JP2004213590A - 強奪抑止装置 - Google Patents

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晋 片山
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Abstract

【課題】現金自動預払機(ATM機)や金庫、または現金輸送トランク等を破壊して現金を強奪または金庫毎持ち去るような荒業に対抗して金庫等を堅固にするのではなく、簡単な装置によって破壊的犯行を無意味化し、犯行そのものの抑止効果を得る。
【解決手段】現金自動預払機(ATM機)や金庫、または現金輸送トランク2等において、所定の手続きを踏まず金庫等を破壊または金庫ごと持ち去ろうとした場合、振動センサ12や離脱センサ14等で感知し、内部の紙幣3に塗料を噴霧6したり穴を開けるなど、紙幣に明確な目印を付けて、強奪紙幣を明確に特定できるようにすることで強奪を無意味にして強奪抑止効果を得る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
全国各地に設置されている現金自動預払機(以下「ATM機」という)や商店等の金庫、または現金輸送時に使用される金属トランクなどが強奪被害に合わないように強奪実行抑止効果を生じせしめる装置に関する。
【0002】
【従来技術】
ATM機や金庫または現金輸送トランク等において、内部現金紙幣の盗難防止は、▲1▼開錠を厳重にする。▲2▼容器を壊し難くする。▲3▼金庫等を重くし運び難くする。▲4▼金庫等を固定したり鎖等でつなぎ移動でき難くする。▲5▼異常時に警報をならす。▲6▼防犯カメラを設ける。などによって盗難防止をしてきた。しかし昨今、パワーショベルカー等の重機で、いっきにATM機や金庫を壊したり、金庫ごと持ち去るという荒っぽい強奪犯行が多く発生している。
【0003】
これらの強奪は重機を用いて短時間に行われるため、▲1▼開錠を厳重にする。▲2▼容器を壊し難くする。▲3▼金庫等を重くし運び難くする。▲4▼金庫等を固定したり鎖等でつなぎ移動でき難くする。▲5▼異常時に警報をならす。▲6▼防犯カメラを設ける。などの対策は犯行防止効果が不十分である。さりとてこれらの対策を、重機にも耐え得るように頑丈かつ厳重にするのはコスト面でも技術面においても現実的でなく容易でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、重機を用いるなどの荒っぽく大胆な犯行を防止する装置に関するものである。そしてその装置は簡単で安価に実現できるが、重機を用いた犯行に耐えるように堅固にするのではなく、万一被害にあった場合でも破壊された器物損壊は免れないが、盗難紙幣は使用されない効果があるため、犯行そのものを無意味にし抑止する効果を期待するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ATM機や金庫、または現金輸送トランク等、多額の紙幣を扱う保管容器に簡単な装置を付加することによって、保管容器を破壊したり保管容器毎持ち去るような荒っぽい扱いをした時には、内部の保管紙幣そのものに着色や鑽孔等による目印をつけて、使用できなくしてしまう装置である。
【0006】
【実施例】
図1は、ATM機、固定据置き型金庫に実施される本発明の一実施例であり、一部を変えることで現金輸送用トランク等にも実施できる。以下図を用いて説明する。
【0007】
外筐1の内部に現金紙幣収納箱2があり、現金紙幣収納箱2にはスプレー染料缶4の染料噴射ノズルを現金紙幣に向けて配置してある。スプレー染料缶4の染料はスプレー染料噴射ボタン5が押されると染料が紙幣に向けて噴射される。
【0008】
ソレノイド7はスプレー染料噴射ボタン5を操作するために設けられ、アクチュエータ8はソレノイド7が非動作時に機械的バネでスプレー染料噴射ボタン5を押すように作られている。通常時はソレノイド7が稼動しており、アクチュエータ8は機械的バネより強い力でスプレー染料噴射ボタン5から離れる方向に引かれている。
【0009】
本実施例において、ソレノイド7を動作させアクチュエータ8を引く条件、すなわち強奪行為時等でない平常状態時の条件は、▲1▼外筐1に衝撃振動のない時。▲2▼外筐1が所定の場所から離されていない時。▲3▼開錠操作が所定の時刻に行われた時。▲4▼電源が供給されている時である。以下順を追って説明する。
