JP2004213201A - バージョンアップ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バージョンアップする改修移動機1と、バージョンアップ用移動機2又はバージョンアップ用コンピュータ3とをケーブル4,5により接続し、バージョンアップ用移動機2又はバージョンアップ用コンピュータ3は、新版ソフトウェアと旧版ソフトウェアとの差分データを圧縮符号化した差分圧縮データを保持し、改修移動機1のソフトウェアの版数と新版ソフトウェアの版数とを含む管理情報と、ブロック単位の差分圧縮データとをケーブル4,5を介して改修移動機1に転送し、この改修移動機1は、差分圧縮データを解凍して展開し、不揮発性メモリに順次書込む過程を含むものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機や携帯型情報通信機器(PDA;Personal Digital Assistant)等の移動機の各種機能を実現する為のソフトウェアのバージョンアップを、同一又は類似機種の移動機又はコンピュータから容易に実施できるバージョンアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等の移動機は、各種の機能を実現する為のソフトウェアをEEPROM(Electrially Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリに格納した構成を有するものであり、そのソフトウェアのバージョンアップや追加等の必要が生じた時は、バージョンアップ済みのソフトウェアを含む不揮発性メモリ、又は追加ソフトウェアを含む不揮発性メモリを、移動機に内蔵した不揮発性メモリと交換する方法が考えられる。しかし、内蔵メモリの交換は、移動機内部を開くから専門技術者による作業が必要となる問題がある。
【0003】
そこで、移動機の内蔵の不揮発性メモリに格納されたソフトウェアの書換えや追加ソフトウェアの書込みを、コンピュータから行う方法が知られている。又移動機に対するソフトウェアのダウンロードの専用装置を設けることも考えられる。何れの場合も、移動機を、ダウンロード用のコンピュータ又は専用装置を設置している例えば営業所等に持参することになるが、比較的確実なバージョンアップが可能となる。
【0004】
又移動機の無線通信機能を利用し、例えば、親機から新ソフトウェアをブロック毎に誤り訂正符号化して、移動通信ネットワークを介して移動機に送信し、移動機は、バージョンアップするソフトウェアを受信し、旧バージョンソフトウェアのメモリの格納領域に、受信した新バージョンソフトウェアを上書して、バージョンアップする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。又ネットワーク制御局から移動機に対して制御チャネルを介してパケット化した新バージョンのソフトウェアを送信し、移動機は、このパケットを制御チャネルを介して受信することにより、新バージョンのソフトウェアをダウンロードする方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
又ダウンロード用の外付け不揮発性メモリを移動機に接続し、ダウンロードプログラムを用いて、移動通信ネットワークを介してバージョンアップするソフトウェアを受信し、受信したソフトウェアを不揮発性メモリに一旦格納し、この新バージョンのソフトウェアの受信格納が完了すると、この不揮発性メモリから移動機の内蔵メモリにソフトウェアを書込むことにより、ソフトウェアのバージョンアップを行う方法も知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
又移動機に於いて保持するメニューのバージョン情報と、受信したバージョン情報とを比較し、相違する場合は、情報センタにメニュー更新を要求し、それによって情報センタからバージョンの差に伴った差分データを移動機に送信し、移動機はこの差分データを受信してメニューを更新する手段も知られている(例えば、特許文献4参照)。このような差分データによりバージョンアップを図る為に、両方のバージョンのプログラムデータを先頭アドレスから比較し、最初に相違したアドレス以降のデータを抽出して差分データを作成し、情報センタには、最新のプログラムの全体データと、差分データとを保存し、端末装置のプログラムのバージョン情報に応じて全体データ或いは差分データを、情報センタから端末装置へ送信して、端末装置のプログラムを更新する手段も知られている(例えば、特許文献5参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−284839号公報
【特許文献2】
特開平11−110221号公報
【特許文献3】
特開2002−207599号公報
【特許文献4】
特開平11−120487号公報
【特許文献5】
特開2002−297390号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
移動機の無線通信機能を利用してソフトウェアのバージョンアップを行う前記特許文献1〜3に示されている方法は、移動機がネットワークを介して親局や制御局との間で無線通信が可能の位置であれば、ソフトウェアのバージョンアップを行うことが可能である。しかし、電波の伝搬状態は比較的大きく変動するから、電波の伝搬状態が良好でない場合は、再送処理を繰り返す必要が生じて、バージョンアップに要する時間が長くなる問題がある。又バージョンアップ用の専用装置は、移動機に対するソフトウェアのバージョンアップを効率良く実施できるが、専用装置は汎用コンピュータ等と相違して高価となり、且つ総ての営業所等に配置するにはコストアップとなる問題がある。
