JP2004208651A - ミズゴケ栽培用圃場 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミズゴケを、大量、かつ、容易に栽培する手段を提供すること。
【解決手段】(1)1個体または2個体以上の生長ミズゴケの葉部および/または枝部を、実質的に水と接触させないことが可能な手段、および、(2)当該生長ミズゴケの茎部と水を、直接的または間接的に接触させることが可能な手段が設けられているミズゴケ栽培用圃場、を提供することにより、上記の課題を解決し得ることを見いだした。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミズゴケの栽培手段に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
ミズゴケは、正確には、ミズゴケ亜網(Sphagnidae)に属するコケ植物のことをいい、世界に1科1属約150種が、日本に約35種が記録されている。ミズゴケは、コケ植物の中では最も経済的価値の高いものの一つとして知られており、日本では、主に園芸用に用いられることが多い。
【0003】
また、水面上で泥炭が発達する高層湿原では、ミズゴケが一面に繁茂し、その下に、主にミズゴケの遺骸からなる泥炭層が、深さ数メートルにもわたり形成されることが知られている。このような高層湿原では、数千年という長い期間にわたり、大量の二酸化炭素を固定しており、現在の地球上での、非常に重要な二酸化炭素吸収源であることが知られている。
【0004】
現在、さまざまな理由により、上記のような高層湿原に代表されるミズゴケ湿原が、急速に損なわれつつあり、地球規模の二酸化炭素の固定力の低下による、地球の温暖化の加速が懸念されている。
【0005】
このような状況下、ミズゴケを大量に、かつ、容易に栽培し得る手段が望まれている。
現在、ミズゴケの栽培方法としては、いくつかの方法が報告されている(非特許文献1、2)が、これらの方法は、常に、ミズゴケが乾燥しないように管理を行わなければならず、簡便性に問題がある、と考えられる。
【0006】
なお、本発明に関連して、乾燥ミズゴケの優れた吸収力を利用したシート状吸収材に関する特許出願もなされている(特許文献1)。
【0007】
【非特許文献1】
緑の宝石「富貴蘭」の世界、インターネット<URL: http://www.fuukiran.jp/fuukiran/mizugoke/mizugoke2.htm>
【非特許文献2】
山野草、他の植物たち−ミズゴケ、インターネット<URL: http://www3.plata.or.jp/Dionaea−Club/plants/sanyasou/mizugoke.htm>
【特許文献1】
特開平8−126662号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、本発明が解決すべき課題は、ミズゴケを、大量、かつ、容易に栽培する手段を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明者は、ミズゴケの茎部のみを水と接触させ、葉部および/または枝部は、実質的的に水とは接触させない状態を保つことにより、ミズゴケの効率的な生長を実現し得ることを見いだした。そして、このような状態を実現し得るミズゴケ栽培用圃場を、本発明において提供する。
【0010】
すなわち、本発明は、(1)生長ミズゴケの葉部および/または枝部を、実質的に水と接触させないことが可能な手段、および、(2)生長ミズゴケの茎部と水を、直接的または間接的に接触させることが可能な手段が設けられている、ミズゴケ栽培用圃場(以下、本栽培用圃場ともいう)を提供する発明である。
【0011】
本発明において、「生長ミズゴケ」とは、少なくとも、生命活動が維持されているミズゴケを意味するものとする。すなわち、「生長ミズゴケ」には、栽培された、または、野生のミズゴケ(水分が十分に含まれている状態)と、加熱処理等の殺菌死滅処理がおこなわれていない、単純乾燥ミズゴケを含むものとする[単純乾燥ミズゴケは、乾燥後、相当の長時間が経過したものでなければ、水分を供給すれば、生命活動を再開することが知られている(概ね、常温で1ヶ月程度以下の乾燥期間が、乾燥後の生命活動再開の目安である)]。
