JP2003155873A - 据置型金庫、貴重品の盗難予防装置 - Google Patents

据置型金庫、貴重品の盗難予防装置

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JP2003155873A
JP2003155873A JP2002327519A JP2002327519A JP2003155873A JP 2003155873 A JP2003155873 A JP 2003155873A JP 2002327519 A JP2002327519 A JP 2002327519A JP 2002327519 A JP2002327519 A JP 2002327519A JP 2003155873 A JP2003155873 A JP 2003155873A
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Japan
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alarm
criminal
safe
microphone
valuables
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JP2002327519A
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Kazuyuki Arai
和之 新井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 据置型金庫、現金自働支払機、宝飾店、美
術品等貴重品の窃盗犯行をしようとする瞬間に、強力な
警報機群により犯人を恐怖に陥れ、追払うことを目的と
する。必要なら、その場で犯人を自動的に逮捕する。 【構成】 犯行発生時の振動をマイクロホン(1)で
感知し、その信号で電波を発射する感知装置(3,4)
と、離れた所でその電波を受信し、各種警報機を作動さ
せる受信駆動装置(10,11)からなる。無線部分を
必要としない場合には、感知装置(3)から、有線でリ
レー(11)を駆動する。警報機は、非常ベルを始め、
警察の許可内各種の組み合わせ、同時使用が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動感知装置とそ
れに応じて作動する警報装置からなる。例として、据置
金庫の場合について説明する。警報装置は警報作動用受
信機と警報機からなる。振動感知装置は据置金庫の下に
圧電器(以下マイクと略称する)を置き、金庫の底面と
スプリングで接触している。金庫の振動は全てスプリン
グ下のマイクで感知するが、一定以上の大振動が起きた
場合のみ、送信機で警報電波を発射する。離れた警報作
動用受信機は、その警報電波を受信し、リレーで警報機
にその作動電力を送り、作動させる。リレーと警報機の
間に、時間の遅延装置を入れれば、所定時間遅れで、警
報機を作動させることもできる。本システムは、犯人が
注意深く、屋内電源スイッチを切ったり、金庫下からの
電線を切ったりしても、システムが完全に機能するよう
に、振動感知装置と警報装置とは夫々単独の電源を内蔵
し、またその間の警報信号は無線で結ぶ。
【0002】
【従来の技術】大型金庫ごと盗み出す最近の強力窃盗事
件に対しては、金庫をボルトで床や壁に止めたり、機械
的に持ち出されないようにしているだけである。この方
法では、効果は出ていないようである。電気的な対策は
今のところ出来ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】金庫ごと持ち出そうと
したり、金庫の扉を破ろうとする場合には、大きな振動
が発生する。その大きな振動だけを感知し、警報装置を
作動させようとするものである。その際、振動発生場所
と、警報機を設置したい場所が離れている場合や、、複
数の警報機を同時、或いは時間差を付けて作動させたい
場合もある。また、その装置は犯人よって犯行前に、作
動停止が出来ないものでなければならない。しかし、日
常業務中に誤動作や、不便があってはならない。更に、
このシステムは、安価でなければならない。そのために
は、各種要求に対して対応出来、且つ規格を統一し、多
量生産できる必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を実現する手段を
図で説明する。
【図1】は振動感知装置の概念図である。1はスプリン
グで、上面は金庫の底面に密着している。スプリングの
下面はマイク2と密着し、金庫の振動をスプリングでマ
