JP2004214785A - 機器管理システム、機器管理方法、管理装置、被管理機器、管理装置用機器管理プログラム及び被管理機器用機器管理プログラム - Google Patents

機器管理システム、機器管理方法、管理装置、被管理機器、管理装置用機器管理プログラム及び被管理機器用機器管理プログラム Download PDF

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Masaru Matsui
大 松井
Sachio Nagamitsu
左千男 長光
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Abstract

【課題】被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる機器管理システムを提供する。
【解決手段】センターサーバ200は、通信回線300、ゲートウェイ101及び宅内通信ネットワーク103を介して各建物100a,100b,…内の家電機器102a〜102cに通信可能に接続され、センター機器状態取得指令部203は、センター通信処理部201を用いて、取得する機器状態データ及びサンプリング周期を設定する指令を家電機器102a〜102cに通知し、家電機器102a〜102cは、通知された機器状態データを通知されたサンプリング周期で取得する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のネットワークを介して被管理機器と通信可能に接続された管理装置により被管理機器を管理する機器管理システム、機器管理方法、管理装置、被管理機器、管理装置用機器管理プログラム及び被管理機器用機器管理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の機器管理システムとしては、例えば、保守対象となる計算機が、計算機の異常状態を統計的に検出する異常検出手段と、この異常検出手段のデータ収集機能により収集されたデータを記録するログファイルとを備え、保守用端末がインターネットを介して記録したデータ(ログ)をチェックするリモートメンテナンス装置がある。上記の異常検出手段は、統計的推定機能が保持している分布情報(例えば、正規分布)を用いて異常状態を検出して故障検出を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開平11−110248号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のリモートメンテナンス装置では、収集する計算機の運転状態の種類及び収集間隔が予め設定されており、計算機の状態によっては収集する運転状態の種類及び収集間隔が最適であるとは限らず、計算機の異常状態を正確に検出できない場合がある。
【0005】
一方、家電機器を管理する場合、例えば、電気機器メーカーが冷媒や冷却システムを大幅に変更した新たな冷蔵庫等の機器を新製品として発売するときに、当該冷蔵庫に対する故障検出及び故障予測に関する情報が充分に蓄積されておらず、どのような機器状態をどのようなサンプリング周期で計測すべきか充分に把握されていない場合がある。このような場合に、サンプリング周期が長すぎると、故障検出及び故障予測に重要な意味を持つ局面を取りこぼす可能性があり、一方、サンプリング周期が短すぎると、蓄積される機器状態のデータ量が増加し、当該データを処理するCPU(中央演算装置)に対して過大な負荷をかける状態が継続することになる。
【0006】
また、計測される機器状態の中には、常時計測しなくても他の機器状態の変化をトリガとして計測して、当該機器に対する故障検出及び故障予測を行うことができる機器状態もあるが、新製品発売時には、当該機器状態の故障検出及び故障予測に対する影響が充分に蓄積されていないため、常時計測するように設定することが多い。この場合も、蓄積される機器状態のデータ量が増加し、当該データを処理するCPUに対して過大な負荷をかける状態が継続することになる。
【0007】
また、家電機器の内部の機器状態だけでは、当該機器の故障検出及び故障予測を充分に行えない場合もあり、例えば、住宅内での家電機器の使用環境が故障検出及び故障予測に影響する。特に、室内温度は機器の故障検出及び故障予測に大きく影響するが、家電機器の全てが室内温度を計測している場合は非常に稀であり、その影響まで含めて故障検出及び故障予測を行うことは行われていない。
【0008】
さらに、リサイクルの要求に応えるため、家電機器において故障後のリペア部品又は長期使用のためのリサイクル部品の使用頻度が増加する傾向にあり、この場合、リペア部品又はリサイクル部品の製造時期が機器本体の製造時期と異なるため、残寿命の異なる部品が機器内に混在した状態となり、新製品の場合と同様な方法では、正確な故障検出及び故障予測を行うことができない。
【0009】
本発明の目的は、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる機器管理システム、機器管理方法、管理装置、被管理機器、管理装置用機器管理プログラム及び被管理機器用機器管理プログラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る機器管理システムは、被管理機器と、所定のネットワークを介して被管理機器と通信可能に接続された管理装置とを備え、被管理機器は、当該被管理機器の機器状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを備え、管理装置は、機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を機器状態取得手段へ通知する取得情報通知手段を備え、機器状態取得手段は、取得情報通知手段により通知された機器状態情報を取得情報通知手段により通知された検出間隔で取得するものである。
【0011】
本発明に係る機器管理システムにおいては、管理装置が被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を被管理機器へ通知し、被管理機器が通知された機器状態情報を通知された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の取得する機器状態情報及びその検出間隔を任意に変更することができ、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0012】
被管理機器は、機器状態取得手段により取得された機器状態情報を蓄積する被管理側蓄積手段と、被管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は機器状態取得手段により取得される最新の機器状態情報を解析して当該被管理機器の故障を判定する被管理側故障判定手段と、被管理側故障判定手段により故障と判定された場合、当該被管理機器の故障を管理装置へ通知する故障通知手段をさらに備えることが好ましい。
【0013】
この場合、取得された機器状態情報を蓄積し、蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は取得される最新の機器状態情報を解析して当該被管理機器の故障と判定されると、当該被管理機器の故障を管理装置へ通知しているので、管理装置側において被管理機器の故障に対する適切な処置を迅速に講じることができる。
【0014】
機器状態取得手段は、被管理側故障判定手段により故障と判定された場合、故障時の機器状態情報を取得することが好ましい。
【0015】
この場合、故障時の機器状態情報をも用いて被管理機器の故障検出及び故障予測を行うことができるので、被管理機器の故障検出及び故障予測をより正確に行うことができる。
【0016】
被管理機器は、機器状態取得手段により取得された機器状態情報を管理装置へ送信する機器状態送信手段をさらに備え、管理装置は、機器状態送信手段により送信された機器状態情報を蓄積する管理側蓄積手段と、管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は機器状態送信手段により送信された最新の機器状態情報を解析して機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定する取得情報決定手段とをさらに備え、取得情報通知手段は、取得情報決定手段により決定された機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を機器状態取得手段へ通知することが好ましい。
【0017】
この場合、被管理機器により取得された機器状態情報を管理装置側に蓄積し、蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は被管理機器により取得される最新の機器状態情報を解析して被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定し、被管理機器が決定された機器状態情報を決定された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報及びその検出間隔を決定することができる。
【0018】