【0012】
また、本発明が適用され得るミズゴケは、コケ植物蘚類 ミズゴケ科 ミズゴケ属(Sphagnum L.)に属する全てを意味し、例えば、日本国原産のものであれば、オオミズゴケ(Sphagnum palustre L.)、イボミズゴケ(Sphagnum papillosum Lindb.)、ムラサキミズゴケ(Sphagnum magellanicum Brid.)、キレハミズゴケ(Sphagnum aongstroemii C.Hartm)、キダチミズゴケ(Sphagnum compactum DC.)、コアナミズゴケ(Sphagnum microporum Warnst.ex Card)、コバノミズゴケ(Sphagnum calymmatophyllum Warnest.& Card.)、ユガミミズゴケ(Sphagnum subsecundumNees ex Sturm)、ホソバミズゴケ(Sphagnum girgensohnii Russow)、チャミズゴケ(Sphagnum fuscum(Schimp.) H.Klinggr.)、ヒメミズゴケ(Sphagnum fimbriatum Wilson ex Wilson & Hook.f.)、スギハミズゴケ(Sphagnum capillifolium(Ehrh.) Hedw.)、ホソベリミズゴケ(Sphagnum junghuhnianum Dozy & Molk. Subsp. Pseudomolle(Warnest.) H.Suzuki)、ワタミズゴケ(Sphagnum tenellum Hoffm.)、ハリミズゴケ(Sphagnum cuspidatum Hoffm.)、アオモリミズゴケ(Sphagnum recurvum P. Beauv.)、ウロコミズゴケ(Sphagnum squarrosum Crome)等を挙げることができる。また、日本国以外の地域原産のミズゴケを、本発明に適用することも可能であることは勿論である。
【0013】
これらのミズゴケの中でも、オオミズゴケは、本発明を適用するのに好適なミズゴケの一つである。
【0014】
【発明の実施の形態】
第1図は、生長ミズゴケ10の全体概略図である。第1図のように、1個体の生長ミズゴケは、茎部11と、葉部および枝部12からなっている。本発明は、このような生長ミズゴケの茎部のみを水と接触させて、葉部および枝部は水から分離して、実質的に水と接触させない状態で生長ミズゴケを養生する、ミズゴケの栽培方法に基づき、この栽培方法を行うためのミズゴケ栽培用圃場を提供するものである。ここで、「実質的に水と接触させない」とは、特に、本栽培用圃場の生長ミズゴケの茎部を接触させるべき水と接触させない、という意味である。例えば、本栽培用圃場が屋外の場合、降雨等により、生長ミズゴケの葉部および/または茎部が雨水等に当たることを排除するものではない。しかしながら、降雨等で、長期間にわたり、生長ミズゴケの葉部および/または茎部が水没した状態は、生長ミズゴケの生長において好適ではない。
【0015】
本栽培用圃場の構成要件である、
(1)生長ミズゴケの葉部および/または枝部を、実質的に水と接触させないことが可能な手段(以下、非接触手段ともいう)、および、
(2)生長ミズゴケの茎部と水を、直接的または間接的に接触させることが可能な手段(以下、接触手段ともいう)
は、それぞれの手段が、具体的な機構において、明確に分かれていてもよいが、両手段が、同一の機構に包含されていてもよく、複合化されていてもよい。なお、(1)の非接触手段は、現に存在する生長ミズゴケの茎部および/または枝部を、実質的に水と接触させないことは勿論のこと、事後的に生長ミズゴケの生長によって生じる茎部および/または枝部をも、実質的に水と接触させないことをも意味するものとする。
【0016】
以下、本栽培用圃場の代表的な態様を列挙する。
