JP2004215754A - 入浴用パウチ袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚にしっかりと貼着して入浴中に水等の浸入を確実に防ぐことができると共に、入浴後、取り除く際には、皮膚に与える刺激を最小限に抑えることのできる入浴用パウチ袋を提供する。
【解決手段】入浴用パウチ袋は、円形状シート1、および、円形シートの中央近傍に円形状の貫通孔4を有するドーナツ型シート2が、外円縁部において貼着された袋体と、ドーナツ型シート上に配置され、かつ、円形状の貫通孔の周縁部で貼着された円環状シート5と、円環状シートの外面に形成された粘着剤層7とを具備し、粘着剤層を構成する粘着剤は、300%伸張時の応力が0.03N/mm以下、3,000%伸張時の応力が0.09N/mm以上であり、かつ、伸びが3,000%以上である。ことを特徴とする入浴用パウチ袋。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は入浴用パウチ袋に関し、詳しくは、入浴時に人体に装着される医療衛生用品としての入浴用パウチ袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な疾患の治療目的で、体内にチューブ等を装着した状態を維持しなければならない患者がいる。例えば、連続携行式腹膜透析(CAPD continuous ambulatory peritoneal dialysis )患者は、通常、透析液を循環させるためのチューブが腹部に装着されている。このような患者が入浴する場合には、チューブ装着部の感染対策が必要であり、例えば、浴槽に消毒液を混入させて入浴する場合もあるが、チューブ等を入浴用パウチ袋に収納して入浴することが一般的に行われている。
入浴用パウチ袋は種々商品化されているが、一長一短があって十分とはいえず、改良が必要である。例えば、安価品として、四角形のポリエチレン製袋の片面に開口部を設け、その開口部の周囲に両面テープを装着した簡便な製品があるが、この製品では、袋全体を皮膚面に固定した状態となるため装着感が悪く、しかも袋の粘着部分と皮膚との間に応力がかかりやすく、かつ、その応力を緩和することができないので、入浴中に水の浸入を避けることができなかった。あるいは、水の浸入を確実に防ぐために、粘着部分がハイドロコロイドで構成された人口肛門用のパウチ袋を入浴用として使用する場合もあるが、このパウチ袋は接着力が強いので、入浴後、粘着部分を剥がす際に皮膚に強い刺激を与えたり、取り外した後の皮膚に粘着剤の残渣が多く付着し、簡単に拭い取ることができなかった。パウチ袋全体を皮膚面に固定するのではなく、パウチ袋の一部を皮膚面と固定したもの、すなわちパウチ袋の一部に粘着部分を設けて袋自体を立体的に固定した入浴用パウチ袋があるが、従来の製品では接着力が強いので、入浴後、パウチ袋を取り外す際に、皮膚に強い刺激を与えるものであった。特に、CAPD患者はチューブを装着する箇所が決まっており、入浴用パウチ袋を装着する場所も常にほぼ同一箇所に限定されることになるので、貼着部分の皮膚への刺激は大問題である。
また、CAPD患者の場合には、入浴用パウチ袋を貼着する部分が人体の腹部周辺になるので、入浴時に皮膚が大きく収縮しやすく、接着性が弱いと水が浸入することになる。一方、十分な接着力を確保すると、剥離する際の皮膚への刺激が増大する。皮膚への刺激が少なく、かつ、十分な接着力を有する入浴用パウチ袋が求められているが、目下のところ、存在しないのが現実である。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−395号公報
【特許文献2】
登録実用新案304825号公報
【特許文献3】
特開2002−65841号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、本発明の目的は、皮膚にしっかりと貼着して入浴中に水等の浸入を確実に防ぐことができると共に、入浴後、取り除く際には、皮膚に与える刺激を最小限に抑えることのできる入浴用パウチ袋を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の入浴用パウチ袋は、円形状シート、および、円形シートの中央近傍に円形状の貫通孔を有するドーナツ型シートが、外円縁部において貼着された袋体と、前記ドーナツ型シート上に配置され、かつ、前記円形状の貫通孔の周縁部で貼着された円環状シートと、該円環状シートの外面に形成された粘着剤層と、
を具備し、前記粘着剤層を構成する粘着剤は、300%伸張時の応力が0.03N/mm以下、3,000%伸張時の応力が0.09N/mm以上であり、かつ、伸びが3,000%以上であることを特徴とする。
