JP2004213728A - Dvd再生装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索可能にするとともに、再生位置の指定時間からのずれをなくしたDVD再生方法を提供することである。
【解決手段】再生位置が時間により指定されると、PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、指定時間と該指定時間を含んだCellの先頭時間との差を求め、求めた差を0.5で除して求めた値に1を加えた値を仮のVOBU番号とし、該Cellに含まれる各VOBUの再生時間を記したC_ELTMを読み出し、求めた仮のVOBU番号までのC_ELTMを加算して総経過時間を求め、該総経過時間に前後のVOBU番号に応じたC_ELTMを加減算しながら指定時間と比較して指定時間と一致するVOBUを検出し、検出したVOBUの先頭アドレスから再生する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指定された時間から再生するDVD再生方法、及びその再生方法を備えたDVD再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVD(Digital Versatile Disc)が規格化され、普及しつつある。従来のDVDの再生においては、指定された時間から再生する場合、TMU(タイムマップユニット:秒)を用いて再生位置を検索していた。TMUはMAP_ENT(マップエントリ)の大体の時間間隔であり、ディスク毎に任意に設定(通常、1≦TMU≦4)される。MAP_ENTは一定時間毎に記録された番号である。例えばTMU=2のディスクにおいて、6秒の位置からの再生が指定されると、指定時間をTMUで割って算出された(6/2=3)MAP_ENT_Ns(マップエントリ番号)よりVOBU(ビデオオブジェクトユニット)の先頭アドレスを取得し、再生を開始する。
【0003】
また特許文献1には、DVDの再生時間を正確に演算する方法として、VOBUのNV_PCK(ナビゲーションパック)に記載の再生時間を累積加算する方法が開示されている。
【0004】
また特許文献2には、タイムテーブルをAVデータの特性により複数の構造で記述することができるように改良することにより、MPEG4のようなIピクチャがないデータにも適用できる記録再生方式が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−134548号公報
【特許文献2】
特開2001−309301号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、TMUを用いて指定の再生時間を検索する場合は、ディスクにTMUの記載がない場合は検索できない。また、TMUの値が大きくなるとともにMAP_ENTの間隔が大きくなるため、ユーザが指定した再生位置からのずれも大きくなってしまう。
【0007】
また、特許文献1の方法では再生時間を累積加算しなければならないので、すぐに指定の再生時間を検索することができない。また、特許文献2ではタイムテーブルを改良しているので現在のDVD規格を変更しなければ全てのディスクに適用することはできない。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑み、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索可能にするとともに、再生位置の指定時間からのずれをなくしたDVD再生方法を提供することを目的とする。またその再生方法を備えたDVD再生装置を提供することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、指定された時間から再生するDVD再生方法において、再生位置が時間により指定されると、PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、指定時間と該指定時間を含んだCellの先頭時間との差を求め、求めた差を0.5で除して求めた値に1を加えた値を仮のVOBU番号とし、該Cellに含まれる各VOBUの再生時間を記したC_ELTMを読み出し、求めた仮のVOBU番号までのC_ELTMを加算して総経過時間を求め、該総経過時間に前後のVOBU番号に応じたC_ELTMを加減算しながら指定時間と比較して指定時間と一致するVOBUを検出し、検出したVOBUの先頭アドレスから再生することを特徴とするものである。
【0010】
このように、指定時間を含むCellを求め、該Cellの先頭と指定時間との差を0.5で除することにより仮のVOBU番号を算出し、更に、指定時間と一致する該Cell中のVOBUを求め、再生開始することで、指定時間から再生することができる。またこの方法によれば、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索することができる。更に、1VOBUの再生時間を0.5とすることで仮の再生位置を素早く検索することができ、次にVOBU単位まで検索することで再生位置の指定時間からのずれをなくすことができる。