<態様1>
態様1は、(1)底部に遮水手段が施され、側部が、透水手段の施された部材で構成され、かつ、上面が開放されている立体領域内に帯水材が配置されている帯水部と、(2)水が貯水部の側部の全部または一部と接触し、この側部に施された透水手段を介して、水が貯水部に対して浸潤するように、水を貯留することが可能な貯水部、を必須構成要件として含む、本栽培用圃場である(以下、本栽培用圃場1ともいう)。
【0017】
本栽培用圃場1は、ビルの屋上等のコンクリート面や、休耕田等の、比較的広い土地において用いるのに適している。本栽培用圃場を、所望の箇所に施工して、ミズゴケを栽培することにより、当該箇所にミズゴケ湿原の形成を実現することができる。これにより、ミズゴケ栽培による、ミズゴケの収穫や、二酸化炭素の固定は勿論のこと、ビルの屋上部等のコンクリート面においては、夏季の温度上昇を、著しく抑制することが可能である。
【0018】
第2図〜第5図は、本栽培用圃場1の実施態様を示した図面である。
本栽培用圃場1としては、例えば、第2図に示す態様が、典型的態様の一つである。
【0019】
第2図の栽培用圃場20においては、i)底部211に遮水手段が施され、側部212が、透水手段である通水口213が設けられた部材で構成され、かつ、上面が開放されている、貯水部の最大水位よりも嵩高な立体領域内に帯水材214が配置されている、帯水部21と、ii)水22が帯水部21の側部の全部または一部と接触し、この側部に施された通水口213を介して、水22が帯水部21に対して浸潤するように、水22を貯留することが可能な、貯水部23が設けられている。水22の流入により、常に、帯水材214が帯水するように、かつ、帯水材214の上には、水22が被らないように、帯水部21における帯水材214の嵩高h(特に限定されないが、水資源の効率的な使用と、ミズゴケの茎部の長さを考慮すると、好適には、8〜10cm程度である。また、この嵩高hは、側部212の高さとほぼ等しい高さである。)よりも、貯水部23の最大水位が低くなるように設定されている。この嵩高hと貯水部23の最大水位の調整は、例えば、帯水材214の嵩高hよりも、貯水部23を構成する外壁231の高さh’を低くすることにより行うことができる。この場合のh−h’は、ミズゴケの茎部の長さと、帯水部21が、恒常的に水を被らない程度を考慮すると、2〜3cmであることが好適である。また、通水口213の位置は、h’以下であることが必要であり、底部近傍であることが好適である。このような構成をとることにより、貯水部23における水位と、帯水部21の帯水材214における水位は等しくなり、かつ、この水位は、h’よりも高くなることはなく(余分な水は、貯水部23の外壁231の外側に流出する)、常に、帯水材214の上面近傍においては、h−h’の深さの直接水22とは接触しない部分が確保されることとなる。なお、場合によっては、外壁231の高さh’を側部212よりも高くすることが好適である場合も想定される。そのような場合は、貯水部23における水位を、hよりも、好適には2〜3cm低くするために、例えば、外壁231における、この貯水部23の設定水位の対応位置に排水口を設けて、余分な水を外部に流出させる、および/または、水位センサー等を用いて、貯水部23における水位をコントロールすることにより、所望する状態を作出することができる。
【0020】
なお、この貯水部23内における、帯水部21の箇所数は、1カ所であってもよいが、必要に応じて2カ所以上設けることもできる。