イク2に伝える。マイクは振動の圧力を電気の波形に変
える。これに替わる方法として、マイクを金庫の底面に
張り付ける方法もあるが、夫々一長一短がある。ここで
取り出した信号は、3のスペースにある増幅器で増幅
し、その信号から大振幅の信号だけを選別して、送信電
波を発射する。その警報電波はアンテナ4から室内に拡
がる。この装置の電源は5に置かれた蓄電池で賄う。装
置全体は合成樹脂製の箱7に収納される。アンテナ4
は、理解し易いように上に出して書いたが、実際は、箱
7の側面に張り付けたほうが、小型になって良い。箱に
穴6が明けてある。これは合鍵挿入口で、合鍵を抜いた
状態で電源が入り、合鍵を挿さない限り、電源は切れな
い。つまり、犯人はこの電源を切ることは出来ない。マ
イク、増幅器の性能によりこの装置の感度が変わるか
ら、大、中、小の感度切替スイッチが必要である。小の
目盛では、小さな振動でも反応を起こすように設定でき
る。この箱は金庫下に設置する際、外側を紙かダンボー
ルで囲い、覗いても何か判らないようにする。もし犯人
がこの箱を引き出そうとするならば、その振動を感知し
て、警報が作動する。この振動感知装置の消費電力は、
僅かであるから、オートバイ用の小型蓄電池でも優に1
年以上は使用出来る。従って、この例では電源は入れ放
しで良いのであるが、合鍵がなければ切れないとして置
くのは、他の各種要求に対応するためである。
【図2】は警報作動用受信機の概念図である。振動感知
装置からの電波は、受信アンテナ8からスペース9内の
受信機で検波され、リレーを動作させ、警報機例えば非
常ベルを駆動する。リレーとベルを繋ぐコードは、10
の穴から出る。受信機、リレー、警報機用の電源はスペ
ース5に収納されている蓄電池で賄う。受信アンテナも
理解し易いように上に出したが、収納箱7の側面に貼り
付けた方が小型になって良い。穴6はこの電源を切る時
合鍵を挿入し、電源を入れる時は合鍵を抜き取るのであ
る。つまり、警報装置を止めるには、合鍵が必要とな
る。この警報作動用受信機は小型であるから、目立たな
い所に隠して置ける。勤務中は警報装置を止めるため、
この受信機の電源をきる。(合鍵を挿入する。)退社時
に合鍵を抜いて、受信機を動作状態にする。(振動感知
装置は常に動作状態である。)実際の警報機としては、
犯人らが1ボクス車で乗り付け、金庫を運び出す社員通
用口の上方に、非常ベルと塗料液噴射機を外からは判ら
ないように隠して設置すればよい。犯人の車は当然通用
口の前に待機している筈である。
【0005】
【発明の効果】最近の据置金庫窃盗事件を見ると、4−
5人の犯人が1ボックス車で、深夜大型店舗の社員通用
口に乗り付け、1人が車で見張りをし、他の者は通用口
の鍵を開け、若しくは壊して据置金庫に直行し、金具で
金庫の止め具を壊し、200kg位の金庫を引きずっ
て、車に乗せてしまう。その間、僅か5分である。警備
員、警官が来た時はもう逃げた後である。犯人らは、逃
走中の車内で、バールで扉を開け、現金を盗む。金庫は
適当な広場で捨ててしまう、というのが標準的手口のよ
うである。本発明は、犯人らが金庫を動かそうとした振
動を感知し、通用口上で非常ベルを鳴らし、車に赤い塗
料液を噴射すれば、彼らは一目散に逃走する筈である。
ベルは蓄電池電力量の終わるまで、鳴り続ける。また、
金庫前、通用口で、フラッシュ カメラ撮影を連動させ
れば、犯人逮捕の重要手掛かりとなる。たとえ、犯人が
警戒して、配電盤でスイッチを切り、金庫の周辺の配線
を探しても、本方式はその対策が完璧である。本発明
は、単に据置金庫の盗難防止だけでなく、振動感知装置
の感度を上げれば、微小振動も感知できるから、深夜に
金庫を開けたり、ドアを開けたり、貴重品の盗難の予防
等にも大いに活用できる。本装置はコンパクトで、各種
要求にも対応でき、素人でも設置でき、且つ大量生産で
きるから、安く普及させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動感知装置の概念図である。
【図2】警報作動用受信機の概念図である。
【符号の説明】
1 スプリング 2 圧電器(マイクと略称) 3 警報信号の増幅器、選別器、送信機の収納スペ
ース 4 送信アンテナ 5 蓄電池収納スペース 6 電源 入/切用 合鍵挿入口 7 振動感知装置と蓄電池の収納箱 8 受信アンテナ 9 警報作動用受信機の収納スペース 10 リレーと警報機を結ぶコードの出る穴 11 警報作動用受信機と蓄電池の収納箱
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月21日(2002.11.
