JP2004212196A - 無線式親子時計システム、親時計及び子時計 - Google Patents
無線式親子時計システム、親時計及び子時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004212196A JP2004212196A JP2002381651A JP2002381651A JP2004212196A JP 2004212196 A JP2004212196 A JP 2004212196A JP 2002381651 A JP2002381651 A JP 2002381651A JP 2002381651 A JP2002381651 A JP 2002381651A JP 2004212196 A JP2004212196 A JP 2004212196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- clock
- time information
- slave
- master
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Abstract
【構成】無線式親子時計システムの子時計は、JJYエンコーダ1C、電源制御手段1D、送信器1E、アンテナ1Fを設けてあり、親時計からの第1の時刻情報に基づいて時刻精度が確保された計時手段5の時刻を、長波標準電波と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を、法的規制を受けず免許を必要としない小電力の無線にて送信する。これにより、長波標準電波にて時刻修正される電波修正時計を子時計に代用することができ、簡易に時計の設置台数を増加できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線式親子時計システムに関し、特に無線式親子時計システムの外の電波修正時計を利用して時計設置台数を増加可能とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】
親時計から、長波標準電波等の外部の標準時刻情報源から受信して得られた高精度の時刻情報を小電力電波等で子時計に発信し、これを受信した子時計が、基準時刻情報に基づいて自己の時刻を修正して親時計の時刻に一致させる無線式の親子時計システムが知られている。この無線式親子時計システムは、時刻情報の伝達に有線を必要としないから、複数の子時計を比較的に自由に敷地内又は構内に配置することができる。
【0003】
例えば、無線式親子時計システムにおいて、親時計と複数の子時計からシステムを構築し、さらに、複数の子時計をランク付けして階層的に管理し、親時計からの基準時刻情報を上位ランクの子時計から下位ランクの子時計に順次送信する構成とし、複数の子時計を広範囲に配置可能としたものがあり、このようなものとしては、特許文献1に開示されるものがある。
【0004】
これに用いられる子時計は図8に示すように構成され、アンテナX1、受信器X2によって時刻情報を重畳された電波を受信し、デコーダX3によって時刻情報及びこれに添えられたランクを取得し、時刻修正手段X4により取得した時刻情報に計時手段X5の計時する時刻を一致させ、表示手段X6にてその時刻を表示するものである。さらに、この子時計は、ランク制御手段X7によって受信した時刻情報に添えられたランクに基づき自己のランクを1つ下のランク(ランク0を最上位とし、数が増加するに従い下位側となるものとする)とするように管理してあり、エンコーダX8により、ランク制御手段X7からのランクと、個体識別番号制御手段X9からの個体識別番号とを、計時手段X5からの時刻情報に添え、これらをエンコードし、送信器X10、アンテナX1により送信する。電源制御手段X11は、時刻情報の受信、送信時にのみそれぞれ受信器X2、送信器X10に電源を供給するものである。子時計は、ランクを「分位」、個体識別番号を「秒位」に対応させてあり、例えば、ランク0のものは2時0分台に、ランク1のものは2時1分台に時刻情報の送信動作が許可されてあり、さらに、それぞれのランクに対応した分位において、例えば、個体識別番号0のものは、2時0分0秒台に、個体識別番号1のものは、2時0分1秒台に送信動作を許可されている。これにより、同一の周波数の電波を使用して60台の時計が最適な通信路で結ばれる。例えば、図9の親時計Y1をランク0、個体識別番号0とし、子時計Y2、Y3を、共にランク1、それぞれ個体識別番号1、2とし、子時計Y4、Y5、Y6を、共にランク2、それぞれ個体識別番号3、4、5とし、子時計Y7、Y8、Y9、Y10を、共にランク3、それぞれ個体識別番号6、7、8、9とすれば、親時計Y1、子時計Y2乃至Y10の順に送信動作を行い、それぞれ自己より高いランクの時刻情報を取得し、時刻情報の修正を行う。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−148371号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の無線式親子時計システムでは、同一の周波数の電波を使用する限り、時計の設置台数は60台に制限される。同種の他の無線式親子時計システムを使用して時計の設置台数を増やそうとした場合、混信を避けるように各無線式親子時計システムを構成する必要があり、システム構成が複雑なものとなり、導入及び運用コストが増大する。
