JP2004210224A - 車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の格別の操作を必要とすることなく、盗難を抑制することができるようにする。
【解決手段】電子プレート21の記録部22には、車両情報が記録されており、車載装置に設けられた車載装置部1の記録手段4にも、同じ車両情報が記録されている。車載装置の起動時、電子ナンバープレート21から車両情報が受信され、記録手段4の車両情報A’と比較手段5で比較される。この車載装置が盗難に遭遇し、電子ナンバープレート21から車両情報ができなくなると、あるいは、盗難によって他の車両に搭載されて異なる車両情報が受信されると、比較手段5での比較結果が不一致となり、動作禁止手段6が動作禁止指令Bを制御手段7に送る。これにより、制御手段7は、車載装置を使用できない動作禁止モードに設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】電子プレート21の記録部22には、車両情報が記録されており、車載装置に設けられた車載装置部1の記録手段4にも、同じ車両情報が記録されている。車載装置の起動時、電子ナンバープレート21から車両情報が受信され、記録手段4の車両情報A’と比較手段5で比較される。この車載装置が盗難に遭遇し、電子ナンバープレート21から車両情報ができなくなると、あるいは、盗難によって他の車両に搭載されて異なる車両情報が受信されると、比較手段5での比較結果が不一致となり、動作禁止手段6が動作禁止指令Bを制御手段7に送る。これにより、制御手段7は、車載装置を使用できない動作禁止モードに設定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載される電装品などの車載装置に係り、特に、車載装置の盗難を抑止するための盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に搭載された装置、即ち、車載装置の盗難を防止のための方法が提案されているが、その一例として、IDコードを用いた方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これは、車載装置にIDコードを設定することにより、この車載装置のモードを正常な動作を禁止する特定のモード(盗難防止モード)に移行させ、同じIDコードを再度入力してこの盗難防止モードを解除するまでは、この車載装置が正常に動作しないようにするものである。このようなIDコード入力式の盗難防止機能を備えた車載装置が車両に搭載されている場合には、この車載装置を盗んでも、盗難防止モードを解除するためのIDコードを知らない限り、これを使用することができない。従って、かかる盗難防止機能を備えていることにより、盗難行為の抑制を図ることができる。
【0004】
また、他の例としては、車両の前後に取り付けられている登録番号のナンバープレートを電子化し、電子ナンバープレートに記録されている車両情報を無線通信などを介して外部に読み出すようにし、かかる車両情報を読み取って盗難車や犯罪に用いられた車両の発見に利用できるようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
かかる技術では、ナンバープレートに車両情報を記憶したIDタグを取り付けたものであって、ナンバープレートに一旦取り付けられたIDタグは取外しできないようにし、無理に取り外すと、IDタグは車両情報の読出しが不能になったり、壊れたりなどして、IDタグ内の車両情報の改竄ができないようにする。これにより、盗難車や犯罪に用いられた車両でのIDタグの車両情報が改竄できないようにする。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−211360号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−354084号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、車載装置に盗難防止モードを設定する場合も、また、これを解除する場合も、使用者はこの車載装置にIDコードを入力するなどの操作を行なう必要がある。このため、使用者は、この盗難防止機能を利用する場合、車両から離れるときには、その都度IDコードを入力して盗難防止モードの設定する操作を行なわなければならないし、また、車両に戻ってきてこの車載装置を使用するときには、その都度盗難防止モードを解除するためのIDコードの入力操作が必要があり、使用者にとっては、非常に煩わしいものであって、うっかりしてその操作を忘れてしまうようなこともある。
【0009】
また、上記特許文献2に記載の技術は、盗難車や犯罪に使用した車両の探索に役に立つが、これを適用してIDタグを車載装置に設けるようにしても、この車載装置の盗難防止には役に立たない。これは、IDタグと車載装置の動作モードとは何の関係もなく、かかる車載装置が盗難にあっても、この車両装置は正常に動作するからである。
【0010】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、使用者の格別の操作を必要とすることなく、盗難を抑制することができるようにした車載装置の盗難防止装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による車載装置の盗難防止装置は、車載装置が搭載された移動体に関する移動体情報を移動体から受信するための受信手段と、この移動体情報と同一の移動体情報を記録保持した記録手段と、受信手段の受信情報と記録手段の移動体情報とを比較する比較手段と、この比較手段での比較の結果、受信手段からの受信情報と記録手段の移動体情報とが一致したとき、車載装置を正常な動作が可能な通常モードに設定し、不一致のとき、車載装置を正常な動作が不能な動作禁止モードに設定する制御手段とを備えたものである。
【0012】
また、比較手段の比較の結果、受信手段からの受信情報と記録手段の移動体情報とが不一致のとき、警報を発生する警報発生手段を設けたものである。
【0013】
あるいは、比較手段の比較の結果、受信手段からの受信情報と記録手段の移動体情報とが不一致のとき、車載装置の盗難が発生したことを通報するための通報手段を設けたものである。
【0014】
さらに、移動体からの前記移動体情報は、移動体に取り付けられた電子ナンバープレートに記録されているものである。
【0015】
上記目的を達成するために、本発明による車載装置の盗難防止方法は、移動体に保持された移動体情報を受信するための受信手段の受信情報と、車載装置に予め記録保持されこの移動体情報に等しい移動体情報とを比較し、この比較の結果、受信情報と車載装置に記録保持されている移動体情報とが一致したとき、この車載装置を正常な動作が可能な通常モードに設定し、不一致のとき、この車載装置を正常な動作が不能な動作禁止モードに設定するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
【0017】
図1は本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法の第1の実施形態を示すブロック構成図であって、1は車載装置部、2はアンテナ、3は車両情報受信手段、4は車両情報記記録手段、5は車両情報比較手段、6は動作禁止手段、7は制御手段、8は操作手段、9は表示手段、10は暗証番号記録手段、11は暗証番号比較手段、12は動作禁止解除手段、21は電子ナンバープレート、22は車両情報記録部、23は送受信手段、24はアンテナである。