被管理機器は、当該被管理機器の環境条件を検出する環境条件検出手段をさらに備え、機器状態取得手段は、環境条件検出手段により検出された環境条件を環境条件情報として取得し、機器状態送信手段は、機器状態取得手段により取得された環境条件情報を管理装置へ送信し、管理装置は、機器状態送信手段により送信された環境条件情報を蓄積する環境条件蓄積手段をさらに備え、取得情報決定手段は、管理側蓄積手段により蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は機器状態送信手段により送信された最新の機器状態情報と、環境条件蓄積手段に蓄積されている過去の環境条件情報及び/又は機器状態送信手段により送信された最新の環境条件情報とを基に機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定することが好ましい。
【0019】
この場合、機器状態情報だけでなく、被管理機器の故障に大きな影響を与える環境条件情報をも考慮して、被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定しているので、被管理機器の故障検出及び故障予測により好適な機器状態情報及びその検出間隔を決定することができる。
【0020】
被管理機器を構成する一の部品は、当該被管理機器の新たな機器状態を検出する新検出手段を有する交換部品であり、機器状態取得手段は、新検出手段により検出された機器状態を新機器状態情報として取得し、機器状態送信手段は、機器状態取得手段により取得された新機器状態情報を管理装置へ送信し、管理装置は、機器状態送信手段により送信された新機器状態情報を蓄積する新機器状態蓄積手段をさらに備え、取得情報決定手段は、新機器状態蓄積手段に蓄積されている過去の新機器状態情報及び/又は機器状態送信手段により送信された最新の新機器状態情報をも用いて機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定することが好ましい。
【0021】
この場合、既存の機器状態情報だけでなく、交換部品の新検出手段により検出される新機器状態情報をも考慮して、被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定しているので、製造時期が異なる交換部品を有する被管理機器の故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報及びその検出間隔を決定することができる。
【0022】
本発明に係る機器管理方法は、自身の機器状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを有する被管理機器と、所定のネットワークを介して被管理機器と通信可能に接続された管理装置とを備える機器情報処理システムを用いた機器管理方法であって、管理装置が、機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を機器状態取得手段へ通知するステップと、機器状態取得手段が、通知された機器状態情報を通知された検出間隔で取得するステップとを含むものである。
【0023】
本発明に係る機器管理方法においては、管理装置が被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を被管理機器へ通知し、被管理機器が通知された機器状態情報を通知された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の取得する機器状態情報及びその検出間隔を任意に変更することができ、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0024】
本発明に係る管理装置は、自身の機器状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを有する被管理機器と所定のネットワークを介して通信可能に接続された管理装置であって、被管理機器から送信された機器状態情報を蓄積する管理側蓄積手段と、管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は被管理機器から送信された最新の機器状態情報を解析して機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定する取得情報決定手段と、取得情報決定手段により決定された機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を機器状態取得手段へ通知する取得情報通知手段とを備えるものである。
【0025】
本発明に係る管理装置においては、被管理機器により取得された機器状態情報を管理装置側に蓄積し、蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は被管理機器により取得される最新の機器状態情報を解析して被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定し、被管理機器が決定された機器状態情報を決定された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報及びその検出間隔を決定することができ、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0026】
本発明に係る管理装置用機器管理プログラムは、自身の機器状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを有する被管理機器と所定のネットワークを介して通信可能に接続された管理装置を、被管理機器から送信された機器状態情報を蓄積する管理側蓄積手段と、管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は被管理機器から送信された最新の機器状態情報を解析して機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定する取得情報決定手段と、取得情報決定手段により決定された機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を機器状態取得手段へ通知する取得情報通知手段として機能させるものである。
【0027】
本発明に係る管理装置用機器管理プログラムによれば、管理装置を用いて、被管理機器により取得された機器状態情報を管理装置側に蓄積し、蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は被管理機器により取得される最新の機器状態情報を解析して被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定し、被管理機器が決定された機器状態情報を決定された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報及びその検出間隔を決定することができ、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0028】
本発明に係る被管理機器は、所定のネットワークを介して管理装置と通信可能に接続された被管理機器であって、被管理機器の機器状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを備え、機器状態取得手段は、管理装置により通知された機器状態情報を管理装置により通知された検出間隔で取得するものである。
【0029】
本発明に係る管理装置においては、管理装置により被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔が被管理機器へ通知され、通知された機器状態情報を通知された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の取得する機器状態情報及びその検出間隔を任意に変更することができ、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0030】
本発明に係る被管理機器用機器管理プログラムは、所定のネットワークを介して管理装置と通信可能に接続された被管理機器を、被管理機器の機器状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段として機能させ、機器状態取得手段は、管理装置により通知された機器状態情報を管理装置により通知された検出間隔で取得するものである。
【0031】
本発明に係る被管理機器用機器管理プログラムによれば、被管理機器を用いて、管理装置により被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔が被管理機器へ通知され、通知された機器状態情報を通知された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の取得する機器状態情報及びその検出間隔を任意に変更することができ、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態による機器管理システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による機器管理システムの構成を示すブロック図である。
【0033】
図1において、機器管理システムは、住宅等の各建物100a,100b,…内に設置されたゲートウェイ101、複数の家電機器102a〜102c及び宅内通信ネットワーク103と、遠隔地に設置されたセンターサーバ200とを備える。センターサーバ200は、通信回線300を介して各建物100a,100b,…内のゲートウェイ101と相互通信可能に接続されている。
【0034】