【0007】
そこで、本発明は、簡易に時計の設置台数を増やすことの可能な無線式親子時計システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線式親子時計システムは、親時計から無線で時刻情報を受信して時刻修正を行なう複数の子時計を含む無線式親子時計システムであって、前記親時計は、前記子時計の時刻修正のための第1の時刻情報を無線で送信する第1の送信手段と、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を無線で送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の無線式親子時計システムは、親時計から無線で時刻情報を受信して時刻修正を行なう複数の子時計を含む無線式親子時計システムであって、前記子時計の少なくとも1つは、他の前記子時計の時刻修正のための第1の時刻情報を無線で送信する第1の送信手段と、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を無線で送信する第2の送信手段とを有することを特徴とすることも好ましい。
【0010】
また、前記第2の送信手段は、毎時0分0秒もしくは所定時刻の0分0秒に、特定のFM又はAM放送の周波数帯、変調方式の時報と同じ時報信号を送信することが好ましい。
【0011】
また、前記第2の送信手段は、FM又はAM放送の周波数帯、変調方式でタイムコードによる前記第2の時刻情報を送信することも好ましい。
【0012】
また、前記第2の送信手段は、毎時0分0秒に特定のFM又はAM放送の周波数帯、変調方式の時報と同じ時報信号を送信するとともに、前記時報信号と送信時間帯を異ならせて前記FM又はAM放送の周波数帯、変調方式でタイムコードによる前記第2の時刻情報を送信することも好ましい。
【0013】
また、前記親時計は、前記第2の送信手段が、前記長波標準電波と同じ周波数、変調方式の前記第2の時刻情報を送信するものであり、当該第2の時刻情報の搬送波の周波数を前記長波標準電波の周波数の40kHz、60kHzの何れかとする周波数設定手段を備えることも好ましい。
【0014】
また、前記子時計は、前記第2の送信手段が、前記長波標準電波と同じ周波数、変調方式の前記第2の時刻情報を送信するものであり、当該第2の時刻情報の搬送波の周波数を前記長波標準電波の周波数の40kHz、60kHzの内の何れかとする周波数設定手段を備えたことも好ましい。
【0015】
また、前記第2の送信手段は、前記第2の時刻信号を専用線、電力線等の配線に出力する出力手段を有することも好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を実施の形態について詳細に説明する。
本発明は、無線式親子時計システムから、当該無線式親子時計システムの外の電波修正時計に時刻情報を送信可能として、簡易な構成により時計の設置台数を増加させることを可能とするものである。本発明の第1の実施例の無線式親子時計システムの子時計は、他の子時計の時刻修正のための第1の時刻情報を送信する第1の送信手段の他、無線式親子時計システムの外の電波修正時計に第2の時刻情報を送信する第2の送信手段を設けてある。
【0017】
本例の無線式親子時計システムの子時計の構成の詳細について、図1の子時計の構成を示すブロック図を参照しながら述べる。アンテナ1、受信器2は、後述する親時計又は子時計からの第1の時刻情報の電波を受信するものであるとともに、下位の子時計から受信状態情報を受信するものである。
【0018】
デコーダ3は、受信情報をデコードして第1の時刻情報、ランク及び個体識別番号を取得するためのものである。また、デコーダ3は、後述するアップリンク動作の際には、受信情報をデコードして自己の下位の各子時計からリレー式で送られたそれぞれの個体識別番号、時刻修正のための第1の時刻情報の受信の可否、受信した第1の時刻情報のランク等の受信状態情報を取得するためのものでもある。子時計は、取得した他の子時計の受信状態情報を図示しない履歴記憶手段に格納し、これを自己のアップリンク動作の際に自己の受信状態情報と共に送信する。
【0019】
時刻修正手段4は、親時計又は自己のランクより上位ランクの子時計からの第1の時刻情報を、デコーダ3を介して受け、この第1の時刻情報に計時手段5の計時する時刻を一致させるように時刻修正を行うものである。表示手段6は、計時手段5の時刻を表示するためのものである。
【0020】
