JP2004212989A - 半導体装置及びその駆動方法 - Google Patents

半導体装置及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画素に対して映像信号に比例した電流を入力し、EL素子に流す電流値を決める方法では、画素周辺の駆動回路が多数の電流源を持つ必要がある。また画素への電流の入力は、黒に近い中間調の入力が不完全になりやすい。
【解決方法】 容量素子に一旦蓄積した電荷を、EL素子に流すことで発光させる方式を用いる。単位時間当たりの容量素子からEL素子に流す電荷量を、発光輝度に比例させることで、EL素子の発光輝度を決定する。容量素子に蓄積する電荷量は、容量素子に印加する電圧に比例している。そのため容量素子を用いることで、EL素子の発光輝度と電流値の比例関係を、発光輝度と電圧値の比例関係に変換することが可能となる。それによって画素への映像信号の入力が電圧によって可能となる。
【選択図】 図10

Description

本発明はトランジスタを有する半導体装置の構成と駆動方式に関する。本発明は特に、絶縁体上に作製した薄膜トランジスタ(以降、TFTと表記する)等を有する表示装置の構成と駆動方式に関する。また、このような構成と駆動方式の半導体装置を用いた電子機器に関する。
近年、エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence : EL)素子等を始めとした発光素子を用いた表示装置の開発が活発化している。EL素子は、自らが発光するために視認性が高く、液晶表示装置(LCD)等において必要なバックライトを必要としないために薄型化に適しているとともに、視野角にほとんど制限がない。
一般に、EL素子に流す電流値とEL素子の発光輝度とは比例関係にある。そのため電圧値で輝度を制御するLCDとは異なる画素構成が提案されている(特許文献1参照)。
また、そのような画素に映像信号の書き込みをおこなう駆動回路が提案されている(特許文献2参照)。
国際公開第01/06484号パンフレット 国際公開第02/39420号パンフレット
上記特許文献1では、画素に対して映像信号に比例した電流を入力し、EL素子に流す電流値を決めている。しかしこの方法では、上記特許文献2で示されるように画素周辺の駆動回路が多数の電流源を持つ必要があるため複雑である。また、画素への電流の入力は、黒に近い中間調の入力が不完全になりやすく、中間調の表示品位が低下する。また、EL素子の電流値を制御するために、EL素子と直列接続されたTFTの飽和領域を用いるため、消費電力が高くなり、発熱も大きい。本発明では上記欠点に鑑み、画素周辺の駆動回路が簡易で、しかも中間調の表示品位の高く、消費電力の低い、EL素子に適した画素構成と駆動方式を提供することを目的とする。
TFTはソースとドレインが同じ構造で示せるため、本明細書では一方を第1の電極もう一方を第2の電極と呼ぶ。また本明細書ではTFTのゲート・ソース間に閾値を超える電圧が印加され、ソース・ドレイン間に電流が流れる状態になることをONすると呼ぶ。またTFTのゲート・ソース間に閾値以下の電圧が印加され、ソース・ドレイン間に電流が流れない状態になることをOFFすると呼ぶ。なお、本明細書においては半導体装置を構成する素子の例としてTFTを挙げているが、これに限定するものではない。例えば、MOSトランジスタ、有機トランジスタ、バイポーラトランジスタ、分子トランジスタ等を用いても良い。また、機械的スイッチを用いてもよい。
スイッチ素子は、2つの電極間に電流が流れる状態と流れない状態を持つ。本明細書では流れる状態をONすると呼び、流れない状態をOFFすると呼ぶ。2つの電極をそれぞれ第1の電極、第2の電極と呼ぶ。また、ONとOFFを制御する電極を制御電極と呼ぶ。ただし制御電極は必ずしも図示しない。また本明細書においてTFTをスイッチ素子として使う場合、スイッチ素子のONとOFFは、TFTのONとOFFに該当する。なお、スイッチ素子の例としてTFTに限定するものではない。例えば、MOSトランジスタ、有機トランジスタ、バイポーラトランジスタ、分子トランジスタ等を用いても良い。また、機械的スイッチを用いてもよい。
本明細書では発光素子の例としてEL素子を挙げているが、これに限定するものではない。EL素子の他に、発光ダイオード等の電流と輝度が比例関係にある発光素子や表示素子は全てこれに関連する。
本明細書では放電端子106はEL素子の陽極に接続する場合で示しているが、これに限定するものではない。放電端子106はEL素子の陰極に接続する場合、EL閾値印加TFTはPchTFTになり、また各端子の電圧設定も変化する。例えば充電バイアス端子622は、EL閾値電圧をEL閾値容量621に保持する際はEL素子の陽極と同電位となり、容量素子101に充電する際はEL素子の陽極よりも低電位となる。
本発明は、容量素子に一旦蓄積した電荷を、EL素子に流すことで発光させる方式である。単位時間当たりの容量素子からEL素子に流す電荷量を、発光輝度に比例させることで、EL素子の発光輝度を決定する。容量素子に蓄積する電荷量は、容量素子に印加する電圧に比例している。そのため容量素子を用いることで、EL素子の発光輝度と電流値の比例関係を、発光輝度と電圧値の比例関係に変換することが可能となる。それによって画素への映像信号の入力が電圧によって可能となる。
電圧での映像信号の入力は、電流での映像信号の入力に比べて、画素周辺の駆動回路が簡単でかつ黒に近い中間調の入力がしやすい。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段とを有することを特徴としている。
本発明の半導体装置の駆動方法は、半導体装置中の画素が有する発光素子を駆動するために、
容量素子に電荷を充電し、
充電した容量素子の電荷を発光素子に放電することによって、
発光素子を発光させることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電若しくは前記放電手段による前記容量素子からの放電の有無を制御する階調手段とを有することを特徴としている。
前記容量素子への電荷の充電若しくは前記発光素子への電荷の放電の有無を制御することにより、前記発光素子の発光輝度を制御することを特徴としている。
前記容量素子への充電電圧を制御することにより充電電荷量を制御し、前記発光素子の発光輝度を制御することを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電電荷量を制御する階調手段とを有することを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電若しくは前記放電手段による前記容量素子からの放電の有無を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段とを有することを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量素子と、前記容量素子に充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電電荷量を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段とを有することを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記容量素子への充電電圧に前記発光素子の閾値電圧を上乗せすることにより、前記発光素子の閾値電圧の影響を補正することを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電若しくは前記放電手段による前記容量素子からの放電の有無を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段と、前記充電手段が有するトランジスタの閾値電圧を補正するトランジスタ閾値電圧補正手段とを有することを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量素子と、前記容量素子に充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電電荷量を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段と、前記充電手段が有するトランジスタの閾値電圧を補正するトランジスタ閾値電圧補正手段とを有することを特徴としている。
本発明の半導体装置の駆動方法は、
前記容量素子への充電がトランジスタのドレインからソースに流れた電流によって行なわれ、
前記トランジスタのソース電極とゲート電極の電位差が、前記トランジスタの閾値電圧よりも小さくなると充電が停止する半導体装置の駆動方法であって、
前記トランジスタのゲート電圧にあらかじめ前記トランジスタの閾値電圧を上乗せして印加することにより、前記トランジスタの閾値電圧の影響を補正することを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
充電スイッチと、放電スイッチと、容量線と、充電端子とを有し、
前記容量素子の第1の電極は前記充電スイッチの第1の電極と前記放電スイッチの第2の電極と電気的に接続し、第2の電極は前記容量線と接続し、
前記充電スイッチの第2の電極は前記充電端子と接続し、
前記放電スイッチの第1の電極は前記発光素子と接続し、
前記容量線と前記充電端子は互いに異なる電位であることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調スイッチと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
前記階調スイッチの制御電極は前記書込スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調スイッチと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、消去スイッチと、消去線とを有し、
前記階調スイッチの制御電極は前記書込スイッチの第2の電極と前記消去スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
前記消去スイッチの第1の電極は前記消去線と電気的に接続し、
前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調トランジスタと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
前記階調トランジスタのゲートは前記書込スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
EL閾値容量と、充電バイアス端子と、EL閾値印加スイッチと、EL閾値印加トランジスタと、EL閾値取込スイッチとを有し、
前記EL閾値印加トランジスタのゲートは前記EL閾値印加スイッチの第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
前記EL閾値印加スイッチの第2の電極は前記EL閾値容量の第1の電極と前記EL閾値取込スイッチの第2の電極と電気的に接続し、
前記EL閾値取込スイッチの第1の電極は発光素子と電気的に接続し、
前記EL閾値容量の第2の電極は前記充電バイアス端子と電気的に接続し、
前記充電バイアス端子は前記EL閾値取込スイッチの電気的な導通の有無に応じて電位を変化されることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調トランジスタと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、EL閾値容量と、EL閾値印加スイッチと、EL閾値取込スイッチとを有し、
前記階調トランジスタのゲートは前記書込スイッチの第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
前記EL閾値印加スイッチの第2の電極は前記EL閾値容量の第1の電極と前記EL閾値取込スイッチの第2の電極と電気的に接続し、
前記EL閾値取込スイッチの第1の電極は発光素子と電気的に接続し、
前記EL閾値容量を第2の電極は前記書込スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、
前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
トランジスタ閾値容量と、トランジスタ閾値第1取込スイッチと、トランジスタ閾値第2取込スイッチと、トランジスタ閾値第3取込スイッチと、トランジスタ閾値第4取込スイッチと、トランジスタ閾値容量線とを有し、
前記トランジスタ閾値容量は前記EL閾値印加トランジスタのゲートと前記EL閾値印加スイッチの第1の電極との間に設けられ、
前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第1の電極は前記トランジスタ閾値容量の前記EL閾値印加トランジスタのゲートが接続されている側と反対側と電気的に接続し、
前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第2の電極は前記EL閾値印加トランジスタの第1の電極と前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第1の電極と電気的に接続し、
前記トランジスタ閾値第3取込スイッチは前記EL閾値印加トランジスタの第2の電極とゲートの間に電気的に接続し、
前記トランジスタ閾値第4取込スイッチ前にEL閾値印加トランジスタの第2の電極と前記充電端子との間に設けられ、
前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第2の電極はトランジスタ閾値容量線と接続し、
前記トランジスタ閾値容量線は固定電位であることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
トランジスタ閾値容量と、トランジスタ閾値第1取込スイッチと、トランジスタ閾値第2取込スイッチと、トランジスタ閾値第3取込スイッチと、トランジスタ閾値第4取込スイッチと、トランジスタ閾値容量線とを有し、
前記トランジスタ閾値容量は前記階調トランジスタのゲートと前記EL閾値印加スイッチの第1の電極との間に設けられ、
前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第1の電極は前記トランジスタ閾値容量の前記階調トランジスタのゲートが接続されている側と反対側と電気的に接続し、
前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第2の電極は前記階調トランジスタの第1の電極と前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第1の電極と電気的に接続し、
前記トランジスタ閾値第3取込スイッチは前記階調トランジスタの第2の電極とゲートの間に電気的に接続し、
前記トランジスタ閾値第4取込スイッチ前にEL閾値印加トランジスタの第2の電極と前記充電端子との間に設けられ、
前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第2の電極はトランジスタ閾値容量線と接続し、
前記トランジスタ閾値容量線は固定電位であることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
容量線と、充電端子とを有し、
充電状態において前記容量素子の第1の電極は前記充電端子と接続し、第2の電極は前記容量線と接続し、
放電状態において前記容量素子の第1の電極は前記発光素子と接続し、第2の電極は前記容量線と接続し、
前記容量線と前記充電端子は互いに異なる電位であることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
階調書込状態において前記階調スイッチの制御電極は前記階調容量の第1の電極と前記信号線と電気的に接続し、
第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、消去線とを有し、
階調書込状態において前記階調スイッチの制御電極は前記階調容量の第1の電極と前記信号線と電気的に接続し、
第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続し、
階調消去状態において前記階調スイッチの制御電極は前記階調容量の第1の電極と前記消去線と電気的に接続し、
第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調トランジスタと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
階調書込状態において前記階調トランジスタのゲートは前記階調容量の第1の電極と前記信号線と電気的に接続し、
第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
EL閾値容量と、充電バイアス端子と、EL閾値印加トランジスタとを有し、
前記充電状態において前記EL閾値印加トランジスタのゲートは前記EL閾値容量の第1の電極と電気的に接続し、前記EL閾値容量の第2の電極は第1の電位に保たれ、
前記放電状態において前記EL閾値容量の第1の電極は前記発光素子と電気的に接続し、第2の電極は第2の電極に保たれていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
階調トランジスタと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、EL閾値容量とを有し、
