JP2004213930A - 燃料電池のシール構造 - Google Patents

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圭吾 池添
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Abstract

【課題】燃料電池からのガス漏れを防止する。
【解決手段】固体高分子電解質膜と、電極と、ガス拡散層とからなる複合体2と、この複合体を挟持し、ガス透過性のセパレータ1a、1bを備えた燃料電池において、前記セパレータの端部全周を覆うシール材3を設け、前記セパレータ1a、1bは、前記複合体に面する側の面1dとその面に背反する面1eの端部にそれぞれ凹部5を形成し、前記シール材3は、前記セパレータの各凹部にそれぞれ嵌る凸部4を備えることを特徴とする燃料電池のシール構造。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は、燃料が有する化学エネルギを直接電気エネルギに効率よく変換する装置として注目されている。この装置は、固体高分子電解質膜を挟んで設けられた一対の電極のうち、陽極に水素を含有する燃料ガスを供給するとともに、他方の陰極に酸素を含有する酸素剤ガスを供給し、これら一対の電極の電解質膜側の表面で生じる下記の電気化学反応を利用して電極から電気エネルギを取り出すものである。
【0003】
陽極反応:H2→2H++2e- (1)
陰極反応:2H++2e-+(1/2)O2→H2O (2)
陽極に供給する燃料ガスは、水素貯蔵装置から直接供給する方法、水素を含有する燃料を改質して改質した水素含有ガスを供給する方法が知られている。水素貯蔵装置としては、高圧ガスタンク、液化水素タンク、水素吸蔵合金タンク等がある。水素を含有する燃料としては、天然ガス、メタノール、ガソリン等が考えられる。陰極に供給する燃料ガスとしては、一般的に空気が利用されている。
【0004】
このような燃料電池において、燃料ガスまたは酸化剤ガスのセパレータとしてポーラスタイプのセパレータを用いる場合がある。それは、電解質膜の加湿に必要な水をポーラス内部に含むことができ、また、電池反応による生成水をその内部に吸収し、ガス下流側でのフラッディングを防止することができるという利点があるからである。
【0005】
しかしながら、燃料電池のセパレータとしてポーラス材を使用すると、少なくともポーラス内部に水が存在していない時には、ガスを封止する能力がなく、特にセパレータのエッジ部からガスが透過してしまうという不具合が生じる。
【0006】
このポーラスセパレータのエッジ部からのガスリークを防止する従来例としては、シール材をポーラス内部に含浸させる方法(例えば、特許文献1参照。)やエッジ全体をゴム材料などで袋状に覆ってしまう方法などがある。
【0007】
【特許文献1】
米国特許5,264,299公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されるシール材をポーラス内部に含浸させる方法では、ポーラス体内部のすべての細孔に均一にシール材を含浸させることが難しく、高いガス供給圧力で運転する場合には十分なガス封止能力が得られないという問題点があった。
【0009】
また、エッジ部全体をシール材で袋状に覆ってしまう方法では、高圧時でのシール材の外側への剥離を防止するためには面方向に十分な幅を持たせ、面方向に相手側のセル等で強く押さえつけ保持する必要がある。しかしながら、燃料電池の出力密度を向上させるためにはセパレータの電極に面する面、つまりアクティブエリアをできるだけ広く設けることが望まれており、シールによって覆われる部分を出来るだけ小さくする必要がある。ところが、面方向のシール幅を小さくすると、ガス圧力によりエッジシール部が剥離しやすくなり信頼性に劣る。
【0010】
したがって、本発明は、燃料電池の発電性能を制限することなく、燃料電池のガスシール性を向上することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ガス透過性のセパレータを備えた燃料電池において、セパレータは固体高分子電解質膜、電極等からなる複合体に面する側の面とその面に背反する面の端部に凹部を形成し、セパレータの端部を覆うシール材は、セパレータの凹部に嵌る凸部を備える
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、燃料電池への供給ガスの供給圧が高い場合でも、シール材がセパレータから剥離するのを防止でき、端部からガスが漏れることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に本発明のシール構造を適用する燃料電池の単セルの構成を模式的に示す断面図である。
【0014】
燃料電池は、図1に示すガス透過性の材料(例えば、多孔質材)で形成されたアノード側セパレータ1aと同じくガス透過性材料で形成されたカソード側セパレータ1bと、電解質膜と各電極とガス拡散層からなる複合体2で構成される単セルをスタック状に構成したものである。各セパレータのエッジ部1cを覆うように、このエッジ部1cからのセパレータ1a、1bに供給されたガスの漏洩を防止するためのシール材3が設置される。
【0015】
図2は、シール材3の拡大図であり、シール材3はセパレータ1a、1bのエッジ部1cを覆うようにコの字形状を有しており、セパレータ1a、1bの複合体2に面する側の面1dと面1dに背反する面1eとを覆う爪部3a、3bに、セパレータの面1d、1e側に突出する凸部4を形成する。
【0016】
一方、セパレータ1a、1bの面1d、1eには前記凸部4に対応する凹部5が形成され、凸部4と凹部5が嵌り合う。
【0017】
このような構成により、本発明では、燃料電池への供給ガスの供給圧が高い場合でも、シール材3がセパレータ1a、1bから剥離するのを防止し、エッジ部1cからガスが漏れることがない。また、シール材3の凸部4、セパレータ1a、1bの凹部5をそれそれできるだけエッジ部1cの端部に近く形成することにより、電極に面するセパレータのアクティブエリアを広く確保することでき、燃料電池の発電性能を向上することができる。
【0018】
なお、図3、図4に示すようにセパレータ1a、1bの凹部5は、エッジ部全周を結ぶ溝状に形成し、この溝に嵌るようにシール材3の凸部4を形成する。または図5、図6に示すように、エッジ部1cの所定位置に深孔6を形成し、この深孔6に嵌るようにシール材3の凸部4を形成するようにしてもよい。このような構成とすることで、シール材が剥離し難くなり、シール性を確実にすることができるとともに製造性を向上することができる。
【0019】
図7と図8は、燃料電池の組立状態を示すものであり、エッジ部1cからのみならず複合体2に面するセパレータ面1eからのガスの漏洩を防止する構成を説明するものである。即ち、図8に示すようにセパレータ1bは、その上下に複合体2とガス遮断材7を設置し、それぞれにシール部3の爪部3a、3bに設けた凸部8が接触してガスの漏洩を防止する構成である。ここで、ガス遮断材7は、各セル間を区画するために燃料電池スタックを構成する上で通常用いられる部材である。
【0020】
このような構成により、シール材3をセパレータのエッジ部に設けることで、エッジ部からのガスの漏洩だけでなく、ガス遮断材7側のセパレータ面1eからのガスの漏洩を防止できる。したがって、セパレータ面方向のガスの漏洩を防止するための部品を改めて設ける必要がなく、部品点数を削減でき、また組立工数も削減でき、燃料電池のコストが低減する。また組立部品点数を低減できることから、組み立て時の位置決め不具合によるガス漏れを予防し、信頼性が向上する。
【0021】
図9は、本発明のシール材3の製造方法の概略を示す図である。上型9と下型10の間にセパレータ1a、1bが設置される。このときセパレータは既にシール材3の凸部4が嵌る凹部5が形成されている。この状態からポート11からシール材3の原料が流し込まれ、シール材3がセパレータ1a、1bと一体的に形成される。
【0022】
図10と図11は、第2の実施形態を示すもので、シール材3の凸部4を形成する爪部12の外面12aをセパレータ1a、1bの外面と略同一面とした構成である。この構成により、シール材3の設置によるセルの積層方向の厚みの増加を無くすことができ、燃料電池の小型化、あるいは出力の向上を図ることができる。
【0023】
図12は、セパレータ1a、1b内にガスを供給するマニフォールド部13a、13bのシール材形状を説明する図である。マニフォールド部においてもエッジ部1cと同様のシール材構成にてガスの漏洩を防止することができる。
【0024】
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内でさまざまな変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池単セルの構成図である。
【図2】単セル端部の拡大図である。
【図3】セパレータの凹部形状を説明する図である。
【図4】図3の断面A−Aを示す断面図である。
【図5】セパレータの他の凹部形状を示す図である。
【図6】図5の断面B−Bを示す断面図である。
【図7】燃料電池単セルの他の構成図である。
【図8】単セル端部の拡大図である。
【図9】シール材の製造方法を説明する図である。
【図10】燃料電池単セルの他の構成図である。
【図11】単セル端部の拡大図である。
【図12】セパレータのマニフォールド部のシール構造を説明する図である。
【符号の説明】
1 燃料電池
1a アノード側セパレータ
1b カソード側セパレータ
1c セパレータ端部
1d 面
1e 面
2 複合体
3 シール材
3a 爪部
3b 爪部
4 凸部
5 凹部
6 深孔
7 ガス遮断材

