JP2004208436A - スピンドルモータ及びこれを備えたディスク装置 - Google Patents

スピンドルモータ及びこれを備えたディスク装置 Download PDF

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Hiroyuki Kitamura
寛之 北村
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Abstract

【課題】スピンドルモータのステータ及びロータの組立高さ精度の影響を受けにくく、ステータのダンピング効果をより向上させるための電磁系騒音低減を施したスピンドルモータ及びこれを備えたディスク装置を提供することにある。
【解決手段】中心軸線の回りで回転自在に支持され、磁石が設けられた内周面を有するロータと、前記内周面の内側において前記磁石と対応して設けられ強磁性材料からなるステータであって、前記中心軸線と同軸的に設けられた環状部と、前記環状部から前記中心軸線に対して放射状に突出した複数の巻線部と、各巻線部の延出端に前記中心軸線方向に曲げられ、前記磁石と対向した極部とを有して板状に形成されたコア形成部材を複数有し、前記複数のコア形成部を同軸的に積層して前記極部間に非強磁性領域を形成したステータコアと、前記各巻線部に巻装されたコイルとを有するステータとを設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスピンドルモータ及びこれを備えたディスク装置に関し、特に電磁音を低減した静音性の求められる精密小型スピンドルモータ及びこれを備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年パーソナルコンピュータ(PC)の外部記憶媒体として光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどが用いられ、これらを駆動する装置として光ディスクドライブ(CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RW等)や磁気ディスクドライブ(FDD、HDD等)が搭載されている。特に磁気ディスクドライブの1つであるHDDは、処理の高速化はもちろんのことPCの小型化やその使用環境に応じて、HDD自身の小型化、耐環境への対応が求められてきている。また、近年HDDはPC以外にもカーナビゲーションや携帯型音楽再生装置等にも用途が拡大し、これに伴う小型・軽量化、過酷な環境下での使用が要求され、より一層これらへの対応が必要となってきている。特に、磁気的な記録再生を行うHDDが、例えば、HDDビデオ、セットトップボックスなどの家庭用電気製品に組み込まれるようになり、その静音性が求められ始めてきている。
【0003】
HDDにおいて、騒音の発生源となる部品は幾つかあるが、特にディスク媒体を回転させるスピンドルモータの振動によって発生する騒音が顕著となり、このスピンドルモータの振動をできる限り抑えようという技術が幾つか知られている。
【0004】
例えば、特開2000−37064号公報には、スピンドルモータに発生する騒音を小さくするために、ステータコア内周面と、ステータコア取付け部外周面との間に隙間sを設け、この隙間sに接着剤を充填して、ステータコアをステータコア取付け部に固定させる構造が開示され、このような構造にて部品代が安価で、回転特性が良好、かつ発生する騒音が小さいスピンドルモータを実現しようとしている。
【0005】
また、特開2002−34201号公報には、ステータコイルに供給される交流電流によりステータに発生する電磁振動やシャフトが受けるロータの回転振動がフランジに伝播することによるフランジでの振動や騒音の発生を防止するために、フランジとステータ、シャフトとの間に制振材を介在させ、あるいはフランジ自体を制振材で構成し、ステータからの電磁振動やシャフトからの回転振動を制振材で減衰、吸収しようとしている。
【0006】
しかし、上述した先行技術においては、その構成上、磁場の高さ方向のバランスは各部材の組立精度によるところが大きく、また振動伝達を抑えるための締結部のダンピング効果を得る部分も、主振動源と考えられるステータ側では、締結部分面積のみしか対策を施しておらずで効果が小さい。
【0007】
また、ステータ部品の隙間に弾性体を充填するには、モータ内部総体積に比較して大量の弾性体が必要であり、精密小型モータの分野ではモータ重量的にも問題となる。特に、ディスク媒体を回転させる機構としてスピンドルモータを用いるHDDにおいては、その小型、軽量化が重要な課題となっている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−37064号公報(請求項1、図1)
【特許文献2】
