JP2004206593A - 俳句作成支援装置、俳句作成支援サーバ装置、俳句作成支援プログラム及び俳句作成支援サーバプログラム - Google Patents

俳句作成支援装置、俳句作成支援サーバ装置、俳句作成支援プログラム及び俳句作成支援サーバプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】季語にとらわれずに任意に俳句を作成した時に、その作成された俳句に季語が含まれている(有季)かどうか、或いはどのような季語が含まれているかといったことを確認するには季語に対する豊富な知識が必要だった。
【解決手段】俳句作成モードのステップA11で俳句データ入力後にチェックキーが入力されると、読みの文字数チェック(ステップA12)及び俳句データに含まれる季語データのチェック(ステップA15)が行われ、夫々チェック結果が表示される。有季の形式が正しい場合はステップA22へ進み、登録キーが入力されると俳句データが記憶される。このように入力された俳句データの有季の形式が正しいかどうかを自動的に判別して表示されるので必要に応じて俳句を校正することで、高度な俳句の知識がなくても有季の形式に合致した俳句を作成できる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、俳句作成支援装置、俳句作成支援サーバ装置、俳句作成支援プログラム、及び俳句作成支援サーバプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子辞典においては、季語の読み、表記、季節、該当する月などを入力して季語を検索するものがあり、俳句の作成者はこの種の季語辞典で検索した季語を用いて俳句を創作することが出来る。
更に、俳句など詩歌の創作に関しては、予め記憶されている有名な詩歌を用いて、これを編集して自作の詩歌を創作するというものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、俳句の評価に関しては、参加者の操作する端末と句会の運営管理者のホストコンピュータを通信ネットワークを介して接続し、データ通信によって句会を開催して俳句の投句及び選句を行うという先行技術が存在する(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−129583号公報
【特許文献2】
特開2001−109739号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、俳句は予め定め与えられた季語を用いて創作するものではなく、自分の想いを任意に5・7・5の語句で表して俳句を創作し、その中に季語が含まれる様にすべきもの(有季)であり、その為には季語に対する豊富な知識を必要とするものである。これに対して前述した季語辞典では検索した季語を用いて作成することしか出来ず、季語にとらわれずに任意に俳句を作成した時に、その作成された俳句が有季の形式に合致しているかどうか、或いはどのような季語が含まれているかといったことは確認することが出来なかった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、俳句の季語に対する豊富な知識を持っていなくても、作成された俳句に含まれている季語を自動的に検出して、有季の形式に合致しているかということを確認することができる俳句作成支援装置、俳句作成支援サーバ装置、俳句作成支援プログラム及び俳句作成支援サーバプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の発明にあっては、季語データを記憶する季語データ記憶領域を備えたデータ記憶手段と、俳句データを入力する俳句入力手段と、この俳句入力手段によって入力された前記俳句データの中から前記季語データ記憶領域に記憶されている季語データに一致する季語データを検出する季語検出手段と、この季語検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記俳句入力手段によって入力された俳句データの有季の形式の正否を判別する判別手段と、この判別手段によって判別された判別結果を出力する出力手段と、を備えるものとした。
【0006】
このような構成によれば、俳句作成支援装置は入力された俳句データの中から季語データ領域に記憶されている季語データを自動的に検索し、季語データの検出結果に基づいて有季の形式の正しい俳句か、合致していない俳句かどうかを判別して判別結果を出力するので、判別結果を参考にして必要に応じて俳句を校正することで、高度な俳句の知識がなくても有季の形式に合致した俳句を作成することができる。
【0007】
また、請求項2の発明にあっては、前記判別手段による判別は前記季語検出手段によって検出された季語データの個数に基づいて行われることとした。このような構成によれば、前記検出手段によって検出された季語データが1つである有季の形式の正しい俳句か、それ以外の有季の形式に合致していない俳句かどうかを判別して判別結果を出力するので、判別結果を参考にして必要に応じて俳句を校正することで、有季の形式に合致した俳句を作成することができる。
【0008】
また、請求項3の発明にあっては、更に前記データ記憶手段は前記俳句入力手段によって入力された俳句データを記憶する俳句データ記憶領域を備え、前記判別手段によって俳句データの有季の形式が正しいと判別された際に前記入力された俳句データを前記俳句データ記憶領域に登録するデータ登録手段を備えるものとした。このような構成によれば、俳句作成支援装置は有季の形式が正しいと判別された俳句データを俳句データ記憶領域に登録して記憶することができる。
【0009】
また、請求項4の発明にあっては、更に前記データ記憶手段は、前記季語データに対応した季節データを記憶する季節データ記憶領域を備え、前記出力手段は前記季語検出手段によって検出された季語データに対応する前記季節データを前記季節データ記憶領域から出力させる季節データ出力手段を備えるものとした。このような構成によれば、入力された俳句データから検出手段によって検出された季語データの季節を確認することができる。
【0010】
また、請求項5の発明にあっては、更に前記俳句入力手段は前記俳句データを上の句、中の句、下の句の3つの部分句ごとに分けて入力する区分入力手段を備え、前記3つの部分句ごとに分けて入力された前記俳句データの各部分句ごとの読みの文字数が、上の句5文字、中の句7文字、下の句5文字からなる俳句の定型の形式と一致する度合いを判別する文字数判別手段と、この文字数判別手段によって判別された判別結果を出力する文字数判別出力手段と、を備えるものとした。このような構成によれば、定型の形式と一致する度合いを示す判別結果を確認することができる。
【0011】
また、請求項6の発明にあっては、前記俳句作成支援装置は通信ネットワークを介してサーバ装置とデータ通信可能であって、被写体を撮影して画像データを得る撮像手段と、この撮像手段によって得られた前記画像データを前記入力された俳句データに対応付ける対応付け手段と、この対応付け手段によって対応付けられた前記俳句データ及び前記画像データを前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信するデータ送信手段と、を備えるものとした。このような構成によれば、俳句を作成して俳句データを入力したときに撮像手段を使用して俳句作成の題材となった景色などの被写体を撮影して、撮影した画像データを俳句データに対応付けて、俳句データと画像データを通信ネットワーク上のサーバ装置に送信して、俳句データと画像データをサーバ装置が備える記憶手段に記憶させることができる。
【0012】
また、請求項7の発明にあっては、通信ネットワークを介して端末装置とデータ通信可能である俳句作成支援サーバ装置において、季語データを記憶する季語データ記憶領域を備えたデータ記憶手段と、前記端末装置によって送信されてきた俳句データを前記通信ネットワークを介して受信するデータ受信手段と、このデータ受信手段によって受信された前記俳句データの中から前記季語データ記憶領域に記憶されている季語データに一致する季語データを検出する季語検出手段と、この季語検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記データ受信手段によって受信された俳句データの有季の形式の正否を判別する判別手段と、この判別手段によって判別された判別結果を前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送信するデータ送信手段と、を備えるものとした。
【0013】
このような構成によれば、俳句作成支援サーバ装置は通信ネットワークを介して受信した俳句データの中から季語データ領域に記憶されている季語データを自動的に検索し、季語データの検出結果に基づいて有季の形式の正しい俳句か、合致していない俳句かどうかを判別して判別結果を端末装置に送信することができる。
【0014】