【0011】
また本発明は、指定された時間から再生するDVD再生方法において、再生位置が時間により指定されると、PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、指定時間と該指定時間を含んだCellの先頭時間との差を求め、求めた差を所定値で除して求めた値に1を加えた値を再生開始のVOBU番号とし、該VOBUの先頭アドレスから再生することを特徴とするものである。
【0012】
このように、指定時間を含むCellを求め、該Cellの先頭と指定時間との差を所定値(例えば、0.5)で除することにより再生開始のVOBU番号を算出し、再生開始することで、指定時間から再生することができる。またこの方法によれば、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索することができる。更に、所定値は通常0.5とすることで再生位置の指定時間からのずれを少なくすることができる。
【0013】
また本発明は、指定された時間から再生するDVD再生方法において、再生位置が時間により指定されると、PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、検出したCellに含まれる各VOBUの再生時間を記したC_ELTMを読み出し、各C_ELTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間と一致するVOBUを検出し、検出したVOBUの先頭アドレスから再生することを特徴とするものである。
【0014】
このように、指定時間を含むCellを求め、更に、指定時間と一致する該Cell中のVOBUを求め、再生開始することで、指定時間から再生することができる。またこの方法によれば、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索することができる。更に、VOBU単位まで検索することで再生位置の指定時間からのずれをなくすことができる。
【0015】
また本発明のDVD再生装置は、上記のDVD再生方法を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、DVDに記録される情報の階層構造を説明する図である。DVDに形成されたデータ記録エリアは、図1に示すような構造を有している。この構造の論理フォーマットは、例えば標準規格の1つであるISO9660及びユニバーサルディスクフォーマット(UDF)ブリッジに準拠して定められている。
【0017】
リードインエリアからリードアウトエリアまでの間のデータ記録エリアは、ボリュームスペースとして割り当てられる。このボリュームスペースは、ボリューム及びファイル構造の情報のための空間(ボリューム/ファイル構造)と、DVD規格のアプリケーションのための空間(DVDビデオ領域)と、この規格のアプリケーション以外のための空間(他記録エリア)を含むことができる。
【0018】
ボリュームスペースは、多数のセクタに物理的に分割され、それらの物理的セクタには連続番号が付されている。このボリュームスペースに記録されるデータの論理アドレスはISO9660及びUDFブリッジで定められるように、論理セクタ番号を意味している。
【0019】
ボリューム/ファイル構造領域はISO9660及びUFDブリッジに定められる管理領域に相当する。この領域の記述に基づいて、VMG(ビデオマネージャ)の内容が後述するDVD再生装置内部のシステムマイコンに格納される。VMGにはVTS(ビデオタイトルセット)を管理する情報が記述されている。
【0020】
VTSは、VTSI(ビデオタイトルセット情報)、VTSM_VOBS(ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクトセット)、VTSTT_VOBS(ビデオタイトルセットタイトル用ビデオオブジェクトセット)、VTSI_BUP(ビデオタイトルセット情報のバックアップ)を含んでいる。
【0021】
VTSTT_VOBSには、各VOB(ビデオオブジェクト)に含まれるCell(セル)のID番号が記述されている。またVTSIには、PGCI(プログラムチェイン情報)が記録されている。
【0022】
他の記録エリアには、上述したVTSで利用可能な情報、或いはVTSとは関係のない他の情報を記録することができる。なお、このエリアは必須ではない。
【0023】
図2は、PGCIの構成を説明する図である。PGCIは複数のPGC(プログラムチェイン)により構成され、各PGCには、そのPGCを構成するCellの番号が記録されている。またPGCIには、PGC_PB_TM(プログラムチェインプレイバックタイム)と、C_PBTM(セルプレイバックタイム)の時間情報がタイムコードで記録されている。PGC_PB_TMは、そのPGCに含まれる一連のCellを再生するのに要する総再生時間をタイムコードで表記したものであり、C_PBTMは、PGCに含まれる各Cellの再生時間をタイムコードで表記したものである。