【0018】
図2は車載装置の移動体(以下では、車両とする)への搭載状態を模式的に示す図であって、31は車両、32は車載装置、33はナンバープレートである。
【0019】
図3は図1における電子アンテナ21における車両情報記録部22の1具体例を示す図であって、22aは車載情報テーブル、22bはI/F(インターフェース)である。
【0020】
図1において、この実施形態は車載装置部1と電子ナンバープレート21とから構成されている。車載装置部1は、図2に示すように、例えば、ラジオやCD,ステレオ装置などのオーディオ装置、テレビ、DVD、ナビゲーション装置、エアコンといったような電装品などの車両31に装備された車載装置32に設けられており、電子ナンバープレート21は、図2に示すように、車両31の前部に取り付けられたナンバープレート33に設けられている。
【0021】
電子ナンバープレート21は、これが設けられた車両に関する情報、即ち、車両情報が記録された車両情報記録部22と、アンテナ24と、この車両情報記録部22から読み出された車両情報をアンテナ24から送信し、また、車載装置部1のアンテナ2からの送信信号をアンテナ24で受信する送受信手段23とを備えている。車両情報記録部22は、図3に示すように、車両情報を格納したテーブル22aと、このテーブル22aの車両情報を送受信手段23に送るためのI/F22bとを備えている。ここでは、車両情報を車両31(図2)の所有者の氏名や車両31の使用場所,登録番号,車体番号,形式,有効期限などの車両に固有な情報からなるものとする。
【0022】
車載装置部1には、電子ナンバープレート21のアンテナ24から送信される車両情報をアンテナ2から受信する車両情報受信手段3と、電子ナンバープレート21の車両情報記録部22に記録されている車両情報と同じ車両情報が記録された車両情報記録手段4と、車両情報受信手段3で電子ナンバープレート21からの車両情報が受信されると、この受信車両情報Aと車両情報記録手段4から読み出される車両情報A’とを比較する車両情報比較手段5とが設けられており、その比較結果が動作禁止手段6に供給される。この動作禁止手段6は、車両情報比較手段5からの比較結果をもとに、車載装置32(図2)が盗難に遭遇したか否かを判定し、盗難に遭遇したと判定したときには、動作禁止指令Bを制御手段7に送る。
【0023】
制御手段7は、動作禁止手段6から動作禁止指令Bが供給されないときには、車載装置32(図2)をそれ本来の動作が可能なモード(以下、通常モードという)に設定するが、動作禁止手段6から動作禁止指令Bが供給されると、かかる動作を禁止するモード(以下、動作禁止モードという)に設定する。
【0024】
車載装置部1には、また、車両31(図2)の正当な所有者(使用者)のみに知らされている暗証番号を記録した暗証番号記録手段10や暗証番号比較手段11,動作禁止解除手段12が設けられており、上記のように設定された動作禁止モードを解除するときに使用される。
【0025】
次に、この第1の実施形態の動作を説明する。
【0026】
いま、車両情報記録手段4に、電子ナンバープレート21の車両情報記録部22の車両情報と同じ車両情報が記録されているものとする。かかる状態で車載装置32を、その電源スイッチ(図示せず)を投入して、起動させると、制御手段7が動作して、アンテナ2から車両情報の要求情報を電子ナンバープレート21に送信させるとともに、その時点から所定期間車両情報受信手段3を受信できる動作モード(以下、受信モードという)に設定する。電子ナンバープレート21では、この要求情報がアンテナ24から送受信手段23で受信され、この要求情報に基づいて車両情報記録部22から車両情報を読み出させる。読み出されたこの車両情報は、送受信手段23により、アンテナ24から送信される。
【0027】
車載装置部1では、この車両情報がアンテナ2から車両情報受信手段3で受信される。この車両情報受信手段3は、この車両情報を受信すると、これを受信車両情報Aとして車両情報比較手段5に供給する。また、制御部7は、上記のように、アンテナ2から車両情報の要求情報を送信させるとともに、車両情報記録手段4に車両情報の読出しを指令する。これによって読み出された車両情報は、車両情報A’として、車両情報比較手段5に供給される。車両情報比較手段5はこれら車両情報A,A’を比較し、その比較結果を動作禁止手段6に送る。動作禁止手段6は、この比較結果から、車載装置32(図2)が盗難に遭遇したか否かを判定するが、この場合、車両情報Aと車両情報A’とが一致するから、車載装置32が正当な車両に搭載されているものと判定して制御手段7には動作禁止指令Bを送らない。これにより、制御手段7は車載装置32を通常モードに設定し、車載装置32を使用可能な状態とする。
【0028】
次に、車両情報記録手段4に記録されている車両情報Aと車両情報受信手段3が受信した車両情報A’とが異なる場合の動作について説明する。
【0029】
車両装置32(図2)を起動させると、制御部7はアンテナ2から車両情報の要求情報を送信させるとともに、車両情報記録手段4に車両情報A’の読出しを指令する。これにより、車両情報記録手段4から車両情報A’が読み出されて車両情報比較手段5に供給される。また、車両情報受信手段3は、制御手段7が車両情報の要求情報を送信させると、その時点から所定期間受信モードに設定され、その間アンテナ2から受信した信号を受信車両情報Aとして車両情報比較手段5に供給する。
【0030】
車両情報比較手段5は、車両情報記録手段4からの車両情報A’と車両情報受信手段3からの車両情報Aとを比較し、その比較結果を動作禁止手段6に供給する。このとき、車両情報A,A’は異なっているので、動作禁止手段6は、この比較結果から、動作禁止指令Bを発生して制御手段7に送る。これにより、制御手段7は車載装置32が盗難に遭っているものと判断し、この車載装置32を通常モードから使用不能な動作禁止モードに切り替える。
【0031】
ここで、車両情報A,A’が不一致となる原因としては、次のようなものがある。
【0032】
▲1▼車載装置32を他の車両に移し替えたとき:
この場合には、この他の車両の電子ナンバープレートから送信される車両情報は、この車載装置の車載装置部1に設けられた車両情報記録手段4に記録されている車両情報と異なることになる。このようなケースとしては、車載装置32が盗難に遭って他の車両に取り付けられた場合や所有者が車両を交換した場合、車載装置32を他人に譲った場合などが考えられる。盗まれた車載装置32は、車両に載置して使用しようとしても、上記のように車両情報A,A’が一致しないことから、使用することはできない。また、使用者が車載装置32を搭載する車両を交換しても、また、この車載装置32を他人に譲っても、動作禁止状態となるが、後述するように、使用者はかかる動作禁止モードを解除させることができる。
【0033】
▲2▼車両情報受信手段3から車両情報を受信できないとき:
上記のように、車載装置32を起動すると、制御部7が動作して車両情報の要求情報をアンテナ2から送信させるとともに、車両情報受信手段3を受信モードに設定する。受信情報受信手段3は、この受信モードの期間アンテナ2から信号を受信しなくとも、ゼロの信号を車両情報Aとして車両情報比較手段5に送ることになり、これにより、不一致の比較結果を動作禁止手段6に供給することになり、この動作禁止手段6から動作禁止指令Bが発生する。このようなケースとしては、盗難に遭った車載装置32が電子ナンバープレートを備えていない車両に搭載された場合や車両に搭載せず、電源を接続してそのまま使用する場合などがある。このような場合には、動作禁止モードが設定されるので、使用することができない。
