JP2004212349A - 赤外画像表示装置及びその表示方法 - Google Patents

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Takeshi Endo
健 遠藤
Takeshi Kawabata
剛 川畑
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Abstract

【課題】画像全体の概要を見たい温度域には、少ない階調/色調を与え、詳細を見たい温度域には、多くの階調/色調を与えることで画面の擬似色表示の視認性を向上させる。
【解決手段】赤外撮像装置で撮像した被写体1の温度データ等を擬似カラー表示する赤外画像表示装置及びその方法に於いて、表示範囲に対しいくつかの指定した温度領域τ,τ, τに夫々階調/色調数を割り当てる様にする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は赤外線放射温度測定装置やサーモグラフィに用いて有用な赤外画像表示装置及びその表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている赤外撮像装置(サーモグラフィ装置)には種々のものが提案されている。基本的構成は図8(A)及び図8(B)に示す様なものが知られている。図8(A)は垂直走査及び水平走査用の反射ミラー2a及び対物レンズ2bから成る光学系2を経て赤外検出器3に導かれる。
【0003】
この赤外検出器3としては単素子、一次元アレイ等が用いられ、反射ミラー2aは機械的走査が成される。この赤外検出器3としてはInSb(インジウム・アンチモン)等の光起電力型やHg・Cd・Te(水銀・カドミウム・テルル)のHg0.7 ・Cd0.3 ・TeやHg0.8 ・Cd0.2 ・Te等の光導電型の量子型の検出器が用いられる。これらは冷却を必要とし、感度の波長依存性を有するが感度が高く、応答速度の速い特徴を有している。
【0004】
被写体1からは電磁波の1種である赤外線を放射している。この放射エネルギーをプランクの放射公式に基づく黒体放射度Wから得られるW=S・Tから求めている。ここでTは温度、Sはステファン−ボルツマン定数である。
【0005】
赤外線検出器3で赤外線放射エネルギーは黒体放射度Wを波長零から無限大まで積分し、赤外線エネルギーを温度に対応した電気信号Sに変換して、増幅器4を介して赤外エネルギー/温度変換器を含む信号処理手段5に供給する。
【0006】
この信号処理手段5には表示手段6に表示する温度情報を擬似カラー表示変換する色変換回路を含んでいる。この様な構成は非特許文献1に開示されている。
【0007】
図8(B)は電気的走査方法を用いたもので、二次元アレイを赤外検出器3に用いた場合であり、被写体1からの赤外光は光学系2としては対物レンズ2bを介して検出手段3に取り込まれる。
【0008】
赤外検出器3としてはサーミスタボロメータの導電型やサーモバイル等の起電力型、TGS(トリグリシンサルファイト)等の焦点型の熱型赤外検出器が用いられ、特にサーミスタボロメータは抵抗変化型の検出器でVO(酸化バナジュウム)やアモルファスシリコンから成り、センサ内に信号読み出し回路を有し、電気的に水平及び垂直方向走査が成される。
【0009】
上述の熱型赤外線検出器は感度は低く、応答速度は遅いが常温動作が可能で感度の波長依存性がない特徴を有している。赤外線検出器3で取り出された電気信号Sは図8(A)と同様の回路構成を介して、表示手段6に擬似カラー表示変換する様に成されている。この様な構成は非特許文献2に開示されている。
【0010】
また、色変換回路内で用いる擬似カラー化方法として、白黒画像を階調に従って、カラー画像に変換するものとして濃淡レベルをR(赤)、G(緑)、B(青)に振り分ける表を作成して、変換を行ないテレビジョン方式のカラーモニタではフレッシュメモリから画像データを読み出して、出力する際にR,G,Bに適当なビットを割り当てて表示する擬似カラー表示方法があるが、この場合は配線によって濃淡レベルに対応する色の組合せが決まってしまうので、フレッシュメモリとカラーモニタとの間に高速のRAMを設け、RAMを書き換えれば任意の色の対応が出来る様にした例があり、この場合は、8ビット(256レベル)の黒白濃淡データをR,G,B各4ビットでカラー表示する際には1語12ビットのRAMを256語用意し、各濃淡レベルに対応する色をRAMに予め書き込んで置けば、リフレッシュメモリからの濃淡データに対応するアドレスのRAMの内容を読み出して夫々のカラーモニタを駆動すれば、リフレッシュに同期してカラー表示が行なえるが、擬似カラー表示における濃淡レベルと色との対応について、どの様な対応がよいかの定説はなく、各人の好みによって行なわれる旨の記載が非特許文献3に披瀝されている。
