JP2004215965A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】パンク発生時に情報が報知されるようにする。
【解決手段】本発明に係る遊技機は、予め定める抽選実施条件が成立したときに抽選を行い、その抽選の結果、当たりと判定されたときに、大当たり遊技を可能にする遊技機であって、大当たり遊技中に予め決められた打ち切り条件の成立により、前記大当たり遊技が途中で打ち切られたときに、情報を報知できる構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る遊技機は、予め定める抽選実施条件が成立したときに抽選を行い、その抽選の結果、当たりと判定されたときに、大当たり遊技を可能にする遊技機であって、大当たり遊技中に予め決められた打ち切り条件の成立により、前記大当たり遊技が途中で打ち切られたときに、情報を報知できる構成である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め定める抽選実施条件が成立したときに抽選を行い、その抽選の結果、当たりと判定されたときに、大当たり遊技を可能にする遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機では、所定領域(例えば、始動口)に遊技球が入球あるいは通過した場合に各種の乱数を読み込んで当たりに関する抽選を行い、この抽選結果に基づいて当たりか、否かを判別する。そして、当たりと判定された場合に、大当たり遊技を可能にして、遊技者に予め決められた特典を与えるようにしている。前記大当たり遊技は、一般的に所定回数の遊技ラウンドから構成されている。しかし、大当たり遊技中に所定の打ち切り条件が成立すると、最終遊技ラウンドに到達する前に大当たり遊技が打ち切られることがある。この状態が、いわゆるパンク状態である。特許文献1(特開平11−114193号公報)の遊技機では、パンクが発生した場合に、そのパンク発生を図柄表示器に表示できるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−114193号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した遊技機ではパンクが発生したことを図柄表示器に表示するだけであるため、パンクが発生したときの遊技実行状況が分からない。このため、遊技機側の原因(例えば、動作不良等)によりパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任(例えば、不運、技量の未熟等)でパンクが発生したのか、その原因を特定することができない。また、どの程度、大当たり遊技を消化した段階でパンクが発生したのかが分からない。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、パンク発生時の遊技実行状況が分かるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための手段1に係る発明は、「予め定める抽選実施条件が成立したときに抽選を行い、その抽選の結果、当たりと判定されたときに、大当たり遊技を可能にする遊技機であって、大当たり遊技中に予め決められた打ち切り条件の成立により、前記大当たり遊技が途中で打ち切られたときに、その打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報を報知できる構成であることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
ここで、手段1に記載した「報知」には、文字(英数字や漢字等)、記号、符号等で表示器に表示する場合のみならず、電飾による表示や放送等(音又は音声による報知)も含むものとする。
また、「遊技実行状況」には、大当たり遊技の消化状況や入賞状況のみならず、大当たり遊技を開始してから大当たり遊技が打ち切られたときまでの時間等も含むものとする。
【0006】
本発明によると、大当たり遊技が途中で打ち切られたとき、即ち、パンク発生時に、その打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報が報知される。このため、パンク発生時の状況が分かるようになり、例えば、遊技機側の原因でパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任でパンクが発生したのか、その原因をある程度特定できるようになる。また、どの程度、大当たり遊技を消化した段階でパンクが発生したのかも分かるようになる。したがって、遊技者に対する補償等に関するトラブルが減少する。
なお、「大当たり遊技が途中で打ち切られたとき」を「パンク発生時」という用語に置き換えて以下の説明を行う。
【0007】
課題を解決するための手段2に係る発明は、「手段1に記載の遊技機であって、大当たり遊技は、所定回数の遊技ラウンドから構成されており、前記大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報として、既に行われた前記遊技ラウンドの回数を報知することを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
これによって、実行できなかった遊技ラウンド数を正確に把握できるようになり、例えば、遊技機の動作不良によりパンクが発生した場合に、遊技者に対してその補償を的確に行えるようになる。
【0008】
課題を解決するための手段3に係る発明は、「手段1又は手段2に記載の遊技機であって、打ち切り条件は、実行中の遊技ラウンドにおいて、開放された大入賞口の特定領域に遊技球が入賞しないときに成立する構成であり、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報として、前記大入賞口に入賞した遊技球の個数を報知することを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このように、大入賞口に入賞した遊技球の個数が報知されるため、パンク発生の原因の特定精度が向上する。例えば、大入賞口が開いている間は、所定個数の遊技球が入賞するのが一般的であるが、遊技球の入賞数が異常に少ない状態でパンクが発生した場合等は遊技機側の原因(動作不良等)が考えられる。また、遊技球の入賞数が所定個数あるいはそれに近い状態でパンクが発生した場合には、大入賞口に入賞した遊技球が特定領域に入らなかったのが原因であり、遊技機側の原因よりも遊技者側の責任(不運、技量未熟等)と考えられる。
【0009】
課題を解決するための手段4に係る発明は、「手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機であって、遊技の主的制御を行うメイン制御部と、遊技の補助的制御を行うサブ制御部とを有しており、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報は、前記サブ制御部で表示処理されることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。このように、遊技の補助的制御を行うサブ制御部でパンク発生状況の情報を表示処理できるため、遊技の進行とは切り離して前記情報の表示処理を行えるようになる。また、サブ制御基板で前記情報の表示処理を行えるため、メイン制御基板120に負担が掛からない。
【0010】