この栽培用圃場20においては、帯水部21内の帯水材214において、孔24を設け、かかる孔24に、1個体または2個体以上の生長ミズゴケ25の茎部251を、好適には、まとまった状態(生長ミズゴケの茎部が、「まとまった状態」である、とは、何らかの態様で、複数本の生長ミズゴケの茎部が集約している状態を意味するもので、代表的には、束ねられた状態の茎部を挙げることができる。この場合、茎部同士が絡まっていても、絡まっていなくても構わない。また、生長ミズゴケが、たとえ1本であっても、その茎部を折り込むことにより、1本の茎部を、「まとまった状態」とすることができる)として、この茎部が、帯水材214内の水22と接触することが可能な深さ(2〜3cm以上、好適には5cm程度)として嵌め込み、葉部および/または枝部252を上部に露出させた状態で、前述のように帯水部214の水位の調整を行いつつ、生長ミズゴケ25の養生を行うことにより、ミズゴケの栽培を効率的かつ簡便に行うことができる[第3図(1)]。また、孔24’には、生長ミズゴケの葉部と枝部255が除かれている茎部254’のみを嵌め込み、これを養生することによっても、この茎部254’から生長が開始し、事後的に葉部と枝部を帯水材214から露出した状態で得ることができる。ただし、このような茎部からの養生を行うには、外側に露出した、茎部254’の先端部分近傍に、生長点が保持されている必要がある。なお、茎部に生長点が存在するか否かの判断は、茎部の切断面近傍において、目視で緑色がかった彩色が認められるか否かによって行うことができる。すなわち、緑色がかった彩色が認められる場合には、生長点が確保されているものと判断し、緑色が失われている場合には、生長点が実質的に失われてしまっていると判断することが可能である。さらに、例えば、帯水材214において、種子植物256を養生して、これがもたらす日陰により日照強度を調整することもできる。
【0021】
また、第3図(2)に示すように、栽培用圃場20の帯水材214上に、生長ミズゴケ24を、好適には、生長ミズゴケ25の植物体同士を重ね合わせて、載置することによっても、この生長ミズゴケ25の養生を行い、生長ミズゴケ25を帯水材214の面から立ち上がるように生長させることができる。ただし、生長ミズゴケ25の生長の効率は、第3図(1)の例の方が優れる傾向がある。
【0022】
このように、帯水材214よりも水位が上にならないように設計されている栽培用圃場20の帯水部21は、ここに生長ミズゴケ25の茎部のみを接触させて養生することにより、茎部251は、帯水材214に帯水している水に接触し、栽培用圃場20は、接触手段を備えていることとなる。また、逆に、生長ミズゴケ25の葉部および/または茎部は、帯水材214の外側に露出して、帯水材214中の水には接触せず、栽培用圃場20は、非接触手段をも備えていることとなる。
【0023】
なお、上述した栽培用圃場20において、遮水手段としては、底部211を構成する素材を、遮水性を有する素材とすることが挙げられる。この遮水性を有する素材としては、例えば、粘土、プラスチック等を挙げることができる。また、例えば、通常の防水性に乏しいコンクリート面等の底面に防水処理を施してもよい。また、底部に防水性が認められる素材、例えば、ビニール製のシート等を敷いてもよい。また、透水手段としては、本例のように、通水口を側部に設けてもよいし、側部自体を透水性の素材、例えば、多孔性コンクリート等としてもよい。帯水材214としては、特に限定されず、砂礫、土砂等を例示できるが、可能な限り、無機物から構成される素材を当該帯水材とすることが好適である。このような観点から、一般的な意味の土砂よりも、砂礫の方が好適である場合が多い。
【0024】
本栽培用圃場1の貯水部23に水22を供給する水源は、特に限定されず、水道水、地下水、湖水、河川水、雨水等を事情に応じて選択することができる。
例えば、施工場所が休耕田である場合には、既存の用水路の水を利用することができる。例えば、休耕田300に、第2図に示したと同様の、人工圃場20を構築し、貯水部23の水は、水門331が設けられている貯水池332が水源の、水田用の用水路333から引水して、これを水22として用いることができる(第4図:縦断面図)。また、栽培用圃場20の貯水部23は、水をそのまま貯留して、帯水部21に向けて供給するが、これに代えて、例えば、第5図に示すように、ここに乾燥ミズゴケ231を詰め込み、さらに、給水ポンプ等の給水源221からの水22を、これに保水させて、この捕獲水を、側部212として用いた防草シート等の透水材を経由して(なお、底面211は、防水層である)、帯水部21に向けて浸透させることにより、水の必要量が少なくなり、水資源の節約を図ることができる。この態様20’は、特に、水道水を用いることの多い、ビルの屋上等の都市型の環境に栽培用圃場を施工する場合に適用することが好適である。