【0034】
▲3▼車載装置32を購入して、使用者がその所有の車両に取り付けた直ぐの状態
であるとき:
新規購入した車載装置32には、車両情報記録手段4には、車両情報が記録されていない。このため、これを車両に取り付けて起動させ、電子ナンバープレート21から車両情報を取り込んでも、この車両情報Aと車両情報記録手段4から読み出されるゼロの車両情報A’とは一致せず、車載装置32は動作禁止モードに設定される。
【0035】
次に、車両情報A,A’の不一致によって設定された動作禁止モードを解除するための手段について説明する。
【0036】
上記のようにして、動作禁止モードの設定がなされた車載装置32に電源スイッチが投入されると、制御手段7により、液晶表示手段などの表示手段9に現在動作禁止モードにあることを示すや暗証番号の入力を促す表示がなされる。そこで、使用者がキースイッチなどからなる操作手段8を操作して知らされている正当な暗証番号を入力すると、制御部7はこれを暗証番号比較手段11に供給するとともに、暗証番号記録手段10から暗証番号を読み出させ、これを暗証番号比較手段11に送られる。暗証番号比較手段11では、入力された暗証番号と暗証番号記録手段10から読み出された暗証番号と比較し、その比較結果を表示手段9に表示させる。これら暗証番号が不一致の場合には、表示手段9にその旨を表わす情報を表示させ、暗証番号の再入力を促す。
【0037】
これら暗証番号が一致すると、暗証番号比較手段11は一致情報を動作禁止モード解除手段12に送る。動作禁止モード解除手段12は、この一致情報を受けると、動作禁止モード解除指令Cを発生し、車両情報記録手段4と制御手段7とに供給する。これにより、車両情報記録手段4は書込モードとなる。
【0038】
一方、制御手段7は、この動作禁止モード解除指令Cを受けると、上記のように、車両情報の要求情報をアンテナ2から送信させるとともに、車両情報受信手段3を受信モードに設定する。そして、車両情報受信手段3は、上記のようにして、この受信モードの設定期間中に電子ナンバープレート21から車両情報記録部22の車両情報を受信すると、これを車両情報比較手段5に供給するとともに、車両情報記録手段4に供給して記録させる。このようにして、車両情報記録手段4に電子ナンバープレート21の車両記録部22に記録されている車両情報が記録されることになる。
【0039】
車両記録手段4は、このようにして車両情報が記録されて書込モードの期間が経過すると、一時的に読出モードに設定され、書き込んだばかりの車両情報を読み出して、車両情報Aとして、車両情報比較手段5に供給する。車両情報比較手段5はこれら車両情報A,A’を比較し、その比較結果を動作禁止手段6に供給するが、このとき、これら車両情報A,A’は一致するので、動作禁止手段6は動作禁止モードの解除指令Bを制御手段7に送る。これにより、制御手段7は、車載装置32を動作禁止モードから通常モードに切り換え、使用できる状態にする。
【0040】
このようにして、動作禁止モードにある車載装置32を通常モードに切り換えて使用できる状態にすることができる。従って、車載装置32を新規購入して使用者が所有する車両で使用する場合や車両を買い替えて新たな車両で使用する場合には、操作手段8を操作して正当な暗証番号を入力することにより、この車載装置32をその車両で使用できる状態にすることができるし、また、これまで使用していた車載装置を他人に譲る場合も、この車載装置32の車載装置部1での暗証番号記録手段10に記録されている暗証番号を通知することにより、この他人も、その所有する車両で使用できるようにすることができる。
【0041】
なお、車載装置32が盗難に遭った場合には、この車載装置32の不当な所有者は、この車載装置32の車載装置部1での暗証番号記録手段10に記録されている暗証番号を通知することができないので、この車載装置32を使用することができない。
【0042】
図4は本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法の第2の実施形態を示すブロック構成図であって、13は警報手段、14は充電地であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。なお、この第2の実施形態も、図1に示した第1の実施形態と同様、車載装置部1と電子ナンバープレート21とから構成され、これら間で車両情報などの通信を行なうものであるが、図4では、電子ナンバープレート21を省略している。
【0043】
図4において、車載装置部1では、図1に示す車載装置部1の構成に警報手段13と充電地14とを追加したものである。この警報手段13は、動作禁止手段6から動作禁止指令Bが発生されると、制御手段7が車載装置32(図2)が車両31(図2)から取り外されて盗難に遭遇したものと判断することにより、大音量のアラームまたは発光などによる警報を発生する。また、充電地14は、車載装置32の電源が切られても、かかる警報動作を継続できるようにするためのものである。なお、この充電地14は、車載装置32の電源から充電される。
【0044】
この第2の実施形態では、車載装置部1が、図1に示した第1の実施形態と同様の制御手段7の制御のもとに、電子ナンバープレート21(図1)から一定の周期で車両情報の読み取りを行なう。車両情報受信手段3は、この周期に合わせて所定期間の受信モードが設定され、周期的に車両情報を受信して、車両情報Aとして、車両情報比較手段5に供給する。これに同期して、車両情報記録手段4からも周期的に車両情報が読み出され、車両情報A’として車両情報比較手段5に供給する。これにより、車両情報手段5は周期的に車両情報A,A’を比較し、その比較結果を動作禁止手段6に供給する。動作禁止手段6はこの比較結果毎に車載装置32(図2)が盗難に遭ったか否かを判定し、その判定結果Bを制御手段7に供給する。従って、制御手段7は、車載装置32が盗難に遭っていないという判定結果Bが動作禁止手段6から送られている限り、車載装置32を通常モードに設定し、警報手段13を動作させない。
【0045】
いま、車載装置32が盗難に遭遇し、正当な車両31(図2)から取り外されてアンテナ2から正当な車両の電子スンバープレート21から車両情報を受信できなくなると、これによって車載装置32の電源が切られても、充電地14によって車載装置部1が動作を継続するため、車両情報受信手段3は定期的に車両情報を受信しようとするが、正当な車両情報を受信することができない。
【0046】
そこで、車両情報受信手段3からの車両情報Aと車両情報記録手段4からの車両情報A’とは不一致となり、車両情報比較手段5からの比較結果により、動作禁止手段6は動作禁止指令Bを発生して制御手段7に送る。これにより、制御部7は、車載装置32を動作禁止モードとして使用できない状態とし、これとともに、警報手段13を動作させて周囲に警報を発する。
【0047】
このようにして、車両情報受信手段3からの車両情報Aと車両情報記録手段4からの車両情報A’とが不一致となると、このときから充電地14を使い切るまで、警報手段13が警報を続けることになり、これによって正当な使用者などは車両31で盗難が発生したことを知らされることになる。
【0048】