階調書込状態において前記階調トランジスタのゲートは前記階調容量の第1の電極と前記信号線と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、前記階調容量の第2の電極は階調容量線と電気的に接続し、前記階調容量線は第1の電位に保たれ、
前記充電状態において前記階調トランジスタのゲートと階調容量線の間には前記階調容量とEL閾値容量とが設けられ、前記階調容量線は第1の電位に保たれ、
前記放電状態において前記EL閾値容量の第1の電極が前記発光素子と接続し、第2の電極は第1又は第2の電位に保たれていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
トランジスタ閾値容量を有し、
前記充電状態において前記充電バイアス端子と前記EL閾値印加トランジスタのゲートの間に前記EL閾値容量と前記トランジスタ閾値容量が設けられ、
TFT閾値取得状態において前記EL閾値印加トランジスタのゲートと第1の電極とが第3の電位に保たれ、第2の電極が第4の電位に保たれ、前記トランジスタ閾値容量に前記第3の電位と前記第4の電位の電位差が充電されることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
トランジスタ閾値容量を有し、
前記充電状態において前記充電バイアス端子と前記階調トランジスタのゲートの間に前記階調容量と前記トランジスタ閾値容量が設けられ、
TFT閾値取得状態において前記階調トランジスタのゲートと第1の電極とが第1の電位に保たれ、第2の電極が第2の電位に保たれ、前記トランジスタ閾値容量に前記第1の電位と前記第2の電位の電位差が充電されることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
トランジスタ閾値容量を有し、
前記充電状態において前記充電バイアス端子と前記階調トランジスタのゲートの間に前記階調容量と前記EL閾値容量と前記トランジスタ閾値容量とが設けられ、
TFT閾値取得状態において前記階調トランジスタのゲートと第1の電極とが第3の電位に保たれ、第2の電極が第4の電位に保たれ、前記トランジスタ閾値容量に前記第3の電位と前記第4の電位の電位差が充電されることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記画素は、容量素子と、第1及び第2のスイッチ素子と、容量線と、電荷供給線とを有し、
前記第1のスイッチ素子の第1の電極は電荷供給線と接続し、第2の電極は前記容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子に接続されていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記画素は、第1及び第2の容量素子と、第1乃至第4のスイッチ素子と、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
前記第1のスイッチ素子の第1の電極は電荷供給線と接続し、第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記第1の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第1の電極に接続し、
前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記発光素子に接続し、制御電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第2の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続されていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記画素は、第1及び第2の容量素子と、第1乃至第3のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
前記TFTの第2の電極は前記電荷供給線と接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と接続し、ゲートは前記第3のスイッチ素子の第2の電極と前記第2の容量素子の第1の電極とに接続し、
前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子と接続し、
前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
前記第1及び第2の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続されていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記画素は、第1乃至第3の容量素子と、第1乃至第6のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線と、充電電圧線を有し、
前記TFTの第2の電極は電荷供給線と接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と接続し、ゲートは前記第5のスイッチ素子の第1の電極と接続し、
前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第3のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子と接続し、制御電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第6のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第6のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
前記第1及び第3の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
前記前記第2の容量素子の第2の電極は前記充電電圧線と接続されていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記画素は、第1乃至第3の容量素子と、第1乃至第5のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
前記TFTの第2の電極は前記電荷供給線と接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と接続し、ゲートは前記第4のスイッチ素子の第1の電極と接続し、
前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第2の電極と前記発光素子とに接続し、
前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第2の容量素子の第2の電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第5のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
前記第1及び第3の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続されていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記画素は、第1乃至第4の容量素子と、第1乃至第9のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線と、充電電圧線とを有し、
前記TFTの第2の電極は電荷供給線と前記第8のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と、前記第7のスイッチ素子の第2の電極と、前記第9のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、ゲートは前記第8のスイッチ素子の第2の電極と前記第4の容量素子の第1の電極とに接続し、
前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第3のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子と接続し、制御電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第6のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第5のスイッチ素子の第1の電極は前記第7のスイッチ素子の第1の電極と前記第4の容量素子の第2の電極とに接続し、
前記第6のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
前記第1及び第3の容量素子の第2の電極と前記第9のスイッチ素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
前記第2の容量素子の第2の電極は前記充電電圧線と接続されていることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、発光素子を駆動する画素を有する半導体装置であって、
前記画素は、第1乃至第4の容量素子と、第1乃至第8のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
前記TFTの第2の電極は前記電荷供給線と前記第7のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と、前記第6のスイッチ素子の第2の電極と、前記第8のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、ゲートは前記第4の容量素子の第1の電極と前記第7のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第2の電極と前記発光素子とに接続し、
前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記第4の容量素子の第2の電極と前記第6のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
前記第2の容量素子の第2の電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
前記第5のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
前記第1及び第3の容量素子の第2の電極と前記第8のスイッチ素子の第2の電極は前記容量線と接続されていることを特徴としている。
本発明によると、電流と輝度が比例関係にあるEL素子を駆動する電流源として、容量素子による電圧電流変換を用いることで、複雑な電流源を不要とした。また、電圧での信号入力により、中間調の表示品位を高くした。また、容量素子による電圧電流変換が線形なので、特別な処理を要さずにEL素子を電圧で正確に制御する。さらに、電流源としてTFTの飽和領域を用いないことで低消費電力を実現している。
(実施の形態1)
図1に、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は充電手段、放電手段を用いることで、容量素子の充放電を繰り返し、一定電流をEL素子に与えることを目的とする。
EL素子を駆動する画素は、
容量素子101と、容量線102と、充電スイッチ103と、充電端子104と、放電スイッチ105と、放電端子106とを有する。
容量素子101の第2の電極は容量線102と接続し、第1の電極は充電スイッチ103の第2の電極と放電スイッチ105の第1の電極とに接続している。充電スイッチ103の第1の電極は充電端子104と接続している。放電スイッチ105の第2の電極は放電端子106と接続している。放電端子106はEL素子(図示せず)と接続している。容量線102はある一定の電圧に保たれ、充電端子104は容量線102とは別の電圧に保たれている。
本実施形態では、充電手段とは充電スイッチ103を示し、放電手段とは放電スイッチ105を示す。
動作について説明する。本実施形態において、2つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態は容量素子101への充電を目的とする。第2状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。
第1状態では、充電スイッチ103がONし、放電スイッチ105がOFFする。このとき、容量素子101の両端には充電端子104と容量線102の電位差が印加される。容量素子101の静電容量をC、充電端子104と容量線102の電位差をV1とすると、容量素子101で充電される電荷量Q1は、
Q1=CV1
となる。
第2状態では、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。このとき、容量素子101に蓄えられた電荷が放電端子106からEL素子に流れる。
放電後の容量素子101の両端の電位差を、V2(V1>V2)とすると、放電後に容量素子101に残っている電荷量Q2は、
Q2=CV2
となり結局、放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=Q1−Q2=C(V1−V2)
となる。
以上の動作を周波数fで繰り返すと、EL素子に流れる電流量Iは、
I=fQ=fC(V1−V2)
となる。このことからEL素子に流れる電流量は、充電端子104と容量線102の電位差をV1と、放電後の容量素子101の両端の電位差V2と、周波数fと、容量素子101の静電容量Cとで決定する。ある発光輝度を得るためには、その輝度で発光させるためにEL素子に流す必要のある電流値Iを求め、そこから電位差V1、V2と周波数fとを決定する。ただし、電位差V2はEL素子の特性や周波数fによって自動的に決まり、容量素子101の静電容量Cも素子特性で決まるため、実際に決めるのは電位差V1と周波数fである。
ところで、EL素子は電流と輝度が比例した素子である。また、EL素子は劣化等を原因とした、電圧電流特性の不均一性を持つ。そのため、EL素子を一定輝度で発光させるためには、電流源を用いた駆動が一般的である。特許文献2では、表示装置の外部駆動回路又は内部駆動回路に電流源を配置し、EL素子を駆動する画素に対して電流を流す。しかしながらこの手法では、駆動回路が複雑なため、高コスト、表示装置が大きい、不良が発生しやすいなどの問題を生ずる。
また、駆動回路と画素は数センチ程度の距離があり、寄生容量が大きい。そのため駆動回路から画素に対して微小電流を流す場合、短時間では画素に正常な電流が到達せず、黒に近い中間調表示ができず、結果として表示品位が低下する。
以上のように画素外の電流源から画素に対して電流を流す方式には、多くの欠点がある。
本実施形態では、容量素子101を用いて電圧電流変換をすることで画素内で電流源を実現している。画素外からは電圧で駆動できるため、画素外の駆動回路が簡易であり、電流源を持つ駆動回路にあるような問題が生じない。
また、駆動回路から画素に対して電圧を与える場合、配線の時定数に従った遅延時間で信号が画素に到達する。遅延時間は電圧値に影響されないため、微小電圧であっても高電圧と同様に短時間で信号が画素に到達するため、黒に近い中間調表示が可能で表示品位が低下しない。
また、TFTを用いて電圧電流変換をする場合、TFTの電圧電流特性が非線形特性のため、電圧による電流の制御が難しい。さらにTFTを飽和領域で動作させる必要があるため消費電力が大きくなり発熱も大きい。それに対して本実施形態では容量素子を用いることで電圧電流変換を実現しており、容量素子の電圧電流特性は線形特性のため、電圧による電流の制御が容易である。
一般に、EL素子の電流値を制御するために、EL素子と直列接続されたTFTを飽和領域で駆動し、電流供給する。TFTの飽和領域を使うために電源電圧が高くなり、消費電力が高くなる。また、発熱も大きい。本実施形態では、電流値を制御するために容量素子を用いており、TFTを使う場合に比べ、消費電力を低く抑えられ、発熱も少ない。
本実施形態において、本実施形態で示した構成とは別の構成でもよい。第1状態においては、容量素子101の第1の電極が充電端子104と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、充電端子104と容量線102が異なる固定電位であればよい。第2状態においては、容量素子101の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、容量線102が固定電位であればよい。
(実施の形態2)
図1、図2(A)、図2(B)に本発明の他の一実施形態を示す。本実施形態は充電手段、放電手段を用いることで、容量素子の充放電を繰り返し、一定電流をEL素子に与え、また階調手段によって発光階調に応じて電流を流す時間を変化させ、所望の輝度を得ることを目的とする。
本実施例において、充電手段、放電手段は図1に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
図2(A)にEL素子の発光階調を制御する階調手段を示す。
階調スイッチ207と、書込スイッチ208と、信号線209と、階調容量210と、階調容量線211とを有する。P、P'は図1で示したa〜fの位置に挿入する端子である。
階調スイッチ207の第1及び第2の電極は、図1のa〜fの何れか一箇所に設けられ、制御電極は書込スイッチ208の第2の電極と階調容量210の第1の電極と接続している。書込スイッチ208の第1の電極は信号線209と接続している。階調容量210の第2の電極は階調容量線211と接続している。