ランク制御手段7は、自己のランクを記憶してあり、当該ランクによって後述するダウンリンク動作及びアップリンク動作を制御する。ランクは初期設定の際に図示しない入力手段から入力操作して与えるものとする。これに限らず、初回動作では、無線式親子時計システムの総ての時計の送信時間帯に亘って受信状態として受信した第1の時刻情報に基づいて時刻修正を行いながら、ランク制御手段7が、受信した第1の時刻情報に添えられたランクに1を加えて自己のランクとして一旦記憶し、新たに受信したランクと先に記憶したランクとを比較し、新たに受信したランクが自己のランクより上位のものであれば、受信したランクに1を加えて自己のランクとするようにして、自己のランクの設定をするように構成しても良い。
【0021】
エンコーダ8は、計時手段5の計時する時刻をエンコードして第1の時刻情報とするとともに、ランク制御手段7からのランクと、個体識別番号制御手段9からの個体識別番号とをエンコードして第1の時刻情報に添えて送信器1A、アンテナ1より送信するためのものである。個体識別番号制御手段9は個体識別番号を記憶するものである。アンテナ1、エンコーダ8及び送信器1Aにより上述の第1の送信手段が構成される。
【0022】
電源制御手段1Bは、計時手段5からの現在時刻、ランク制御手段7からのランク、個体識別番号制御手段9からの個体識別番号に応じて受信、送信動作のなされる所定の時刻に受信器2、送信器1A等の動作に関係するブロックに電源を供給し、これらを動作させるためのものである。送信器1Aの送信する電波は、法的規制を受けず免許を必要としない小電力の電波とする。
【0023】
JJYエンコーダ1Cは、計時手段5からの現在時刻を受けて、当該現在時刻を、独立行政法人通信総合研究所の提供する長波標準電波(所謂、長波JJY)と同じ変調方式によりエンコードするものであり、所謂タイムコードに変調された第2の時刻情報を生成する。電源制御手段1Dは、計時手段5からの現在時刻を受けており、所定の送信時間帯、例えば、後述するダウンリンク、アップリンク動作時間帯を除いて、正時毎にJJYエンコーダ1C、送信器1Eに電源を供給し、アンテナ1Fから長波標準電波と同じ変調方式かつ搬送波の周波数の電波により、計時手段5の計時する現在時刻を第2の時刻情報として送信するためのものである。また、送信器1Eの送信する電波は、法的規制を受けず免許を必要としない小電力の電波とする。JJYエンコーダ1C、電源制御手段1D、送信器1E及びアンテナ1Fから上述の第2の送信手段が構成される。
【0024】
また、子時計は、長波標準電波の届き難い場所に設置することを想定しているが、送信器1Eからの第2の時刻情報は実際の長波標準電波と混信を極力避けることが好ましい。長波標準電波の搬送波の周波数としては、福島県のおおたかどや山標準電波送信所の40kHz、佐賀県のはがね山標準電波送信所の60kHzの2種類あり、子時計の設置地域において電界強度の低い側の長波標準電波の周波数を送信器1Eの第2の時刻情報の搬送波の周波数とすることにより、長波標準電波との混信を極力抑えてある。例えば、東日本地域では、送信器1Eの搬送波の周波数を60kHzとする。これを実現するため、周波数設定手段1Gにより、送信器1Eの搬送波の周波数を40kHz、60kHzの何れかに設定可能な構成してある。周波数設定手段1Fは図示しない入力手段により搬送波の周波数を設定する。入力手段としては、例えば、ディップスイッチや入力キーを設ければ良い。これに限らず、後述の親時計から、子時計の時刻修正のための第1の時刻情報に周波数識別情報を付して送信し、デコーダ3により周波数設定情報を所得して破線に示すように周波数識別情報を周波数設定手段1Fに入力して、これによって周波数設定を行うようにしても良い。
【0025】
これにより、子時計に代用して、長波標準電波により時刻修正を行う既製の電波修正時計を、長波標準電波の届かない屋内施設に設置することが可能となり、実質的に無線式親子時計システムの時計の設置台数を増加させることが可能となる。
【0026】
次に上述の本例の無線式親子時計システムの親時計の構成の詳細について、図2の親時計の構成を示すブロック図を参照しながら述べる。 アンテナ21、受信器22は、外部の標準時刻情報の電波(放送の時報、長波標準電波又は全地球測位システム(GPS)の時刻情報等)を受信するためのものである。なお、これに限らず、親時計2はテレホンJJYまたは専用回線等の有線にて標準時刻情報を受信するようにしても良い。
【0027】
デコーダ23は、受信情報をデコードして標準時刻情報を取得するためのものである。また、デコーダ23は、後述するアップリンク動作の際には、受信情報をデコードして子時計からリレー式で送られたそれぞれの個体識別番号、第1の時刻情報の受信の可否、受信した第1の時刻情報のランクを含む受信状態情報を取得するためのものでもある。
【0028】
時刻修正手段24は、デコーダ23より取得した標準時刻情報に計時手段25の計時する時刻を一致させるものである。計時手段25の計時する時刻は表示手段26にて表示される。
【0029】
ランク制御手段27は、後述するダウンリンク動作及びアップリンク動作を制御するランク情報を記憶しており、親時計ではランク0を記憶している。これに基づいて所定の時刻の0分台にダウンリンクの第1の時刻情報の送信動作が行われ、所定の時刻の59分台にアップリンクの受信動作が行なわれる。
【0030】