なお、この第2の実施形態においても、車載装置32の動作禁止モードの解除ための動作は図1に示した実施形態と同様であり、使用者が操作手段8から上記の暗証番号を入力し、動作禁止モード解除手段12から動作禁止モード解除指令Cが出力されると、電子ナンバープレート21からの車両情報の読み取りやその車両情報記録手段4への書き込みが行なわれる。
【0049】
図5は本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法の第3の実施形態を示すブロック構成図であって、15は盗難通報手段、16は通信手段、17はアンテナであり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。なお、この第3の実施形態も、図1に示した第1の実施形態と同様、車載装置部1と電子ナンバープレート21とから構成され、これら間で車両情報などの通信を行なうものであるが、図5では、電子ナンバープレート21を省略している。
【0050】
図5において、車載装置部1では、図1に示す車載装置部1の構成に盗難通報手段15と通信手段16とアンテナ17とが追加されて構成をなすものである。
通信手段16とアンテナ17とは、携帯電話や無線LANなどによって構成される。
【0051】
図1に示した第1の実施形態と同様、車載装置32(図1)が電源スイッチの投入などによって起動すると、車両情報受信手段3は電子ナンバープレート21(図1)から車両情報を受信し、車両情報比較手段5はこれと車両情報記録手段4からの車両情報A’とを比較する。動作禁止手段6はこの比較結果を受けて、制御手段7に車載装置32の動作の許可あるいは禁止を指示する。
【0052】
車載装置32が盗難に遭遇し、他の車両に搭載されて車両情報記録手段4の車両情報A’が車両情報受信手段3からの車両情報(ゼロの情報も含む)Aが異なると、車両情報比較手段5のそのときの比較結果に基づいて動作禁止手段6から動作禁止指令Bが出力され、制御手段7は車載装置32を動作禁止モードに設定する。これとともに、動作禁止手段6は、また、盗難通報手段15に盗難発生の通報を指示する。これにより、盗難通報手段15は、予め設定された連絡先に対して、盗難の発生を伝えるための既定の内容の情報、通報情報として、を通信手段16によってアンテナ17から送信させる。かかる情報は、この車載装置32の正当な使用者の携帯電話や端末などで受信することができる。
【0053】
通報するかかる情報としては、音声情報であっても、また、電子メールなどの文章情報であってもよい。また、車載装置32の電源投入操作によって動作禁止手段6が動作禁止指令を発生したときには、車載情報受信手段3がそのときの電子ナンバープレートから受信した車両情報をも通報情報とすることもできる。これにより、盗難に遭った車載装置32を搭載した車両の登録番号なども判明することになり、この車載装置32を搭載した車両の捜索に有効に利用できることになる。
【0054】
なお、この第3の実施形態において、盗難を通報するための通信手段16と、電子ナンバープレートからの車両情報を受信するための車両受信手段3とで通信方式が共用可能であれば、アンテナ2と車両情報受信手段3との代わりに、通信手段16とアンテナ17でもって、電子ナンバープレートからの車両情報を受信するようにしてもよい。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態にのみに限定されるものではない。
【0056】
即ち、上記各実施形態では、車載装置部1と電子ナンバープレート21との間を無線で通信するものとしたが、有線や光通信などの他の通信手段を用いてもよい。
【0057】
また、車両情報記録手段4では、電子ナンバープレート21の車両情報記録部22に記録されている車両情報全体を記録し、車両情報比較手段5では、車両情報全体で比較するようにしてもよいが、車両情報の一部、例えば、登録番号などの車両特有の情報を1または2以上車両情報記録手段4に記録し、これを車両情報比較手段5で比較するようにしてもよい。
【0058】
さらには、車両情報比較手段5で比較する車両情報としては、所有者に関する情報であってもよい。この場合には、車両の買い替えなどにて車載装置を新しい車両に移設した場合でも、これら新旧の車両の所有者は同一であるため、暗証番号の入力操作を行なうことなく、車載装置32の使用が可能である。
【0059】
さらに、動作禁止手段6によって設定された動作禁止モードの解除方法としては、暗証番号を入力することによる方法ばかりでなく、例えば、特定の錠前などの鍵による操作あるいは、特定のリズムによるキー操作など正当な所有者であることを示す方法であれば、その方法を用いるようにしてもよい。
【0060】
さらに、車両の固有情報を記録した車両情報記録媒体として電子ナンバープレートを例にしたが、車両の固有情報を記録した装置であって、車両に設置されて車両を特定できる情報が記録され、車載装置部1からその情報を読み出し可能であれば、電子ナンバープレートに限定するものではない。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車載装置が盗難に遭遇しても、使用者による盗難防止モードなどの設定のための操作を必要とせずに、その車載装置を正常に動作しない状態に設定したり、警報を発生したり、あるいは通報を行なったりさせることができ、盗難抑制効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法第1の実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法車両への搭載状況を摸式的に示す図である。
【図3】図1における電子ナンバープレートの車両情報記録部に記録されている車両情報の一具体例を示す図である。
【図4】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法第2の実施形態を示すブロック構成図である。
【図5】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法第3の実施形態を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 車載装置部
3 車両情報受信手段
4 車両情報記録手段
5 車両情報比較手段
6 動作禁止手段
7 制御手段
8 操作手段
10 暗証番号記録手段
11 暗証番号比較手段
12 動作禁止モード解除手段
13 警報手段
14 充電地
15 盗難通報手段
16 通信手段
21 電子ナンバープレート
22 車両情報記録部
31 車両
32 車載装置
33 ナンバープレート
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載される電装品などの車載装置に係り、特に、車載装置の盗難を抑止するための盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に搭載された装置、即ち、車載装置の盗難を防止のための方法が提案されているが、その一例として、IDコードを用いた方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これは、車載装置にIDコードを設定することにより、この車載装置のモードを正常な動作を禁止する特定のモード(盗難防止モード)に移行させ、同じIDコードを再度入力してこの盗難防止モードを解除するまでは、この車載装置が正常に動作しないようにするものである。このようなIDコード入力式の盗難防止機能を備えた車載装置が車両に搭載されている場合には、この車載装置を盗んでも、盗難防止モードを解除するためのIDコードを知らない限り、これを使用することができない。従って、かかる盗難防止機能を備えていることにより、盗難行為の抑制を図ることができる。