【0009】
又移動機に対するソフトウェアのバージョンアップ過程に於いて、旧バージョンのソフトウェアが必要とするメモリ容量より、新バージョンアップのソフトウェアが必要とするメモリ容量が多い場合、他の空き容量がなければ、バージョンアップすることができなくなる。又空き容量が存在した時に、バージョンアップするソフトウェアを格納する為に、メモリ内の領域配置の変更の為の書換えの処理が必要となる問題がある。
【0010】
又バージョンアップ過程に於いて、差分圧縮の技術を適用して、旧バージョンのソフトウェアと新バージョンのソフトウェアとの差分を転送することにより、バージョンアップに要する転送データ量を削減することが前述の特許文献4や特許文献5に示されるように提案されている。しかし、従来は、バージョンアップ過程に於いてエラーが発生すると、バージョンアップするソフトウェアの先頭からバージョンアップ処理を再開するものであった。従って、バージョンアップ過程に於けるエラー発生により、バージョンアップに要する時間が長くなる問題があった。又汎用のコンピュータ等に於けるソフトウェアについては、複数世代にわたる管理が可能となっているが、移動機についてはこのような世代管理は行われていない。その為、前述の差分を転送する場合に、バージョンによって差分が相違することになるが、これに対応することができないものであった。
【0011】
本発明は、前述の従来の問題点を解決するもので、ソフトウェアのバージョンアップを行う改修移動機に対して、同一機種又は類似機種の移動機又はコンピュータからソフトウェアのバージョンアップを効率良く実施可能とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のバージョンアップ方法は、図1を参照して説明すると、バージョンアップする改修移動機1に対して、バージョンアップ用移動機2又はバージョンアップ用コンピュータ3からケーブル4,5を介してソフトウェアのバージョンアップを行うバージョンアップ方法であって、バージョンアップ用移動機2又はバージョンアップ用コンピュータ3は、新版ソフトウェアと旧版ソフトウェアとの差分圧縮データを保持し、改修移動機1のソフトウェアの版数と新版ソフトウェアの版数とを含む管理情報と、ブロック単位の差分圧縮データとをケーブル4,5を介して改修移動機1に転送し、この改修移動機1は、差分圧縮データを解凍して展開し、不揮発性メモリに順次書込む過程を含むものである。
【0013】
又バージョンアップ用移動機2又はバージョンアップ用コンピュータ3は、改修移動機1とケーブル4,5で接続して、ソフト改修プログラムを転送し、改修移動機1は、バージョンアップ用移動機2又はバージョンアップ用コンピュータ3からのブロック単位の差分圧縮データを順次受信して、ソフト改修プログラムに従って解凍して展開したデータを不揮発性メモリの領域に書込む時に、この領域の旧版データを退避させて書込み、正常書込終了による前記ブロックの番号を記憶し、このブロック単位の差分圧縮データ又は書込過程に於けるエラー発生時に、退避させた旧版データを元に戻して、差分圧縮データの受信を開始し、前記記憶したブロック番号の次のブロック番号のデータから不揮発性メモリに対する書込処理を再開する過程を含むことができる。
【0014】
又改修移動機1の不揮発性メモリに格納する初期状態の複数のライブラリを、それぞれ空き領域を介在させて格納し、バージョンアップによるライブラリの増分を前記空き領域により吸収することができる。又複数のライブラリのそれぞれのバグ検出数を求め、バグ検出数が少ないライブラリを不揮発性メモリのアドレスの若番側に、且つバグ検出数が多いライブラリを不揮発性メモリのアドレスの老番側に格納する。
【0015】
又バージョンアップ用移動機2又は前記バージョンアップ用コンピュータ3は、複数世代の旧版ソフトウェアと新版ソフトウェアとのそれぞれの差分圧縮データと、版数情報を含む管理情報とを保持し、且つ差分圧縮データを、改修移動機1に順次転送する為のブロック単位に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の原理説明図であり、ソフトウェアのバージョンアップを行う改修移動機1と、最新ソフトウェアを搭載しているバージョンアップ用移動機2との間をシリアル転送用のケーブル4により接続し、バージョンアップ用移動機2から改修移動機1に対して、最新ソフトウェアをシリアル転送して、ソフトウェアのバージョンアップを実施する。この場合のバージョンアップ用移動機2は、改修移動機1と同一機種又は類似機種とするものであり、この移動機2は、図示を省略したソフトウェア作成用のコンピュータ等から最新ソフトウェアを転送して格納した構成とする。従って、ソフトウェアのバージョンアップが必要となった時に、作成した最新バージョンのソフトウェアを格納したバージョンアップ用移動機2を各所に配付することにより、ユーザの移動機1に対するバージョンアップのサービスを容易に実施することができる。
【0017】