【0024】
図3は、VTSTT_VOBSに含まれる情報の階層構造を説明する図である。VOBS(ビデオオブジェクトセット)は、複数(図3ではi個)のVOBにより構成される。また、VOBは複数(図3ではj個)のCellにより構成されている。なお、図中のVOB_IDNkはVOBのID番号を示し、C_IDNkはCellのID番号を示す。
【0025】
Cellは、複数のVOBU(ビデオオブジェクトユニット)により構成されている。そして、VOBUは、NV_PCK(ナビゲーションパック)、A_PCK(オーディオパック)、V_PCK(ビデオパック)、SP_PCK(サブピクチャパック)により構成されている。図3に示すように、NV_PCKは各VOBUの先頭にだけ配置されている。
【0026】
A_PCKにはオーディオデータが、V_PCKにはビデオデータが、SP_PCKには字幕データが、個別に圧縮・符号化され記録されている。NV_PCKには、通常再生や特殊再生といった処理を円滑に行うための付加情報が記録されており、この中に、少なくとも3つの時間情報が記録されている。1つは、VOBU_S_PTM(ビデオオブジェクトユニットプレゼンテーションスタートタイム)であり、もう1つは、VOBU_E_PTM(ビデオオブジェクトユニットプレゼンテーションエンドタイム)である。これらはそれぞれ対応するVOBUの再生開始時刻と再生終了時刻をタイムスタンプで表記したものである。他の1つは、C_ELTM(セルエラプスタイム)であり、対応するVOBUの、それを含むCellの先頭からの再生経過時間をタイムコードで表記したものである。
【0027】
図4は、DVD再生装置10の構成を示すブロック図である。DVD再生装置10は、ピックアップ11と、RFアンプ12と、モータ14と、サーボ回路14と、信号処理回路15と、トラックバッファ16と、システムデコーダ17と、システムマイコン18と、表示部19とを備えている。
【0028】
ピックアップ11は、所定波長のレーザ光をディスクdの記録面に向けて照射し、その反射光を受けて電気信号(反射光検出信号)に変換する。またピックアップ11は、この反射光検出信号をRFアンプ12に供給する。なお、ピックアップ11は、ディスクdから対象のデータを適宜読み出すことができるように、所定のガイド軸等により、ディスクdの径方向に移動自在に支持されている。
【0029】
RFアンプ12は、ピックアップ11より供給された反射光検出信号からRF信号、トラッキング信号、及びフォーカス信号等を生成する。更に、RF信号をデータスライスした二値化信号を生成する。RFアンプ12は、生成したトラッキング信号等をサーボ回路14に供給し、また、生成した二値化信号を再生信号として信号処理回路15に供給する。
【0030】
モータ13は、ディスクdを搭載する所定のターンテーブルを回転させるためのスピンドルモータ等からなる。モータ13は、サーバ回路14により制御され、ディスクdを例えば線速度が一定となるように回転駆動させる。
【0031】
サーボ回路14は、モータ13を駆動制御し、所定の回転速度で回転駆動させる。また、サーボ回路14は、RFアンプ12から供給されるトラッキング信号等によりスレッドモータ(不図示)を駆動制御し、ピックアップ11をディスクdの径方向に適宜移動させる。
【0032】
信号処理回路15は、RFアンプ12から供給される再生信号を復調し、そして、誤り訂正等を行う。信号処理回路15は、この復調等により得られた復調データをトラックバッファ16に順次供給する。
【0033】
トラックバッファ16は、所定容量のRAM等からなり、信号処理回路15から供給された復調データを順次記憶する。なお、トラックバッファ16に記憶された復調データは、システムデコーダ17へ逐次供給される。
【0034】
システムデコーダ17は、トラックバッファ16から供給される復調データをデコードし、映像データ及び音声データ等を生成する。システムデコーダ17は、生成した映像データ及び音声データ等を所定のAVアンプ等に供給する。
【0035】
システムマイコン18は、例えば、ROM、RAM、及びCPUを備えた1チップマイコン等からなり、DVD再生装置10全体を制御する。システムマイコン18は、サーボ回路14等を制御して、ディスクdに予め記録されたPGCIを取得し、自己のRAM等に記憶する。そして、記憶したPGCIに従った対象Cellの読み出しを行うPGC動作を実行する。
【0036】
具体的に、システムマイコン18は、PGC動作を実行する際に、Cellを構成する上述のVOBUの再生管理情報であるNV_PCKを取得し、このNV_PCKに従って対象データ(VOBU)をディスクdから再生する。即ち、システムマイコン18は、NV_PCKを取得すると、読み出し対象となる対象データのアドレスを設定し、サーボ回路14等を制御して、設定したアドレスの対象データをサーチする。そして、サーチした対象データをディスクdから読み出し、信号制御回路15を制御して、読み出した対象データ(再生信号)の復調及び誤り訂正等を行い、復調データをトラックバッファ16に格納する。システムマイコン18は、これらアドレス設定、サーチ、読み出し、復調・誤り訂正、データ格納等からなる一連の動作をトラックバッファ16の空き容量等に応じて繰り返し行う。