ゲートウェイ101は、宅外の通信回線300を介して相互通信可能なように通信プロトコルの変換処理等を行い、各ゲートウェイ101には、センターサーバ200の通信回線300上のアドレスが設定されている。通信回線300としては、種々のネットワークを用いることができ、電話回線(アナログ又はデジタル)、光ファイバ、高速無線等を用いることができる。
【0035】
また、ゲートウェイ101は、宅内通信ネットワーク103を介して複数の家電機器102a〜102cと相互通信可能に接続されている。宅内通信ネットワーク103としては、例えば、有線又は無線方式を用いたLAN(Local Area Network)、電灯線、特定小電力無線等を用いることができる。なお、建物100b,…内の構成は、建物100aと基本的に同様であり、使用される家電機器は各建物で適宜変更される。
【0036】
各家電機器102a〜102cは、一般に家庭内で使用される家電機器であり、例えば、家電機器102aは、冷蔵庫であり、家電機器102bは、エアコンであり、家電機器102cは、電子レンジである。なお、図1では、3台の家電機器102a〜102cを図示しているが、家電機器の数及び種類は、この例に特に限定されず、種々の変更が可能である。
【0037】
図2は、図1に示す家電機器102aの構成を示すブロック図である。なお、他の家電機器102b,102cも、センサの種類及び個数等が異なる場合がある点を除き、基本的に家電機器102aと同様に構成されている
図2に示す家電機器102aは、通信処理部11、タイマ設定部12、ポート設定部13、機器状態取得部14、切り替え部15、複数のセンサ16a〜16e、機器状態蓄積部17、故障判定部18及び表示部19を備える。通信処理部11、タイマ設定部12、ポート設定部13、機器状態取得部14、切り替え部15、機器状態蓄積部17、故障判定部18は、マイクロコンピュータ及びメモリ等から構成され、ROM(リードオンリメモリ)等に予め記憶されている被管理機器用機器管理プログラムを実行することにより、後述する各処理が実行される。なお、これらの各ブロックの構成は、この例に特に限定されず、専用のハードウエア等から構成してもよい。
【0038】
通信処理部11は、宅内通信ネットワーク103との通信インタフェイスを有し、宅内通信ネットワーク103を介してゲートウェイ101に接続され、送受信電文の組立及び解読、通信手順の制御等を行う。
【0039】
タイマ設定部12は、通信処理部11を介してセンターサーバ200により設定されたサンプリング周期で機器状態データ取得指令を機器状態取得部14に出力する。なお、家電機器102aの製造時に、タイマ設定部12には初期値となるサンプリング周期が予め設定されており、タイマ設定部12は、センターサーバ200によりサンプリング周期が変更されるまで、上記の初期値を用いる。
【0040】
ポート設定部13は、通信処理部11を介してセンターサーバ200により指定された機器状態データを機器状態取得部14が取得できるように切り替え部15の接続状態を制御する。なお、家電機器102aの製造時に、ポート設定部13には初期値となる機器状態データの種類が予め設定されており、ポート設定部13は、センターサーバ200により機器状態データの種類が変更されるまで、上記の初期値に対応する機器状態データを取得できるように切り替え部15の接続状態を制御する。
【0041】
機器状態取得部14は、切り替え部15を介して一又は複数のセンサ16a〜16eの出力を取得し、センターサーバ200が解読可能な機器状態データに変換して機器状態蓄積部17へ出力するともに、必要に応じて通信処理部11等を介してセンターサーバ200へ送信する。機器状態取得部14によるセンサ出力の取得には、A/D変換やポート入力等が用いられる。
【0042】
ここで、機器状態データとは、家電機器の故障検出及び/又は故障予測に用いられる機器の動作状態等を特定するための情報であり、例えば、家電機器102aが冷蔵庫の場合、各庫内の温度計測値、ダンパ開度、インバータ周波数等が該当する。また、機器状態データは、家電機器内で所定の制御動作が行われている場合、制御を行うために使用される制御情報と、制御動作の結果として得られる結果情報とに大別され、例えば、家電機器102aが冷蔵庫の場合、圧縮機の回転速度が制御情報に該当し、各庫内の温度計測値が結果情報に該当する。
【0043】
また、機器状態データは、機器状態データの種類を特定するための機器状態コード部と、当該機器状態の検出値を表すデータ部とから構成され、例えば、ECHONET(Energy Conservation and Homecare Network)規格に準拠したデータ構造を用いることができる。なお、機器状態データの構造は、上記の例に特に限定されず、種々の変更が可能である。
【0044】
切り替え部15は、センサ16a〜16eごとに設けられたスイッチを備え、ポート設定部13の制御に応じてセンサ16a〜16eと機器状態取得部14とを接続状態を切り替える。なお、切り替え部15は、センサごとに個別に設けてもよいし、センサに内蔵されてもよい。
【0045】
複数のセンサ16a〜16eは、各種機器状態を検出する検出部であり、例えば、家電機器102aが冷蔵庫の場合、センサ16aは庫内温度を計測するためのサーミスタ(又は熱電対)であり、センサ16bは平均外気温度を計測するためのサーミスタであり、センサ16cは圧縮機の回転数を検出する回転計であり、センサ16dは圧縮機の回転時間を計測するタイマであり、センサ16eはドアの開閉を計測するための接点スイッチである。
【0046】
機器状態蓄積部17は、機器状態取得部14が取得した機器状態データを保存して蓄積する。故障判定部18は、機器状態取得部14により取得された最新の機器状態データ及び機器状態蓄積部17に蓄積されている過去の機器状態データを用いて、家電機器102aが故障しているか否かを検出するとともに、将来故障するか否かを予測する。なお、故障判定部18が用いるデータは、機器状態取得部14により取得された最新の機器状態データ及び機器状態蓄積部17に蓄積されている過去の機器状態データのいずれか一方のみでもよい。表示部19は、液晶表示装置等から構成され、ユーザの操作に応じて機器の操作状態等を表示する。
【0047】
再び、図1を参照して、センターサーバ200は、CPU(中央演算処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクドライブ、ルーター等から構成され、ハードディスクドライブに記憶されている管理装置用機器管理プログラムをCPU等で実行することにより、センター通信処理部201、センター保守指令部202及びセンター機器状態取得指令部203として機能する。なお、管理装置用機器管理プログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、この記録媒体からハードディスクドライブにインストールされている。
【0048】
センター通信処理部201は、通信回線300に接続されており、送受信電文の組立及び解読、通信手順の制御等を行う。センター保守指令部202は、家電機器102a〜102cからの故障検出又は故障予測の通知を受けて適切なメンテナンス指令を出力する。センター機器状態取得指令部203は、取得する機器状態データ及びサンプリング周期を設定する指令を、家電機器102a〜102cにセンター通信処理部201を用いて送信する。
【0049】
次に、上記のように構成された機器管理システムの各処理について説明する。図3は、図1に示す機器管理システムの接続確認処理を説明するためのフローチャートである。なお、以下のフローチャートでは、家電機器102aを例に説明するが、他の家電機器102b,102cも家電機器102aと同様に動作する。
【0050】
まず、建物100aのユーザが家電機器102aを起動すると、図3に示すステップS101において、家電機器102aは宅内通信ネットワーク103に接続し、通信処理部11は、家電機器102aの存在を知らせる存在電文を作成して宅内通信ネットワーク103上に通知(一斉同報)する。
【0051】
次に、ステップS102において、ゲートウェイ101は、宅内通信ネットワーク103を介して存在電文を受信すると、この存在電文を通信回線300において利用可能な通信プロトコルに変換してセンターサーバ200へ送信する。
【0052】
次に、ステップS201において、センターサーバ200のセンター通信処理部201は、この存在電文を受信すると、建物100aに設置されている家電機器102aが接続していることをセンター保守指令部202に通知する。次に、ステップS202において、センター保守指令部202は、家電機器102aを特定可能なように家電機器102aのIPアドレス等の家電機器特定情報及び当該家電機器が設置されている建物を特定するための建物特定情報とともに家電機器102aが接続していることを記憶する。
【0053】
上記の接続確認処理により、センターサーバ200では、各建物において使用されている家電機器の接続状態を把握することができ、後述する設定変更処理において、接続されている各家電機器の故障検出及び故障予測に必要とされる機器状態データの種類及びサンプリング周期を設定することができる。
【0054】
図4は、図1に示す機器管理システムの設定変更処理を説明するためのフローチャートである。
【0055】