又は改修移動機1と、最新ソフトウェアを搭載しているバージョンアップ用コンピュータ(PC)3との間をシリアル転送用のケーブル5により接続し、バージョンアップ用コンピュータ3から改修移動機1に対して最新ソフトウェアをシリアル転送して、ソフトウェアのバージョンアップを実施する。
【0018】
この場合、旧版ソフトウェアと新版ソフトウェアとの差分データを更に圧縮符号化して、ケーブル4を介して改修移動機1に転送し、改修移動機1に於いて解凍及び差分展開を行って、不揮発性メモリ、即ち、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の書換え可能の不揮発性メモリに書込むことにより、新版ソフトウェアにバージョンアップするものである。何れの場合も、シリアル転送用のケーブル4,5により接続することにより、安定したバージョンアップ処理を行うことができる。
【0019】
図2は本発明の第1の実施の形態の説明図であり、1はユーザが所有するソフトウェアのバージョンアップを行う改修移動機、2はVU(バージョンアップ用)移動機、7はバージョンアップ用のソフトウェアを作成して保持するパーソナルコンピュータ(パソコン)、11はBoot(ブート)プログラム、12は旧プログラム、13は新規プログラム、15はロードモジュール(LM)、17はパソコン7の制御処理部、18は差分圧縮データ、19は各種プログラム/管理データ、21はVU移動機2の各種プログラム、22はプログラムの版数等を含む管理データ、23は差分圧縮データを示す。又1)〜9)の経路によりバージョンアップの処理経路を示し、改修移動機1の旧プログラム12と新規プログラム13及びVU移動機2の各種プログラム21と管理データ22と差分圧縮データ23とは、前述の書換え可能の不揮発性メモリに格納する構成とする。
【0020】
パソコン7の制御処理部17により、新規ソフトウェアのロードモジュールLMを、1)バイナリ(Binary)変換し、旧版ソフトウェアと新版ソフトウェアとについて、2)差分抽出し、抽出した差分を、3)圧縮符号化し、差分圧縮データ18としてメモリに格納する。そして、新版ソフトウェアのバージョン等について、4)管理情報生成を行い、各種プログラム/管理データ19としてメモリに格納する。
【0021】
そして、パソコン7とVU移動機2とをシリアルケーブルで接続し、5)ローダー(Loader)により、パソコン7の各種プログラム21と、管理データ22と、差分圧縮データ23とを転送して格納する。このVU移動機2と改修移動機1とを図1について説明したようにシリアルケーブルにより接続し、6)改修移動機1に於いては、7)ブート(Boot)展開を行い、差分圧縮データについて、8)解凍と、9)差分展開とを行い、不揮発性メモリ内の旧プログラムを新規プログラムに書換えてバージョンアップを行う。
【0022】
この場合のVU移動機2から改修移動機1に対して転送する差分圧縮データは、予め設定したブロック単位で転送するものであり、ブロック対応にエラーチェックを行い、エラーを含まない新規プログラムとなるようにバージョンアップ処理を行う。又このブロック単位で不揮発性メモリに対するデータの書込みが正常終了した例えばブロック番号を記憶しておき、バージョンアップ処理過程で異常が発生した場合、正常終了した例えばブロック番号を記憶しているから、バージョンアップ処理再開による不揮発性メモリに対する書込処理は、正常終了したブロックの次から再開する。フラッシュメモリ等の不揮発性メモリは、書込処理時間が比較的長いから、正常終了したブロックの次のブロックから書込処理を再開することにより、エラーが発生した場合でも、バージョンアップに要する時間を短縮することができる。
【0023】
図3は本発明の第2の実施の形態の説明図であり、1はソフトウェアのバージョンアップを行う改修移動機、3はバージョンアップ用コンピュータ(パソコン)、7はバージョンアップ用のソフトウェアを作成して保持するコンピュータ(パソコン)、11はBoot(ブート)プログラム、12は旧プログラム、13は新規プログラム、15はロードモジュール(LM)、17はパソコン7の制御処理部、18は差分圧縮データ、19は各種プログラム/管理データ、31は制御処理部、32は書換えDLL(Dynamic Link Library;ダイナミック・リンク・ライブラリー)、33は管理データ、34は差分圧縮データを示す。又1)〜8)はバージョンアップの経路を示す。
【0024】
バージョンアップ用コンピュータ(パソコン)3は、図2に於けるVU移動機2に対応するもので、このパソコン3と、改修移動機1とをUSB(Universal Serial Bus)ケーブルで接続して、改修移動機1のソフトウェアのバージョンアップを行う場合を示す。又パソコン7は、図2に於けるパソコン7と同一の構成を有し、制御処理部17の制御に従って、ソフトウェアの書換え用アプリケーションを実装したパソコン3に対して差分圧縮データを転送する。この差分圧縮データを、パソコン3から改修移動機1へ、図2について説明した場合と同様の処理過程によってバージョンアップ処理を実行する。
【0025】