課題を解決するための手段5に係る発明は、「手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機であって、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報の表示は、所定条件の成立により消去されることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このため、例えば、遊技者に対して同じパンクにつき複数回補償を行うような不具合を防止できる。なお、パンク発生時の遊技実行状況に関する情報(パンク発生情報)の表示を消去しても、記録を残すことは可能である。
ここで、所定条件の成立には、例えば、一定時間の経過や、リセットスイッチの操作のみならず、次の大当たりタイミング等も含むものとする。
【0011】
課題を解決するための手段6に係る発明は、「手段1から手段5のいずれかに記載の遊技機であって、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報の表示は、人為的に消去可能であることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このため、パチンコ店の店員がパンク発生情報を確認した時点でそのパンク発生情報の表示を消去できるようになる。このため、遊技者に対して同じパンクにつき複数回の補償を行うような不具合を確実に防止できる。
【0012】
課題を解決するための手段7に係る発明は、「手段1から手段6のいずれかに記載の遊技機であって、図柄変動中であっても、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報の報知が可能な構成であることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このように、図柄変動中であっても、パンク発生情報の報知が行可能なため、パンク発生情報を報知する際に遊技機の遊技を中断する必要がなくなり、遊技者の遊技リズムが乱されるようなことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、図1から図7に基づいて本発明の実施形態1に係る遊技機の説明を行う。本実施形態は、遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であり、図1は前記パチンコ機の正面図、図2は開放された大入賞口を表す斜視図、図3は前記パチンコ機の遊技制御装置のブロック図である。また、図4、図5、図6はパチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャート、図7は図柄表示器の表示画面に表示されるパンク発生情報等の表示態様を表す正面図である。
【0014】
先ず、パチンコ機1の概要から説明する。パチンコ機1は、図1に示すように、扉状に開閉可能なガラス枠2を備えており、そのガラス枠2の内側に遊技盤10が設置されている。遊技盤10はほぼ四角形板状に形成されており、その前面に遊技盤面が設けられている。遊技盤面には、案内レール11が設けられており、その案内レール11によって球発射通路13と遊技領域14とが区画されている。図示されていない球発射装置から発射された遊技球B(図2参照)は、球発射通路13によって遊技領域14の上部に案内される。
【0015】
遊技盤10の遊技盤面には、遊技領域14のほぼ中央部に図柄表示器22を備える役物装置20が配置されており、その役物装置20の真下に始動口17が配置されている。始動口17は、一対の可動片17m(いわゆるチューリップ)の働きで拡開可能に構成されている。さらに、その始動口17には、入賞した遊技球Bを検出するための始動口センサ17sが装着されている。始動口17の真下には大入賞口30が配置されており、その大入賞口30が開閉蓋32(いわゆるアタッカー)によって開閉可能に構成されている。
【0016】
所定条件の下で大入賞口30が開かれると、図2に示すように、遊技盤面を流下する遊技球Bの一部は開閉蓋32によって大入賞口30の内部に導かれる。大入賞口30の内部には普通領域34と特定領域36(いわゆるVゾーン36)とが形成されており、各々の領域34,36に導かれた遊技球Bが図示されていない通過センサによって検出可能に構成されている。また、Vゾーン36の入口には、遊技球BがVゾーン36を通過した後に、そのVゾーン36を塞ぐ開閉片38が取付けられている。
【0017】
図1に示すように、役物装置20の向かって左横にはゲート18が配置されており、そのゲート18を通過する遊技球Bがゲートセンサ18sによって検出可能に構成されている。さらに、役物装置20の周囲には、複数の風車15や複数の一般入賞口16及び障害釘等が適宜配置されており、遊技領域14の下端部にアウト口(図示されていない)が設けられている。なお、障害釘等は図示省略されている。
【0018】
次に、図7に基づいて、役物装置20の図柄表示器22について説明する。
図柄表示器22は、特別図柄や普通図柄を変動表示させるとともに、後記するパンク発生情報を表示する表示器であり、一般的に液晶表示器が使用される。
前記特別図柄は、遊技球Bが始動口17に入賞するのを契機として変動表示される図柄であり(図7の数字図柄6,5,7参照)、図柄表示器22の表示画面21の大部分がその特別図柄の表示領域として使用される。前記普通図柄は、遊技球Bがゲート18を通過するのを契機として変動表示される図柄であり、図柄表示器22の表示画面21の左下隅に表示領域(図7の○×参照)が設けられている。前記パンク発生情報は、後記するように大当たり遊技が途中で打ち切られたとき、即ち、パンク発生時に表示画面21の左上隅に表示される(図7の2RC−0参照)。また、表示画面21の下隅には、後記する保留球数が4個まで表示可能となっている(図7のMEMORY参照)。
【0019】
次に、図3のブロック図に基づいてパチンコ機1の遊技制御装置100の説明を行う。
パチンコ機1の遊技制御装置100は、メイン制御基板120、発射制御基板110、払出制御基板112、サブ制御基板130及びパチンコ機1の動作に必要な各種センサ、ソレノイド等を備えている。
メイン制御基板120は、各種センサからの情報に基づいてパチンコ遊技を実現するための制御を行う基板であり、発射制御基板110、払出制御基板112、サブ制御基板130に指令信号を出力するとともに、ソレノイド等を動作させる。
発射制御基板110は、メイン制御基板120から送信された指令信号に基づいて、遊技球Bの発射用モータ101等を制御する。払出制御基板112は、同じくメイン制御基板120から送信された指令信号に基づいて、賞球の払出しモータ102等を制御する。
【0020】
サブ制御基板130は、メイン制御基板120から送信された指令信号に基づいて、図柄表示器22の図柄表示やBGM及び装飾ランプ類の点灯等を制御する。さらに、サブ制御基板130は、後記するようにパンクが発生したときの状況に関する情報の表示処理を行えるように構成されている。ここで、図柄表示器22に表示されたパンク発生情報は、リセットスイッチ131を押すことで消去可能となっている。
即ち、メイン制御基板120が遊技の主的制御を行う本発明のメイン制御部に相当し、サブ制御基板130が遊技の補助的制御を行う本発明のサブ制御部に相当する。
【0021】
次に、上記したパチンコ機1の動作説明を図4〜図6のフローチャート及び図7の表示態様図に基づいて説明する。ここで、図4〜図6のフローチャートに示す処理はパチンコ機1のメイン制御基板120及びサブ制御基板130において実行される。