例えば、家電機器102aが新製品の場合、タイマ設定部12およびポート設定部13には、機器状態取得部14により取得される機器状態データ及びサンプリング周期が初期値として予め設定されており、これらの初期値に基づいて機器状態取得部14はセンサ16a〜16eの出力を取得する。この初期値としては、家電機器102aを製造するメーカーが商品化前のテスト段階で実験室で決めたもの等が用いられ、例えば、サンプリング周期はセンサ出力の変化を見逃さないよう早めに設定され、また、センサ16a〜16eの全ての出力を取得できるように切り替え部15がすべてのセンサ16a〜16eを接続している状態に設定されることが多い。
【0056】
しかしながら、家電機器102aが発売されてから所定期間経過した後には、家電機器102aのメーカーは、当該家電機器の故障に関する情報を自社の実験室や市場等から取得することができるので、機器状態データの特性と故障検出及び故障予測との関連を解析することができる。
【0057】
ここで、解析の結果、機器状態取得部14により取得される機器状態データの中から、ある機器状態データ、例えば、センサ16a〜16eを初期値より遅くしても家電機器102aの故障検出及び故障予測を行うことができることが判明した場合、センターサーバ200のオペレータは、家電機器102aにおけるセンサ16aの機器状態データのサンプリング周期を遅くするように設定変更の入力操作を行う。
【0058】
このとき、図4に示すステップS211において、センター保守指令部202は、センサ16aのサンプリング周期を遅く設定する変更電文を作成してセンター機器状態取得指令部203へ出力する。次に、ステップS212において、センター機器状態取得指令部203は、センター通信処理部201を用い、この変更電文をゲートウェイ101へ通信回線300を介して送信する。
【0059】
次に、ステップS111において、ゲートウェイ101は、受信した変更電文から送信先の家電機器を特定して家電機器102aへ変更電文を送信し、家電機器102aの通信処理部11は、受信した変更電文をタイマ設定部12へ送信する。次に、ステップS112において、タイマ設定部12は、既に設定されているサンプリング周期を受信した変更電文により指示されたサンプリング周期に変更する。以降、タイマ設定部12は、変更されたサンプリング周期でセンサ16aの機器状態データを取得するように機器状態取得部14を制御する。
【0060】
一方、取得している機器状態データのうち家電機器102aの故障検出及び故障予測に不要な機器状態データがあると判断された場合、上記と同様にして、センター保守指令部202は、不要な機器状態データを取得しないことを指令する変更電文を作成してセンター機器状態取得指令部203へ出力する(ステップS211)。センター機器状態取得指令部203は、センター通信処理部201を用い、この変更電文をゲートウェイ101へ通信回線300を介して送信する(ステップS212)。ゲートウェイ101は、受信した変更電文から送信先の家電機器を特定して家電機器102aへ変更電文を送信し、家電機器102aの通信処理部11は、受信した変更電文をポート設定部13へ送信する(ステップS111)。ポート設定部13は、受信した変更電文により指示された機器状態データを取得しないように切り替え部15の接続状態を変更する(ステップS112)。
【0061】
図5は、図1に示す機器管理システムの故障検出及び故障予測処理を説明するためのフローチャートである。
【0062】
図5に示すステップS121において、タイマ設定部12は、設定されているサンプリング周期を基に内部のカウンタ等の計時手段を用い、機器状態データの検出タイミングが到来した否かを判断し、検出タイミングになっていない場合はステップS121の処理を繰り返し、検出タイミングになっている場合はステップS122へ移行する。
【0063】
検出タイミングになっている場合、ステップS122において、タイマ設定部12は、機器状態データを取得するように機器状態取得部14に指示し、機器状態取得部14は、切り替え部15を介してセンサ16a〜16eの出力を機器状態データとして取得する。なお、機器状態データごとにサンプリング周期が異なっている場合は、機器状態データごとにサンプリング周期をタイマ設定部12に設定し、タイマ設定部12が取得指令とともに取得すべき機器状態データを指定して機器状態取得部14により異なる検出タイミングで機器状態データを取得するようにしてもよい。
【0064】
次に、ステップS123において、機器状態取得部14は、取得した機器状態データを機器状態蓄積部17に記憶させる。次に、ステップS124において、故障判定部18は、機器状態蓄積部17に蓄積されている機器状態データが所定量以上になっているか否かを判断し、所定量以上になっていない場合はステップS121へ戻って以降の処理を継続し、所定量以上になっている場合はステップS125へ処理を移行する。
【0065】
所定量以上になっている場合、ステップS125において、故障判定部18は、機器状態蓄積部17に蓄積されている過去の機器状態データ及び機器状態取得部14により取得された最新の機器状態データを用いて、家電機器102aの故障検出及び故障予測を行う。故障判定部18における故障判定方法としては、例えば、以下の手法を用いることができる。
【0066】
まず、第1の故障判定方法として、故障判定部18は、機器状態蓄積部17を参照して蓄積されている機器状態データが所定量以上になると、蓄積されている過去の機器状態データを統計処理し、機器状態取得部14により取得された現在の機器状態データが統計分布上のどの位置に該当するかを検定し、家電機器102aの故障検出及び故障予測を行う。
【0067】
具体的には、家電機器102aが冷蔵庫であり、センサ16aが庫内温度を計測するためのサーミスタである場合、機器状態取得部14は、センサ16aの出力すなわち庫内温度を取得し、機器状態蓄積部17は、取得された庫内温度を少なくとも1週間分蓄積する。故障判定部18は、蓄積された少なくとも1週間分の庫内温度に対してF検定等の統計処理を施し、信頼限界を超える異常データを検出する。故障判定部18は、機器状態取得部14により取得された機器状態データすなわち庫内温度が異常データとして検出された場合、家電機器102aすなわち冷蔵庫に故障が発生したと判断する。
【0068】
次に、第2の故障判定方法として、故障判定部18は、上記の統計処理の代わりに、相関のある2つ以上の機器状態データから構成される機器状態ベクトルをその特徴に応じて分類し、機器状態取得部14で新たに取得した機器状態ベクトルがどの分類に属するかを調べることで故障検出及び故障予測を行う。
【0069】
具体的には、家電機器102aが冷蔵庫であり、センサ16aが庫内温度を計測するためのサーミスタであり、センサ16bが平均外気温度を計測するためのサーミスタであり、センサ16cが圧縮機の回転数を検出する回転計であり、センサ16dが圧縮機の回転時間を計測するタイマである場合、機器状態取得部14は、センサ16a〜16dの出力すなわち庫内温度、平均外気温度、圧縮機回転数及び圧縮機回転時間を取得し、機器状態蓄積部17は、取得された庫内温度、平均外気温度、圧縮機回転数及び圧縮機回転時間から構成されるベクトルを少なくとも1週間分蓄積する。故障判定部18は、蓄積された少なくとも1週間分のベクトルに対してクラスタ分析やニューロアルゴリズム(例えば、KohonenのSOM(Self Organizing Map))等を施し、ベクトルを複数に分類する。故障判定部18は、機器状態取得部14により取得された機器状態データから構成されるベクトルがどの分類にも属しない場合、このベクトルを異常ベクトルとして検出し、家電機器102aすなわち冷蔵庫に故障が発生したと判断する。
【0070】
次に、ステップS126において、故障判定部18は、上記のような判断に従って家電機器102aに故障が発生しているか又は将来故障が発生するかを判断し、故障が発生している又は将来故障が発生すると判断された場合、ステップS127へ処理を移行し、その他の場合すなわち現在故障しておらず且つ将来も故障しないと判断した場合、ステップS121へ戻って以降の処理を継続する。
【0071】
故障が発生している又は将来故障が発生すると判断された場合、ステップS127において、故障判定部18は、故障検出結果又は故障予測結果を含む故障通知を宅内通信ネットワーク103に一斉同報するように通信処理部11に指令し、これを受信したゲートウェイ101は、この故障通知をプロトコル変換して通信回線300を介してセンターサーバ200に送信する。
【0072】
次に、ステップS221において、センターサーバ200のセンター通信処理部201は、この故障通知を受信してセンター保守指令部202に通知する。次に、ステップS222において、センター保守指令部202は、故障通知を受け取ると、その内容に従って家電機器102aの復帰方法等をユーザに提示するための復帰情報を通信回線300を介して建物100aのゲートウェイ101へ送信する。次に、ステップS128において、ゲートウェイ101は、復帰情報を受信して当該復帰情報を家電機器102aへ送信し、家電機器102aの通信処理部11は、受信した復帰情報を表示部19へ送信する。次に、ステップS129において、表示部19は、受信した復帰情報に従って家電機器102aの復帰方法等を表示する。したがって、ユーザは、どのようにすれば家電機器102aを故障から復帰させることができるかを知ることができる。なお、故障通知に対する処置として、上記の例に特に限定されず、建物100aにサービスマンを送ったりしてもよい。
【0073】