ここで、前記粘着剤層を構成する粘着剤は、(メタ)アクリル酸アクリルエステル40〜80重量%、アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体10〜60重量%、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体1〜10重量%を含む単量体混合物を共重合してなるアクリル系共重合体100重量部に対して、カプリル酸トリグリセリドを31〜60重量部含有し、かつ、前記アクリル系共重合体の重量平均分子量が100万以上であり、前記アクリル系共重合体のゲル分率が30〜55%であることができる。
本発明の別の態様の入浴用パウチ袋は、前記粘着剤層の面上に、さらに剥離材を有することができる。
ここで、前記剥離材には、背割り処理が施されていることができる。
また、前記円環状シートは、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とするシートであることができる。
また、前記袋体を構成する前記円形状シートと、前記ドーナツ型シートとは、それぞれ独立に、ポリエチレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とするシートであることができる。
また、前記ドーナツ型シートと前記円環状シートとは、前記円形状の貫通孔の周縁部で融着されていることができる。
また、前記円形状シートと、前記ドーナツ型シートとは、外円縁部で融着されていることができる。
【0006】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1には、本発明の第1の実施形態に係る入浴用パウチ袋を示す。図1の(a)は、本発明の第1の実施形態に係る入浴用パウチ袋の構成を示す平面図であり、パウチ袋が皮膚に貼付された状態を想定して、入浴用パウチ袋の貼付する部位に該当する円環状シートが少しだけ持ち上がった状態を示している。図1の(b)は図1の(a)における直線A−A’で切断したとき断面図である。本実施形態に係る入浴用パウチ袋は、円形状シート1と、ドーナツ型シート2とが外円縁部3において貼着された袋体を備えている。ドーナツ型シート2は、円型のシートのほぼ中央に円形状の貫通孔4を有し、貫通孔4は袋体の開口部となっている。図1の(a)においては、ほぼ中央に位置する開口部から袋体底面の円形状シート1を目で見ることができる。ドーナツ型シート2の上には、円環状シート5が同心円上に重ねられており、円形状の貫通孔4に沿って、ドーナツ型シート2と円環状シート5とが貼着部6で貼り合わされている。なお、貼着された外円縁部3および貼着部6は、熱融着(ヒートシール)等の融着手段によって貼り合わされていることが好ましい。この場合、円環状シートの材料はドーナツ型シートの材料と同種類の材料であることが好ましく、円環状シートとドーナツ型シートと円形状シートとが、全て同種類の材料であることが好ましい。
【0007】
円環状シート5の外面には、全面に粘着剤層7が形成されていて、皮膚と入浴用パウチ袋との接合部となる。すなわち、円形状の貫通孔4によって形成されている開口部から、トランスファーチューブやカテーテル等の先端部を挿入させて袋体の中にトランスファーチューブ等を収納しつつ、粘着剤層7を人体の皮膚に貼着すれば、人体の所定の部位、例えば、腹膜透析患者の場合には腹部に入浴用パウチ袋を装着することができる。
【0008】
ここで、袋体の大きさは、チューブ等を収納することができ、かつ、使用上嵩張らない大きさであればよく、袋体の外円の直径が12〜18cmの範囲内であることが好ましい。開口部の大きさは、チューブ等を袋体内部に容易に出し入れすることができるような大きさであることが好ましい。ただし、開口部の大きさが大きすぎると、粘着剤層の面積を十分に確保することが困難になったり、袋体内部に収納したチューブ等の収まりが悪かったりすることがあるので、このような問題が発生しない程度の大きさであることが好ましい。例えば、開口部の直径が4〜7cmの範囲内であることが好ましい。
【0009】
円環状シート5の大きさは、皮膚に対して十分な接着性を確保することができるような大きさであることが必要である。但し、皮膚に貼着される面積は可能な限り小さいことが望ましいので、十分な接着性および固定性が確保される範囲内で、適宜設計されることが好ましい。例えば、円環状シート5の外円の直径は、8〜12cmであることが好ましい。
【0010】
外円縁部3および貼着部6がそれぞれ融着により形成される場合には、融着による接着性が十分に確保されるように、融着幅は1〜7mmの範囲内であることが好ましい。また、円環状シートとドーナツ型シートとの接着性を向上させるために、融着を同心円上に多重に行っても良い。図2に、融着を同心円上に2重に行った第2の実施形態に係る入浴用パウチを示す。なお、図2の(b)は、図2の(a)における直線B−B’で切断したときの断面図である。図2の(a)に示すように、貼着部8の位置は、貼着部6と同心円上にあり、貼着部6よりやや大きな半径を有する位置である。このように貼着部を同心円上に多重に設けることにより、入浴用パウチ袋の固定性を更に向上させることができる。なお、融着手段としては、熱や高周波、超音波等の手段を用いることができる。
【0011】