球発射装置から発射された遊技球Bが図1に示す球発射通路13によって遊技領域14の上部に案内され、流下してきた遊技球Bが始動口17に入賞すると、賞球が払い出されるとともに、その入賞が始動口センサ17sによって検出される。
遊技球Bが始動口センサ17sによって検出されると、図4に示す始動口処理が実行される。先ず、ステップS10の判断がYESとなるため、ステップS12の各種乱数読み取り手段において、大当たり判定用乱数RA、大当たり図柄用乱数RB及び変動パターン決定用乱数RCが読み込まれる。
【0022】
大当たり判定用乱数RAは、大当たりか否かを判定するために用いられる乱数である。大当たり図柄用乱数RBは、大当たりと判定された場合に図柄表示器22に表示される大当たり図柄配列を決定するために用いられる乱数である。また、変動パターン決定用乱数RCは、図柄表示器22に表示される図柄変動のパターンを決定するために用いられる乱数である。
【0023】
ステップS12で各種乱数RA,RB,RCが読み込まれると、ステップS14の大当たり判定手段で、大当たりか否かが判定される。具体的には、大当たり判定用乱数RAが大当たり値と一致するか否かにより、大当たりか否かが判定される。「大当たり」と判別された場合(YES)、大当たり図柄配列が決定され(ステップS16)、特別図柄の変動処理(以下、図柄変動処理という)が行われる(ステップS20)。
即ち、ステップS10、ステップS12及びステップS14の処理が本発明の抽選に相当し、遊技球Bが始動口センサ17sによって検出されることが、本発明の予め定める抽選実施条件の成立に該当する。
【0024】
図柄変動処理では、先ず、図柄変動が行われ、所定時間経過後にリーチ処理が実行される。リーチ処理では、リーチパターンの決定後、予め設定された変動パターンに基づいて、最終的にリーチ図柄配列が表示される。このようにしてリーチ処理が終了すると、ステップS22で再び大当たり判定が行われる。前述のように、ステップS14の大当たり判定手段で既に大当たりと判定されているため、ステップS22の判定がYESとなり、所定時間後に大当たり図柄配列で停止する(ステップS23)。
このようにして、表示画面21に大当たり図柄配列が表示されると、次に、大当たり処理が行われる(ステップS24及び図5のステップS41〜S47参照)。
【0025】
また、ステップS14の大当たり判定手段で、「はずれ」と判別された場合(NO)は、はずれ図柄配列が決定され(ステップS30)、上記した図柄変動処理(ステップS20)が実行される。図柄変動処理では、リーチ処理が行われる場合と、リーチ処理が行われない場合とがあるが、いずれの場合も大当たり判定(ステップS22)後、最終的にはずれ図柄配列で停止する(ステップS36)。
【0026】
次に、大当たり処理(ステップS24及び図5のステップS41〜S47参照)について説明する。
大当たり処理(遊技)は所定回数(一般的には15回)の遊技ラウンドから構成されている。このため、先ず、図5のステップS41において、ラウンドカウンタ等が初期化(=0)される。次に、大入賞口の開閉処理(ステップS42及び図6のステップS51〜S56参照)が行われる。
【0027】
大入賞口の開閉処理では、図6のステップS51に示すように、先ず、大入賞口30の開閉蓋32が開放される(図2参照)。これによって、遊技盤面を流下する遊技球Bが大入賞口30に入賞可能となる。遊技球Bが大入賞口30に入賞すると(ステップS53 YES)、賞球が払い出されるとともに、入賞した遊技球Bの個数がカウンタによってカウントされる(ステップS54)。そして、大入賞口30に入賞した遊技球Bの個数が所定個数(例えば、10個)に達すると(ステップS55 YES)、大入賞口30が閉鎖される(ステップS56)。また、大入賞口30に入賞した遊技球Bの個数が所定数に達しない場合でも、大入賞口30が開放されてから所定時間(例えば、30秒未満)が経過すると(ステップS52 YES)、大入賞口30は閉鎖される。
【0028】
このように、大入賞口30が開放されてから閉鎖されるまでが1回の遊技ラウンドであり、遊技ラウンドが1回終了すると、図5のステップS43でラウンド回数を「1」だけ増加させる。ステップS41でラウンドカウンタを初期化しているため、現時点のラウンド回数は「1」となる。次に、遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36(特定領域36)に入賞したか否かが判定される。遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36に入賞した場合(ステップS44 YES)、ステップS45で、ラウンド回数が所定回数と等しいか否がが判定される。前述のように、現時点のラウンド回数は「1」であり、大当たり遊技の遊技ラウンド数は所定回数(例えば、15回)であるため、ステップS44の判定はNOとなる。
【0029】
このため、ステップS42で、再び大入賞口の開閉処理(図6のステップS51〜S56参照)、即ち、2回目の遊技ラウンドが行われる。そして、2回目の遊技ラウンドが終了すると、前述のように、ラウンド回数が「1」増加させられ(ステップS43)、遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36に入賞したか否かが判定される(ステップS44)。遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36に入賞しなかった場合(NO)には、後記するステップS46あるいはステップS46及びステップS47の処理を介して大当たり遊技が終了する。
【0030】
即ち、2回目の遊技ラウンドが終了した時点で大当たり遊技が打ち切られる。このように、最終の遊技ラウンドが終了する前に途中で大当たり遊技が打ち切られる状態がいわゆるパンク状態である。パンクは、大入賞口30が開いている間、遊技球BがVゾーン36に全く入賞しなかった場合に発生する。即ち、パンク発生時の状況としては、遊技球Bが大入賞口30に全く入賞しなかった場合と、遊技球Bが大入賞口30には入賞したがVゾーン36に入らなかった場合とがある。
【0031】
遊技ラウンド中は、大入賞口30に所定個数(例えば、10個)の遊技球Bが入賞するのが一般的であるため、遊技球Bの入賞数が少ない場合にはパチンコ機1の動作不良等が疑われる。このため、本実施形態のパチンコ機1では、パンク発生原因がパチンコ機側にあると考えられ得る状況、即ち、大入賞口30の入賞カウント数が、例えば、0個から9個である場合をパンク発生時の遊技実行状況に関する情報(パンク発生情報)の報知条件としている。報知条件の設定は、サブ制御基板130に付属されている入力装置、あるいはサブ制御基板130に接続されている入力装置で行われる。このため、報知条件の設定を変更することは可能である。なお、報知条件の設定をパチンコ機1の管理用コンピュータで行うことも可能である。
【0032】
パンクが発生して報知条件を満たすと判定された場合には(ステップS46 YES)、図柄表示器22にパンク発生情報が表示される(ステップS47)。パンク発生情報は、既に行われた遊技ラウンドの回数Rと、パンクが発生した遊技ラウンドにおいて遊技球Bが大入賞口30に入賞した個数(入賞カウント数C)を表示する。
上記した大当たり遊技では、2回目の遊技ラウンドでパンクが発生しているため、遊技ラウンドの回数Rは「2」であり、「2R」と表示される。また、遊技球Bが大入賞口30に全く入賞しなかった場合(入賞カウント数C=0の場合)には、「C−0」と表示される。なお、図柄表示器22にパンク発生情報を表示するのと同時に音又は音声を発生させることも可能である。
【0033】