このように、本実施の形態では、家電機器において取得される機器状態データの種類及びサンプリング周期の初期値が故障検出及び故障予測に対して必ずしも最適でない場合でも、機器状態データが蓄積されるに従い、故障検出及び故障予測に対して相関の強い機器状態データや変動特性を的確に捉えるための最適な機器状態データの種類及びサンプリング周期が明らかになった時点で、センターサーバ200により家電機器において取得される機器状態データの種類及びサンプリング周期を最適な設定に変更することができる。したがって、不要な機器状態情報を無駄に記憶することなく、家電機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態データを収集することができ、家電機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0074】
次に、本発明の第2の実施の形態による機器管理システムについて説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態による機器管理システムの構成を示すブロック図である。図6に示す機器管理システムと図1に示す機器管理システムとで異なる点は、センターサーバ200がセンターサーバ200aに変更され、家電機器102aが家電機器102dに変更された点であり、その他の点は図1に示す機器管理システムと同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0075】
図6に示すセンターサーバ200aは、センター通信処理部201、センター保守指令部202、センター機器状態取得指令部203、センター機器状態蓄積部204、センター環境条件蓄積部205及びセンター故障解析部206を備える。センター通信処理部201は、通信回線300に接続されており、送受信電文の組立及び解読、通信手順の制御等を行う。センター保守指令部202は、家電機器102b〜102dから送信される故障検出又は故障予測の通知を受けて適切なメンテナンス指令を出力する。
【0076】
センター機器状態蓄積部204は、各建物から送信される機器状態データに当該機器状態データが取得された家電機器を特定するための家電機器特定情報及び当該家電機器が設置されている建物を特定するための建物特定情報を付与して保存する。センター環境条件蓄積部205は、各建物から送信される環境状態データ(例えば、後述する室温センサ20により検出された室内温度)に当該環境状態データが取得された家電機器を特定するための家電機器特定情報及び当該家電機器が設置されている建物を特定するための建物特定情報を付与して保存する。
【0077】
センター故障解析部206は、センター機器状態蓄積部204に蓄積された過去の機器状態データ及び機器状態取得部14により取得された最新の機器状態データ並びにセンター環境条件蓄積部205に蓄積された環境条件データ及び/又は機器状態取得部14により取得された環境条件データを用いて家電機器102b〜102dの故障解析を行い、各家電機器102b〜102dにより取得可能な機器状態データの中から取得すべき機器状態データ及び当該機器状態データのサンプリング周期を決定する。センター機器状態取得指令部203は、センター故障解析部206により決定された機器状態データ及びサンプリング周期を設定する指令を家電機器102b〜102dにセンター通信処理部201を用いて送信する。
【0078】
図7は、図6に示す家電機器102dの構成を示すブロック図である。図7に示す家電機器102dと図2に示す家電機器102aとで異なる点は、室温センサ20が付加された点であり、その他の点は図2に示す家電機器102aと同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0079】
図7に示す家電機器102dは、例えば、エアコンであり、家電機器102dの内部にはセンサ16a〜16eだけでなく、室温センサ20が切り替え部15に接続されている。機器状態取得部14は、センサ16a〜16eの機器状態データだけでなく、室温センサ20により検出された建物100aの室内温度を環境条件データとしてタイマ設定部12に設定されているサンプリング周期で取得する。機器状態蓄積部17は、機器状態取得部14が取得した機器状態データ及び環境条件データを保存して蓄積する。
【0080】
一般に、故障の原因又は家電機器の寿命に大きく影響する要因として家電機器の使用環境があり、建物内の室内温度や室内湿度が適用範囲外である場合、故障時におけるサービスマンの対応のための貴重なデータとなる。また、適用範囲内であっても限界付近での長期使用は家電機器の寿命を短くするため、故障予測を行うときに重要なパラメータとなる。
【0081】
しかしながら、室内温度をモニタリングしている家電機器は、エアコンや冷蔵庫くらいであり、室内温度等を直接取得できない家電機器が多い。したがって、室温センサ20により検出される室内温度は、家電機器102dだけでなく、家電機器102dと同じ室内に配置されている家電機器102b,102cの環境条件データとしても利用することができ、各家電機器102b〜102dの故障検出及び故障予測を高精度に行うことができる。なお、環境条件データとしては、上記の室内温度を用いることが好ましいが、室内湿度等の他の環境条件を用いてもよい。
【0082】
上記の構成により、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に動作することができ、例えば、図3に示す接続確認処理等が実行されるが、以下の説明では本実施の形態に特有の各処理について説明する。図8は、図6に示す機器管理システムの機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。なお、以下のフローチャートでは、家電機器102dを例に説明する。
【0083】
センターサーバ200aは、定期的に、例えば1日1回、各建物100a,100b,…の各家電機器102b〜102dから機器状態データを取得するため、図8に示すステップS231において、センター保守指令部202は、機器状態データを要求する要求電文を作成してセンター通信処理部201へ出力し、センター通信処理部201は、この要求電文をゲートウェイ101へ通信回線300を介して送信する。
【0084】
次に、ステップS131において、ゲートウェイ101は、受信した要求電文から送信先の家電機器を特定して家電機器102dへ要求電文を送信し、家電機器102dの通信処理部11は、受信した要求電文を機器状態蓄積部17へ送信する。次に、ステップS132において、受信した要求電文に従って、機器状態蓄積部17は、蓄積している機器状態データ及び環境条件データをまとめて通信処理部11へ送信し、通信処理部11は、受信した機器状態データ及び環境条件データをゲートウェイ101へ宅内通信ネットワーク103を介して送信し、これを受信したゲートウェイ101は、センターサーバ200aに機器状態データ及び環境条件データを送信する。なお、機器状態蓄積部17は、蓄積した機器状態データ及び環境条件データをセンターサーバ200aに送信した後、当該機器状態データ等を消去してもよい。
【0085】
次に、ステップS232において、センターサーバ200aのセンター通信処理部201は、機器状態データ及び環境条件データを受信して機器状態データをセンター機器状態蓄積部204へ送信し、環境条件データをセンター環境条件蓄積部205へ送信する。次に、ステップS233において、センター機器状態蓄積部204は、受信した機器状態データを保存するとともに、当該機器状態データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存し、センター環境条件蓄積部205は、受信した環境条件データを保存するとともに、当該環境条件データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存する。このようにして、センター機器状態蓄積部204には、家電機器102dと同機種の機器状態データが時々刻々と蓄積され、センター環境条件蓄積部205には、家電機器102dと同機種の環境条件データが時々刻々と蓄積されていく。
【0086】
図9は、図6に示す機器管理システムの故障時機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。
【0087】
図5に示すステップS121〜S126の処理により、家電機器102dの故障判定部18は、故障が発生している又は将来故障が発生すると判断した場合、図9に示すステップS141において、故障検出結果又は故障予測結果を含む故障通知を宅内通信ネットワーク103に一斉同報するように通信処理部11に指令し、これを受信したゲートウェイ101は、この故障通知をプロトコル変換して通信回線300を介してセンターサーバ200aに送信する。
【0088】
次に、ステップS241において、センターサーバ200aのセンター通信処理部201は、この故障通知を受信してセンター保守指令部202に通知するとともに、故障通知に含まれる故障内容情報をセンター機器状態蓄積部204に保存させる。次に、ステップS242において、センター保守指令部202は、故障時の機器状態データを要求する要求電文を作成してセンター通信処理部201へ出力し、センター通信処理部201は、この要求電文をゲートウェイ101へ通信回線300を介して送信する。
【0089】
次に、ステップS142において、ゲートウェイ101は、受信した要求電文から送信先の家電機器を特定して家電機器102dへ要求電文を送信し、家電機器102dの通信処理部11は、受信した要求電文を機器状態蓄積部17へ送信する。次に、ステップS143において、機器状態蓄積部17は、蓄積している機器状態データ及び環境条件データをまとめて通信処理部11へ送信し、通信処理部11は、受信した機器状態データ及び環境条件データをゲートウェイ101へ宅内通信ネットワーク103を介して送信し、これを受信したゲートウェイ101は、センターサーバ200aに機器状態データ及び環境条件データを送信する。