図4はメモリの説明図であり、旧版の複数のライブラリA.LIB(Library),B.LIB,C.LIB,D.LIB,・・・がメモリの連続したアドレスに格納されている場合、ライブラリA.LIBの変更により、バージョンアップ処理を行うと、旧版のメモリから、新版のメモリのように、ライブラリA.LIBの変更増分だけ、他のライブラリB.LIB,C.LIB,D.LIB,・・・の格納アドレスを繰り下げることになる。即ち、ライブラリA.LIBの変更増分に従って、他のライブラリB.LIB,C.LIB,・・・を順次書換える必要が生じることになる。それにより、書換えに要する時間が増加する。通常フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いるものであるから、書込みに要する時間が、ランダムアクセスメモリに比較して長く且つ書込電力を必要とすることから、消去した領域に書込むデータ量が多いと、長時間を要し、且つ消費電力が増加する。
【0026】
そこで、本発明に於いては、図5に於ける旧版として示すように、予め各ライブラリA.LIB,B.LIB,C.LIB,D.LIB,・・・間に空き領域を形成してメモリに格納する。それにより、例えば、ライブラリA.LIBの変更による増分があっても、新版のメモリのように、空き領域を利用して増分を吸収できるから、メモリの更新量は少なくて済むことになる。
【0027】
図6は更にメモリの更新量を低減する場合を示し、旧版として示すメモリのように、各ライブラリ間に空き領域を形成し、且つ後述のような処理により、割付順番を変更する。この場合、過去のバグ検出数等によりライブラリの改修の可能性を推測し、改修の可能性の高いライブラリを、メモリのアドレスの老番側に格納する。例えば、ライブラリD.LIB,C.LIB,A.LIB,B.LIB,・・・の順番とした場合を示す。そして、例えば、アドレスの老番側のライブラリA.LIBの改修による変更増分があっても、新版のメモリのように、ライブラリB.LIBを繰り下げるだけで済むから、メモリの更新量は更に少なくなる。即ち、メモリの変更差分については、ライブラリ間に空き領域を形成しない図4が最も大きくなり、次にライブラリ間に空き領域を形成する図5が中程度となる。そして、更新する可能性の高いライブラリの割付けの順番をアドレスの老番側とする図6が最も小さくなる。
【0028】
図7はメモリ内配置処理のフローチャートを示し、メモリに格納するライブラリ(LIB)の数nの繰り返し処理を行ったか否か、即ち、i=1〜i=nまでの繰り返し処理を行ったか否かを判定し(A1)、過去の実績からi番目のライブラリ(LIB)のバグ検出数をカウントする(A2)。そして、そのライブラリ(LIB)が最初(i=1番目)か否かを判定し(A3)、i=1番目のライブラリの場合、このライブラリを最若番に配置する(A4)。又i=1でないライブラリ(LIB)は、配置の並べ替え処理を行う(A5)。そして、具体的なステップは図示を省略しているが、前述のステップ(A2)〜(A5)についてi=1〜i=nまで繰り返すことにより、ライブラリ(LIB)の配置の並べ替えが終了する。
【0029】
前述のステップ(A5)のライブラリ(LIB)の配置の並べ替え処理は、図8に示すように、格納したライブラリ(LIB)数分の繰り返し処理を行ったか否か、この場合、j=1〜j=i−1までの繰り返し処理を行ったか否かを判定し(B1)、今回判定するi番目のライブラリのバグ検出数が過去に判定したj番目のライブラリのバグ検出数よりも小さいか否かを判定し(B2)、小さい場合は、i番目のライブラリをj番目のライブラリの前に配置する(B3)。しかし、大きい場合は、配置しない。従って、ステップ(B2)に於いて、配置済みのライブラリ(LIB)のバグ検出数より大きいライブラリ(LIB)は、ステップ(B3)に於いて配置されないで、次の繰り返しによるステップ(B2)に於いて順番が回ってくると、再度比較される。
【0030】
そして、i−1番目のライブラリ(LIB)まで比較済みか否かを判定し(B4)、比較済みでない場合は、最初のステップ(B1)に復帰し、比較済みの場合は、その時のi番目のライブラリ(LIB)は、ステップ(B3)に於いて配置処理されたライブラリ(LIB)のバグ検出数より大きいバグ検出数を有するライブラリであるから、アドレスの最老番に配置する(B5)。従って、バグ検出数が少ない順番にライブラリ(LIB)が並べ替えられる。
【0031】
このような処理により、図6に於ける旧版として示すようにライブラリを配置する。即ち、バグ検出数が多いライブラリについては改版する可能性が高いから、メモリのアドレスの最老番側に配置し、改版の可能性が低いと推定されるライブラリは、アドレスの若番側に配置する。それによって、他のライブラリの再配置の可能性が極めて低くなり、バージョンアップに要する時間の短縮に寄与することができる。
【0032】
図9はロードモジュール変換ツールの説明図であり、41はロードモジュールLM1(プログラム)を格納したメモリ、42はロードモジュールLM2(データ)を格納したメモリ、43は定義ファイル、44はロードモジュール変換ツール、45はバイナリ変換部、46はロードモジュール(LM)マージ部、47はバイナリデータを格納したメモリを示す。
【0033】
先ず、(1).定義ファイル43は、変換対象ファイル名、変換対象アドレス範囲、変換除外アドレス範囲、出力ファイル名等を記述したもので、ロードモジュール変換ツール44は、この定義ファイル43を読込む。次に、(2).読込んだ定義ファイル43により指定されている情報を基に、新旧ロードモジュールファイルをバイナリ変換部45によりバイナリデータに変換する。次に、(3).ロードモジュールマージ部46によりバイナリデータのマージを行う。それにより、メモリ47に、バイナリデータが格納される。
【0034】