ここで、仮に遊技球Bが大入賞口30に所定個数(10個)入賞したが、Vゾーン36に入らなかった場合にもパンクとなる。この場合には、前記報知条件を満たさないため、パンク発生情報は表示されない。即ち、遊技球Bが大入賞口30に所定個数(10個)入賞している場合には、パチンコ機1が正常に動作していると考えられ、さらにパンクが発生しても遊技ルールどおりであるため、パンク発生情報が表示されなくても特に問題はない。なお、入賞カウント数C=10の場合も報知条件に含めることは可能である。また、確率変動大当たりの場合には、その後も遊技者に有利な遊技状態となるため、前記報知条件を満たした場合でも報知しないようにすることは可能である。
【0034】
パンク発生情報は、前述のように、サブ制御基板130で表示処理されるため、メイン制御基板120で制御されるパチンコ遊技には影響を与えることはない。このため、遊技者はパンクが発生してもそのまま遊技を継続することができる。また、パンク発生情報はサブ制御基板130で表示処理されるため、メイン制御基板120に負担を掛けることなくパンク発生情報の報知を行うことができる。
図柄表示器22に表示されたパンク発生情報は、図柄変動中であってもそのまま表示されており、パチンコ店の店員がそのパンク発生情報を確認した後、リセットスイッチ131を押すことで消去される。なお、リセットスイッチ131の他にタイマー等を設け、そのタイマー等により所定時間経過後、自動的にパンク発生情報を消去するようにしても良い。また、リセットスイッチ131を設けずにタイマー等のみを設けることも可能である。また、次の大当たりタイミングでパンク発生情報を消去することも可能である。
【0035】
大当たり遊技の途中でパンクが発生しなかった場合には、図5のステップS42からステップS45の処理が所定回数(例えば、15回)繰り返し実行される。そして、最終遊技ラウンドが終了した時点で、ステップS45のラウンド回数が所定回数(15回)と等しくなるため、ステップS45の判断がYESとなる。このため、大当たり遊技は通常通りに終了する。
【0036】
図1において、球発射装置から発射された遊技球Bが球発射通路13によって遊技領域14の上部に案内され、流下してきた遊技球Bがゲート18を通過すると、その遊技球Bの通過がゲートセンサ18sによって検出される。これによって、図柄表示器22の普通図柄(図7の○×参照)が変動表示され、当たり判定された場合に、例えば、始動口17の可動片17mが一定期間(あるいは一定回数)開かれる。これによって、遊技球Bが始動口17に入賞し易くなる。
ここで、図柄表示器22の図柄変動中に遊技球Bが始動口17に入賞すると、遊技球Bの入賞個数が4個まで保留球数として記録される。前記保留球数は、前述のように、図柄表示器22の下端部においてMEMORYとして表示される(図7参照)。そして、前記保留球数と等しい回数だけ図4に示す始動口処理が実行される。なお、図7は、保留球数が2個の場合を表している。
【0037】
このように、本実施形態に係るパチンコ機1によると、パンク発生時にその時の遊技実行状況に関する情報が報知される。このため、パンク発生時の状況が分かるようになり、例えば、パチンコ機側の原因でパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任でパンクが発生したのか、その原因をある程度特定できるようになる。したがって、遊技者に対する補償等に関するトラブルが減少する。
また、パンク発生情報として既に行われた遊技ラウンドの回数を報知するため、適切に実行できなかった遊技ラウンド数を正確に把握できるようになる。このため、パチンコ機1の動作不良等によりパンクが発生した場合でも、遊技者に対してその補償を的確に行えるようになる。例えば、1回目の遊技ラウンドでパンクが発生した場合には所定回数(15回)分の補償を行えば良いし、最終遊技ラウンド(15回目の遊技ラウンド)でパンクが発生した場合には1回分の補償を行えば良くなる。
【0038】
また、パンク発生情報として大入賞口30に入賞した遊技球Bの個数(入賞カウント数C)を報知するため、パンク発生の原因を特定する際の精度が向上する。例えば、大入賞口30が開いている間は、所定個数の遊技球が入賞するのが一般的であるが、遊技球Bの入賞数が異常に少ない状態でパンクが発生した場合にはパチンコ機側の原因(動作不良等)が考えられる。また、遊技球Bの入賞数が所定個数あるいはそれに近い状態でパンクが発生した場合には、大入賞口30に入賞した遊技球がVゾーン36に入らなかったのが原因であり、遊技機側の原因よりも遊技者側の責任(不運、技量未熟等)と考えられる。
【0039】
また、パンク発生情報はリセットスイッチ131で消去されるため、パチンコ店の店員がパンク発生情報の確認を行った時点でその表示を消去できるようになる。このため、遊技者に対して同じパンクについて複数回補償を行うような不具合を確実に防止できる。ここで、リセットスイッチ131の他にタイマー等を設け、そのタイマー等により所定時間経過後、自動的にパンク発生情報を消去するようにしても、上記不具合を防止できる。なお、リセットスイッチ131を設けずにタイマー等のみを設けることも可能である。また、次の大当たりタイミングでパンク発生情報を消去するようにしても、上記不具合を防止できる。
【0040】
また、パンク発生情報の表示処理はサブ制御基板130で行われるため、メイン制御基板120で制御されるパチンコ遊技に影響を与えることはない。このため、パチンコ遊技中にパンク発生情報を報知しても遊技者が遊技を中断する必要がなくなり、遊技者のリズムが乱されるようなことがない。また、パンク発生情報の表示処理はサブ制御基板130で行われるため、メイン制御基板120に負担を掛けることなくパンク発生情報の報知を行うことができる。
なお、パンク発生情報の処理をメイン制御基板120で行うことは可能である。
【0041】
また、本実施形態に係るパチンコ機1では、パンク発生情報として遊技ラウンドの回数Rと遊技球Bが大入賞口30に入賞した個数(入賞カウント数C)を表示するようにしているが、これに加えて1日当たりのパンク発生回数や過去のパンク発生時間等を表示するようにしても良い。
ここで、本実施形態では、パチンコ機に本発明を適用する例を示したが、パチンコ機以外の遊技機、例えば、アレンジボール機、麻雀遊技機、テレビゲーム機等であって大当たり遊技に相当する遊技を備えるものに本発明を適用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明によると、遊技機側の原因でいわゆるパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任でパンクが発生したのか、その原因をある程度特定できるため、遊技者に対する補償等に関するトラブルが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の開放された大入賞口を表す斜視図である。
【図3】パチンコ機の遊技制御装置のブロック図である。
【図4】パチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャートである。
【図5】パチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャートである。
【図6】パチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャートである。
【図7】図柄表示器の表示画面に表示されるパンク発生情報等の表示態様を表す正面図である。
【符号の説明】
B 遊技球
1 パチンコ機(遊技機)