エンコーダ28は、計時手段25の計時する時刻をエンコードして第1の時刻情報とするとともに、ランク制御手段27からのランクと、個体識別番号制御手段29からの個体識別番号とをエンコードして第1の時刻情報に添えて送信器2A、アンテナ21より送信するためのものである。個体識別番号制御手段29は個体識別番号を記憶するものである。ここで、親時計には個体識別番号0を記憶することとする。
【0031】
電源制御手段2Bは、計時手段25からの現在時刻、ランク制御手段27からのランク、個体識別番号制御手段29からの個体識別番号に応じて送信、受信動作のなされる所定の時刻に受信器22、送信器2A等の動作に関係するブロックに電源を供給するためのものである。
【0032】
また、破線にて示す周波数設定手段2Cを設け、これより上述の周波数識別情報をエンコーダ28に送り、周波数識別情報を第1の時刻情報に付して送信器2Aから送信するようにしても良い。周波数設定手段2Cは、図示しない入力手段により搬送波の周波数を設定するための周波数識別情報を入力可能と構成すれば良い。
【0033】
次に本例の無線式親子時計システムの概略を、図3の無線式親子時計システムの構成を示すブロック図を参照しながら説明する。 本例では、親時計101、子時計102乃至108、中継器109及び110からなる無線式親子時計システム100を構成し、無線式親子時計システム100から第2の時刻情報を電波修正時計201乃至206に供給するように構成してある。子時計104からの第2の時刻信号が電波修正時計201、202に供給され、子時計106からの第2の時刻信号が電波修正時計203に供給され、中継器109からの第2の時刻信号が電波修正時計204に供給され、中継器110からの第2の時刻信号が電波修正時計205、206に供給される。なお、中継器109及び110は図示しないが図1に示す子時計から表示手段6を省いた構成を取っており、子時計と同様にランク付けされて動作し、親時計、子時計間または子時計、子時計間で第1の時刻情報、受信状態信号の中継を行うものである。
【0034】
以上の様に構成される本例の無線式親子時計システムの動作は次の通りである。先ず、ダウンリンク動作について図1乃至3及び図4の動作説明のためのタイムチャートを参照しながら説明する。図4に示すように、2時0分台の1分間がランク0の時刻情報の送信時間帯であり、2時1分台の1分間がランク1の時刻情報の送信時間帯であり、これら1分の時間帯はさらに1秒間隔で60の時間帯に細分化され、各時計の個体識別番号に対応して割当てられた時間帯の1秒間に時刻情報の送信が行われる。
【0035】
例えば、2時0分0秒となると、ランク0、個体識別番号0の親時計101の送信時間帯となる。各子時計は、自己のランクにて指定される受信動作時間帯に受信器2、デコーダ3等に電源を供給し、親時計又は上位の子時計からの時刻情報を受信する。2時0分0秒となると親時計101から第1の時刻情報が送信される。ランク1の子時計102及び103では、ランク0の親時計101の送信時間帯に合わせて受信器2、デコーダ3等に電源を供給し、第1の時刻情報の受信動作をする。ここでは、子時計102及び103において、デコーダ3で第1の時刻情報、ランク0、個体識別番号0が取得される。また、受信したランクと自己のランクとを比較して自己のランク以上のものであれば、受信した第1の時刻情報が時刻修正に適するとして、時刻修正手段4によって計時手段5の時刻を修正し、受信動作を終了する。
【0036】
子時計102及び103において、ランク制御手段7の記憶するランク1は送信動作の制御に用いられており、2時1分台には、ランク1の子時計102及び103の送信動作が行われる。これに合わせてランク2の子時計104及び105では、受信器2、デコーダ3等に電源を供給し、第1の時刻情報の受信動作をしている。例えば、個体識別番号を1番とした子時計102は、2時1分1秒に第1の時刻情報を送信する。ここでは、エンコーダ8により、計時手段5の計時する時刻に、ランク1、個体識別番号1を添えてエンコードされたものが第1の時刻情報として送信される。子時計104がこれを受信して、上述の子時計102等と同様に時刻修正を行い、受信動作を終了する。次に個体識別番号を2番とした子時計103は、2時1分2秒に第1の時刻情報を送信する。子時計105が子時計103これを受信して時刻修正を行い、受信動作を終了する。
【0037】
次に2時2分台には、ランク2の子時計104、105の送信動作が個体識別番号順に行われ、これに合わせてランク3の子時計106乃至108、中継器109では、受信器2等に電源を供給し、時刻情報の受信動作をする。次に2時3分台では、ランク3の子時計106乃至108、中継器109の送信動作が個体識別番号順に行われ、これに合わせてランク4の中継器110では受信器2等に電源を供給し、時刻情報の受信動作をする。以下、同様にして無線式親子時計システム1のさらに下位ランクの子時計まで、時刻修正が行われる。このダウンリンク動作により、例えば、親時計101から、子時計102、104、106へと順に第1の時刻情報がリレー式で下位ランクの子時計へと送られ、各子時計の計時手段の時刻が修正されていく。
【0038】