図10は差分圧縮ツールの説明図であり、61は新ロードモジュール(バイナリデータ)を格納したメモリ、62は旧ロードモジュール(バイナリデータ)を格納したメモリ、63は差分抽出ツール、64は分割・差分データを示す。差分抽出ツール63により、新ロードモジュールと旧ロードモジュールとの差分をバイナリデータとして求め、圧縮処理により、分割・圧縮データ64を求める。この場合、移動機に搭載し易いように、分割・圧縮データ64は、例えば、256kバイト単位で分割することができる。
【0035】
図11はVU移動機に対してバージョンアップ用のデータを格納する為の転送データ作成ツールの説明図であり、71は新版ロードモジュール(LM)を格納したメモリ、72はロードモジュール(LM)作成ツール、73は複数世代(複数の版数)対応の差分データを、旧版差分1,旧版差分2,・・・として格納したメモリ、74は定義ファイル、75はロードモジュール(LM)作成ツール72により作成された管理情報ロードモジュール(LM)、差分実データ1,差分実データ2,・・・を格納したメモリを示す。
【0036】
この場合、図2に示すように、VU移動機2から改修移動機1に対するバージョンアップを行う場合の転送データの作成の場合を示し、ロードモジュール(LM)作成ツール72は、先ず(1).変換対象ファイル名,変換対象プログラム版数,変換ファイル数,分割ブロックサイズ等を定義ファイル74から読込む。そして、(2).新版ロードモジュール(LM)(バイナリ形式)をメモリ71から読込み、CRC(Cyclic Redundancy Check)生成を行い、(3).メモリ73から変換対象プログラム版数に従った差分データを読込み、各差分データのサイズを求める。そして、(4).前述の処理で得られたデータと共に差分転送管理情報,版数対応の差分実データを、VU移動機2にロード可能の形式で出力してメモリ75に格納する。
【0037】
図12は転送データ作成ツールの説明図であり、81は新版ロードモジュール(LM)を格納したメモリ、82はロードモジュール(LM)作成ツール、83は最新版単純圧縮データ,旧版差分1,旧版差分2,・・・を格納したメモリ、84は定義ファイル、85は転送データを格納したメモリを示す。
【0038】
この場合、図3に示すように、パソコン3から改修移動機1に対するバージョンアップを行う場合の転送データの作成の場合を示し、ロードモジュール(LM)作成ツール82は、先ず(1).変換対象ファイル名,変換対象プログラム版数,変換ファイル数,分割ブロックサイズ等を定義ファイル84から読込み、次に、(2).メモリ81から新版ロードモジュール(LM)(バイナリ形式)を読込み、CRCを生成し、(3).メモリ83から差分データを読込み、各差分データのサイズを求め、(4).前述の処理で得られたデータと共に差分転送管理情報,最新版ロードモジュール(LM)単純圧縮ファイル,版数対応の差分実データファイルをバイナリ形式でパソコン3にロードする。
【0039】
図13は転送データの説明図であり、図2に示すVU移動機2から改修移動機1に対してバージョンアップする場合の転送データを示し、91は移動機対応のファイル管理データ,差分管理データを含む管理情報、92はプログラムの版数対応の差分情報ロードモジュール(LM)を示す。
【0040】
図14,図15は管理ロードモジュールの説明図であり、図2に示すVU移動機2から改修移動機1に対してバージョンアップする場合の管理情報を示し、格納ファイル数,最新書換えバージョン,最新プログラム版数,差分書込み完了後のCRC32データ等を含むと共に、版数対応の差分用旧版プログラム版数,バージョンアップ移動機内の差分管理データ書込先ROMアドレス,バージョンアップ移動機内の差分実データの書込先ROMアドレスと、ファイル毎の差分管理データとを含む。このファイル毎の差分管理データは、図15に示すように、該当ファイル内の差分ブロック数と、差分分割単位(バイト)と、第1番目の転送先ROMアドレスと、第1番目の差分ブロックサイズと、第1番目の差分を適用後のCRC32データとを、差分ブロック数対応に格納する。このような構成により複数世代にわたり管理することができる。
【0041】
図16は図3に示すパソコン3から改修移動機1に対してバージョンアップする場合のファイル構成の説明図であり、階層型のディレクトリ構造によるファイル管理を示す。その管理ファイルの一例を図17に示す。この管理ファイルは、格納ファイル数,最新書換えバージョン,最新プログラム版数,差分書込完了後のCRC32データ,ソフト更新プログラムファイルサイズ,ソフト更新プログラムファイル名と、版数対応に、差分旧版プログラム版数と差分データファイル管理情報格納先オフセット値と差分情報ファイル格納ディレクトリ名と、ファイル毎の差分管理データとを含み、ファイル毎の差分管理データは、該当ディレクトリ内の差分ファイル数と、差分分割単位(バイト)と、差分情報ファイル毎の差分情報ファイルサイズと差分情報ファイル名と差分を適用後のCRC32データとを含む内容を格納している。
【0042】
図18はVU移動機2(図2参照)から改修移動機1に対するバージョンアップ処理を行う場合の追加したシリアルコマンドを示し、「コマンド」を省略して図示している。又P1,P2,・・・はパラメータを示す。又方向は、左向き矢印が改修移動機1からVU移動機2方向、右向き矢印がVU移動機2から改修移動機1方向を示す。
【0043】