【0004】
また、他の例としては、車両の前後に取り付けられている登録番号のナンバープレートを電子化し、電子ナンバープレートに記録されている車両情報を無線通信などを介して外部に読み出すようにし、かかる車両情報を読み取って盗難車や犯罪に用いられた車両の発見に利用できるようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
かかる技術では、ナンバープレートに車両情報を記憶したIDタグを取り付けたものであって、ナンバープレートに一旦取り付けられたIDタグは取外しできないようにし、無理に取り外すと、IDタグは車両情報の読出しが不能になったり、壊れたりなどして、IDタグ内の車両情報の改竄ができないようにする。これにより、盗難車や犯罪に用いられた車両でのIDタグの車両情報が改竄できないようにする。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−211360号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−354084号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、車載装置に盗難防止モードを設定する場合も、また、これを解除する場合も、使用者はこの車載装置にIDコードを入力するなどの操作を行なう必要がある。このため、使用者は、この盗難防止機能を利用する場合、車両から離れるときには、その都度IDコードを入力して盗難防止モードの設定する操作を行なわなければならないし、また、車両に戻ってきてこの車載装置を使用するときには、その都度盗難防止モードを解除するためのIDコードの入力操作が必要があり、使用者にとっては、非常に煩わしいものであって、うっかりしてその操作を忘れてしまうようなこともある。
【0009】
また、上記特許文献2に記載の技術は、盗難車や犯罪に使用した車両の探索に役に立つが、これを適用してIDタグを車載装置に設けるようにしても、この車載装置の盗難防止には役に立たない。これは、IDタグと車載装置の動作モードとは何の関係もなく、かかる車載装置が盗難にあっても、この車両装置は正常に動作するからである。
【0010】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、使用者の格別の操作を必要とすることなく、盗難を抑制することができるようにした車載装置の盗難防止装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による車載装置の盗難防止装置は、車載装置が搭載された移動体に関する移動体情報を移動体から受信するための受信手段と、この移動体情報と同一の移動体情報を記録保持した記録手段と、受信手段の受信情報と記録手段の移動体情報とを比較する比較手段と、この比較手段での比較の結果、受信手段からの受信情報と記録手段の移動体情報とが一致したとき、車載装置を正常な動作が可能な通常モードに設定し、不一致のとき、車載装置を正常な動作が不能な動作禁止モードに設定する制御手段とを備えたものである。
【0012】
また、比較手段の比較の結果、受信手段からの受信情報と記録手段の移動体情報とが不一致のとき、警報を発生する警報発生手段を設けたものである。
【0013】
あるいは、比較手段の比較の結果、受信手段からの受信情報と記録手段の移動体情報とが不一致のとき、車載装置の盗難が発生したことを通報するための通報手段を設けたものである。
【0014】
さらに、移動体からの前記移動体情報は、移動体に取り付けられた電子ナンバープレートに記録されているものである。
【0015】
上記目的を達成するために、本発明による車載装置の盗難防止方法は、移動体に保持された移動体情報を受信するための受信手段の受信情報と、車載装置に予め記録保持されこの移動体情報に等しい移動体情報とを比較し、この比較の結果、受信情報と車載装置に記録保持されている移動体情報とが一致したとき、この車載装置を正常な動作が可能な通常モードに設定し、不一致のとき、この車載装置を正常な動作が不能な動作禁止モードに設定するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
【0017】
図1は本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法の第1の実施形態を示すブロック構成図であって、1は車載装置部、2はアンテナ、3は車両情報受信手段、4は車両情報記記録手段、5は車両情報比較手段、6は動作禁止手段、7は制御手段、8は操作手段、9は表示手段、10は暗証番号記録手段、11は暗証番号比較手段、12は動作禁止解除手段、21は電子ナンバープレート、22は車両情報記録部、23は送受信手段、24はアンテナである。
【0018】
図2は車載装置の移動体(以下では、車両とする)への搭載状態を模式的に示す図であって、31は車両、32は車載装置、33はナンバープレートである。
【0019】
図3は図1における電子アンテナ21における車両情報記録部22の1具体例を示す図であって、22aは車載情報テーブル、22bはI/F(インターフェース)である。
【0020】
図1において、この実施形態は車載装置部1と電子ナンバープレート21とから構成されている。車載装置部1は、図2に示すように、例えば、ラジオやCD,ステレオ装置などのオーディオ装置、テレビ、DVD、ナビゲーション装置、エアコンといったような電装品などの車両31に装備された車載装置32に設けられており、電子ナンバープレート21は、図2に示すように、車両31の前部に取り付けられたナンバープレート33に設けられている。
【0021】
電子ナンバープレート21は、これが設けられた車両に関する情報、即ち、車両情報が記録された車両情報記録部22と、アンテナ24と、この車両情報記録部22から読み出された車両情報をアンテナ24から送信し、また、車載装置部1のアンテナ2からの送信信号をアンテナ24で受信する送受信手段23とを備えている。車両情報記録部22は、図3に示すように、車両情報を格納したテーブル22aと、このテーブル22aの車両情報を送受信手段23に送るためのI/F22bとを備えている。ここでは、車両情報を車両31(図2)の所有者の氏名や車両31の使用場所,登録番号,車体番号,形式,有効期限などの車両に固有な情報からなるものとする。
【0022】
車載装置部1には、電子ナンバープレート21のアンテナ24から送信される車両情報をアンテナ2から受信する車両情報受信手段3と、電子ナンバープレート21の車両情報記録部22に記録されている車両情報と同じ車両情報が記録された車両情報記録手段4と、車両情報受信手段3で電子ナンバープレート21からの車両情報が受信されると、この受信車両情報Aと車両情報記録手段4から読み出される車両情報A’とを比較する車両情報比較手段5とが設けられており、その比較結果が動作禁止手段6に供給される。この動作禁止手段6は、車両情報比較手段5からの比較結果をもとに、車載装置32(図2)が盗難に遭遇したか否かを判定し、盗難に遭遇したと判定したときには、動作禁止指令Bを制御手段7に送る。
【0023】