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 据置型金庫、貴重品の盗難予防装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貴重品の盗難時に
生ずる振動を感知し、電波を発射する感知装置と、その
電波を受信し、警報機を作動させる警報装置からなる。
本装置は、一度作動したら、犯人には作動を止めること
は困難にする。犯行と同時に、非常ベルを始め、各種警
報機で、犯人を攻撃し、犯行の遂行を不能にしようとす
るものである。必要とあれば、犯人の逮捕も可能であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の盗難予防策では、入口や窓からの
侵入を、警備本部で感知し、警備員、警官が現地に到着
した時には、犯人達は重い金庫を持ち去り、引き上げた
後となってしまうのである。このように、最近はスピー
ドとパワーの犯行である。それに対抗するには、犯行と
同時に犯人に攻撃を加える位のスピードとパワーが必要
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(イ)据置型金庫、現
金自働支払機のような大型重量のものと、絵画、彫刻、
宝飾品のような小型、軽量のものも、殆ど同一の装置で
兼用したい。それは同一規格化により、解決される。装
置の質的向上、コストの削減、取り扱いの習熟に繋がる
からである。(ロ)犯行と同時に、強烈な警報或いは、
積極的な犯人攻撃を行い、犯意を失わ せることが必要である。 (ハ)装置は小型で、犯人に発見され難い事が必要であ
る。 (ニ)もし、犯人が発見して、この装置を不能化しよう
としても、その瞬間の振動を感知し、警報を発しなけれ
ばならない。 (ホ)犯人が商用電気、電話系統を切っても動作に影響
がないこと。 (ヘ)しかし、日常業務中に誤動作や、不便があっては
ならない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
【図1】は感知装置のブロック図である。1は貴重品に
密着させたマイクロホンである。2はマイクロホンとケ
ース7に収納されているプロセッサー3とを繋ぐ4芯コ
ードである。2芯はマイクロホン出力用で、他の2芯は
このコードが切られた場合の検知用である。検知用コー
ドはマイクロホン側で繋いでループ状になっており、常
時微小電流を流しておく。犯人によりコードが切られた
時は、プロセッサーで感知できるから、感知装置が作動
する。プロセッサーの本来の役目は、マイクロホンで感
知した振動電流を、増幅し、想定される入力信号レベル
以上の時のみ信号を通すレベルクリッパー回路とそのレ
ベル設定用スイッチである。これにより、予想される振
動の大、小に合わせて、感知装置の感度を変える事がで
きる。プロセッサーを通過した信号は送信機4とケース
7の外側側面に張られたアンテナ5により、電波が発射
される。据置型金庫、現金自働支払機のような大型貴重
品の場合は、
【図3】のように感知装置を金庫と床の間におき、マイ
クロホンはスプリング17で金庫の底面に押し付ける方
法もある。こうすれば、犯人がこの装置を取り除こうと
しても、その振動でこの装置は作動する。一方、小型軽
量の貴重品の場合は、マイクロホンだけを貴重品に密着
させ、マイクロホンコードで、隠された収納箱に繋ぐこ
とになる。この場合、コードが切られる心配があるか
ら、4芯コードを使う。プロセッサーの規格は用途に応
じて、同じ製品が使用できるように、振動レベル設定用
スイッチが付いている。
【0005】 警報装置は、受信駆動装置と警報機から
なる。
【図2】は受信駆動装置のブロック図である。受信駆動
装置のケース14の側面に張られたアンテナ9と受信機
10で、感知装置からの電波を受信し、リレー11を介
して警報機15、16を駆動する。この受信駆動装置は
小さいから本棚にでも隠すことが出来る。感知装置、受
信駆動装置の電源は、商用電気を切られても作動するよ
うに、夫々単独の電池を持つ。そのスイッチを、切るに
は合鍵を挿入し、入れるには合鍵を抜く方法である。つ
まり、社員が退社時に合鍵を抜き、出社時に挿入するの
である。犯人はこの装置の電源を切ることは出来ないの
である。13は、システム全体が正常に作動するか、チ
