JP2004213418A

JP2004213418A - 監視制御端末の画面更新方式

Info

Publication number: JP2004213418A
Application number: JP2003000488A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Furuya; 一雄古谷
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2003-01-06
Filing date: 2003-01-06
Publication date: 2004-07-29

Abstract

【課題】変化の無い画面更新を抑止することで、画面のちらつきを必要最小限に抑えることができる監視制御端末の画面更新方式を得る。
【解決手段】プラント監視制御システム１の子局２からのデータを蓄積したリアルタイムデータベース４のデータを配信するＷｅｂサーバ５の画面生成アプリケーション１２は、監視制御端末７からの更新問い合わせに応じて、前回配信したデータから変更がある場合のみ更新データを、監視制御端末７にイントラネット６を介して配信し、監視制御端末７の更新問い合わせフレーム９は、Ｗｅｂサーバ５の画面生成アプリケーション１２から受信した更新データがある場合にのみ描画フレーム１０による表示を更新するようにして、変化のない画面更新を抑止するようにした。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、監視・制御の対象になる子局から収集し、親局側のデータベース（以下ＤＢと略す）サーバに蓄積されたデータを、Ｗｅｂサーバから配信し、Ｗｅｂサーバにネットワークを介して接続された監視制御端末に画面表示する場合の画面更新を行う監視制御端末の画面更新方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、特許文献１に示される従来のプラント監視制御システムにおいては、子局は定常的にテレメータデータや状変をデータベースサーバのリアルタイムＤＢに送信している。リアルタイムＤＢに蓄積されたデータを監視制御端末の汎用ブラウザにて表示する場合、Ｗｅｂサーバ上の画面生成アプリケーションは、監視制御端末から画面表示要求があると、初期表示時はリアルタイムＤＢから取得したデータと画面定義を組み合わせて画面を生成して監視制御端末へ表示画面を送信する。それ以降、監視制御端末から定期的に画面更新問合わせがあると、その都度データを監視制御端末へ返信する。監視制御端末では、応答電文中に更新データの有る無しに関係なく、画面を再描画する。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−８９８１８号公報（第４〜５頁、図１）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の監視制御端末での画面描画は、以上のように行われていたので、画面に変更が無い場合も、一定周期に画面を再描画する必要があり、画面がちらつくという問題点があった。
また、監視するデータが定周期に更新されるもののみであれば、画面の更新問合わせもその周期に合わせておけるが、発生タイミングの特定できない状変・警報データも併せて監視する場合、リアルタイム性を向上するためには監視制御端末からの問合わせ間隔を短くする必要があった。しかし、ある問合わせから次の問合わせの間に状変・警報が発生しなかった場合は、問合わせ処理が無駄になり、ＬＡＮ及びＷｅｂサーバの負荷増大の原因となっていた。
また、全ての監視制御端末において、同じ間隔で画面を更新していたため、リアルタイム性を確保して更新問合わせ間隔を短くするとＬＡＮ及びサーバの負荷が増大するという問題点があった。
【０００５】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、変化の無い画面更新を抑止することで、画面のちらつきを必要最小限に抑えることができる監視制御端末の画面更新方式を得ることを第一の目的とする。
また、更新問合わせ間隔を適度に調節することで、ＬＡＮ及びＷｅｂサーバの定常負荷を低減させることができる監視制御端末の画面更新方式を得ることを第二の目的とする。
【０００６】
また、監視制御端末ごとに更新間隔を設定可能にすることで、ＬＡＮ及びＷｅｂサーバの定常負荷を低減させることができる監視制御端末の画面更新方式を得ることをを第三の目的とする。
また、監視制御端末とＷｅｂサーバの間のネットワークに、インターネットを用いてもよいようにした監視制御端末の画面更新方式を得ることを第四の目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる監視制御端末の画面更新方式においては、プラント監視制御システムの監視制御対象の子局から収集したデータを蓄積したデータベース、このデータベースのデータをネットワークを介して配信するＷｅｂサーバ、及びこのＷｅｂサーバの配信するデータを受信し、受信したデータを表示する監視制御端末を備え、
監視制御端末は、所定の間隔によりＷｅｂサーバに更新問い合わせを行う更新問い合わせフレームと、Ｗｅｂサーバから受信したデータを表示する描画フレームとにより構成され、