【0010】
ソレノイド7を動作させるための電源は、外部電源11からダイオード10を介して供給される。この外部電源11が瞬断した時のバックアップ用電源としてバッテリ9もソレノイド7に接続されている。そしてバッテリ9は外部電源11が供給されている間は充電される。
【0011】
外筐1内に設けられた振動センサ12は、外筐1に衝撃や振動が加えられると出力される振動センサであり、一般的には圧電効果素子によって構成される。通常は何の衝撃も振動も受けておらず、振動センサ12から出力は発生していない。
【0012】
また、エクスクルーシブノア回路18のもう一つの入力には外筐1の外部の離れた場所に設置された地震センサ13が接続されているが、地震センサ13からも通常出力はない。すなわちエクスクルーシブノア回路18の入力は共に「L」であり、その出力は図3に示す如く「H」となる。
【0013】
外筐1内に設けた離脱検出回路15は、外筐1の外部に接続された離脱検出配線14が接続されており、この接続が正しく確保されている限り離脱検出回路15の出力は「H」状態になっている。
【0014】
また、タイマ16は、24時間時計で一日の内で特定の時刻、例えば15時〜16時にのみ図2(A)に示すように「L」を出力する。他方、キーセンサ17は、金庫を開錠すべくキー操作をした時にのみ「H」を出力するが、通常はキー操作をしていない。
【0015】
正常なキー操作をする時は図2(B)に示すように、前記タイマ16が「L」である15時〜16時の間にキー操作をする。すなわちナンド回路19の出力は、その入力が図2の(A)および(B)に示すように何れかが「L」であるため「H」である。
【0016】
このように通常状態では、ナンド回路20の3つの入力は共に「H」であるため、ナンド回路20の出力は「L」でありソレノイド7は駆動状態で、スプレー染料は噴射しない状態が維持される。
【0017】
このような状態のときに地震があった場合、振動センサ12は揺れを検出し「H」を出力するが、地震センサ13も同様に揺れを検出し「H」を出力する。その結果、エクスクルーシブノア回路18の入力は共に「L」「L」から「H」「H」になるので、図3に示す如くエクスクルーシブノア回路18の出力状態は「H」のままで変わらない。すなわち地震があっても染料が噴射されることはない。
【0018】
次に、不幸にもパワーショベル等の重機で、外筐1を破壊や外筐1ごと強奪しようとする場合の動作について説明する。外筐1を破壊したり移動させるような大きな力が加えられると当然大きな衝撃や振動が検出され、振動センサ12からは「H」出力信号が発生し、エクスクルーシブノア回路18の一つの入力端子に印加される。
【0019】
一方、エクスクルーシブノア回路18のもう一つの入力端子には、筐体1の外部で離れた場所に設置された地震センサ13の出力が供給されているが、この地震センサ13の部分には衝撃や振動が発生していないため、地震センサ13の出力は「L」のままである。すなわちエクスクルーシブノア回路18の入力は「H」と「L」であり、その出力は、図3に示ように「H」と「L」入力の場合「L」となる。
【0020】
その結果は、ナンド回路20の入力の一つが「L」となるため出力は「H」となり、ソレノイド7は非動作となり、アクチュエヘータ8は開放され機械的バネの力でスプレー染料噴射ボタンを押すことになる。
【0021】
また、外筐1を強奪し持ち去ろうとすると、当然外筐1の外部とを接続している離脱検出配線14が切断される。そして離脱検出配線14の切断により離脱検知回路15の出力は「H」から「L」になる。
【0022】
その結果、ナンド回路20の入力の一つが「L」となるため出力は「H」となり、ソレノイド7は非動作となって、アクチュエヘータ8は開放され機械的バネの力でスプレー染料噴射ボタン5を押すことになる。
【0023】
外筐1を強奪し持ち去ろうとする場合、当然外部電源11も切断される。このことはソレノイド7の駆動電源はバッテリ9となるが、バッテリ消耗後は同様にソレノイド7は非動作となり、アクチュエヘータ8は開放され機械的バネの力でスプレー染料噴射ボタン5を押すことになる。
【0024】
さらに、非合法手段で開錠しようとキー操作すると、キーセンサ17の出力が「H」となる。この開錠キー操作時刻が深夜など、タイマ16の開錠非許可時刻の場合は、図2(A)と(C)のように共に「H」となる。すなわちナンド回路19の出力は「L」となる。
【0025】