第1の実施形態及び第2の実施形態によれば、粘着剤層7で接合される円環状シート5が袋体と蛇腹状態で離間されるようになっているので、袋体にチューブ等を収納して袋体の形状が膨らんだ状態になっても、円環状シート5がその膨らみに応じて引張られることはなく、粘着部分に過度な引っ張り力が働くこともない。
【0012】
粘着剤層7を形成する粘着剤は、300%伸張時における応力が0.03N/mm以下、3,000%伸張時における応力が0.09N/mm以上であり、かつ、伸びが3,000%以上であることが必要である。300%伸張時における応力が0.03N/mmより大きいと凝集力が大きいので、皮膚貼付時にせん弾力がかった場合、変形しにくく、入浴用パウチ袋が皮膚から剥がれやすくなる。3,000%伸張時における応力が0.09N/mm以下では、粘着剤自体の凝集力が低いので、入浴用パウチ袋を皮膚へ固着する固定力が不足する。また、伸びが3,000%以下では、皮膚表面へ十分に追従することができないので、入浴中に身体を動かして皮膚表面が変形すると、粘着剤層が皮膚表面から剥がれ易く、固定力が不十分である。
【0013】
例えば、(メタ)アクリル酸アクリルエステル40〜80重量%、アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体10〜60重量%、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体1〜10重量%を合計で100重量%含む単量体混合物を共重合してなるアクリル系共重合体100重量部に対して、カプリル酸トリグリセリドを31〜60重量部含有する粘着剤は、上記物性を満足することができる。(メタ)アクリル酸アクリルエステルが40〜80重量%の範囲内であれば、十分な皮膚接着性を発揮し、かつ皮膚面からの剥離の際に皮膚面に粘着剤の一部が残留することもなく、アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体の混合量が10〜60重量%の範囲内であれば、適度な接着性を発揮することができる。また、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体の混合量が1〜10重量%の範囲内であれば、架橋度合いを制御しやすくなる。
【0014】
上記したように、アクリル系共重合体は、(メタ)アクリル酸アクリルエステル40〜80重量%、アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体10〜60重量%、および、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体1〜10重量%を合計で100重量%となるように配合して共重合させることにより得られる。
(メタ)アクリル酸アクリルエステルの混合量は、50〜70重量%であることが好ましい。また、アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体の混合量は、20〜50重量%であることが好ましい。カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体の混合量は、3〜8重量%であることが好ましい。
【0015】
(メタ)アクリル酸アクリルエステルの具体例としては、アクリル酸またはメタクリル酸のエチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル、ドデシルエステル等が挙げられる。本発明においては、これらを一種、もしくは二種以上を併用して用いることができる。
【0016】
アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体の具体例としては、炭素数が1〜4のアルコキシ基を有するアルコキシアルキルアクリレート等が挙げられ、メトキシジエチレングリコールアクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、ブトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート等が好ましく用いられる。
【0017】
カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、(無水)マレイン酸等が挙げられる。共重合性や取扱い性を考慮すると、アクリル酸またはメタクリル酸を用いることが好ましい。
【0018】
本発明では、上記アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体と共に、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体を共重合することによって、架橋処理する際の反応点を保持しつつ、得られるアクリル系共重合体の凝集力を向上させることができる。したがって、(メタ)アクリル酸アクリルエステルと、アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体と、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体とを共重合させることによって粘着剤組成物を調製することができる。