また、請求項8の発明にあっては、前記判別手段による判別は前記季語検出手段によって検出された季語データの個数に基づいて行われることとした。このような構成によれば、前記検出手段によって検出された季語データが1つである有季の形式の正しい俳句か、それ以外の有季の形式に合致していない俳句かどうかを判別して判別結果を端末装置に送信することができる。
【0015】
また、請求項9の発明にあっては、更にデータ記憶手段は前記データ受信手段によって受信された俳句データを記憶する俳句データ記憶領域を備え、前記判別手段によって俳句データの有季の形式が正しいと判別された際に前記データ受信手段によって受信された前記俳句データを前記俳句データ記憶領域に登録する俳句登録手段を備えるものとした。このような構成によれば、俳句作成支援サーバ装置は有季の形式が正しいと判別された俳句データを俳句データ記憶領域に登録して記憶することができる。
【0016】
また、請求項10の発明にあっては、更にデータ記憶手段は前記俳句データに対応した画像データを記憶する画像データ記憶領域を備え、前記データ受信手段は前記端末装置から画像データが前記俳句データに対応づけられて送られてきた際に前記画像データを受信する画像データ受信手段を備え、前記データ登録手段は前記俳句データの登録を行う際に前記画像データ受信手段によって受信された前記画像データを前記俳句データに対応づけて前記画像データ記憶領域に登録する画像登録手段を備えるものとした。このような構成によれば、俳句作成支援サーバ装置は有季の形式が正しいと判別された俳句データをデータ記憶手段に登録する際に対応するデータとして画像データを登録することができる。
【0017】
また、請求項11の発明にあっては、更に前記データ記憶手段は前記季語データに対応した季節データを記憶する季語データ記憶領域を備え、前記データ送信手段は検出された季語データに対応する前記季節データを前記季節データ記憶領域から読み出して送信する季節データ送信手段を備えこのような構成によれば、俳句作成支援サーバ装置は俳句データから検出された季語データに対応する季節データを端末装置に送信することができる
【0018】
また、請求項12の発明にあっては、更に前記端末装置から上の句、中の句、下の句の3つの部分句に分かれた俳句データが送られてきた際に前記データ受信手段は前記3つの部分句を受信する区分データ受信手段を備え、前記区分データ受信手段によって受信された3つの部分句に対して、上の句5文字、中の句7文字、下の句5文字からなる俳句の定型の形式と一致する度合いを判別する文字数判別手段と、この文字数判別手段によって判別された判別結果を前記端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する文字数判別送信手段と、を備えるものとした。このような構成によれば、俳句作成支援サーバ装置は受信した俳句データについて、定型の形式と一致する度合いを表す判別結果を端末装置に送信することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の俳句作成支援装置1の構成を示す回路ブロック図である。図1に示す様に本実施の形態における俳句作成支援装置1(以下、本装置1と略称することもある。)は、制御部11とシステムバス19を介して前記制御部11と接続されるプログラムメモリ12、データメモリ13、記憶媒体制御部14、入力部16、表示部17及び計時部18とから構成されている。
【0021】
制御部11はCPU(Central Processing Unit)などで構成され、本装置1の全体の制御を司るものであり、プログラムメモリ12に予め記憶された処理プログラムを実行することで各種の制御およびデータ処理を行う。データメモリ13には詳細は後述するが、俳句作成時におけるデータ処理の際に入力されたデータなどを記憶するワークデータエリア13a、俳句の季語データと各々の季語データの関連データである季節データや説明データなどで構成された季語辞典データを記憶している季語辞典データエリア13b、入力部16から入力された俳句データとこの俳句データが登録された日時を示す日付時刻データと各々の俳句データに含まれる季語データとを記憶する俳句データエリア13cが割り当てられている。
【0022】
記憶媒体制御部14には記憶媒体15が装着され、記憶媒体制御部14は、装着された記憶媒体15に対しプログラムやデータの読み出し、書き込みを行なう。例えば、記憶媒体15はフラッシュメモリーカード、記憶媒体制御部14はメモリカード装置という構成が考えられる。前記記憶媒体15には本発明を実現する処理プログラムや、本装置1のプログラムメモリ12に予め搭載された処理プログラムとは別のプログラムやデータを記憶させておき、記憶媒体制御部14を介して取り込むことができる。記憶媒体制御部14の他の例としては、フレキシブルディスク装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置などであり、記憶媒体15はこれらの装置に対応した記憶ディスクである。
【0023】
入力部16は、例えばキーボード、マウス、タッチパネルなどからなる入力デバイスであり、データの入力や各種指示を行う。表示部17は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode-ray tube)などからなる表示デバイスであり、各種データの表示出力を行う。計時部18は、現在の日付時刻データを計時する時計回路である。
【0024】
図2(A)はキー入力部であり、図示していないがテンキーや50音のかなキー及び漢字への変換キー等を有し、俳句データの入力を行う文字入力部16a、俳句データを入力した後に有季定型の形式のチェック開始を指示するチェックキー16b、確認キー待ち状態のときにYesを指示するYesキー16c、確認キー待ち状態のときにNoを指示するNoキー16d、俳句データの登録を指示する登録キー16e、有季定型の形式のチェックが行われた後の俳句データに対して再入力や修正を指示する修正キー16f、俳句の上の句、中の句、下の句の3つのパートに分かれた俳句データの入力領域に対して文字入力を行う入力領域を選択するUPキー16g、DOWNキー16h、夫々の入力領域の中で文字入力や文字修正の位置を制御する上カーソルキー16i、下カーソルキー16j、左カーソルキー16k、右カーソルキー16m、検出された季語データの説明表示を指示する説明キー16n及び前記の説明表示から説明表示される前の表示状態に戻すことを指示する戻るキー16oなどで構成されている。
【0025】
図2(B)はタッチパネル入力部であり、透明部材からなるタッチパネル16pが表示部17の前面を覆って配置される。表示部17に表示される画面は、透明のタッチパネル16pを透過して表示部17の正面側から目視可能となっている。表示部17にキー釦の表示が行われるとき、前記キー釦の前面部分に位置するタッチパネル16p上の領域は表示されたキー釦に対応するキー入力部としての機能が割り当てられる。即ち、タッチパネル16pのいくつかの領域内部は図2(A)の各キーもしくは、それ以外のキー釦が表示されることによって、それらのキー釦のキー入力部として割り当てられて、指及びペン等で表示部17のキー釦表示に対応するタッチパネル16pの各部位を押下すると、押下した座標が含まれる表示領域に割り当てられたキーが入力される。よって、タッチパネル16pの押下は同じ位置座標であっても表示部17に表示されるキー釦を各画面毎に異ならせることにより、各画面毎に異なるキー入力を行わせることが可能である。もし、図2(A)のいずれかのキーが表示されている場合には、図2(A)のキーの入力と同等の入力処理が行われる。
【0026】
図3はデータメモリ13に割り当てられている季語辞典データエリア13bの記憶領域の詳細及び記憶される季語辞典データの一部を例示したものである。季語辞典データエリア13bは、季語の読みデータと季語の表記データという2つのデータからなる季語データが記憶される季語データ記憶領域13b1と、各々の季語データに対応する季節・月データが記憶される季節データ記憶領域13b2と、各々の季語データに対応する説明データが記憶される説明データ記憶領域13b3とから構成されている。即ち、季語辞典データは、季語データ、季語データに対応する季節・月データ、季語データに対応する説明データという夫々対応関係にある3つのフィールドで構成されたレコードの集まりである。尚、読みデータとはひらがなで構成されるデータであり、表記データとはひらがな、カタカナ、漢字或いはこれらが混じって構成されるデータである。また、季節データ記憶領域13b2に記憶される季節・月データは、春夏秋冬の四季の他に正月を独立に季節として持つ場合があり、季語の属する期間の範囲によって2月、2〜4月などのように単数の月の場合と複数の月にまたがる場合がある。
【0027】