【0011】
【非特許文献1】
テレビジョン学会編「テレビジョン画像情報工学ハンドブック」1990年11月30日、オーム社、1079頁
【非特許文献2】
三栄レポートNO106サーモグラフィの原理と応用、2001年2月25日、NEC三栄株式会社、表1
【非特許文献3】
榎本肇編著「画像の情報処理」昭和54年8月15日(2刷)、株式会社コロナ社、257頁
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
非特許文献3に開示された擬似カラー表示化は画像の濃淡レベルを擬似表示化するものであるが、医用画像、X線画像、赤外線画像、リモートセンシング等の分野でこの擬似カラー表示化は広く利用され、特に赤外線画像表示装置では撮像手段で撮像した赤外線の温度範囲情報を擬似カラー化している。この様な温度情報の測定温度範囲の決定方法としては、以下の様に行なっていた。
(イ) 図9に示す直線7上で、中心温度Cと表示分解能の感度S(表示分解感度)を定めることにより、上限温度Uと下限温度Dが求まる。その温度範囲U−D間を図9に示す様に直線7上でn等分に分割して階調/色調を表示する。ここで階調は白黒の濃淡レベル、色調は色情報である。表示分解感度とは図10(A)に示す様にカラーバーCBの1分割(目盛り)当たりの温度値(℃/div)である。
(ロ) 図10(B)の様に測定しようとする上限温度Uと下限温度Dを決めて、その温度範囲U−D間を図9に示す様に直線7上でn等分に分割して階調/色調を表示する。
【0013】
上記(イ)(ロ)のいづれの場合も温度−階調/色調変換直線7は図9に示す様にリニアな関係と成っている。
【0014】
従って、図8(A)(B)に於いて被写体1を赤外線撮像装置で撮像する場合に被写体1の温度範囲が広い範囲にわたっている場合は後述するが、1階調/色調当たりの温度範囲差は大きくなり、逆に、小さな温度を識別するために、1階調/色調当たりの温度幅を小さくすると測定できる温度範囲が制限されてしまう課題を有していた。
【0015】
本発明は叙上の課題を解消するために成されたもので、発明が解決しようとする課題は画像全体の概要を見たい温度範囲には少ない階調/色調を与え、詳細を見たい温度範囲には、多くの階調/色調を与えて、少なくとも2温度範囲に夫々階調/色調数を割り当てる様に成した赤外画像表示装置及びその表示方法を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明の赤外画像表示装置は赤外線撮像手段で撮像された被写体の温度情報を擬似カラー表示画像として表示する赤外画像表示装置であって、少なくとも、2表示温度領域に夫々、異なる色調/階調数を割当てる色調/階調変換手段を具備して成るものである。
【0017】
第2の本発明の赤外画像表示装置は、被写体の温度情報を記憶した記憶媒体と、この記憶媒体をコンピュータ内に装着させる記憶媒体装着部と、記憶媒体に記憶した温度情報を少なくとも2表示温度領域に夫々異なる色調/階調数を割り当てる色調/階調変換手段を具備して成るものである。
【0018】
第1の本発明の赤外画像表示方法は、赤外線撮像手段で撮像された被写体の温度情報を擬似カラー表示画像として表示する赤外画像表示方法であって、少なくとも、2表示温度領域に夫々異なる色調/階調数を割り当てる様に変換させて擬似カラー表示させて成るものである。
【0019】
第2の本発明の赤外画像表示方法は被写体の温度情報を記憶した記憶媒体をコンピュータ内の記憶媒体装置部に装着し、記憶媒体に記憶した温度情報を少なくとも表示温度領域に夫々異なる色調/階調数を割り当てる変換を行なって擬似カラー表示させて成るものである。
【0020】
斯かる、本発明の赤外画像表示装置及びその表示方法に依れば、今まで表現出来なかった温度分布範囲を表現可能となり、画面全体の位置関係も視認可能なものが得られる効果を生ずる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の赤外画像表示装置及びその表示方法を図1乃至図7を用いて詳記する。図1(A)(B)は本発明の赤外画像表示装置の1形態例を示すブロック図、図2(A)(B)は本発明の赤外画像表示装置の他の形態例を示すブロック図、図3は本発明の効果を説明するための温度−階調/色調特性図、図4(A)(B)は本発明の階調/色調数の分割方法の1形態例を説明するための温度−階調/色調特性図、図5は本発明に用いる色変換回路の1形態例を示すブロック図、図6(A)(B)は本発明に用いる色変換回路の他の形態例を示すブロック図と説明波形図、図7(A)(B)は本発明に用いる色変換回路の更に他の形態例を示すブロック図及びそのフローチャートである。