ェックするテスターである。これにより、システムの信
頼性を上げることが出来る。警報機は、受信駆動装置の
リレーからの信号電流で作動を開始する。その作動電力
が少ない警報機は受信駆動装置の電源で賄えるが、大き
な電力量が必要ならば、傍に置くそれ相応の蓄電池を介
する必要がある。警報機の種類は自由に択べる。複数の
警報機を同時に作動させる事も出来る。
【0006】
【発明の効果】最近の据置型金庫や現金自働支払機の盗
難事件を見ると、4−5人で5分以内に丸ごと車で持ち
去り、1ボクスの車内で金を抜き出す手口が横行してい
る。また、宝飾店の入口や窓から侵入し、陳列ガラスケ
ースを破壊し、一気に宝飾品を持ち去る手口も、スピー
ドとパワーである。このような短時間の犯行には、従来
の警備方法では対抗できない。本発明のように、犯行と
同時に、大音響ベル、大音響且つ大光度花火、唐辛子粉
末噴射機、催涙ガス噴射機、フラッシュ撮影など、警察
許可内で、攻撃的対策により犯意を喪失させるスピード
とパワーのある対策が必要である。また、これらの警報
機を複数、同時に作動させる事も出来る。また必要とあ
れば、天井から鉄柵を落としたり、鉄扉をロックして、
退路を遮断し犯人を逮捕する事も考えられる。感知装置
と警報装置は汎用規格で、小型、安価な製品が多量に出
荷されれば、大型犯罪が予防され、犯罪の減少に大いに
資すると期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動を感知するマイクロホン1、その信号電流
を操作するプロセッサー3、送信機4、送信アンテナ
5、電池6からなる感知装置のブロック図である。
【図2】受信アンテナ9、受信機10、警報機駆動用リ
レー11と全システムの作動状態をチェックするテスタ
ー13、電池12からなる受信駆動装置のブロック図で
ある。
【図3】据置型金庫の下にマイクロホン1と、そのマイ
クロホンを金庫底面に押し付けるスプリング17と、感
知装置ケース7を入れた場合の想定図である。
【符号の説明】 1 マイクロホン 2 4芯のマイクロホン コード 3 増幅器、電流変化検知器、感度切替器を含むプ
ロッセサー 4 送信機 5 送信アンテナ 6 電池 7 感知装置ケース 8 電波 9 受信アンテナ 10 受信機 11 リレー駆動器とリレー 12 電池 13 電源スイッチとシステム テスター 14 受信駆動装置の収納ケース 15、16 警報機への配線 17 マイクロホンを、金庫底面に押し付けるスプ
リング
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】据置型金庫、貴重品の下或いは傍に設置す
    る振動感知装置と、その装置から発する信号により作動
    する警報装置の組み合わせによる盗難予防装置
  2. 【請求項2】振動感知装置と警報装置に夫々単独の電源
    を持ち、その電源を切るには合鍵を必要とし、且つ両装
    置間を無線で繋ぐ事により、犯人が盗難予防装置の動作
    を不能にすることが出来ないようにした装置
  3. 【請求項3】離れた場所の複数警報装置を、同時或いは
    時間差を付けて、動作させる装置.
JP2002327519A 2002-10-07 2002-10-07 据置型金庫、貴重品の盗難予防装置 Pending JP2003155873A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101149068B1 (ko) * 2009-11-16 2012-05-29 윤정석 범죄예방을 위한 홈네트워크 연동형 가구 일체형 서랍식 금고의 개량구조
CN103473882A (zh) * 2013-09-05 2013-12-25 浙江蓝洋电子科技有限公司 一种智能安全控制系统
CN104183070A (zh) * 2013-05-24 2014-12-03 北京国通创安报警网络技术有限公司 一种atm机振动探测报警器
CN110084942A (zh) * 2019-05-08 2019-08-02 重庆鸣洋科技股份有限公司 一种具有撬门识别功能的智能门锁系统及其工作方法

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