21 表示画面
22 図柄表示器
30 大入賞口
32 開閉蓋
34 普通領域
36 特定領域(Vゾーン)
120 メイン制御基板(メイン制御部)
130 サブ制御基板(サブ制御部)
131 リセットスイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め定める抽選実施条件が成立したときに抽選を行い、その抽選の結果、当たりと判定されたときに、大当たり遊技を可能にする遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機では、所定領域(例えば、始動口)に遊技球が入球あるいは通過した場合に各種の乱数を読み込んで当たりに関する抽選を行い、この抽選結果に基づいて当たりか、否かを判別する。そして、当たりと判定された場合に、大当たり遊技を可能にして、遊技者に予め決められた特典を与えるようにしている。前記大当たり遊技は、一般的に所定回数の遊技ラウンドから構成されている。しかし、大当たり遊技中に所定の打ち切り条件が成立すると、最終遊技ラウンドに到達する前に大当たり遊技が打ち切られることがある。この状態が、いわゆるパンク状態である。特許文献1(特開平11−114193号公報)の遊技機では、パンクが発生した場合に、そのパンク発生を図柄表示器に表示できるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−114193号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した遊技機ではパンクが発生したことを図柄表示器に表示するだけであるため、パンクが発生したときの遊技実行状況が分からない。このため、遊技機側の原因(例えば、動作不良等)によりパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任(例えば、不運、技量の未熟等)でパンクが発生したのか、その原因を特定することができない。また、どの程度、大当たり遊技を消化した段階でパンクが発生したのかが分からない。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、パンク発生時の遊技実行状況が分かるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための手段1に係る発明は、「予め定める抽選実施条件が成立したときに抽選を行い、その抽選の結果、当たりと判定されたときに、大当たり遊技を可能にする遊技機であって、大当たり遊技中に予め決められた打ち切り条件の成立により、前記大当たり遊技が途中で打ち切られたときに、その打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報を報知できる構成であることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
ここで、手段1に記載した「報知」には、文字(英数字や漢字等)、記号、符号等で表示器に表示する場合のみならず、電飾による表示や放送等(音又は音声による報知)も含むものとする。
また、「遊技実行状況」には、大当たり遊技の消化状況や入賞状況のみならず、大当たり遊技を開始してから大当たり遊技が打ち切られたときまでの時間等も含むものとする。
【0006】
本発明によると、大当たり遊技が途中で打ち切られたとき、即ち、パンク発生時に、その打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報が報知される。このため、パンク発生時の状況が分かるようになり、例えば、遊技機側の原因でパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任でパンクが発生したのか、その原因をある程度特定できるようになる。また、どの程度、大当たり遊技を消化した段階でパンクが発生したのかも分かるようになる。したがって、遊技者に対する補償等に関するトラブルが減少する。
なお、「大当たり遊技が途中で打ち切られたとき」を「パンク発生時」という用語に置き換えて以下の説明を行う。
【0007】
課題を解決するための手段2に係る発明は、「手段1に記載の遊技機であって、大当たり遊技は、所定回数の遊技ラウンドから構成されており、前記大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報として、既に行われた前記遊技ラウンドの回数を報知することを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
これによって、実行できなかった遊技ラウンド数を正確に把握できるようになり、例えば、遊技機の動作不良によりパンクが発生した場合に、遊技者に対してその補償を的確に行えるようになる。
【0008】
課題を解決するための手段3に係る発明は、「手段1又は手段2に記載の遊技機であって、打ち切り条件は、実行中の遊技ラウンドにおいて、開放された大入賞口の特定領域に遊技球が入賞しないときに成立する構成であり、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報として、前記大入賞口に入賞した遊技球の個数を報知することを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このように、大入賞口に入賞した遊技球の個数が報知されるため、パンク発生の原因の特定精度が向上する。例えば、大入賞口が開いている間は、所定個数の遊技球が入賞するのが一般的であるが、遊技球の入賞数が異常に少ない状態でパンクが発生した場合等は遊技機側の原因(動作不良等)が考えられる。また、遊技球の入賞数が所定個数あるいはそれに近い状態でパンクが発生した場合には、大入賞口に入賞した遊技球が特定領域に入らなかったのが原因であり、遊技機側の原因よりも遊技者側の責任(不運、技量未熟等)と考えられる。
【0009】
課題を解決するための手段4に係る発明は、「手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機であって、遊技の主的制御を行うメイン制御部と、遊技の補助的制御を行うサブ制御部とを有しており、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報は、前記サブ制御部で表示処理されることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。このように、遊技の補助的制御を行うサブ制御部でパンク発生状況の情報を表示処理できるため、遊技の進行とは切り離して前記情報の表示処理を行えるようになる。また、サブ制御基板で前記情報の表示処理を行えるため、メイン制御基板120に負担が掛からない。
【0010】
課題を解決するための手段5に係る発明は、「手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機であって、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報の表示は、所定条件の成立により消去されることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このため、例えば、遊技者に対して同じパンクにつき複数回補償を行うような不具合を防止できる。なお、パンク発生時の遊技実行状況に関する情報(パンク発生情報)の表示を消去しても、記録を残すことは可能である。
ここで、所定条件の成立には、例えば、一定時間の経過や、リセットスイッチの操作のみならず、次の大当たりタイミング等も含むものとする。