次にアップリンク動作について図1乃至3及び図5のタイムチャートを参照しながら説明する。アップリンク動作では、図5に示すように各時計はダウンリンク動作に対して逆の順序で送信動作を行う、すなわち、下位ランクの時計から送信動作を行うように送信時間の割当てをしており、3時0分台の1分間がランク59の時刻情報の送信時間帯であり、3時1分台の1分間がランク58の時刻情報の送信時間帯であり、これら1分の時間帯はさらに1秒間隔で60の時間帯に細分化され、各時計の個体識別番号に対応して割当てられた時間帯の1秒間に時刻情報の送信が行われる。アップリンク動作では、個体識別番号、時刻情報の受信の可否、受信した時刻情報のランクを含む受信状態情報を下位ランクの子時計から順次送信し、各子時計が下位ランクの子時計からの受信状態情報に自己の受信状態情報を追加して新たな受信情報として送信するリレー式でそれぞれのシステム内の子時計の受信状態情報を収集し、最終的に親時計101にそれぞれのシステム内の子時計の受信状態情報の履歴を格納する。
【0039】
3時0分台となると、無線式親子時計システム100のアップリンク動作が開始され、図示しないランク59の子時計が、個体識別番号の大きいものから、受信状態情報を送信する。これに合わせてランク58の子時計が受信動作を行い、受信状態情報を取得する。例えば、3時0分0秒にランク59、個体識別番号59の子時計から受信状態情報が送信され、ランク58、個体識別番号58の子時計がこれを受信すれば、個体識別番号58の子時計は自己の受信状態情報を追加して新たな受信状態情報とする。次に3時1分台となると、ランク58の子時計が、個体識別番号の大きいものから、受信状態情報を送信する。例えば、ランク58、個体識別番号58の子時計が3時1分1秒に受信状態情報を送信する。この受信状態情報は、個体識別番号59及び58の子時計の受信状態情報を含むものとなっている。同様にしてランク58以上のランクの子時計は順次他の子時計からの受信状態情報を収集して新たな受信状態信号を生成し、これを送信して行く。3時57分台では、ランク2の子時計104に子時計106のものを含む受信状態情報が収集され、ランク2の子時計105に子時計107、108及び中継器109、110のものを含む受信状態情報が収集された状態になる。3時57分55秒に個体識別番号4の子時計105から受信状態情報が送信され、子時計103がこれを受信する。3時57分56秒に個体識別番号3の子時計104から受信状態情報が送信され、子時計102がこれを受信する。3時58分台には、ランク1の子時計102に子時計104、106のものを含む受信状態情報が収集され、ランク1の子時計103に、子時計105、107、108及び中継器109、110のものを含む受信状態情報が収集された状態になる。3時58分57秒に個体識別番号2の子時計103から受信状態情報が送信され、親時計101がこれを受信する。3時58分58秒に個体識別番号1の子時計102から受信状態情報が送信され、親時計101がこれを受信する。これにより、無線式親子時計システム100の総ての子時計及び中継器の受信状態情報が親時計101に格納され、当該システムのアップリンク動作が終了する。親時計101は図示しない履歴記憶手段に受信状態情報を記憶し、図示しない表示手段によりこれを表示可能としてあり、これによって総ての子時計の第1の時刻情報の受信時様態の可否を一元監視可能してある。
【0040】
以上のように本例では、ダウンリンク動作により、親時計から上位の子時計(中継器を含む)から下位の子時計へとリレー式で第1の時刻信号を順次伝送して各子時計の時刻を修正していき、アップリンク動作により、下位の子時計から上位の子時計へと順にそれぞれの受信状態信号を順次伝送して、親時計に総ての子時計の受信状態信号を収集し、親時計においてそれぞれの子時計の第1の時刻情報の受信状態の可否を一元監視でき、このような親時計を用いることにより、必要に応じて子時計毎に、設置位置を変更して良好な第1の時刻情報の受信状態を確保し、所定の時刻精度を確保するように保守することが可能となっている。このため、子時計から送信される第2の時刻情報についても所定の時刻精度を維持することができ、これによって時刻修正される電波修正時計についても所定の時刻精度を維持することができる。従って、長波標準電波により時刻修正を行う既製の電波修正時計を子時計に代用しても、その時刻精度は子時計のものに相当し、実質的に無線式親子時計システムの時計の設置台数を増加させることが可能となる。
【0041】
次に第2の実施例の無線式親子時計システムについて述べる。上述の第1の実施例の無線式親子時計システムでは、子時計の送信する第2の時刻情報は長波標準電波と周波数及び変調方式が同じものであったが、本発明はこれに限るものではなく、第2の時刻情報は、FM又はAM放送の周波数帯及び変調方式の時報と同じ時報信号であっても良いし、長波標準電波のタイムコードと同様にエンコードされた時刻情報をFM又はAM放送の周波数帯及び変調方式で送信するようなものでも良い。本例の子時計はそのように構成されており、図6のブロック図を参照しながら、その構成について述べる。同図において、図1のものと同様の構成要素は図1のものと同様の符号で示してある。本例の子時計は、JJYエンコーダ1Cに加えて、時報信号発生装置1Hを設けてある。