JP2004212544A - 音声分析結果送信装置、動物用端末装置、音声分析結果表示装置及びプログラム - Google Patents

音声分析結果送信装置、動物用端末装置、音声分析結果表示装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人間と動物とが離れた場所に居る場合でも、人間が動物の感情を知り適切な飼育を実行できるようにする。
【解決手段】飼育端末100は犬2の音声を飼育状態データD1として管理サーバ200に送信する。管理サーバ200は、犬2の音声データに含まれる感情を判別し、対応する人語を音声分析結果データD2としてユーザ端末300に送信する。ユーザ端末300は音声分析結果データD2の人語を出力する。ユーザ端末300は、飼育指示データD3を管理サーバ200に送信する。管理サーバ200は、飼育指示データD3に対応する動物語を検索し、飼育指示とともに飼育処理命令データD4として飼育端末100へ送信する。飼育端末100は、飼育処理命令データD4に含まれる飼育指示に従って給餌などの飼育処理を行い、動物語を音出力する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動物の音声を音声分析し、音声分析の結果を外部装置に送信するための装置などに適用して有用な音声分析結果送信装置、動物用端末装置、音声分析結果表示装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
犬やネコなど動物等をペットとして飼っている者にとっては、ペットは家族の一員である。動物の感情や意思を理解し、いつでも動物の望むように世話をしてあげたいという願望がある。
【0004】
こうした願望を実現するには、動物の感情なり要求を的確に理解する必要があるが、近年、音声分析技術の技術進歩(特に声紋分析の技術進歩)に伴って、動物の鳴声に含まれる感情や意思に相当するもの(以下、単に「感情」と言う)を判別することが可能になった。具体的には、例えば、ペットや家畜等の動物が発生する音声を音声分析してその特徴を抽出したパターン(例えば、ソノグラフ)を求める。そして、予め用意された動物行動学的に分析された基準の音声パターンと比較することによって、動物の感情を判別する。
【0005】
こうした音声分析技術をもとにして、例えば、動物の鳴声の音声と動物の動作(しぐさ)の映像とを入力し、予め動物行動学的に分析された音声及び動作のデータと比較することにより動物の感情を判別して、人間が理解できる文字や画像として表示させる装置が提案されている(例えば、特許文献1参照;全請求項に対応)。このような装置によれば、飼主はある程度動物の感情を知ることが可能となり、動物からの要求がある場合にはそれを理解し、より適切な飼育を行うことができるようになる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−3479号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の装置は単体であるために、動物と人間と装置とが近接していないとその目的を達することができない。その為、人間が出掛けて留守にしている場合は、相変わらず動物の様子も分からないし飼育もできないという状況に変わりはなく不便であった。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものである。その目的とするところは、人間と動物とが離れた場所にいる場合においても、人間が動物の感情を知り適切な飼育を実行できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、動物の音声を入力する動物音声入力手段(例えば、図1のマイク部102、犬用移動マイク部4、図3の音声入力部110、移動型音声入力部116、図23のマイク12)を有する動物用端末装置(例えば、図1の飼育端末100)から送られてきた音声に対応する分析結果を人間用端末装置(例えば、図2のユーザ端末300)へ送信する音声分析結果送信装置(例えば、図1管理サーバ200、図23のホームサーバ500)であって、
前記動物用端末装置から前記動物音声入力手段によって入力された音声を受信する動物音声受信手段(例えば、図4の通信部270、図17のステップS210)と、この動物音声受信手段によって受信された音声を分析する分析手段(例えば、図4のCPU220、図17のステップS212)と、この分析手段により分析された分析結果を前記人間用端末装置に送信する分析結果送信手段(例えば、図4の通信部270、図17のステップS214〜S216)と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項14に記載の発明のプログラムは、コンピュータに、動物の音声を入力する動物音声入力手段を有する動物用端末装置から送られてきた音声を受信する動物音声受信機能(例えば、図17のステップS210)と、この動物音声受信機能によって受信された音声を分析する分析機能(例えば、図17のステップS212)と、この分析手段によって分析された分析結果を、人間用端末装置に送信する飼育指示送信機能(例えば、図17のステップS214〜S216)とを実現させる。
【0011】
請求項1又は14に記載の発明によれば、音声分析結果送信装置は、動物用端末装置から動物の音声を受信し、受信した音声の分析結果を人間用端末装置に送信することができる。従って、動物と人間(飼主)が離れた場所にいても、人間は動物の音声の音声分析結果を知ることができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、動物の音声を入力する動物音声入力手段と所定の動物飼育用機器の駆動制御を行う飼育処理手段とを有する動物用端末装置、及び、飼育指示を入力するための指示入力手段を有する人間用端末装置それぞれとの間で通信を行う音声分析結果送信装置であって、
前記動物用端末装置から前記動物音声入力手段によって入力された音声を受信する動物音声受信手段(例えば、図4の通信部270、図17のステップS210)と、この動物音声受信手段によって受信された音声を分析する分析手段(例えば、図4のCPU220、図17のステップS212)と、この分析手段により分析された分析結果を前記人間用端末装置に送信する分析結果送信手段(例えば、図4の通信部270、図17のステップS214〜S216)と、この分析結果送信手段により前記分析結果が送信された後に、前記人間用端末装置から前記指示入力手段によって入力された飼育指示を受信する飼育指示受信手段(例えば、図4の通信部270、図19のステップS238)と、この飼育指示受信手段によって受信された飼育指示に基づいて、前記飼育処理手段に対する処理命令を前記動物用端末装置に送信する処理命令送信手段(例えば、図4の通信部270、図16(d)の飼育処理命令データD4、図19のステップS246)とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、請求項15に記載の発明のプログラムは、コンピュータに、動物の音声を入力する動物音声入力手段と所定の動物飼育用機器の駆動制御を行う飼育処理手段とを有する動物用端末装置から前記動物音声入力手段によって入力された音声を受信する動物音声受信機能(例えば、図4の通信部270、図17のステップS210)と、この動物音声受信機能によって受信された音声を分析する分析機能(例えば、図4のCPU220、図17のステップS212)と、この分析手段により分析された分析結果を飼育指示を入力するための指示入力手段を有する人間用端末装置に送信する分析結果送信機能(例えば、図4の通信部270、図17のステップS214〜S216)と、この分析結果送信手段により前記分析結果が送信された後に、前記人間用端末装置から前記指示入力手段によって入力された飼育指示を受信する飼育指示受信機能(例えば、図4の通信部270、図19のステップS238)と、この飼育指示受信機能によって受信された飼育指示に基づいて、前記飼育処理手段に対する処理命令を前記動物用端末装置に送信する処理命令送信機能(例えば、図4の通信部270、図16(d)の飼育処理命令データD4、図19のステップS246)とを実現させる。
【0014】
請求項2又は15に記載の発明によれば、音声分析結果送信装置は、動物用端末装置から動物の音声を受信し、受信した音声の分析結果を人間用端末装置に送信することができる。従って、人間は動物と離れた場所にいても動物の音声の分析結果を知ることができる。
【0015】
また、音声分析結果送信装置は、人間端末装置から飼育指示を受信し、受信した飼育指示に対する処理命令を動物用端末装置に送信することもできる。この処理命令を受信した動物用端末装置は、動物飼育用機器の駆動制御を行う飼育処理を実行することができる。従って、人間は動物と離れた場所に居ても動物の音声の分析結果を知り、動物の状態に適切な飼育を動物に施すことができる。尚、ここで言う「飼育」とは、動物を育成するために必要とされる行為であって、例えば、給餌、水やり、投薬、空調、環境光や環境音の調節、声かけである。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の音声分析結果送信装置であって、前記動物用端末装置は、動物語で音出力する動物語音出力手段(例えば、図1のスピーカ部104、図3の音出力部150)を有し、前記処理命令送信手段は、予め記憶された動物語の中から前記飼育指示受信手段によって受信された飼育指示に対応する動物語(例えば、図14の合成音データ249d、高周波音データ249e)を選択して、前記動物用端末装置に送信する動物語送信手段(例えば、図4のCPU230、通信部270、図19のステップS244〜S246)を有することを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、人間用端末装置から受信した飼育指示に対応する動物語を、動物用端末装置に送信できる。動物語を受信した動物用端末装置は、この動物語を音出力することができる。「動物語」とは、同種や同群の動物が意思疎通や感情伝達に用いる音のパターンであって、動物はこの音のパターンを聞くことによって相手が自分に向けた感情などを理解できる。従って、動物に動物語を聞かせ、人間から動物へのメッセージを伝えることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置であって、前記分析手段は、前記受信された音声のパターンと予め記憶された基準音声パターンとを比較することによって、当該音声に含まれる感情を判別して音声を分析する感情判別手段(例えば、図4のCPU220、図20の動物音声分析処理)であることを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、動物用端末装置から受信した動物の音声に含まれる感情を判別することができる。