図4はデータメモリ13に割り当てられている俳句データエリア13cの記憶領域の詳細及び記憶される俳句データの一部を例示したものである。俳句データエリア13cは、俳句の上の句の読みデータと表記データからなる上の句データが記憶される上の句データ記憶領域13c1と、俳句の中の句の読みデータと表記データからなる中の句データが記憶される中の句データ記憶領域13c2と、俳句の下の句の読みデータと表記データからなる下の句データが記憶される下の句データ記憶領域13c3と、俳句データに含まれる季語の読みデータと季語の表記データからなる季語データが記憶される季語データ領域13c4と、各々の俳句データがこの俳句データエリア13cに登録処理された日付と時刻からなる日付時刻データが記憶される登録日付データ領域13c5と、から構成されている。即ち、俳句データは3つのパートに分かれた上の句データ、中の句データ、下の句データ、俳句データに含まれる季語データ、俳句データの登録日時に対応する日付時刻データという夫々対応関係にある5つのフィールドで構成されたレコードの集まりである。
【0028】
前記のごとく構成された俳句作成支援装置1の動作について説明する。図5は制御部11によって処理される俳句作成のフローチャートである。先ず、ステップA11では、表示部17に入力操作に関する情報が表示されて入力部16から各キーの入力を待つ状態となり、キー入力が行われると3つのパートに分かれた俳句データの入力処理や修正処理が行われる。図6(A)は表示部17に表示される俳句作成画面の表示例であり、制御部11によって機能名領域17Aに俳句作成のモードであることを示すモード名「<俳句作成>」が表示され、各画面の操作について説明する操作説明領域17Bに「上・中・下の句を入力・修正してください。」が表示され、上の句データの入力と表示を行う上句入力領域17Cには1行目に項目名「読み:」と入力された読みデータが表示され、2行目に項目名「表記:」と表記データが表示され、中の句データの入力及び表示を行う中句入力領域17Dと下の句データの入力及び表示を行う下句入力領域17Eも上句入力領域17Cと同様に入力された読みデータと表記データとが表示される。また、選択されている入力領域の枠は太く表示されるものであり、図6(A)では入力領域選択枠17Fによって下句入力領域17Eが選択されている状態を示している。更に選択されている入力領域においては入力位置を示すカーソルポインタ17Gが表示される。表示画面の更に下方にはタッチパネル16pでキーが割り当てられている領域範囲を示す釦17Hが表示される。このとき、釦Hの表示領域内部には入力部16のチェックキー16bと同等の機能が割り当てられている。
【0029】
図6(A)の表示を例に、ステップA11での上句入力領域17C、中句入力領域17D、下句入力領域17E、夫々の選択操作に対する制御について説明する。制御部11は、入力部16のDOWNキー16hが1回入力されると太い枠表示で示される入力領域選択枠17Fを、上句入力領域17Cの位置から中句入力領域17Dの位置へと移動させる処理を行い、DOWNキー16hが続けてもう1回入力されると同様に入力領域選択枠17Fを、上句入力領域17Dの位置から中句入力領域17Eの位置へと移動させる処理を行う。そして、UPキー16gが入力されるとDOWNキー16hが入力された場合とは逆の方向に入力領域選択枠17Fを移動させる処理を行う。よって、上句入力領域17C、中句入力領域17D、下句入力領域17Eのいずれの入力領域が入力可能であるかを太枠で表示して示すとともに入力を行う入力領域の選択を行わせる。また、この入力領域の選択はタッチパネル16pからの入力を制御して、上句入力領域17C、上句入力領域17D、上句入力領域17Eのそれぞれの領域内部に各入力領域を選択するキーを割り当て、タッチパネル16pで割り当てられた入力領域内部が押下されたことを検知して、入力領域を選択できるように制御しても良い。
【0030】
ステップA11での俳句データの入力について説明する。入力前の状態においては、上句入力領域17C、中句入力領域17D、下句入力領域17Eのそれぞれには「読み:」「表記:」の項目名だけが表示され、上句入力領域17Cに入力領域選択枠17Fが表示され、上の句入力領域17Cの中にカーソルポインタ17Gが表示されている。このとき、カーソルポインタ17Gは上句入力領域17Cの1行目の項目名「読み:」の右隣に表示される。
【0031】
文字入力及び日本語変換操作部16aのキー入力で読みデータが入力されると、入力された読みデータは制御部11によってカーソルポインタ17Gの示す位置に表示処理されるとともにカーソルポインタ17Gは順次右へ移動処理される。文字入力及び日本語変換操作部16aの日本語変換のキー入力によって、制御部11は入力されたひらがなの読みデータをひらがな、カタカナ、漢字或いはそれらが混じった表記データに変換する処理を行う。変換された表記データは上句入力領域17Cの2行目の項目名「表記:」右隣の位置に表示処理される。入力された俳句データは上の句データ、中の句データ、下の句データという3つのパートで構成された入力俳句データとしてワークデータエリア13aに一時記憶される。上の句データ、中の句データ、下の句データは夫々、読みデータと表記データからなるデータである。制御部11は左キー16kと右キー16mと上キー16iと下キー16jの夫々のキー入力に対してカーソルポインタ17Gの移動制御を行い、カーソルポインタ17Gを選択されている入力領域内で任意の位置に移動させる。
【0032】
図6(A)を例とすると入力俳句データは、上の句データの読みデータ「こはるびに」と表記データ「小春日に」、中の句データの読みデータ「かれつたからむや」と表記データ「枯蔦からむや」、下の句データの読みデータ「ほとけかな」と表記データ「仏かな」であり、チェックキー16bが入力されると、制御部11はステップA12以下の入力俳句データの有季定型の形式のチェック処理を開始する。即ち、この図6(A)の表示画面ではタッチパネル16pの釦17Hの表示領域にはチェックキー16bが割り当てられており、釦17Hの表示領域内部が指及びペン等で押下された場合、制御部11はチェックキー16bが入力されたことと同等の処理を行う。(以下同様なのでキー入力による操作でフローの動作を説明し、タッチパネル16pの押下による動作の説明は省略する。)
【0033】
そして、ステップA12では入力俳句データの3つのパート毎に読みデータの文字数をカウントし、読みデータの文字数が上の句5文字、中の句7文字、下の句5文字である俳句の定型の形式に一致しているかどうか判断される。3つのパートの読みデータの文字数がすべて一致している場合、ステップA12でYesと判断されてステップA15へと進む。前記図6(A)の入力例では、上の句の読みデータ5文字、中の句の読みデータ8文字、下の句の読みデータ5文字であり、中の句の読みデータの文字数が一致していない為、ステップA12でNoと判断されてステップA13に進み、図6(B)に示す様に操作説明領域17Bには「このままチェックを続けますか?」が表示され、上句情報表示領域17Jの1行目にカウントした上の句の読みデータの文字数の「5文字」が表示され、同様に中句情報表示領域17Kの1行目に「8文字 1字余り」が表示され、下句情報表示領域17Lの1行目に「5文字」が表示される。また、チェック結果表示領域17Mには、読みデータの文字数チェックの結果として1行目に「中の句が8文字です。」が表示され、表示画面の下方にYesキー16cが割り当てられた釦17HとNoキー16dが割り当てられた釦17Iが表示され、入力俳句データの有季定型の形式のチェックを続けるかどうかの選択を行うYesキー16cとNoキー16dのいずれかのキーの入力を待つ状態となる。
【0034】
前記のステップA13でNoキー16dが入力されると、ステップA14でNoと判断されて入力俳句データの有季定型の形式のチェックを中止し、上句入力領域17Cと中句入力領域17Dと下句入力領域17Eと上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容を表示画面を残したままの状態でステップA11へと進み、操作説明領域17Bに「上・中・下の句を入力・修正してください。」が表示され、この例では、選択されている入力領域を示す入力領域選択枠17Fが、読みデータの文字数が一致していなかった中句入力領域17Dの位置に表示され、中句入力領域17Dの1行目の読みデータの先頭の表示位置に入力位置を示すカーソルポインタ17Gが表示され、表示画面下方にチェックキー16bが割り当てられた釦17Hが表示される。
【0035】
このステップA11で俳句データの3つのパートの読みデータの文字数が5,7,5文字に一致するように文字入力による入力俳句データの修正が行われ、チェックキー16bが入力されると再度の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始される。2度目以降の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始される際には、上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mに表示されている以前の入力俳句データのチェック結果はすべての消去される。そして、ステップA12以降に進むが、すでに動作を記述したステップなので説明は省略する。
【0036】
ステップA13で、Yesキー16cが入力されると、ステップA14でYesと判断されてステップA15へと進み、季語データ記憶領域13b1に記憶されている夫々の季語データを構成している読みデータと表記データの両方が一致する季語データが入力俳句データに含まれているかどうかの検索が行われて、ステップA16に進み、一致する季語データが検出されたかどうかが判断される。