時報信号発生装置1Hは、計時手段5から現在時刻を受けており、毎時0分0秒から1秒乃至3秒の間、FM又はAM放送の時報と同じ時報信号を発生する。また、長波帯域の送信器1Bに換えて、FM又はAM放送の周波数帯及び変調方式の送信器1Iを設けてある。送信器1Iは図示しない入力手段にて所定の周波数帯及び変調方式を設定されるものとし、例えば、所定のFM放送局の周波数帯でFM変調を行うように設定されるものである。送信器1Iは、時報信号発生装置1Hからの時報信号を、所定変調方式で変調し、所定の周波数帯であって、法的規制を受けず免許を必要としない小電力の電波でアンテナ1Fから送信する。また、JJYエンコーダ1Cは、時報信号発生装置1Hからの時報信号が発生する前後の1分間はタイムコードを発生せず、これ以外の時間帯にタイムコードを発生し、送信器1Iは、JJYエンコーダ1Cからのタイムコードを所定変調方式で変調し、所定の周波数帯であって、法的規制を受けず免許を必要としない小電力の電波でアンテナ1Fから送信する。これにより、本例では、FM又はAM放送の周波数帯及び変調方式の時報により時刻修正される方式の電波修正時計と、FM又はAM放送の周波数帯及び変調方式のタイムコードで時刻修正される電波修正時計とに第2の時刻情報を供給することが可能となっており、異なる2種類の電波修正時計の共存が可能となっている。
【0042】
さらに、本例の子時計の送信器1Iは、アンテナ1Fに送られる信号を電力線、専用線等の配線1Jに出力するインターフェース1Kを備えており、必要に応じて電波修正時計に配線1Jによる有線で、または、配線1Jからの電磁放射により第2の時刻情報を供給することが可能となっている。このため、法的規制を受けず免許を必要としない小電力無線の範囲内で広範囲の電波修正時計に第2の時刻情報を供給することが可能となる。
【0043】
上述の構成及び動作、これらによる作用効果の他は、本例の子時計は上述の第1の実施例の子時計のものと同様のものであり、同様の作用効果を奏する。
【0044】
次に第3の実施例について述べる。上述の第1、第2の実施例では、子時計に第2の送信手段を設けることとしたが、本発明はこれに限るものではなく、親時計に第2の送信手段を設けても良い。本例の親時計は、第2の送信手段を設けるものであり、図7のブロック図を参照しながら、その構成について述べる。同図において、図1のものと同様の構成要素は図1のものと同様の符号で示してある。本例の親時計は、第2の送信手段として、JJYエンコーダ2D、電源制御手段2E、送信器2F、アンテナ2Gを備える。これらは、それぞれ上述の第1の実施例の子時計のJJYエンコーダ1C、電源制御手段1D、送信器1E、アンテナ1Fと同様のものであり、同様の動作を行う。すなわち、本例の親時計は、上述の第1の実施例の子時計と同様に、長波標準電波と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を送信するものである。本例についても、上述の第1の実施例と同様の作用効果を奏する。なお、親時計には、上述の第2の実施例と同様のFM又はAM放送の周波数帯及び変調方式の時報信号、タイムコードを送信する送信手段を設けても良い。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、親時計から各子時計に第1の時刻情報を送信する無線式親子時計システムにおいて、親時計及び/又は子時計に、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を無線で送信する手段を設けたので、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報により時刻修正を行う電波修正時計に無線式親子時計システムにより所定の時刻精度が確保された第2の時刻情報を供給可能となる。これにより、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報が届かない屋内施設であっても、電波修正時計を設置し、所定の時刻精度にて動作させることができ、電波修正時計を子時計の代用とすることが可能となる。言い換えれば、簡易に時計の設置台数を増やすことの可能な無線式親子時計システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の無線式親子時計システムの子時計の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例の無線式親子時計システムの親時計の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施例の無線式親子時計システムの構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第1の実施例の無線式親子時計システムのダウンリンク動作を説明するタイムチャート。
【図5】本発明の第1の実施例の無線式親子時計システムのアップリンク動作を説明するタイムチャート。
【図6】本発明の第2の実施例の無線式親子時計システムの子時計の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第3の実施例の無線式親子時計システムの親時計の構成を示すブロック図。