制御手段7は、動作禁止手段6から動作禁止指令Bが供給されないときには、車載装置32(図2)をそれ本来の動作が可能なモード(以下、通常モードという)に設定するが、動作禁止手段6から動作禁止指令Bが供給されると、かかる動作を禁止するモード(以下、動作禁止モードという)に設定する。
【0024】
車載装置部1には、また、車両31(図2)の正当な所有者(使用者)のみに知らされている暗証番号を記録した暗証番号記録手段10や暗証番号比較手段11,動作禁止解除手段12が設けられており、上記のように設定された動作禁止モードを解除するときに使用される。
【0025】
次に、この第1の実施形態の動作を説明する。
【0026】
いま、車両情報記録手段4に、電子ナンバープレート21の車両情報記録部22の車両情報と同じ車両情報が記録されているものとする。かかる状態で車載装置32を、その電源スイッチ(図示せず)を投入して、起動させると、制御手段7が動作して、アンテナ2から車両情報の要求情報を電子ナンバープレート21に送信させるとともに、その時点から所定期間車両情報受信手段3を受信できる動作モード(以下、受信モードという)に設定する。電子ナンバープレート21では、この要求情報がアンテナ24から送受信手段23で受信され、この要求情報に基づいて車両情報記録部22から車両情報を読み出させる。読み出されたこの車両情報は、送受信手段23により、アンテナ24から送信される。
【0027】
車載装置部1では、この車両情報がアンテナ2から車両情報受信手段3で受信される。この車両情報受信手段3は、この車両情報を受信すると、これを受信車両情報Aとして車両情報比較手段5に供給する。また、制御部7は、上記のように、アンテナ2から車両情報の要求情報を送信させるとともに、車両情報記録手段4に車両情報の読出しを指令する。これによって読み出された車両情報は、車両情報A’として、車両情報比較手段5に供給される。車両情報比較手段5はこれら車両情報A,A’を比較し、その比較結果を動作禁止手段6に送る。動作禁止手段6は、この比較結果から、車載装置32(図2)が盗難に遭遇したか否かを判定するが、この場合、車両情報Aと車両情報A’とが一致するから、車載装置32が正当な車両に搭載されているものと判定して制御手段7には動作禁止指令Bを送らない。これにより、制御手段7は車載装置32を通常モードに設定し、車載装置32を使用可能な状態とする。
【0028】
次に、車両情報記録手段4に記録されている車両情報Aと車両情報受信手段3が受信した車両情報A’とが異なる場合の動作について説明する。
【0029】
車両装置32(図2)を起動させると、制御部7はアンテナ2から車両情報の要求情報を送信させるとともに、車両情報記録手段4に車両情報A’の読出しを指令する。これにより、車両情報記録手段4から車両情報A’が読み出されて車両情報比較手段5に供給される。また、車両情報受信手段3は、制御手段7が車両情報の要求情報を送信させると、その時点から所定期間受信モードに設定され、その間アンテナ2から受信した信号を受信車両情報Aとして車両情報比較手段5に供給する。
【0030】
車両情報比較手段5は、車両情報記録手段4からの車両情報A’と車両情報受信手段3からの車両情報Aとを比較し、その比較結果を動作禁止手段6に供給する。このとき、車両情報A,A’は異なっているので、動作禁止手段6は、この比較結果から、動作禁止指令Bを発生して制御手段7に送る。これにより、制御手段7は車載装置32が盗難に遭っているものと判断し、この車載装置32を通常モードから使用不能な動作禁止モードに切り替える。
【0031】
ここで、車両情報A,A’が不一致となる原因としては、次のようなものがある。
【0032】
▲1▼車載装置32を他の車両に移し替えたとき:
この場合には、この他の車両の電子ナンバープレートから送信される車両情報は、この車載装置の車載装置部1に設けられた車両情報記録手段4に記録されている車両情報と異なることになる。このようなケースとしては、車載装置32が盗難に遭って他の車両に取り付けられた場合や所有者が車両を交換した場合、車載装置32を他人に譲った場合などが考えられる。盗まれた車載装置32は、車両に載置して使用しようとしても、上記のように車両情報A,A’が一致しないことから、使用することはできない。また、使用者が車載装置32を搭載する車両を交換しても、また、この車載装置32を他人に譲っても、動作禁止状態となるが、後述するように、使用者はかかる動作禁止モードを解除させることができる。
【0033】
▲2▼車両情報受信手段3から車両情報を受信できないとき:
上記のように、車載装置32を起動すると、制御部7が動作して車両情報の要求情報をアンテナ2から送信させるとともに、車両情報受信手段3を受信モードに設定する。受信情報受信手段3は、この受信モードの期間アンテナ2から信号を受信しなくとも、ゼロの信号を車両情報Aとして車両情報比較手段5に送ることになり、これにより、不一致の比較結果を動作禁止手段6に供給することになり、この動作禁止手段6から動作禁止指令Bが発生する。このようなケースとしては、盗難に遭った車載装置32が電子ナンバープレートを備えていない車両に搭載された場合や車両に搭載せず、電源を接続してそのまま使用する場合などがある。このような場合には、動作禁止モードが設定されるので、使用することができない。
【0034】
▲3▼車載装置32を購入して、使用者がその所有の車両に取り付けた直ぐの状態
であるとき:
新規購入した車載装置32には、車両情報記録手段4には、車両情報が記録されていない。このため、これを車両に取り付けて起動させ、電子ナンバープレート21から車両情報を取り込んでも、この車両情報Aと車両情報記録手段4から読み出されるゼロの車両情報A’とは一致せず、車載装置32は動作禁止モードに設定される。
【0035】
次に、車両情報A,A’の不一致によって設定された動作禁止モードを解除するための手段について説明する。
【0036】
上記のようにして、動作禁止モードの設定がなされた車載装置32に電源スイッチが投入されると、制御手段7により、液晶表示手段などの表示手段9に現在動作禁止モードにあることを示すや暗証番号の入力を促す表示がなされる。そこで、使用者がキースイッチなどからなる操作手段8を操作して知らされている正当な暗証番号を入力すると、制御部7はこれを暗証番号比較手段11に供給するとともに、暗証番号記録手段10から暗証番号を読み出させ、これを暗証番号比較手段11に送られる。暗証番号比較手段11では、入力された暗証番号と暗証番号記録手段10から読み出された暗証番号と比較し、その比較結果を表示手段9に表示させる。これら暗証番号が不一致の場合には、表示手段9にその旨を表わす情報を表示させ、暗証番号の再入力を促す。
【0037】
これら暗証番号が一致すると、暗証番号比較手段11は一致情報を動作禁止モード解除手段12に送る。動作禁止モード解除手段12は、この一致情報を受けると、動作禁止モード解除指令Cを発生し、車両情報記録手段4と制御手段7とに供給する。これにより、車両情報記録手段4は書込モードとなる。
【0038】
一方、制御手段7は、この動作禁止モード解除指令Cを受けると、上記のように、車両情報の要求情報をアンテナ2から送信させるとともに、車両情報受信手段3を受信モードに設定する。そして、車両情報受信手段3は、上記のようにして、この受信モードの設定期間中に電子ナンバープレート21から車両情報記録部22の車両情報を受信すると、これを車両情報比較手段5に供給するとともに、車両情報記録手段4に供給して記録させる。このようにして、車両情報記録手段4に電子ナンバープレート21の車両記録部22に記録されている車両情報が記録されることになる。