【0011】
課題を解決するための手段6に係る発明は、「手段1から手段5のいずれかに記載の遊技機であって、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報の表示は、人為的に消去可能であることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このため、パチンコ店の店員がパンク発生情報を確認した時点でそのパンク発生情報の表示を消去できるようになる。このため、遊技者に対して同じパンクにつき複数回の補償を行うような不具合を確実に防止できる。
【0012】
課題を解決するための手段7に係る発明は、「手段1から手段6のいずれかに記載の遊技機であって、図柄変動中であっても、大当たり遊技が途中で打ち切られたときの遊技実行状況に関する情報の報知が可能な構成であることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
このように、図柄変動中であっても、パンク発生情報の報知が行可能なため、パンク発生情報を報知する際に遊技機の遊技を中断する必要がなくなり、遊技者の遊技リズムが乱されるようなことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、図1から図7に基づいて本発明の実施形態1に係る遊技機の説明を行う。本実施形態は、遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であり、図1は前記パチンコ機の正面図、図2は開放された大入賞口を表す斜視図、図3は前記パチンコ機の遊技制御装置のブロック図である。また、図4、図5、図6はパチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャート、図7は図柄表示器の表示画面に表示されるパンク発生情報等の表示態様を表す正面図である。
【0014】
先ず、パチンコ機1の概要から説明する。パチンコ機1は、図1に示すように、扉状に開閉可能なガラス枠2を備えており、そのガラス枠2の内側に遊技盤10が設置されている。遊技盤10はほぼ四角形板状に形成されており、その前面に遊技盤面が設けられている。遊技盤面には、案内レール11が設けられており、その案内レール11によって球発射通路13と遊技領域14とが区画されている。図示されていない球発射装置から発射された遊技球B(図2参照)は、球発射通路13によって遊技領域14の上部に案内される。
【0015】
遊技盤10の遊技盤面には、遊技領域14のほぼ中央部に図柄表示器22を備える役物装置20が配置されており、その役物装置20の真下に始動口17が配置されている。始動口17は、一対の可動片17m(いわゆるチューリップ)の働きで拡開可能に構成されている。さらに、その始動口17には、入賞した遊技球Bを検出するための始動口センサ17sが装着されている。始動口17の真下には大入賞口30が配置されており、その大入賞口30が開閉蓋32(いわゆるアタッカー)によって開閉可能に構成されている。
【0016】
所定条件の下で大入賞口30が開かれると、図2に示すように、遊技盤面を流下する遊技球Bの一部は開閉蓋32によって大入賞口30の内部に導かれる。大入賞口30の内部には普通領域34と特定領域36(いわゆるVゾーン36)とが形成されており、各々の領域34,36に導かれた遊技球Bが図示されていない通過センサによって検出可能に構成されている。また、Vゾーン36の入口には、遊技球BがVゾーン36を通過した後に、そのVゾーン36を塞ぐ開閉片38が取付けられている。
【0017】
図1に示すように、役物装置20の向かって左横にはゲート18が配置されており、そのゲート18を通過する遊技球Bがゲートセンサ18sによって検出可能に構成されている。さらに、役物装置20の周囲には、複数の風車15や複数の一般入賞口16及び障害釘等が適宜配置されており、遊技領域14の下端部にアウト口(図示されていない)が設けられている。なお、障害釘等は図示省略されている。
【0018】
次に、図7に基づいて、役物装置20の図柄表示器22について説明する。
図柄表示器22は、特別図柄や普通図柄を変動表示させるとともに、後記するパンク発生情報を表示する表示器であり、一般的に液晶表示器が使用される。
前記特別図柄は、遊技球Bが始動口17に入賞するのを契機として変動表示される図柄であり(図7の数字図柄6,5,7参照)、図柄表示器22の表示画面21の大部分がその特別図柄の表示領域として使用される。前記普通図柄は、遊技球Bがゲート18を通過するのを契機として変動表示される図柄であり、図柄表示器22の表示画面21の左下隅に表示領域(図7の○×参照)が設けられている。前記パンク発生情報は、後記するように大当たり遊技が途中で打ち切られたとき、即ち、パンク発生時に表示画面21の左上隅に表示される(図7の2RC−0参照)。また、表示画面21の下隅には、後記する保留球数が4個まで表示可能となっている(図7のMEMORY参照)。
【0019】
次に、図3のブロック図に基づいてパチンコ機1の遊技制御装置100の説明を行う。
パチンコ機1の遊技制御装置100は、メイン制御基板120、発射制御基板110、払出制御基板112、サブ制御基板130及びパチンコ機1の動作に必要な各種センサ、ソレノイド等を備えている。
メイン制御基板120は、各種センサからの情報に基づいてパチンコ遊技を実現するための制御を行う基板であり、発射制御基板110、払出制御基板112、サブ制御基板130に指令信号を出力するとともに、ソレノイド等を動作させる。
発射制御基板110は、メイン制御基板120から送信された指令信号に基づいて、遊技球Bの発射用モータ101等を制御する。払出制御基板112は、同じくメイン制御基板120から送信された指令信号に基づいて、賞球の払出しモータ102等を制御する。
【0020】
サブ制御基板130は、メイン制御基板120から送信された指令信号に基づいて、図柄表示器22の図柄表示やBGM及び装飾ランプ類の点灯等を制御する。さらに、サブ制御基板130は、後記するようにパンクが発生したときの状況に関する情報の表示処理を行えるように構成されている。ここで、図柄表示器22に表示されたパンク発生情報は、リセットスイッチ131を押すことで消去可能となっている。
即ち、メイン制御基板120が遊技の主的制御を行う本発明のメイン制御部に相当し、サブ制御基板130が遊技の補助的制御を行う本発明のサブ制御部に相当する。
【0021】
次に、上記したパチンコ機1の動作説明を図4〜図6のフローチャート及び図7の表示態様図に基づいて説明する。ここで、図4〜図6のフローチャートに示す処理はパチンコ機1のメイン制御基板120及びサブ制御基板130において実行される。
球発射装置から発射された遊技球Bが図1に示す球発射通路13によって遊技領域14の上部に案内され、流下してきた遊技球Bが始動口17に入賞すると、賞球が払い出されるとともに、その入賞が始動口センサ17sによって検出される。
遊技球Bが始動口センサ17sによって検出されると、図4に示す始動口処理が実行される。先ず、ステップS10の判断がYESとなるため、ステップS12の各種乱数読み取り手段において、大当たり判定用乱数RA、大当たり図柄用乱数RB及び変動パターン決定用乱数RCが読み込まれる。
【0022】
大当たり判定用乱数RAは、大当たりか否かを判定するために用いられる乱数である。大当たり図柄用乱数RBは、大当たりと判定された場合に図柄表示器22に表示される大当たり図柄配列を決定するために用いられる乱数である。また、変動パターン決定用乱数RCは、図柄表示器22に表示される図柄変動のパターンを決定するために用いられる乱数である。