Ｗｅｂサーバは、画面構成を設定した画面定義と、監視制御端末の要求に応じてデータベースに蓄積されたデータを用い、画面定義に基づき初期画面を生成して監視制御端末に配信すると共に、更新問い合わせフレームからの問い合せに応じて、データベースのデータに前回配信したデータから変更があるかどうかを確認し、変更がある場合のみ更新データを監視制御端末に送信する画面生成アプリケーションとにより構成され、
監視制御端末の更新問い合わせフレームは、Ｗｅｂサーバから受信した更新データにより描画フレームによる表示を更新するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
図１は、この発明の実施の形態１による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
図１において、プラント監視制御システム１に配置され、監視・制御の対象になる子局２は、ＤＢサーバ３に配置されたリアルタイムＤＢ４に定常的にテレメータ（定周期）データ及び状変・警報（非周期）データを送信し、リアルタイムＤＢ４は、それを蓄積する。Ｗｅｂサーバ５は、リアルタイムＤＢ４のデータを配信するサーバであり、イントラネット６を介して監視制御端末７に接続されている。監視制御端末７の汎用ＯＳの汎用ブラウザ８は、Ｗｅｂサーバ５に対し、所定の間隔で更新問合わせを行う更新問い合わせフレーム９と、ユーザが実際に監視する描画フレーム１０を有している。Ｗｅｂサーバ５は、画面の構成について設定された画面定義１１と、汎用ブラウザ８からの要求を解析し、リアルタイムＤＢ４からデータを取得して画面定義１１と併せて画面を生成する画面生成アプリケーション１２を有している。
図２は、この発明の実施の形態１による監視制御端末の画面更新方式における描画フレーム再描画要求シーケンスを示す図である。
【０００９】
次に、動作について説明する。
図１のプラント監視制御システム１にある子局２は、定常的にリアルタイムＤＢ４に対し、テレメータ（定周期）データ及び状変・警報（非周期）データを送信し、リアルタイムＤＢ４はそれを蓄積している。汎用ブラウザ８は、イントラネット６を介してＷｅｂサーバ５にアクセスする。初期画面表示時において、アクセスを検知した画面生成アプリケーション１２は、汎用ブラウザ８が表示しようとしているデータをリアルタイムＤＢ４より取得し、取得したデータを画面定義１１と合せて画面を生成して、汎用ブラウザ８に送信することで、汎用ブラウザ８は、画面を表示する。その後に、更新問い合わせフレーム９による更新問合わせを検知した画面生成アプリケーション１２は、前回送信分のデータから変更があれば、変更分の更新データをつけて更新問合わせフレーム９に対し、応答を返す。
【００１０】
図２に示される画面再描画のタイミングを表すシーケンス図のように、更新問合わせフレーム９は、所定の間隔で画面生成アプリケーションに問い合わせを行い、応答を受信した更新問合わせフレーム９では、更新データがあれば、すなわち画面更新の必要があれば、描画フレーム１０へ取得したデータを反映させるために再描画させるが、画面更新の必要が無ければ、描画フレーム１０の再描画を行わない。
【００１１】
実施の形態１によれば、更新問い合わせフレームで、画面更新の必要性を判断し、必要な場合のみ描画フレームに再描画させるようにしたので、変化のない画面更新を抑止することができる。
【００１２】
実施の形態２．
図３は、この発明の実施の形態２による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
図３においては、１〜８、１０〜１２は図１におけるものと同一のものである。更新問合わせフレーム１３は、更新問合わせ間隔を調節する機能を有する。
図４は、この発明の実施の形態２による監視制御端末の画面更新方式における更新間隔調節シーケンスを示す図である。
図５は、この発明の実施の形態２による監視制御端末の画面更新方式における更新間隔調節シーケンスを示す図である。
【００１３】
実施の形態２における更新間隔調整のシーケンスを、図４を用いて説明する。更新問合わせフレーム１３からの更新問合わせに対し、更新データ有りで応答が返ってきた場合、描画フレームを再描画するとともに、次回の問合わせ間隔を決定する。次回の問合わせ間隔は、前回の更新から今回の更新までに経過した時間をもとに設定する。
図５は、更新データ有りで応答が返ってくるまでの間隔と、次回の問合わせまでの間隔を定義したテーブルの例である。
【００１４】
実施の形態２によれば、前回の更新から今回の更新までに経過した時間をもとに、次回の問合わせの間隔を決めるようにしたので、更新問い合わせ間隔を適度に調節することにより、ＬＡＮ及びＷｅｂサーバの定常負荷を低減することができる。
【００１５】
実施の形態３．
実施の形態３は、実施の形態２に加えて、画面生成アプリケーションに監視制御端末を管理する機能を追加したものである。
図６は、この発明の実施の形態３による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
