waste glass material is finely pulverized by a ball mill or a vibration mill. 前記破砕工程の前に、前記廃ガラス材をガラス単体部分と前記夾雑物を含有する部分とに分離する分離工程を有し、前記破砕工程では、前記夾雑物を含有する部分を破砕することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。Before the crushing step, there is a separation step of separating the waste glass material into a single glass part and a part containing the contaminant, and in the crushing step, crushing the part containing the contaminant The method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 16, wherein: 前記ガラス単体部分から夾雑物含有濃度が50質量ppm以下である純ガラスカレットを製造する純カレット製造工程を有することを特徴とする請求項17記載の廃ガラス材のリサイクル方法。18. The method for recycling waste glass material according to claim 17, further comprising a pure cullet producing step of producing a pure glass cullet having a contaminant-containing concentration of 50 mass ppm or less from the single glass portion. 前記カレット製造工程は、前記粉砕されたガラス建材に純ガラスカレットを混合する純カレット混合工程を有することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method according to any one of claims 1 to 18, wherein the cullet manufacturing step includes a pure cullet mixing step of mixing pure glass cullet with the crushed glass building material. 前記純カレット混合工程では、前記粉砕されたガラス建材に対して前記純ガラスカレットをほぼ同量混合することを特徴とする請求項19記載の廃ガラス材のリサイクル方法。20. The method according to claim 19, wherein in the pure cullet mixing step, substantially the same amount of the pure glass cullet is mixed with the ground glass building material. 前記粉末体は、その夾雑物含有濃度が5質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。The method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 20, wherein the powder has a concentration of impurities of 5% by mass or less. 前記製造されたガラスカレットは、その夾雑物含有濃度が50質量ppm以下であることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法。22. The method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 21, wherein the manufactured glass cullet has an impurity content concentration of 50 mass ppm or less. 請求項1乃至22のいずれか1項に記載の廃ガラス材のリサイクル方法によって製造されることを特徴とするガラスカレット。A glass cullet produced by the method for recycling waste glass material according to any one of claims 1 to 22.
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