JP2004213267A - 集積回路の最適化設計装置、集積回路の最適化設計方法、及び集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

集積回路の最適化設計装置、集積回路の最適化設計方法、及び集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】トランジスタ単体間での最適化と回路全体としての最適化を組み合わせることで、又はこれらの最適化を行うにあたっては動作領域の判定や、動作領域の解析、SWEEP感度解析などを適宜組み合わせることで、最適化精度が高く、設計者の意図する解に短時間で到達可能な方法、装置、プログラムを提供すること。
【解決手段】回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、回路の動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、回路の線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段とを備えた集積回路の最適化設計装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能及び性能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計装置、集積回路の最適化設計方法、及び集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として特許文献1の回路動作の最適化は、回路動作をシミュレーションし、目標値との差分情報を元に回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)の最適化を行なっている。
また特許文献2及び特許文献3の回路動作の最適化は、半導体回路のMOSトランジスタの動作点特性に基づいて回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)の最適化を行なっている。
また特許文献4及び特許文献5は、回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)を等価変換規則に基づいて変換している。
【0003】
【特許文献1】
特開平08−123850号公報
【特許文献2】
特開平10−112506号公報
【特許文献3】
特開平11− 85822号公報
【特許文献4】
特開2000−29927号公報
【特許文献5】
特許第3315391号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術は、回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)の最適化において、差分、トランジスタ領域、等価変換規則という手段で回路パラメータの最適化を行っている。これらはいずれも回路の中の単体のトランジスタの回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)を最適化するものであるが、単体のトランジスタを最適化しただけでは回路の特性を最適化することはできないという問題点があった。
一方、最適化アルゴリズムを改良することにより回路全体の最適化を行なうことも考えられるが、単体のトランジスタの回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)を最適化しない場合には、最適化に時間を要したり、設計者の意図した解が得られないという問題点があった。特に、回路図上でパラメータを全て変数化する作業に時間を要する、プロセス変更の場合にはトランジスタ特性の違いから過去に変数化した部分以外にも調整する箇所が発生する、元の集積回路のトポロジーの変更はできない、最適化のためのシミュレーションに膨大な時間が掛り実用的でないにもかかわらず良い結果が得られない、適切な回路パラメータの解に到達しない、最適化の実行の途中で処理を中断した場合に途中結果を残さないので再度最適化を実行する場合には最初から実行しなければならない、最適化における目標性能の種類に制限がある、設定すべきパラメータが多く使い勝手が悪い、最適化が全て自動で行なわれるため設計者の意図が途中で介在できない、回路モデル毎に最適化の手順と工程が決められるために不要な最適化処理も多い、回路毎に最適化の手順と工程が保存できない、等の問題点があった。
【0005】
本発明は、トランジスタ単体間での最適化と回路全体としての最適化を組み合わせることで、又はこれらの最適化を行うにあたっては動作領域の判定や、動作領域の解析、SWEEP感度解析などを適宜組み合わせることで、最適化精度が高く、設計者の意図する解に短時間で到達可能な方法、装置、プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の集積回路の最適化設計装置は、回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgs、トランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明の集積回路の最適化設計装置は、製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgs、トランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明の集積回路の最適化設計装置は、製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgs、トランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段と、前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明の集積回路の最適化設計装置は、製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgs、トランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段と、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段と、前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段とを備えたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明の集積回路の最適化設計装置は、製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計方法であって、前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化ステップと、前記LOCAL最適化ステップの結果、前記第2の回路が目標とするスペック範囲外の場合には、前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法において、前記LOCAL最適化ステップでは、前記第2の回路のトランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で最適化を行うことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法において、前記GLOBAL最適化ステップでは、前記第2の回路が最適化目標値範囲内に入るように、前記第2の回路の任意のトランジスタについて回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法でトランジスタ群の最適化を行うことを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法において、前記GLOBAL最適化ステップに先だって、前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析ステップを備えたことを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法において、前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析ステップを備えたことを特徴とする。