図６においては、１〜８、１０、１１、１３は図３におけるものと同一のものである。接続端末定義１４は、接続される監視制御端末７のＩＰアドレスを管理し、画面生成・端末管理アプリケーション１５は、画面定義１１と接続端末定義１４を用いて、画面生成及び接続端末の管理を行う。
図７は、この発明の実施の形態３による監視制御端末の画面更新方式における接続端末定義を示す図である。
図７では、画面Ａと画面Ｂについて更新間隔が設定され、各画面に対応した表の横の欄（０〜９、１０〜１９など）は、更新データ有りの間隔を示し、表の縦の欄は、監視制御端末７のＩＰアドレスを示している。
【００１６】
実施の形態３における動作を、図６を用いて説明する。
監視制御端末７から画面更新問合わせを受けた画面生成・端末管理アプリケーション１５は、接続端末定義１４から監視接続端末７のＩＰアドレスを取得し、図７に示されるような接続端末定義１４をもとに監視制御端末７の更新間隔を、画面毎に決定し、その更新間隔で監視制御端末７に送信する。この場合にも、リアルタイムＤＢ４のデータが前回送信したデータと変わらない場合は、更新データを送信せず、実施の形態２と同様に更新データ無しの信号を送信する。
【００１７】
実施の形態３によれば、Ｗｅｂサーバ５の画面生成・端末管理アプリケーションにより、監視制御端末７の更新間隔を決定するので、ＬＡＮ及びＷｅｂサーバの定常負荷を低減することができる。
【００１８】
実施の形態４．
図８は、この発明の実施の形態４による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
図８において、１〜５、７、８、１０、１１、１３〜１５は図６におけるものと同一のものである。図８では、Ｗｅｂサーバ５と監視制御端末７は、インターネット１６を介して接続されている。
【００１９】
実施の形態４における動作を、図８を用いて説明する。
実施の形態１〜３で実現した機能のうち、監視制御端末７とＷｅｂサーバ５の間の通信を、全てＨＴＴＰプロトコルのみで実現すれば、実施の形態１〜３の機能に何ら変更を加えることなく、監視制御端末７とＷｅｂサーバ５の間のネットワークをインターネット１６にすることができる。
【００２０】
実施の形態４によれば、監視制御端末とＷｅｂサーバの間のネットワークをインターネットにすることができる。
【００２１】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように、プラント監視制御システムの監視制御対象の子局から収集したデータを蓄積したデータベース、このデータベースのデータをネットワークを介して配信するＷｅｂサーバ、及びこのＷｅｂサーバの配信するデータを受信し、受信したデータを表示する監視制御端末を備え、
監視制御端末は、所定の間隔によりＷｅｂサーバに更新問い合わせを行う更新問い合わせフレームと、Ｗｅｂサーバから受信したデータを表示する描画フレームとにより構成され、
Ｗｅｂサーバは、画面構成を設定した画面定義と、監視制御端末の要求に応じてデータベースに蓄積されたデータを用い、画面定義に基づき初期画面を生成して監視制御端末に配信すると共に、更新問い合わせフレームからの問い合せに応じて、データベースのデータに前回配信したデータから変更があるかどうかを確認し、変更がある場合のみ更新データを監視制御端末に送信する画面生成アプリケーションとにより構成され、
監視制御端末の更新問い合わせフレームは、Ｗｅｂサーバから受信した更新データにより描画フレームによる表示を更新するので、更新問い合わせフレームで、画面更新の必要性を判断し、必要な場合のみ描画フレームに画面更新させるようにして、変化のない画面更新を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態１による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
【図２】この発明の実施の形態１による監視制御端末の画面更新方式における描画フレーム再描画要求シーケンスを示す図である。
【図３】この発明の実施の形態２による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
【図４】この発明の実施の形態２による監視制御端末の画面更新方式における更新間隔調節シーケンスを示す図である。
【図５】この発明の実施の形態２による監視制御端末の画面更新方式における更新間隔調節シーケンスを示す図である。
【図６】この発明の実施の形態３による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
【図７】この発明の実施の形態３による監視制御端末の画面更新方式における接続端末定義を示す図である。
【図８】この発明の実施の形態４による監視制御端末の画面更新方式を示す構成図である。
【符号の説明】
１プラント監視制御システム、２子局、３ＤＢサーバ、
４リアルタイムＤＢ、５Ｗｅｂサーバ、６イントラネット、
７監視制御端末、８汎用ブラウザ、９更新問合わせフレーム、
１０描画フレーム、１１画面定義、１２画面生成アプリケーション、
１３更新問合わせフレーム（更新間隔調整機能付き）、１４接続端末定義、
１５画面生成・端末管理アプリケーション、１６インターネット。