階調容量線211の電圧は、固定電位であれば特に限定しない。
信号線209には、階調スイッチ207をON又はOFFさせる電圧が印加される。階調スイッチのON、OFFの時間比によって階調を表現する。
図2(B)にEL素子の発光階調を制御する別の階調手段を示す。
階調スイッチ207と、書込スイッチ208と、信号線209と、階調容量210と、階調容量線211と、消去スイッチ212と、消去線213とを有する。P、P'は図1で示したa〜fの位置に挿入する端子である。
階調スイッチ207の第1及び第2の電極は、図1のa〜fの何れか一箇所に設けられ、制御電極は書込スイッチ208の第2の電極と階調容量210の第1の電極と消去スイッチ212の第2の電極とに接続している。書込スイッチ208の第1の電極は信号線209と接続している。階調容量210の第2の電極は階調容量線211と接続している。消去スイッチ212の第1の電極は消去線213と接続している。
階調容量線211の電圧は、固定電位であれば特に限定しない。また、消去線213の電圧は、階調スイッチ207をOFFするような電圧ならば、特に限定しない。
信号線209には、階調スイッチ207をON又はOFFさせる電圧が印加される。階調スイッチのON、OFFの時間比によって階調を表現する。
図2(A)、(B)に示した階調手段は、そのどちらか一方が図1にa〜fで示した位置に挿入される。
図3に階調手段を挿入した例を示す。例では図1のeで示した位置に、図2(A)の階調手段を挿入している。a〜d、fの位置に挿入する場合も同様である。
動作について説明する。まず、階調手段として図2(A)を用いた場合を示す。図2(A)を用いた場合、3つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、発光、非発光の信号を階調容量210に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。
第1状態では、書込スイッチ208がONし、さらに信号線209に階調に応じて階調スイッチ207をON又はOFFさせる電圧が印加される。そして書込スイッチ208がOFFすると、階調容量210に信号線209の電圧が保持される。
第2状態では、充電スイッチ103がONし、放電スイッチ105がOFFする。このとき階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、a又はbの何れか、又はc〜fでかつ階調スイッチ207がONならば、容量素子101の両端には充電端子104と容量線102の電位差が印加される。容量素子101の静電容量をC、充電端子104と容量線102の電位差をV1とすると、容量素子101で充電される電荷量Q1は、
Q1=CV1
となる。また、階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、c〜fでかつ階調スイッチ207がOFFならば、電荷の充電はない。
第3状態では、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。このとき、階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、a〜c又はfの何れかでかつ階調スイッチ207がON、又はe、dの何れかであるならば、容量素子101に蓄えられた電荷が放電端子106からEL素子に流れる。また、階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、a〜c又はfの何れかでかつ階調スイッチ207がOFFならば、電荷の放電はない。
階調スイッチ207がONの場合、放電後の容量素子101の両端の電位差をV2(V1>V2)とすると、放電後に容量素子101に残っている電荷量Q2は、
Q2=CV2
となり結局、放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=Q1−Q2=C(V1−V2)
となる。また、階調スイッチ207がOFFの場合、EL素子に流れる電荷量Qはほぼ0となる。
以上の動作を周波数fで繰り返すと、階調スイッチ207がONの場合、EL素子に流れる電流量Iは、
I=fQ=fC(V1−V2)
となる。また、階調スイッチ207がOFFの場合、EL素子に流れる電流量Iは0となる。このことからEL素子に流れる電流量は、階調スイッチの状態と、充電端子104と容量線102の電位差をV1と、放電後の容量素子101の両端の電位差をV2と、周波数fと、容量素子101の静電容量Cとで決定する。最大階調においてある発光輝度を得るためには、最大階調においてその輝度で発光させるためにEL素子に流す必要のある電流値Iを求め、そこから容量素子101の静電容量Cと、電圧値V1、V2と、周波数fとを決定する。
容量素子101の静電容量Cは素子特性によってほぼある一定値に固定される。また、放電後の容量素子101の両端の電位差をV2は、EL素子の閾値電圧等の素子特性と、周波数fに依存する放電時間とで決定される。ここで周波数fを固定した場合、放電後の容量素子101の両端の電位差V2もほぼある一定値に固定される。
つまり、本実施例においてEL素子に流れる電流値は、周波数fと、充電端子104と容量線102の電位差V1とを固定すれば、階調スイッチの状態によって決定することができる。
第1〜第3状態はそれぞれ交互に繰り返してもよいし、第2状態と第3状態を繰り返し、ある一定期間ごとに第1状態を挿入してもよい。
次に、階調手段として図2(B)を用いた場合を示す。図2(B)を用いた場合、4つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、発光、非発光の信号を階調容量210に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。第4状態はEL素子を非発光にする電圧を階調容量210に書込むことを目的とする。
第1〜第3状態は、本実施形態において既に説明した状態と同じである。
第4状態は、図2(B)で示した消去スイッチ212を有する場合に適用される。第4状態では消去スイッチ212がONし、消去線213から階調スイッチ207をOFFするような電圧が階調容量210に印加される。そして消去スイッチ212がOFFすると、階調容量に階調スイッチ207をOFFする電圧が保持される。
第1〜第4状態はそれぞれ交互に繰り返してもよいし、第2状態と第3状態を繰り返し、ある一定期間ごとに第1、第4状態を挿入してもよい。
階調手段である図2(A)、図2(B)の違いは、図2(B)に消去スイッチ212があることである。消去スイッチ212があることで、書込スイッチ208や信号線209の状態によらないで、階調スイッチ207をOFFすることができる。特に階調数が多い場合、サブフレームの時間が短くなるため、階調スイッチ207がONになってからOFFになるまでの時間が短くなる。ここで階調スイッチ207をOFFする専用の制御回路があれば、短時間でも容易にOFFすることができる。
図4(A)、(B)に階調手段によって発光輝度を制御する方法を示す。本実施形態では図2(A)、(B)に示した階調スイッチ207のON、OFFの時間によって発光輝度を制御し、階調表示をしている。
図4(A)に階調表示の例を示す。1秒間が60フレームで成る場合、1フレーム当たりの時間は1/60秒である。発光輝度は1フレームをさらに階調数に応じて分割し、発光時間を変化させることで制御する。3bit階調なら分割数は3となる。本明細書ではこの分割されたフレームの各領域をサブフレームと呼ぶ。サブフレームは、各bitの重みづけに比例した時間を持ち、サブフレームの発光、非発光によって1フレーム毎の輝度を決定する。3bitの場合、各サブフレームの時間は1bitを1(2の0乗)とすると、2bitは2(2の1乗)、3bitは4(2の2乗)となる。
図4(B)に8階調表示した場合の、サブフレームの発光、非発光と、発光輝度の関係を示す。全サブフレームが発光した場合に、最大発光輝度となる。全サブフレームが非発光の場合、発光輝度は最大発光輝度の0/8である。中間調の場合、あるサブフレームは発光し、別のサブフレームは発光しない状態となる。
なお階調数はそのままで、サブフレームをさらに細かく分割してもよい。
第1、第4状態はサブフレーム毎に、第2状態と第3状態の繰り返しの中で挿入される。また、サブフレームをさらに細かく分割した場合はその分割毎に、第2状態と第3状態の繰り返しの中で挿入される。また、第1、第4状態をさらに増やし、最大で第2、3状態と同じ頻度で挿入してもよい。
本実施形態では、容量素子101を用いて電圧電流変換をすることで画素内で電流源を実現し、また階調スイッチのON、OFFの時間比によって階調を表現している。画素外からは電圧で駆動できるため、画素外の駆動回路が簡易であり、電流源を持つ駆動回路のように複雑である必要がない。
また、駆動回路から画素に対して電圧を与える場合、配線の時定数に従った遅延時間で信号が画素に到達する。遅延時間は電圧値に影響されないため、微小電圧であっても高電圧と同様に短時間で信号が画素に到達するため、黒に近い中間調表示が可能で表示品位が低下しない。
さらに階調表現を発光時間の制御によって実現することで、信号線電圧がON、OFFの2種類の電圧のみでよい。これは信号線の電源を簡易化する利点がある。
一般に、EL素子の電流値を制御するために、EL素子と直列接続されたTFTを飽和領域で駆動し、電流供給する。TFTの飽和領域を使うために電源電圧が高くなり、消費電力が高くなる。また、発熱も大きい。本実施形態では、電流値を制御するために容量素子を用いており、TFTを使う場合に比べ、消費電力を低く抑えられ、発熱も少ない。
本実施形態において、本実施形態で示した構成とは別の構成でもよい。第1状態においては、階調容量210の第1の電極が信号線209と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になればよい。第2状態においては、容量素子101の第1の電極が充電端子104と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、充電端子104と容量線102が異なる固定電位であればよい。第3状態においては、容量素子101の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、容量線102が固定電位であればよい。また、容量素子210の充電電圧に応じて、第2状態又は第3状態において、容量素子102の第1の電極又は第2の電極が浮遊状態となればよい。第4状態においては、階調容量210の第1の電極が消去線213と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になり、消去線213は、容量素子102の第1の電極又は第2の電極を浮遊状態とする電位であればよい。
(実施の形態3)
図1、図5に本発明の他の一実施形態を示す。本実施形態は充電手段、放電手段を用いることで、容量素子の充放電を繰り返し、また階調手段によって発光輝度に応じて容量素子に充電する電荷量を変化させ、それによってEL素子に流す電流を変化させ、所望の輝度を得ることを目的とする。
本実施例において、充電手段、放電手段は図1に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
図5にEL素子の発光階調を制御する階調手段を示す。
階調TFT507と、書込スイッチ508と、信号線509と、階調容量510と、階調容量線511とを有する。P、P'は図1で示したd、eの位置に挿入する端子である。
階調TFT507の第1及び第2の電極は、図1のd、eの何れか一箇所に挿入され接続し、ゲートは書込スイッチ508の第2の電極と階調容量510の第1の電極と接続している。書込スイッチ508の第1の電極は信号線509と接続している。階調容量510の第2の電極は階調容量線511と接続している。
階調容量線511の電圧は、固定電位であれば特に限定しない。
信号線509には、階調に応じた電圧が印加され、容量素子101に充電される電荷量を制御して、EL素子の輝度を制御し、階調を表現する。
階調手段の挿入方法は、実施形態2と同様であり、図3で示したので省略する。
動作について説明する。本実施形態において、3つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、輝度の信号を階調容量510に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。
第1状態では、書込スイッチ508がONし、さらに信号線509に階調に応じた電圧が階調TFT507のゲートに印加される。そして書込スイッチ508がOFFすると、階調容量510に信号線509の電圧が保持される。
第2状態では、充電スイッチ103がONし、放電スイッチ105がOFFする。このとき、充電端子104から容量素子101に、階調TFT507を通過した電流が流れる。階調TFT507のゲートと容量線102の電位差をVp、階調TFT507の閾値電圧をVthとすると、容量素子101の両端に印加される電圧V1は、
V1=Vp−Vth
となる。ただし、充電端子104と容量線102との電位差Vaは、
Va≧Vp−Vth
とする。つまり階調TFT507のゲートに印加された電圧Vpと、階調TFT507の閾値電圧をVthに応じて、容量素子101の両端の電圧V1が決定される。そして容量素子101で充電される電荷量Q1は容量素子101の静電容量をCとすると、
Q1=CV1=C(Vp−Vth)
となる。
第3状態では、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。このとき容量素子101に蓄えられた電荷が放電端子106からEL素子に流れる。
放電後の容量素子101の両端の電位差をV2(V1>V2)とすると、放電後に容量素子101に残っている電荷量Q2は、
Q2=CV2
となり結局、放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=Q1−Q2=C(V1−V2)=C(Vp−Vth−V2)
となる。
以上の動作を周波数fで繰り返すとEL素子に流れる電流量Iは、
I=fQ=fC(Vp−Vth−V2)
となる。このことからEL素子に流れる電流量は、階調TFT507のゲートに印加された電圧Vpと、階調TFT507の閾値電圧をVthと、放電後の容量素子101の両端の電位差をV2と、周波数fと、容量素子101の静電容量Cとで決定する。
容量素子101の静電容量Cと、階調TFT507の閾値電圧Vthは素子特性によってほぼある一定値に固定される。また、放電後の容量素子101の両端の電位差をV2は、EL素子の素子特性と、周波数fに依存する放電時間とで決定される。ここで周波数fを固定した場合、放電後の容量素子101の両端の電位差V2もほぼある一定値に固定される。
つまり、本実施例においてEL素子に流れる電流値は、階調TFT507のゲートに印加された電圧Vpによって決定することができる。階調TFT507のゲートに印加された電圧Vpは、書込スイッチ508がONのときの信号線509の電圧と等しいため、EL素子に流れる電流値を信号線509の電圧によって制御することが可能である。
ところで、電流に比例して輝度が決定するEL素子を駆動する手段として、直接電流値を画素に対して流す場合、外部駆動回路又は内部駆動回路が複雑になり、さらに、黒に近い中間調表示が不完全になりやすい。
また、EL素子とTFTを直列接続し、TFTのゲート電圧を変化させることで電流値を制御する方法では、TFTのゲート電圧とドレイン電流の関係が非線形特性のため、TFT特性に合わせて階調と電圧値の関係を非線形に制御する必要がある。これは外部駆動回路又は内部駆動回路を複雑化する。また、TFT特性を均一化することは難しいため、階調ずれを生ずる。
本実施形態では、電圧で輝度を制御することが可能であり、さらに電圧値と輝度の関係が線形である。これはEL素子に流れる電流量Iが、階調TFT407のゲートに印加された電圧Vpと比例関係にあることを理由としている。このことから本実施形態は、外部駆動回路又は内部駆動回路が簡略で、階調ずれを生じず、黒に近い中間調の表示が完全である利点を持つ。
一般に、EL素子の電流値を制御するために、EL素子と直列接続されたTFTを飽和領域で駆動し、電流供給する。TFTの飽和領域を使うために電源電圧が高くなり、消費電力が高くなる。また、発熱も大きい。本実施形態では、電流値を制御するために容量素子を用いており、TFTを使う場合に比べ、消費電力を低く抑えられ、発熱も少ない。
本実施形態において、本実施形態で示した構成とは別の構成でもよい。第1状態においては、階調容量510の第1の電極が信号線509と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になればよい。第2状態においては、容量素子101の第1の電極が階調TFT507の第1の電極と接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、階調TFT507の第2の電極が充電端子104と電気的に接続し、充電端子104と容量線102が異なる固定電位であり、階調TFT507のゲートが階調容量510の第1の電極と電気的に接続し、階調容量510の第2の電極が固定電位であればよい。第3状態においては、容量素子101の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、容量線102が固定電位であればよい。
(実施の形態4)
本発明の他の一実施形態を示す。本実施形態は充電手段、放電手段を用いることで、容量素子の充放電を繰り返し、一定電流をEL素子に与え、また階調手段によって発光階調に応じて電流を流す時間を変化させ、さらにEL閾値補正手段によって充電電圧にEL素子の閾値電圧を上乗せし、所望の輝度をEL素子の劣化に関わりなく一定に得ることを目的とする。