従って、人間は動物の感情を理解することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置であって、前記分析結果手段の分析結果は人間語で表した情報(例えば、図13のテキストデータ247c、画像データ247d)であることを特徴とする。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、音声分析結果送信装置は、動物の音声の音声分析結果を、人間が意味内容を理解できるテキストや画像などの人間語によって送信することができる。従って、音声分析結果をより分かり易く人間に伝えることができる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置であって、前記分析結果送信手段は、前記動物音声受信手段によって受信された音声又は前記分析手段の分析結果が所定の送信判定条件を満たすか否かを判定する判定手段(例えば、図24のCPU220、図25のステップS106)と、この判定手段によって条件を満たすと判定された場合に前記人間用端末装置へ前記分析結果を送信する条件付送信手段とを備えていることを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、音声分析結果送信装置は、動物の音声の音声分析結果が所定の条件を満たす場合にのみ、音声分析結果を送信する。従って、動物の音声が入力される都度、ひっきりなしに人間用端末装置に音声分析結果が送信されるといった事態を回避することができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置であって、計時手段(例えば、図24の計時部114)を更に備え、前記分析結果送信手段は、この計時手段によって計時された時刻情報を送信する時刻情報送信手段(例えば、図24の通信部270、音声分析結果データD2、図25のステップS216)を有することを特徴とする。
【0025】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、音声分析結果送信装置は、音声分析結果とともに時刻情報を送信することができる。従って、音声分析結果が何時のものかを、人間に知らせることが可能になる。
【0026】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置であって、前記動物用端末装置は、動物を撮影する撮影手段(例えば、図1のカメラ部106、図3の撮像部112)を有し、前記動物音声受信手段は、前記動物用端末装置から前記撮影手段によって撮影された画像を受信する画像受信手段(例えば、図4の通信部270、図16(a)の実況画像データ133、図17のステップS210)を有し、前記分析結果送信手段は、前記画像受信手段によって受信さえた画像を前記人間用端末装置に送信する画像送信手段(例えば、図4の通信部270、図16(b)の実況画像データ133、図17のステップS216)を有することを特徴とする。
【0027】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、音声分析結果送信装置は、動物用端末装置で撮影された画像を人間用端末装置に送信することができる。
【0028】
請求項9に記載の発明は、所定の動物飼育機器(例えば、図1の自動補充装置103)の駆動制御を行い、所定の通信回線を介してサーバと接続された動物用端末装置(例えば、図1の飼育端末100)であって、動物の音声を入力する動物音声入力手段(例えば、図1のマイク部102、犬用移動マイク部4、マイク部402、図3の音声入力部110、移動型音声入力部116)と、この動物音声入力手段によって入力された音声を前記サーバに送信する動物音声送信手段(例えば、図1の遠距離通信部109、図3の通信部170、図16(a)の動物音声データ132、図17のステップS108)と、この動物音声送信手段が送信した音声に応答する処理命令を前記サーバから受信する処理命令受信手段(例えば、図1の遠距離通信部109、図3の通信部170、図16(d)の飼育処理命令データD4、図19のステップS148)と、この処理命令受信手段によって受信された処理命令に基づいて前記動物飼育機器の駆動制御を行う飼育処理手段(例えば、図3のCPU120、図19のステップS150)と、を備えることを特徴とする。
【0029】
また、請求項16に記載の発明のプログラムは、所定の動物飼育機器の駆動制御を行い、所定の通信回線を介してサーバと接続された動物用端末装置のコンピュータに、
動物の音声を入力する動物音声入力機能(例えば、図1のマイク部102、犬用移動マイク部4、マイク部402、図3の音声入力部110、移動型音声入力部116)と、この動物音声入力機能によって入力された音声を前記サーバに送信する動物音声送信機能(例えば、図1の遠距離通信部109、図3の通信部170、図16(a)の動物音声データ132、図17のステップS108)と、この動物音声送信機能が送信した音声に応答する処理命令を前記サーバから受信する処理命令受信機能(例えば、図1の遠距離通信部109、図3の通信部170、図16(d)の飼育処理命令データD4、図19のステップS148)と、この処理命令受信機能によって受信された処理命令に基づいて前記動物飼育機器の駆動制御を行う飼育処理機能(例えば、図3のCPU120、図19のステップS150)と、を実現させる。
【0030】
請求項9又は16に記載の発明によれば、動物用端末装置は、動物の音声をサーバに送信し、この送信した動物の音声に対応する処理命令を受信して飼育処理を実行することができる。従って、その場に人間が居なくとも、動物の状態に適切な飼育を動物に施すことができる。
【0031】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の動物用端末装置であって、前記処理命令受信手段によって受信された処理命令に対応する人間語の言葉を、予め記憶された人間語の言葉の中から選択する選択手段(例えば、図3のCPU120、図8の人語登録データ137、登録音声データ137b、図19のステップS152)と、この選択手段によって選択された言葉を人間語で音出力する人間語音出力手段(例えば、図1のスピーカ部104、図3の音出力部150、図19のステップS152)と、を更に備えることを特徴とする。
【0032】
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、飼育の処理命令に対応する人間の音声を動物に聞かせることができる。
【0033】
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の動物用端末装置であって、前記動物音声入力手段(例えば、図1の犬用移動マイク部4、マイク部402)は、動物への装着部(例えば、図1の犬用移動マイク部4、ベルト部406)に備えられたことを特徴とする。
【0034】
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、動物用端末装置は常に動物の近い場所に存在し、漏れなく動物の音声を入力することができる。
【0035】
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11の何れか一項に記載の動物用端末装置であって、動物を撮影する撮影手段(例えば、図1のカメラ部106、図3の撮像部112、図17のステップS104)を更に備え、前記動物音声送信手段は、前記撮影手段によって撮影された画像を前記サーバに送信する画像送信手段(例えば、図1の遠距離通信部109、図3のCPU120、通信部170、図16(a)の実況画像データ133、図17のステップS108)を有する、ことを特徴とする。
【0036】
請求項12に記載の発明によれば、請求項9〜11の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、動物用端末装置は、動物の画像を送信することができる。
【0037】
請求項13に記載の発明は、所定の動物飼育機器の駆動制御を行う動物用端末装置と通信するサーバとの間で、所定の通信回線を介した通信を行う音声分析結果表示装置(例えば、図1のユーザ端末300)であって、
前記動物用端末装置から送信された動物の音声を前記サーバが分析した分析結果を、前記サーバから受信する分析結果受信手段(例えば、図1の遠距離通信部309、図5の通信部370、図16(b)の音声分析結果データD2、図17のステップS318)と、この分析結果受信手段によって受信された分析結果を人語で表示出力する表示手段(例えば、図1のモニタ部302、図5の表示部350、図18のステップS322)と、この表示手段によって表示出力された分析結果への応答として、予め記憶されている飼育指示の中から何れかを選択する指示選択手段(例えば、図1のモニタ部302、キー入力部304と、図22の選択欄5e、図18のステップS326〜S332)と、この指示選択手段によって選択された飼育指示を前記サーバへ送信する飼育指示送信手段(例えば、図5の通信部370、図16(c)の飼育指示データD3、図19のS336)と、を備える。
【0038】
また、請求項17に記載の発明のプログラムは、所定の動物飼育機器の駆動制御を行う動物用端末装置と通信するサーバとの間で、所定の通信回線を介した通信を行う音声分析結果表示装置のコンピュータに、前記動物用端末装置から送信された動物の音声を前記サーバが分析した分析結果を、前記サーバから受信する分析結果受信機能(例えば、図1の遠距離通信部309、図5の通信部370、図16(b)の音声分析結果データD2、図17のステップS318)と、この分析結果受信機能によって受信された分析結果を人語で表示出力する表示機能(例えば、図1のモニタ部302、図5の表示部350、図18のステップS322)と、この表示機能によって表示出力された分析結果への応答として、予め記憶されている飼育指示の中から何れかを選択する指示選択機能(例えば、図1のモニタ部302、キー入力部304と、図22の選択欄5e、図18のステップS326〜S332)と、この指示選択機能によって選択された飼育指示を前記サーバへ送信する飼育指示送信機能(例えば、図5の通信部370、図16(c)の飼育指示データD3、図19のS336)と、を実現させる。
【0039】
請求項13又は17に記載の発明によれば、音声結果表示装置は、動物の音声の音声分析結果を人語で表示し、飼育指示を選択してサーバに送信することができる。従って、人間は動物から離れた場所に居ても、動物の状態を把握し、動物用端末装置に向けて適当な飼育指示を与えることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、図1〜図22を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について詳細に説明する。