その結果、ナンド回路20の入力の一つが「L」となるため出力は「H」となり、ソレノイド7は非動作となり、アクチュエヘータ8は開放され機械的バネの力でスプレー染料噴射ボタン5を押すことになる。
【0026】
このように、外筐1に衝撃や振動を与えた場合、外筐1を移動させようとした場合、定められた時刻以外に開錠しようとした場合の何れか、またはそれらが同時に発生した場合は、スプレー染料噴射ボタン5が押されて染料噴射ノズル6から染料が現金紙幣3に向けて吹き付け着色される。
【0027】
以上の例では、現金紙幣に染料を吹き付けて着色し目印を付けたが、染料噴霧に代えて鑽孔パンチを駆動させて現金紙幣に孔を開けて目印とすることもできる。
【0028】
また、実施例では、振動センサ、有線式離脱センサ等について述べたが、現金輸送トランクでは、例えば振動センサに代えて傾斜センサにしたり、一定距離を離れると作動する無線式の離脱センサにすることができる。さらに別のセンサとして加速度センサ等の採用も容易に実現できる。
【0029】
なお実施例では基本原理に基づく部分についてのみ図1に示し説明したが、例えば振動センサ12と地震センサ13との信号出力のタイムラグを避けるためにナンド回路20とソレノイド7との間に積分回路や遅延回路を設けることや、あらかじめ設定された時刻外に正規の開錠を行うべく、タイマ16の出力を別途制御できるようにすること、本装置の保守点検時などにアクチュエータと8とスプレー染料噴射ボタン5との間に安全のため阻止板を装填可能とするなどの付加は当然である。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、重機を用いるなどの荒っぽく大胆な犯行により、ATM機や金庫あるいは現金輸送トランク等を破壊したり持ち去って内部の現金を取り出そうとした場合、内部の紙幣に目印を付ける仕掛けを施した装置である。
【0031】
こうして強奪した紙幣には目印がつけられるため使用することができない。すなわち強奪する価値がなくなるため強奪の抑止効果がある。このことは重機に耐えるだけの堅固で高価なATM機や金庫にする必要がなく、安価な装置で強奪抑止効果が期待できる。
【0032】
万一、ATM機、金庫、現金輸送トランク等を破壊され、強奪犯人としては使用不可の目印のついた紙幣が発見された場合、被害者である元の所有者は、所定の手続きにより破損紙幣として日本銀行で交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施構造例である。
【図2】本発明を説明するためのナンド回路19の入力波形図である。
【図3】本発明の動作を説明するためのエクスクルーシブノア回路18の論理表である。
【符号の説明】
1:ATM機、金庫、現金輸送トランク等の外筐
2:ATM機、金庫、現金輸送トランク等の内部現金紙幣収納箱
3:現金紙幣
4:スプレー染料缶
5:スプレー染料噴射ボタン
6:染料噴射ノズル
7:ノレノイド
8:アクチュエータ
9:バッテリ
10:ダイオード
11:外部電源
12:振動センサ
13:地震センサ
14:離脱検出配線
15:離脱検知回路
16:タイマ
17:キーセンサ
18:エクスクルーシブノア回路
19および20:ナンド回路

Claims (4)

  1. 現金自動預払機(ATM機)や金庫、または現金輸送トランク等の現金紙幣保存箱において、所定の手続きを踏まず該紙幣保管箱が開けられようとしたとき、内部の紙幣に着色染料を噴霧する、または紙幣に鑽孔するなど、修復不能の目印を付ける仕掛けを施した強奪抑止装置。
  2. 請求項1に記載の所定の手続きを踏まず紙幣保管箱を開ける行為として、パワーショベル等による力づくでの破壊、所定の場所からの離脱、所定時刻外の開錠などが含まれる。
  3. 請求項2に記載の力づくでの破壊を検出する手段として、振動衝撃の検出、加速度の検出、紙幣保存箱装置の傾斜検出等があり、所定の場所からの離脱としては、紙幣保存箱装置外との有線および無線接続の切断などがある。
  4. 請求項3に記載の振動衝撃の検出は、近傍の別場所に設置された振動センサと連動して、地震による振動衝撃は力づくでの破壊とみなさないようにした現金紙幣保存箱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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