特開2002−34201号公報(請求項1、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、スピンドルモータ電磁系部品であるステータ部品及び、ロータ部品であるマグネット等の組立高さ精度の影響を受けにくく、ステータ部品のダンピング効果をより向上させるための電磁系騒音低減を施したスピンドルモータ及びこれを備えたディスク装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のスピンドルモータは、中心軸線の回りで回転自在に支持され、磁石が設けられた内周面を有するロータと、前記内周面の内側において前記磁石と対応して設けられ強磁性材料からなるステータであって、前記中心軸線と同軸的に設けられた環状部と、前記環状部から前記中心軸線に対して放射状に突出した複数の巻線部と、各巻線部の延出端に前記中心軸線方向に曲げられ、前記磁石と対向した極部とを有して板状に形成されたコア形成部材を複数有し、前記複数のコア形成部を同軸的に積層して前記極部間に非強磁性領域を形成したステータコアと、前記各巻線部に巻装されたコイルとを有するステータとを持つことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明のディスク装置は、ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、前記ディスクから情報を再生するヘッドと、を備え、前記スピンドルモータは、
中心軸線の回りで回転自在に支持され、磁石が設けられた内周面を有するロータと、前記内周面の内側において前記磁石と対応して設けられ強磁性材料からなるステータであって、前記中心軸線と同軸的に設けられた環状部と、前記環状部から前記中心軸線に対して放射状に突出した複数の巻線部と、各巻線部の延出端に前記中心軸線方向に曲げられ、前記磁石と対向した極部とを有して板状に形成されたコア形成部材を複数有し、前記複数のコア形成部を同軸的に積層して前記極部間に非強磁性領域を形成したステータコアと、前記各巻線部に巻装されたコイルとを有するステータとを持つことを特徴とするものである。
【0012】
このような構成にすることで、ステータ磁場中心位置の磁場変化を緩やかにする事によって、組立時に発生する組立位置ズレによるロバスト性を向上させる事ができ、電磁音の個体ばらつきを減少させ、モータの騒音を低減することが可能となるとともに、ステータの外周部分にのみ空隙もしくは非強磁性層を有するため、巻線位置で規定されるステータ部品の高さ寸法内で抑えることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら発明の実施の形態を説明する。本発明の実施形態に係るディスク装置として、磁気ディスク装置を例に取り以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置を示す斜視図である。
同図に示すように、この磁気ディスク装置1は、上面の開口した矩形箱状の筐体ケース2と、複数のねじにより筐体ケース2にねじ止めされた筐体ケース2上面の開口を閉塞するトップカバー(図示せず)とを備えている。
【0014】
筐体ケース2内には、情報を磁気的に記憶可能な磁気ディスク3と、この磁気ディスク3を駆動する駆動力を発生するスピンドルモータ4及びこのスピンドルモータ4に磁気ディスク3をクランプするディスククランプ機構を備えたディスク駆動機構と、磁気ディスク3に対し情報の書き込み、読み出しを行う磁気ヘッド素子を搭載した磁気ヘッドスライダ5と、磁気ヘッドスライダ5を磁気ディスク3に対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ6と、ヘッドアクチュエータ6を回動及び位置決めするボイスコイルモータ8と、磁気ヘッドスライダ5が磁気ディスク3の最外周に移動した際、磁気ヘッドスライダ5を磁気ディスク3から離間した退避位置に保持するランプ9と、ヘッドIC等を有する基板ユニット10等が収容されている。
【0015】
また、筐体ケース2の底壁外面には、基板ユニット10を介してスピンドルモータ4、ボイスコイルモータ8、及び磁気ヘッド素子の制御を行うプリント回路基板(図示せず)がねじ止めされている。
【0016】
ヘッドアクチュエータ6は、筐体ケース2の底壁上に固定された軸受ユニット12を備えている。軸受ユニット12は、筐体ケース2の底壁に対し垂直に設立されたベアリングシャフト13と、ベアリングシャフト13に一対の軸受を介して回転自在に支持された円筒形状の筒状保持部材14とを供えている。また、ヘッドアクチュエータ6は、筒状保持部材14に取り付けられた複数のスペーサリングを持ち、このスペーサリングを介在させるかたちで積層配置される複数のヘッドアッセンブリ15を備えている。
【0017】
ボイスコイルモータ8は、ヘッドアクチュエータ6の支持枠16に固定されたボイスコイル17と、ボイスコイル17を挟み込むようにケース12上に固定された一対のヨーク18と、一方のヨーク18に固定された磁石19とを供えている。
【0018】
ここで、本実施形態の磁気ディスク装置1が備えるスピンドルモータ4とディスククランプ機構とから構成されるディスク駆動機構20について図2乃至図3を用いて詳述する。
【0019】