請求項10記載の本発明のプログラムは、製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムであって、前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段と、前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段とを備えたことを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項10に記載のプログラムにおいて、前記LOCAL最適化手段では、トランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で最適化を行うことを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項10に記載のプログラムにおいて、前記GLOBAL最適化プログラムでは、前記第2の回路が最適化目標値範囲内に入るように、前記第2の回路の任意のトランジスタについて回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法でトランジスタ群の最適化を行うことを特徴とする。
請求項13記載の本発明は、請求項10に記載のプログラムにおいて、前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段を備えたことを特徴とする。
請求項14記載の本発明は、請求項10に記載のプログラムにおいて、前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を演算する手段を備えたことを特徴とする。
請求項15記載の本発明の記録媒体は、集積回路の最適化設計装置に用いる動作領域判定プログラムを記憶した記録媒体であって、回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgs、トランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定プログラムを記憶したことを特徴とする。
請求項16記載の本発明の記録媒体は、集積回路の最適化設計装置に用いる動作領域解析プログラムを記憶した記録媒体であって、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析プログラムを記憶したことを特徴とする。
請求項17記載の本発明の記録媒体は、集積回路の最適化設計装置に用いるSWEEP感度解析プログラムを記憶した記録媒体であって、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析プログラムを記憶したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による集積回路の最適化設計装置は、動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段とを備えたものであり、これらの回路分析を行えることで、例えばLOCAL最適化やGLOBAL最適化を容易に行うことができるとともに、一般的な回路設計においても特別なノウハウを持たなくても回路設計を行うことができる。
本発明の第2の実施の形態による集積回路の最適化設計装置は、動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段とを備えたものであり、動作領域の判定と解析を事前に行うことで、LOCAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第3の実施の形態による集積回路の最適化設計装置は、動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段と、第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段とを備えたものであり、動作領域の判定と感度解析を事前に行うことで、GLOBAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第4の実施の形態による集積回路の最適化設計装置は、動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段と、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段と、第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段とを備えたものであり、動作領域の判定と解析を事前に行うことで、LOCAL最適化を容易に行え、更に感度解析を事前に行うことで、GLOBAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第5の実施の形態による集積回路の最適化設計方法は、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化ステップと、第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化ステップとを備えたものであり、LOCAL最適化を行った後に、GLOBAL最適化を行うことで、最適化を短時間で容易に行うことができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による集積回路の最適化設計方法において、LOCAL最適化ステップでは、第2の回路のトランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で最適化を行うものであり、LOCAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第7の実施の形態は、第5の実施の形態による集積回路の最適化設計方法において、GLOBAL最適化ステップでは、第2の回路が最適化目標値範囲内に入るように、第2の回路の任意のトランジスタについて回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法でトランジスタ群の最適化を行うものであり、GLOBAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第8の実施の形態は、第5の実施の形態による集積回路の最適化設計方法において、GLOBAL最適化ステップに先だって、第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する第2の回路のトランジスタとについて、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析ステップを備えたものであり、特にGLOBAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第9の実施の形態は、第5の実施の形態による集積回路の最適化設計方法において、第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する第2の回路のトランジスタとについて、線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析ステップを備えたものであり、最適化を容易に行うことができる。