【0022】
以下、図1に依って、本発明の赤外画像表示装置を説明する。尚、図8との対応部分には同一符号を付して説明する。
【0023】
図1(A)は機械走査方式の冷却型赤外画像表示装置を示すものであり、被写体1から放射され、或は被写体1に赤外線を照射して撮像した受動型或は能動型の赤外光は図8(A)と同様の垂直及び水平駆動用の反射ミラー2a及び対物レンズ2bを構成する光学系2を介してHg・Cd・Te等から成る量子型の赤外線検出器3に供給される。この量子型の赤外線検出器3は液体窒素やスターリングクーラを用いて所定温度まで冷却が成されている。
【0024】
図1(B)は電気的走査方式の非冷却型の赤外画像表示装置を示すもので被写体1からの赤外光は光学系2を構成する対物レンズ2bを介して、検出手段3の赤外線検出器に入照される。この場合の赤外線検出器は熱型で、例えばサーミスタボロメータではシリコン基板上に読み出し回路を形成し、受光面はVOを二次元アレイ状に構成させて、垂直及び水平方向の走査を読み出し回路を介して電気的に走査している。
【0025】
図1(A)(B)で赤外線検出器の検出手段3から出力されるアナログ信号を増幅器4を介して所定レベルに増幅すると共にアナログ/デジタル変換回路8等でデジタル変換されたデジタルデータは走査系からの位置データと共に信号処理手段5内の記憶手段(図示せず)に画像或は波形情報として記憶される。
【0026】
信号処理手段5内には図8(A)(B)と同様に色変換手段5aを有している。この色変換手段5aで擬似カラー化が成されて、LCD等の表示手段6に擬似カラー表示することで温度画像等が表示されてサーモグラフィ等の赤外画像表示装置が構成される。
【0027】
図2(A)は赤外線撮像装置で撮像した被写体1の受動型或は能動型の赤外光を赤外検出器を有する検出手段3で検出し、この検出した温度データをアナログ−デジタル変換器8に供給し、デジタルデータに変換した後に半導体メモリ、磁気記録ディスクメモリ、光−磁気ディスクメモリ等の記憶媒体9に格納する。
【0028】
上述の様に記憶媒体9に記憶された媒体、或は担体は色変換手段5aをワイヤードロジック或はプログラムドロジックの形態で保有したコンピュータ(情報処理手段、以下CPUと記す)内に図2(B)の様に装着させて、このCPU13内で色変換処理を行なう様にする。
【0029】
即ち、図2(B)でCPU13は図示しないが通常のワーク用のROMやRAM並びにキーボード等の操作部が設けられ、半導体メモリ、或は光−磁気ディスクメモリ等の記憶媒体9から温度データを読み出し/書き込み或は記録/再生可能な記憶媒体装着部10を有している。
【0030】
記憶媒体装着部10の出力は色変換手段5aに与えられ、この色変換手段5aで温度データは所定の階調/色調数の擬似カラー化への変換が行なわれる。
【0031】
更に色変換手段5aの出力はデジタル−アナログ変換回路11でアナログ変換されて表示手段12で擬似カラー表示が成される。
【0032】
上述の図1及び図2で示したブロック図の赤外画像表示装置及びその表示方法に使用される色変換手段5aの原理を図3及び図4で説明する。
【0033】
図3は従来の様にn階調/色調を均等に温度範囲に割り付けた場合の弊害を説明するための特性図であり、横軸に温度(℃)を縦軸に8ビットとして256階調/色調を採ったものであり、7aは表示手段6に表示される画像全体の概要を見たい様な広い温度範囲の場合の直線、7bは詳細な範囲を見たい様な小さな温度範囲或は温度差を識別したい場合の直線を示すものであり、1階調当たりの温度差cは直線7bでは小さく、直線7aでは温度差cの様に大きくなっていることが解る。即ち、広い温度範囲のものを測定した場合は1階調当たりの温度差が大きくなって、小さな温度差を識別できなくなり、逆に小さな温度差を識別するために1階調当たりの温度差を小さくすると、測定可能範囲が制限されて画面全体の概要が視認出来なくなる。
【0034】
そこで、本発明では詳細に見たい温度データ領域により多くの階調/色調を与え、画面全体の概要を見たい温度データ領域には少ない階調を与えることで視認性を高めようとするものである。
【0035】
上述の様に詳細を見たいデータと全体を見たいデータに被写体1の撮像画面を分割する場合、被写体の測定時の条件によって種々のケースが考えられるが画面上の温度データ範囲(濃度データ)を2分割から4分割した範囲で考えれば充分である。図4(A)(B)に最も一般的に測定頻度の多い画像での例を示す。
【0036】
図4(A)で画面の中心部の中温度範囲は詳細に見たいデータ温度域τがあり、高低温度範囲τ,τでは画像全体の概要を見たいデータ温度域がある場合であって高低温度領域τ,τでは階調/色調数は少なく直線14a及び14cとなり中温度領域τでは階調/色調数は多くなって直線14bの様に3分割したものである。
