JP2004206639A - ウェブサイト構築支援ツール及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ログ統計情報を容易に把握することができ、ユーザの使いやすさやデザイン等を考慮したウェブサイトの更新を行うことができるウェブサイト構築支援ツール及び方法を提供する。
【解決手段】ウェブサイトへ提供するウェブページを編集するウェブサイト構築支援ツールであって、ウェブサーバに保存されている本番用コンテンツデータやログ情報の送受信を行い、編集の対象となるウェブページを指定し、当該ウェブページのリンク先である他のウェブページに関するログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計し、当該ウェブページに対応する本番用コンテンツデータと集計されたログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成し、ユーザに対して出力するとともに、ユーザによる更新データを受け付け、更新データに基づいて、本番用コンテンツデータを更新する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブサイトを構築するためのツール一般として使用するウェブサイト構築支援ツール及び方法に関する。特に、ページ閲覧数等のユーザの反応を参考にして、ウェブサイトの再構築を繰り返すことができるウェブサイト構築支援ツール及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネット環境の急速な普及によって、様々なコンテンツを含むウェブサイトが級数的に立ち上げられている。そして、ウェブサイト構築をより効率的に行うことを指向した様々なウェブサイト構築支援ツールも開発されてきている。
【0003】
そして、従来のウェブサイト構築支援ツールにおいては、実装作業者であるウェブデザイナやプログラマ等が、自分の意図を容易に反映できるように、GUI(Graphic User Interface)を用いた編集機能を充実させる方向で発展してきている。代表的なウェブサイト構築支援ツールとしては、例えばマクロメディア(Macromedia)社の製品であるDreamweaver(R)や、アドビ(Adobe)社の製品であるGoLive(R)等が挙げられる。
【0004】
しかし、実装作業者の意図に基づいて作成されたウェブページのデザインは、実装作業者の経験や勘、あるいは嗜好に依存されやすい。例えば、ある実装作業者がデザインしたウェブページについてはビジュアル面が偏重されているのに対し、他の実装作業者がデザインしたウェブページについては実装上の興味が偏重されている等、実装作業者の意図に左右されやすく、必ずしもユーザの使いやすさやウェブサイト構築の目的を達成する効果を保証するものではない。したがって、ウェブサイトによっては、ユーザが上手く使いこなすことができず、本来の目的を達成することができていない場合も多い。これは、商用サイト等においては、大きなビジネスチャンスの喪失につながることになる。
【0005】
このような問題を解決するために、近年、ウェブサーバのアクセスログに基づいてユーザによるページアクセス状況を分析し、分析結果からウェブサイトの問題点を抽出して、ウェブサイトをより効果的な構成へと再構築する方法が良く行われるようになっている。例えば、各ウェブページへのアクセス数を集計しておき、人気の高いウェブページ、あるいは異常にアクセス数の少ないウェブページを抽出することによって、問題を内包するウェブページを確認するとともに、人気の高いウェブページと対比することで問題点の発見に寄与することも可能となっている。(特許文献1〜3参照)
【0006】
係る方法に用いられるログ分析ツールとしては、フリーウェアとして流通しているAnalogや、ウェブトレンド(WebTrends)社やアーチン(Urchin)社等の提供するログ分析ツールが代表的なツールとして挙げられる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−108906号公報
【特許文献2】
特開2000−172699号公報
【特許文献3】
特開2001−51763号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ウェブサイトの運営者は、ログ分析ツールの分析結果に基づいて、本来の目的をより効果的に達成することができるウェブサイトの再構築を試みているが、以下のような問題点も生じている。
【0009】
まず、ログ分析ツールによるログの集計結果は、一般にはグラフ等の形態で出力されることになる。したがって、ログ分析作業者は、グラフ等に示されている内容を自ら作成したデザインに照合しながら解釈し、デザインの他の要素も加味した上で、バランスの良い改良案を考える必要がある。かかる作業は、この種の作業に習熟したログ分析作業者にとっても困難な作業の1つであり、まして習熟度の低い実装作業者にとっては、効果的な作業を行う可能性はかなり低くなってしまう。
【0010】