【0041】
[構成の説明]
図1は、本実施の形態における構成の一例を示す図である。同図に示すように、第1の実施の形態は、飼育端末100と、管理サーバ200と、ユーザ端末300とを備える。尚、本実施の形態では、飼育する動物を犬2としているがこれに限定されるものではなく、ネコやオウム、イルカなど他の動物であっても良いのは勿論である。
【0042】
飼育端末100は、ユーザ宅1など犬2を主に飼育する場所に設置され、エサや水などを自動的に補充することができる自動補充装置103を備えた装置である。本実施の形態における飼育端末100は、犬2の音声を入力するマイク部102及び犬用移動マイク部4と、犬2に種々の音を聞かせるためのスピーカ部104と、犬2の様子を撮影するカメラ部106と、比較的近距離(この場合、ユーザ宅1内)に存在する他の外部装置との通信を実現する近距離通信部108と、通信回線9を介してユーザ宅1の外部にある装置との間で通信を実現するための遠距離通信部109とを備える。
【0043】
尚、通信回線9とは、データ送受が可能な通信路を意味する。即ち、通信回線9とは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また通信方法については有線/無線を問わない意味である。
【0044】
近距離通信部108は、例えば、Bluetooth(登録商標)、IrDAなどの近距離無線通信技術に対応する装置によって実現される。本実施の形態では、この近距離通信部108によって、ユーザ宅1に設置されたエアコン3と犬2が装着する犬用移動マイク部4との間でデータ送受を実現する。
【0045】
エアコン3は、近距離無線通信技術を用いた近距離通信部32を備えており、飼育端末100によって遠隔操作可能となっている。
【0046】
犬用移動マイク部4は、マイク部402と、近距離無線通信技術を用いた近距離通信部404と、犬2に装着させるためのベルト部406と、電池等の電源部(図示略)を備えている。犬用移動マイク部4は、マイク部402で検出(入力)した犬2の鳴声等の音声を、近距離通信部404で飼育端末100に送信することができる。
【0047】
遠距離通信部109は、例えば、携帯電話網やPHS網、一般電話回線網、ISDN網、LAN等の通信回線9に接続するための装置等によって実現される。本実施の形態では、遠距離通信部109で携帯電話網の基地局902に接続して管理サーバ200とのデータの送受を実現する。
【0048】
管理サーバ200は、例えばサービスを提供する企業等に設置されるサーバである。例えば、サーバ装置、パーソナルコンピュータなどによって実現される。本実施の形態では、管理サーバ200は、通信回線9を介して飼育端末100及びユーザ端末300との間でデータ通信を実現するとともに、飼育端末100やユーザ端末300から受信した音声データを音声分析処理する機能を備えている。
【0049】
ユーザ端末300は、ユーザ6が所持する通信端末装置であって、例えば多機能携帯電話機やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、携帯型ノートパソコン、携帯型ゲーム装置、腕時計型情報端末装置などによって実現される。ユーザ端末300は、本実施の形態では多機能携帯電話機であって、インターネットに接続して電子メールの送受及び閲覧をする機能と電子メールに添付されている画像や動画を表示する機能とを有している。
【0050】
ユーザ端末300は、テキストや画像等を表示出力するモニタ部302と、種々の操作を入力するキー入力部304と、音声を入力するマイク部306と、音声を出力するスピーカ部308と、通信回線9に接続するための遠距離通信部309とを有する。
【0051】
ユーザ端末300は、通信回線9を介して予め登録されている管理サーバ200とデータ通信を実現することができる。そして、管理サーバ200から受信した内容をモニタ部302に表示する。ユーザ6は、モニタ部302に表示された内容を確認してキー入力部304より種々の指示を入力することができる。例えば、方向キー304aで表示された内容の順次選択やスクロール、選択キー304bで選択、ファンクションキー304cで入力のキャンセル操作などが入力できる。操作入力とキーの対応は適宜設定される。
【0052】
図2は、本実施の形態における動物飼育の概念を説明するための図である。同図に示すように、先ず、犬2の鳴声が入力されると(a)、飼育端末100は鳴声の音声データを含む飼育状態データD1を作成し、通信回線9を介して管理サーバ200に送信する(b)。
【0053】
管理サーバ200は、飼育状態データD1を受信し、飼育状態データD1に含まれる犬2の音声データを音声分析して当該音声データに含まれる感情を判別する(c)。そして、管理サーバ200は、この音声分析結果に対応する人語(人間が意味内容を理解できるテキストや画像、音声)を含む音声分析結果データD2を作成して、通信回線9を介してユーザ端末300に送信する(d)。
【0054】
ユーザ端末300は、音声分析結果データD2を受信し、音声分析結果データD2に含まれる人語を出力する(e)。ユーザ6はこの人語による出力によって、ユーザ宅1に残してきた犬2の感情を知る。そして、その応答として、飼育端末100への飼育指示や犬2への語りかけ(声掛け)を入力する(f)。ユーザ端末300は、飼育指示やユーザの音声データを含む飼育指示データD3を作成して、通信回線9を介して管理サーバ200に送信する(g)。
【0055】
管理サーバ200は、飼育指示データD3を受信し、飼育指示データD3に含まれる飼育指示に対応する動物語(犬2が意味を理解できる音のパターン)を検索する(h)。そして、飼育指示と検索した動物語とを含む飼育処理命令データD4を作成して、通信回線9を介して飼育端末100へ送信する(i)。
【0056】
飼育端末100は、飼育処理命令データD4を受信し、飼育処理命令データD4に含まれる飼育指示に従って、例えば、エサや水の補給といった給餌、エアコン3の遠隔操作などを行う(j)。また、受信した飼育処理命令データD4に含まれる動物語を出力する(k)。従って、ユーザ6はユーザ宅1から離れたところから犬2の感情を理解し、適切な飼育を実行することができる。
【0057】
本実施の形態においては、飼育端末100と管理サーバ200、管理サーバ200とユーザ端末300のデータ送受は、目的とするデータを添付した電子メールにの送受によって行うものとする。従って、「データを送信(又は受信)する」との記述には、SMTPサーバやPOPサーバ等の電子メールに係る装置へのデータ送受を経て目的の端末やサーバへデータを送受することを意味する。
尚、飼育端末100と管理サーバ200及びユーザ端末300によるデータの送受は、電子メール形式に限るものではなく、例えば固定のIPアドレス等をそれぞれに設定し、当該アドレスに基づいて直接的にアクセスしてデータを送受する構成であっても良いのは勿論である。
【0058】
[飼育端末の機能ブロックの説明]
次に、本実施の形態における機能構成について具体的に説明する。
図3は、本実施の形態における飼育端末100の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。飼育端末100は、音声入力部110と、撮像部112と、現在の日時を計時する計時部114と、演算処理によって統合的に飼育端末100を制御するCPU120と、CPU120などが一時的にプログラムやデータを記憶することができるRAM130と、CPU120に種々の機能を実現させるためのプログラムやデータなどを記憶するROM140と、音出力部150と、給餌部152と、水補給部154と、情報記憶媒体読取部160と、通信部170と、データバス190とを備える。
【0059】
音声入力部110は、例えばマイクやA/D変換器、ノイズフィルタ等によって実現され犬2の音声を入力する。音声入力部110によって入力された音声は、例えばノイズの軽減やA/D変換が施され、動物音声データ132としてRAM130に記憶される。図1では、マイク部102及びマイク部402がこれに該当する。
【0060】
撮像部112は、例えばCCDカメラなどの撮像装置によって実現され、犬2の様子を撮影する。撮像部112によって撮影された画像は、実況画像データ133としてRAM130に記憶される。図1では、カメラ部106がこれに該当する。
【0061】
計時部114は、例えば水晶振動子やカウンタなどによって実現され、現在の日時を計時する。現在の日時を示す時刻データ134は、RAM130に記憶される。
【0062】
CPU120は、演算処理によって種々の機能を実現して飼育端末100を統合的に制御する。演算処理に供されるプログラム及びデータはRAM130やROM140に記憶されている。
【0063】
RAM130は、プログラムやデータを一時的に記憶できるICメモリであって、例えば、動物音声データ記憶エリア132と、実況画像データ記憶エリア133と、時刻データ記憶エリア134と、送信条件データ記憶エリア135と、設定データ記憶エリア136と、人語登録データ記憶エリア137とを備えている。以下、各データ記憶エリアに記憶されているデータを指す場合には、各データ記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0064】
送信条件データ記憶エリア135に記憶されている送信条件データは、飼育端末100が管理サーバ200に飼育状態データD1を送信するか否かの条件を設定する。
【0065】
図6は、本実施の形態における送信条件データ135の一例を示す図である。同図に示すように、例えば、犬2の鳴声の大きさを条件とする音量基準値135aや、犬2の鳴く頻度を条件とする回数基準値135b、時間経過を条件とする時間基準値135cなどを格納する。送信条件データ135は、飼育端末100を使用する前に、所定の手続き(例えば、CPU120が所定のプログラムを実行することによって実現されるユーティリティ)によってユーザ6が予め設定することができる。
【0066】
設定データ記憶エリア136に記憶されている設定データは、使用条件に係る設定を格納する。図7は、本実施の形態における設定データ136の一例を示す図である。同図に示すように、例えば、管理サーバ200などがユーザ6の識別をするためのユーザID136aや、犬2を識別するための動物ID136b、犬2の名前を示す動物名136cなどを格納する。設定データ136は、飼育端末100を使用する前に、所定の手続きによってユーザ6が予め設定することができる。
【0067】
人語登録データ記憶エリア137に記憶されている人語登録データは、飼育端末100を使用するまえに所定の手続きにしたがってユーザ6が予め登録する情報である。図8は、本実施の形態における人語登録データ137の一例を示す図である。同図に示すように、人語登録データ137は、例えば、飼育の内容を分類する情報である飼育内容コード137aと、飼育内容コード137a毎に対応するユーザ6の声である登録音声データ137bとを対応づけて格納する。