【図8】従来の無線式親子時計システムの子時計の構成を示すブロック図。
【図9】従来の無線式親子時計システムの概要を示すブロック図。
【符号の説明】
100 無線式親子時計システム
101 親時計
8、1A、1B、1 第1の送信手段
1C、1D、1E、1F 第2の送信手段
1G、2C 周波数設定手段
1H、1I 第2の送信手段
1K 出力手段
1J 配線
2D、2E、2F、2G 第2の送信手段
Claims (10)
- 親時計から無線で時刻情報を受信して時刻修正を行なう複数の子時計を含む無線式親子時計システムであって、前記親時計は、前記子時計の時刻修正のための第1の時刻情報を無線で送信する第1の送信手段と、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を無線で送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする無線式親子時計システム。
- 親時計から無線で時刻情報を受信して時刻修正を行なう複数の子時計を含む無線式親子時計システムであって、前記子時計の少なくとも1つは、他の前記子時計の時刻修正のための第1の時刻情報を無線で送信する第1の送信手段と、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を無線で送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする無線式親子時計システム。
- 前記第2の送信手段は、毎時0分0秒もしくは所定時刻の0分0秒に、特定のFM又はAM放送の周波数帯、変調方式の時報と同じ時報信号を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線式親子時計システム。
- 前記第2の送信手段は、FM又はAM放送の周波数帯、変調方式でタイムコードによる前記第2の時刻情報を送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の無線式親子時計システム。
- 前記第2の送信手段は、毎時0分0秒に特定のFM又はAM放送の周波数帯、変調方式の時報と同じ時報信号を送信するとともに、前記時報信号と送信時間帯を異ならせて前記FM又はAM放送の周波数帯、変調方式でタイムコードによる前記第2の時刻情報を送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の無線式親子時計システム。
- 前記親時計は、前記第2の送信手段が、前記長波標準電波と同じ周波数、変調方式の前記第2の時刻情報を送信するものであり、当該第2の時刻情報の搬送波の周波数を前記長波標準電波の周波数の40kHz、60kHzの何れかとする周波数設定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線式親子時計システム。
- 前記子時計は、前記第2の送信手段が、前記長波標準電波と同じ周波数、変調方式の前記第2の時刻情報を送信するものであり、当該第2の時刻情報の搬送波の周波数を前記長波標準電波の周波数の40kHz、60kHzの内の何れかとする周波数設定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の無線式親子時計システム。
- 前記第2の送信手段は、前記第2の時刻信号を専用線、電力線等の配線に出力する出力手段を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の無線式親子時計システム。
- 親時計から無線で時刻情報を受信して時刻修正を行なう複数の子時計を含む無線式親子時計システム用の親時計であって、前記子時計の時刻修正のための第1の時刻情報を無線で送信する第1の送信手段と、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする親時計。
- 親時計から無線で時刻情報を受信して時刻修正を行なう複数の子時計を含む無線式親子時計システム用の子時計であって、他の前記子時計の時刻修正のための第1の時刻情報を無線で送信する第1の送信手段と、長波標準電波、FM又はAM放送の時報等の外部の標準時刻情報と同じ周波数、変調方式の第2の時刻情報を無線で送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする子時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002381651A JP2004212196A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 無線式親子時計システム、親時計及び子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002381651A JP2004212196A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 