あるいは、習熟したログ分析作業者が集計結果等を解釈し、実装作業者と共同で改良案を考えることも想定されるが、この場合でもログ分析作業者の作業の困難度合が軽減されるものではなく、当該分析結果を習熟度の低い実装作業者と共有するためには、分析結果をわかり易く加工する等の工夫が必要となってくる。
【0011】
したがって、上述した方法を用いる限りにおいては、結局は作業工数の増大を回避することはできず、ウェブサイトに顕在する問題点に対する対応の遅れを生じることになる。
【0012】
一方、実装作業者のユーザに対する意識は一般に低い。したがって、集計結果に基づく改良案の提案、試行、実施等に対する実装作業者自身のモチベーションが低いことが問題とされている。例えば、デザイナにとってはビジュアル面での美しさを重視する傾向が強いが、プログラマにとってはデザインよりも実装上の興味を重視する傾向が強い。また、最終的な決断を実装作業者自身が行わない開発体制等においては、自己責任を回避するために無難な構成に終始するということも考えられる。いずれにしても、実装作業者にとって、最終的な使用者であるユーザが身近な存在でないということが根本的な原因であるためと考えられる。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決するために、ログ情報の分析に習熟していない実装作業者であってもログ統計情報を容易に把握することができ、ユーザの使いやすさやデザインその他の要素を加味したバランスの良いウェブサイトの更新を行うことができるウェブサイト構築支援ツール及び方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールは、ウェブサイトへ提供するウェブページに含まれるコンテンツデータを編集するウェブサイト構築支援ツールであって、インターネット等のネットワークを介して、ウェブサーバに保存されている本番用コンテンツデータのダウンロード及び本番用コンテンツデータのアップロード、及びウェブサーバに保存されているログ情報の受信を行うウェブサーバ通信部と、編集の対象となるウェブページを指定するウェブページ指定部と、ウェブサーバに保存されているログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計するログ集計部と、指定されたウェブページに対応する本番用コンテンツデータと集計されたログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成する表示データ生成部と、表示データをユーザに対して出力し、ユーザによる本番用コンテンツデータに対する更新データを受け付ける入出力部とを含み、本番用コンテンツデータに対する更新データに基づいて、本番用コンテンツデータを更新することを特徴とする。
【0015】
かかる構成により、ログ統計情報と画面デザインの実状とを容易に比較対照することができることから、実装作業者がデザイン上の問題や改良案を容易に抽出することが可能となる。また、画面デザイン上の改良案をその場で確認することができることから、視覚的な美しさや全体のバランス等を加味しながら試行錯誤を行うことができ、ウェブサイト更新における作業の生産性向上を図ることが可能となる。
【0016】
また、本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールは、受信したログ情報を保存するログ保存部をさらに含み、ログ集計部において、指定されたウェブページのリンク先である他のウェブページに関するログ情報を、事前にダウンロードすることによってログ保存部に保存されているログ情報から抽出し、抽出されたログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計することが好ましい。
【0017】
さらに、本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールは、インターネット等のネットワークを介してダウンロードした本番用コンテンツデータを保存するコンテンツ保存部をさらに含み、表示データ生成部において、保存されている本番用コンテンツデータから指定されたウェブページに対応する本番用コンテンツデータを抽出し、抽出された本番用コンテンツデータと集計されたログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成し、本番用コンテンツデータに対する更新データに基づいて、保存されている本番用コンテンツデータを更新し、ウェブサーバ通信部を介して、ウェブサーバへ更新された本番用コンテンツデータをアップロードすることが好ましい。ダウンロードにおけるネットワーク負荷を軽減することができるからである。
【0018】
また、本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールは、集計されたログ統計情報が、指定されたウェブページからのリンク先である他のウェブページへの、指定されたウェブ頁を経由してのアクセス数であることが好ましい。編集対象であるウェブページにおけるリンク配置の適・不適を判断することができるからである。