【0037】
入力俳句データから季語データが1つも検出されない場合はステップA16でNoと判断されて、ステップA17へと進み、上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lの夫々の2行目に「季語なし」が表示され、チェック結果表示領域17Mには、季語データの検出結果として2行目に「季語がありません。有季の形式が不正です。」が表示される。そして、上句入力領域17Cと中句入力領域17Dと下句入力領域17Eと上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容を表示画面に残したままの状態でステップA11へと進み、操作説明領域17Bに「上・中・下の句を入力・修正してください。」が表示され、選択されている入力領域を示す入力領域選択枠17Fが上句入力領域17Cの位置に表示され、上句入力領域17Cの1行目の読みの先頭に入力位置を示すカーソルポインタ17Gが表示され、表示画面下方にチェックキー16bが割り当てられた釦17Hが表示される。このステップA11で入力俳句データに季語データが含まれるように文字入力による入力俳句データの修正が行われ、チェックキー16bが入力されると再度の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始される。2度目以降の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始された際には、上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容はすべての消去されて、ステップA12以降に進むが、すでに動作を記述したステップなので説明は省略する。
【0038】
図6(B)の入力例で前記のステップA15の季語データの検索が行われると、上の句に「小春日」、中の句に「枯蔦」という2つの季語データが含まれていることが検出され、ステップA16でYesと判断されて、ステップA18へと進み、上句情報表示領域17Jの2行目に「季語:小春日 冬11月」と、中句情報表示領域17Kの2行目に「季語:枯蔦 冬11〜1月」と、下句情報表示領域17Lの2行目に「季語なし」と検出された季語データとその季節・月データが夫々表示されてステップA19に進み、検出された季語データの数が1つかそうでないかが判断される。
【0039】
入力俳句データに季語データが1つのみ含まれているのが正しい有季の形式であるが、前記の図6(B)の入力例で検索が行われた場合は季語データが2個検出されているのでステップA19でNoと判断され、ステップA20へと進み、チェック結果表示領域17Mの2行目に「季語が2つありますので、有季の形式が不正です。」が表示される。そして、上句入力領域17Cと中句入力領域17Dと下句入力領域17Eと上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容を表示画面に残したままの状態でステップA11へと進み、図7(A)に示す様に操作説明領域17Bには「上・中・下の句を入力・修正してください。」が表示され、選択されている入力領域を示す入力領域選択枠17Fが検出された季語の存在する入力領域のうちで上方側に位置する上句入力領域17Cの位置に表示され、上句入力領域17Cの1行目に表示される読みデータの先頭に入力位置を示すカーソルポインタ17Gが表示され、表示画面下方にチェックキー16bが割り当てられた釦17Hが表示される。また、検出された季語データが存在する場合は説明キー16nが割り当てられた釦17Iも表示される。
【0040】
上記の説明キー16nが入力されると入力俳句データに含まれる検出された季語データの夫々に対応する説明データが季語辞典データエリア13bの説明データ記憶領域13b3から夫々読み出され、夫々の検出された季語データとそれに対応した説明データが表示部17に表示されて、戻るキー16oの入力待ちの状態となる。そして、戻るキー16oが入力されると説明キー16nが入力される前の状態へと戻る。
【0041】
そして、図7(A)の入力例から、ステップA11で文字入力による入力俳句データの修正が行われて上の句の読みデータ「こはるびに」と表記データ「小春日に」が、読みデータ「いちめんに」と表記データ「一面に」に修正され、かつ、中の句の読みデータ「かれつたからむや」と表記データ「枯蔦からむや」が、読みデータ「かれつたからむ」と表記データ「枯蔦からむ」に修正されてチェックキー17bが入力されると、再度の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始される。2度目以降の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始された際には、上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容はすべての消去されて、ステップA12以降に進む。
【0042】
前記の文字入力による入力俳句データの修正例では、上の句、中の句、下の句、夫々の読みデータの文字数は、5文字、7文字、5文字であり、定型の形式と文字数が一致しているため、ステップA12でYesと判断されてステップA15に進み、入力俳句データの中から季語データ記憶領域13b1に記憶されている季語データの読みデータと表記データの両方が一致する語句を検索し、前記の修正入力した例では検索が行われた結果、中の句に「枯蔦」という季語データが含まれていることが検出され、ステップA16でYesと判断されて、ステップA18へと進み、上句情報表示領域17Jの2行目に「季語なし」、中句情報表示領域17Kの2行目に「季語:枯蔦 冬11〜1月」、下句情報表示領域17Lの2行目に「季語なし」というように検出された季語の表記データとそれに対応した季節・月データが夫々表示されてステップA19に進み、検出された季語データの数が判断される。
【0043】
入力俳句データに季語データが1つのみ含まれているのが正しい有季の形式であり、前記の入力俳句データの修正例では季語データが1個のみ検出されているのでステップA19でYesと判断され、ステップA21へと進み、チェック結果表示領域17Mの2行目に「正しい有季の形式です。」と表示される。そして、上句入力領域17Cと中句入力領域17Dと下句入力領域17Eと上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容を表示画面に残したままの状態でステップA22へと進み、図7(B)に示す様に操作説明領域17Bには「俳句の内容を確認して登録してください。」が表示され、表示画面下方に修正キー16fが割り当てられた釦17Hと説明キー16nが割り当てられた釦17Iと登録キー16eが割り当てられた釦17Nが表示され、修正キー16fと説明キー16nと登録キー16eのいずれかのキーの入力を待つ状態となる。
【0044】
ステップA22で説明キー16nが入力されると、入力俳句データに含まれる検出された季語データに対応する説明データが季語辞典データエリア13bの説明データ記憶領域13b3から読み出され、検出された季語データとそれに対応した説明データが表示部17に表示されて、戻るキー16oの入力待ちの状態となる。そして、戻るキー16oが入力されると説明キー16nが入力される前の状態へと戻る。
【0045】
ステップA22で修正キー16fが入力されると、上句入力領域17Cと中句入力領域17Dと下句入力領域17Eと上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容を表示画面に残したままの状態でステップA11へと進み、操作説明領域17Bに「上・中・下の句を入力・修正してください。」が表示され、選択されている入力領域を示す入力領域選択枠17Fが上句入力領域17Cの位置に表示され、上句入力領域17Cの1行目の読みデータの先頭に入力位置を示すカーソルポインタ17Gが表示され、表示画面下方にチェックキー16bが割り当てられた釦17Hと説明キー16nが割り当てられた釦17Iが表示される。説明キー16nが入力された場合の動作はすでに記述しているので省略する。このステップA11で文字入力による入力俳句データの修正が行われ、チェックキー16bが入力されると再度の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始される。2度目以降の入力俳句データの有季定型の形式のチェックが開始された際の動作は記述しているので説明を省略する。
【0046】
ステップA22で登録キー16eが入力されるとステップA23へと進み、正しい有季の形式であると確認された入力俳句データは、俳句データエリア13cに記憶されて1つの俳句作成が完了する。即ち、俳句の上の句の読みデータと表記データからなる上の句データは上の句データ記憶領域13c1に、俳句の中の句の読みデータと表記データからなる中の句データは中の句データ記憶領域13c2に、俳句の下の句の読みデータと表記データからなる下の句データは下の句データ記憶領域13c3に、季語の読みデータと季語の表記データからなる入力俳句データから検出された季語データは季語データ記憶領域13c4に、また同時に計時部18から得られた現在の日付と時刻からなる日付時刻データが登録日付データ領域13c5に記憶される。