図2は本実施形態に関するディスク駆動機構の断面図で、この図に示すように、このディスク駆動機構20に設けられたスピンドルモータ4は、磁気ディスク3を搭載したロータ21と、ロータ21に設けられた駆動マグネット22との磁気的な作用によりロータ21に回転力を付与するための磁気回路が搭載されたステータ23とから構成されている。
【0020】
ロータ21は、例えばSUS420等のステンレス鋼を加工して形成されたハブ36と、ハブ36が締結される例えばアルミニウム又はステンレス系の材料で形成された回転軸であるモータ軸26と、ハブ36の内壁面に組込まれた前記駆動マグネット22とを供えている。
【0021】
一方、ステータ23は、アルミダイカスト等で形成された筐体ケース2の底壁に形成された透孔に嵌合されているとともに複数のねじで底壁にねじ止めされたブラケッ27を備えている。ブラケット27の中心部には、円筒形状の支持部24が上方に突出して一体に形成されている。そして、支持部24に、スピンドルモータ4のロータとして機能するハブ36およびステータ24が支持されている。
【0022】
つまり、ハブ36は、円筒状の周壁と周壁の内側に同軸的に設けられたモータ軸26とを備えて形成されている。モータ軸26は、支持部24内に挿入され、軸受機構28を介して支持部24によって中心軸線Aの回りで回転自在に指示されている。
【0023】
また、周壁の内周面には、後述する磁気回路の一部を構成する環状の駆動マグネット22が固定されている。なお、ハブ36は磁性材料で形成され、周壁はバックヨークとしての機能を有している。
【0024】
磁気ディスク3はその中心に内孔を有し、この内孔にハブ36の上端部が嵌合された状態でフランジ上に搭載されている。また、ハブ36の上端には、板ばねからなる円板状のクランパ33がねじ39によって取り付けられ、磁気ディスク3の内周は、このクランパ33の周縁部とフランジとにより挟持されている。また、複数の磁気ディスク3を積層するために、磁気ディスク3の間に環状のスペーサ35が挟み込まれる場合もある。それにより、磁気ディスク3はハブ36に固定され、中心軸Aの回りでハブ36と一体に回転自在に支持されている。
【0025】
一方、スピンドルモータ4のステータ23は、支持部24の外周面に固定されてハブ36の周壁の内側に位置したステータコア31、およびステータコア31に取り付けられる複数のコイル32を備えて構成されている。
【0026】
スピンドルモータ4の磁気回路をステータの構成とともに詳細に述べると、図2乃至図3に示すように、環状に形成された駆動マグネット22は、多極に着磁され、本実施形態においては12極に着磁されている。
【0027】
ステータコア31は、支持部28の外周面に嵌合された環状部31a、環状部31aの外周から中心軸線Aに対して放射方向外方に延出した9個の巻線部31b、および各巻線部31bの延出端に形成された極部31cを備えている。巻線部31bは、環状部31aの円周方向に沿って等間隔離間して設けられている。そして、各巻線部31bにはコイル32が巻装されている。また、各極部31cは、環状部31aの円周方向に沿った巻線部31bの幅よりも大きな値を持って形成されるとともに、駆動マグネット22の内周面に僅かな隙間をおいて対向している。
【0028】
各コイル32は、フレキシブル配線基板を介して、前述の回路基板に電気的に接続されている。そのため、各コイル32に通電されると、図3に矢印で示すように、コイル32によって形成される磁束Φは、巻線部31b、極部31c、駆動マグネット22、隣接した極部31c、巻線部31b、および環状部31aを通って流れる。従って、ハブ36は、形成される磁界の相互作用により中心軸線Aの回りで回転駆動される。
【0029】
ステータコア31の構成について詳述すると、本実施形態によれば、図2に示すようにステータコア31は、複数、例えば6枚のコア形成部材を積層して形成されている。
【0030】
コア形成部材は第1のコア形成部材311と第2のコア形成部材312を有し、板厚約0.2乃至0.4mmの珪素鋼板をプレス機によって打ち抜くことにより、ほぼ環状に形成されている。各コア形成部材311、312は、それぞれステータコア31の環状部31a、巻線部31b、極部31cに対応しこれを構成するための環状部31a、巻線形成部31b、および極部形成部31cを有し、ステータコア31と同一の平面形状に形成されている。
【0031】
上述のように本実施例におけるコア形成部材は第1のコア形成部材311と第2のコア形成部材312があり、各々の極部形成部31cが巻線形成部31bに対して、中心軸線方向に変形した構造をとっている。具体的には、第1のコア形成部材331は、その極部形成部31cが巻線形成部31bに対して、このコア形成部材を中心軸に沿って積層した際に上部方向に曲がっている。この曲げは、プレス加工によって施される。また、第2のコア形成部材312は、第1のコア形成部材311とは逆に、その極部形成部31cが巻線形成部31bに対して、このコア形成部材を中心軸に沿って積層した際に下部方向に曲がっている。この曲げもまた、プレス加工によって施される。
【0032】