本発明の第10の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムは、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段と、第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段とを備えたものであり、LOCAL最適化とGLOBAL最適化を行うことができる。
本発明の第11の実施の形態は、第10の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムにおいて、LOCAL最適化手段では、トランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で最適化を行うものであり、LOCAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第12の実施の形態は、第10の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムにおいて、GLOBAL最適化手段では、第2の回路が最適化目標値範囲内に入るように、第2の回路の任意のトランジスタについて回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法でトランジスタ群の最適化を行うものであり、GLOBAL最適化を容易に行うことができる。
本発明の第13の実施の形態は、第10の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムにおいて、第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する第2の回路のトランジスタとについて、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段を備えたものであり、最適化を容易に行うことができる。
本発明の第14の実施の形態は、第10の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムにおいて、線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を演算する手段を備えたものであり、最適化を容易に行うことができる。
本発明の第15の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムを記録した記録媒体は、回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgs、トランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定プログラムを備えたものであり、動作領域の判定を行うことができるため、最適化を容易に行うことができる。
本発明の第16の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムを記録した記録媒体は、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析プログラムを備えたものであり、動作領域の解析を行うことができるため、最適化を容易に行うことができる。
本発明の第17の実施の形態による集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムを記録した記録媒体は、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析プログラムを備えたものであり、感度解析を事前に行うことができるため、最適化を容易に行うことができる。
【0008】
【実施例】
本発明の一実施例による集積回路の最適化設計装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施例による集積回路の最適化設計装置の全体構成を示すブロック図である。
本実施例による集積回路の最適化設計装置は、製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、旧回路である初期回路(第1の回路)に対して同一の機能を有する新回路である最適化回路(第2の回路)を設計する集積回路の最適化設計装置であり、最適化設計プログラムである最適化シミュレーションオプティマイザ1とデータ記憶手段とを備えている。
データ記憶手段としては、初期回路接続ファイル21と、ルールファイル22と、旧モデル(第1の回路)パラメータファイル23と、新モデル(第2の回路)パラメータファイル24と、最適化回路(第2の回路)接続ファイル25と、データベース26とより構成されている。
初期回路(第1の回路)接続ファイル21は、旧回路図データベース27から取り出された回路接続データが記録されたファイルであり、回路の節点名や使用している素子名などのデータが記録されている。
ルールファイル22は、半導体プロセスに依存する素子のパラメータが記録されている。例えば、MOSFET素子の場合には、「素子の種類」「旧モデル名」「新モデル名」「VTH」「LW調整」「誤差」「Wに関する最小値及び最大値」「Lに関する最小値及び最大値」「Vbs値」「Vgsに関する最小値及び最大値」「Vdsに関する最小値及び最大値」が記録されている。また抵抗素子や容量素子の場合には、「素子の種類」「最小値」「最大値」が記録されている。
「素子の種類」では、MOSFET素子は“M”、抵抗素子は“R”、容量素子は“C”を記述している。「旧モデル名」では、初期SPICEネットリストで使用されているMOSFETのモデル名を記述する。「新モデル名」では、最適化SPICEネットリストで使用予定のMOSFETのモデル名を記述する。「VTH」では、MOS TrのVBS=0の時の閾値電圧を記述する。「LW調整」において、「VW_FL」はL値を固定してW値で最適化、「VW_FA」はW/L比を固定してW値で最適化、「VL_FW」はW値を固定してL値で最適化、「VL_FA」はW/L比を固定してL値で最適化することを意味している。「誤差」では、LOCAL最適化で使用する各モデル毎の旧プロセスと新プロセス間の誤差(%)を記述する。「W」はW値であり最小値と最大値を記述する。「L」はL値であり最小値と最大値を記述する。「Vbs」はVbsのキーワードを示し、最適化したいVbsの解析電圧値を記述する。「Vgs」はVgsのキーワードを示し、Vgs印加電圧のNch Trの最小値、Pch Trの最大値、Vgs印加電圧のNch Trの最大値、Pch Trの最小値を記述する。「Vds」Vdsのキーワードを示し、Vds印加電圧のNch Trの最小値、Pch Trの最大値、Vds印加電圧のNch Trの最大値、Pch Trの最小値を記述する。