【0047】
以上のように俳句作成において、入力された俳句データの中の季語データを自動的に検索し、有季の形式に合致しているどうかを判別して、その判別結果を出力することにより、判別結果を参考にして高度な俳句の知識がなくても有季の形式に合致した俳句を作成することができる。
【0048】
なお、本装置1は据え置き型或いは携帯型の専用機としてもよいが、処理プログラムによって動作が制御されるPDA(Personal Digital Assistant)等のコンピュータや携帯電話等の通信端末装置に組み込んで実現されるものであってもよい。
【0049】
(第2の実施の形態)
図8は本発明の俳句作成支援サーバ装置20と外部の通信端末装置とを結ぶ通信システム構成を示す。俳句作成支援サーバ装置20はインターネットやWAN(Wide Area Network)などの通信ネットワーク21に接続され、通信ネットワーク21は電話回線網23と相互に接続されている。詳細を後述する携帯電話24は携帯電話基地局22と無線通信によって接続され、電話回線網23を通じて通信ネットワーク21に接続されている。また、後述する通信機能を持つ俳句作成支援装置25はLAN(Local Area Network)を通じて通信ネットワーク21に接続されるか、または電話回線網23を介して通信ネットワーク21に接続されている。このような通信システム構成によって俳句作成支援サーバ装置20と携帯電話24及び俳句作成支援装置25は相互にデータ通信することが可能となっている。なお、上記で示したの通信接続の経路は1つの例であり、他にも無線LAN、光ファイバー通信、衛星通信などの経路を通じて接続されていても良い。
【0050】
図9は携帯電話24の構成を示すブロック図である。尚、図1と同一名称の構成には同一符号を付して詳細な説明は省略する。携帯電話24は、制御部26とシステムバス19を介して前記制御部26と接続されるプログラムメモリ27、データメモリ28、記憶媒体制御部14、入力部16、表示部17、計時部18及び通信部29、撮像部30及び通話機能部31とから構成されている。
【0051】
携帯電話24の制御部26は、プログラムメモリ27に予め記憶された処理プログラムを実行することで各種の制御およびデータ処理を行う。なお、処理プログラムは例えば外部端末から通信ネットワーク21を介して提供されることでも良い。データメモリ28には俳句データや画像データ、俳句データのチェック結果の表示を行う際のデータなどを記憶しているワークデータエリア28aが割り当てられている。通信部29は無線による回線接続及びパケット通信などで通信ネットワーク21を介して俳句作成支援サーバ装置20との間でデータの送信及び受信が行なわれる。撮像部30は図示していないが、シャッタースイッチ、レンズ、絞り羽根、シャッター幕、CCD(Charge Coupled Diode)、ADC(Analog Digital Converter)などで構成され、シャッタースイッチの操作を感知して、レンズ、絞り羽根、シャッター幕などを制御し、CCDの受光面に結像した被写体の画像が電気信号に変換され、更にADCによってデジタル数値データの集まりである画像データに変換されて、表示部17に表示されるとともにワークデータエリア13a及び記憶媒体15に記憶される。通話機能部31は携帯電話として通話を行う為の機能部であり、図示していないがマイク、スピーカ及び通話の為の音声処理部を備えている。
【0052】
図10は俳句作成支援サーバ装置20の構成を示すブロック図である。この図10においても図1と同一名称の構成には同一符号を付して詳細な説明は省略する。然して、俳句作成支援サーバ装置20(以下、本サーバ装置20と略称することもある。)は、制御部32とシステムバス19を介して接続されるプログラムメモリ33、データメモリ13、記憶媒体制御部14、入力部16、表示部17、計時部18及び通信部34とから構成されていて、通信部34から通信ネットワーク21を介して携帯電話24及び俳句作成支援装置25との間で通信データ35の送信及び受信が行われる。
【0053】
本サーバ装置20の制御部32は、プログラムメモリ33に予め記憶された処理プログラム実行したり、記憶媒体15に記憶されている処理プログラムを必要に応じてプログラムメモリ33にロードして実行することで各種の制御およびデータ処理を行う。データメモリ13は図1のデータメモリ13と略同一の構成ではあるが詳細を後述する如く、構成の一部が図1のデータメモリ13とは若干異なっており、受信された俳句データや画像データ、俳句データを評価した結果であるチェック結果データなどを記憶しているワークデータエリア13a、第1の実施の形態と同様の季語辞典データを記憶している季語辞典データエリア13b、詳細は後述する俳句データエリア13c、画像データエリア13dが割り当てられている。
【0054】
図11は俳句データエリア13cと画像データエリア13dの詳細を示すもので、俳句データエリア13cは図4で示した第1の実施の形態と同様の上の句データ記憶領域13c1と、中の句データ記憶領域13c2と、下の句データ記憶領域13c3と、季語データ領域13c4と、登録日付データ領域13c5とに加えて、更に各々の俳句データと対応している画像データの画像番号を記憶する画像番号領域13c6を備えている。画像データエリア13dは、画像番号データと画像を符号化したデータで構成された画像データを記憶している。
【0055】
入力部16は本サーバ装置20の制御部32による処理プログラムの実行に際してOS(Operation System)プログラムを通じて処理プログラムに指示を与えるため、タッチパネルやポインティングデバイス、もしくはアルファベット、数値及び記号を組み合わせた指示コードの入力が行なわれるキーボードなどで構成されている。制御記憶媒体制御部14、記憶媒体15、表示部17、計時部18の説明については、第1の実施の形態の俳句作成支援装置1と同様なので説明を省略する。
【0056】
図12は携帯電話24と本サーバ装置20の間でやりとりされる通信データ35の例を示すもので、携帯電話24で入力された俳句データと撮像部30で撮像して得られた画像データとを本サーバ装置20に送信する際の俳句通信データのデータ構成を示す。俳句通信データは、ヘッダ35aと、上の句の読みデータ35bと、上の句の表記データ35cと、中の句の読みデータ35dと、中の句の表記データ35eと、下の句の読みデータ35fと、下の句の表記データ35gと、各々の俳句データに対応付けられている画像データ35hとから構成される。
【0057】
そして、前記ヘッダ35aは本サーバ装置20が受信した際に俳句データのチェックを必要とする俳句通信データかどうかを判別するためのデータID、俳句通信データの全データサイズ、俳句通信データの先頭から上の句の読みデータの先頭までのオフセットアドレスを示す上の句の読みオフセットアドレス、以下同様に上の句の表記オフセットアドレス、中の句の読みオフセットアドレス、中の句の表記オフセットアドレス、下の句の読みオフセットアドレス、下の句の表記オフセットアドレス、画像データオフセットアドレスというデータからなる。
【0058】
本サーバ装置20で各処理プログラムの実行を管理するOSプログラムの動作について概要を説明する。本サーバ装置20で常に実行されている前記OSプログラムは、入力部16や通信部34或いは実行中の処理プログラムなどから実行要求されるのを常に監視している。また、携帯電話24など外部端末とデータの受け渡しを行う通信処理プログラムも同様に常にデータを受信できるように実行されている。必要に応じて実行される処理プログラムについては、前記OSプログラムが実行要求された処理プログラムの実行を開始させる。
【0059】
処理プログラムの例としては俳句データのチェックや登録を行う俳句評価登録プログラム、HTML(Hyper Text Making Language)文書を生成して本サーバ装置20に蓄積されている俳句データと画像データをWWW(World Wide Web)のホームページなどに掲示する俳句掲示プログラム、前記ホームページで掲示されている俳句への投票の受け付けや集計を行う投票集計プログラムなどである。すでに1つの処理プログラムが実行されている状態の場合でも、同一の処理プログラムを含めてすべての処理プログラムについて、実行要求があればタイムシェアリング処理(時分割並列処理)などによって擬似的に同時進行するように複数の処理プログラムが独立して実行され、それぞれの処理プログラムは処理が完了すると独立して実行が終了される。
【0060】
前記のごとく構成された本サーバ装置20と携帯電話24の動作について説明する。図13は携帯電話24の制御部26と本サーバ装置20の制御部32によって処理される俳句作成のフローチャートである。図13の左側の列が携帯電話24で実行される処理プログラムのフローチャートであり、右側の列が本サーバ装置20で実行される俳句評価登録プログラムのフローチャートである。また、真中の列には携帯電話24と本サーバ装置20の間で通信データの受け渡される方向と受け渡しが実行されるフローチャートのステップを点線の矢印で表している。下記に各ステップについて説明する。