【0090】
次に、ステップS243において、センターサーバ200aのセンター通信処理部201は、機器状態データ及び環境条件データを受信して機器状態データをセンター機器状態蓄積部204へ送信し、環境条件データをセンター環境条件蓄積部205へ送信する。次に、ステップS244において、センター機器状態蓄積部204は、受信した故障時の機器状態データを当該機器状態データが故障時のものであることを示す所定のフラグを付して保存するとともに、当該機器状態データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存し、センター環境条件蓄積部205は、受信した故障時の環境条件データを当該環境条件データが故障時のものであることを示す所定のフラグを付して保存するとともに、当該環境条件データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存する。このようにして、センター機器状態蓄積部204及びセンター環境条件蓄積部205には、家電機器102dが故障に至るまでの機器状態データ及び環境条件データと故障内容情報とが記憶される。
【0091】
図10は、図6に示す機器管理システムの故障解析による設定変更処理を説明するためのフローチャートである。
【0092】
センター故障解析部206は、センター機器状態蓄積部204を定期的に監視しており、図10に示すステップS251において、センター故障解析部206は、センター機器状態蓄積部204に保存されている故障通知が所定回数以上になっているか否かを判断し、所定回数以上になっていない場合はステップS251へ戻って以降の処理を継続し、所定回数以上になっている場合はステップS252へ処理を移行する。
【0093】
所定回数以上になっている場合、ステップS252において、センター故障解析部206は、所定回数以上になっている家電機器102dの故障検出及び故障予測に至るまでのすべての機器状態データ及び環境条件データを解析し、この解析では、故障検出及び故障予測に相関が強い家電機器の機器状態データや、機器状態データの変動特性と故障内容情報との関連などを詳細に解析され、解析結果は、センター機器状態蓄積部204等に時々刻々と蓄積される家電機器102dと同機種の故障検出及び故障予測に利用される。
【0094】
次に、ステップS253において、センター故障解析部206は、上記の解析結果から家電機器102dの故障検出及び故障予測にとって相関が強い機器状態データ(必要に応じて環境条件データも含む)や最適なサンプリング周期を決定し、決定した機器状態データ及びサンプリング周期をセンター機器状態取得指令部203へ通知する。次に、ステップS254において、センター機器状態取得指令部203は、決定された機器状態データ及びサンプリング周期に変更することを指令する変更電文を作成してセンター通信処理部201へ出力する。次に、ステップS254において、センター通信処理部201は、この変更電文を故障通知が所定回数以上になっている家電機器及び同種の家電機器の各ゲートウェイ101へ通信回線300を介して送信する。
【0095】
次に、ステップS151において、ゲートウェイ101は、受信した変更電文から送信先の家電機器を特定して、例えば、家電機器102dへ変更電文を送信し、家電機器102dの通信処理部11は、受信した変更電文をタイマ設定部12及びポート設定部13へ送信する。次に、ステップS152において、タイマ設定部12は、既に設定されているサンプリング周期を受信した変更電文により指示されたサンプリング周期に変更し、ポート設定部13は、受信した変更電文により指示された機器状態データ(必要に応じて環境条件データも含む)を取得するように切り替え部15の接続状態を変更する。以降、タイマ設定部12は、変更されたサンプリング周期で該当する機器状態データを取得するように機器状態取得部14を制御し、機器状態取得部14は、変更されたサンプリング周期で変更後の機器状態データを取得する。
【0096】
このように、本実施の形態では、センターサーバ200aにおいて、多数の家電機器102b〜102dから取得された機器状態データ及び環境条件データをセンター機器状態蓄積部204及びセンター環境条件蓄積部205に蓄積し、蓄積された機器状態データ及びセンター環境条件データを用いて各家電機器の故障解析を行い、各家電機器に対して取得すべき機器状態データ及び当該機器状態データのサンプリング周期を決定することができるので、各家電機器において最適なサンプリング周期で最適な機器状態データを取得することができる。したがって、不要な機器状態データを無駄に記憶することなく、家電機器に対する故障検出及び故障予測に最適な機器状態データを収集することができ、家電機器の故障検出及び故障予測をより正確に行うことができる。また、室温センサ20により取得される室内温度をもセンター環境条件蓄積部205に蓄積しているので、センター故障解析部206における故障解析精度を向上することができる。
【0097】
次に、本発明の第3の実施の形態による機器管理システムについて説明する。図11は、本発明の第3の実施の形態による機器管理システムの構成を示すブロック図である。図11に示す機器管理システムと図6に示す機器管理システムとで異なる点は、センターサーバ200aがセンターサーバ200bに変更され、家電機器102dが家電機器102eに変更された点であり、その他の点は図6に示す機器管理システムと同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0098】
また、図11に示すセンターサーバ200bと図6に示すセンターサーバ200aとで異なる点は、センターLCA(ライフサイクルアセスメント)情報蓄積部207が付加された点であり、その他の点は図6に示すセンターサーバ200aと同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0099】
例えば、家電機器102eを構成する部品が故障して高機能な交換部品に交換された場合、当該交換部品には新たなセンサが付加されている場合があり、家電機器102eは新たなセンサにより新たな機器状態データすなわち新機器状態データを取得することができる。このため、センターLCA情報蓄積部207は、家電機器102eにより取得された新機器状態データ、当該新機器状態データを検出した交換部品の交換時期、当該新機器状態データが取得された家電機器を特定するための家電機器特定情報、及び当該家電機器が設置されている建物を特定するための建物特定情報を保存する。
【0100】
図12は、図11に示す家電機器102eの構成を示すブロック図である。図12に示す家電機器102eと図7に示す家電機器102dとで異なる点は、センサ16aを含む部品が新センサ16fを含む交換部品21に交換された点であり、その他の点は図7に示す家電機器102dと同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0101】
図12に示す家電機器102eには、新センサ16fを有する交換部品21が取り付けられており、新センサ16fが切り替え部15に接続されている。機器状態取得部14は、センサ16b〜16eの機器状態データ及び室温センサ20の環境条件データだけでなく、新センサ16fにより検出された新機器状態データをタイマ設定部12に設定されているサンプリング周期で取得する。機器状態蓄積部17は、機器状態取得部14が取得した機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データを保存して蓄積する。なお、新機器状態データには、既存の機器状態データと同種でより高精度なデータ、既存の機器状態データと異種のデータ等が該当する。
【0102】
上記の構成により、本実施の形態では、第1及び第2の実施の形態と同様に動作することができ、例えば、図3に示す接続確認処理等が実行されるが、以下の説明では本実施の形態に特有の各処理について説明する。図13は、図11に示す機器管理システムの機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。なお、以下のフローチャートでは、家電機器102eを例に説明する。
【0103】
図13に示すステップS261,S161において、センター保守指令部202等が図8に示すステップS231,S131の処理と同様に動作し、ステップS162において、受信した要求電文に従って、機器状態蓄積部17は、蓄積している機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データをまとめて通信処理部11へ送信し、通信処理部11は、受信した機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データをゲートウェイ101へ宅内通信ネットワーク103を介して送信し、これを受信したゲートウェイ101は、センターサーバ200bに機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データを送信する。
【0104】
次に、ステップS262において、センターサーバ200bのセンター通信処理部201は、機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データを受信して機器状態データをセンター機器状態蓄積部204へ送信し、環境条件データをセンター環境条件蓄積部205へ送信し、新機器状態データをセンターLCA情報蓄積部207へ送信する。