【0009】
旧モデルパラメータファイル23は、既に完成している集積回路である旧モデルで使用している素子に関して、回路シミュレータで使用される電流−電圧(I−V)特性を表現する関数の係数をある一定のルールの元に羅列したパラメータ群が記録されている。新モデルパラメータファイル24は、これから設計しようとしている集積回路である新モデルで使用予定の素子に関して、回路シミュレータ3で使用される電流−電圧(I−V)特性を表現する関数の係数をある一定のルールの元に羅列したパラメータ群が記録されている。最適化回路接続ファイル25は、新モデルに関して、最適化処理を行った結果の最適化された回路接続データが記録されている。
データベース26は、回路接続データベース26Aと、コントロール設定データベース26Bと、スペック設定データベース26Cとより構成されている。
回路接続データベース26Aは、「定義節点名」「素子名」「旧モデル名」「新モデル名」「VTH」「ペア」「最適化領域」「誤差」「WL調整」「DC感度」「TRAN感度」「AC感度」「GLOBAL最適化」「W」「L」「Vbs」「Vgs」「Vds」及び「節点名」を記憶する。ここで「定義節点名」は旧回路接続ファイル名から取り出されたサブサーキットの節点名、「素子名」は旧回路接続ファイル名から取り出されたトランジスタ、抵抗、容量等の名前、「旧モデル名」は旧回路接続ファイル名から取り出されたトランジスタのモデル名、「新モデル名」は新回路接続ファイル名で使用されるトランジスタのモデル名、「VTH」は自動領域判定で使用される閾値電圧(飽和領域と線形領域の判定に使用)、「ペア」はトランジスタのペア性を示すペア名称、「最適化領域」はLOCAL最適で行なわれる最適化領域(飽和領域と線形領域)、「誤差」はLOCAL最適時に設定する誤差値である。「WL調整」はW値(可変)でL値(固定)若しくはW/L比(固定)又はL値(可変)でW値(固定)若しくはW/L比(固定)の選択内容であり、「DC感度」、「TRAN感度」「AC感度」は感度出力と感度値(%)の指定内容である。「GLOBAL最適化」は指定の欄(最適化の対象として指定する欄)とともにGLOBAL最適化の対象スペック名がカンマで羅列され、「W」と「L」は最適化の行なわれるトランジスタパラメータで、最小値、最大値、刻み、初期値、LOCAL、及びGLOBALを入力可能となっている。「Vbs」「Vgs」及び「Vds」はLOCAL最適で使用する共通の値で、個別の変更も可能で、最小値、最大値を指定可能となっている。「節点名」は動作領域解析の結果を取り出し、表示する場合に使用する節点名であり、回路トポロジー情報が記憶されている。
コントロール設定データベース26Bは、回路シミュレータの実行に必要なコントロールデータを記憶している。例えば図11に示すように、DC電源電圧、DC解析条件、DC出力変数、TRAN電源電圧、TRAN解析条件、TRAN出力変数、AC電源電圧、AC解析条件、AC出力変数、及び温度解析条件を記憶している。
スペック設定データベース26Cは、回路シミュレータの実行に必要なスペックデータを記憶している。例えば図12に示すように、スペック名とともに、実行順序、解析条件、誤差(%)、出力変数(スペック特性)、及び温度条件が回路のスペックとして記憶され、それぞれの入力に対する、出力、目標値、最小値、重み、結果、及びコメントが記憶されている。
【0010】
最適化シミュレーションオプティマイザ1は、実行プログラム10とその他の処理手段とを備えている。
実行プログラム10は、動作領域判定手段11、動作領域解析手段12、SWEEP感度解析手段13、LOCAL最適化手段14、及びGLOBAL最適化手段15とを備えている。
最適化シミュレーションオプティマイザ1は、その他の処理手段として、初期回路接続ファイル21から回路接続データを抽出する初期回路接続データ展開手段2、ルールファイル22からルールデータを抽出するルールデータ展開手段3、コントロール設定データベース26Bから実行プログラム10に必要なコントロールデータを抽出する処理データ抽出手段4、スペック設定データベース26Cから実行プログラム10に必要なスペックデータを抽出する処理データ抽出手段5、回路接続データベース26Aから実行プログラム10に必要な回路接続データを抽出する処理データ抽出手段6、動作領域判定手段11、LOCAL最適化手段14、及びGLOBAL最適化手段15からの判定、最適化データを回路接続データベース26Aに格納する判定/最適化データ格納手段7、回路接続データベース26Aから抽出した新モデルの回路に関する最適化データを最適化回路接続ファイル25に格納する最適化回路接続データ格納手段8とを備えている。また、最適化シミュレーションオプティマイザ1は、動作領域解析手段12で解析した動作領域の解析結果を格納し表示する手段16、SWEEP感度解析手段13で解析した感度解析結果を格納し表示する手段17とを備えている。
【0011】
本実施例による最適化シミュレーションオプティマイザ1は、初期回路接続ファイル21、ルールファイル22、旧モデルパラメータファイル23、新モデルパラメータファイル24を入力し、データベース26とのデータ入出力を繰り返しながら集積回路の最適化を行う。例えば動作領域判定手段11で判定された動作領域のデータは、回路接続データベース26Aに格納された後に、動作領域解析手段12、SWEEP感度解析手段13、LOCAL最適化手段14、又はGLOBAL最適化手段15に用いられる。また、LOCAL最適化手段14で最適化されたデータは、回路接続データベース26Aに格納された後に、GLOBAL最適化手段15に用いられる。このようにして最適化が行われた最適化結果は最適化回路接続ファイル25に出力される。
なお、図1において、SWEEP感度解析手段13での感度解析結果は表示出力するものとして示したが、この感度解析結果のデータを回路接続データベース26Aに格納することもできる。このように、SWEEP感度解析手段13での感度解析結果を回路接続データベース26Aに格納することによって、GLOBAL最適化手段15の実行を行う際の、最適化の対象とするトランジスタを自動的に特定することができる。
【0012】
図2は、図1に示す実行プログラム10が有する機能の処理手順を示すフローチャートである。本実施例による最適化設計装置は、集積回路の最適化設計を行うにあたって、旧モデルの集積回路を分析するAnalyzer処理、新モデルの集積回路を構成する個々のトランジスタについて、対応する旧モデルの集積回路のトランジスタと同一機能となるように最適化を行うLOCAL最適化処理、新モデルの集積回路が旧モデルの集積回路と同一機能となるように最適化を行うGLOBAL最適化処理、LOCAL最適化処理とGLOBAL最適化処理を取り入れた最適化処理を実行することができる。
Analyzer処理では、動作領域判定処理、動作領域解析処理、及びSWEEP感度解析処理により旧モデルの回路の分析処理を行う。なお、この分析処理にあたっては、動作領域判定処理と動作領域解析処理とを選択的に利用することもできる。
LOCAL最適化処理では、動作領域判定処理、動作領域解析処理、及びLOCAL最適化処理により新モデルを構成する個々のトランジスタの最適化が可能となる。なお、この最適化処理にあたっては、動作領域判定処理と動作領域解析処理とを選択的に利用することもできる。