本実施例において、充電手段、放電手段は図1に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
本実施例において、階調手段は図2(A)、(B)に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
図6にEL閾値補正手段を示す。EL閾値補正手段によって、EL素子の閾値のばらつきや、劣化の影響を補正する。EL閾値容量621と、充電バイアス端子622と、EL閾値印加スイッチ623と、EL閾値印加TFT624と、EL閾値取込スイッチ625と、EL閾値取込端子626とを有する。Q、Q'は図1で示したd、eの位置に挿入する端子である。
EL閾値印加TFT624の第1及び第2の電極は、図1のd、eのどちらかに挿入され接続し、ゲートはEL閾値印加スイッチ623の第1の電極と接続している。EL閾値印加スイッチ623の第2の電極は、EL閾値容量621の第1の電極と、EL閾値取込スイッチ625の第2の電極とに接続している。EL閾値容量621の第2の電極は充電バイアス端子622と接続している。EL閾値取込スイッチ625の第1の電極はEL閾値取込端子626と接続している。EL閾値取込端子626は、図1のa〜dの1箇所に接続する。
階調手段とEL閾値補正手段を同じ位置に挿入する場合、階調手段と閾値補正手段は直列に接続する。なお、直列に接続する場合に、どちらを充電端子に電気的に近い位置に接続するかは特に限定しない。
図7に階調手段を挿入した例を示す。例では図1のeで示した位置に、図2(A)の階調手段と図6のEL閾値閾値補正手段を挿入している。また、図1のaで示した位置に、図6のEL閾値補正手段のEL閾値取込端子を接続している。
動作について説明する。まず、階調手段として図2(A)を用いた場合を示す。図2(A)を用いた場合、4つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、発光、非発光の信号を階調容量210に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。第4状態はEL素子の閾値電圧の取得を目的とする。
第1状態は、実施の形態2の第1状態と同様であるため省略する。
第2状態は、階調手段の動作は実施の形態2の第2状態と同様である。ただし、EL閾値補正手段が挿入されているため、容量素子101の両端に印加される電圧が実施の形態2とは異なる。
第2状態では、階調手段の動作の他にEL閾値補正手段の動作として、EL閾値取込スイッチ625がOFFし、充電バイアス端子622にEL閾値印加TFT624がONする条件の所望の電圧が印加され、EL閾値印加スイッチ623がONする。このとき階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、a又はbの何れか、又はc〜fでかつ階調スイッチ207がONならば、容量素子101に電荷の充電が開始される。また、電荷の充電とともに容量素子101の第1の電極の電位が上昇し、EL閾値印加TFT624のゲート・ソース間電圧が低下する。そしてEL閾値印加TFT624のゲート・ソース間電圧が、EL閾値印加TFT624の閾値電圧を下回ると、EL閾値印加TFT624がOFFし充電が停止する。
EL素子の陰極電位を基準電位としたときの充電バイアス端子622の電位をVb、EL閾値容量621の両端の電位差をVelth(第1の電極の電位≧第2の電極の電位)とすると、EL閾値印加TFT624のゲートに印加される電圧は、Vb+Velthとなる。また、EL閾値印加TFT624の閾値電圧をVthとすると、容量素子101の充電が停止した時の容量素子101の第1の電極の電位は、Vb+Velth−Vthとなる。このときの容量素子101に充電された電荷量Q1は、容量線102の電位をVg、静電容量をCとすると、
Q1=C(Vb+Velth−Vth−Vg)
となる。また、階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、c〜fでかつ階調スイッチ207がOFFならば、電荷の充電はない。
第3状態は、階調手段の動作は実施の形態2の第3状態と同様である。ただし、EL閾値補正手段が挿入され、EL素子の閾値電圧がEL閾値容量に充電される。
第3状態では、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。このとき、階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、a〜c又はfの何れかでかつ階調スイッチ207がON、又はe、dの何れかであるならば、容量素子101に蓄えられた電荷が放電端子106からEL素子に流れる。
階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1において、a〜c又はfの何れかでかつ階調スイッチ207がOFFならば、電荷の放電はない。
放電は容量素子101の第1の電極の電圧が、EL素子の閾値電圧とほぼ等しくなると停止する。
階調スイッチ207がONの場合、放電後の容量素子101の第1の電極の電位をV2とすると、容量線102の電位がVgのとき、放電後に容量素子101に残っている電荷量Q2は、
Q2=C(V2−Vg)
となり結局、放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=Q1−Q2=C(Vb+Velth−Vth−V2)
となる。ここで放電後の容量素子101の第1の電極の電位はEL素子の閾値電圧と等しいため、
V2=Velth
となり、結局放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=C(Vb−Vth)
となる。
階調スイッチ207がOFFの場合、EL素子に流れる電荷量はほぼ0となる。
第4状態では、充電バイアス端子622の電位がEL素子の陰極電圧と同電位になり、EL閾値印加スイッチ623がOFFし、EL閾値取込スイッチ625がONする。容量素子101からEL素子への放電は、放電端子106とEL素子の陰極の電位差が、EL素子の閾値電圧になったときに停止する。このときEL閾値取込端子626は放電端子106と同電位となる。また、EL閾値容量621の両端の電位差はEL素子の閾値電圧と同じになる。
つまりEL閾値容量621の両端に充電されたEL素子の閾値電圧が、第2状態においてVelthで表記された電圧として、Vbに対して上乗せされ充電されることとなる。
第2状態と第3状態を周波数fで繰り返すと、階調スイッチがONの場合、EL素子に流れる電流量Iは、
I=fQ=fC(Vb−Vth)
となる。また、階調スイッチがOFFの場合、EL素子に流れる電流量Iは、
I=0
となる。このことからEL素子に流れる電流量は、EL素子の陰極電位を基準電位としたときの充電バイアス端子622の電位をVbと、EL閾値印加TFT624の閾値電圧Vthと、周波数fと、容量素子101の静電容量Cと、階調スイッチ207の状態とで決定される。最大階調においてある発光輝度を得るためには、最大階調においてその輝度で発光させるためにEL素子に流す必要のある電流値Iを求め、そこから電圧値Vb、Vthと周波数fと、容量素子101の静電容量Cとを決定する。ただし、容量素子101の静電容量Cと、EL閾値印加TFT624の閾値電圧Vthは素子特性として固定されるため、実際に決めるのはEL素子の陰極電位を基準電位としたときの充電バイアス端子622の電位をVbと周波数fである。
周波数fが高い場合、放電後の容量素子101の第1の電極の電圧は、EL素子の閾値電圧とずれることがある。しかしその場合でも、EL閾値容量621の両端の電位差は、放電後の容量素子101の第1の電極の電圧と等しく、補正がずれることはない。
一般にEL素子は発光すると劣化し、閾値電圧が変化する。これはEL素子を駆動する画素をマトリクス状に配置した表示装置では、画素によってEL素子の劣化速度が異なった場合に、画素によって発光輝度が異なる輝度むらという表示不良を発生させる。本実施形態ではEL閾値電圧を充電電圧に対して上乗せすることで、EL閾値電圧の変動に影響されない表示を実現している。
第1〜第4状態は次のように実行される。まず第1状態が実行され、第2状態と第3状態が交互にある周波数fで繰り返され、EL閾値容量621の電荷保持が可能な時間に応じて第3状態と同時に第4状態が実行される。第1状態ではEL素子の発光輝度に応じた電圧を階調容量210に充電し、第2状態と第3状態ではEL素子を発光させ、第4状態ではEL素子の閾値電圧をEL閾値容量621に充電する。ただし、第1〜第4状態はそれぞれ交互に繰り返してもよい。
次に、階調手段として図2(B)を用いた場合を示す。図2(B)を用いた場合、5つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、発光、非発光の信号を階調容量210に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。第4状態はEL素子の閾値電圧の取得を目的とする。第5状態はEL素子を非発光にする電圧を階調容量210に書込むことを目的とする。
第1〜第4状態は、本実施形態において既に説明した状態と同じである。また、第5状態は実施の形態2の第4状態と同様であるため省略する。
第1〜第5状態は次のように実行される。まず第1状態が実行され、第2状態と第3状態が交互にある周波数fで繰り返され、EL閾値容量621の電荷保持が可能な時間に応じて第3状態と同時に第4状態が実行され、第5状態が階調に応じて実行される。第1状態ではEL素子の発光輝度に応じた電圧を階調容量210に充電し、第2状態と第3状態ではEL素子を発光させ、第4状態ではEL素子の閾値電圧をEL閾値容量621に充電し、第5状態ではEL素子の発光時間を決定する。ただし、第1〜第5状態はそれぞれ交互に繰り返してもよい。
本実施例において、第3状態と第4状態を同時に実行すると、第3状態になる都度EL閾値電圧をEL閾値容量621に充電できる。この場合でも、一旦充電されたEL閾値電圧が、常に最新のEL閾値電圧に修正されるだけなので問題ない。しかし、EL閾値電圧は1回の充放電時間(周波数が100kHzなら10マイクロ秒)ではあまり変化しない。そのため、第3状態になる都度、第4状態を実行しなくてもよい。例えば1フレーム時間(60フレーム毎秒なら1/60秒)毎に第4状態を実行すればよい。
本実施例において、EL閾値印加スイッチ623は必ずしも必要ではない。ただし、EL閾値印加TFTのゲート寄生容量が大きい場合には、EL閾値電圧を正確に反映するためにEL閾値印加スイッチ623を付けることが望ましい。
本実施例において、第3状態で、充電バイアス端子622の電位をEL素子の陰極電圧と同電位として説明したが、これに限らない。充電バイアス端子622の電位が任意の電位であっても、EL素子の閾値電圧のばらつきや劣化の影響を補正できる。
本実施形態では、EL素子の劣化による影響を補正する以外に、実施の形態1と2で示した利点も持つ。
本実施形態において、本実施形態で示した構成とは別の構成でもよい。第1状態においては、階調容量210の第1の電極が信号線209と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になればよい。第2状態においては、容量素子101の第1の電極がEL閾値印加TFT624の第1の電極と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、EL閾値印加TFT624の第2の電極が充電端子104と電気的に接続し、充電端子104と容量線102が異なる固定電位であり、EL閾値印加TFT624のゲートがEL閾値容量621の第1の電極と電気的に接続し、EL閾値容量621の第2の電極が充電バイアス端子622と接続し、充電バイアス端子622がEL閾値印加TFT624をONする電位であればよい。第3状態においては、容量素子101の第1の電極が発光素子と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、容量線102が固定電位であればよい。また第2状態又は第3状態において、第1状態での容量素子210の充電電圧に応じて、容量素子102の第1の電極又は第2の電極が浮遊状態となればよい。第4状態においては、EL閾値容量621の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が固定電位であればよい。第5状態においては、階調容量210の第1の電極が消去線213と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になり、消去線213は、容量素子102の第1の電極又は第2の電極を浮遊状態とする電位であればよい。
なお、本実施形態で示したEL閾値補正手段は実施の形態1にも適用可能である。
(実施の形態5)
本発明の他の一実施形態を示す。本実施形態は充電手段、放電手段を用いることで、容量素子の充放電を繰り返し、また階調手段によって発光輝度に応じて容量素子に充電する電荷量を変化させ、それによってEL素子に流す電流を変化させ、さらにEL閾値補正手段によって充電電圧にEL素子の閾値電圧を上乗せし、所望の輝度をEL素子の劣化に関わりなく得ることを目的とする。
本実施例において、充電手段、放電手段は図1に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
図8に階調手段とEL閾値補正手段を示す。図8に示した構成で、階調を表現し、さらにEL素子の閾値電圧を充電電圧に上乗せすることでEL閾値劣化の影響を補正する。階調TFT807と、書込スイッチ808と、信号線809と、階調容量810と、階調容量線811と、EL閾値容量821と、EL閾値印加スイッチ823と、EL閾値取込スイッチ825と、EL閾値取込端子826とを有する。Q、Q'は図1で示したd、eの位置に挿入する端子である。
階調TFT807の第1及び第2の電極は、図1のd、eのどちらかに挿入され接続し、ゲートはEL閾値印加スイッチ823の第1の電極と接続している。EL閾値印加スイッチ823の第2の電極は、EL閾値容量821の第1の電極と、EL閾値取込スイッチ825の第2の電極とに接続している。EL閾値容量821の第2の電極は書込スイッチ808の第2の電極と、階調容量810の第1の電極とに接続している。書込スイッチ808の第1の電極は信号線809と接続している。階調容量810の第2の電極は階調容量線811と接続している。EL閾値取込スイッチ825の第1の電極はEL閾値取込端子826と接続している。EL閾値取込端子826は、図1のa〜dの1箇所に接続する。
階調容量線811の電圧は、固定電位であれば特に限定しない。
信号線809には、階調に応じた電圧が印加され、容量素子101に充電される電荷量を制御して、EL素子の輝度を制御し、階調を表現する。
図8で示した階調手段とEL閾値補正手段の挿入方法は、実施形態6でのEL閾値補正手段の挿入方法と同様であり、また図7で示したので省略する。
動作について説明する。本実施形態において、4つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、輝度の信号を階調容量510に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。第4状態はEL素子の閾値電圧の取得を目的とする。
第1状態では、書込スイッチ808がONし、さらに信号線809に階調に応じた電圧が印加される。そして書込スイッチ808がOFFすると、階調容量810に信号線809の電圧が保持される。
第2状態では、EL閾値取込スイッチ825がOFFし、EL閾値印加スイッチ823がONする。また、充電スイッチ103がONし、放電スイッチ105がOFFする。このとき、充電端子104から容量素子101に、階調TFT807を通過した電流が流れる。
EL素子の陰極電位を基準電位としたときの、階調容量810の第1の電極の電圧をVp、EL閾値容量821の両端の電位差をVelth(第1の電極の電位≧第2の電極の電位)とすると、階調TFT807のゲート電圧はVp+Velthとなる。また、階調TFT807の閾値電圧をVth、容量線102の電位をVgとすると、容量素子101の両端に印加される電圧V1は、
V1=Vp+Velth−Vth−Vg
となる。ただし、充電端子104と容量線102との電位差Vaは、
Va≧Vp+Velth−Vth−Vg
とする。そして容量素子101で充電される電荷量Q1は容量素子101の静電容量をCとすると、
Q1=CV1=C(Vp+Velth−Vth−Vg)
となる。
第3状態では、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。このとき容量素子101に蓄えられた電荷が放電端子106からEL素子に流れる。EL閾値印加スイッチ823はONでもOFFでもよい。放電後の容量素子101の第1の電極の電位をV2、容量線102の電位をVgとすると、放電後に容量素子101に残っている電荷量Q2は、
Q2=C(V2−Vg)
となり結局、放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=Q1−Q2=C(V1−V2+Vg)
=C(Vp+Velth−Vth−V2)
となる。ここで放電後の容量素子101の第1の電極の電位V2はEL素子の閾値電圧である。また、EL閾値容量821の両端の電位差VelthがEL素子の閾値電圧とすると、
V2=Velth
となる。結局放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=C(Vb−Vth)
となる。