【0037】
またこれらの動作と並行して、システムマイコン18は、システムデコーダ17を制御してトラックバッファ16に格納されている復調データをデコードし、映像データ及び音声データ等を順次再生する。
【0038】
表示部19は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等からなり、DVD再生装置10の動作状況等を表示する。
【0039】
次に、DVD再生装置10の動作について説明する。図5は、DVD再生装置10におけるタイムサーチ時の動作の一例を示すフローチャートである。ユーザにより再生位置が時間指定されると、ステップS10において、対象となっているタイトルのPGCIに含まれるC_Ns(セルの総数)と各Cellの再生時間を記したC_PBTMとを読み出す。次にステップS11へ進んでC_PBTMを加算した時間Tcを求めるとともに、そのCell番号を記憶する。なお、初期値は0時間とする。そして、ステップS12へ進んで指定時間tsと算出時間tcとを比較する。
【0040】
ステップS12においてtc<tsの場合は、そのCellはまだ指定時間tsに達していないと判断し、ステップS13へ進んで次のCell番号に記憶更新する。そして、ステップS14へ進んでそのCell番号がC_Nsを超えていないかを判別する。ステップS14においてCell番号がC_Nsを超えたときは、指定時間tsが対象タイトルの時間外であると判断し、処理を終了する。一方、ステップS14においてCell番号がC_Nsを超えていないときは、ステップS11に戻りtc≧tsとなるまでC_PBTMを順次加算する。
【0041】
一方、ステップS12においてtc≧tsの場合は、そのCell中に指定時間tsが含まれると判断し、ステップS15へ進む。このように、C_PBTMを順次加算しながら指定時間tsと比較して指定時間tsを含んだCellを検出する。
【0042】
ステップS15において、指定時間tsと、先程検出したCellの先頭時間(つまり、検出したCellの1つ前のCellまでのC_PBTMを加算した時間)taとの差を求め、その差を所定値xで除する。ここで所定値xとは、VOBU単位の再生時間(規格:0.4〜1.0秒)であり、通常0.5秒である。
【0043】
次に、ステップS16へ進んで、ステップS15で算出した値に1を加えた値を再生開始のVOBU番号とし、該VOBUのNV_PCKに記載されたVOBU_ADMAP(ビデオオブジェクトユニットアドレスマップ)より該VOBUの論理アドレスを取得し、ステップS17へ進んで再生を開始する。
【0044】
例えば、指定時間ts=10′02″、Cell4の終了時間taが10′00″、Cell5の終了時間が10′10秒である場合、再生開始のVOBU番号は{(ts−ta)/x}+1=(2/0.5)+1=5となり、Cell5中のVOBU5の先頭から再生を開始する。
【0045】
このように、指定時間を含むCellを求め、該Cellの先頭と指定時間との差を所定値(例えば、0.5)で除することにより再生開始のVOBU番号を算出し、再生開始することで、指定時間から再生することができる。またこの方法によれば、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索することができる。更に、所定値は通常0.5とすることで再生位置の指定時間からのずれを少なくすることができる。
【0046】
次に、タイムサーチの他の方法について説明する。図6は、DVD再生装置10におけるタイムサーチ時の動作の一例を示すフローチャートである。ステップS10〜ステップS14までは図5と同様であるため詳細な説明を省略する。
【0047】
ステップS12においてtc≧tsの場合は、そのCell中に指定時間tsが含まれると判断し、ステップS20へ進む。ステップS20では、先程検出したCellの先頭時間(つまり、検出したCellの1つ前のCellまでのC_PBTMを加算した時間)taにC_ELTMを加算した時間tc'を求めるとともに、そのVOBU番号を記憶する。そして、ステップS21へ進んで指定時間tsと求めたtc'とを比較する。なお、指定時間の最小単位は秒単位とし、tc'は秒単位未満を四捨五入等して最小単位を秒単位とする。
【0048】
ステップS21においてtc'≠tsの場合は、そのVOBUはまだ指定時間tsに達していないと判断し、ステップS22へ進んで次のVOBU番号に記憶更新する。そして、ステップS20に戻りtc'=tsとなるまでC_ELTMを順次加算する。
【0049】
一方、ステップS21においてtc'=tsの場合は、そのVOBUの終了時間が指定時間tsと一致していると判断し、ステップS23へ進む。このように、C_ELTMを順次加算しながら指定時間tsと比較して指定時間tsと一致するVOBUを検出する。