Claims (9)

  1. 固体高分子電解質膜と、電極と、ガス拡散層とからなる複合体と、
    この複合体を挟持し、ガス透過性のセパレータを備えた燃料電池において、
    前記セパレータの端部全周を覆うシール材を設け、
    前記セパレータは、前記複合体に面する側の面とその面に背反する面の端部にそれぞれ凹部を形成し、
    前記シール材は、前記セパレータの各凹部にそれぞれ嵌る凸部を備えることを特徴とする燃料電池のシール構造。
  2. 前記シール材の形状は、コの字断面を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池のシール構造。
  3. 前記シール材は、前記複合体または隣接するセルのセパレータのうち少なくとも1つに対向する表面に、前記複合体または隣接するセルのセパレータと接触する凸部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池のシール構造。
  4. 前記複合体を挟持したセパレータを挟み込むガス遮断材を設け、
    前記シール材は、前記複合体またはガス遮断材のうち少なくとも1つに対向する表面に、前記複合体またはガス遮断材と接触する凸部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池のシール構造。
  5. 前記シール材のコの字断面の高さは、前記セパレータの高さと略同一であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の燃料電池のシール構造。
  6. 前記セパレータは、表面をシール材に覆われる部分において、前記シール材の肉厚分だけ高さが低くなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の燃料電池のシール構造。
  7. 前記セパレータのマニフォールド部の端部を覆うシール材を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の燃料電池のシール構造。
  8. 前記セパレータの凹部は、セパレータの端部全周に渡り形成され、
    前記シール材の凸部は、この全周に渡り形成された凹部に嵌るように形成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池のシール構造。
  9. 前記セパレータの凹部は、セパレータの端部に所定間隔で形成され、
    前記シール材の凸部は、この所定位置に形成された凹部に嵌るように形成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池のシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006147423A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池
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