GLOBAL最適化処理では、動作領域判定処理、SWEEP感度解析処理、及びGLOBAL最適化処理により新モデルの集積回路の最適化が可能となる。この最適化処理にあたっては、動作領域判定処理とSWEEP感度解析処理とを選択的に利用することもできる。
最適化処理では、動作領域判定処理、動作領域解析処理、LOCAL最適化処理、SWEEP感度解析処理、及びGLOBAL最適化処理により回路の最適化が精度良く、高速に処理できるようになる。
以上は動作領域判定手段14、動作領域解析手段15、SWEEP感度解析手段16、LOCAL最適化手段17とGLOBAL最適化手段18の組合せの例であるが、その他の組合せも可能となる。
【0013】
次に、全自動最適化処理の一実施例について図3を用いて説明する。
まず、動作領域判定処理(S1)、動作領域解析処理(S2)、及びLOCAL最適化処理(S3)により新モデルを構成する個々のトランジスタの最適化を行う。
S3にて個々のトランジスタの最適化を行った後に、DC電圧が一致しているか否かの判断を行う(S4)
S4にてDC電圧が一致しない場合には、SWEEP感度解析(S5)を行い、回路パラメータを変化させた時の、回路の出力特性の変化を出力する。そしてこの出力結果から、最適化に必要な出力変数が、予め記憶させている規定値以上の誤差を示す素子に対して、回路シミュレータを用いてGLOBAL最適化を行う(S6)。
S4にてDC電圧が一致する場合、又はS6にてGLOBAL最適化を行った後に、消費電流が一致するか否かを判断する(S7)。
S7にて消費電流が一致しない場合には、電流調整用素子を調整するか否かを判断し(S8)、この電流調整用素子を調整する場合にはそのままGLOBAL最適化を行い(S10)、この電流調整用素子を調整しない場合には、ゲート幅Wの大きな素子を調整(S9)した後にGLOBAL最適化を行う(S10)。
S7にて消費電流が一致する場合、又はS10にてGLOBAL最適化を行った後に、AC特性が一致するか否かを判断する(S11)。
S11にてAC特性が一致しない場合には、SWEEP感度解析を行って、利得、位相特性から、利得、遮断周波数、位相余裕について感度の強い素子を抽出する(S12)。そして抽出した素子について回路シミュレータを用いて最適化を行うことでGLOBAL最適化を行う(S13)
S11にてAC特性が一致する場合、又はS13にてGLOBAL最適化を行った後に、TRAN特性が一致するか否かを判断する(S14)。
S14にてTRAN特性が一致しない場合には、出力段領域の素子をルールベース検索にて抽出し(S15)、抽出した素子について回路シミュレータを用いて最適化を行うことでGLOBAL最適化を行う(S16)
S14にてTRANが一致する場合、又はS16にてGLOBAL最適化を行うことで全自動最適化処理を終了する。
【0014】
図4は、図1に示す実行プログラム10が有する機能の処理手順を示すフローチャートである。
動作領域判定手段11では、まず回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bと旧モデルパラメータファイル23から、動作領域の判定に必要なデータを抽出して動作領域判定データを作成する。作成した動作領域判定データは一旦格納され、この動作領域判定データをもとに、回路シミュレータを用いて旧モデルの集積回路について動作点解析を行なう。この動作点解析によって得られた動作領域判定結果は一旦格納される。そして格納された動作領域判定結果のデータから旧モデルの集積回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsとの取り出し処理を行う。この処理によって取り出されたトランジスタ電流Idsは一旦格納される。取り出された節点電圧は、回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換処理し、このトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsを一旦格納する。そして、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsと、トランジスタ電流Idsと、閾値電圧を使って、動作領域が線形領域か飽和領域かを自動判定する。判定された動作領域に関するデータは、回路接続データベース26Aに格納される。
【0015】
図5は、図1に示す実行プログラム10が有する動作領域解析手段12の処理手順を示すフローチャートである。
まず、旧モデルの集積回路の動作領域解析処理について説明する。
動作領域解析手段12では、まず回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bと旧モデルパラメータファイル23から、動作領域の解析に必要なデータを抽出して旧動作領域解析データを作成する。作成した旧動作領域解析データは一旦格納され、この旧動作領域解析データをもとに、回路シミュレータを用いて旧モデルの集積回路について回路のDC解析叉はTRAN解析を行なう。なお、回路のDC解析とTRAN解析を共に行ってもよい。この動作領域解析によって得られた動作領域解析結果は一旦格納される。そして格納された動作領域解析結果のデータから旧モデルの集積回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsとの取り出し処理を行う。この処理によって取り出されたトランジスタ電流Idsは一旦格納される。取り出された節点電圧は、回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換処理し、このトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsを一旦格納する。そして、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って、線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を解析し出力処理する。
次に、新モデルの集積回路の動作領域解析処理について説明する。Analyzer処理では旧モデルの集積回路の動作領域解析処理で終わるが、LOCAL最適化処理とGLOBAL最適化処理の場合は、さらに、新モデルの集積回路の動作領域解析処理を行う。
動作領域解析手段12では、まず回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bと新モデルパラメータファイル24から、動作領域の解析に必要なデータを抽出して新動作領域解析データを作成する。作成した新動作領域解析データは一旦格納され、この新動作領域解析データをもとに、回路シミュレータを用いて新モデルの集積回路について回路のDC解析叉はTRAN解析を行なう。なお、回路のDC解析とTRAN解析を共に行ってもよい。この新動作領域解析によって得られた動作領域解析結果は一旦格納される。そして格納された動作領域解析結果のデータから新モデルの集積回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsとの取り出し処理を行う。この処理によって取り出されたトランジスタ電流Idsは一旦格納される。取り出された節点電圧は、回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換処理し、このトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsを一旦格納する。そして、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って、線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を解析し出力処理する。