Claims

プラント監視制御システムの監視制御対象の子局から収集したデータを蓄積したデータベース、このデータベースのデータをネットワークを介して配信するＷｅｂサーバ、及びこのＷｅｂサーバの配信するデータを受信し、上記受信したデータを表示する監視制御端末を備え、
上記監視制御端末は、所定の間隔により上記Ｗｅｂサーバに更新問い合わせを行う更新問い合わせフレームと、上記Ｗｅｂサーバから受信したデータを表示する描画フレームとにより構成され、
上記Ｗｅｂサーバは、画面構成を設定した画面定義と、上記監視制御端末の要求に応じて上記データベースに蓄積されたデータを用い、上記画面定義に基づき初期画面を生成して上記監視制御端末に配信すると共に、上記更新問い合わせフレームからの問い合せに応じて、上記データベースのデータに前回配信したデータから変更があるかどうかを確認し、上記変更がある場合のみ更新データを上記監視制御端末に送信する画面生成アプリケーションとにより構成され、
上記監視制御端末の更新問い合わせフレームは、上記Ｗｅｂサーバから受信した更新データにより上記描画フレームによる表示を更新することを特徴とする監視制御端末の画面更新方式。
上記更新問い合わせフレームは、更新データの受信状況により、上記Ｗｅｂサーバに問い合わせを行う間隔を調節するように構成されていることを特徴とする請求項１記載の監視制御端末の画面更新方式。
上記Ｗｅｂサーバは、上記監視制御端末を管理する接続端末定義を有し、上記画面生成アプリケーションは、上記接続端末定義に基づく更新間隔により上記データベースのデータに前回配信したデータから変更があるかどうかを確認し、上記変更が有る場合には更新データを上記監視制御端末に送信することを特徴とする請求項１または請求項２記載の監視制御端末の画面更新方式。
ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれかに記載の監視制御端末の画面更新方式。