移動機版数通知シリアルは、改修移動機1からVU移動機2に対して、CRCを含むバージョン情報を転送するもので、それにより、VU移動機2は、改修移動機1の版数を識別し、版数対応のデータを決定する。又新版数通知シリアルは、改修移動機1から受信したバージョン情報により、バージョンアップ対象と判定した時に、VU移動機2は、改修移動機1に対して最新のソフト版数と書換え版数とを送信する。チェック結果通知シリアルは、改修移動機1からVU移動機2に対してチェック結果を送信する。書込データ送信シリアルは、VU移動機2から改修移動機1に対して、書込アドレス,書込後のCRCデータ,送信サイズ,書込データを送信する。書込情報送信シリアルは、バージョンアップの全データを送信後、整合性確認の為の全システムエリアのCRC値を送信する。
【0044】
全領域チェック結果通知シリアルは、改修移動機1からVU移動機2に対して、チェック結果を送信する。バージョンアップ完了送信シリアルは、VU移動機2から改修移動機1に対してバージョンアップの終了を通知する。エラー通知シリアルは、改修移動機1とVU移動機2とに於けるエラー発生時に、相手側へエラー通知する。それにより、表示画面にエラー有りを表示する。
【0045】
図19,図20は、改修移動機に対してVU移動機からバージョンアップする場合のシーケンス説明図であり、又図18のパラメータP1を( )内に示す。先ず、VU移動機に於いて、1)電源投入し、改修移動機との間を、シリアルデータ転送を行う2)ケーブルで接続する。そして、3)改修移動機の電源を投入し、ソフト書込モードを起動し、VU移動機の4)1キー(テンキーの中の「1」を示すが、他のキーにより指定する方法とすることも可能である)押下を行ってソフト改修プログラム起動要求を行い、5)ソフト改修プログラムを改修移動機に転送する。
【0046】
改修移動機は、ソフト改修プログラムを受信して、改修処理を起動し、改修移動機の電池電圧が正常動作を保証できる電圧か否かをチェックし、6)プロテクト領域(バージョンアップ対象領域以外の領域)のチェックサムを演算し、モード変更,復旧待ちモードとなり、7)改修移動機からVU移動機に対して現バージョン情報を送出する(80)。即ち、移動機版数通知シリアルコマンドが実行される。VU移動機は、改修移動機からのバージョン情報によりバージョンアップ対象か否かを判定し、対象外の移動機の場合は、処理を終了する。又バージョンアップ対象の移動機の場合は、改修移動機に対して8)新バージョン情報を通知する(N)。即ち、新版数通知シリアルコマンドを実行する。
【0047】
改修移動機は、新バージョン情報を受信してVU移動機に対してチェック結果を通知する(C)。即ち、チェック結果通知シリアルコマンドを実行する。VU移動機は、10)ブロック毎に差分圧縮データを転送する(W)。即ち、書込データ送信シリアルコマンドを実行する。この場合、VU移動機から版数等を含む管理情報も転送する。改修移動機は、ソフト改修プログラムに従ってブロック単位の差分圧縮データを解凍して展開し、11)ROM書込みを行い、対象領域のCRC演算を行う。そして、12)受信CRC値と演算結果のCRC値とを比較し、その比較結果を、13)VU移動機に通知する(C)。即ち、チェック結果通知シリアルコマンドを実行する。そして、この10)〜13)の処理を、14)ブロック数だけ繰り返す。
【0048】
そして、VU移動機が、最終ブロックのCRC通知を受信すると、改修移動機に対して、15)書込状況チェックを送出する(I)。即ち、書込状況送信シリアルコマンドを実行する。改修移動機は、プロテクト領域(バージョンアップ対象領域以外の領域)についてのチェックサムを再計算し、書込みの前に求めたチェックサムと比較する。比較一致の場合は、バージョンアップによるプロテクト領域が影響を受けていないことが判る。又プログラム領域のチェックサムを求め、VU移動機から書込状況チェック通知で転送されたチェックサムと比較し、16)その比較結果をVU移動機へ転送する(P)。即ち、全領域チェック結果通知シリアルコマンドを実行する。VU移動機は、比較結果によりエラー無しと判定すると、17)バージョンアップ終了を改修移動機に通知する(Z)。即ち、バージョンアップ完了送信シリアルコマンドを実行する。18)改修移動機は、それによって通常モードにモード変更する。
【0049】
図21〜図23はパソコン(PC)から改修移動機に対してバージョンアップする場合のシーケンス説明図であり、図18に示すシリアルコマンドに於けるパラメータP1を( )内で示す。なお、図19,図20に示すシーケンスと同様な処理でバージョンアップを行うものであるが、先ず、パソコンと改修移動機とをUSBケーブルで接続し、バージョンアップ前に、移動機製造番号による機種が正しいか否か、通常モードか復旧待ちモードか否か、復旧書換え要求か否か、復旧書換え要求時は通常モードか否か、又バージョン確認を行った後に、パソコンから改修移動機に開始通知を行う。それ以降は、シリアル情報のパラメータP1も併記して示すように、図19及び図20に示すバージョンアップ動作シーケンスと同様のシーケンスでバージョンアップが行われるものであるから、重複した説明は省略する。
【0050】