【0025】
<態様2>
態様2は、水を貯留し得る貯水部と、1個体または2個体以上の生長ミズゴケを貯水部に懸垂可能な懸垂部を含み、当該懸垂部は、生長ミズゴケの茎部を貯水部中に懸垂させ、葉部および/または枝部を貯水部外に露出させ得る機構を有している態様の本栽培用圃場である(以下、本栽培用圃場2ともいう)。なお、本態様の貯水部は、自然物であれば、湖沼、湿原、河川、地下水層等の天然貯水部が該当し、人工物であれば、皿、壺、バット等の小規模の人工貯水部;貯水槽、ため池、人工河川、人工地下水層、プール、ダム、田圃等の比較的大規模な人工貯水部;その他、所望の設計に基づいて製造される人工貯水部全般を意味する。
【0026】
第6図(縦断面図)において、懸垂部41は、まとまった状態の生長ミズゴケの茎部421を嵌め込むことが可能な嵌め込み孔412が設けられ、かつ、円筒状の貯水部43の開口部近傍の縁に嵌め込んで、懸垂部41と貯水部43を嵌着することが可能な嵌着機構413が設けられている、蓋状の部材である[第6図(1)]。第6図(2)に示すように、嵌め込み孔412に、2個体以上の生長ミズゴケ42(1個体でもよい)の、まとまった状態の茎部421を嵌め込んだ、懸垂部41を、水44が入っている、貯水部43の開口部に嵌着させて、生長ミズゴケ42を、貯水部43に対して懸垂した状態で、水44と茎部421を接触させることで、生長ミズゴケ42の養生を行うことができる。なお、この態様の場合、茎部421を、例えば、第6図(3)に示すような、円筒状の金網型部材413に嵌め込んで、第6図(4)に示すように定形化を行うことも可能であり、第6図(5)に示すような、有孔の円筒状部材414に嵌め込んで、第6図(6)に示すように定形化を行うことも可能である。
【0027】
また、懸垂部も、例えば、水抜きとガス交換の目的から、小孔415を設けることも可能であり、外側に凸部416を設けることもできる[第7図(1)の懸垂部41A:縦断面図]。また、さらに、嵌め込み孔412において、網状部材等の透水部材製の袋状部材417を設けることもできる[第7図(2)の懸垂部41B:縦断面図]。この袋状部材417に、茎部がまとまった状態の生長ミズゴケ45を、その上に接触するように嵌入して、上記の第6図に示した要領で、生長ミズゴケ45の養生を行うことができる[第7図(3):縦断面図]。また、嵌め込み孔を、一つの懸垂部において複数設けることも可能である。第7図(4)は、水44’を入れた箱形の水槽413’の縁に対して、嵌め込み固定が可能な、複数の嵌め込み孔412’と、小孔414’を設けた、蓋型の懸垂部41’を、水槽713’の縁に対して嵌め込み固定を行い、各嵌め込み孔412’には、それぞれ、茎部がまとまった状態の生長ミズゴケ42’を、上記の要領で嵌め込み、各生長ミズゴケ42’同士の間を、砂礫46で埋めた態様を示した図面である。このように、本態様においても、複数のミズゴケ栽培単位の養生を行うことが可能である。
【0028】
このような、「懸垂する」態様の、本栽培用圃場2は、上記のような懸垂部において、生長ミズゴケの葉部と枝部と、茎部とを分離し、葉部と枝部と茎部を外部に露出させる、非接触手段を備えると共に、茎部を貯水部内の水に接触させる、接触手段を備えている。
【0029】
なお、本栽培用圃場2では、貯水部の水の蒸散を、蓋のような密閉性を与える懸垂部によって抑制することができる。そして、この態様は、a)屋上における使用、b)屋内における使用、および、c)斜面・壁面における使用に適している。a)屋上における使用と、b)屋内における使用に関しては、上記のような態様の本栽培用圃場2を、適切な条件下、屋上や屋内において行うことで、ミズゴケの養生を行うことができる。
【0030】