【0023】
ステップS12で各種乱数RA,RB,RCが読み込まれると、ステップS14の大当たり判定手段で、大当たりか否かが判定される。具体的には、大当たり判定用乱数RAが大当たり値と一致するか否かにより、大当たりか否かが判定される。「大当たり」と判別された場合(YES)、大当たり図柄配列が決定され(ステップS16)、特別図柄の変動処理(以下、図柄変動処理という)が行われる(ステップS20)。
即ち、ステップS10、ステップS12及びステップS14の処理が本発明の抽選に相当し、遊技球Bが始動口センサ17sによって検出されることが、本発明の予め定める抽選実施条件の成立に該当する。
【0024】
図柄変動処理では、先ず、図柄変動が行われ、所定時間経過後にリーチ処理が実行される。リーチ処理では、リーチパターンの決定後、予め設定された変動パターンに基づいて、最終的にリーチ図柄配列が表示される。このようにしてリーチ処理が終了すると、ステップS22で再び大当たり判定が行われる。前述のように、ステップS14の大当たり判定手段で既に大当たりと判定されているため、ステップS22の判定がYESとなり、所定時間後に大当たり図柄配列で停止する(ステップS23)。
このようにして、表示画面21に大当たり図柄配列が表示されると、次に、大当たり処理が行われる(ステップS24及び図5のステップS41〜S47参照)。
【0025】
また、ステップS14の大当たり判定手段で、「はずれ」と判別された場合(NO)は、はずれ図柄配列が決定され(ステップS30)、上記した図柄変動処理(ステップS20)が実行される。図柄変動処理では、リーチ処理が行われる場合と、リーチ処理が行われない場合とがあるが、いずれの場合も大当たり判定(ステップS22)後、最終的にはずれ図柄配列で停止する(ステップS36)。
【0026】
次に、大当たり処理(ステップS24及び図5のステップS41〜S47参照)について説明する。
大当たり処理(遊技)は所定回数(一般的には15回)の遊技ラウンドから構成されている。このため、先ず、図5のステップS41において、ラウンドカウンタ等が初期化(=0)される。次に、大入賞口の開閉処理(ステップS42及び図6のステップS51〜S56参照)が行われる。
【0027】
大入賞口の開閉処理では、図6のステップS51に示すように、先ず、大入賞口30の開閉蓋32が開放される(図2参照)。これによって、遊技盤面を流下する遊技球Bが大入賞口30に入賞可能となる。遊技球Bが大入賞口30に入賞すると(ステップS53 YES)、賞球が払い出されるとともに、入賞した遊技球Bの個数がカウンタによってカウントされる(ステップS54)。そして、大入賞口30に入賞した遊技球Bの個数が所定個数(例えば、10個)に達すると(ステップS55 YES)、大入賞口30が閉鎖される(ステップS56)。また、大入賞口30に入賞した遊技球Bの個数が所定数に達しない場合でも、大入賞口30が開放されてから所定時間(例えば、30秒未満)が経過すると(ステップS52 YES)、大入賞口30は閉鎖される。
【0028】
このように、大入賞口30が開放されてから閉鎖されるまでが1回の遊技ラウンドであり、遊技ラウンドが1回終了すると、図5のステップS43でラウンド回数を「1」だけ増加させる。ステップS41でラウンドカウンタを初期化しているため、現時点のラウンド回数は「1」となる。次に、遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36(特定領域36)に入賞したか否かが判定される。遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36に入賞した場合(ステップS44 YES)、ステップS45で、ラウンド回数が所定回数と等しいか否がが判定される。前述のように、現時点のラウンド回数は「1」であり、大当たり遊技の遊技ラウンド数は所定回数(例えば、15回)であるため、ステップS44の判定はNOとなる。
【0029】
このため、ステップS42で、再び大入賞口の開閉処理(図6のステップS51〜S56参照)、即ち、2回目の遊技ラウンドが行われる。そして、2回目の遊技ラウンドが終了すると、前述のように、ラウンド回数が「1」増加させられ(ステップS43)、遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36に入賞したか否かが判定される(ステップS44)。遊技球Bが大入賞口30のVゾーン36に入賞しなかった場合(NO)には、後記するステップS46あるいはステップS46及びステップS47の処理を介して大当たり遊技が終了する。
【0030】
即ち、2回目の遊技ラウンドが終了した時点で大当たり遊技が打ち切られる。このように、最終の遊技ラウンドが終了する前に途中で大当たり遊技が打ち切られる状態がいわゆるパンク状態である。パンクは、大入賞口30が開いている間、遊技球BがVゾーン36に全く入賞しなかった場合に発生する。即ち、パンク発生時の状況としては、遊技球Bが大入賞口30に全く入賞しなかった場合と、遊技球Bが大入賞口30には入賞したがVゾーン36に入らなかった場合とがある。
【0031】
遊技ラウンド中は、大入賞口30に所定個数(例えば、10個)の遊技球Bが入賞するのが一般的であるため、遊技球Bの入賞数が少ない場合にはパチンコ機1の動作不良等が疑われる。このため、本実施形態のパチンコ機1では、パンク発生原因がパチンコ機側にあると考えられ得る状況、即ち、大入賞口30の入賞カウント数が、例えば、0個から9個である場合をパンク発生時の遊技実行状況に関する情報(パンク発生情報)の報知条件としている。報知条件の設定は、サブ制御基板130に付属されている入力装置、あるいはサブ制御基板130に接続されている入力装置で行われる。このため、報知条件の設定を変更することは可能である。なお、報知条件の設定をパチンコ機1の管理用コンピュータで行うことも可能である。
【0032】
パンクが発生して報知条件を満たすと判定された場合には(ステップS46 YES)、図柄表示器22にパンク発生情報が表示される(ステップS47)。パンク発生情報は、既に行われた遊技ラウンドの回数Rと、パンクが発生した遊技ラウンドにおいて遊技球Bが大入賞口30に入賞した個数(入賞カウント数C)を表示する。
上記した大当たり遊技では、2回目の遊技ラウンドでパンクが発生しているため、遊技ラウンドの回数Rは「2」であり、「2R」と表示される。また、遊技球Bが大入賞口30に全く入賞しなかった場合(入賞カウント数C=0の場合)には、「C−0」と表示される。なお、図柄表示器22にパンク発生情報を表示するのと同時に音又は音声を発生させることも可能である。
【0033】
ここで、仮に遊技球Bが大入賞口30に所定個数(10個)入賞したが、Vゾーン36に入らなかった場合にもパンクとなる。この場合には、前記報知条件を満たさないため、パンク発生情報は表示されない。即ち、遊技球Bが大入賞口30に所定個数(10個)入賞している場合には、パチンコ機1が正常に動作していると考えられ、さらにパンクが発生しても遊技ルールどおりであるため、パンク発生情報が表示されなくても特に問題はない。なお、入賞カウント数C=10の場合も報知条件に含めることは可能である。また、確率変動大当たりの場合には、その後も遊技者に有利な遊技状態となるため、前記報知条件を満たした場合でも報知しないようにすることは可能である。
【0034】