【0037】
図4(B)に示す場合は中温度領域τで画像全体の概要を見たい領域として直線14eの様に少ない階調/色調とし、低高データ温度領域τ,τで詳細を見たいデータ温度領域として直線14d及び14fと成る様に多い階調/色調となる様に3分割したものである。
【0038】
図5は色変換手段5aをデータテーブル方式で構成した場合の機能ブロック図を、図6(A)(B)は演算方式で構成した場合の同様の機能ブロックと説明波形図である。
【0039】
図5の構成に於いて、入力端子Tには増幅器4で増幅されたアナログの温度データが図示しないA/D変換器8を介して14ビットの温度データDとして入力される。
【0040】
入力端子Tに入力された温度データDは減算手段15に供給される。この減算手段15には基底温度発生手段(Bottom Temp)16からの最小温度値データD(℃)が供給されてD=D−Dの減算処理が成される。
【0041】
減算手段15よりの減算出力データDは乗算手段24に供給される。乗算手段24には色階調感度(SENSE)データ発生手段17から1℃当たりの階調/色調データ数(階調/色調データ数/℃)を表す色階調感度データDが出力されて乗算手段24に供給されて減算出力データDとD=D×Dの乗算処理が行なわれる。
【0042】
ここで乗算手段24の乗算出力データDは8ビットの色データとして第1の切換手段18の可動接片aに供給される。
【0043】
切換手段18の固定接点b,c,‥‥nには予め階調/色調を変えるためのR,G,Bのデータが格納されたn個の記憶手段(メモリ)を有し、そのデータテーブル19a,19b,‥‥19nに接続されている。ここで第3乃至第nの記憶手段のデータテーブルは図4(A)に示した温度データを所定のn領域に分割した直線14を有するものであるが実用的には2〜4分割であればよい。
【0044】
データテーブル19a,19b,‥‥19nを参照して所定のデータテーブルに基づいて擬似色変換された擬似色データ(或は階調データ)は第2の切換手段20の固定接点b,‥‥n及び可動接片aを介して色データに対応した8ビットのR,G,Bの擬似色データが出力端子Tを介して表示手段6に供給される。
【0045】
第1及び第2の切換手段18及び20はユーザによって所定の色階調感度が選択される。
【0046】
図5のデータテーブル19a,19b,‥‥19nの19a,19b,19c内には図6(B)に示す直線14a,14b,14cの様に温度を例えば3分割した領域1、領域2、領域3毎の階調/色調数データが格納され、各領域1〜領域3の直線14a〜14cの最小温度値はBottom Temp1,Bottom Temp2,Bottom Temp3位置で表されることになる。
【0047】
次に図6(A)の演算方式について説明する。図6(A)の場合は色変換手段5a内にデータ温度領域を3領域に分割して、夫々の領域に於いて、表示感度を変更して表示する様にしたものであり、図5と異なる点のみ以下説明する。
【0048】
基底温度発生手段16及び色階調感度データ発生手段17は色変換手段5a内に設けられたメモリ(RAM)16a,16b,16c及び17a,17b,17cによって図6(B)に示すBottom Temp1,Bottom Temp2,Bottom Temp3及びSENSE1,SENSE2,SENSE3の各データが保存されていて、これら保存データは第3及び第4の切換手段21及び22を介して減算手段15と乗算手段24へ最小温度データDと色階調感度データDが供給されている。
【0049】
従って、領域選択回路23によって第3及び第4の切換手段21及び22を切換制御することで色データD=(温度データD−最小温度D)×色階調感度データDとなって、色データが保存されているROM等のメモリ19から出力端子Tを介して表示手段6へ擬似色データが出力される。
【0050】
図7(A)(B)は色変換方式をCPU13等の演算手段で演算を行なわせる様に成した場合で色変換手段5aに供給される温度データDを基にCPU13から成る演算手段は図7(B)に示すフローチャートに基づいて色データDを演算させる様にしたもので図6(B)に示す温度領域1〜温度領域3毎に第2、第4、第6ステップS,S,S毎に色データD=(温度データD−最小温度D)×色階調感度Dの演算を行なう様にしたものである。
【0051】
尚、上述の本発明では温度データを擬似色変換する場合を説明したが画像濃度を擬似色変換する場合やリモートセンシングの如く土地の高低差、海や陸や森林、水等の差を横軸として階調/色調数を所定範囲内で切換表示し得ることは明白であり、本発明の温度データにはこれら画像濃度等のデータを包含するものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明の赤外画像表示装置及びその表示方法によれば次の効果が得られる。