【0019】
また、本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールは、集計されたログ情報が、リンク先である他のウェブページへのアクセスの総数であることが好ましい。アクセス頻度の高いリンクを特定することができるからである。
【0020】
また、本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールは、集計されたログ情報が、指定されたウェブページへのアクセス時からリンク先である他のウェブページへのアクセス時までの時間であることが好ましい。目的とするウェブページへのリンク使用の容易性や合目的性を判断することができるからである。
【0021】
また、本発明は、上記のようなウェブサイト構築支援ツールの機能をコンピュータの処理ステップとして実行するソフトウェアを特徴とするものであり、具体的には、ウェブサイトへ提供するウェブページに含まれるコンテンツデータを編集するウェブサイト構築支援方法であって、インターネット等のネットワークを介して、ウェブサーバに保存されている本番用コンテンツデータのダウンロード及び本番用コンテンツデータのアップロード、及びウェブサーバに保存されているログ情報の受信を行う工程と、編集の対象となるウェブページを指定する工程と、ウェブサーバの保存されているログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計する工程と、指定されたウェブページに対応する本番用コンテンツデータと集計されたログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成する工程と、表示データをユーザに対して出力し、ユーザによる本番用コンテンツデータに対する更新データを受け付ける工程とを含み、本番用コンテンツデータに対する更新データに基づいて、本番用コンテンツデータを更新するウェブサイト構築支援方法並びにそのような工程を具現化するコンピュータ実行可能なプログラムであることを特徴とする。
【0022】
かかる構成により、コンピュータ上へ当該プログラムをロードさせ実行することで、ログ統計情報と画面デザインの実状とを容易に比較対照することができることから、実装作業者がデザイン上の問題や改良案を容易に抽出することができるとともに、画面デザイン上の改良案をその場で確認することができることから、視覚的な美しさや全体のバランス等を加味しながら試行錯誤を行うことができ、ウェブサイト更新における作業の生産性向上を図ることができるウェブサイト構築支援ツールを実現することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールについて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールの構成図である。なお、本実施の形態では、ネットワーク環境としてインターネット環境を想定した場合について説明する。もちろん他のネットワーク環境、例えばイントラネット環境等であっても同様である。
【0024】
図1において、1は本実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールを示しており、インターネット環境2を介して、コンテンツを提供するウェブサーバ3と接続されている。なお、接続形態のみを示しているので、インターネット接続に必要なルータ等の通信機器等については記載を省略している。
【0025】
ウェブサーバ3には、ウェブサイトで表示するコンテンツデータ及びアクセスログが格納されている。アクセスログは、ユーザがコンテンツデータにアクセスするごとに、当該コンテンツデータへのアクセス累積数として記録される。なお、アクセスログとしては本実施の形態においてはアクセス累積数を例に挙げて説明するが、特にこれに限定されるものではない。
【0026】
ウェブサイト構築支援ツール1は、インターネット環境2を用いてウェブサーバとデータの送受信を行うウェブサーバ通信部11と、編集の対象となるウェブページを指定するウェブページ指定部12と、指定されたウェブページに対する一般ユーザのアクセスログを集計するログ集計部13と、実装作業者に表示するデータを生成する表示データ生成部14と、実装作業者に表示されるウェブページを表示出力するとともに実装作業者により入力されたウェブページに対する更新データを受け付ける入出力部15とで構成されている。
【0027】
本実施の形態にかかるウエブサイト構築支援ツールでは、まず編集の対象となるコンテンツデータを含んだウェブページを、ウェブページ指定部12において指定する。指定方法は、特に限定されるものではなく、例えば編集対象となるウェブページのURL名を指定する方法でも良いし、HTMLファイル名を指定するものであっても良い。
【0028】