無線式親子時計システム、親時計及び子時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004212196A true JP2004212196A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32817512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002381651A Pending JP2004212196A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 無線式親子時計システム、親時計及び子時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004212196A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138824A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Pioneer Electronic Corp | 時刻修正装置、電子機器、時刻修正方法および時刻修正プログラム |
CN105068418A (zh) * | 2015-08-27 | 2015-11-18 | 保定维特瑞交通设施工程有限责任公司 | 交通管理系统的时间同步控制系统 |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002381651A patent/JP2004212196A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138824A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Pioneer Electronic Corp | 時刻修正装置、電子機器、時刻修正方法および時刻修正プログラム |
CN105068418A (zh) * | 2015-08-27 | 2015-11-18 | 保定维特瑞交通设施工程有限责任公司 | 交通管理系统的时间同步控制系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100670439B1 (ko) | 시계 기능을 갖춘 휴대유닛용 자동 시간-설정 시스템 | |
JP2008157949A (ja) | 通報装置、通報装置のプログラミング方法および家庭用機器 | |
JP3796380B2 (ja) | 時刻修正用情報出力装置および自動時刻修正時計 | |
JP3776714B2 (ja) | 無線式親子時計システム及びその子時計 | |
JP2004212196A (ja) | 無線式親子時計システム、親時計及び子時計 | |
US6298014B1 (en) | Time information management system | |
US20050259722A1 (en) | Wireless clock system | |
JP4406345B2 (ja) | 計時装置及び計時方法 | |
JP4101644B2 (ja) | 親子時計システム及びそれに用いられる親時計 | |
JP2005257488A (ja) | 計時装置、計時システム及び計時方法 | |
JP4255278B2 (ja) | 無線式親子時計システム、受信器、親時計及び子時計 | |
JP4302583B2 (ja) | 無線通信システム及び計時機能を有する無線通信装置 | |
JP4163943B2 (ja) | 親子時計システム及びそれに用いられる子時計 | |
JP4255277B2 (ja) | 無線式親子時計システム及び子時計 | |
JP2004212197A (ja) | 無線式親子時計システム及び時刻取得装置 | |
JP2004205464A (ja) | 親子時計システム及びそれに用いられる子時計 | |
CN110557824B (zh) | 计时装置、计时系统以及计时方法 | |
JP4419650B2 (ja) | 標準時刻受信装置、標準時刻受信制御方法、標準時刻受信制御プログラム及び標準時刻送受信システム | |
JP2005257484A (ja) | 計時装置、計時システム及び計時方法 | |
JP2004212119A (ja) | 親子時計システム及びそれに用いられる子時計 | |
KR200308883Y1 (ko) | 디지털 타이머 시스템 | |
JP4483226B2 (ja) | 時刻情報送受信装置及び腕時計 | |
JP2005257487A (ja) | 計時装置、計時システム及び計時方法 | |
JP2000241570A (ja) | 時刻情報管理システム | |
JP4517162B2 (ja) | 計時装置、計時システム及び計時方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071002 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080306 |