【0105】
次に、ステップS263において、センター機器状態蓄積部204は、受信した機器状態データを保存するとともに、当該機器状態データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存し、センター環境条件蓄積部205は、受信した環境条件データを保存するとともに、当該環境条件データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存し、センターLCA情報蓄積部207は、受信した新機器状態データを保存するとともに、当該新機器状態データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存する。このようにして、センター機器状態蓄積部204には、家電機器102eと同機種の機器状態データが時々刻々と蓄積され、センター環境条件蓄積部205には、家電機器102eと同機種の環境条件データが時々刻々と蓄積され、センターLCA情報蓄積部207には、交換部品21を有する家電機器102eの新機器状態データが蓄積される。
【0106】
図14は、図11に示す機器管理システムの故障時機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。
【0107】
図14に示すステップS171,S172,S271,S272において、通信処理部11等が図9に示すステップS141,S142,S241,S242の処理と同様に動作し、ステップS173において、機器状態蓄積部17は、蓄積している機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データをまとめて通信処理部11へ送信し、通信処理部11は、受信した機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データをゲートウェイ101へ宅内通信ネットワーク103を介して送信し、これを受信したゲートウェイ101は、センターサーバ200bに機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データを送信する。
【0108】
次に、ステップS273において、センターサーバ200bのセンター通信処理部201は、機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データを受信して機器状態データをセンター機器状態蓄積部204へ送信し、環境条件データをセンター環境条件蓄積部205へ送信し、新機器状態データをセンターLCA情報蓄積部207へ送信する。
【0109】
次に、ステップS274において、センター機器状態蓄積部204は、受信した故障時の機器状態データを当該機器状態データが故障時のものであることを示す所定のフラグを付して保存するとともに、当該機器状態データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存し、センター環境条件蓄積部205は、受信した故障時の環境条件データを当該環境条件データが故障時のものであることを示す所定のフラグを付して保存するとともに、当該環境条件データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存し、センターLCA情報蓄積部207は、受信した故障時の新機器状態データを当該新機器状態データが故障時のものであることを示す所定のフラグを付して保存するとともに、当該新機器状態データの家電機器特定情報及び建物特定情報も併せて保存する。このようにして、センター機器状態蓄積部204、センター環境条件蓄積部205及びセンターLCA情報蓄積部207には、家電機器102eの故障に至るまでの機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データと故障内容情報とが記憶される。
【0110】
図15は、図11に示す機器管理システムの故障解析による設定変更処理を説明するためのフローチャートである。
【0111】
図15に示すステップS281において、センター故障解析部206が図10に示すステップS251の処理と同様に動作し、ステップS282において、センター故障解析部206は、所定回数以上になっている家電機器102eの故障検出及び故障予測に至るまでのすべての機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データを解析し、この解析では、故障検出及び故障予測に相関が強い家電機器の機器状態データや、機器状態データの変動特性と故障内容情報との関連などを詳細に解析され、解析結果は、センター機器状態蓄積部204等に時々刻々と蓄積される家電機器102eと同機種の故障検出及び故障予測に利用される。
【0112】
次に、ステップS283において、センター故障解析部206は、上記の解析結果から家電機器の故障検出及び故障予測にとって相関が強い機器状態データ(必要に応じて環境条件データ及び新機器状態データも含む)や最適なサンプリング周期を決定し、決定した機器状態データ及びサンプリング周期をセンター機器状態取得指令部203へ通知する。次に、ステップS284において、センター機器状態取得指令部203は、決定された機器状態データ及びサンプリング周期に変更することを指令する変更電文を作成してセンター通信処理部201へ出力する。次に、ステップS284において、センター通信処理部201は、この変更電文を故障通知が所定回数以上になっている家電機器及び同種の家電機器の各ゲートウェイ101へ通信回線300を介して送信する。
【0113】
次に、ステップS181において、ゲートウェイ101は、受信した変更電文から送信先の家電機器を特定して、例えば、家電機器102eへ変更電文を送信し、家電機器102eの通信処理部11は、受信した変更電文をタイマ設定部12及びポート設定部13へ送信する。次に、ステップS182において、タイマ設定部12は、既に設定されているサンプリング周期を受信した変更電文により指示されたサンプリング周期に変更し、ポート設定部13は、受信した変更電文により指示された機器状態データ(必要に応じて環境条件データ及び新機器状態データも含む)を取得するように切り替え部15の接続状態を変更する。以降、タイマ設定部12は、変更されたサンプリング周期で該当する機器状態データを取得するように機器状態取得部14を制御し、機器状態取得部14は、変更されたサンプリング周期で変更後の機器状態データを取得する。
【0114】
このように、本実施の形態では、機器状態データ及び環境条件データだけでなく、交換部品21に含まれる新センサ16fにより得られる新機器状態データをセンターサーバ200bのセンターLCA情報蓄積部207に蓄積し、蓄積された機器状態データ、環境条件データ及び新機器状態データを用いて各家電機器の故障解析を行い、各家電機器に対して取得すべき機器状態データ及び当該機器状態データのサンプリング周期を決定することができるので、製造時期が異なる交換部品を有する家電機器に対する故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【0115】
また、家電機器全体のライフサイクルコスト(LCC)の評価は今後益々重要になっており、故障の早期発見による故障廃棄の低減だけではなく、故障部品のみをリペア部品に交換して製品全体の長期使用を図ったり、また、故障部品を修理して長期使用のためのリサイクル部品として活用することにより、ライフサイクルアセスメントの観点から地球環境への負荷をできる限り低減することができる。
【0116】
【発明の効果】
本発明によれば、管理装置が被管理機器の取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を被管理機器へ通知し、被管理機器が通知された機器状態情報を通知された検出間隔で取得しているので、管理装置により被管理機器の取得する機器状態情報及びその検出間隔を任意に変更することができ、被管理機器に対する故障検出及び故障予測に好適な機器状態情報を収集して被管理機器の故障検出及び故障予測を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による機器管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す家電機器の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す機器管理システムの接続確認処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示す機器管理システムの設定変更処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示す機器管理システムの故障検出及び故障予測処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態による機器管理システムの構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す家電機器の構成を示すブロック図である。