次に、ウェブサーバ3に記録されているアクセスログ等のログ情報について、ウェブサーバ通信部11を介してダウンロードし、ログ保存部16に保存する。そして、ログ集計部13において、ログ保存部16に保存されたログ情報の中から、ウェブページ指定部12において指定されたウェブページ、あるいは当該ウェブページからリンクされている他のウェブページに関するログ情報を抽出して、各ウェブページのアクセス数を累積する等、実装作業者がウェブページに関して編集を行う際に役立つ情報としてログ統計情報を集計する。
【0029】
一般的なアクセスログ情報としては、ユーザがウェブサイトの各ウェブページにアクセスした際に、アクセスした日時、使用したコンピュータのIPアドレス、アクセスしたウェブページ名、等が記録されている。図2に、主なログ情報の記録フォーマットの例を示す。
【0030】
図2(a)は、マイクロソフト社の提供するIIS5(R)のアクセスログフォーマットの一例を示しており、アクセスした日付、時間、クライアントIPアドレス、ユーザ名、サーバIPアドレス、等が記録されている。また、図2(b)は、アパッチ・ソフトウェア・ファンデーションの提供するアパッチ(Apache)(R)のアクセスログフォーマットの一例を示している。これも同様に、ユーザアドレス、リモートログ名、ユーザID、時間等が記録されている。
【0031】
したがって、ログ情報を用いることによって、どのウェブページが何回アクセスされたか、どの順番でアクセスされたか、いつアクセスされたか、等を容易に集計することができる。また、リンクの情報から、特定のウェブページからのリンク先ウェブページへのアクセス数や、特定のウェブページへのアクセスからリンク先ページへのアクセスに要した時間等を集計することもできる。
【0032】
なお、ウェブサーバ3に記録されているログ情報をダウンロードするタイミングについては特に限定されるものではなく、編集対象としてウェブページ指定部12で指定されたウェブページに対応するコンテンツデータのダウンロードと同時であっても良いし、所定の時間間隔ごとにダウンロードするものであっても良い。
【0033】
同様に、編集対象としてウェブページ指定部12で指定されたウェブページに対応する本番用コンテンツデータについても、ウェブサーバ3に保存されていることから、ウェブサーバ通信部14を介してウェブサーバ3からダウンロードして、コンテンツ保存部17に保存しておく。ダウンロードしておく本番用コンテンツデータとしては、ウェブページ指定部12で指定されたウェブページに対応する本番用コンテンツデータのみであっても良いし、編集の可能性のあるウェブページに対応するすべての本番用コンテンツデータであっても良い。
【0034】
次に、表示データ生成部14では、コンテンツ保存部17に保存されている本番用コンテンツデータの中から、編集の対象として指定されたウェブページに対応するコンテンツデータを抽出する。そして、ログ集計部13において集計処理されたログ統計情報を参照して、抽出されたコンテンツデータに含まれているリンク情報と関連付け、編集の対象として指定されたウェブページに対応するコンテンツデータとログ統計情報とを結びつけて、入出力部15における表示データとして画像データを生成する。
【0035】
例えば、図3に示すように、編集の対象として指定されたウェブページに他のウェブページへのリンクが張られている場合を考える。本実施の形態においては、編集の対象として指定されたウェブページを画面左側に表示し、当該ウェブページに含まれている各リンクをそれぞれリンク31、リンク32、リンク33、リンク34とする。画面の右側には、リンク31、リンク32、リンク33、リンク34それぞれのリンク先であるウェブページへの総アクセス数を各リンクに対応付ける形態で表示している。
【0036】
図3においては、当該対応付けは引き込み線により明示することにより行われている。対応付けの方法についても、特にこれに限定されるものではなく、例えばリンクと平行な位置に各リンクごとの総アクセス数を示すグラフを表示する方法等であっても良い。
【0037】
以上のように本実施の形態においては、単なるログ情報を表示するのではなく、編集の対象として指定されたウェブページが含んでいるリンクに対応してログ統計情報を表示する点に特徴を有している。すなわち、単に並べて表示するのではなく、表示されている状態とログ統計情報とを関係付けた状態で比較参照することができるようになっている。
【0038】
このように表示することにより、例えば、リンク31のリンク先ウェブページの総アクセス数が‘351’と他のリンクと比較して大きいのに対して、リンク34のリンク先ウェブページの総アクセス数が‘29’と少ないことから、リンク34の配置に問題があるのではないか等の、画面編集時における課題を容易に抽出することが可能となる。
【0039】
また、リンク先ウェブページの総アクセス数だけでは、課題が抽出できない場合も考えられる。すなわち、リンク先ウェブページが多くのウェブページからリンク先として指定されている場合には、総アクセス数が多いからといって当該ウェブページにおけるリンクの配置に問題が無いとは言い切れない。この場合、ログ集計部13において、編集の対象として指定されたウェブページ内に存在するリンク経由での各リンク先ウェブページへのアクセス数のみをログ統計情報として集計することによって、リンクを利用した総数を正確に把握することができ、どのリンクの使用率が高いのか、あるいは低いのか、より正確に判断することができる。