【0068】
この飼育内容コード137aは、ユーザ端末300においてユーザ6によって選択・入力される飼育指示の内容に対応する情報である。例えば、飼育内容コード137aが「004」は、空腹を訴える犬2に対する飼育内容であって、登録音声データ137bは「食事はすこし待ってね」という音声データとする。この音声データを飼育端末100が音出力することによって、犬2に我慢を促して躾をすることができる。その他、給餌の飼育内容コード137aに対応して、「太郎(犬2の名前)!ごはんだよ!!」を対応づけて、給餌とともに音出力することによって、犬2にエサが補給されたことを知らせるといったこともできる。
【0069】
ROM140は、CPU120の演算処理によって種々の機能を実現させるためのプログラム及びデータを記憶する。本実施の形態では特に、▲1▼飼育端末100全体の制御を実現させるための飼育端末制御プログラムを記憶する飼育端末制御プログラムエリア141と、▲2▼管理サーバ200に飼育状態データD1を送受信する機能を実現させるための飼育状態送信プログラムを記憶する飼育状態送信プログラム記憶エリア142と、▲3▼管理サーバ200からの飼育処理命令データD4を受信する機能を実現させるための飼育処理命令受信プログラムを記憶する飼育処理命令受信プログラム記憶エリア143とを備える。以下、各プログラム記憶エリアに記憶されているプログラムを指す場合には、各プログラム記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0070】
より具体的には、飼育状態送信プログラム142を実行することによって、飼育端末100は、飼育状態データD1を含む電子メールを作成し、所定のISP(インターネットサービスプロバイダ)のSMTPサーバにアクセスして管理サーバ200宛ての電子メールを送信する。また、飼育処理命令受信プログラム143を実行することによって、POPサーバにアクセスして管理サーバ200からの飼育処理命令データD4を含む電子メールを受信する。そして、飼育端末制御プログラム141を実行することによって、飼育処理命令データD4に含まれる飼育指示に従って、給餌や水の補給、音声の出力、空調の制御などを実現する。
【0071】
またROM140は、データとして飼育処理対応TBL(テーブル)を記憶する飼育処理対応TBL記憶エリア146と、管理サーバ200へのデータ送信アドレスを示す管理サーバアドレス情報を記憶する管理サーバアドレス情報147とを備える。以下、各データ記憶エリアに記憶されているデータを指す場合には、各データ記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0072】
図9は、本実施の形態における飼育処理対応TBL146の一例を示す図である。飼育処理対応TBL146は、飼育内容の分類を示す情報である飼育内容コード146aと、制御対象を示す制御対象146bと、制御対象146bに所定の処理を実行させるための情報である制御コマンド146cとが対応づけて格納されている。例えば、飼育内容コード146aが「001」に対応する制御コマンド146cをCPU120が実行することによって、給餌部152に所定の1食分のエサを補給させることができる。同様に、飼育内容コード146aが「003」に対応する制御コマンド146cをCPU120が実行することによって、エアコン3の電源を入れて空調を稼動させることができる。
【0073】
管理サーバアドレス情報147は、飼育状態データD1の送信先を示す情報である。本実施の形態では電子メールのアドレス情報とするが、データの送信形態に応じて、例えば固定IPアドレスや電話番号、パスワード、暗号キーを適宜含めても良い。
【0074】
音出力部150は、例えばスピーカ等の音出力装置によって実現され、犬2に音を聞かせる。図1では、スピーカ部104がこれに該当する。
【0075】
給餌部152及び水補給部154は、飼育端末100内に予め挿入された犬2のエサや飲料水を補給することができる。給餌部152及び水補給部154は、複数備えられていても良いし、例えば、薬やおもちゃなどのエサや飲料水以外のものを蓄えていて補給するとしても良いのは勿論である。図1では、自動補充装置103がこれに該当する。
【0076】
情報記憶媒体読取部160は、情報記憶媒体162から情報の読み出しや情報記憶媒体162への情報の書き込みを行う。情報記憶媒体162は、例えば、ハードディスクやMO、DVD−RAM、メモリーカード、CD−ROMなどによって実現され、RAM130やROM140に記憶される情報を記憶させることができる。
【0077】
通信部170は、外部装置との通信を確立してデータ送受信を実現する。例えば、Bluetooth(登録商標)、IrDA、モデム、TA、無線機などによって実現できる。図1では、近距離通信部108と遠距離通信部109とがこれに該当する。本実施の形態では、この通信部170を介してエアコン3の近距離通信部32や犬用移動マイク部4の近距離通信部404とデータ通信を実現する。
【0078】
飼育端末100から管理サーバ200に送られる飼育状態データD1は、現在の犬2の状態を示す各種情報を含む。図16(a)は、本実施の形態における飼育端末100から管理サーバ200へ送信する飼育状態データD1の一例を示す図である。同図に示すように、飼育状態データD1には、例えばユーザID136aと、動物音声データ132と、実況画像データ133と、時刻データ134とが含まれる。
【0079】
[管理サーバの機能ブロックの説明]
図4は、本実施の形態における管理サーバ200の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。管理サーバ200は、演算処理によって統合的に管理サーバ200を制御するCPU220と、CPU220などが一時的にプログラムやデータを記憶することができるRAM230と、CPU220に種々の機能を実現させるためのプログラムやデータなどを記憶するROM240と、情報記憶媒体262から情報の読み出しや情報の書き込みを行う情報記憶媒体読取部260と、通信回線9に接続して外部装置との通信を実現する通信部270と、データバス290とを備える。
【0080】
CPU220は、演算処理によって種々の機能を実現して管理サーバ200を統合的に制御する。演算処理に供されるプログラム及びデータはRAM230やROM240に記憶されている。
【0081】
RAM230は、プログラムやデータを一時的に記憶できるICメモリであって、例えば、飼育端末100からの飼育状態データD1を記憶する飼育状態データ記憶エリア232と、飼育状態データD1に含まれている動物音声データ132を音声分析した結果である音声分析結果を記憶する音声分析結果記憶エリア234と、ユーザ登録データを記憶するユーザ登録データ記憶エリア236とを備えている。以下、各データ記憶エリアに記憶されているデータを指す場合には、各データ記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0082】
図10は、本実施の形態におけるユーザ登録データ236の一例を示す図である。同図に示すように、ユーザ登録データ236は、ユーザID236a毎に、ユーザ6の属性(例えば、国、年齢、性別、使用言語など)を示す情報である人間属性コード236bと、動物ID236cと、動物名236dと、動物の属性(例えば、種類、性別、年齢など)を示す情報である動物属性コード236eと、音声分析結果データD2の送信先を示すユーザ端末アドレス情報236fと、飼育処理命令データD4の送信先を示す飼育端末アドレス情報236gとを対応づけて格納する。
【0083】
ROM240は、▲1▼CPU220に動物の音声を音声分析処理する機能を実現させる動物音声分析プログラムを記憶する動物音声分析プログラム記憶エリア241と、▲2▼飼育端末100から飼育状態データD1を受信し、動物音声データ132の音声分析結果をユーザ端末300に送信する機能を実現させる音声分析結果送信プログラムを記憶する音声分析結果送信プログラム記憶エリア242と、▲3▼ユーザ端末300から飼育指示データD3を受信し、飼育指示データD3の内容に対応する動物語を検索して飼育処理命令データD4を作成し、飼育端末100に送信する機能を実現させる飼育処理命令送信プログラムを記憶する飼育処理命令送信プログラム記憶エリア243と、▲4▼CPU220に人間の音声を音声分析処理する機能を実現させる人間音声分析プログラムを記憶する人間音声分析プログラム記憶エリア244とを備えている。以下、各プログラム記憶エリアに記憶されているプログラムを指す場合には、各プログラム記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0084】
より具体的には、動物音声分析プログラム241を実行することによって、CPU220は、例えば、動物音声データ132の特徴を抽出しやすい所定の音声パターン(例えば、ソノグラフ)に変換し、基準となる音声パターンと比較・マッチングすることによって、動物音声データ132に含まれる感情を判別することができる。判別された感情は、感情識別コード(図11の246b、図12の248b)に分類する。同様に、人間音声分析プログラム244を実行することによって、人間の音声に含まれる感情を判別することができる。
【0085】
また、音声分析結果送信プログラム242を実行することによって、管理サーバ200は、所定のISP(インターネットサービスプロバイダ)のPOPサーバにアクセスして飼育端末100からの飼育状態データD1を含む電子メールを受信し、音声分析結果234を含む音声分析結果データD2を作成し、SMTPサーバにアクセスしてユーザ端末300宛ての音声分析結果データD2を含む電子メールを送信する。また、飼育処理命令送信プログラム243を実行することによって、ユーザ端末300からの飼育指示データD3を含む電子メールを受信し、飼育処理命令データD4含む電子メールを作成してSMTPサーバにアクセスしてユーザ端末300宛ての電子メールを送信する。
【0086】
またROM240は、音声分析処理の際に参照される動物基準音声パターン246及び人間基準音声パターンを記憶する人間基準音声パターン記憶エリア248と、犬2の音声(犬語)の音声分析結果に対応する人語を格納する動物語人語変換TBLを記憶する動物語人語変換TBL記憶エリア247と、飼育指示やユーザ6の声(人語)に対応する犬語を格納する人語動物語変換TBLを記憶する人語動物語変換TBL記憶エリア249とを備えている。以下、各データ記憶エリアに記憶されているデータを指す場合には、各データ記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0087】