解析された旧モデルと新モデルの集積回路の動作領域に関するデータは、格納されると共に対比して重ね合わせて表示される。
以上説明した動作領域解析処理は、それぞれLOCAL最適化処理、GLOBAL最適化処理の前後で実行することが可能であるが、主にLOCAL最適化処理でのトランジスタの動作領域を判定するために使用される。もちろん、動作領域解析処理をGLOBAL最適化処理のために使用することも可能である。
【0016】
図6は、図1に示す実行プログラム10が有するSWEEP感度解析手段13の処理手順を示すフローチャートである。
まず、旧モデルの集積回路のSWEEP感度解析処理について説明する。
SWEEP感度解析手段13では、まず回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bと旧モデルパラメータファイル23から旧SWEEP感度の解析に必要なデータを抽出して旧SWEEP感度解析データを作成する。作成した旧SWEEP感度解析データは一旦格納され、この旧SWEEP感度解析データをもとに、回路シミュレータを用いて旧モデルの集積回路についてトランジスタのSWEEP感度解析を行なう。このSWEEP感度解析では、回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)を±α(%)変化させた時の出力特性の変化を解析する。このSWEEP感度解析によって得られたSWEEP感度解析結果は一旦格納される。
次に、新モデルの集積回路のSWEEP感度解析処理について説明する。Analyzer処理では旧モデルの集積回路のSWEEP感度解析処理で終わるが、LOCAL最適化処理とGLOBAL最適化処理の場合は、さらに、新モデルの集積回路のSWEEP感度解析処理を行う。
SWEEP感度解析手段13では、まず回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bと新モデルパラメータファイル24から新SWEEP感度の解析に必要なデータを抽出して新SWEEP感度解析データを作成する。作成した新SWEEP感度解析データは一旦格納され、この新SWEEP感度解析データをもとに、回路シミュレータを用いて新モデルの集積回路についてトランジスタのSWEEP感度解析を行なう。このSWEEP感度解析では、回路パラメータ(ゲート幅、ゲート長)を±α(%)変化させた時の出力特性の変化を解析する。このSWEEP感度解析によって得られたSWEEP感度解析結果は一旦格納される。
解析された旧モデルと新モデルの集積回路のSWEEP感度領域に関するデータは、格納されると共に対比して重ね合わせて表示される。
以上説明したSWEEP感度解析処理は、それぞれLOCAL最適化処理、GLOBAL最適化処理の前後で実行することが可能であるが、主にGLOBAL最適化処理でのトランジスタのSWEEP感度を解析するために使用される。もちろん、SWEEP感度解析処理をLOCAL最適化処理のために使用することも可能である。
【0017】
図7は、図1に示す実行プログラム10が有するLOCAL最適化手段14の処理手順を示すフローチャートである。
LOCAL最適化手段14では、まず回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bと旧モデルパラメータファイル23から旧モデルの集積回路に用いているトランジスタの解析に必要なデータを抽出して旧モデルの解析データを作成する。作成した旧解析データは一旦格納され、この旧解析データをもとに、回路シミュレータを用いて旧モデルの集積回路についてトランジスタの旧I−V特性を発生させ、そのデータを一旦格納する。
最適化データの作成処理では、回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bと新モデルパラメータファイル24から新モデルの集積回路に用いるトランジスタの解析に必要なデータを抽出し、格納した旧I−V特性とともに、Levenberg−Marquadt法を用いた回路シミュレータを実行するための最適化データを作成する。回路シミュレータでは、この最適化データを使ってLevenberg−Marquadt法を用いた最適化を行う。より具体的には、新モデルのトランジスタについて、トランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で、旧モデルの対応するトランジスタと特性が等しくなるように最適化を行う。この最適化処理によって最適化結果を発生させ、この最適化結果の取り出し処理を行い、回路接続データベース26Aに格納する。
【0018】
図8は、図1に示す実行プログラム10が有するGLOCAL最適化手段15の処理手順を示すフローチャートである。
GLOCAL最適化手段15では、まず回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bとスペック設定データベース26Cと旧モデルパラメータファイル23から旧モデルの集積回路の解析に必要なデータを抽出して旧モデルの解析データを作成する。作成した旧解析データは一旦格納され、この旧解析データをもとに、回路シミュレータシミュレータを用いて旧モデルの集積回路についてスペック特性を発生させ、そのデータを一旦格納する。
最適化データの作成処理では、回路接続データベース26Aとコントロール設定データベース26Bとスペック設定データベース26Cと新モデルパラメータファイル24から新モデルの集積回路の解析に必要なデータを抽出し、格納したスペック特性とともに、Levenberg−Marquadt法を用いた回路シミュレータを実行するための最適化データを作成する。ここで、最適化の対象とするトランジスタの情報は、スペック設定データベース26Cから取り込まれる。回路シミュレータでは、この最適化データを使ってLevenberg−Marquadt法を用いた最適化を行う。より具体的には、新モデルの任意のトランジスタについて、トランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で、新モデルのスペックが旧モデルのスペックと特性が等しくなるように最適化を行う。この最適化処理によって最適化結果を発生させ、この最適化結果の取り出し処理を行い、回路接続データベース26Aに格納する。
【0019】
図9は、本実施例で用いる回路シミュレータ中の非線形最適化法のフロー図を示し、Levenberg−Marquadt法を示している。この方法は非線形最適化法の中では優れた方法であるが、本実施例ではLevenberg−Marquadt法には特にこだわらない。
なお、Levenberg−Marquadt法による関係式を式1に、このLevenberg−Marquadt法で使用される最適化目的関数の一例を式2に示す。
【0020】
【式1】
Figure 2004213267
【0021】
【式2】
Figure 2004213267
【0022】
図10は、本実施例の最適化方法を使用した装置の一例を示すメニュー画面である。