第4状態では、信号線809の電位がEL素子の陰極と同電位になり、書込スイッチ808がONし、EL閾値印加スイッチ823がOFFし、EL閾値取込スイッチ825がONする。また、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。容量素子101からEL素子への放電は、放電端子106とEL素子の陰極の電位差が、EL素子の閾値電圧になったときに停止する。このときEL閾値取込端子826は放電端子106と同電位となる。そのため、EL閾値容量821の両端の電位差はEL素子の閾値電圧と同じになる。そのため第3状態で、EL閾値容量821の両端の電位差VelthをEL素子の閾値電圧とすることができる。
第1〜第4状態は次のように実行される。まず第1状態が実行され、第2状態と第3状態が交互にある周波数fで繰り返され、第3状態と同時に第4状態が実行される。第1状態ではEL素子の発光輝度に応じた電圧を階調容量810に充電し、第2状態と第3状態ではEL素子を発光させ、第4状態ではEL素子の閾値電圧をEL閾値容量821に充電する。ただし、第1〜第4状態はそれぞれ交互に繰り返してもよい。
EL閾値容量821の両端に充電されたEL素子の閾値電圧が、第2状態においてVelthで表記された電圧として、Vpに対して上乗せされ充電されることとなる。
第2状態と第3状態を周波数fで繰り返した場合、EL素子に流れる電流量Iは、
I=fQ=fC(Vp−Vth)
となる。このことからEL素子に流れる電流量は、階調容量810の両端の電位差Vpと、階調TFT507の閾値電圧をVthと、周波数fと、容量素子101の静電容量Cとで決定する。
容量素子101の静電容量Cと、階調TFT507の閾値電圧Vthは素子特性によってほぼある一定値に固定される。
つまり、本実施例においてEL素子に流れる電流値は、階調容量810の両端の電位差Vpによって決定することができる。これは、書込スイッチ808がONのときの信号線809の電圧Vpと等しいため、EL素子に流れる電流値を信号線809の電圧によって制御することが可能である。
一般にEL素子は発光すると劣化し、閾値電圧が変化する。これはEL素子を駆動する画素をマトリクス状に配置した表示装置では、画素によってEL素子の劣化速度が異なった場合に、画素によって発光輝度が異なる輝度むらという表示不良を発生させる。本実施形態ではEL閾値電圧を充電電圧に対して上乗せすることで、EL閾値電圧の変動に影響されない表示を実現している。
ところで、EL素子とTFTを直列接続し、TFTのゲート電圧を変化させることで電流値を制御する方法では、TFTのゲート電圧とドレイン電流の関係が非線形特性のため、TFT特性に合わせて階調と電圧値の関係を非線形に制御する必要がある。これは外部駆動回路又は内部駆動回路を複雑化する。また、TFT特性を均一化することは難しいため、階調ずれを生ずる。
本実施形態では、電圧で輝度を制御することが可能であり、さらに電圧値と輝度の関係が線形である。これはEL素子に流れる電流量Iが、信号線809の電圧Vpと比例関係にあることを理由としている。このことから本実施形態は、外部駆動回路又は内部駆動回路が簡略で、階調ずれを生じず、黒に近い中間調の表示が容易である利点を持つ。
本実施例において、第4状態で、信号線809の電位をEL素子の陰極電圧と同電位として説明したが、これに限らない。信号線809の電位が任意の電位であっても、EL素子の閾値電圧のばらつきや劣化の影響を補正できる。
本実施形態では、EL素子の劣化による影響を補正する以外に、実施の形態1と3で示した利点も持つ。
本実施形態において、本実施形態で示した構成とは別の構成でもよい。第1状態においては、階調容量810の第1の電極が信号線809と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になればよい。第2状態においては、容量素子101の第1の電極が階調TFT807の第1の電極と接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、階調TFT807の第2の電極が充電端子104と電気的に接続し、充電端子104と容量線102が異なる固定電位であり、階調TFT807のゲートと階調容量線811との間にEL閾値容量821と階調容量810が電気的に直列に設けられ、階調容量線811が固定電位になればよい。第3状態においては、容量素子101の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、容量線102が固定電位であればよい。第4状態においては、EL閾値容量821の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が固定電位であればよい。
(実施の形態6)
本発明の他の一実施形態を示す。本実施形態は充電手段、放電手段を用いることで、容量素子の充放電を繰り返し、一定電流をEL素子に与え、また階調手段によって発光階調に応じて電流を流す時間を変化させ、さらにEL閾値補正手段によって充電電圧にEL素子の閾値電圧を上乗せし、さらにTFT閾値補正手段によってTFTの閾値電圧を相殺し、所望の輝度をEL素子の劣化やTFTのばらつきに関わりなく一定に得ることを目的とする。
本実施例において、充電手段、放電手段は図1に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
本実施例において、階調手段は図2(A)、(B)に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
図9にEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段を示す。図9に示した構成で、EL素子とTFTの閾値電圧を充電電圧に上乗せすることで、EL閾値劣化とTFT閾値ばらつきの影響を補正する。EL閾値容量921と、充電バイアス端子922と、EL閾値印加スイッチ923と、EL閾値印加TFT924と、EL閾値取込スイッチ925と、EL閾値取込端子926と、TFT閾値容量931と、TFT閾値容量線932と、TFT閾値第1取込スイッチ941と、TFT閾値第2取込スイッチ942と、TFT閾値第3取込スイッチ943と、TFT閾値第4取込スイッチ944を有する。Q、Q'は図1で示したd、eの位置に挿入する端子である。
EL閾値印加TFT924の第1の電極は、充電スイッチ103の第1の電極とTFT閾値第1取込スイッチ941の第2の電極とTFT閾値第2取込スイッチ942の第1の電極と接続し、第2の電極はTFT閾値第4取込スイッチ944を介して、充電端子104とTFT閾値第3取込スイッチ943の第1の電極と接続し、ゲートはTFT閾値第3取込スイッチ943の第2の電極とTFT閾値容量931の第1の電極と接続している。TFT閾値容量931の第2の電極はEL閾値印加スイッチ923の第1の電極とTFT閾値第1取込スイッチ941の第1の電極と接続している。TFT閾値第2取込スイッチ942の第2の電極はTFT閾値容量線932と接続している。EL閾値印加スイッチ923の第2の電極はEL閾値容量921の第1の電極とEL閾値取込スイッチ925の第2の電極と接続している。EL閾値容量921の第2の電極は充電バイアス端子922と接続している。EL閾値取込スイッチ925の第1の電極はEL閾値取込端子926と接続している。EL閾値取込端子926は図1で示したa〜dのうち1箇所に接続する。
階調手段とEL閾値補正手段を同じ位置に挿入する場合、階調手段と閾値補正手段は直列に接続する。なお、直列に接続する場合に、どちらを充電端子に電気的に近い位置に接続するかは特に限定しない。
図10に階調手段、EL閾値補正手段とTFT閾値補正手段を挿入した例を示す。例では図1のeで示した位置に図9のEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段をQ、Q'の位置で挿入し、aで示した位置にEL閾値取込端子926を接続し、同じくaで示した位置に図2(A)の階調手段を挿入している。図2(A)のPで示した端子側にEL閾値取込端子926が接続しているが、P'側に接続してもよい。
図10の構成を例として、動作について説明する。本実施形態において、5つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、発光、非発光の信号を階調容量210に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。第4状態はEL素子の閾値電圧の取得を目的とする。第5状態はEL閾値印加TFT924の閾値電圧の取得を目的とする。
第1状態は、実施の形態2の第1状態と同様であるため省略する。
第2状態は、階調手段の動作は実施の形態2の第2状態と同様である。ただし、EL閾値補正手段とTFT閾値補正手段が挿入されているため、容量素子101の両端に印加される電圧が実施の形態2とは異なる。
第2状態では、階調手段の動作の他にEL閾値補正手段の動作として、EL閾値取込スイッチ925がOFFし、充電バイアス端子922にEL閾値印加TFT924がONする条件の所望の電圧が印加され、EL閾値印加スイッチ923がONする。また、TFT閾値補正手段の動作として、TFT閾値第1〜第3取込スイッチ941〜943がOFFし、TFT閾値第4取込スイッチ944がONする。このとき階調スイッチ207の第1、第2の電極PP'の挿入位置が図1においてaで示す位置にあるため、容量素子101に電荷の充電が開始される。また、電荷の充電とともに容量素子101の第1の電極の電位が上昇し、EL閾値印加TFT924のゲート・ソース間電圧が低下する。そしてEL閾値印加TFT924のゲート・ソース間電圧が、EL閾値印加TFT924の閾値電圧を下回ると、EL閾値印加TFT924がOFFし充電が停止する。
EL素子の陰極電位を基準電位としたときの充電バイアス端子922の電位をVb、EL閾値容量921の両端の電位差をVelth(第1の電極の電位≧第2の電極の電位)、TFT閾値容量931の両端の電位差をVtft(第1の電極の電位≧第2の電極の電位)とすると、EL閾値印加TFT924のゲートに印加される電圧は、Vb+Velth+Vtftとなる。また、EL閾値印加TFT624の閾値電圧をVthとすると、容量素子101の充電が停止した時の容量素子101の第1の電極の電位は、Vb+Velth+Vtft−Vthとなる。このときの容量素子101に充電された電荷量Q1は、容量線102の電位をVg、静電容量をCとすると、
Q1=C(Vb+Velth+Vtft−Vth−Vg)
となる。
第3状態は実施の形態2の第3状態と同様である。
第4状態では、充電バイアス端子922の電位がEL素子の陰極電圧と同電位になり、EL閾値印加スイッチ923がOFFし、EL閾値取込スイッチ925がONする。容量素子101からEL素子への放電は、放電端子106とEL素子の陰極の電位差が、EL素子の閾値電圧になったときに停止する。このときEL閾値取込端子926は放電端子106と同電位となる。また、EL閾値容量921の両端の電位差はEL素子の閾値電圧と同じになる。
つまりEL閾値容量921の両端に充電されたEL素子の閾値電圧が、第2状態においてVelthで表記された電圧として、Vbに対して上乗せされ充電されることとなる。
階調スイッチ207がOFFならば、電荷の放電はない。
階調スイッチ207がONの場合、放電後の容量素子101の第1の電極の電位をV2とすると、容量線102の電位がVgのとき、放電後に容量素子101に残っている電荷量Q2は、
Q2=C(V2−Vg)
となる。
第5状態は、充電スイッチ103がOFFし、EL閾値印加スイッチ923がOFFし、TFT閾値第1〜第3取込スイッチ941〜943がONし、TFT閾値第4取込スイッチ944がOFFする。また、TFT閾値容量線932の電位が、充電端子104よりも低くなる。このとき充電端子104とTFT閾値容量線932との電位差は、EL閾値印加TFT924の閾値電圧以上である。
このとき、TFT閾値容量931の両端の電位差は、EL閾値印加TFT924の閾値電圧Vthと等しくなる。そして、TFT閾値第1〜第3取込スイッチ941〜943をOFFすると、TFT閾値容量931にはEL閾値印加TFT924の閾値電圧Vthが保持される。つまり第2状態で示した、TFT閾値容量931の両端の電位差をVtftはEL閾値印加TFT924の閾値電圧Vthと等しく、容量素子101に充電された電荷量Q1は、
Q1=C(Vb+Velth+Vtft−Vth−Vg)
=C(Vb+Velth−Vg)
となる。つまり、容量素子101に充電された電荷量Q1が、EL閾値印加TFT924の閾値電圧Vthに影響されない。
第5状態では充電スイッチ103はONでもよい。
結局、放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=Q1−Q2=C(Vb+Velth−V2)
となる。ここで放電後の容量素子101の第1の電極の電位はEL素子の閾値電圧と等しいため、
V2=Velth
となり、結局放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=CVb
となる。
階調スイッチ207がOFFの場合、EL素子に流れる電荷量はほぼ0となる。
以上の動作を周波数fで繰り返すと、階調スイッチがONの場合、EL素子に流れる電流量Iは、
I=fQ=fCVb
となる。また、階調スイッチがOFFの場合、EL素子に流れる電流量Iは、
I=0
となる。このことからEL素子に流れる電流量は、EL素子の陰極電位を基準電位としたときの充電バイアス端子822の電位をVbと、周波数fと、容量素子101の静電容量Cと、階調スイッチ207の状態とで決定される。最大階調においてある発光輝度を得るためには、最大階調においてその輝度で発光させるためにEL素子に流す必要のある電流値Iを求め、そこから電圧値Vbと、周波数fと、容量素子101の静電容量Cとを決定する。ただし、容量素子101の静電容量Cは素子特性として固定されるため、実際に決めるのはEL素子の陰極電位を基準電位としたときの充電バイアス端子822の電位をVbと周波数fである。
図9のQ、Q'を図1のdの位置に設けてもよい。その場合、第5状態で充電スイッチ103をONする。
一般にEL素子は発光すると劣化し、閾値電圧が変化する。これはEL素子を駆動する画素をマトリクス状に配置した表示装置では、画素によってEL素子の劣化速度が異なった場合に、画素によって発光輝度が異なる輝度むらという表示不良を発生させる。本実施形態ではEL閾値電圧を充電電圧に対して上乗せすることで、EL閾値電圧の変動に影響されない表示を実現している。
また、TFTはその結晶状態などの影響で、均一な特性にすることが難しい。これはEL素子を駆動する画素をマトリクス状に配置した表示装置では、画素によって充電電荷量が異なる原因となり、輝度むらという表示不良を発生させる。本実施例ではEL閾値印加TFT924の閾値電圧を、EL閾値印加TFT924のゲートに上乗せして印加することで、充電電圧がEL閾値印加TFT924の閾値電圧に影響されないようにした。これによって、TFTの不均一性に影響されない表示を実現している。
第1〜第5状態は次のように実行される。まず第1状態が実行され、第2状態と第3状態が交互にある周波数fで繰り返され、EL閾値容量921の電荷保持が可能な時間に応じて第3状態と同時に第4状態が実行され、TFT閾値容量931の電荷保持が可能な時間に応じて第5状態が実行される。第1状態ではEL素子の発光輝度に応じた電圧を階調容量210に充電し、第2状態と第3状態ではEL素子を発光させ、第4状態ではEL素子の閾値電圧をEL閾値容量921に充電し、第5状態ではEL閾値印加TFT924の閾値電圧をTFT閾値容量931に充電する。ただし、第1〜第5状態はそれぞれ交互に繰り返してもよい。
次に、階調手段として図2(B)を用いた場合を示す。図2(B)を用いた場合、6つの状態を繰り返す動作をする。
第1〜第5状態は、本実施形態において既に説明した状態と同じである。また、第6状態は実施の形態2の第4状態と同様であるため省略する。
第1〜第6状態は次のように実行される。まず第1状態が実行され、第2状態と第3状態が交互にある周波数fで繰り返され、EL閾値容量921の電荷保持が可能な時間に応じて第3状態と同時に第4状態が実行され、TFT閾値容量931の電荷保持が可能な時間に応じて第5状態が実行され、第6状態が階調に応じて実行される。第1状態ではEL素子の発光輝度に応じた電圧を階調容量210に充電し、第2状態と第3状態ではEL素子を発光させ、第4状態ではEL素子の閾値電圧をEL閾値容量921に充電し、第5状態ではEL閾値印加TFT924の閾値電圧をTFT閾値容量931に充電し、第6状態ではEL素子の発光時間を決定する。ただし、第1〜第6状態はそれぞれ交互に繰り返してもよい。
本実施例において、第3状態ではEL閾値取込スイッチを常にONすることで、第3状態になる都度EL閾値電圧をEL閾値容量921に充電していた。この場合でも、一旦充電されたEL閾値電圧が、常に最新のEL閾値電圧に修正されるだけなので問題ない。しかし、EL閾値電圧は1回の充放電時間(周波数が100kHzなら10マイクロ秒)ではあまり変化しない。そのため、第3状態になる都度EL閾値電圧をEL閾値容量921に充電しなくてもよい。例えば1フレーム時間(60フレーム毎秒なら1/60秒)毎にEL閾値電圧をEL閾値容量921に充電すればよい。この場合、EL閾値容量921に充電しない場合は、EL閾値取込スイッチ925はOFFのままとし、また充電バイアス端子922の電圧は任意である。
本実施例において、第3状態で、充電バイアス端子922の電位をEL素子の陰極電圧と同電位として説明したが、これに限らない。充電バイアス端子922の電位が任意の電位であっても、EL素子の閾値電圧のばらつきや劣化の影響を補正できる。
本実施形態では、TFTの不均一性の影響を補正する以外に、実施の形態1、2と4で示した利点も持つ。