本実施形態のステータコア31は、上述した第1のコア形成部材311を3枚、その下に第2のコア形成部材312を3枚積層する構造をとっている。そして、第1のコア積層部材311と第2のコア形成部材312の各々曲げられた極部形成部31cの間には非強磁性領域が形成34される。この非強磁性領域34は空隙となっており、この非強磁性領域34により、回転軸方向、すなわち磁気ディスク装置の高さ方向のステータ23と駆動マグネット22間の磁場中心位置付近の高さ方向磁場変化をより緩やかにすることが可能となる。
【0033】
上述の非磁性領域34は空隙となっているが、この空隙に、よりダンピング性の高い部材を充填しても良い。例えば、常磁性材料からなるアルミニウム、セラミックス材料や、非磁性材料からなる樹脂材料のエポキシ、アクリルなどを充填することで、より高い、高さ方向の磁場変化を緩和することが可能となる。
【0034】
<他の実施形態>
図4は本願発明の他の実施形態である。本実施形態においては、ステータコア31を形成するコア形成部材311、312の形状が上述の実施形態と異なっている。
本実施形態のステータコア31の構成について詳述すると、図4に示すようにステータコア31は、先に述べたステータコア31と同様に複数、例えば6枚のコア形成部材を積層して形成されている。
【0035】
コア形成部材は第1のコア形成部材311と第2のコア形成部材312を有しており、その板厚は約0.2乃至0.4mmで珪素鋼板をプレス機によって打ち抜くことにより、ほぼ環状に形成されている。各コア形成部材311、312は、それぞれステータコア31の環状部31a、巻線部31b、極部31cに対応しこれを構成するための環状部31a、巻線形成部31b、および極部形成部31cを有し、ステータコア31と同一の平面形状に形成されている。
【0036】
本実施例におけるコア形成部材の第1のコア形成部材311は、その極部形成部31cが巻線形成部31bに対して、中心軸線方向に変形した構造をとっていない。すなわち、第1のコア形成部材311は、環状部31a、巻線形成部31b、および極部形成部31cが同一の平面形状をしている。
【0037】
これに対して、第2のコア形成部材312は、その極部形成部31cが巻線形成部31bに対して、中心軸線方向に変形した構造をとっている。具体的には、第2のコア形成部材312は、その極部形成部31cが巻線形成部31bに対して、このコア形成部材を中心軸に沿って積層した際に下部方向に曲がっている。この曲げは、プレス加工によって施される。
【0038】
本実施形態のステータコア31は、上述した第1のコア形成部材311を3枚、その下に第2のコア形成部材312を3枚積層する構造をとっている。そして、第1のコア積層部材311と第2のコア形成部材312の各々の極部形成部31cに対向して非強磁性領域が形成34される。この非強磁性領域34は空隙となっており、この非強磁性領域34により、回転軸方向、すなわち磁気ディスク装置の高さ方向のステータ23と駆動マグネット22間の磁場中心位置付近の高さ方向磁場変化をより緩やかにすることが可能となる。
【0039】
上述の非磁性領域34は空隙となっているが、この空隙によりダンピング性の高い部材を充填しても良い。例えば、常磁性材料からなるアルミニウム、セラミックス材料や、非磁性材料からなる樹脂材料のエポキシ、アクリルなどを充填することで、より高い高さ方向の磁場変化を緩和することが可能となる。
【0040】
なお、本実施形態においては上層に積層される第1のコア形成部材311の極部形成部31cを水平に、下層に積層される第2のコア形成部材312の極部形成部を中心軸方向に折り曲げる構造をとっているが、上層の第1のコア形成部材の極部形成部を中心軸方向上方に折り曲げ、下層の第2のコア形成部材の極部を水平にし、これらの極部形成部31cの対向部を非強磁性領域としても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、スピンドルモータ電磁系部品であるステータ部品及び、ロータ部品であるマグネット等の組立高さ精度の影響を受けにくく、ステータ部品のダンピング効果をより向上させるための電磁系騒音低減を施したスピンドルモータ及びこれを備えたディスク装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスピンドルモータを搭載した磁気ディスク装置の斜視図。
【図2】本発明の実施形態に係るスピンドルモータ及び磁気ディスク装置の構造を示す断面図。
【図3】本発明の実施形に係るスピンドルモータのステータコアと駆動マグネット及びコイルの関係を示す正面図。
【図4】本発明の他の実施形態に係るスピンドルモータ及び磁気ディスク装置の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1………磁気ディスク装置
2………筐体ケース
3………記録媒体(磁気ディスク)
4………スピンドルモータ
5………ヘッドスライダ
6………ヘッドアクチュエータ
8………ボイスコイルモータ
9………ランプ
10……基板ユニット