【図8】図6に示す機器管理システムの機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図6に示す機器管理システムの故障時機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】図6に示す機器管理システムの故障解析による設定変更処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態による機器管理システムの構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示す家電機器の構成を示すブロック図である。
【図13】図11に示す機器管理システムの機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】図11に示す機器管理システムの故障時機器情報収集処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】図11に示す機器管理システムの故障解析による設定変更処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 通信処理部
12 タイマ設定部
13 ポート設定部
14 機器状態取得部
15 切り替え部
16a〜16e センサ
16f 新センサ
17 機器状態蓄積部
18 故障判定部
19 表示部
20 室温センサ
21 交換部品
101 ゲートウェイ
102a〜102e 家電機器
103 宅内通信ネットワーク
200,200a,200b センターサーバ
201 センター通信処理部
202 センター保守指令部
203 センター機器状態取得指令部
204 センター機器状態蓄積部
205 センター環境条件蓄積部
206 センター故障解析部
207 センターLCA情報蓄積部
300 通信回線

Claims (11)

  1. 被管理機器と、所定のネットワークを介して前記被管理機器と通信可能に接続された管理装置とを備え、
    前記被管理機器は、
    当該被管理機器の機器状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を前記機器状態取得手段へ通知する取得情報通知手段を備え、
    前記機器状態取得手段は、前記取得情報通知手段により通知された機器状態情報を前記取得情報通知手段により通知された検出間隔で取得することを特徴とする機器管理システム。
  2. 前記被管理機器は、
    前記機器状態取得手段により取得された機器状態情報を蓄積する被管理側蓄積手段と、
    前記被管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は前記機器状態取得手段により取得される最新の機器状態情報を解析して当該被管理機器の故障を判定する被管理側故障判定手段と、
    前記被管理側故障判定手段により故障と判定された場合、当該被管理機器の故障を前記管理装置へ通知する故障通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の機器管理システム。
  3. 前記機器状態取得手段は、前記被管理側故障判定手段により故障と判定された場合、故障時の機器状態情報を取得することを特徴とする請求項2記載の機器管理システム。
  4. 前記被管理機器は、前記機器状態取得手段により取得された機器状態情報を前記管理装置へ送信する機器状態送信手段をさらに備え、
    前記管理装置は、
    前記機器状態送信手段により送信された機器状態情報を蓄積する管理側蓄積手段と、
    前記管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は前記機器状態送信手段により送信された最新の機器状態情報を解析して前記機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定する取得情報決定手段とをさらに備え、
    前記取得情報通知手段は、前記取得情報決定手段により決定された機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を前記機器状態取得手段へ通知することを特徴とする請求項1又は2記載の機器管理システム。
  5. 前記被管理機器は、当該被管理機器の環境条件を検出する環境条件検出手段をさらに備え、
    前記機器状態取得手段は、前記環境条件検出手段により検出された環境条件を環境条件情報として取得し、
    前記機器状態送信手段は、前記機器状態取得手段により取得された環境条件情報を前記管理装置へ送信し、
    前記管理装置は、前記機器状態送信手段により送信された環境条件情報を蓄積する環境条件蓄積手段をさらに備え、
    前記取得情報決定手段は、前記管理側蓄積手段により蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は前記機器状態送信手段により送信された最新の機器状態情報と、前記環境条件蓄積手段に蓄積されている過去の環境条件情報及び/又は前記機器状態送信手段により送信された最新の環境条件情報とを基に前記機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定することを特徴とする請求項4記載の機器管理システム。
  6. 前記被管理機器を構成する一の部品は、当該被管理機器の新たな機器状態を検出する新検出手段を有する交換部品であり、
    前記機器状態取得手段は、前記新検出手段により検出された機器状態を新機器状態情報として取得し、
    前記機器状態送信手段は、前記機器状態取得手段により取得された新機器状態情報を前記管理装置へ送信し、
    前記管理装置は、前記機器状態送信手段により送信された新機器状態情報を蓄積する新機器状態蓄積手段をさらに備え、
    前記取得情報決定手段は、前記新機器状態蓄積手段に蓄積されている過去の新機器状態情報及び/又は前記機器状態送信手段により送信された最新の新機器状態情報をも用いて前記機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定することを特徴とする請求項4又は5記載の機器管理システム。
  7. 自身の機器状態を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを有する被管理機器と、所定のネットワークを介して前記被管理機器と通信可能に接続された管理装置とを備える機器情報処理システムを用いた機器管理方法であって、
    前記管理装置が、前記機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を前記機器状態取得手段へ通知するステップと、
    前記機器状態取得手段が、通知された機器状態情報を通知された検出間隔で取得するステップとを含むことを特徴とする機器管理方法。
  8. 自身の機器状態を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを有する被管理機器と所定のネットワークを介して通信可能に接続された管理装置であって、
    前記被管理機器から送信された機器状態情報を蓄積する管理側蓄積手段と、
    前記管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は前記被管理機器から送信された最新の機器状態情報を解析して前記機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定する取得情報決定手段と、
    前記取得情報決定手段により決定された機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を前記機器状態取得手段へ通知する取得情報通知手段とを備えることを特徴とする管理装置。
  9. 自身の機器状態を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを有する被管理機器と所定のネットワークを介して通信可能に接続された管理装置を、
    前記被管理機器から送信された機器状態情報を蓄積する管理側蓄積手段と、
    前記管理側蓄積手段に蓄積されている過去の機器状態情報及び/又は前記被管理機器から送信された最新の機器状態情報を解析して前記機器状態取得手段により取得可能な機器状態情報の中から取得すべき機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を決定する取得情報決定手段と、
    前記取得情報決定手段により決定された機器状態情報及び当該機器状態情報の検出間隔を前記機器状態取得手段へ通知する取得情報通知手段として機能させることを特徴とする管理装置用機器管理プログラム。
  10. 所定のネットワークを介して管理装置と通信可能に接続された被管理機器であって、
    前記被管理機器の機器状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段とを備え、
    前記機器状態取得手段は、前記管理装置により通知された機器状態情報を前記管理装置により通知された検出間隔で取得することを特徴とする被管理機器。
  11. 所定のネットワークを介して管理装置と通信可能に接続された被管理機器を、
    前記被管理機器の機器状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された機器状態を機器状態情報として取得する機器状態取得手段として機能させ、
    前記機器状態取得手段は、前記管理装置により通知された機器状態情報を前記管理装置により通知された検出間隔で取得することを特徴とする被管理機器用機器管理プログラム。
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