斜面においては、例えば、第8図(1)(縦断面図)に示した栽培用圃場470において、斜面47上に、階段状に、茎部がまとまった状態の生長ミズゴケ471が、葉部および/または枝部を外部に露出させた状態で、懸垂部472によって、貯水部473中で懸垂されて、茎部のみが、各貯水部473中の水の中に垂れ下がっている。各貯水部473は、給水パイプ474により、逐次、一定の水位を保つために、給水が可能な状態になっている。なお、余剰の水は、懸垂部材472に設けてある小孔(図示せず)によって外部に排出される仕組みになっている。
【0031】
栽培用圃場470を、垂直壁面において使用する場合[第8図(2)]は、例えば、個々の貯水部473’を、壁面47’に係止機構を設けて係止して、上記の斜面における場合と同様に、給水手段である給水パイプ474’により、逐次給水を可能として、懸垂部472’内の水位を一定に保つようにする。そして、懸垂部472’によって、生長ミズゴケ471’を貯水部内で懸垂し、葉部および/または枝部は外部に露出させて、茎部のみを、貯水部内の水と接触させるようにする。
【0032】
これらの状態で、生長ミズゴケを養生することで、斜面や壁面においても、ミズゴケの栽培を行うことができる。
<態様3>
態様3は、態様2のミズゴケ栽培用圃場の懸垂部に、貯水部中の水面近傍に浮上する機構が設けられている態様のミズゴケ栽培用圃場である(以下、本栽培用圃場3ともいう)。
【0033】
すなわち、本栽培用圃場3は、貯水部に貯留された水と、生長ミズゴケの茎部との接触が、生長ミズゴケを、浮力により水面近傍に浮上させることが可能な懸垂部により行われることを特徴とする、ミズゴケ栽培用圃場である。
【0034】
「浮力により水面近傍に浮上させることが可能な機構」は、水よりも比重が小さい素材や器具を用いた機構が好適である。素材としては、発泡スチロール、木材等を用いることができる。器具としては、浮き球、浮き輪等の、空気等のガスを大量に含む器具を挙げることができる。
【0035】
例えば、第9図(1)(縦断面図)は、水51をたたえた、排水口521付きの水槽52の中に、浮上機能の付いた懸垂部として、発泡スチロール製の外枠531と、網状体製の底部532が設けられた、低比重の容器53の底部532上に、生長ミズゴケ54を多数載置したものを静置した状態を示した図面である。低比重容器53は、その水に対する浮力により、水51の水面において浮上しており、生長ミズゴケ54の葉部と枝部近傍は、水51を被らずに、茎部のみが水中に没している。この状態を維持することにより、生長ミズゴケ54の養生を行うことができる。なお、低比重容器53の浮力が足りない場合は、必要に応じて、発泡スチロールを付加可能にしておく(5311)ことが好適である。また、発泡スチロールに代えて、または、組み合わせて、浮き球等を用いることもできる。また、第17図(2)のように、発泡スチロールの板55に、複数の貫通口551を設けて、ここに、生長ミズゴケ54を嵌め込んで、そのミズゴケの茎部を水51に接触させて、生長ミズゴケの養生を行うことも可能である。
【0036】
このような、「浮上する」態様の、本栽培用圃場3は、上記のような浮上機能の付いた懸垂部において、生長ミズゴケの葉部と枝部と、茎部とを分離し、葉部と枝部と茎部を外部に露出させる、非接触手段を備えると共に、茎部を貯水部内の水に接触させる、接触手段を備えている。
【0037】
態様3の本栽培用圃場は、a)屋上における使用、b)屋内における使用、および、c)ダム湖面(人造湖面)やため池面における使用に適している。a)屋上における使用と、b)屋内における使用に関しては、この態様の本栽培用圃場を、適切な条件下、屋上や屋内において行うことで、ミズゴケの養生を行うことができる。特に、この態様3を比較的小規模で行う場合は、上記の水槽と発泡スチロールのデザインを工夫することにより、斬新なデザインとすることが可能であり、インテリア用途としても有望である。
【0038】
また、c)ダム湖面(人造湖面)やため池面における使用は、この態様3の本栽培用圃場の最も有望な使用態様の一つである。すなわち、ダム湖面(人造湖面)やため池面において、この態様の使用を行うことで、湖面等をミズゴケの浮遊圃場で被覆し、水分の蒸発を低下させることが可能であり、ミズゴケの栽培自体を、水分の補給なしに行うことが可能である。また、ミズゴケの栽培により、湖水が酸性に傾き、富栄養化等による、有害プランクトンの発生を抑制することも可能であると考えられる。