【0061】
先ず、ステップC11では、携帯電話24の制御部26によって入力部16からの各キーの入力待ちの状態が制御され、3つのパートに分かれた俳句データの入力処理と修正処理が行われる。この際に、表示部17に表示される内容は第一の実施の形態の図6(A)に示した内容と同一であり、表示内容、文字入力位置の制御、文字入力及び日本語変換については第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、ステップC11で俳句データに対応付けられて入力される画像データについて説明する。携帯電話24の本体に設けられたシャッタースイッチが押されると制御部26は撮像処理を開始し、撮像部30によって画像データに変換されて、この画像データは入力中の俳句データと関連付けられた状態でワークデータエリア13aに記憶される。
【0062】
然して、図6(A)に示した様に入力俳句データとして、上の句データの読みデータ「こはるびに」と表記データ「小春日に」、中の句データの読みデータ「かれつたからむや」と表記データ「枯蔦からむや」、下の句データの読みデータ「ほとけかな」と表記データ「仏かな」が入力され、更に撮像部30によって画像データが記憶された後、チェックキー16bが入力されると、制御部26はステップC12以下の処理を開始する。
【0063】
ステップC12ではワークデータエリア13aに記憶されている入力俳句データが読み出され、ヘッダ35aと、上の句の読みデータ35bと、上の句の表記データ35cと、中の句の読みデータ35dと、中の句の表記データ35eと、下の句の読みデータ35fと、下の句の表記データ35gと、画像データ35hとからなる俳句通信データが生成される。ヘッダ35aのデータIDには、俳句データのチェックが必要な俳句通信データであることを示すデータIDが付けられる。なお、画像データ35hは必須ではないので、画像データが無い俳句通信データであってもよい。この俳句通信データはネットワークを介して本サーバ装置20に送信された後、本サーバ装置20からのデータを受信する処理であるステップC17へと進む。
【0064】
一方、本サーバ装置20では通信処理プログラムは常に実行されているので通信データ35が受信されて、通信データ35から俳句通信データのヘッダ35aのデータIDが検出されて、受信された通信データ35は俳句通信データであると判断されると通信処理プログラムはOSプログラムに対して俳句評価登録プログラムの実行要求を出し、この要求を受けたOSプログラムは俳句評価登録プログラムの実行を開始させる。
【0065】
即ち、通信処理プログラムを通じてステップC13で受信された俳句通信データはヘッダ35aのデータを基にして俳句データと画像データに分けられて、更に俳句データは各パート毎に読みデータと表記データに分けられて、俳句データと画像データは夫々、本サーバ装置20のワークデータエリア13aに記憶されてステップC14へと進み、ステップC14でヘッダ35aから取り出されたデータIDによって、俳句データのチェックを行う必要がある俳句データであるかどうかが判断される。本実施の形態では俳句データのチェックを行う必要がある俳句データが受信される。後述する第3の実施の形態では俳句データのチェックを行う必要がない俳句データが受信されるので、ステップC14でNoと判断される場合の動作については、後述する第3の実施の形態で説明を行う。
【0066】
よって、本実施の形態ではステップC14でYesと判断されてステップC15に進む。ステップC15では俳句データのチェック処理が行われ、俳句データのチェック結果はチェック結果データとしてワークデータエリア13aに記憶される。チェック結果データは、上の句の読みデータの文字数、中の句の読みデータの文字数、下の句の読みデータの文字数、俳句データの中に検出された季語データの個数、検出された季語データの読みデータと表記データ、有季の形式の正否を示す有季正否フラグ、検出された季語データに対応する説明データで構成される。
【0067】
図14に、前記ステップC15の俳句チェック処理のフローチャートを示して動作について説明する。先ず、俳句チェック処理のステップD11では受信された俳句データの3つのパート毎に読みデータの文字数がカウントされてチェック結果データの中に、上の句の読みデータの文字数、中の句の読みデータの文字数、下の句の読みデータの文字数として記憶され、ステップD12へと進む。ステップD12では各パート毎に、季語データ記憶領域13b1に記憶されている夫々の季語データを構成している読みデータと表記データの両方が一致する季語データが俳句データに含まれているかどうかの検索が行われて、ステップD13に進み、一致する季語データが検出されたかどうかが判断される。
【0068】
俳句データから季語データが1つも検出されない場合はステップD13でNoと判断されて、ステップD14へと進み、チェック結果データの検出された季語データの個数に0個、有季正否フラグにNGが記憶されて、俳句チェック処理は終了し、ステップC16へと進む。俳句データから季語データが検出された場合はステップD13でYesと判断されてステップD15へと進み、チェック結果データの検出された季語データの個数、検出された季語データの読みデータと表記データ、検出された季語データに対応する説明データに夫々、チェック結果が記憶されてステップD16へ進み、ステップD16では検出された季語データが2個以上かどうかが判断される。
【0069】
検出された季語データが2個以上ある場合はステップD16でYesと判断されてステップD17へ進み、チェック結果データの有季正否フラグにNGが記憶されて俳句チェック処理は終了し、ステップC16へと進む。検出された季語データが1個の場合はステップD16でNoと判断されてステップD18へ進み、チェック結果データの有季正否フラグにOKが記憶されて俳句チェック処理は終了し、ステップC16へと進む。
【0070】
これにて図14の俳句チェック処理のフローチャートの説明を終えて図13のフローチャートの説明に戻る。ステップC15で前記の俳句チェック処理が行われた後、ステップC16へと進み、ステップC16ではチェック結果データが俳句通信データの送信元である携帯電話24に送信される。
【0071】
携帯電話24ではステップC17で、上の句の読みデータの文字数、中の句の読みデータの文字数、下の句の読みデータの文字数、俳句通信データの中に検出された季語データの個数、検出された季語データの読みデータと表記データ、有季正否フラグ及び検出された季語データに対応する説明データで構成されるチェック結果データが本サーバ装置20から送信されてくるのを待つ。前記図6(A)に示す入力例では、本サーバ装置20から送信されるチェック結果データは上の句の読みデータの文字数「5文字」、中の句の読みデータの文字数「8文字」、下の句の読みデータの文字数「5文字」、俳句通信データの中から検出された季語データの個数「2個」、有季正否フラグ「NG」、検出された季語データの表記データ「小春日」「枯蔦」、検出された季語データに対応する季節データ「冬11月」「冬11〜1月」、検出された季語データに対応する説明データ「暖かな春のような日和・・・例句)小春日のをんな・・・」「壁や木にはった蔦が枯れて・・・例句)枯蔦となり一木を・・・」であり、これらのチェック結果データが受信されてステップC18へと進む。
【0072】
ただし、ステップC17でチェック結果データの受信待ちを開始したときは計時部18を使用して待機時間を計時し、設定されたタイムアウト時間を超えてチェック結果データを受信していない場合は、チェック結果データなしでチェック結果表示のステップC18へと進む。ステップC17がタイムアウト時間を超えることによって終了し、チェック結果データが受信されなかった場合は、ステップC18では図6(B)に示すチェック結果表示領域17Mの1行目に「俳句のチェック結果を受信できませんでした。」が表示されてステップC19へと進む。
【0073】
ステップC17でチェック結果データが受信された場合、ステップC18では受信されたチェック結果データを基にして表示部17にチェック結果の情報表示が行われる。この情報表示は図7の如き表示となるもので、即ち、検出された季語データの個数が0個で有季正否フラグが「NG」の場合は、上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lの夫々の2行目に「季語なし」が表示され、チェック結果表示領域17Mには、季語データの検出結果として2行目に「季語がありません。有季の形式が不正です。」が表示されてステップC19に進む。
【0074】