パンク発生情報は、前述のように、サブ制御基板130で表示処理されるため、メイン制御基板120で制御されるパチンコ遊技には影響を与えることはない。このため、遊技者はパンクが発生してもそのまま遊技を継続することができる。また、パンク発生情報はサブ制御基板130で表示処理されるため、メイン制御基板120に負担を掛けることなくパンク発生情報の報知を行うことができる。
図柄表示器22に表示されたパンク発生情報は、図柄変動中であってもそのまま表示されており、パチンコ店の店員がそのパンク発生情報を確認した後、リセットスイッチ131を押すことで消去される。なお、リセットスイッチ131の他にタイマー等を設け、そのタイマー等により所定時間経過後、自動的にパンク発生情報を消去するようにしても良い。また、リセットスイッチ131を設けずにタイマー等のみを設けることも可能である。また、次の大当たりタイミングでパンク発生情報を消去することも可能である。
【0035】
大当たり遊技の途中でパンクが発生しなかった場合には、図5のステップS42からステップS45の処理が所定回数(例えば、15回)繰り返し実行される。そして、最終遊技ラウンドが終了した時点で、ステップS45のラウンド回数が所定回数(15回)と等しくなるため、ステップS45の判断がYESとなる。このため、大当たり遊技は通常通りに終了する。
【0036】
図1において、球発射装置から発射された遊技球Bが球発射通路13によって遊技領域14の上部に案内され、流下してきた遊技球Bがゲート18を通過すると、その遊技球Bの通過がゲートセンサ18sによって検出される。これによって、図柄表示器22の普通図柄(図7の○×参照)が変動表示され、当たり判定された場合に、例えば、始動口17の可動片17mが一定期間(あるいは一定回数)開かれる。これによって、遊技球Bが始動口17に入賞し易くなる。
ここで、図柄表示器22の図柄変動中に遊技球Bが始動口17に入賞すると、遊技球Bの入賞個数が4個まで保留球数として記録される。前記保留球数は、前述のように、図柄表示器22の下端部においてMEMORYとして表示される(図7参照)。そして、前記保留球数と等しい回数だけ図4に示す始動口処理が実行される。なお、図7は、保留球数が2個の場合を表している。
【0037】
このように、本実施形態に係るパチンコ機1によると、パンク発生時にその時の遊技実行状況に関する情報が報知される。このため、パンク発生時の状況が分かるようになり、例えば、パチンコ機側の原因でパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任でパンクが発生したのか、その原因をある程度特定できるようになる。したがって、遊技者に対する補償等に関するトラブルが減少する。
また、パンク発生情報として既に行われた遊技ラウンドの回数を報知するため、適切に実行できなかった遊技ラウンド数を正確に把握できるようになる。このため、パチンコ機1の動作不良等によりパンクが発生した場合でも、遊技者に対してその補償を的確に行えるようになる。例えば、1回目の遊技ラウンドでパンクが発生した場合には所定回数(15回)分の補償を行えば良いし、最終遊技ラウンド(15回目の遊技ラウンド)でパンクが発生した場合には1回分の補償を行えば良くなる。
【0038】
また、パンク発生情報として大入賞口30に入賞した遊技球Bの個数(入賞カウント数C)を報知するため、パンク発生の原因を特定する際の精度が向上する。例えば、大入賞口30が開いている間は、所定個数の遊技球が入賞するのが一般的であるが、遊技球Bの入賞数が異常に少ない状態でパンクが発生した場合にはパチンコ機側の原因(動作不良等)が考えられる。また、遊技球Bの入賞数が所定個数あるいはそれに近い状態でパンクが発生した場合には、大入賞口30に入賞した遊技球がVゾーン36に入らなかったのが原因であり、遊技機側の原因よりも遊技者側の責任(不運、技量未熟等)と考えられる。
【0039】
また、パンク発生情報はリセットスイッチ131で消去されるため、パチンコ店の店員がパンク発生情報の確認を行った時点でその表示を消去できるようになる。このため、遊技者に対して同じパンクについて複数回補償を行うような不具合を確実に防止できる。ここで、リセットスイッチ131の他にタイマー等を設け、そのタイマー等により所定時間経過後、自動的にパンク発生情報を消去するようにしても、上記不具合を防止できる。なお、リセットスイッチ131を設けずにタイマー等のみを設けることも可能である。また、次の大当たりタイミングでパンク発生情報を消去するようにしても、上記不具合を防止できる。
【0040】
また、パンク発生情報の表示処理はサブ制御基板130で行われるため、メイン制御基板120で制御されるパチンコ遊技に影響を与えることはない。このため、パチンコ遊技中にパンク発生情報を報知しても遊技者が遊技を中断する必要がなくなり、遊技者のリズムが乱されるようなことがない。また、パンク発生情報の表示処理はサブ制御基板130で行われるため、メイン制御基板120に負担を掛けることなくパンク発生情報の報知を行うことができる。
なお、パンク発生情報の処理をメイン制御基板120で行うことは可能である。
【0041】
また、本実施形態に係るパチンコ機1では、パンク発生情報として遊技ラウンドの回数Rと遊技球Bが大入賞口30に入賞した個数(入賞カウント数C)を表示するようにしているが、これに加えて1日当たりのパンク発生回数や過去のパンク発生時間等を表示するようにしても良い。
ここで、本実施形態では、パチンコ機に本発明を適用する例を示したが、パチンコ機以外の遊技機、例えば、アレンジボール機、麻雀遊技機、テレビゲーム機等であって大当たり遊技に相当する遊技を備えるものに本発明を適用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明によると、遊技機側の原因でいわゆるパンクが発生したのか、あるいは遊技者側の責任でパンクが発生したのか、その原因をある程度特定できるため、遊技者に対する補償等に関するトラブルが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の開放された大入賞口を表す斜視図である。
【図3】パチンコ機の遊技制御装置のブロック図である。
【図4】パチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャートである。
【図5】パチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャートである。
【図6】パチンコ機の遊技制御装置における処理手順を表すフローチャートである。
【図7】図柄表示器の表示画面に表示されるパンク発生情報等の表示態様を表す正面図である。
【符号の説明】
B 遊技球
1 パチンコ機(遊技機)
21 表示画面
22 図柄表示器
30 大入賞口
32 開閉蓋
34 普通領域
36 特定領域(Vゾーン)
120 メイン制御基板(メイン制御部)
130 サブ制御基板(サブ制御部)
131 リセットスイッチ
Claims (1)
- 予め定める抽選実施条件が成立したときに抽選を行い、その抽選の結果、当たりと判定されたときに、大当たり遊技を可能にする遊技機であって、
大当たり遊技中に予め決められた打ち切り条件の成立により、前記大当たり遊技が途中で打ち切られたときに、情報を報知できる構成であることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003008427A JP2004215965A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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