本実施形態において、本実施形態で示した構成とは別の構成でもよい。第1状態においては、階調容量210の第1の電極が信号線209と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になればよい。第2状態においては、容量素子101の第1の電極がEL閾値印加TFT924の第1の電極と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、EL閾値印加TFT924の第2の電極が充電端子104と電気的に接続し、充電端子104と容量線102が異なる固定電位であり、EL閾値印加TFT924のゲートと充電バイアス端子922との間にEL閾値容量921とTFT閾値容量931とが電気的に直列接続で挟まれ、充電バイアス端子622がEL閾値印加TFT924をONする電位であればよい。第3状態においては、容量素子101の第1の電極が発光素子と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、容量線102が固定電位であればよい。また第2状態又は第3状態において、第1状態での容量素子210の充電電圧に応じて、容量素子102の第1の電極又は第2の電極が浮遊状態となればよい。第4状態においては、EL閾値容量921の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が固定電位であればよい。第5状態においては、EL閾値印加TFT924の第1の電極とゲートがある同一の電位に保たれ、第2の電極が別の電位に保たれ、ゲートがTFT閾値容量931の第1の電極と接続し、第2の電極が固定電位になればよい。第6状態においては、階調容量210の第1の電極が消去線213と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になり、消去線213は、容量素子102の第1の電極又は第2の電極を浮遊状態とする電位であればよい。
(実施の形態7)
本発明の他の一実施形態を示す。本実施形態は充電手段、放電手段を用いることで、容量素子の充放電を繰り返し、また階調手段によって発光輝度に応じて容量素子に充電する電荷量を変化させ、それによってEL素子に流す電流を変化させ、さらにEL閾値補正手段によって充電電圧にEL素子の閾値電圧を上乗せし、さらにTFT閾値補正手段によってTFTの閾値電圧を相殺し、所望の輝度をEL素子の劣化やTFTのばらつきに関わりなく得ることを目的とする。
本実施例において、充電手段、放電手段は図1に示したものと同様である。また、その構成については既に示したので省略する。
図11に階調手段とEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段を示す。図11に示した構成で、階調を表現し、さらにEL素子とTFTの閾値電圧を充電電圧に上乗せすることで、EL閾値劣化とTFT閾値ばらつきの影響を補正する。階調TFT1107と、書込スイッチ1108と、信号線1109と、階調容量1110と、階調容量線1111と、EL閾値容量1121と、EL閾値印加スイッチ1123と、EL閾値取込スイッチ1125と、EL閾値取込端子1126とを、TFT閾値容量1131と、TFT閾値容量線1132と、TFT閾値第1〜第3取込スイッチ1141〜1143と、TFT閾値第4取込スイッチ1144とを有する。Q、Q'は図1で示したeの位置に挿入する端子である。
階調TFT1107の第1の電極は、充電スイッチ103の第1の電極とTFT閾値第1取込スイッチ1141の第2の電極とTFT閾値第2取込スイッチ1142の第1の電極と接続し、第2の電極はTFT閾値第4取込スイッチ1144を介して充電端子104とTFT閾値第3取込スイッチ1143の第1の電極と接続し、ゲートはTFT閾値第3取込スイッチ1143の第2の電極とTFT閾値容量1131の第1の電極と接続している。TFT閾値容量1131の第2の電極はEL閾値印加スイッチ1123の第1の電極とTFT閾値第1取込スイッチ1141の第1の電極と接続している。TFT閾値第2取込スイッチ1142の第2の電極はTFT閾値容量線1132と接続している。EL閾値印加スイッチ1123の第2の電極はEL閾値容量1121の第1の電極とEL閾値取込スイッチ1125の第2の電極と接続している。EL閾値容量1121の第2の電極は階調容量1110の第1の電極と書込スイッチ1108の第2の電極と接続している。階調容量1110の第2の電極は階調容量線1111と接続している。書込スイッチ1108の第1の電極は信号線1109と接続している。EL閾値取込スイッチ1125の第1の電極はEL閾値取込端子1126と接続している。EL閾値取込端子1126は図1で示したa〜dのうち1箇所に接続する。
階調容量線1111の電圧は、固定電位であれば特に限定しない。
信号線1109には、階調に応じた電圧が印加され、容量素子101に充電される電荷量を制御して、EL素子の輝度を制御し、階調を表現する。
図11で示した階調手段とEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段の挿入方法は、実施の形態6でEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段を挿入する方法と同様であり、また図10で示したので省略する。
動作について説明する。本実施形態において、5つの状態を繰り返す動作をする。
第1状態はEL素子の階調を制御する信号として、輝度の信号を階調容量1110に書込むことを目的とする。第2状態は容量素子101への充電を目的とする。第3状態は容量素子101からEL素子への放電を目的とする。第4状態はEL素子の閾値電圧の取得を目的とする。第5状態は階調TFT1107の閾値電圧の取得を目的とする。
第1状態は、実施の形態5の第1状態と同様であるため省略する。
第2状態では、EL閾値取込スイッチ1125がOFFし、EL閾値印加スイッチ1123がONし、TFT閾値第1〜第3取込スイッチ1141〜1143がOFFし、TFT閾値第4取込スイッチ1144がONする。また、充電スイッチ103がONし、放電スイッチ105がOFFする。このとき、充電端子104から容量素子101に、階調TFT1107を通過した電流が流れる。
EL素子の陰極電位を基準電位としたときの、階調容量1110の第1の電極の電圧をVp、EL閾値容量1121の両端の電位差をVelth(第1の電極の電位≧第2の電極の電位)、TFT閾値容量1131の両端の電位差をVtft(第1の電極の電位≧第2の電極の電位)とすると、階調TFT1107のゲート電圧はVp+Velth+Vtftとなる。また、階調TFT1107の閾値電圧をVth、容量線102の電位をVgとすると、容量素子101の両端に印加される電圧V1は、
V1=Vp+Velth+Vtft−Vth−Vg
となる。ただし、充電端子104と容量線102との電位差Vaは、
Va≧Vp+Velth+Vtft−Vth−Vg
とする。そして容量素子101で充電される電荷量Q1は容量素子101の静電容量をCとすると、
Q1=CV1=C(Vp+Velth+Vtft−Vth−Vg)
となる。
第3状態では、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。このとき容量素子101に蓄えられた電荷が放電端子106からEL素子に流れる。EL閾値印加スイッチ1123はONでもOFFでもよい。放電後の容量素子101の第1の電極の電位をV2、容量線102の電位をVgとすると、放電後に容量素子101に残っている電荷量Q2は、
Q2=C(V2−Vg)
となり結局、放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=Q1−Q2=C(V1−V2+Vg)
=C(Vp+Velth+Vtft−Vth−V2)
となる。ここで放電後の容量素子101の第1の電極の電位V2はEL素子の閾値電圧である。また、EL閾値容量1121の両端の電位差VelthがEL素子の閾値電圧とすると、
V2=Velth
となる。結局放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q=C(Vp+Vtft−Vth)
となる。
第4状態では、信号線1109の電位がEL素子の陰極と同電位になり、書込スイッチ1108がONし、EL閾値印加スイッチ1123がOFFし、EL閾値取込スイッチ1125がONする。また、充電スイッチ103がOFFし、放電スイッチ105がONする。容量素子101からEL素子への放電は、放電端子106とEL素子の陰極の電位差が、EL素子の閾値電圧になったときに停止する。このときEL閾値取込端子1126は放電端子106と同電位となる。そのため、EL閾値容量1121の両端の電位差はEL素子の閾値電圧と同じになる。そのため第3状態で、EL閾値容量1121の両端の電位差VelthをEL素子の閾値電圧とすることができる。
第5状態は、充電スイッチ103がOFFし、EL閾値印加スイッチ1123がOFFし、TFT閾値第1〜第3取込スイッチ1141〜1143がONし、TFT閾値第4取込スイッチ1144がOFFする。また、TFT閾値容量線1132の電位が、充電端子104よりも低くなる。このとき充電端子104とTFT閾値容量線1132との電位差は、階調TFT1107の閾値電圧以上である。
このとき、TFT閾値容量1131の両端の電位差は、階調TFT1107の閾値電圧Vthと等しくなる。そして、TFT閾値第1〜第3取込スイッチ1141〜1143をOFFすると、TFT閾値容量1131には階調TFT1107の閾値電圧Vthが保持される。つまり第2状態で示した、TFT閾値容量1131の両端の電位差をVtftはEL閾値印加TFT1124の閾値電圧Vthと等しい。結局放電されEL素子に流れる電荷量Qは、
Q1=C(Vp+Vtft−Vth)=CVp
となる。つまり、容量素子101に充電された電荷量Q1は、EL素子と階調TFT1107の閾値電圧に影響されず、第1状態で信号線1109から入力された電圧Vpに決定される。
第1〜第5状態は次のように実行される。まず第1状態が実行され、第2状態と第3状態が交互にある周波数fで繰り返され、第3状態と同時に第4状態、第5状態が実行される。第1状態ではEL素子の発光輝度に応じた電圧を階調容量1110に充電し、第2状態と第3状態ではEL素子を発光させ、第4状態ではEL素子の閾値電圧をEL閾値容量1121に充電し、第5状態では階調TFTの閾値電圧をTFT閾値容量1131に充電する。ただし、第1〜第5状態はそれぞれ交互に繰り返してもよいし、第4、第5状態を不定期に実行してもよい。第4状態は第3状態と同時であれば実行可能であり、第5状態はTFT閾値第1〜第3取込スイッチ1141〜1143がONで、TFT閾値第4取込スイッチ1144ならば実行可能である。
EL閾値容量1121の両端に充電されたEL素子の閾値電圧と、TFT閾値容量1131の両端に充電された階調TFT1107の閾値電圧が、第2状態においてVelth+Vtftで表記された電圧として、Vpに対して上乗せされ充電されることとなる。
第2状態と第3状態を周波数fで繰り返した場合、EL素子に流れる電流量Iは、
I=fQ=fCVp
となる。このことからEL素子に流れる電流量は、階調容量810の両端の電位差Vpと、周波数fと、容量素子101の静電容量Cとで決定する。
容量素子101の静電容量Cは素子特性によってほぼある一定値に固定される。
つまり、本実施例においてEL素子に流れる電流値は、階調容量1110の両端の電位差Vpによって決定することができる。これは、書込スイッチ1108がONのときの信号線1109の電圧Vpと等しいため、EL素子に流れる電流値を信号線1109の電圧によって制御することが可能である。
図11のQ、Q'を図1のdの位置に設けてもよい。その場合、第5状態で充電スイッチ103をONする。
ところで、TFTはその結晶状態などの影響で、均一な特性にすることが難しい。これはEL素子を駆動する画素をマトリクス状に配置した表示装置では、画素によって充電電荷量が異なる原因となり、輝度むらという表示不良を発生させる。本実施例では階調TFT1107の閾値電圧を、階調TFT1107のゲートに上乗せして印加することで、充電電圧が階調TFT1107の閾値電圧に影響されないようにした。これによって、TFTの不均一性に影響されない表示を実現している。
また、EL素子とTFTを直列接続し、TFTのゲート電圧を変化させることで電流値を制御する方法では、TFTのゲート電圧とドレイン電流の関係が非線形特性のため、TFT特性に合わせて階調と電圧値の関係を非線形に制御する必要がある。これは外部駆動回路又は内部駆動回路を複雑化する。また、TFT特性を均一化することは難しいため、階調ずれを生ずる。
本実施形態では、電圧で輝度を制御することが可能であり、さらに電圧値と輝度の関係が線形である。これはEL素子に流れる電流量Iが、信号線1109の電圧Vpと比例関係にあることを理由としている。このことから本実施形態は、外部駆動回路又は内部駆動回路が簡略で、階調ずれを生じず、黒に近い中間調の表示が完全である利点を持つ。
本実施例において、第4状態で、信号線1109の電位をEL素子の陰極電圧と同電位として説明したが、これに限らない。信号線1109の電位が任意の電位であっても、EL素子の閾値電圧のばらつきや劣化の影響を補正できる。
本実施形態では、TFTの不均一性の影響を補正する以外に、実施の形態1、3と5で示した利点も持つ。
本実施形態において、本実施形態で示した構成とは別の構成でもよい。第1状態においては、階調容量1110の第1の電極が信号線1109と等しい電圧になり、第2の電極が固定電位になればよい。第2状態においては、容量素子101の第1の電極が階調TFT1107の第1の電極と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、階調TFT1107の第2の電極が充電端子104と電気的に接続し、充電端子104と容量線102が異なる固定電位であり、階調TFT1107のゲートと階調容量線1111との間に階調容量1110とEL閾値容量1121とTFT閾値容量1131とが電気的に直列接続で挟まれ、階調容量線1111が固定電位であればよい。第3状態においては、容量素子101の第1の電極が発光素子と電気的に接続し、第2の電極が容量線102と電気的に接続し、容量線102が固定電位であればよい。第4状態においては、EL閾値容量1121の第1の電極がEL素子と電気的に接続し、第2の電極が固定電位であればよい。第5状態においては、階調TFT1107の第1の電極とゲートがある同一の電位に保たれ、第2の電極が別の電位に保たれ、ゲートがTFT閾値容量1131の第1の電極と接続し、TFT閾値容量1131の第2の電極が固定電位になればよい。
なお、本実施形態で示したTFT閾値補正手段は実施の形態3でも適用可能である。
以下に、本発明の実施例について記載する。
[実施例1]
本実施例においては、実施の形態2、4、6で示した構成を画素に用いた表示装置の例を示す。図12に表示装置の構成例を示す。本実施例において階調手段には図2(B)で示した消去スイッチのある構成を用いたものとする。
複数の画素1208がm行n列のマトリクス状に配置された画素部1207を有し、画素部1207の周辺にはソース走査回路1201、ビデオラッチ回路1204、書込ゲート走査回路1205、消去ゲート走査回路1206を有している。各画素は列毎に信号線1209と接続し、信号線1209はビデオラッチ回路1204と接続している。各画素はさらに行毎に書込ゲート線1210と、消去ゲート線1211とに接続し、書込ゲート線1210は書込ゲート走査回路1205と接続し、消去ゲート線1211は消去ゲート走査回路1206と接続している。ビデオラッチ回路1204はソース走査回路1201と、ビデオ信号線1203と接続している。ビデオ信号線1203にはビデオ信号入力端子1202を介して画像情報に応じたビデオ信号が入力される。
図12に示す信号線1209は、図2(B)に示す信号線209である。また、図12に示す書込ゲート線1210と消去ゲート線1211は、図2(B)に示す書込スイッチ208と消去スイッチ212の制御電極にそれぞれ接続している。
なお、実施の形態2、4、6に示す他のスイッチ素子の制御電極や、各種容量線、端子などは省略する。また、ソース走査回路1201、書込ゲート走査回路1205や消去ゲート走査回路1206の制御信号や電源も省略する。
動作について説明する。
書込ゲート走査回路1205には、書込ゲートスタートパルスと行選択クロック信号が入力される。書込ゲート走査回路1205はGw1からGwmまで順次走査し、書込ゲート線1210を介して画素1208の書込スイッチ208を順次ONする。
ソース走査回路1201にはソーススタートパルスと列選択クロック信号が入力される。書込ゲート走査回路1205が画素1208の1行を選択している期間に、ソース走査回路1201は列選択クロックに同期して走査し、ビデオラッチ回路1204をS1〜Snまで順次選択していく。同時に画像情報に応じたビデオ信号が、ビデオ信号入力端子1202から入力され、ビデオ信号線1203を通って、ビデオラッチ回路1204に入力される。ビデオ信号は、ソース走査回路1201に選択されたビデオラッチ回路1204に取り込まれ、記憶され、信号線1209に出力する。以上の動作をビデオラッチ回路1204のS1からSnまで実行すると、1行分のビデオ信号がビデオラッチ回路1204から信号線1209に出力されることとなる。また、同時に書込ゲート走査回路1205によって選択された画素1208の1行に、該当するビデオ信号が入力される。
消去ゲート走査回路1206は、書込ゲート走査回路1205が該当する行の画素1208の書込スイッチ208をONしてビデオ信号を書き込んでから、階調に応じた時間経過後、消去ゲート線1211を介して同行の画素の消去スイッチ212をONし、ビデオ信号を消去していく。
書込ゲート走査回路1205のタイミングでのビデオ信号の書き込みから、消去ゲート走査回路1206のタイミングでのビデオ信号の消去までが、画素のEL素子が発光又は非発光する時間である。消去ゲート走査回路1206のタイミングでのビデオ信号の消去から、書込ゲート走査回路1205のタイミングでのビデオ信号の書き込みまでは、画素のEL素子は非発光である。