前記図6(A)に示す入力例の場合は、ステップC18で図7(A)に示す様に上句情報表示領域17Jの1行目に「5文字」、2行目に「季語:小春日 冬11月」が表示され、同様に中句情報表示領域17Kの1行目に「8文字 1字余り」、2行目に「季語:枯蔦 冬11〜1月」が表示され、下句情報表示領域17Lの1行目に「5文字」、2行目に「季語なし」が表示される。チェック結果表示領域17Mには、読みデータの文字数チェックの結果として1行目に「中の句が8文字です。」、検出された季語データの個数が2個で有季正否フラグが「NG」2行目に「季語が2つありますので、有季の形式が不正です。」が表示され、ステップC19に進む。
【0075】
ステップC19では受信したチェック結果データの有季正否フラグを基にして有季の形式の正否が判断される。前記の入力例におけるチェック結果データの有季正否フラグは「NG」なので、俳句データの内容修正の入力ステップC11に進む。ステップC11では、操作説明領域17Bに「上・中・下の句を入力・修正してください。」が表示され、この例では、選択されている入力領域を示す入力領域選択枠17Fが、読みデータの文字数が一致していなかった中句入力領域17Dの位置に表示され、中句入力領域17Dの1行目の読みデータの先頭の表示位置に入力位置を示すカーソルポインタ17Gが表示され、表示画面下方にチェックキー16bが割り当てられた釦17Hが表示される。
【0076】
チェック結果データが受信された後の携帯電話24の処理プログラムのステップC11において、検出された季語データが俳句データの中に存在する場合は、図7(A)に示す様に表示画面の下方に説明キー16nが割り当てられた釦17Iも表示される。ステップC11で説明キー16nが入力されるとチェック結果データに含まれている検出された季語データの夫々に対応する説明データは表示部17に表示されて、戻るキー16oの入力待ちの状態となる。そして、戻るキー16oが入力されると説明キー16nが入力される前の状態であるステップC11へと戻る。
【0077】
ステップC11で図7(A)の表示状態から、文字入力による入力俳句データの修正が行われて上の句の読みデータ「こはるびに」と表記データ「小春日に」が、読みデータ「いちめんに」と表記データ「一面に」に修正され、かつ、中の句の読みデータ「かれつたからむや」と表記データ「枯蔦からむや」が、読みデータ「かれつたからむ」と表記データ「枯蔦からむ」に修正されてチェックキー16bが入力されると、文字入力で修正された入力俳句データから俳句通信データが生成され、上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mに表示されている以前の入力俳句データのチェック結果はすべての消去されてステップC12へと進み、俳句通信データが本サーバ装置20に送信されてステップC17へと進み、ステップC17では既に説明している様にチェック結果データを受信するための待機状態となる。
【0078】
そして、本サーバ装置20に受信された俳句通信データは既に上述している様にステップC14でYesと判断されてステップC15に進む。ステップC15で俳句チェック処理が行われて、チェック結果データが俳句通信データの送信元の携帯電話24に送信される。前記の文字入力による入力俳句データの修正例では上の句、中の句、下の句、夫々の読みデータの文字数は、5文字、7文字、5文字であり、中の句だけに「枯蔦」という季語データが含まれていることから、チェック結果データとして、上の句の読みデータの文字数「5文字」、中の句の読みデータの文字数「7文字」、下の句の読みデータの文字数「5文字」、俳句通信データの中から検出された季語データの個数「1個」、有季正否フラグ「OK」、検出された季語データの表記データ「枯蔦」、検出された季語データに対応する季節データ「冬11〜1月」、検出された季語データに対応する説明データ「壁や木にはった蔦が枯れて・・・例句)枯蔦となり一木を・・・」が受信されて、ステップC18へ進む。
ステップC18では上句情報表示領域17Jの1行目に「5文字」、2行目に「季語なし」、中句情報表示領域17Kの1行目に「7文字」、2行目に「季語:枯蔦 冬11〜1月」、下句情報表示領域17Lの1行目に「5文字」、2行目に「季語なし」が表示され、ステップC19に進む。
【0079】
ステップC19では有季の形式の正否が判断される。前記の入力俳句データの修正例のチェック結果データでは有季正否フラグは「OK]なのでステップC19でYesと判断されてステップC20へと進み、チェック結果表示領域17Mの2行目に「正しい有季の形式です。」、操作説明領域17Bに「俳句の内容を確認して登録してください。」が表示され、表示画面下方に修正キー16fが割り当てられた釦17Hと説明キー16nが割り当てられた釦17Iと登録キー16eが割り当てられた釦17Nが表示され、修正キー16fと説明キー16nと登録キー16eのいずれかのキーの入力を待つ状態となる。
【0080】
ステップC20で説明キー16nが入力された場合、チェック結果データに含まれている検出された季語データの夫々に対応する説明データは表示部17に表示されて、戻るキー16oの入力待ちの状態となる。そして、戻るキー16oが入力されると説明キー16nが入力される前の状態であるステップC20へと戻る。
【0081】
ステップC20で修正キー16fが入力された場合はステップC21へと進む。ステップC21ではチェックされた俳句データとそれに対応する画像データを本サーバ装置20に登録させない非登録の指示データが本サーバ装置20に送信され、上句入力領域17Cと中句入力領域17Dと下句入力領域17Eと上句情報表示領域17Jと中句情報表示領域17Kと下句情報表示領域17Lとチェック結果表示領域17Mの表示内容を表示画面に残したままの状態で、ステップC11へと進み、操作説明領域17Bに「上・中・下の句を入力・修正してください。」が表示され、選択されている入力領域を示す入力領域選択枠17Fが上句入力領域17Cの位置に表示され、上句入力領域17Cの1行目の読みデータの先頭に入力位置を示すカーソルポインタ17Gが表示され、表示画面下方にチェックキー16bが割り当てられた釦17Hと説明キー16nが割り当てられた釦17Iが表示される。
【0082】
説明キー16nが入力された場合の動作はすでに記述しているので省略する。このステップC11で文字入力による入力俳句データの修正が行われ、チェックキー16bが入力されると再度、入力俳句データから俳句通信データが生成され、表示画面のチェック結果の表示は消去されてステップC12へと進む。この後の動作はすでに記述しているので説明を省略する。ステップC20で登録キー16eが入力された場合はステップC22へと進み、ステップC22ではチェックされた俳句データとそれに対応する画像データを本サーバ装置20に登録させる指示データが本サーバ装置20に送信される。
【0083】
本サーバ装置20では上述したステップC16でチェック結果データが送信された後、ステップC23へと進み、チェックを行った俳句データのチェック結果データの有季正否フラグが「NG」の場合はステップC23はNoと判断されて本サーバ装置20の俳句評価登録の処理プログラムは終了する。有季正否フラグが「OK」の場合はステップC23はYesと判断されてステップC24へと進み、ステップC24では携帯電話24から登録或いは非登録の指示データが送られてくるのを待つ。ただし、本サーバ装置20はステップC24で指示データの受信待ちを開始したときは計時部18を使用して待機時間を計時し、設定されたタイムアウト時間を超えて指示データを受信していない場合は登録の指示データなしとして、ステップC25へと進む。
【0084】
前記ステップC24で非登録の指示データが受信されるか、もしくは登録の指示データなしの場合、ステップC25はNoと判断されて本サーバ装置20の俳句評価登録の処理プログラムは終了する。前記ステップC24で登録の指示データが受信された場合、ステップC25はYesと判断されてステップC26へと進む。ステップC26では、俳句データが本サーバ装置20の俳句データエリア13cに、画像データが本サーバ装置20の画像データエリア13dに、夫々記憶されて俳句評価登録の処理プログラムは終了する。
【0085】
即ち、俳句データエリア13cにおいて、俳句の上の句の読みデータと表記データからなる上の句データは上の句データ記憶領域13c1に、俳句の中の句の読みデータと表記データからなる中の句データは中の句データ記憶領域13c2に、俳句の下の句の読みデータと表記データからなる下の句データは下の句データ記憶領域13c3に、季語の読みデータと季語の表記データからなる入力俳句データから検出された季語データは季語データ記憶領域13c4に、また同時に計時部18から得られた現在の日付と時刻からなる日付時刻データは登録日付データ領域13c5に、対応する画像データを示す画像番号を画像番号データ領域13d6に夫々記憶される。そして、画像データエリア13dには、画像番号を含む画像データが記憶される。
【0086】
以上のように携帯電話24において入力された俳句データを本サーバ装置20に送信し、本サーバ装置20で俳句データの中の季語データを自動的に検索し、有季の形式に合致しているどうかを判別して、そのチェック結果データを携帯電話24に送信することにより、判別結果を参考にして俳句データを修正することが可能となり、高度な俳句の知識がなくても有季の形式に合致した俳句を作成することができるとともに、本サーバ装置20において俳句データと画像データが記憶され、本サーバ装置20で実行される俳句掲示プログラムによって記憶された俳句データと画像データを読み出されてWWWのホームページなどに俳句の掲示を行わせたり、本サーバ装置20で実行される投票集計プログラムによって前記ホームページでの投票の受け付けや集計を行わせることが可能となる。