【0019】
アクリル系共重合体の重量平均分子量は100万以上であり、好ましくは120万以上である。アクリル系共重合体の重量平均分子量が100万以上であれば、アクリル系共重合体の全体的な凝集力が小さくなることはなく、十分な固定性を確保することができる。したがって、例えば腹部に貼付して入浴しても、水等の浸入を確実に防ぐことができる。
【0020】
上記アクリル系共重合体は、ゲル分率が30〜55%である。すなわち、アクリル系共重合体は、30〜55重量%が不溶化(ゲル化)しており、35〜50重量%が不溶化していることが好ましい。アクリル系共重合体のゲル分率が30重量%以上であれば、十分な凝集力が得られ、入浴用パウチ袋の剥離時に粘着剤が皮膚へ残渣として残ることはない。また、ゲル分率が55%以下であれば、粘着剤は十分な接着性が得られるので十分な固定能を有する。
一般的な架橋処理を施すことによって、アクリル系共重合体を不溶化することができる。例えば、有機過酸化物やイソシアネート化合物、有機金属塩、金属アルコラート、金属キレート、エポキシ化合物、一級アミノ化合物等の架橋剤を用いる化学的架橋や、電離性放射線を照射してなる物理的架橋を行うことができる。架橋度合いの調整のし易さの観点からは、イソシアネート化合物やエポキシ化合物を用いて架橋処理を行うことが望ましい。
【0021】
上記アクリル系共重合体を得るための重合法としては、特に限定されるものではなく公知の方法を採用することができるが、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法等、あるいは、過酸化物系化合物やアゾ系化合物のようなラジカル重合開始剤を用いたラジカル重合法によって共重合することができる。
用いられる溶媒としては、例えば、酢酸エチル、トルエン等が挙げられる。
また、用いられる重合開始剤としては、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド等が挙げられる。
【0022】
粘着剤は、上記アクリル系共重合体100重量部に対して、31〜60重量部のカプリル酸トリグリセリドを含有するものである。カプリル酸トリグリセリドを上記アクリル系共重合体と相溶させることによって、形成された粘着剤層の微小変形領域での弾性率を低下させることができ、かつ、皮膚の凹凸に対する濡れ性を向上させることができる。カプリル酸トリグリセリドの含有量が31重量部に満たない場合には、微小変形領域での弾性率を低下させることができず、60重量部より多いと、粘着剤の凝集力が不十分になり、固定性能等が十分に得られない。
【0023】
粘着剤層7の厚さは、実用性の観点から、20〜100μm程度であることが好ましく、さらに好ましくは30〜90μm程度である。
上述の特定の物性を有する粘着剤を用いて形成された粘着剤層は、皮膚に十分な接着力をもって貼着している状態を維持することができ、入浴中に水等が浸入することはない。また、入浴後、剥離しても、いわゆる糊残りが生じることもない。
【0024】
袋体を構成する円形状シート及びドーナツ型シートの材料としては、それぞれ独立に、防水性のあるプラスチックフィルムを自由に選択することができる。このようなプラスチックフィルムとしては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリウレタン等を主成分とするフィルムや、その他のポリオレフィン系樹脂を主成分とするフィルム等を使用することができる。また、これらのプラスチックフィルムと不織布等を積層したものを使用することもできる。円形状シート及びドーナツ型シートの厚さは、風合いを損ねない限り特に限定されることなく自由に設定することができる。例えば、円形状シート及びドーナツ型シートの厚さは、それぞれ独立に、30〜120μmの範囲内であることが好ましい。
【0025】
円環状シートの材料も、防水性のあるプラスチックフィルムを自由に選択することができる。例えば、袋体を構成するシートと同様の材料が挙げられ、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリウレタン等を主成分とするフィルムや、その他のポリオレフィン系樹脂を主成分とするフィルム等を使用することができる。また、これらのプラスチックフィルムと不織布等とを積層したものも使用することができる。円環状シートの厚さは、柔軟性を損なわない限り特に限定されることなく自由に設定することができる。例えば、円環状シートの厚さは、30〜120μmの範囲内であることが好ましい。
【0026】