ビデオ信号は、画像情報に応じて階調スイッチ207をON又はOFFする電圧である。また、本実施例で記述していない、他のスイッチ素子の制御電極に入力する制御信号の電圧も、スイッチ素子をON又はOFFする電圧である。さらに、各端子電圧もある一定電圧か、多くても2つの電圧でよい。
ビデオ信号や制御信号のようにON又はOFFする電圧や、1つ又は2つの電位にしかならない端子は、ディジタル信号で制御できる。ディジタル信号で制御できるため、ディジタルアナログ変換回路が不要である。
また、本実施例ではEL素子の発光輝度を発光時間で制御するため、アナログの電流や電圧で制御する場合に比べ、正確に輝度を制御できる。
一般にEL素子の駆動には電流源を要す。しかし、電流源は特にTFTでの設計や製造が難しく、回路規模が大きくなり、消費電力も高い。本発明では、画素での容量素子による電圧電流変換を実現することで、画素外部から見て電圧で駆動できる。このように電流源を要しないことは本発明の大きな利点である。
また、電圧で駆動しているにも関わらず、EL素子やTFTの劣化やばらつきを補正していることも大きな特徴である。
[実施例2]
本実施例においては、実施の形態3、5、7で示した構成を画素に用いた表示装置の例を示す。図13に表示装置の構成例を示す。
複数の画素1308がm行n列のマトリクス状に配置された画素部1307を有し、画素部1307の周辺にはソース走査回路1301、ビデオ信号スイッチ1304、書込ゲート走査回路1305を有している。各画素は列毎に信号線1309と接続し、信号線1309はビデオ信号スイッチ1304を介してビデオ信号線1303と接続している。各画素はさらに行毎に書込ゲート線1310と接続し、書込ゲート線1310は書込ゲート走査回路1305と接続している。ビデオ信号スイッチ1304の制御電極はソース走査回路1301と接続している。ビデオ信号線1303にはビデオ信号入力端子1202を介して画像情報に応じたビデオ信号が入力される。
図13に示す信号線1309は、実施の形態3ならば図5に示した信号線509であり、実施の形態5ならば図8に示した信号線809であり、実施の形態7ならば図11に示した信号線1109である。また、図13に示す書込ゲート線1310は、実施の形態3ならば図5に示した書込スイッチ508、実施の形態5ならば図8に示した書込スイッチ808、実施の形態7ならば図11に示した書込スイッチ1108の制御電極に接続している。
なお、実施の形態3、5、7に示す他のスイッチ素子の制御電極や、各種容量線、端子などは省略する。また、ソース走査回路1301や書込ゲート走査回路1305の制御信号や電源も省略する。
動作について説明する。
書込ゲート走査回路1305には、書込ゲートスタートパルスと行選択クロック信号が入力される。書込ゲート走査回路1305はG1からGmまで順次走査し、書込ゲート線1310を介して画素1308の書込スイッチ508、808又は1108を順次ONする。
ソース走査回路1301にはソーススタートパルスと列選択クロック信号が入力される。書込ゲート走査回路1305が画素1308の1行を選択している期間に、ソース走査回路1301は列選択クロックに同期して走査し、ビデオ信号スイッチ1304の制御電極をS1〜Snまで順次選択していく。同時に画像情報に応じたビデオ信号が、ビデオ信号入力端子1302から入力され、ビデオ信号線1303を通って、ビデオ信号スイッチ1304の第1の電極に入力される。ビデオ信号は、ソース走査回路1301に選択されたビデオ信号スイッチ1304の第1の電極から第2の電極に通過し、信号線1309に出力する。以上の動作をビデオ信号スイッチ1304のS1からSnまで実行すると、1行分のビデオ信号がビデオ信号スイッチ1304から信号線1309に出力されることとなる。また、同時に書込ゲート走査回路1305によって選択された画素1308の1行に、該当するビデオ信号が入力される。
ビデオ信号は、階調に比例したアナログ電圧である。また、本実施例で記述していない、他のスイッチ素子の制御電極に入力する制御信号の電圧は、スイッチ素子をON又はOFFする電圧である。さらに、各端子電圧は固定電位である。
制御信号のようにON又はOFFする電圧や、固定電位の端子は、ディジタル信号で制御できる。ディジタル信号で制御できるため、ディジタルアナログ変換回路が不要である。
また、本実施例ではEL素子の発光輝度を制御するための画素への書き込みが電圧値であるため、電流で書き込みする場合に比べ、高速な書き込みが可能となる。これは、黒に近い中間調でも正確に書き込めるため、表示品位を高くする。
一般にEL素子の駆動には電流源を要す。しかし、電流源は特にTFTでの設計や製造が難しく、回路規模が大きくなり、消費電力も高い。本発明では、画素での容量素子による電圧電流変換を実現することで、画素外部から見て電圧で駆動できる。このように電流源を要しないことは本発明の大きな利点である。
また、TFTを使った電圧電流変換は非線形であるため、電流で駆動するEL素子を電圧で駆動するためには、非線形な電圧電流変換に対応した処理が必要であり、回路規模が大きく、しかも階調表示が不正確になりやすい。本発明では、画素での容量素子による電圧電流変換を実現しており、容量素子での電圧電流変換は線形であるため、容易に階調制御ができる。また、本実施例のようなアナログビデオ信号による階調制御は、LCD等で広く使われており、その技術や部品を適用しやすい。
また、電圧で駆動しているにも関わらず、EL素子やTFTの劣化やばらつきを補正していることも大きな特徴である。
[実施例3]
本発明の半導体装置には様々な用途がある。本実施例では、本発明の適用が可能な電子機器の例について説明する。
このような電子機器には、携帯情報端末(電子手帳、モバイルコンピュータ、携帯電話等)、ビデオカメラ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、テレビ等が挙げられる。それらの一例を図14に示す。
図14(A)はELディスプレイであり、筐体3301、支持台3302、表示部3303等を含む。本発明の表示装置は表示部3303にて用いることが出来る。
図14(B)はビデオカメラであり、本体3311、表示部3312、音声入力部3313、操作スイッチ3314、バッテリー3315、受像部3316等を含む。本発明の表示装置は表示部3312にて用いることが出来る。
図14(C)はパーソナルコンピュータであり、本体3321、筐体3322、表示部3323、キーボード3324等を含む。本発明の表示装置は表示部3323にて用いることが出来る。
図14(D)は携帯情報端末であり、本体3331、スタイラス3332、表示部3333、操作ボタン3334、外部インターフェイス3335等を含む。本発明の表示装置は表示部3333にて用いることが出来る。
図14(E)は携帯電話であり、本体3401、音声出力部3402、音声入力部3403、表示部3404、操作スイッチ3405、アンテナ3406を含む。本発明の表示装置は表示部3404にて用いることが出来る。
図14(F)はデジタルカメラであり、本体3501、表示部(A)3502、接眼部3503、操作スイッチ3504、表示部(B)3505、バッテリー3506を含む。本発明の表示装置は、表示部(A)3502、表示部(B)3505にて用いることが出来る。
本発明の半導体装置がLSI等であった場合でも、図14(A)〜(F)の電子機器に用いることが出来る。
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。
本発明の半導体装置における充電手段と放電手段を示す図。 本発明の半導体装置における階調手段を示す図。 充電手段と放電手段に階調手段を追加した例。 階調を発光時間で制御した例。 本発明の半導体装置における階調手段を示す図。 本発明の半導体装置におけるEL閾値補正手段を示す図。 充電手段と放電手段に階調手段とEL閾値補正手段を追加した例。 本発明の半導体装置における階調手段とEL閾値補正手段を示す図。 本発明の半導体装置におけるEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段を示す図。 充電手段と放電手段に階調手段とEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段を追加した例。 本発明の半導体装置における階調手段とEL閾値補正手段とTFT閾値補正手段を示す図。 本発明の実施例を示す図。 本発明の実施例を示す図。 本発明の実施例を示す図。

Claims (36)

  1. 発光素子を駆動する画素において、
    容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 容量素子に電荷を充電し、
    前記容量素子の電荷を発光素子に放電し、
    前記発光素子を発光させることを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  3. 発光素子を駆動する画素において、
    容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電若しくは前記放電手段による前記容量素子からの放電の有無を制御する階調手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項2において、
    前記容量素子への電荷の充電若しくは前記発光素子への電荷の放電の有無を制御することにより、前記発光素子の発光輝度を制御することを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  5. 発光素子を駆動する画素において、
    容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電電荷量を制御する階調手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項2において、前記容量素子への充電電圧を制御することにより充電電荷量を制御し、前記発光素子の発光輝度を制御することを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  7. 発光素子を駆動する画素において、
    容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電若しくは前記放電手段による前記容量素子からの放電の有無を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  8. 発光素子を駆動する画素において、
    容量素子と、前記容量素子に充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電電荷量を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項2、請求項4、または請求項6のいずれか1項において、
    前記容量素子への充電電圧に前記発光素子の閾値電圧を上乗せすることにより、前記発光素子の閾値電圧の影響を補正することを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  10. 発光素子を駆動する画素において、
    容量素子と、前記容量素子に電荷を充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に電荷を放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電若しくは前記放電手段による前記容量素子からの放電の有無を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段と、前記充電手段が有するトランジスタの閾値電圧を補正するトランジスタ閾値電圧補正手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  11. 発光素子を駆動する画素において、
    容量素子と、前記容量素子に充電する充電手段と、前記容量素子から前記発光素子に放電する放電手段と、前記充電手段による前記容量素子への充電電荷量を制御する階調手段と、前記発光素子の閾値電圧を前記容量素子の充電電圧に上乗せする発光素子閾値補正手段と、前記充電手段が有するトランジスタの閾値電圧を補正するトランジスタ閾値電圧補正手段とを有することを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項6または請求項9において、
    前記容量素子への充電がトランジスタのドレインからソースに流れた電流によって行なわれ、
    前記トランジスタのソース電極とゲート電極の電位差が、前記トランジスタの閾値電圧よりも小さくなると充電が停止する半導体装置の駆動方法であって、
    前記トランジスタのゲート電圧にあらかじめ前記トランジスタの閾値電圧を上乗せして印加することにより、前記トランジスタの閾値電圧の影響を補正することを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  13. 請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、請求項8、請求項10、または請求項11のいずれか1項において、
    充電スイッチと、放電スイッチと、容量線と、充電端子とを有し、
    前記容量素子の第1の電極は前記充電スイッチの第1の電極と前記放電スイッチの第2の電極と電気的に接続し、第2の電極は前記容量線と接続し、
    前記充電スイッチの第2の電極は前記充電端子と接続し、
    前記放電スイッチの第1の電極は前記発光素子と接続し、
    前記容量線と前記充電端子は互いに異なる電位であることを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項13において、
    階調スイッチと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
    前記階調スイッチの制御電極は前記書込スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
    前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
    前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項13において、
    階調スイッチと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、消去スイッチと、消去線とを有し、
    前記階調スイッチの制御電極は前記書込スイッチの第2の電極と前記消去スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
    前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
    前記消去スイッチの第1の電極は前記消去線と電気的に接続し、
    前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項13において、
    階調トランジスタと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
    前記階調トランジスタのゲートは前記書込スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
    前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
    前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項13乃至請求項15のいずれか1項において、
    EL閾値容量と、充電バイアス端子と、EL閾値印加スイッチと、EL閾値印加トランジスタと、EL閾値取込スイッチとを有し、
    前記EL閾値印加トランジスタのゲートは前記EL閾値印加スイッチの第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
    前記EL閾値印加スイッチの第2の電極は前記EL閾値容量の第1の電極と前記EL閾値取込スイッチの第2の電極と電気的に接続し、
    前記EL閾値取込スイッチの第1の電極は発光素子と電気的に接続し、
    前記EL閾値容量の第2の電極は前記充電バイアス端子と電気的に接続し、
    前記充電バイアス端子は前記EL閾値取込スイッチの電気的な導通の有無に応じて電位を変化されることを特徴とする半導体装置。
  18. 請求項13において、
    階調トランジスタと、書込スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、EL閾値容量と、EL閾値印加スイッチと、EL閾値取込スイッチとを有し、
    前記階調トランジスタのゲートは前記書込スイッチの第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
    前記EL閾値印加スイッチの第2の電極は前記EL閾値容量の第1の電極と前記EL閾値取込スイッチの第2の電極と電気的に接続し、
    前記EL閾値取込スイッチの第1の電極は発光素子と電気的に接続し、
    前記EL閾値容量を第2の電極は前記書込スイッチの第2の電極と前記階調容量の第1の電極と電気的に接続し、
    前記書込スイッチの第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、