【0039】
第10図は、この態様3の大規模な実施態様を概念図として示したものである。第10図(1)は、ダム湖等61における浮上単位62の拡大概念図であり、第10図(2)は、全体概念図である。筏様の浮上単位62A、B,C、D・・・は、木枠621で区切られ補強されており、各々のブロック622A、B,C・・・の底部は、網状体(図示せず)が強固に張られることにより構成されている。かかる各ブロックの上に、さらに、底部に網状体が張られている、木や、発泡スチロール等の軽量素材製の枠単位623A、B・・・の中に、生長ミズゴケ624が、成長点側を上にして載置されており、これが、各ブロック622A、B,C・・・上に、ピン625で係止されつつ、載置されている。浮上単位62A、B,C・・・は、湖岸とワイヤーロープ63A、B,C・・・で連結されており、さらに、これらのワイヤーロープの浮上単位側の連結部631を経た先端には、浮き球632が付加されており、浮上単位62の浮力の向上が図られている。また、浮上単位62同士は、筏状の通路633で連結されており、作業者等が、筏間を容易に移動することができるようになっている。このようにして、複数の筏様の浮上単位62が、湖水64上に浮いた状態が保たれている。
【0040】
この第10図に示される状態を保つことにより、ダム湖61上において、湖水で、生長ミズゴケ624の養生を行うことが可能であり、前述したように、ミズゴケの栽培と同時に、湖水の蒸散抑制と、湖水環境の保全に資することができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例を記載する。
態様1(ミズゴケの大規模栽培)
秋田県雄勝郡内の休耕田、約1000平方メートルを利用して、オオミズゴケの大量栽培を試みた。すなわち、休耕田内を平地に均して、幅が8cmで、長さが10mの、厚さが1.5cmの木板2枚と、幅が8cmで、長さが3.6mの厚さが1.5cmの木板2枚を用いて、長手方向10mで、短手方向3.6mで、高さが8cmの木製の囲いを造った。次いで、この囲いの底面と側面の全てを、1枚の防水シートで被覆し、この防水シートで被覆した囲いの中に、幅が10cmで、長さが9.8mの、厚さが1.5cmの木板2枚と、幅が10cmで、長さが3.4mの、厚さが1.5cmの木板2枚を用いて、長手方向が9.8mで、短手方向が3.4mの、高さが10cmと、一回り小さく嵩高の囲いを造った。次いで、内側の囲いの中に、砂礫がすり切り一杯となるように、砂礫を配置して、ここを帯水部とした。そして、外側の囲いと内側の囲いの空隙を、貯水部とした。水は、休耕田よりも高い位置にある用水路から、管を用いて、貯水部に導入した。その結果、常に、貯水部は水で一杯になり、余分な水は貯水部の外側に排出される一方、帯水部へは、下部の隙間から入り込み、底部から8cm部分の砂礫が常に水に浸かり、上から約2cmの部分は、直接に水とは接触しない状態が恒常的に出来上がった。このようにして作出した帯水部を、ミズゴケ栽培用のフィールドとした。
【0042】
次に、このフィールド上に、直径5cm、深さ5cm程度の穴を掘り、その中に野生のオオミズゴケを茎部が、約5cm確保されるように刈り取り、この茎部を束にして、穴の中に嵌め込んだ。このような栽培単位を、フィールド上に10cm四方に一単位程度設けて、フィールドを放置した。
【0043】
その結果、オオミズゴケは、フィールド一面に繁茂し,1年間で、約5〜10cmにも伸長した[第11図]。
【0044】
態様2
市販の円筒形の蓋付の密閉型のプラスチック容器の、円形の蓋部の中央部近傍に、直径5cmの中央孔を空け、さらに、その周囲に、直径5mm程度の多数の小孔を設けた。中央孔に、上記の大規模栽培で得られた複数個体の生長ミズゴケの茎部を、2cm程度切断して、まとまった状態で、葉部と枝部が蓋の表側となるように、この中央孔に嵌め込み、水を満たした容器に、この蓋を嵌め込んだ。