粘着剤層7の粘着面は、使用時まで剥離材で保護されていることが好ましい。図3に、剥離材を有する第3の実施形態に係る入浴用パウチ袋を示す。図3の(a)は、この入浴用パウチ袋を示す平面図であり、図3の(b)は、(a)における直線C−C’で切断したときの断面図である。本実施形態においては、粘着剤層7の面上に剥離材9が設けられている。なお、ここでは剥離材9が粘着剤層7より大きい形状のものを例示したが、粘着剤層と同じ大きさでもよいし、例えば貫通孔4の部分のみが粘着剤層と同じ大きさでもよい。剥離材9としては、紙、プラスチックシート等が挙げられ、表面にシリコーン処理、フッ素処理等の剥離処理が施されたものが好ましいものとして挙げられる。剥離材9は、粘着剤層7から容易に剥離することができるように、背割り処理されていることが好ましい。本発明において、背割り処理とは、入浴用パウチ袋を貼り付ける際に便利なように、切り線を施しておくことをいい、例えば、図3の(a)及び(b)に示すように、剥離材9が2個に分割されており、かつ、切断部10が間隙を介して平行に配置されている状態を形成することをいう。ここでは、剥離材9を2個に分割した場合を例示したが、3個以上に分割してもよいし、また、間隙は必ずしも平行でなくても良い。
【0027】
本発明の入浴用パウチ袋は、上述したように、特定の物性を有する粘着剤を用いて形成される。したがって、本発明の入浴用パウチ袋を使用して入浴すれば、入浴中の水の浸入を十分に防ぐことができ、かつ、入浴後、入浴用パウチ袋を剥離除去する際には、皮膚刺激をほとんど与えることなく剥がすことができる。
本発明の入浴用パウチ袋は、入浴やシャワー等の際に使用することができるが、これ以外でも、感染対策が必要な用途に使用することができる。
【0028】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。なお、以下において、「部」とあるのは「重量部」を意味するものとする。
【0029】
(実施例1)
窒素雰囲気下で、イソノニルアクリレート65重量%と、2−メトキシエチルアクリレート30重量%と、アクリル酸5重量%とからなる単量体混合物を、酢酸エチルに均一に混合した。この単量体混合物100部に対して、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2部を添加して共重合反応を行い、アクリル系共重合体を作製した。得られたアクリル系共重合体は、重量平均分子量が130万であった。
次に、得られたアクリル系共重合体100部と、カプリル酸トリグリセリド45部と、架橋剤として三官能イソシアネート化合物(日本ポリウレタン(株)製、「コロネートHL」)0.04部とを酢酸エチルに混合し、溶解して、粘着剤層用塗布液を作製した。上質紙の一方の面にシリコーン処理を施した剥離紙の処理面に、作製した粘着剤層用塗布液を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗布し、100℃で3分間、乾燥させることにより、粘着剤層を形成した。
厚さ60μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムの片面に、酢酸エチルで濃度が5%になるように希釈したエチレンイミン系下塗り剤(日本触媒(株)製、「NK−350」)を0.5mL塗布した後、80℃で30秒間、乾燥させて、下塗り処理面を形成した。この下塗り処理面を、形成した粘着剤層に貼り合わせた。その後、60℃で72時間、加温して、粘着シートを得た。得られた粘着シートを直径10cmの円形に打ち抜き、円形の粘着シートを作製した。
厚さ60μm、縦16cm×横16cmの大きさのエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムに、作製した円形の粘着シートのエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム面を重ね、円形の粘着シートの中央に直径約5cm〜約6cmの円が形成されるように、その円周を、120℃で2秒間、ヒートシールした。その後、円形の粘着シートの中央部を、直径5cmの円形状に打ち抜いた。
さらに、縦16cm×縦16cmのエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム面に、厚さ60μm、縦16cm×横16cmの大きさのエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムを重ね、直径5cmの貫通孔と同心円となるように、直径14cmの円が形成されるように、その円周を、120℃で2秒間、ヒートシールした。直径約14cmの円形状にヒートシールされた部分の外側を取り除き、本発明の入浴用パウチ袋を作製した。
得られたパウチ袋から粘着剤を採取して、下記に示す不溶分の測定方法に基づいてゲル分率を測定したところ、アクリル系共重合体のゲル分率は39.4%であった。また、得られたパウチ袋について、下記の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0030】
《測定方法および評価方法》
(1)不溶分の測定
入浴用パウチ袋の粘着剤層から粘着剤を約0.1g採取して、採取した粘着剤の質量(W1)を正確に測定した。質量測定後、粘着剤をポリテトラフルオロエチレン膜(平均孔径0.2μm、日東電工(株)製)で覆い、90gの酢酸エチルに室温で3日間浸漬した。次に、浸漬後の酢酸エチルを、同量の新しい酢酸エチルで交換した後、室温で4日間浸漬した。その後、乾燥し秤量して、ポリテトラフルオロエチレン膜内に残った不溶分の質量(W2)を測定した。不溶分の比率(ゲル分率)を下記式に基づいて求めた。