【0039】
車両記録手段4は、このようにして車両情報が記録されて書込モードの期間が経過すると、一時的に読出モードに設定され、書き込んだばかりの車両情報を読み出して、車両情報Aとして、車両情報比較手段5に供給する。車両情報比較手段5はこれら車両情報A,A’を比較し、その比較結果を動作禁止手段6に供給するが、このとき、これら車両情報A,A’は一致するので、動作禁止手段6は動作禁止モードの解除指令Bを制御手段7に送る。これにより、制御手段7は、車載装置32を動作禁止モードから通常モードに切り換え、使用できる状態にする。
【0040】
このようにして、動作禁止モードにある車載装置32を通常モードに切り換えて使用できる状態にすることができる。従って、車載装置32を新規購入して使用者が所有する車両で使用する場合や車両を買い替えて新たな車両で使用する場合には、操作手段8を操作して正当な暗証番号を入力することにより、この車載装置32をその車両で使用できる状態にすることができるし、また、これまで使用していた車載装置を他人に譲る場合も、この車載装置32の車載装置部1での暗証番号記録手段10に記録されている暗証番号を通知することにより、この他人も、その所有する車両で使用できるようにすることができる。
【0041】
なお、車載装置32が盗難に遭った場合には、この車載装置32の不当な所有者は、この車載装置32の車載装置部1での暗証番号記録手段10に記録されている暗証番号を通知することができないので、この車載装置32を使用することができない。
【0042】
図4は本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法の第2の実施形態を示すブロック構成図であって、13は警報手段、14は充電地であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。なお、この第2の実施形態も、図1に示した第1の実施形態と同様、車載装置部1と電子ナンバープレート21とから構成され、これら間で車両情報などの通信を行なうものであるが、図4では、電子ナンバープレート21を省略している。
【0043】
図4において、車載装置部1では、図1に示す車載装置部1の構成に警報手段13と充電地14とを追加したものである。この警報手段13は、動作禁止手段6から動作禁止指令Bが発生されると、制御手段7が車載装置32(図2)が車両31(図2)から取り外されて盗難に遭遇したものと判断することにより、大音量のアラームまたは発光などによる警報を発生する。また、充電地14は、車載装置32の電源が切られても、かかる警報動作を継続できるようにするためのものである。なお、この充電地14は、車載装置32の電源から充電される。
【0044】
この第2の実施形態では、車載装置部1が、図1に示した第1の実施形態と同様の制御手段7の制御のもとに、電子ナンバープレート21(図1)から一定の周期で車両情報の読み取りを行なう。車両情報受信手段3は、この周期に合わせて所定期間の受信モードが設定され、周期的に車両情報を受信して、車両情報Aとして、車両情報比較手段5に供給する。これに同期して、車両情報記録手段4からも周期的に車両情報が読み出され、車両情報A’として車両情報比較手段5に供給する。これにより、車両情報手段5は周期的に車両情報A,A’を比較し、その比較結果を動作禁止手段6に供給する。動作禁止手段6はこの比較結果毎に車載装置32(図2)が盗難に遭ったか否かを判定し、その判定結果Bを制御手段7に供給する。従って、制御手段7は、車載装置32が盗難に遭っていないという判定結果Bが動作禁止手段6から送られている限り、車載装置32を通常モードに設定し、警報手段13を動作させない。
【0045】
いま、車載装置32が盗難に遭遇し、正当な車両31(図2)から取り外されてアンテナ2から正当な車両の電子スンバープレート21から車両情報を受信できなくなると、これによって車載装置32の電源が切られても、充電地14によって車載装置部1が動作を継続するため、車両情報受信手段3は定期的に車両情報を受信しようとするが、正当な車両情報を受信することができない。
【0046】
そこで、車両情報受信手段3からの車両情報Aと車両情報記録手段4からの車両情報A’とは不一致となり、車両情報比較手段5からの比較結果により、動作禁止手段6は動作禁止指令Bを発生して制御手段7に送る。これにより、制御部7は、車載装置32を動作禁止モードとして使用できない状態とし、これとともに、警報手段13を動作させて周囲に警報を発する。
【0047】
このようにして、車両情報受信手段3からの車両情報Aと車両情報記録手段4からの車両情報A’とが不一致となると、このときから充電地14を使い切るまで、警報手段13が警報を続けることになり、これによって正当な使用者などは車両31で盗難が発生したことを知らされることになる。
【0048】
なお、この第2の実施形態においても、車載装置32の動作禁止モードの解除ための動作は図1に示した実施形態と同様であり、使用者が操作手段8から上記の暗証番号を入力し、動作禁止モード解除手段12から動作禁止モード解除指令Cが出力されると、電子ナンバープレート21からの車両情報の読み取りやその車両情報記録手段4への書き込みが行なわれる。
【0049】
図5は本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法の第3の実施形態を示すブロック構成図であって、15は盗難通報手段、16は通信手段、17はアンテナであり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。なお、この第3の実施形態も、図1に示した第1の実施形態と同様、車載装置部1と電子ナンバープレート21とから構成され、これら間で車両情報などの通信を行なうものであるが、図5では、電子ナンバープレート21を省略している。
【0050】
図5において、車載装置部1では、図1に示す車載装置部1の構成に盗難通報手段15と通信手段16とアンテナ17とが追加されて構成をなすものである。
通信手段16とアンテナ17とは、携帯電話や無線LANなどによって構成される。
【0051】
図1に示した第1の実施形態と同様、車載装置32(図1)が電源スイッチの投入などによって起動すると、車両情報受信手段3は電子ナンバープレート21(図1)から車両情報を受信し、車両情報比較手段5はこれと車両情報記録手段4からの車両情報A’とを比較する。動作禁止手段6はこの比較結果を受けて、制御手段7に車載装置32の動作の許可あるいは禁止を指示する。
【0052】
車載装置32が盗難に遭遇し、他の車両に搭載されて車両情報記録手段4の車両情報A’が車両情報受信手段3からの車両情報(ゼロの情報も含む)Aが異なると、車両情報比較手段5のそのときの比較結果に基づいて動作禁止手段6から動作禁止指令Bが出力され、制御手段7は車載装置32を動作禁止モードに設定する。これとともに、動作禁止手段6は、また、盗難通報手段15に盗難発生の通報を指示する。これにより、盗難通報手段15は、予め設定された連絡先に対して、盗難の発生を伝えるための既定の内容の情報、通報情報として、を通信手段16によってアンテナ17から送信させる。かかる情報は、この車載装置32の正当な使用者の携帯電話や端末などで受信することができる。
【0053】