【0040】
さらに、編集の対象として指定されたウェブページから各リンク先にアクセスした場合の所要時間の最小値と最大値をグラフの形で表示することも考えられる。例えば図4に示すように、各リンクごとにリンク先ウェブページの総アクセス数(棒グラフの上段)及び当該リンクからの当該リンク先ウェブページへのアクセス数(棒グラフの下段)を示すと共に、アクセスするための所要時間の最小値と最大値を表示する。ここでは、棒グラフの直後の垂線(中央の縦線)を時間0(ゼロ)軸とし、各アクセス所要時間を実線で示し、最小時間を左側の○印で、最大時間を右側の○印で、それぞれ示している。
【0041】
図4からもわかるように、リンク41においては編集の対象として指定されたウェブページからのアクセス数(リンク利用数)が、他のウェブページからのアクセス数(総アクセス数)の半分程度であり、編集の対象として指定されたウェブページにアクセスしてからリンク先ウェブページをアクセスするまでに時間がかかっていることがわかる。
【0042】
この場合、例えば編集の対象として指定されたウェブページがウェブサイトのトップページである場合には、当該ウェブページの画像表示状態では、リンク41が存在していることがわかりにくいために、ユーザが他のリンクを用いる等、遠回りしてリンク先であるウェブページに到達している可能性が高いものと考えられる。
【0043】
そして、実装作業者にとっては、かかる情報が修正を必要とするリンクと対応付けられて表示されていることから、更新対象となるリンクに対して、例えばわかり易い画像データを使用するように修正したり、画像データによるリンクをテキストデータによるリンクに変更する等の対策案を画面上の修正操作として実行し、かつ表示画面全体としてのデザインを同時に確認することが可能となる。
【0044】
また、図5に示す例では、各リンク先ウェブページの総アクセス数の多い順にアクセス数を集計し、吹き出しを用いて、編集用画像上の各リンク位置と対応付けて、アクセス数の順位を表示している。このように表示することで、アクセス数の多いリンク先ウェブページへのリンクを、画面の上方に配置変更する等のデザイン案を画面上で即座に試行することができ、同時に全体としてのデザインを確認することができることから、画面更新の試行錯誤を容易に行うことが可能となる。
【0045】
そして、入出力部15では、上述したような編集の対象として指定されたウェブページに対応するコンテンツデータに含まれるリンクと、各リンクに対応するリンク先ウェブページのアクセスログ等に基づいて集計されたログ統計情報とを、各リンクに対応付けた形態で画面上に表示すると共に、実装作業者による当該ウェブページに対応するコンテンツデータに対する編集操作を受け付ける。
【0046】
すなわち、生成された表示データは、各ウェブページのテキストデータや画像データ等で構成されるコンテンツデータと、他のウェブページへのジャンプを指示するリンクによって構成された編集対象ページと、各リンクに対応するログ統計情報とで構成されている。実装作業者は、特定のウェブページを編集する際に、当該表示画面を参照しながら、ビジュアルなデザイン的観点から全体画面を確認しつつ、これらのリンクをウェブページ内のどの位置に配置し、見出しの語句やそのサイズ及びフォント等の属性をどうするのかを決定し、画像からリンクさせるのか、どのような文脈上に配置するのか等の画面構成を決定することになる。
【0047】
そして、実装作業者がコンテンツデータに対して編集操作を行うと、コンテンツ格納部17に保存されている対応する本番用コンテンツデータの内容が更新される。更新された本番用コンテンツデータは、実装作業者の操作により、あるいは適当なタイミングで、ウェブサーバ3にアップロードされることによって、一般ユーザに提供されるウェブページとして表示される。
【0048】
なお、編集対象としてウェブサーバ3内の本番用コンテンツデータを直接変更する構成であっても良いし、集計対象としてウェブサーバ3内のログ情報を直接参照する構成であっても良い。
【0049】
次に、本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールを実現するプログラムの処理の流れについて説明する。図6に本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールを実現するプログラムの処理の流れ図を示す。
【0050】
図6に示すように、まずウェブサーバ3に保存されている本番用コンテンツデータをダウンロードして保存し(ステップS601)、同様にウェブサーバ3に保存されているログ情報をダウンロードして保存しておく(ステップS602)。
【0051】
次に、編集の対象となるウェブページを指定し(ステップS603)、指定されたウェブページに対応するコンテンツデータに含まれるリンクによりリンク先として指定されている他のウェブページに関するログ情報を、保存されているログ情報から抽出する(ステップS604)。同時に、指定されたウェブページに対応するコンテンツデータについても保存されているコンテンツデータから抽出する(ステップS605)