図11は、本実施の形態における動物基準音声パターン246のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、動物基準音声パターン246は、適用される動物の種族を示す情報である動物属性コード246a毎に予め用意され、動物の感情を分類する情報である感情識別コード246bと、この感情を伝えるための動物語にあたる音声(鳴声)の基準音声パターン246cとを対応付けて格納する。基準音声パターン246cは、例えばソノグラフのデータである。動物語とは、同属や同グループ内において意思疎通を可能にする音パターンの意である。
【0088】
動物基準音声パターン246は、統計手法によって求められ、動物行動学的に分析された情報である。動物属性コード246aをもとに、対象とする動物に合致する動物基準音声パターン246を検索し、飼育端末100から受信した動物音声データ132をパターン化して、基準音声パターン246cとマッチング判定することによって、この音声に含まれる動物の感情を判別することができる。
【0089】
人間基準音声パターン248は、ユーザ6の音声に含まれる感情を判別するための基準となる情報であり、適用される人間の属性に応じて予め用意される。ここで言う人間の属性とは、例えば、使用言語、性別、年齢をパラメータとする分類である。
【0090】
図12は、本実施の形態における人間基準音声パターン248のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、人間基準音声パターン248は、適用される人間の属性を示す情報である人間属性コード248aと、人間の感情を分類する情報である感情識別コード248bと、それに対応する人間の音声の基準音声パターン248cとを含む。
【0091】
基準音声パターン248cは、統計的に求められ分析された特徴的な音声パターンや感情を表現する単語を発音したときの音声パターンであって、例えばソノグラフのデータ等である。従って、ユーザ6に合致する人間属性コード248aの人間基準音声パターン248を検索して、ユーザ端末300より受信した音声データをパターン化し、基準音声パターン248cとマッチング判定することによって、この音声に含まれるユーザ6の感情を判別することができる。尚、人間基準音声パターン248に含まれるデータは上記に限らず、例えば、言葉の発音の速さ、音声の強弱などの判定値等、判別に要するデータを適宜含み、マッチングの判別に用いても構わない。
【0092】
動物語人語変換TBL247は、動物の感情と人語を対応付けて格納し、人語動物語変換TBL249は、人間の感情と動物語とを対応づけて格納する辞書データに相当する情報である。
【0093】
図13は、本実施の形態における動物語人語変換TBL247の一例を示す図である。同図に示すように、動物語人語変換TBL247は、人間属性コード247a毎に用意され、犬2の鳴声を音声分析して判別した感情識別コード247bと、それに対応する人間が理解可能なテキストデータ247cと、動物の画像を表示させるための画像データ247dとを対応付けて格納する。尚、画像データ247dは、静止画情報でも良いしアニメーションなどを表示させるための動画情報でも良い。
【0094】
図14は、本実施の形態における人語動物語変換TBL249の一例を示す図である。同図に示すように、人語動物語変換TBL249は、対象とする動物の種類を示す動物属性コード249a毎に用意され、ユーザ6の音声を分析して判別した感情識別コード249bと、動物(この場合、犬)の鳴声を人工的に合成した合成音データ249dと、人間の可聴域外の高周波音データ249eとを対応付けて格納する。合成音データ249dは、犬2が意味を理解できる音であって動物語に相当する。高周波音データ249eは、例えば「犬笛」による音に相当し、犬2に指示を与えることができる。
【0095】
情報記憶媒体読取部260は、情報記憶媒体262から情報を読み出し、情報の書き込みを行う。情報記憶媒体262は、例えば、ハードディスクやMO、DVD−RAM、メモリーカード、CD−ROMなどによって実現され、RAM230やROM240に記憶される情報を記憶させることができる。
【0096】
通信部270は、外部装置とのデータ送受信を実現する。例えば、Bluetooth(登録商標)、IrDA、モデム、TA、無線機などによって実現できる。
【0097】
図16(b)は、本実施の形態における音声分析結果データD2の一例を示す図である。同図に示すように、音声分析結果データD2は、例えばユーザID136aと、動物音声データ132と、実況画像データ133と、時刻データ134と、動物名236dと、テキストデータ247cと、画像データ247dとを含む。
【0098】
図16(d)は、本実施の形態における飼育処理命令データD4の一例を示す図である。同図に示すように、飼育処理命令データD4は、例えばユーザID344aと、飼育内容コード344bと、ユーザ音声データ322と、合成音データ249dと、高周波音データ249eとを含む。
【0099】
[ユーザ端末の機能ブロックの説明]
図5は、本実施の形態におけるユーザ端末300の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。ユーザ端末300は、ユーザ6の音声を入力する音声入力部310と、選択等の各種操作を入力する操作入力部312と、演算処理によって統合的にユーザ端末300を制御するCPU320と、CPU320などが一時的にプログラムやデータを記憶することができるRAM330と、CPU320に種々の機能を実現させるためのプログラムやデータなどを記憶するROM340と、テキストや画像を表示出力する表示部350と、音出力する音出力部352と、情報記憶媒体362から情報の読み出しや情報の書き込みを行う情報記憶媒体読取部360と、通信回線9に接続して外部装置との通信を実現する通信部370と、データバス390とを備える。
【0100】
音声入力部310は、例えばマイクやA/D変換器、ノイズフィルタ等によって実現され、ユーザ6の音声を入力する。音声入力部310によって入力された音声は、例えばノイズの軽減やA/D変換が施され、ユーザ音声データ332としてRAM330に記憶される。図1では、マイク部306がこれに該当する。
【0101】
操作入力部312は、例えば、ボタンスイッチや方向キー、ダイヤル、トラックパッド、タッチパネル、レバー、トラックボール、キーボード、ジョイスティックによって実現され、選択などの操作入力をする。図1では、キー入力部304がこれに該当する。
【0102】
CPU320は、演算処理によって種々の機能を実現してユーザ端末300を統合的に制御する。演算処理に供されるプログラム及びデータはRAM330やROM340に記憶されている。
【0103】
RAM330は、プログラムやデータを一時的に記憶できるICメモリであって、例えば、ユーザ6の音声であるユーザ音声データを記憶するユーザ音声データ記憶エリア332と、管理サーバ200からの音声分析結果データD2を記憶する音声分析結果データ記憶エリア334とを備えている。以下、各データ記憶エリアに記憶されているデータを指す場合には、各データ記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0104】
ROM340は、▲1▼管理サーバ200から音声分析結果データD2を受信する機能を実現させる音声分析結果受信プログラムを記憶する音声分析結果受信プログラム記憶エリア341と、▲2▼受信した音声分析結果データD2に含まれるテキストや画像を表示部350に表示させて、応答としての飼育指示を選択・入力させる機能を実現させる飼育指示入力プログラムを記憶する飼育指示入力プログラム記憶エリア342と、▲3▼選択・入力された飼育指示を含む飼育指示データD3を管理サーバ200へ送信する機能を実現させる飼育指示送信プログラムを記憶する飼育指示送信プログラム記憶エリア343とを備えている。以下、各プログラム記憶エリアに記憶されているプログラムを指す場合には、各プログラム記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
【0105】
より具体的には、音声分析結果受信プログラム341を実行することによって、ユーザ端末300は所定のISPのPOPサーバにアクセスして管理サーバ200からの音声分析結果データD2を含む電子メールを受信する。また、飼育指示入力プログラム342を実行することによって、音声分析結果データD2に含まれる犬2の感情の内容を示すテキストや画像を表示させるとともに、応答として予め定められている飼育指示を表示させて、ユーザ6に選択・入力させる。更に、犬2への声掛けのための音声を音声入力部310から取り込ませることができる。取り込んだ音声はユーザ音声データ332としてRAM330に記憶させる。
また、飼育指示送信プログラム343を実行することによって、飼育指示データD3を含む電子メールを作成して所定のISPのSMTPサーバにアクセスして管理サーバ200宛ての電子メールを送信することができる。
【0106】
またROM340は、飼育指示TBL(テーブル)を記憶する飼育指示TBL記憶エリア344を備えている。以下、データ記憶エリアに記憶されているデータを指す場合には、データ記憶エリアに付けた参照符号をつけて説明する。
図15は、本実施の形態における飼育指示TBL344の一例を示す図である。同図に示すように飼育指示TBL344は、ユーザID344aを格納するとともに、飼育端末100に実行させる飼育の内容を示す飼育内容344bと、飼育内容344bを示す情報である飼育内容コード344bとを対応付けて格納する。
【0107】
表示部350は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)、ヘッドマウントディスプレイによって実現され、テキストや図形や画像を表示出力する。図1では、モニタ部302がこれに該当する。
【0108】
情報記憶媒体読取部360は、情報記憶媒体362から情報を読み出し、情報の書き込みを行う。情報記憶媒体362は、例えば、ハードディスクやMO、DVD−RAM、メモリーカード、CD−ROMなどによって実現され、RAM330やROM340に記憶される情報を記憶させ代用することができる。
【0109】
通信部370は、外部装置とのデータ送受信を実現する。例えば、Bluetooth(登録商標)やIrDA、モデム、TA、無線機によって実現できる。図1では、遠距離通信部309がこれに該当する。
【0110】
図16(c)は、本実施の形態における飼育指示データD3の一例を示す図である。同図に示すように、飼育指示データD3は、例えばユーザID344aと、飼育内容コード344bと、ユーザ音声データ332とを含む。
【0111】
[処理の流れの説明]