ゲル分率(%)=W2/(W1×A/B)×100
A:(アクリル系共重合体+架橋剤)の配合量
B:(アクリル系共重合体+架橋剤+カルボン酸エステル)の配合量
(2)粘着剤の物性
入浴用パウチ袋の粘着剤層から粘着剤を適当量採取し、半径0.7mmの円柱を作製した。引張試験機((株)島津製作所製、「オートグラフAGS100D」)を用い、チャック間を10mmにセットし、速度300mm/minで引き伸ばした。その時の、30mm(300%)伸張時の応力、300mm(3,000%)伸張時の応力を測定し、かつ、破断時の伸びの長さを測定した。
(3)耐水性
入浴用パウチ袋の内部に、外径5mmの塩化ビニル製チューブを50cmと、直径30mmのプラスチック製のフタを入れて、被験者の腹部に貼付した。次に、被験者に、15分間、入浴してもらった後、入浴用パウチ袋の内部を調べた。入浴用パウチ袋の内部へ水の浸入がなかった場合を記号「○」、水の浸入があった場合を記号「×」で示した。
(4)皮膚刺激性
耐水性試験を行った後、入浴用パウチを剥がして、剥離した皮膚面を肉眼で観察した。ただし、下記に示す判定基準に基づいて、皮膚刺激性の評価を行った。
判定基準:
○ 皮膚面に赤みがほとんど認められなかった場合
× 皮膚面が非常に赤くなっていた場合
(5)糊残り性
入浴用パウチ袋の内部に、外径5mmの塩化ビニル製チューブを50cmと、直径30mmのプラスチック製のフタを入れて、被験者の腹部に貼付した。1時間後に、入浴用パウチ袋を剥離除去した。入浴用パウチ袋を除去した後の皮膚面を肉眼で観察し、下記判定基準に基づいて、皮膚への糊残りの性の評価を行った。
判定基準:
○ 糊残りが全く認められなかった場合
× 皮膚に糊残りが一部でも認められた場合
【0031】
(実施例2)
実施例1において、カプリル酸トリグリセリドの使用量を45部から60部に変更し、また、架橋剤としてのコロネートHLの使用量を0.04部から0.06部に変更した以外は実施例1と同様にして、入浴用パウチ袋を作製した。
得られた入浴用パウチ袋について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0032】
(実施例3)
実施例1において、カプリル酸トリグリセリドの使用量を45部から35部に変更し、また、架橋剤としてのコロネートHLの使用量を0.04部から0.03部に変更した以外は実施例1と同様にして、入浴用パウチ袋を作製した。
得られた入浴用パウチ袋について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0033】
(比較例1)
実施例1において、カプリル酸トリグリセリドを使用せず、また、架橋剤としてのコロネートHLを使用しなかった以外は実施例1と同様にして、入浴用パウチ袋を作製した。
得られた入浴用パウチ袋について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0034】
(比較例2)
実施例1において、カプリル酸トリグリセリドの使用量を45部から60部に変更し、また、架橋剤としてのコロネートHLの使用量を0.04部から0.02部に変更した以外は実施例1と同様にして、入浴用パウチ袋を作製した。
得られた入浴用パウチ袋について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0035】
(比較例3)
実施例1において、カプリル酸トリグリセリドの使用量を45部から30部にに変更した以外は実施例1と同様にして、入浴用パウチ袋を作製した。
得られた入浴用パウチ袋について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0036】
(比較例4)
窒素雰囲気下で、イソノニルアクリレート65重量%と、2−メトキシエチルアクリレート30重量%と、アクリル酸5重量%とからなる単量体混合物を、トルエンに均一に混合した。この単量体混合物100部に対して、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.3部を添加して共重合反応を行い、アクリル系共重合体を作製した。得られたアクリル系共重合体は、重量平均分子量が80万であった。
次に、得られたアクリル系共重合体100部と、カプリル酸トリグリセリド45部と、架橋剤として三官能イソシアネート化合物(日本ポリウレタン(株)製、「コロネートHL」)0.15部とをトルエンに混合し、溶解して、粘着剤層用塗布液を作製した。上質紙の一方の面にシリコーン処理を施した剥離紙の処理面に、作製した粘着剤層用塗布液を、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗布し、120℃で3分間、乾燥させることにより、粘着剤層を形成した。