図24及び図25は、VU移動機から改修移動機に対してバージョンアップを行っている時のエラー発生時の動作シーケンスを示し、(W),(E),(C)は図18に示すシリアルコマンドのパラメータP1を示す。VU移動機からN番目(ブロック単位で先頭からN番目のブロック)の差分圧縮データを改修移動機に転送する(W)。即ち、書込データ送信シリアルコマンドを実行する。改修移動機は、前回の(N−1)番目の差分圧縮データを正常に不揮発性メモリに書込み、その書込完了位置を‘N−1’に更新する。そして、差分圧縮データを解凍して展開し、旧データを退避させて、ROM(不揮発性メモリ)に対して消去,書込みを行う。即ち、差分圧縮データの転送毎に、(転送回数−1)番目の書込完了位置の更新と、ROM書込前に旧データの保存とを行う。例えば、このROM書込時に、エラーが発生すると、退避した旧データを元に戻し、エラー発生通知をVU移動機に送出する(E)。即ち、エラー通知シリアルコマンドを送出する。
【0051】
VU移動機は、エラー発生通知により、再度バージョンアップの処理を開始する。即ち、1番目のブロックの差分圧縮データを改修移動機に転送し、改修移動機はCRC演算のみを行い、ROM書込処理は行わない。そして、そのチェック結果をVU移動機に通知し、VU移動機は、2番目のブロックの差分圧縮データを改修移動機に転送する。これを繰り返して、前回エラーが発生してROMに書込まれていないN番目のブロックの差分圧縮データを改修移動機が受信すると、書込完了位置を‘N−1’に更新し、差分圧縮データを解凍して展開し、旧データを退避させて、ROMに対して消去,書込みを行い、CRC演算を行って、チェック結果をVU移動機に通知する。そして、書込完了位置を‘N’とする。又N+1番目以降の差分圧縮データについても同様の処理によりROMに書込む。従って、エラー発生時は、VU移動機は、パージョンアップの為の差分圧縮データを1番目から順次転送することになるが、改修移動機は、エラー発生時の書込完了位置を記憶しているから、前回の書込完了位置以降のブロックの差分圧縮データを受信する毎にROM書込みを行うことになり、先頭からROM書込みを繰り返す場合に比較して、所要時間を短縮することができる。
【0052】
図26及び図27は、VU移動機から改修移動機に対するバージョンアップ時の動作シーケンス説明図であり、VU移動機の電源投入を行い(1)、それにより、「SET TEE CABLE AND TURN ON THE ANOTHER MS THEN PUSU 1 KEY」が、VU移動機の表示画面に表示される。そこで、VU移動機と改修移動機とを専用ケーブルで接続する(2)。そして、改修移動機の電源投入を行い(3)。それにより、改修移動機の発光ダイオードLEDが一瞬点灯する。
【0053】
次に、VU移動機の「1」キーを押下する(4)。その時、改修移動機の表示画面は空白画面となっている。そして、バージョンアップ処理が開始され、VU移動機の表示画面は、改修移動機の機種やバージョンのチェック画面、チェックOKにより差分圧縮データ割合の表示画面、終了画面に移行する。又改修移動機に於いては、発光ダイオードLEDの点灯,消灯によるダウンロード中の状態を示し、表示画面は、最後に終了画面となる。そして、専用ケーブルを外し(5)、VU移動機と改修移動機とは電源をオフとする(6)。前述のように、VU移動機と改修移動機との表示画面により、操作手順を表示することができる。
【0054】
図28及び図29は、パソコンから改修移動機に対するバージョンアップ時の動作シーケンス説明図であり、パソコンPCと改修移動機とをUSBケーブルで接続し(1)、パソコンPCのソフト書換用アプリケーションの実行ボタン押下により、バージョンアップを開始する(2)。改修移動機は、LEDが2回点滅し、その後、点灯を継続する。又表示画面は空白画面となる。そして、パソコンPCからのデータ転送が終了すると、LED消灯となり、次にLED点灯し、ROMに対する書換え処理中を、表示画面に表示し、終了により、「COMPLETED」を表示し、LEDは消灯する。そして、自動リセットにより待受画面となり、USBケーブルを取り外して、バージョンアップ処理を終了する(3)。なお、移動機のLCD(液晶表示)画面と、LED(発光ダイオード)との配置構成の一例を図示しているが、他の配置構成とすることも可能であり、又ユーザインタフェースとしてのLEDの点灯制御や表示画面の表示制御は、前述の実施の形態に限定されるものではない。
【0055】
図30はエラー表示の説明図であり、VU移動機から改修移動機に対してバージョンアップする場合のエラー発生時の表示の一例を示す。例えば、移動機種別の誤りや、チェックサムの比較によるエラー等の表示内容を示す。又他の各種のエラー発生時には、エラー種別が認識できるように表示することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、改修移動機に対して、バージョンアップ移動機又はパソコンからケーブルを介して、新版ソフトウェアと旧版ソフトウェアとの差分を更に圧縮したデータをブロック単位で転送し、又ソフトウェアの版数情報等を含む管理情報も転送し、改修移動機は、ソフト改修プログラムに従ってブロック単位の差分圧縮データを解凍して展開し、書換え可能の不揮発性メモリに順次書込むもので、又そのブロック単位で正常書込完了を記憶する。又エラー発生時は、正常書込完了のブロックの次のブロックから不揮発性メモリに対する書込みを行うものである。
【0057】