図17は、本実施の形態における飼育端末100からユーザ端末300までの情報の伝達に係る処理の流れを説明するためのフローチャートである。同図の処理は、飼育端末100ではCPU120が飼育状態送信プログラム142を実行し、管理サーバ200ではCPU220が音声分析結果送信プログラム242を実行し、ユーザ端末300ではCPU320が音声分析結果受信プログラム341を実行することによって実現される。
【0112】
飼育端末100において、マイク部102又は犬用移動マイク部4によって犬2の鳴声が入力されたならば(ステップS102)、飼育端末100は犬2の鳴声を動物音声データ132としてRAM130に記憶する。そして、カメラ部106で犬2の様子を撮影し実況画像データ133としてRAM130に格納する(ステップS104)。
【0113】
ここで、飼育端末100は、送信条件データ135を参照して条件を満たすか否かを判定する。条件を満たす場合(ステップS106;YES)、飼育状態データD1を含む電子メールを作成し、この電子メールを管理サーバアドレス情報147に示された宛先に送信する(ステップS108)。送信条件データ135の条件を満たさない場合は(ステップS106;NO)、飼育状態データD1の送信は行わない。
【0114】
管理サーバ200は、飼育端末100からの飼育状態データD1を含む電子メールを受信する(ステップS210)。次に、飼育状態データD1の動物音声データ132を音声分析処理して、当該音声に含まれる犬2の感情を判別する(ステップS212)。
【0115】
図20は、本実施の形態における音声分析処理の流れを説明するためのフローチャートである。この音声分析処理は、管理サーバ200のCPU220が動物音声分析プログラム241を実行することによって実現させれる。
【0116】
管理サーバ200は音声データ(この場合、動物音声データ132)を分析に適した形式に変換する(ステップS402)。例えば、ソノグラフ形式に変換する。次に、飼育状態データD1に含まれるユーザID136aに対応するユーザ登録データ236から、犬2の動物属性コード236eを参照し(ステップS404)、当該動物属性コード236eに合致する動物基準音声パターン246の基準音声パターン246cと、ステップS402で変換された音声データとを比較しマッチングを行う(ステップS406)。
【0117】
ここで、特徴がマッチングする基準音声パターン246cが有る場合(ステップS408;YES)、管理サーバ200は当該マッチングした基準音声パターン246cに対応する感情識別コード246bを音声分析結果234に含めてRAM230に格納し(ステップS410)、動物音声分析処理を終了して、図17のフローに戻る。
【0118】
図17のフローにおいて、次に管理サーバ200は、飼育状態データD1に含まれるユーザID136aに対応するユーザ登録データ236から、ユーザ6の人間属性コード236bを参照し、当該人間属性コード236bに対応する動物語人語変換TBL247から、判別された感情識別コード246bに対応する人語を検索する。即ち、判別された感情識別コード246bに対応するテキストデータ247cと画像データ247dとを読み出す(ステップS214)。読み出されたテキストデータ247cと画像データ247dは、音声分析結果234に含めてRAM230に格納される。
【0119】
そして、管理サーバ200は、音声分析結果データD2を含む電子メールを作成し、ユーザ登録データ236のユーザ端末アドレス情報236fの宛先に従って音声分析結果データD2をユーザ端末300に送信する(ステップS216)。ユーザ端末300は、管理サーバ200からの音声分析結果データD2を含む電子メールを受信する(ステップS318)。
【0120】
ユーザ端末300が音声分析結果データD2を受信したならば、飼育指示の入力処理を実行する。
【0121】
図18は、本実施の形態における飼育指示入力処理の流れを説明するためのフローチャートである。本処理は、ユーザ端末300のCPU320が、飼育指示入力プログラム342を実行することによって実現される。
【0122】
先ず、ユーザ端末300は、電子メール中にユーザIDが有るか否かを判定する。電子メールにユーザIDが含まれていない場合(ステップS320;NO)、一般の電子メールであると判断し、処理を終了する。
【0123】
電子メールにユーザIDが含まれる場合には(ステップS320;YES)、音声分析結果データD2に含まれるテキストデータ247cと画像データ247dとをモニタ部302に表示する(ステップS322)。また、音声分析結果データD2に含まれる実況画像データ133をモニタ部302に表示し、動物音声データ132をスピーカ部308から音出力する(ステップS324)。ユーザ6は、これらの出力結果を見聞きすることによって、犬2の状態を把握することができる。
【0124】
次に、ユーザ端末300は、飼育指示TBL344の飼育内容344bを選択可能にモニタ部302に表示する(ステップS326)。ユーザ6は、この表示された飼育内容344bの中から、犬2の状態に適当と思われるものをキー入力部304によって選択する(ステップS328)。ユーザ端末300は選択された飼育内容344bに対応する飼育内容コード344bをRAM330に記憶する。
【0125】
ここで、飼育内容344bの「声掛け(音声入力)」が選択された場合(ステップS330;YES)、ユーザ端末300はマイク部306からユーザ6の声を集音し、ユーザ音声データ332としてRAM330に記憶する(ステップS332)。即ち、ユーザ6は犬2に掛ける声を入力することができる。そして、以上で、飼育指示入力処理を終了する。
【0126】
図22は、本実施の形態におけるユーザ端末300の音声分析結果表示画面の一例を示す図である。図22(a)に示すように、音声分析結果表示画面5では、タイトル表示5aで犬2からユーザ6へのメッセージであることを示す。この際、例えば「(太郎)からのメッセージが届きました」のように、音声分析結果データD2に含まれる動物名236d(ペットの名前)を表示に含めることで、ユーザ6により親密感を与える。
【0127】
テキストデータ247cと画像データ247dは、それぞれテキスト表示部5bと画像表示部5cとに表示される。テキスト表示部5bは、例えば画像表示部5cからのフキダシ内に表示されると、より好適である。また、時刻データ134は、時刻表示部5dに表示される。
【0128】
また、実況画像データ133は、所定のキー操作(例えば、ファンクションキー304cや方向キー304aの操作)によって、図22(b)に示すように、画像再生用のウィンドウWに切り換わって表示される。この際、動物音声データ132をスピーカ部308から同時出力すると好適である。
【0129】
音声分析結果表示画面5の下部には、飼育指示の選択欄5eが表示される。一度に全ての選択欄5eを画面内に表示しきれない場合には、方向キーなどによってスクロール可能に表示させる。各選択欄5eには、数字5fが隣接して表示され、キー入力部304のダイヤル番号キー304dで該当する数字5fを入力して選択する。
【0130】
図19は、本実施の形態におけるユーザ端末300から飼育端末100までの情報の伝達に係る処理の流れを説明するためのフローチャートである。同図の処理は、ユーザ端末300ではCPU320が飼育指示送信プログラム343を実行し、管理サーバ200ではCPU220が飼育処理命令送信プログラム243を実行し、飼育端末100ではCPU120が飼育処理命令受信プログラム143を実行することによって実現される。
【0131】
先ず、ユーザ端末300は、飼育指示データD3を含む電子メールを作成し、当該電子メールを管理サーバアドレス情報345の宛先に送信する(ステップS336)。
【0132】
管理サーバ200は、ユーザ端末300からの飼育指示データD3を受信する(ステップS238)。受信した飼育指示データD3にユーザ音声データ332が含まれている場合(ステップS240;YES)、管理サーバ200は、人間音声分析処理を実行する(ステップS242)。
【0133】
図21は、本実施の形態における人間音声分析処理の流れを説明するためのフローチャートである。人間音声分析処理は、CPU220が人間音声分析プログラム244を実行することによって実現される。
【0134】
同図に示すように、管理サーバ200は音声データ(この場合、ユーザ音声データ332)を分析に適した形式に変換する(ステップS502)。例えば、ソノグラフ形式に変換する。次に、飼育指示データD3に含まれるユーザID344aに対応するユーザ登録データ236から人間属性コード236bを参照し(ステップS504)、当該人間属性コード236bに合致する人間基準音声パターン248の基準音声パターン248cと、ステップS502で変換された音声データとを比較しマッチングを行う(ステップS506)。
【0135】
ここで、特徴がマッチングする基準音声パターン248cが有る場合(ステップS506;YES)、管理サーバ200は当該マッチングした基準音声パターン248cに対応する感情識別コード248bを読み出し、RAM230に格納する(ステップS508)。そして、人間音声分析処理を終了する。
【0136】
図19のフローにおいて、次に管理サーバ200は、飼育指示データD3に含まれるユーザID344aに対応するユーザ登録データ236から、動物属性コード236eを参照し、当該動物属性コード236eに対応する人語動物語変換TBL249から、判別された感情識別コード246bに対応する人語を検索する。即ち、判別された感情識別コード248bに対応する合成音データ249dと高周波音データ249eとを読み出す(ステップS244)。読み出された合成音データ249dと高周波音データ249eは、RAM230に格納される。
【0137】
次に、管理サーバ200は、飼育処理命令データD4を含む電子メールを作成し、飼育指示データD3に含まれるユーザID344aに対応するユーザ登録データ236の飼育端末アドレス情報236gに従って、当該電子メールを送信する(ステップS246)。
【0138】
飼育端末100は、飼育処理命令データD4を受信する(ステップS148)。そして、飼育処理対応TBL146から、飼育処理命令データD4に含まれる処理内容コード344cに対応する制御コマンド146cを実行して、ユーザ6の所望した飼育処理を実行する(ステップS150)。例えば、飼育内容コード344bが「003」である場合には、エアコン3がONとなり空調が実施され、飼育内容コード344bが「005」である場合には、飼育処理命令データD4に含まれるユーザ音声データ332をスピーカ部104より出力する。
【0139】
次に、人語登録データ137から処理内容コード344cに対応する登録音声データ137bを読み出して、スピーカ部104より音出力し(ステップS152)、飼育処理命令データD4に含まれる合成音データ249dと高周波音データ249eとをスピーカ部104より音出力する(ステップS154)。
【0140】