【0050】
次に、ステップS23へ進んで、ステップS22で検出されたVOBUの次のVOBUのNV_PCKに記載されたVOBU_ADMAP(ビデオオブジェクトユニットアドレスマップ)より該VOBUの論理アドレスを取得し、ステップS24へ進んで再生を開始する。
【0051】
このように、指定時間を含むCellを求め、更に、指定時間と一致する該Cell中のVOBUを求め、再生開始することで、指定時間から再生することができる。またこの方法によれば、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索することができる。更に、VOBU単位まで検索することで再生位置の指定時間からのずれをなくすことができる。
【0052】
次に、タイムサーチの更に他の方法について説明する。図7は、DVD再生装置10におけるタイムサーチ時の動作の一例を示すフローチャートである。これは図5と図6の方法を組み合わせた方法である。ステップS10〜ステップS15までは図5と同様であるのでその詳細な説明を省略する。
【0053】
ステップS15からステップS30へ進んで、ステップS15で算出した値に1を加えた値を仮のVOBU番号とし、ステップS31へ進んで先程検出したCellの先頭時間(つまり、検出したCellの1つ前のCellまでのC_PBTMを加算した時間)taに仮のVOBU番号までのC_ELTMを加算した総経過時間teを求める。
【0054】
ステップS32へ進んで総経過時間teと指定時間tsとを比較する。ステップS32においてte<tsの場合は、ステップS33へ進んで仮のVOBU番号の次のVOBU番号にあたるC_ELTMをteに加算した値te1を求める。その後、ステップS34へ進んで指定時間tsと求めたte1とを比較する。なお、指定時間の最小単位は秒単位とし、te1は秒単位未満を四捨五入等して最小単位を秒単位とする。
【0055】
ステップS34においてte1≠tsの場合は、そのVOBUはまだ指定時間tsに達していないと判断し、ステップS33に戻りte1=tsとなるまでC_ELTMを順次加算する。
【0056】
一方、ステップS34においてte1=tsの場合は、そのVOBUの終了時間が指定時間tsと一致していると判断し、ステップS37へ進む。このようにステップS32においてte<tsの場合は、C_ELTMを順次加算しながら指定時間tsと比較して指定時間tsと一致するVOBUを検出する。
【0057】
一方、ステップS32においてte≧tsの場合は、ステップS35へ進んで仮のVOBU番号の前のVOBU番号にあたるC_ELTMをteから減算した値te2を求める。その後、ステップS36へ進んで指定時間tsと求めたte2とを比較する。なお、指定時間の最小単位は秒単位とし、te2は秒単位未満を四捨五入等して最小単位を秒単位とする。
【0058】
ステップS36においてte2≠tsの場合は、そのVOBUはまだ指定時間tsを超えていると判断し、ステップS35に戻りte2=tsとなるまでC_ELTMを順次減算する。
【0059】
一方、ステップS36においてte1=tsの場合は、そのVOBUの先頭が指定時間tsと一致していると判断し、ステップS37へ進む。このようにステップS32においてte<tsの場合は、C_ELTMを順次減算しながら指定時間tsと比較して指定時間tsと一致するVOBUを検出する。
【0060】
ステップS37では、ステップS34で検出されたVOBUの次のVOBU、又はステップS36で検出されたVOBUのNV_PCKに記載されたVOBU_ADMAP(ビデオオブジェクトユニットアドレスマップ)より該VOBUの論理アドレスを取得し、ステップS38へ進んで再生を開始する。
【0061】
このように、指定時間を含むCellを求め、該Cellの先頭と指定時間との差を所定値(例えば、0.5)で除することにより仮のVOBU番号を算出し、更に、指定時間と一致する該Cell中のVOBUを求め、再生開始することで、指定時間から再生することができる。またこの方法によれば、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索することができる。更に、所定値は通常0.5とすることで仮の再生位置を素早く検索することができ、次にVOBU単位まで検索することで再生位置の指定時間からのずれをなくすことができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、指定時間を含むCellを求め、該Cellの先頭と指定時間との差を所定値(例えば、0.5)で除することにより再生開始のVOBU番号を算出し、再生開始することで、指定時間から再生することができる。更に、所定値は通常0.5とすることで再生位置の指定時間からのずれを少なくすることができる。
【0063】