メニュー画面40は、複数の入力欄を備えており、入力欄41には初期回路接続ファイル名を、入力欄42にはルールファイル名を、入力欄43には最適化を行う新回路接続ファイル名を、入力欄44には旧モデルパラメータファイル名を、入力欄45には旧モデルパラメータファイルのライブラリ名を、入力欄46には新モデルパラメータファイル名を、入力欄47には新モデルパラメータファイルのライブラリ名を入力する。
メニュー画面40は、上記入力欄に入力した所定のファイルを読み込むためのチェックボタンを供えている。旧回路読み込みボタン48は、入力欄41、42に対応し、初期回路接続ファイルやルールファイルを読み込むためのチェックボタンである。新回路読み込みボタン49は、入力欄43に対応し、新回路接続ファイルを読み込むためのチェックボタンである。
自動領域判定ボタン50では、初期回路に用いられているトランジスタの動作領域の判定指示を行う。この動作領域の判定にあたっては、トランジスタの動作領域が全体か、飽和領域か、扇形領域かをあらかじめ指示することができるフィッティング領域選択欄51を備えている。
また、ジョブシート情報表示欄52には、回路接続ボタン53とコントロール設定ボタン54とスペック設定ボタン55とを備えている。ここで回路接続ボタン53は、回路接続データベースの表示を指示するボタンで、初期回路接続ファイル、ルールファイルから読み込まれたデータの格納領域を表示することができる。コントロール設定ボタン54は、コントロール設定データベースの表示を指示するボタンで、回路シミュレーション用解析条件の格納領域を表示することができる。スペック設定ボタン55は、スペック設定データベースの表示を指示するボタンで、GLOBAL最適化処理に用いるスペックの格納領域を表示することができる。これらのボタンの指示によって表示されたデータ内容については、変更したい項目があれば修正も可能になっている。
実行選択欄56では、解析処理か最適化処理かの実行を選択する。解析欄57は、解析処理モード(Analyzer、LOCAL、GLOBAL)の選択欄58、解析結果の表示ボタン59、解析結果を閉じるボタン60、DC感度、TRAN感度、AC感度、DC動作、TRAN動作の選択チェック欄61を備えている。実行チェック欄62は最適化処理のチェックで、このチェック欄にチェックされたタグ63の内容が実行され、複数のジョブを連続して処理することができる。最適化欄64では最適化処理モード(LOCAL、GLOBAL)の選択をプルダウン式の入力欄から選択し、結果表示ボタン65で最適化結果を表示し、閉じるボタン66で最適化結果を閉じる。実行ボタン67では、解析処理叉は最適化処理のどちらか一方を実行できる。グラフ選択ボタン68では解析処理叉は最適化処理で作成されたグラフ群から所定のグラフを選択することができ、中断ボタン69では解析処理叉は最適化処理の中断を可能とし、終了ボタン70ではプログラムの終了を行い、環境設定ボタン71では、複数のマシン環境等で処理させるための環境設定ができる。
【0023】
特に、回路上の素子パラメータの変数化をプログラム内で自動で行なうため従来技術で全自動化のために全て変数化する作業は不必要になる、SPICEフォーマットのネットリストを入力することにより回路変更や素子値変更が回路図データベースと切り離されるため変更が容易である、プロセス変更では、各トランジスタ素子の特性をLOCAL最適化した後でSWEEP感度解析で修正箇所を絞り込んで集積回路をGLOBAL最適化するためスペック調整の変更箇所が少なく実行時間が短い、動作領域解析、SWEEP感度解析により、スペック調整するポイントをその都度設計者が指定できるために精度の高い最適化が行なえ適切な解に到達できるさらに無駄なシミュレーションが無いため実行時間も短い、Levenberg−Marquadt法を用いた最適化シミュレータを使用することにより実行時間が短く精度が高い、回路モデル毎に最適化の手順や工程があらかじめ定義できかつその都度変更が可能であるため設計者の意図が介入できる、最適化の実行過程が表形式のデータで保存できる、目標仕様に対する最適化と感度解析に計測機能を全て使用できるために最適化における目標性能の種類に制限がない、初期値、省略値、対象動作領域を自動で設定するため設計者が入力するパラメータは少なく使い勝手が良い、ペア性を考慮して調整ができるため、カレントミラー回路の動作が保証されるという点で異なっている。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、上記のように各素子毎に動作領域解析を行なう手段と、各素子毎にLOCAL最適化を行なうという手段と、LOCAL最適化の結果を初期値として素子感度の大きなパラメータを調べるためにSWEEP感度解析を行なう手段と、LOCAL最適化の結果を初期値としてSWEEP感度解析で調べたパラメータを指定してGLOBAL最適化を行なうという手段を設けることで、最適化精度が高く、設計者が意図する適切な解に到達し、最適化処理時間も短くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による集積回路の最適化設計装置の全体構成を示すブロック図
【図2】図1に示す実行プログラム10が有する機能の処理手順を示すフローチャート
【図3】本実施例による全自動最適化処理手順を示すフローチャート
【図4】図1に示す実行プログラム10が有する機能の処理手順を示すフローチャート
【図5】図1に示す実行プログラム10が有する動作領域解析手段12の処理手順を示すフローチャート
【図6】図1に示す実行プログラム10が有するSWEEP感度解析手段13の処理手順を示すフローチャート
【図7】図1に示す実行プログラム10が有するLOCAL最適化手段14の処理手順を示すフローチャート
【図8】図1に示す実行プログラム10が有するGLOCAL最適化手段15の処理手順を示すフローチャート
【図9】本実施例で用いる回路シミュレータ中の非線形最適化法のフロー図
【図10】本実施例の最適化方法を使用した装置の一例を示すメニュー画面
【図11】本実施例のコントロール設定データベースを示す構成図
【図12】本実施例のスペック設定データベースを示す構成図
【符号の説明】
1 最適化シミュレーションオプティマイザ
2 初期回路接続データ展開手段
3 ルールデータを抽出するルールデータ展開手段
4 処理データ抽出手段
5 処理データ抽出手段
6 処理データ抽出手段
7 判定/最適化データ格納手段
8 最適化回路接続データ格納手段
10 実行プログラム
11 動作領域判定手段
12 動作領域解析手段
13 SWEEP感度解析手段
14 LOCAL最適化手段
15 GLOBAL最適化手段
21 初期回路接続ファイル
22 ルールファイル
23 旧モデルパラメータファイル
24 新モデルパラメータファイル
25 最適化回路接続ファイル
26 データベース
26A 回路接続データベース
26B コントロール設定データベース
26C スペック設定データベース
27 旧回路図データベース

Claims (17)

  1. 回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、
    回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、
    回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、
    回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段と
    を備えたことを特徴とする集積回路の最適化設計装置。