そして、抽出されたログ情報について統計情報として集計処理を行い(ステップS606)、指定されたウェブページに対応するコンテンツデータに含まれるリンクと対応付けて抽出したコンテンツデータを表示する表示データを生成する(ステップS607)。
【0052】
生成された表示データが出力表示されると、実装作業者はログ統計情報と対比させることによって最適なコンテンツデータへの更新作業を実行し、更新データとして入力する(ステップS608)。
【0053】
そして、入力された更新データに基づいて保存されているコンテンツデータが更新され(ステップS609)、本番用コンテンツデータとしてウェブサーバにアップロードされる(ステップS610)。
【0054】
以上のように本実施の形態によれば、ログ統計情報と画面デザインの実状とを容易に比較対照することができることから、実装作業者にとって、デザイン上の問題や改良案を容易に抽出することが可能となる。また、画面デザイン上の改良案をその場で確認することができることから、視覚的な美しさや全体のバランス等を加味しながら試行錯誤を行うことができ、ウェブサイト更新における作業の生産性向上を図ることが可能となる。
【0055】
さらに、実装作業者が、ウェブページ更新作業を繰り返すうちにユーザのリンク選択パターンをある程度把握できるようになることから、ユーザを意識したデザインに対するモチベーションの向上が期待できる。
【0056】
なお、本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールを実現するプログラムは、図7に示すように、CD−ROM72−1やフレキシブルディスク72−2等の可搬型記録媒体72だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置71や、コンピュータ73のハードディスクやRAM等の記録媒体74のいずれに記憶されるものであっても良く、プログラム実行時には、プログラムはローディングされ、主メモリ上で実行される。
【0057】
また、本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールによりダウンロードされた本番用コンテンツデータやログ情報データ等についても、図7に示すように、CD−ROM72−1やフレキシブルディスク72−2等の可搬型記録媒体72だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置71や、コンピュータ73のハードディスクやRAM等の記録媒体74のいずれに記憶されるものであっても良く、例えば本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールを利用する際にコンピュータ73により読み取られる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明にかかるウェブサイト構築支援ツールによれば、ログ統計情報と画面デザインの実状とを容易に比較対照することができることから、実装作業者にとって、デザイン上の問題や改良案を容易に抽出することが可能となる。また、画面デザイン上の改良案をその場で確認することができることから、視覚的な美しさや全体のバランス等を加味しながら試行錯誤を行うことができ、ウェブサイト更新における作業の生産性向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールの構成図
【図2】本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールにおけるログ情報の例示図
【図3】本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールにおける編集用画面表示の例示図
【図4】本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールにおける編集用画面表示の例示図
【図5】本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールにおける編集用画面表示の例示図
【図6】本発明の実施の形態にかかるウェブサイト構築支援ツールにおける処理の流れ図
【図7】コンピュータ環境の例示図
【符号の説明】
1 ウェブサイト構築支援ツール
2 インターネット環境
3 ウェブサーバ
11 ウェブサーバ通信部
12 ウェブページ指定部
13 ログ集計部
14 表示データ生成部
15 入出力部
16 ログ保存部
17 コンテンツ保存部
31、32、33、34、41、42、43、44 リンク
71 回線先の記憶装置
72 CD−ROMやフレキシブルディスク等の可搬型記録媒体
72−1 CD−ROM
72−2 フレキシブルディスク
73 コンピュータ
74 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等の記録媒体

Claims (5)