従って、改修移動機のバージョンアップ処理は、携帯が容易なバージョンアップ移動機を用いることが可能であり、又パソコンからも実行することができるものであるから、柔軟性に富んだバージョンアップが可能となる。又ブロック単位で圧縮符号化して転送するから、転送データ量を削減して、バージョンアップに要する時間を短縮することができる。又エラー発生時に於いても、不揮発性メモリに対する書込みを、エラー発生ブロックから行うことにより、バージョンアップに要する時間を短縮することができる。例えば、同一のソフトウェアについて、従来の方法による場合のバージョンアップに要する時間は、平均的に約23分を要したものが、本発明の実施の形態によれば、最短3分9秒で済み、平均で4分59秒であった。
【0058】
又旧版数対応に新版ソフトウェアとの差分圧縮データを保持して、改修移動機側の版数に対応した差分圧縮データをダウンロードすることが可能であり、1台のバージョンアップ移動機又はバージョンアップ用コンピュータにより、各種の版数の改修移動機に対応することができる。又不揮発性メモリのライブラリ対応の領域間に空きを形成し、更には、バグ検出数の多いライブラリをアドレスの老番側に配置することにより、バージョンアップ時の増分による他のライブラリの書換えが必要となる確率を低減して、バージョンアップに要する時間を短縮することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図4】メモリの説明図である。
【図5】メモリの説明図である。
【図6】メモリの説明図である。
【図7】メモリ内配置処理のフローチャートである。
【図8】並べ替え処理のフローチャートである。
【図9】ロードモジュール変換ツールの説明図である。
【図10】差分圧縮ツールの説明図である。
【図11】転送データ作成ツールの説明図である。
【図12】転送データ作成ツールの説明図である。
【図13】転送データの説明図である。
【図14】管理ロードモジュールの説明図である。
【図15】管理ロードモジュールの説明図である。
【図16】ファイル構成の説明図である。
【図17】管理ファイルの説明図である。
【図18】追加したシリアルコマンドの説明図である。
【図19】バージョンアップ動作シーケンス説明図である。
【図20】バージョンアップ動作シーケンス説明図である。
【図21】バージョンアップ動作シーケンス説明図である。
【図22】バージョンアップ動作シーケンス説明図である。
【図23】バージョンアップ動作シーケンス説明図である。
【図24】エラー発生時の動作シーケンス説明図である。
【図25】エラー発生時の動作シーケンス説明図である。
【図26】バージョンアップ時の動作シーケンス説明図である。
【図27】バージョンアップ時の動作シーケンス説明図である。
【図28】バージョンアップ時の動作シーケンス説明図である。
【図29】バージョンアップ時の動作シーケンス説明図である。
【図30】エラー表示の説明図である。
【符号の説明】
1 改修移動機
2 バージョンアップ用移動機(VU移動機)
3 バージョンアップ用コンピュータ(PC)
4,5 ケーブル
Claims (5)
- バージョンアップする改修移動機に対して、バージョンアップ用移動機又はバージョンアップ用コンピュータからケーブルを介してソフトウェアのバージョンアップを行うバージョンアップ方法に於いて、
前記バージョンアップ用移動機又はバージョンアップ用コンピュータは、新版ソフトウェアと旧版ソフトウェアとの差分圧縮データを保持し、前記改修移動機のソフトウェアの版数と前記新版ソフトウェアの版数とを含む管理情報と、ブロック単位の前記差分圧縮データとを前記ケーブルを介して前記改修移動機に転送し、該改修移動機は、前記差分圧縮データを解凍して展開し、不揮発性メモリに順次書込む過程を含む
ことを特徴とするバージョンアップ方法。 - 前記バージョンアップ用移動機又は前記バージョンアップ用コンピュータは、前記改修移動機と前記ケーブルで接続して、ソフト改修プログラムを転送し、前記改修移動機は、前記バージョンアップ用移動機又は前記バージョンアップ用コンピュータからのブロック単位の前記差分圧縮データを順次受信して前記ソフト改修プログラムに従って解凍して展開したデータを前記不揮発性メモリの領域に書込む時に、該領域の旧版データを退避させて書込み、正常書込終了による前記ブロックの番号を記憶し、前記ブロック単位の差分圧縮データ又は前記書込過程に於けるエラー発生時に、退避させた旧版データを元に戻して、前記差分圧縮データの受信を開始し、前記記憶したブロック番号の次のブロック番号のデータから前記不揮発性メモリに対する書込処理を再開する過程を含むことを特徴とする請求項1記載のバージョンアップ方法。
- 前記改修移動機の前記不揮発性メモリに格納する初期状態の複数のライブラリを、それぞれ空き領域を介在させて格納し、バージョンアップによるライブラリの増分を前記空き領域により吸収することを特徴とする請求項1又は2記載のバージョンアップ方法。
- 複数のライブラリのそれぞれのバグ検出数を求め、該バグ検出数が少ないライブラリを前記不揮発性メモリのアドレスの若番側に、該バグ検出数が多いライブラリを前記不揮発性メモリのアドレスの老番側に格納することを特徴とする請求項3記載のバージョンアップ方法。
- 前記バージョンアップ用移動機又は前記バージョンアップ用コンピュータは、複数世代の旧版ソフトウェアと新版ソフトウェアとのそれぞれの差分圧縮データと、版数情報を含む管理情報とを保持し、且つ前記差分圧縮データを、前記改修移動機に順次転送する為のブロック単位に保持したことを特徴とする請求項1乃至4記載のバージョンアップ方法。
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