また本発明によれば、指定時間を含むCellを求め、更に、指定時間と一致する該Cell中のVOBUを求め、再生開始することで、指定時間から再生することができる。更に、VOBU単位まで検索することで再生位置の指定時間からのずれをなくすことができる。
【0064】
また本発明によれば、指定時間を含むCellを求め、該Cellの先頭と指定時間との差を0.5で除することにより仮のVOBU番号を算出し、更に、指定時間と一致する該Cell中のVOBUを求め、再生開始することで、指定時間から再生することができる。更に、1VOBUの再生時間を0.5とすることで仮の再生位置を素早く検索することができ、次にVOBU単位まで検索することで再生位置の指定時間からのずれをなくすことができる。
【0065】
また本発明によれば、TMUを使用せずに指定時間の再生位置を検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDに記録される情報の階層構造を説明する図である。
【図2】PGCIの構成を説明する図である。
【図3】VTSTT_VOBSに含まれる情報の階層構造を説明する図である。
【図4】DVD再生装置の構成を示すブロック図である。
【図5】DVD再生装置におけるタイムサーチ時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】DVD再生装置におけるタイムサーチ時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】DVD再生装置におけるタイムサーチ時の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 DVD再生装置
11 ピックアップ
12 RFアンプ
13 モータ
14 サーボ回路
15 信号処理回路
16 トラックバッファ
17 システムデコーダ
18 システムマイコン
19 表示部

Claims (6)

  1. 指定された時間から再生するDVD再生方法を備えたDVD再生装置において、
    再生位置が時間により指定されると、
    PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、
    指定時間と該指定時間を含んだCellの先頭時間との差を求め、
    求めた差を0.5で除して求めた値に1を加えた値を仮のVOBU番号とし、該Cellに含まれる各VOBUの再生時間を記したC_ELTMを読み出し、求めた仮のVOBU番号までのC_ELTMを加算して総経過時間を求め、
    該総経過時間に前後のVOBU番号に応じたC_ELTMを加減算しながら指定時間と比較して指定時間と一致するVOBUを検出し、
    検出したVOBUの先頭アドレスから再生するDVD再生方法を備えたことを特徴とするDVD再生装置。
  2. 指定された時間から再生するDVD再生方法において、
    再生位置が時間により指定されると、
    PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、
    指定時間と該指定時間を含んだCellの先頭時間との差を求め、
    求めた差を0.5で除して求めた値に1を加えた値を仮のVOBU番号とし、該Cellに含まれる各VOBUの再生時間を記したC_ELTMを読み出し、求めた仮のVOBU番号までのC_ELTMを加算して総経過時間を求め、
    該総経過時間に前後のVOBU番号に応じたC_ELTMを加減算しながら指定時間と比較して指定時間と一致するVOBUを検出し、
    検出したVOBUの先頭アドレスから再生することを特徴とするDVD再生方法。
  3. 指定された時間から再生するDVD再生方法において、
    再生位置が時間により指定されると、
    PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、
    指定時間と該指定時間を含んだCellの先頭時間との差を求め、
    求めた差を所定値で除して求めた値に1を加えた値を再生開始のVOBU番号とし、
    該VOBUの先頭アドレスから再生することを特徴とするDVD再生方法。
  4. 前記所定値は0.5秒であることを特徴とする請求項3記載のDVD再生方法。
  5. 指定された時間から再生するDVD再生方法において、
    再生位置が時間により指定されると、
    PGCIに含まれる各Cellの再生時間を記したC_PBTMを読み出し、各C_PBTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間を含んだCellを検出し、
    検出したCellに含まれる各VOBUの再生時間を記したC_ELTMを読み出し、各C_ELTMを順次加算しながら指定時間と比較して指定時間と一致するVOBUを検出し、
    検出したVOBUの先頭アドレスから再生することを特徴とするDVD再生方法。
  6. 請求項3〜5の何れかに記載のDVD再生方法を備えたDVD再生装置。
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