以上の一連の処理によれば、犬2が鳴くと、犬2の感情を判別して離れたところに居るユーザ6に電子メールによって知らせることができる。そして、ユーザ6は、この音声分析結果から犬2の状態に適当と思われる飼育内容を選択することによって、飼育端末100でその飼育内容を実行させることができる。従って、ユーザ6は離れた場所に居る犬2の感情を理解し、適切な飼育を施すことができる。
【0141】
尚、犬2が鳴いたことを始まりとして処理を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザ6が任意にユーザ端末300で飼育指示入力処理を実行して、飼育端末100に飼育処理を実行させるとしても良いのは勿論である。
【0142】
〔第2の実施の形態〕
次に、図23〜図25を参照して、第2の実施の形態について説明する。尚、第1の実施の形態と同様の構成要素については同じ符号を付け、その説明は省略する。
【0143】
[構成の説明]
図23は、本実施の形態における構成の一例を示す図である。同図に示すように、第2の実施の形態では、第1の実施の形態における飼育端末100と管理サーバ200との機能が、ホームサーバ500に集約されているところを特徴とする。
【0144】
ホームサーバ500は、例えばサーバ装置やパソコン等によって実現され、遠距離通信部109で通信回線9を介してユーザ端末300とデータ送受可能である。また、近距離通信部108によってユーザ宅1に設置されたエアコン3やカメラ10、マイク12、自動給餌機14、スピーカ16及び犬用移動マイク部4と、それぞれデータ通信できる。より具体的には、エアコン3、カメラ10、マイク12、自動給餌機14及びスピーカ16は、それぞれ独立した電源を有し、例えばBluetooth(登録商標)やIrDA等による近距離無線技術によってホームサーバ500とデータ通信自在に構成されている。特にエアコン3と自動給餌機14は、ホームサーバ500から遠隔操作することができる。
【0145】
自動給餌機14は、ホームサーバ500とのデータ通信機能を備えるとともに、エサや水などを自動的に犬2に与えることができる自動補充装置103を備える装置である。自動給餌機14は、第1の実施の形態における飼育端末100のように、飼育状態データD1の送信は行わない。
【0146】
尚、エアコン3とカメラ10、マイク12、自動給餌機14、スピーカ16はそれぞれ有線でホームサーバ500と通信可能に接続されていても良いのは勿論である。
【0147】
[機能ブロックの説明]
図24は、本実施の形態におけるホームサーバ500の機能構成の一例を示す図である。
【0148】
音声入力装置510は、通信部270を介してホームサーバ500に音声データを入力する。図23ではマイク12や犬用移動マイク部4がこれに該当する。撮像装置512は、画像を撮影し、通信部270を介してホームサーバ500に画像データを入力する。図23ではカメラ10がこれに該当する。
音出力装置514は、音を出力する。図23ではスピーカ16がこれに該当する。
【0149】
給餌装置552と水補給装置554は、図23では自動給餌機14に該当する。空調装置556は、図23のエアコン3に該当する。
【0150】
ROM240に記憶される飼育指示受信プログラム245は、CPU220にユーザ端末300から飼育指示データD3を受信する機能を実現させるためのプログラムである。
【0151】
[処理の説明]
図25は、本実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。本実施の形態における処理の流れは、基本的には第1の実施の形態における処理の流れと同様である。本実施の形態で特徴的であるのは、第1の実施の形態における飼育端末100における処理と、管理サーバ200における処理とが、ホームサーバ500に一元化されているところにある。
【0152】
従って、同図に示すように、第1の実施の形態における飼育状態データD1の送受信に係る処理(図17のステップS108とステップS210)と、飼育処理命令データD4の送受信に係る処理(図19のステップS246とステップS148)とが省略されている。
【0153】
[変形例の説明]
以上、本発明を適用した第1〜第2の実施の形態について説明したが、本発明の適用がこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜構成要素の変更・追加・削除を行っても良い。
【0154】
例えば、音声分析処理は、管理サーバ200及びホームサーバ500で実行するものとしたが、ユーザ端末300によって実行する構成としても良いのは勿論である。
その場合、動物音声分析プログラム241と人間音声分析プログラム244及び動物基準音声パターン246、動物語人語変換TBL247、人間基準音声パターン248、人語動物語変換TBL249をユーザ端末300のROM340に記憶させる。
そして、飼育端末100は、飼育状態データD1をユーザ端末300に送信し、ユーザ端末300は飼育状態データD1の動物音声データ132を音声分析し、その音声分析結果をモニタ部302で出力する。ユーザ6によって飼育指示が入力されたならば、ユーザ端末300にてユーザ音声データ332の音声分析を実行し、音声分析結果に対応する動物を検索して、飼育処理命令データD4を飼育端末100に送信する。
【0155】
また、飼育端末100によって遠隔操作可能なものは、エアコン3に限らず、室内電灯、TV、ビデオなど他の家電製品を含むとしても良い。
【0156】
【発明の効果】
本発明によれば、音声分析結果送信装置は、動物用端末装置から動物の音声を受信し、受信した音声の分析結果を人間用端末装置に送信することができる。従って、動物と人間が離れた場所にいても、人間は動物の音声の音声分析結果を知ることができる。
【0157】
また、音声分析結果送信装置は、人間端末装置から飼育指示を受信し、受信した飼育指示に対する処理命令を動物用端末装置に送信することもできる。この処理命令を受信した動物用端末装置は、動物飼育用機器の駆動制御を行う飼育処理を実行することができる。従って、人間は動物と離れた場所に居ても動物の音声の分析結果を知り、動物の状態に適切な飼育を動物に施すことができる。
【0158】
また、音声分析結果送信装置が、人間用端末装置から受信した飼育指示に対応する動物語音声を動物用端末装置に送信することによって、動物語音声を受信した動物用端末装置はこの音声を音出力すること可能となり、動物に動物語を聞かせ、人間から動物へのメッセージを伝えることができる。
【0159】
また、音声分析結果送信装置が、動物用端末装置から受信した動物の音声に含まれる感情を分析することによって、人間は動物の感情を理解することができる。
【0160】
また、音声分析結果送信装置が、動物の音声の音声分析結果を人間が意味内容を理解できるテキストや画像などの人間語によって送信することによって、音声分析結果をより分かり易く人間に伝えることができる。
【0161】
また、音声分析結果送信装置が、動物の音声の音声分析結果が所定の条件を満たす場合にのみ、音声分析結果を送信することによって、動物の音声が入力される都度、ひっきりなしに人間用端末装置に音声分析結果が送信される事態を回避することができる。
【0162】
また、音声分析結果送信装置が、音声分析結果とともに時刻情報を送信することによって、音声分析結果が何時のものかを、人間に知らせることが可能になる。
【0163】
また、音声分析結果送信装置が、動物用端末装置で撮影された画像を人間用端末装置に送信することができる。
【0164】
また、本発明によれば、動物用端末装置が、動物の音声をサーバに送信し、この送信した動物の音声に対応する処理命令を受信して飼育処理を実行することができる。従って、その場に人間が居なくとも、動物の状態に適切な飼育を動物に施すことができる。
【0165】
更に、動物用端末装置が、サーバから受信した処理命令に対応する人間語の言葉を、予め記憶された人間語の言葉の中から選択して音出力することによって、飼育の処理命令に対応する人間の音声を動物に聞かせることができる。
【0166】
また、動物用端末装置の音声入力手段が、動物への装着部に備えられることによって、常に動物の近い場所に存在し、漏れなく動物の音声を入力することができる。
【0167】
また、動物用端末装置が、動物を撮影する撮影手段を更に備え、撮影手段によって撮影さえた画像を前記サーバに送信する画像送信手段を有することによって、動物の画像を送信することができる。
【0168】
また、本発明によれば、音声結果表示装置は、動物の音声の音声分析結果を人語で表示し、飼育指示を選択してサーバに送信することができる。従って、人間は動物から離れた場所に居ても、動物の状態を把握し、動物用端末装置に向けて適当な飼育指示を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における構成の一例を示す図。(a)構成の全体図、(b)犬用移動マイク部の拡大図、(c)ユーザ端末の拡大図を示す。
【図2】第1の実施の形態における動物飼育の概念を説明するための図。
【図3】第1の実施の形態における飼育端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図4】第1の実施の形態における管理サーバの機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図5】第1の実施の形態におけるユーザ端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図6】送信条件データの一例を示す図。
【図7】設定データの一例を示す図。
【図8】人語登録データの一例を示す図。
【図9】飼育処理対応TBLの一例を示す図。
【図10】ユーザ登録データの一例を示す図。
【図11】動物基準音声パターンのデータ構成の一例を示す図。
【図12】人間基準音声パターンのデータ構成の一例を示す図。
【図13】動物語人語変換TBLの一例を示す図。
【図14】人語動物語変換TBLの一例を示す図。
【図15】飼育指示TBLの一例を示す図。
【図16】(b)本実施の形態における音声分析結果データD2の一例を示す図。
【図17】第1の実施の形態における飼育端末からユーザ端末までの情報の伝達に係る処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図18】第1の実施の形態における飼育指示入力処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図19】第1の実施の形態におけるユーザ端末から飼育端末までの情報の伝達に係る処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図20】第1の実施の形態における音声分析処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図21】第1の実施の形態における人間音声分析処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図22】第1の実施の形態におけるユーザ端末の音声分析結果表示画面の一例を示す図。