【0045】
このようにして作成した本栽培用圃場を、東京都内のビルの屋上に、6月から9月にかけて放置した。この態様では、大雨となっても、水は長時間、生長ミズゴケの葉部と枝部には被らず、逆に、容器中の水が、雨が降らずに過度に減少したときは、水道水を容器中に補給した。
【0046】
その結果、はじめは僅かであった生長ミズゴケの葉部と枝部が著しく生長して、ブルト状の形態を形成していることが認められた(第12図)。
【0047】
[態様3]
直径が1.5cm程度の貫通小孔を設けた、厚さが1.5cm程度、直径が15cm程度の発泡スチロール製の円板状の軽量基盤において、小孔に、上記の大規模栽培で得られた生長ミズゴケの茎部を2cm程度切断して、まとまった状態で、これらの小孔に嵌め込み、茎部側を下側に向けて、日当たりの良い室内の水槽の上に浮かばせて、東京で、6〜9月の間、放置した。その結果、軽量基板上に、ミズゴケの葉部と枝部が伸長して、ほとんど、円板上は、ミズゴケによって覆われていた(第13図)。
【0048】
【発明の効果】
本発明により、ミズゴケの効率的かつ容易な栽培を可能とする、ミズゴケ栽培用圃場が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】生長ミズゴケの外観を示した図面である。
【図2】本栽培用圃場1の基本的な構成を示した図面である。
【図3】本栽培用圃場1における、生長ミズゴケの植え付けを示した図面である。
【図4】休耕田等の用水路が確保可能な場合の、本栽培用圃場1の態様を示した図面である。
【図5】貯水部の構成を変更した、本栽培用圃場1の態様を示した図面である。
【図6】生長ミズゴケを、懸垂部を用いて、貯水部等の底部よりも上に配置した、本栽培用圃場の態様を示した図面である。
【図7】懸垂部の、図6とは別の態様の一例等を示した図面である。
【図8】斜面と壁面における、本栽培用圃場の一態様を示した図面である。
【図9】生長ミズゴケを、浮力により、貯水部等の水面近傍に浮上させることにより、ミズゴケの栽培を行う、本栽培用圃場の態様を示した図面である。
【図10】生長ミズゴケを、浮力により、貯水部等の水面近傍に浮上させることによる、本栽培用圃場の大規模な実施例を示した図面である。
【図11】態様1の本栽培用圃場の実際像の一例を示した図面である。
【図12】態様2の本栽培用圃場の実際像の一例を示した図面である。
【図13】態様3の本栽培用圃場の実際像の一例を示した図面である。

Claims (5)

  1. (1)1個体または2個体以上の生長ミズゴケの葉部および/または枝部を、実質的に水と接触させないことが可能な手段、および、(2)当該生長ミズゴケの茎部と水を、直接的または間接的に接触させることが可能な手段が設けられている、ミズゴケ栽培用圃場。
  2. 請求項1記載のミズゴケ栽培用圃場が、(1)底部に遮水手段が施され、側部が、透水手段の施された部材で構成され、かつ、上面が開放されている立体領域内に帯水材が配置されている、1または2カ所以上の帯水部と、(2)水が貯水部の側部の全部または一部と接触し、この側部に施された透水手段を介して、水が貯水部に対して浸潤するように、水を貯留することが可能な貯水部、を必須構成要件として含む、ミズゴケ栽培用圃場である、ミズゴケ栽培用圃場。
  3. 請求項1記載のミズゴケ栽培用圃場が、水を貯留し得る貯水部と、1個体または2個体以上の生長ミズゴケを貯水部に懸垂可能な懸垂部を含み、当該懸垂部は、生長ミズゴケの茎部を貯水部中に懸垂させ、葉部および/または枝部を貯水部外に露出させ得る機構を有しているミズゴケ栽培用圃場。
  4. 懸垂部に、貯水部中の水面近傍に浮上する機構が設けられている、請求項3記載のミズゴケ栽培用圃場。
  5. 1個体または2個体以上の生長ミズゴケの茎部が、まとまった状態で保持されている、請求項1〜4のいずれかに記載のミズゴケ栽培用圃場。
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