12……軸受ユニット
13……ベアリングシャフト
14……筒状保持部材
15……ヘッドアッセンブリ
16……支持枠
17……ボイスコイル
18……ヨーク
19……磁石
20……ディスク駆動機構
21……ロータ
22……駆動マグネット
23……ステータ
24……支持部
26……モータ軸
27……ブラケット
28……軸受機構
31……ステータコア
31a…環状部
31b…巻線部
31c…極部
311、312…コア形成部材
32……コイル
33……クランパ
36……ハブ
34……非強磁性領域
35……スペーサ
39……ねじ

Claims (10)

  1. 中心軸線の回りで回転自在に支持され、磁石が設けられた内周面を有するロータと、
    前記内周面の内側において前記磁石と対応して設けられ強磁性材料からなるステータであって、前記中心軸線と同軸的に設けられた環状部と、前記環状部から前記中心軸線に対して放射状に突出した複数の巻線部と、各巻線部の延出端に前記中心軸線方向に曲げられ、前記磁石と対向した極部とを有して板状に形成されたコア形成部材を複数有し、前記複数のコア形成部を同軸的に積層して前記極部間に非強磁性領域を形成したステータコアと、前記各巻線部に巻装されたコイルとを有するステータと
    を持つことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 前記ステータコアは、その極部が前記中心軸線方向の第1の方向に曲げられた第1の曲げ部を有する第1のコア形成部材と、その極部が前記中心軸線方向の前記第1の方向と反対の第2の方向に曲げられた第2の曲げ部を有する第2のコア形成部材とを同軸的に積層して構成され、
    前記第1の曲げ部と前記第2の曲げ部との間に非強磁性領域を持つ
    ことを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータ。
  3. 前記ステータコアは、その極部が前記中心軸線方向の第1の方向に曲げられた第1の曲げ部を有する第1のコア形成部材と、その極部が前記中心軸線に対して直交する方向に延びた直延部を有する第2のコア形成部材とを同軸的に積層して構成され、
    前記第1の曲げ部と前記直延部との間に非強磁性領域を持つ
    ことを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータ。
  4. 前記非強磁性領域には、常磁性材料であるアルミニウムからなる非強磁性材料が充填されている
    ことを特徴とする請求項2乃至3のいずれか1項記載のスピンドルモータ。
  5. 前記非強磁性領域には、非強磁性材料である樹脂材料からなる非強磁性材料が充填されている
    ことを特徴とする請求項2乃至3のいずれか1項記載のスピンドルモータ。
  6. ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、
    前記ディスクから情報を再生するヘッドと、を備え、
    前記スピンドルモータは、
    中心軸線の回りで回転自在に支持され、磁石が設けられた内周面を有するロータと、
    前記内周面の内側において前記磁石と対応して設けられ強磁性材料からなるステータであって、前記中心軸線と同軸的に設けられた環状部と、前記環状部から前記中心軸線に対して放射状に突出した複数の巻線部と、各巻線部の延出端に前記中心軸線方向に曲げられ、前記磁石と対向した極部とを有して板状に形成されたコア形成部材を複数有し、前記複数のコア形成部を同軸的に積層して前記極部間に非強磁性領域を形成したステータコアと、前記各巻線部に巻装されたコイルとを有するステータと
    を持つことを特徴とするディスク装置。
  7. 前記ステータコアは、その極部が前記中心軸線方向の第1の方向に曲げられた第1の曲げ部を有する第1のコア形成部材と、その極部が前記中心軸線方向の前記第1の方向と反対の第2の方向に曲げられた第2の曲げ部を有する第2のコア形成部材とを同軸的に積層して構成され、
    前記第1の曲げ部と前記第2の曲げ部との間に非強磁性領域を持つ
    ことを特徴とする請求項6記載のディスク装置。
  8. 前記ステータコアは、その極部が前記中心軸線方向の第1の方向に曲げられた第1の曲げ部を有する第1のコア形成部材と、その極部が前記中心軸線に対して直交する方向に延びた直延部を有する第2のコア形成部材とを同軸的に積層して構成され、
    前記第1の曲げ部と前記直延部との間に非強磁性領域を持つ
    ことを特徴とする請求項6記載のスピンドルモータ。
  9. 前記非強磁性領域には、常磁性材料であるアルミニウムからなる非強磁性材料が充填されている
    ことを特徴とする請求項7乃至8のいずれか1項記載のディスク装置。
  10. 前記非強磁性領域には、非強磁性材料である樹脂材料からなる非強磁性材料が充填されている
    ことを特徴とする請求項7乃至8のいずれか1項記載のディスク装置。
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