次に、実施例1と同様にして、粘着シートを作製し、その後、入浴用パウチ袋を作製した。
得られた入浴用パウチ袋について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
Figure 2004215754
【0038】
表1から明らかなように、実施例1〜3の入浴用パウチ袋を使用して入浴した場合には、入浴中に水が浸入することもなく、また、皮膚に対する刺激もほとんどないものであり、耐水性、皮膚刺激性、および、糊残り性の全てにおいて、良好な結果が得られることが分かった。一方、粘着剤の物性が本発明外のものである比較例1〜4の入浴用パウチ袋を使用して入浴した場合には、耐水性、皮膚刺激性、糊残り性の評価の1つ以上において、不良の結果が得られた。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、皮膚にしっかりと貼着して入浴中に水等の浸入を確実に防ぐことができると共に、入浴後、取り除く際には、皮膚に与える刺激を最小限に抑えることのできる入浴用パウチ袋を提供することができる。また、本発明の入浴用パウチ袋は、入浴後、取り除いた後に、糊残りが生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施形態に係る入浴用パウチ袋の構成を示す平面図であり、(b)はその断面図である。
【図2】(a)は、本発明の第2の実施形態に係る入浴用パウチ袋の構成を示す平面図であり、(b)はその断面図である。
【図3】(a)は、本発明の第3の実施形態に係る入浴用パウチ袋の構成を示す平面図であり、(b)はその断面図である。
【符号の説明】
1 円形状シート
2 ドーナツ型シート
3 外円縁部
4 貫通孔
5 円環状シート
6、8 貼着部
7 粘着剤層
9 剥離材
10 切断部

Claims (8)

  1. 円形状シート、および、円形シートの中央近傍に円形状の貫通孔を有するドーナツ型シートが、外円縁部において貼着された袋体と、
    前記ドーナツ型シート上に配置され、かつ、前記円形状の貫通孔の周縁部で貼着された円環状シートと、
    該円環状シートの外面に形成された粘着剤層と、
    を具備し、
    前記粘着剤層を構成する粘着剤は、300%伸張時の応力が0.03N/mm以下、3,000%伸張時の応力が0.09N/mm以上であり、かつ、伸びが3,000%以上である
    ことを特徴とする入浴用パウチ袋。
  2. 前記粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸アクリルエステル40〜80重量%、アルコキシ基含有エチレン性不飽和単量体10〜60重量%、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体1〜10重量%を含む単量体混合物を共重合してなるアクリル系共重合体100重量部に対して、カプリル酸トリグリセリドを31〜60重量部含有し、かつ、前記アクリル系共重合体の重量平均分子量が100万以上であり、前記アクリル系共重合体のゲル分率が30〜55%であることを特徴とする請求項1記載の入浴用パウチ袋。
  3. 前記粘着剤層の面上に、さらに剥離材を有することを特徴とする請求項1または2記載の入浴用パウチ袋。
  4. 前記剥離材には、背割り処理が施されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の入浴用パウチ袋。
  5. 前記円環状シートが、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とするシートであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の入浴用パウチ袋。
  6. 前記袋体を構成する前記円形状シートと、前記ドーナツ型シートとが、それぞれ独立に、ポリエチレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とするシートであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の入浴用パウチ袋。
  7. 前記ドーナツ型シートと前記円環状シートとが、前記円形状の貫通孔の周縁部で融着されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の入浴用パウチ袋。
  8. 前記円形状シートと、前記ドーナツ型シートとが、外円縁部で融着されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の入浴用パウチ袋。
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WO2018051693A1 (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 日東電工株式会社 生体貼付用積層体
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