    前記階調容量は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  19. 請求項17において、
    トランジスタ閾値容量と、トランジスタ閾値第1取込スイッチと、トランジスタ閾値第2取込スイッチと、トランジスタ閾値第3取込スイッチと、トランジスタ閾値第4取込スイッチと、トランジスタ閾値容量線とを有し、
    前記トランジスタ閾値容量は前記EL閾値印加トランジスタのゲートと前記EL閾値印加スイッチの第1の電極との間に設けられ、
    前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第1の電極は前記トランジスタ閾値容量の前記EL閾値印加トランジスタのゲートが接続されている側と反対側と電気的に接続し、
    前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第2の電極は前記EL閾値印加トランジスタの第1の電極と前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第1の電極と電気的に接続し、
    前記トランジスタ閾値第3取込スイッチは前記EL閾値印加トランジスタの第2の電極とゲートの間に電気的に接続し、
    前記トランジスタ閾値第4取込スイッチは、前記EL閾値トランジスタの第2の電極と前記充電端子との間に設けられ、
    前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第2の電極はトランジスタ閾値容量線と接続し、
    前記トランジスタ閾値容量線は固定電位であることを特徴とする半導体装置。
  20. 請求項16または請求項18において、
    トランジスタ閾値容量と、トランジスタ閾値第1取込スイッチと、トランジスタ閾値第2取込スイッチと、トランジスタ閾値第3取込スイッチと、トランジスタ閾値第4取込スイッチと、トランジスタ閾値容量線とを有し、
    前記トランジスタ閾値容量は前記階調トランジスタのゲートと前記EL閾値印加スイッチの第1の電極との間に設けられ、
    前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第1の電極は前記トランジスタ閾値容量の前記階調トランジスタのゲートが接続されている側と反対側と電気的に接続し、
    前記トランジスタ閾値第1取込スイッチの第2の電極は前記階調トランジスタの第1の電極と前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第1の電極と電気的に接続し、
    前記トランジスタ閾値第3取込スイッチは前記階調トランジスタの第2の電極とゲートの間に電気的に接続し、
    前記トランジスタ閾値第4取込スイッチは、前記EL閾値トランジスタの第2の電極と前記充電端子との間に設けられ、
    前記トランジスタ閾値第2取込スイッチの第2の電極はトランジスタ閾値容量線と接続し、
    前記トランジスタ閾値容量線は固定電位であることを特徴とする半導体装置。
  21. 請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、請求項8、請求項10、または請求項11のいずれか1項において、
    容量線と、充電端子とを有し、
    充電状態において前記容量素子の第1の電極は前記充電端子と接続し、第2の電極は前記容量線と接続し、
    放電状態において前記容量素子の第1の電極は前記発光素子と接続し、第2の電極は前記容量線と接続し、
    前記容量線と前記充電端子は互いに異なる電位であることを特徴とする半導体装置。
  22. 請求項21において、
    階調スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
    階調書込状態において前記階調スイッチの制御電極は前記階調容量の第1の電極と前記信号線と電気的に接続し、
    第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
    前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  23. 請求項21において、
    階調スイッチと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、消去線とを有し、
    階調書込状態において前記階調スイッチの制御電極は前記階調容量の第1の電極と前記信号線と電気的に接続し、
    第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
    前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続し、
    階調消去状態において前記階調スイッチの制御電極は前記階調容量の第1の電極と前記消去線と電気的に接続し、
    第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子、前記容量素子と前記容量線又は前記容量素子と前記発光素子との間に設けられ、
    前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  24. 請求項21において、
    階調トランジスタと、信号線と、階調容量と、階調容量線とを有し、
    階調書込状態において前記階調トランジスタのゲートは前記階調容量の第1の電極と前記信号線と電気的に接続し、
    第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
    前記階調容量の第2の電極は前記階調容量線と電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  25. 請求項21乃至請求項23のいずれか1項において、
    EL閾値容量と、充電バイアス端子と、EL閾値印加トランジスタとを有し、
    前記充電状態において前記EL閾値印加トランジスタのゲートは前記EL閾値容量の第1の電極と電気的に接続し、第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、前記EL閾値容量の第2の電極は第1の電位に保たれ、
    前記放電状態において前記EL閾値容量の第1の電極は前記発光素子と電気的に接続し、第2の電極は第2の電位に保たれていることを特徴とする半導体装置。
  26. 請求項21において、
    階調トランジスタと、信号線と、階調容量と、階調容量線と、EL閾値容量とを有し、
    階調書込状態において前記階調容量の第1の電極は前記信号線と電気的に接続し、第2の電極は階調容量線と電気的に接続し、前記階調容量線は第1の電位に保たれ、
    前記充電状態において前記階調トランジスタのゲートと階調容量線の間には前記階調容量とEL閾値容量とが設けられ、前記階調容量線は第1の電位に保たれ、前記階調トランジスタの第1の電極と第2の電極は前記容量素子と前記充電端子との間に設けられ、
    前記放電状態において前記EL閾値容量の第1の電極が前記発光素子と接続し、第2の電極は第1又は第2の電位に保たれていることを特徴とする半導体装置。
  27. 請求項25において、
    トランジスタ閾値容量を有し、
    前記充電状態において前記充電バイアス端子と前記EL閾値印加トランジスタのゲートの間に前記EL閾値容量と前記トランジスタ閾値容量が設けられ、
    TFT閾値取得状態において前記EL閾値印加トランジスタのゲートと第1の電極とが第3の電位に保たれ、第2の電極が第4の電位に保たれ、前記トランジスタ閾値容量に前記第3の電位と前記第4の電位の電位差が充電されることを特徴とする半導体装置。
  28. 請求項24において、
    トランジスタ閾値容量を有し、
    前記充電状態において前記充電バイアス端子と前記階調トランジスタのゲートの間に前記階調容量と前記トランジスタ閾値容量が設けられ、
    TFT閾値取得状態において前記階調トランジスタのゲートと第1の電極とが第1の電位に保たれ、第2の電極が第2の電位に保たれ、前記トランジスタ閾値容量に前記第1の電位と前記第2の電位の電位差が充電されることを特徴とする半導体装置。
  29. 請求項26において、
    トランジスタ閾値容量を有し、
    前記充電状態において前記充電バイアス端子と前記階調トランジスタのゲートの間に前記階調容量と前記EL閾値容量と前記トランジスタ閾値容量とが設けられ、
    TFT閾値取得状態において前記階調トランジスタのゲートと第1の電極とが第3の電位に保たれ、第2の電極が第4の電位に保たれ、前記トランジスタ閾値容量に前記第3の電位と前記第4の電位の電位差が充電されることを特徴とする半導体装置。
  30. 発光素子を駆動する画素を有し、
    前記画素は、容量素子と、第1及び第2のスイッチ素子と、容量線と、電荷供給線とを有し、
    前記第1のスイッチ素子の第1の電極は電荷供給線と接続し、第2の電極は前記容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
    前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  31. 発光素子を駆動する画素を有し、
    前記画素は、第1及び第2の容量素子と、第1乃至第4のスイッチ素子と、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
    前記第1のスイッチ素子の第1の電極は電荷供給線と接続し、第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記第1の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
    前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第1の電極に接続し、
    前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記発光素子に接続し、制御電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第2の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
    前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続されていることを特徴とする半導体装置。
  32. 発光素子を駆動する画素を有し、
    前記画素は、第1及び第2の容量素子と、第1乃至第3のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
    前記TFTの第2の電極は前記電荷供給線と接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と接続し、ゲートは前記第3のスイッチ素子の第2の電極と前記第2の容量素子の第1の電極とに接続し、
    前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子と接続し、
    前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
    前記第1及び第2の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続されていることを特徴とする半導体装置。
  33. 発光素子を駆動する画素を有し、
    前記画素は、第1乃至第3の容量素子と、第1乃至第6のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線と、充電電圧線を有し、
    前記TFTの第2の電極は電荷供給線と接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と接続し、ゲートは前記第5のスイッチ素子の第1の電極と接続し、
    前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第3のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子と接続し、制御電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第6のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第6のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
    前記第1及び第3の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
    前記前記第2の容量素子の第2の電極は前記充電電圧線と接続されていることを特徴とする半導体装置。
  34. 発光素子を駆動する画素を有し、
    前記画素は、第1乃至第3の容量素子と、第1乃至第5のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
    前記TFTの第2の電極は前記電荷供給線と接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と接続し、ゲートは前記第4のスイッチ素子の第1の電極と接続し、
    前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第2の電極と前記発光素子とに接続し、
    前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第2の容量素子の第2の電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第5のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
    前記第1及び第3の容量素子の第2の電極は前記容量線と接続されていることを特徴とする半導体装置。
  35. 発光素子を駆動する画素を有し、
    前記画素は、第1乃至第4の容量素子と、第1乃至第9のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線と、充電電圧線とを有し、
    前記TFTの第2の電極は電荷供給線と前記第8のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と、前記第7のスイッチ素子の第2の電極と、前記第9のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、ゲートは前記第8のスイッチ素子の第2の電極と前記第4の容量素子の第1の電極とに接続し、
    前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第3のスイッチ素子の第2の電極は前記発光素子と接続し、制御電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第6のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第5のスイッチ素子の第1の電極は前記第7のスイッチ素子の第1の電極と前記第4の容量素子の第2の電極とに接続し、
    前記第6のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
    前記第1及び第3の容量素子の第2の電極と前記第9のスイッチ素子の第2の電極は前記容量線と接続し、
    前記第2の容量素子の第2の電極は前記充電電圧線と接続されていることを特徴とする半導体装置。
  36. 発光素子を駆動する画素を有し、
    前記画素は、第1乃至第4の容量素子と、第1乃至第8のスイッチ素子と、TFTと、容量線と、電荷供給線と、信号線とを有し、
    前記TFTの第2の電極は前記電荷供給線と前記第7のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、第1の電極は前記第1のスイッチ素子の第1の電極と、前記第6のスイッチ素子の第2の電極と、前記第8のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、ゲートは前記第4の容量素子の第1の電極と前記第7のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第1のスイッチ素子の第2の電極は前記第1の容量素子の第1の電極と前記第2のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記第2のスイッチ素子の第2の電極は前記第3のスイッチ素子の第2の電極と前記発光素子とに接続し、
    前記第3のスイッチ素子の第1の電極は前記第2の容量素子の第1の電極と前記第4のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第4のスイッチ素子の第1の電極は前記第4の容量素子の第2の電極と前記第6のスイッチ素子の第1の電極とに接続し、
    前記第2の容量素子の第2の電極は前記第3の容量素子の第1の電極と前記第5のスイッチ素子の第2の電極とに接続し、
    前記第5のスイッチ素子の第1の電極は前記信号線と接続し、
    前記第1及び第3の容量素子の第2の電極と前記第8のスイッチ素子の第2の電極は前記容量線と接続されていることを特徴とする半導体装置。
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