通報するかかる情報としては、音声情報であっても、また、電子メールなどの文章情報であってもよい。また、車載装置32の電源投入操作によって動作禁止手段6が動作禁止指令を発生したときには、車載情報受信手段3がそのときの電子ナンバープレートから受信した車両情報をも通報情報とすることもできる。これにより、盗難に遭った車載装置32を搭載した車両の登録番号なども判明することになり、この車載装置32を搭載した車両の捜索に有効に利用できることになる。
【0054】
なお、この第3の実施形態において、盗難を通報するための通信手段16と、電子ナンバープレートからの車両情報を受信するための車両受信手段3とで通信方式が共用可能であれば、アンテナ2と車両情報受信手段3との代わりに、通信手段16とアンテナ17でもって、電子ナンバープレートからの車両情報を受信するようにしてもよい。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態にのみに限定されるものではない。
【0056】
即ち、上記各実施形態では、車載装置部1と電子ナンバープレート21との間を無線で通信するものとしたが、有線や光通信などの他の通信手段を用いてもよい。
【0057】
また、車両情報記録手段4では、電子ナンバープレート21の車両情報記録部22に記録されている車両情報全体を記録し、車両情報比較手段5では、車両情報全体で比較するようにしてもよいが、車両情報の一部、例えば、登録番号などの車両特有の情報を1または2以上車両情報記録手段4に記録し、これを車両情報比較手段5で比較するようにしてもよい。
【0058】
さらには、車両情報比較手段5で比較する車両情報としては、所有者に関する情報であってもよい。この場合には、車両の買い替えなどにて車載装置を新しい車両に移設した場合でも、これら新旧の車両の所有者は同一であるため、暗証番号の入力操作を行なうことなく、車載装置32の使用が可能である。
【0059】
さらに、動作禁止手段6によって設定された動作禁止モードの解除方法としては、暗証番号を入力することによる方法ばかりでなく、例えば、特定の錠前などの鍵による操作あるいは、特定のリズムによるキー操作など正当な所有者であることを示す方法であれば、その方法を用いるようにしてもよい。
【0060】
さらに、車両の固有情報を記録した車両情報記録媒体として電子ナンバープレートを例にしたが、車両の固有情報を記録した装置であって、車両に設置されて車両を特定できる情報が記録され、車載装置部1からその情報を読み出し可能であれば、電子ナンバープレートに限定するものではない。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車載装置が盗難に遭遇しても、使用者による盗難防止モードなどの設定のための操作を必要とせずに、その車載装置を正常に動作しない状態に設定したり、警報を発生したり、あるいは通報を行なったりさせることができ、盗難抑制効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法第1の実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法車両への搭載状況を摸式的に示す図である。
【図3】図1における電子ナンバープレートの車両情報記録部に記録されている車両情報の一具体例を示す図である。
【図4】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法第2の実施形態を示すブロック構成図である。
【図5】本発明による車載装置の盗難防止装置及び盗難防止方法第3の実施形態を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 車載装置部
3 車両情報受信手段
4 車両情報記録手段
5 車両情報比較手段
6 動作禁止手段
7 制御手段
8 操作手段
10 暗証番号記録手段
11 暗証番号比較手段
12 動作禁止モード解除手段
13 警報手段
14 充電地
15 盗難通報手段
16 通信手段
21 電子ナンバープレート
22 車両情報記録部
31 車両
32 車載装置
33 ナンバープレート
Claims (5)
- 移動体に搭載された車載装置の盗難予防装置であって、
該車載装置が搭載された該移動体に関する移動体情報を該移動体から受信するための受信手段と、
該移動体情報と同一の移動体情報を記録保持した記録手段と、
該受信手段の受信情報と該記録手段の該移動体情報とを比較する比較手段と、該比較手段での比較の結果、該受信手段からの受信情報と該記録手段の移動体情報とが一致したとき、該車載装置を正常な動作が可能な通常モードに設定し、該受信手段からの受信情報と該記録手段の移動体情報とが不一致のとき、該車載装置を正常な動作が不能な動作禁止モードに設定する制御手段とを備えたことを特徴とする車載装置の盗難防止装置。 - 請求項1において、
前記比較手段の比較の結果、前記受信手段からの受信情報と前記記録手段の移動体情報とが不一致のとき、警報を発生する警報発生手段を設けたことを特徴とする車載装置の盗難防止装置。 - 請求項1に記載の車載装置において、
前記比較手段の比較の結果、前記受信手段からの受信情報と前記記録手段の移動体情報とが不一致のとき、前記車載装置の盗難が発生したことを通報するための通報手段を設けたことを特徴とする車載装置の盗難防止装置。 - 請求項1、2、3に記載の車載装置において、
前記移動体からの前記移動体情報は、前記移動体に取り付けられた電子ナンバープレートに記録されていることを特徴とする車載装置の盗難防止装置。 - 移動体に搭載された車載装置の盗難防止方法であって、
該移動体に保持された移動体情報を受信するための受信手段の受信情報と、該車載装置に予め記録保持され該移動体情報に等しい移動体情報とを比較し、
この比較の結果、該受信情報と該車載装置に記録保持されている移動体情報とが一致したとき、該車載装置を正常な動作が可能な通常モードに設定し、該受信情報と該車載装置に記録保持されている移動体情報とが不一致のとき、該車載装置を正常な動作が不能な動作禁止モードに設定することを特徴とする車載装置の盗難防止方法。
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---|---|---|---|---|
JP2009100288A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Murata Mfg Co Ltd | 車両用通信モジュール |
JP2012155668A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toshiba Tec Corp | 電子機器およびプログラム |
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2003
- 2003-01-08 JP JP2003002270A patent/JP2004210224A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009100288A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Murata Mfg Co Ltd | 車両用通信モジュール |
JP2012155668A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toshiba Tec Corp | 電子機器およびプログラム |
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