  1. ウェブサイトへ提供するウェブページに含まれるコンテンツデータを編集するウェブサイト構築支援ツールであって、
    ネットワークを介して、ウェブサーバに保存されている本番用コンテンツデータのダウンロード及び前記本番用コンテンツデータのアップロード、及び前記ウェブサーバに保存されているログ情報の受信を行うウェブサーバ通信部と、
    編集の対象となるウェブページを指定するウェブページ指定部と、
    前記ウェブサーバに保存されているログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計するログ集計部と、
    指定されたウェブページに対応する前記本番用コンテンツデータと集計された前記ログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成する表示データ生成部と、
    前記表示データをユーザに対して出力し、前記ユーザによる前記本番用コンテンツデータに対する更新データを受け付ける入出力部とを含み、
    前記本番用コンテンツデータに対する前記更新データに基づいて、前記本番用コンテンツデータを更新することを特徴とするウェブサイト構築支援ツール。
  2. 受信した前記ログ情報を保存するログ保存部をさらに含み、
    前記ログ集計部において、指定された前記ウェブページのリンク先である他のウェブページに関するログ情報を、事前にダウンロードすることによって前記ログ保存部に保存されている前記ログ情報から抽出し、抽出された前記ログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計する請求項1に記載のウェブサイト構築支援ツール。
  3. ネットワークを介してダウンロードした前記本番用コンテンツデータを保存するコンテンツ保存部をさらに含み、
    前記表示データ生成部において、保存されている前記本番用コンテンツデータから指定されたウェブページに対応する前記本番用コンテンツデータを抽出し、抽出された前記本番用コンテンツデータと集計された前記ログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成し、
    前記本番用コンテンツデータに対する前記更新データに基づいて、保存されている前記本番用コンテンツデータを更新し、前記ウェブサーバ通信部を介して、前記ウェブサーバへ更新された前記本番用コンテンツデータをアップロードする請求項1又は2に記載のウェブサイト構築支援ツール。
  4. ウェブサイトへ提供するウェブページに含まれるコンテンツデータを編集するウェブサイト構築支援方法であって、
    ネットワークを介して、ウェブサーバに保存されている本番用コンテンツデータのダウンロード及び前記本番用コンテンツデータのアップロード、及び前記ウェブサーバに保存されているログ情報の受信を行う工程と、
    編集の対象となるウェブページを指定する工程と、
    前記ウェブサーバに保存されているログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計する工程と、
    指定されたウェブページに対応する前記本番用コンテンツデータと集計された前記ログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成する工程と、
    前記表示データをユーザに対して出力し、前記ユーザによる前記本番用コンテンツデータに対する更新データを受け付ける工程とを含み、
    前記本番用コンテンツデータに対する前記更新データに基づいて、前記本番用コンテンツデータを更新することを特徴とするウェブサイト構築支援方法。
  5. ウェブサイトへ提供するウェブページに含まれるコンテンツデータを編集するウェブサイト構築支援方法を具現化するコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    ネットワークを介して、ウェブサーバに保存されている本番用コンテンツデータのダウンロード及び前記本番用コンテンツデータのアップロード、及び前記ウェブサーバに保存されているログ情報の受信を行うステップと、
    編集の対象となるウェブページを指定するステップと、
    前記ウェブサーバに保存されているログ情報に基づいて編集時に表示するべきログ統計情報を集計するステップと、
    指定されたウェブページに対応する前記本番用コンテンツデータと集計された前記ログ統計情報とを対応付けて、編集用表示データとして生成するステップと、
    前記表示データをユーザに対して出力し、前記ユーザによる前記本番用コンテンツデータに対する更新データを受け付けるステップとを含み、
    前記本番用コンテンツデータに対する前記更新データに基づいて、前記本番用コンテンツデータを更新することを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
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