  2. 製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、
    回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、
    回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、
    前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段と
    を備えたことを特徴とする集積回路の最適化設計装置。
  3. 製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、
    回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、
    回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段と、
    前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段と
    を備えたことを特徴とする集積回路の最適化設計装置。
  4. 製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計装置であって、
    回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定手段と、
    回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段と、
    前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段と、
    回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段と、
    前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段と
    を備えたことを特徴とする集積回路の最適化設計装置。
  5. 製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計方法であって、
    前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化ステップと、
    前記LOCAL最適化ステップの結果、前記第2の回路が目標とするスペック範囲外の場合には、前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化ステップと
    を備えたことを特徴とする集積回路の最適化設計方法。
  6. 前記LOCAL最適化ステップでは、前記第2の回路のトランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で最適化を行うことを特徴とする請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法。
  7. 前記GLOBAL最適化ステップでは、前記第2の回路が最適化目標値範囲内に入るように、前記第2の回路の任意のトランジスタについて回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法でトランジスタ群の最適化を行うことを特徴とする請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法。
  8. 前記GLOBAL最適化ステップに先だって、前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析ステップを備えたことを特徴とする請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法。
  9. 前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析ステップを備えたことを特徴とする請求項5に記載の集積回路の最適化設計方法。
  10. 製造プロセスの変更や半導体の物理的仕様の変更等にともない、第1の回路に対して同一の機能を有する第2の回路を設計する集積回路の最適化設計方法を行うためのプログラムであって、
    前記第1の回路を構成するトランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタについて、回路シミュレータを用い、トランジスタ単位で最適化を行うLOCAL最適化手段と、
    前記第2の回路を構成する任意のトランジスタを指定し、指定した当該トランジスタについて、回路シミュレータを用いて最適化を行うことで前記第2の回路の最適化を行うGLOBAL最適化手段と
    を備えたことを特徴とするプログラム。
  11. 前記LOCAL最適化手段では、トランジスタ毎に回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法で最適化を行うことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記GLOBAL最適化手段では、前記第2の回路が最適化目標値範囲内に入るように、前記第2の回路の任意のトランジスタについて回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を、W値可変L値固定、W値固定L値可変、W/L比固定W値可変、及びW/L比固定L値可変のいずれかの方法でトランジスタ群の最適化を行うことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  13. 前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  14. 前記第1の回路に用いているトランジスタと当該トランジスタに対応する前記第2の回路のトランジスタとについて、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  15. 集積回路の最適化設計装置に用いる動作領域判定プログラムを記憶した記録媒体であって、回路の動作点解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsと閾値電圧を使って動作領域(線形領域、飽和領域)を判定する動作領域判定プログラムを記憶した記録媒体。
  16. 集積回路の最適化設計装置に用いる動作領域解析プログラムを記憶した記録媒体であって、回路のDC解析叉はTRAN解析を行ない、その結果得られる回路の節点電圧とトランジスタ電流Idsを取り出し、取り出された節点電圧を回路トポロジー情報を用いてトランジスタの節点間電圧Vds、Vgsに変換し、トランジスタの節点間電圧Vds、Vgsとトランジスタ電流Idsを使って線形特性(Ids−Vgs特性)と飽和特性(Ids−Vds特性)を表示する動作領域解析プログラムを記憶した記録媒体。
  17. 集積回路の最適化設計装置に用いるSWEEP感度解析プログラムを記憶した記録媒体であって、回路パラメータ(ゲート幅W、ゲート長L)を±α(%)変化させた時の、回路の出力特性の変化を表示するSWEEP感度解析プログラムを記憶した記録媒体。
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