▲1▼ 詳細を見たいデータ温度域により多くの階調を与え、画像全体の概要を見たいデータ温度域には少ない階調を与えることにより、今まで表現出来なかった温度分布を表現できるようになる。
▲2▼ 表現できなかった温度分布が表現できることにより、画像全体の位置関係を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の赤外画像表示装置の1形態例を示すブロック図である。
【図2】
本発明の赤外画像表示装置の他の形態例を示すブロック図である。
【図3】本発明の効果を説明するための温度−階調/色調特性図である。
【図4】本発明の階調/色調数の分割方法の1形態例を説明するための温度−階調/色調特性図である。
【図5】本発明に用いる色変換回路の1形態例を示すブロック図である。
【図6】本発明に用いる色変換回路の他の形態例を示すブロック図と説明波形図である。
【図7】本発明に用いる色変換回路の更に他の形態例を示すブロック図及びそのフローチャートである。
【図8】従来の赤外画像表示装置のブロック図である。
【図9】従来の擬似色変換方法を説明するための特性図である。
【図10】従来の表示分解能感度を表すカラーバー(色階調感度、SENSE)説明図である。
【符号の説明】
1‥‥被写体、2‥‥光学系、3‥‥検出手段、4‥‥増幅器、5‥‥信号処理手段、5a‥‥色変換手段、6‥‥表示手段、9‥‥記憶媒体、13‥‥CPU、15‥‥減算手段

Claims (8)

  1. 赤外線撮像手段で撮像された被写体の温度情報を擬似カラー表示画像として表示する赤外画像表示装置であって、
    少なくとも、2表示温度領域に夫々、異なる色調/階調数を割当てる色調/階調変換手段を具備して成ることを特徴とする赤外画像表示装置。
  2. 被写体の温度情報を記憶した記憶媒体と、
    上記記憶媒体をコンピュータ内に装着させる記憶媒体装着部と、
    上記記憶媒体に記憶した上記温度情報を少なくとも2表示温度領域に夫々異なる色調/階調数を割り当てる色調/階調変換手段を具備して成ることを特徴とする赤外画像表示装置。
  3. 前記色調/階調変換手段は前記色調/階調数を変えるためのデータを格納した複数の記憶手段と、
    前記少なくとも2表示温度範囲領域の上記記憶手段を択一的に選択する切換手段とを具備して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の赤外画像表示装置。
  4. 前記温度情報から前記表示画像として表示可能な最小温度を減算する減算手段と、
    上記減算手段出力に1℃当たりの色調/階調数データを表す色階調感度を乗算する乗算手段とを具備し、
    上記乗算手段出力を前記切換手段に供給して成ることを特徴とする請求項3記載の赤外画像表示装置。
  5. 前記色調/階調変換手段は前記表示画像として表示可能な最小温度データを格納した複数の第1の記憶手段と、
    1℃当たりの色調/階調数データを表す色階調感度データを格納した複数の第2の記憶手段と、
    上記第1及び第2の複数の記憶手段の1つの出力を択一的に選択する表示温度領域選択手段と、
    上記赤外線撮像手段の温度情報データから上記第1の記憶手段の出力データを減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力に上記第2の記憶手段の出力を乗算する乗算手段と、
    色データを格納した第3の記憶手段とを具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の赤外画像表示装置。
  6. 前記色調/階調変換手段内の前記減算及び乗算をコンピュータ内のプログラムドロジックで行なうことを特徴とする請求項5記載の赤外画像表示装置。
  7. 赤外線撮像手段で撮像された被写体の温度情報を擬似カラー表示画像として表示する赤外画像表示方法であって、
    少なくとも、2表示温度領域に夫々異なる色調/階調数を割り当てる様に変換させて擬似カラー表示させて成ることを特徴とする赤外画像表示方法。
  8. 被写体の温度情報を記憶した記憶媒体をコンピュータ内の記憶媒体装着部に装着し、
    上記記憶媒体に記憶した上記温度情報を少なくとも2表示温度領域に夫々異なる色調/階調数を割り当てる変換を行なって擬似カラー表示させて成ることを特徴とする赤外画像表示方法。
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