【図23】第2の実施の形態における構成の一例を示す図。
【図24】第2の実施の形態におけるホームサーバの機能構成の一例を示す図。
【図25】第2の実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
2 犬
3 エアコン
4 犬用移動マイク部
402 マイク部
404 近距離通信部
406 ベルト部
6 ユーザ
14 自動給餌機
100 飼育端末
102 マイク部
103 自動補充装置
104 スピーカ部
106 カメラ部
130 RAM
132 動物音声データ記憶エリア
133 実況画像データ記憶エリア
135 送信条件データ記憶エリア
137 人語登録データ記憶エリア
140 ROM
141 飼育端末制御プログラム記憶エリア
142 飼育状態送信プログラム記憶エリア
143 飼育処理命令受信プログラム記憶エリア
170 通信部
200 管理サーバ
230 RAM
236 ユーザ登録データ記憶エリア
240 ROM
241 動物音声分析プログラム記憶エリア
242 音声分析結果送信プログラム記憶エリア
243 飼育処理命令送信プログラム記憶エリア
244 人間音声分析プログラム記憶エリア
245 飼育指示受信プログラム記憶エリア
246 動物基準音声パターン記憶エリア
247 動物人語変換TBL(テーブル)記憶エリア
248 人間基準音声パターン記憶エリア
249 人語動物語変換TBL記憶エリア
270 通信部
300 ユーザ端末
320 RAM
332 ユーザ音声データ記憶エリア
340 ROM
341 音声分析結果受信プログラム記憶エリア
342 飼育指示入力プログラム記憶エリア
343 飼育指示送信プログラム記憶エリア
345 管理サーバアドレス情報記憶エリア
500 ホームサーバ
510 音声入力装置
512 撮像装置
514 音出力装置
552 給餌装置
554 水補給装置
556 空調装置
D1 飼育状態データ
D2 音声分析結果データ
D3 飼育指示データ
D4 飼育処理命令データ

Claims (17)

  1. 動物の音声を入力する動物音声入力手段を有する動物用端末装置から送られてきた音声に対応する分析結果を人間用端末装置へ送信する音声分析結果送信装置であって、
    前記動物用端末装置から前記動物音声入力手段によって入力された音声を受信する動物音声受信手段と、
    この動物音声受信手段によって受信された音声を分析する分析手段と、
    この分析手段により分析された分析結果を前記人間用端末装置に送信する分析結果送信手段と、
    を備えることを特徴とする音声分析結果送信装置。
  2. 動物の音声を入力する動物音声入力手段と所定の動物飼育用機器の駆動制御を行う飼育処理手段とを有する動物用端末装置、及び、飼育指示を入力するための指示入力手段を有する人間用端末装置それぞれとの間で通信を行う音声分析結果送信装置であって、
    前記動物用端末装置から前記動物音声入力手段によって入力された音声を受信する動物音声受信手段と、
    この動物音声受信手段によって受信された音声を分析する分析手段と、
    この分析手段により分析された分析結果を前記人間用端末装置に送信する分析結果送信手段と、
    この分析結果送信手段により前記分析結果が送信された後に、前記人間用端末装置から前記指示入力手段によって入力された飼育指示を受信する飼育指示受信手段と、
    この飼育指示受信手段によって受信された飼育指示に基づいて、前記飼育処理手段に対する処理命令を前記動物用端末装置に送信する処理命令送信手段と、
    を備えることを特徴とする音声分析結果送信装置。
  3. 前記動物用端末装置は、動物語で音出力する音出力手段を有し、
    前記処理命令送信手段は、予め記憶された動物語の中から前記飼育指示受信手段によって受信された飼育指示に対応する動物語を選択して、前記動物用端末装置に送信する動物語送信手段を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の音声分析結果送信装置。
  4. 前記分析手段は、前記受信された音声のパターンと予め記憶された基準音声パターンとを比較することによって、当該音声に含まれる感情を判別して音声を分析する感情判別手段である、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置。
  5. 前記分析手段の分析結果は人間語で表した情報であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置。
  6. 前記分析結果送信手段は、前記動物音声受信手段によって受信された音声又は前記分析手段の分析結果が所定の送信判定条件を満たすか否かを判定する判定手段と、この判定手段によって条件を満たすと判定された場合に前記人間用端末装置へ前記分析結果を送信する条件付送信手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置。
  7. 計時手段を更に備え、
    前記分析結果送信手段は、この計時手段によって計時された時刻情報を送信する時刻情報送信手段を有する、ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置。
  8. 前記動物用端末装置は、動物を撮影する撮影手段を有し、
    前記動物音声受信手段は、前記動物用端末装置から前記撮影手段によって撮影された画像を受信する画像受信手段を有し、
    前記分析結果送信手段は、前記画像受信手段によって受信された画像を前記人間用端末装置に送信する画像送信手段を有する、ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の音声分析結果送信装置。
  9. 所定の動物飼育機器の駆動制御を行い、所定の通信回線を介してサーバと接続された動物用端末装置であって、
    動物の音声を入力する動物音声入力手段と、
    この動物音声入力手段によって入力された音声を前記サーバに送信する動物音声送信手段と、
    この動物音声送信手段が送信した音声に応答する処理命令を前記サーバから受信する処理命令受信手段と、
    この処理命令受信手段によって受信された処理命令に基づいて前記動物飼育機器の駆動制御を行う飼育処理手段と、
    を備えることを特徴とする動物用端末装置。
  10. 前記処理命令受信手段によって受信された処理命令に対応する人間語の言葉を、予め記憶された人間語の言葉の中から選択する選択手段と、
    この選択手段によって選択された言葉を人間語で音出力する人間語音出力手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の動物用端末装置。
  11. 前記動物音声入力手段は、動物への装着部に備えられたことを特徴とする請求項9又は10に記載の動物用端末装置。
  12. 動物を撮影する撮影手段を更に備え、
    前記動物音声送信手段は、前記撮影手段によって撮影された画像を前記サーバに送信する画像送信手段を有する、ことを特徴とする請求項9〜11の何れか一項に記載の動物用端末装置。
  13. 所定の動物飼育機器の駆動制御を行う動物用端末装置と通信するサーバとの間で、所定の通信回線を介した通信を行う音声分析結果表示装置であって、
    前記動物用端末装置から送信された動物の音声を前記サーバが分析した分析結果を、前記サーバから受信する分析結果受信手段と、
    この分析結果受信手段によって受信された分析結果を人語で表示出力する表示手段と、
    この表示手段によって表示出力された分析結果への応答として、予め記憶されている飼育指示の中から何れかを選択する指示選択手段と、
    この指示選択手段によって選択された飼育指示を前記サーバへ送信する飼育指示送信手段と、
    を備える音声分析結果表示装置。
  14. コンピュータに、
    動物の音声を入力する動物音声入力手段を有する動物用端末装置から送られてきた音声を受信する動物音声受信機能と、
    この動物音声受信機能によって受信された音声を分析する分析機能と、
    この分析機能により分析された分析結果を、人間用端末装置に送信する分析結果送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、
    動物の音声を入力する動物音声入力手段と所定の動物飼育用機器の駆動制御を行う飼育処理手段とを有する動物用端末装置から前記動物音声入力手段によって入力された音声を受信する動物音声受信機能と、
    この動物音声受信機能によって受信された音声を分析する分析機能と、
    この分析手段により分析された分析結果を飼育指示を入力するための指示入力手段を有する人間用端末装置に送信する分析結果送信機能と、
    前記人間用端末装置から前記指示入力手段によって入力された飼育指示を受信する飼育指示受信機能と、
    この飼育指示受信機能によって受信された飼育指示に基づいて、前記飼育処理手段に対する処理命令を前記動物用端末装置に送信する処理命令送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  16. 所定の動物飼育機器の駆動制御を行い、所定の通信回線を介してサーバと接続された動物用端末装置のコンピュータに、
    動物の音声を入力する動物音声入力機能と、
    この動物音声入力機能によって入力された音声を前記サーバに送信する動物音声送信機能と、
    この動物音声送信機能が送信した音声に応答する処理命令を前記サーバから受信する処理命令受信機能と、
    この処理命令受信機能によって受信された処理命令に基づいて前記動物飼育機器の駆動制御を行う飼育処理機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  17. 所定の動物飼育機器の駆動制御を行う動物用端末装置と通信するサーバとの間で、所定の通信回線を介した通信を行う音声分析結果表示装置のコンピュータに、
    前記動物用端末装置から送信された動物の音声を前記サーバが分析した分析結果を、前記サーバから受信する分析結果受信機能と、
    この分析結果受信機能によって受信された分析結果を人語で表示出力する表示機能と、
    この表示機能によって表示出力された分析結果への応答として、予め記憶されている飼育指示の中から何れかを選択する指示選択機能と、
    この指示選択機能によって選択された飼育指示を前記サーバへ送信する飼育指示送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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