【0087】
(第3の実施の形態)
図15は俳句作成支援装置25の構成を示すブロック図である。図15に示す様に本実施の形態における俳句作成支援装置25(以下、本装置25と略称することもある。)は、第1の実施の形態で説明した俳句作成支援装置1に通信部29と撮像部30が付加された装置であり、制御部36はプログラムメモリ37に予め記憶された処理プログラム実行したり、記憶媒体15に記憶されている処理プログラムを必要に応じてプログラムメモリ37にロードして実行することで各種の制御およびデータ処理を行う。データメモリ13は図10のデータメモリ13と略同一の構成であり、入力された俳句データや撮像によって得られた画像データなどを記憶しているワークデータエリア13a、第2の実施の形態と同様の季語辞典データを記憶している季語辞典データエリア13b、俳句データエリア13c、画像データエリア13dが割り当てられている。通信部29と撮像部30についても第2の実施の形態の携帯電話24と同様なので説明を省略する。
【0088】
本実施の形態において本装置25との間でデータ通信が行なわれるサーバ装置は第2の実施の形態で説明した本サーバ装置20と同じものとして説明する。第2の実施の形態で説明した図8の通信システム構成に示す様に本サーバ装置20と本装置25は相互にデータ通信することが可能となっている。また、本サーバ装置20に記憶される俳句データと画像データの構成は第2の実施の形態で説明した図11の構成と同様であり、本装置25から本サーバ装置20に送信される俳句通信データも第2の実施の形態で説明した図12のデータ構成と同様である。
【0089】
以上のような構成として、俳句作成支援装置25の動作について図16のフローチャートを基に第1の実施の形態と同様の処理のステップについては説明を省略して処理が違う部分についてのみ説明する。また、本サーバ装置20の動作については、図13のフローチャートを基に本実施の形態で処理が行われるステップの部分のみを説明する。
【0090】
まず、本装置25では、図16のステップE11において3つのパートに分けて俳句データが入力されるとともに、本装置25の本体に設けられたシャッタースイッチが押されると制御部36は撮像処理を開始し、撮像部30によって画像データに変換されて、この画像データは入力中の俳句データと関連付けられた状態でワークデータエリア13aに記憶される。入力された俳句データはチェックキー16bが入力されると、第1の実施の形態と同様の処理であるステップE12からステップE15により、俳句データのチェック処理が行われ、入力された俳句データの有季の形式が正しい場合にはステップE22へと進み、ステップE22で登録キー16eが入力されるとステップE23へと進む。
【0091】
ステップE23では、作成された俳句データが俳句データエリア13cに、画像データが画像データエリア13dに記憶されて、ステップE24に進む。ここまでの処理はステップE11で画像データが入力されて、ステップE23で画像データエリア13dに記憶されるのを除き、第1の実施の形態と同様なので詳細を省略する。ステップE24では、図17に示す様に表示部17の操作説明領域17Bには「作成した俳句をサーバに登録しますか?」が表示され、表示画面下方にYesキー16cが割り当てられた釦17HとNoキー16dが割り当てられた釦17Iが表示されて、Yesキー16cとNoキー16dのキー入力待ちとなる。
【0092】
Noキー16dが入力された場合は、ステップE25でNoと判断されて本装置25の俳句作成処理は終了する。Yesキーが入力された場合は、ステップE25でYesと判断されてステップE26に進み、ステップE26ではワークデータエリア13aに記憶されている入力俳句データと画像データが読み出されて図12で示した俳句通信データ35が生成される。俳句通信データのヘッダ35aのデータIDには、俳句データのチェックが不必要な俳句通信データであることを示すデータIDが付けられる。なお、画像データ35hは必須ではないので、画像データが無い俳句通信データであってもよい。この俳句通信データはネットワークを介して本サーバ装置20に送信されて、本装置25の俳句作成処理は終了する。
【0093】
一方、本サーバ装置20では通信処理プログラムは常に実行されているので通信データ35が受信されて、通信データ35から俳句通信データのヘッダ35aのデータIDが検出されて、受信された通信データ35は俳句通信データであると判断されると、通信処理プログラムはOSプログラムに対して俳句評価登録プログラムの実行要求を出し、この要求を受けたOSプログラムは俳句評価登録プログラムの実行を開始させる。
【0094】
そして、図13に示した様にステップC13で受信された俳句通信データはヘッダ35aのデータを基にして俳句データと画像データに分けられて、更に俳句データは各パート毎に読みデータと表記データに分けられて、俳句データと画像データは夫々、本サーバ装置20のワークデータエリア13aに記憶されてステップC14へと進む。ステップC14ではヘッダ35aから取り出されたデータIDによって俳句データのチェックを行う必要がある俳句データであるかどうかが判断される。本実施の形態では俳句データのチェックを行う必要が無い俳句データが受信されるので、ステップC14はNoと判断されて、ステップC26に進み、俳句データと画像データは本サーバ装置20の俳句データエリア13cと画像データエリア13dに夫々記憶されて、本サーバ装置20の俳句評価登録の処理プログラムは終了する。
【0095】
以上のように俳句作成支援装置25において入力された俳句データの中の季語データを自動的に検索し、有季の形式に合致しているどうかを判別して、その判別結果を出力することにより判別結果を参考にして高度な俳句の知識がなくても有季の形式に合致した俳句を作成することができるとともに、正しい有季の形式であることがチェックされた俳句データとそれに対応する画像データを俳句作成支援サーバ装置20に送信することにより、本サーバ装置20で俳句データと画像データが記憶されて、本サーバ装置20で実行される俳句掲示プログラムによって記憶された俳句データと画像データを読み出されてWWWのホームページなどに俳句の掲示を行わせたり、本サーバ装置20で実行される投票集計プログラムによって前記ホームページで掲示されている俳句に対する投票の受け付けや集計を行わせることが可能となる。
【0096】
【発明の効果】
以上、詳記したように本発明の請求項1に記載の俳句作成支援装置によれば、俳句作成支援装置は入力された俳句データの中の季語データを自動的に検索し、有季の形式に合致しているどうかを判別して、その判別結果を出力することができる。これにより、例えば判別結果を参考にして、俳句の季語について豊富な知識がなくても有季の形式に合致した俳句を作成することができる。
【0097】
また、本発明の請求項7に記載の俳句作成支援サーバ装置によれば、端末装置から送信された俳句データを通信ネットワークを介して受信し、受信した俳句データの中から季語データを自動的に検索し、有季の形式に合致しているかどうかを判別して、その判別結果を通信ネットワークを介して前記端末装置に送ることができる。このため、端末装置はこの判別結果を受信して、この判別結果を表示するなどの出力をすることができるので請求項1記載の発明と同じ効果が得られる。
【0098】
また、請求項2の発明によれは、検出手段によって検出された季語データが1つである有季の形式の正しい俳句か、それ以外の有季の形式に合致していない俳句かどうかを判別して判別結果を出力するので、判別結果を参考にして必要に応じて俳句を校正することで、有季の形式に合致した俳句を作成することができる。
【0099】
また、請求項3の発明によれば、俳句作成支援装置は有季の形式が正しいと判別された俳句データを俳句データ記憶領域に登録して記憶することができる。
【0100】
また、請求項4の発明によれば、入力された俳句データから検出手段によって検出された季語データの季節を確認することができる。
【0101】
また、請求項5の発明によれば、定型の形式と一致する度合いを示す判別結果を確認することができる。
【0102】
また、請求項6の発明によれば、俳句を作成して俳句データを入力したときに撮像手段を使用して俳句作成の題材となった景色などの被写体を撮影して、撮影した画像データを俳句データに対応付けて、俳句データと画像データを通信ネットワーク上のサーバ装置に送信して、俳句データと画像データをサーバ装置が備える記憶手段に記憶させることができる。
【0103】
従って、本発明によれば、俳句の季語に対する豊富な知識を持っていなくても、作成された俳句に含まれている季語を自動的に検出して、有季の形式に合致しているかということを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の俳句作成支援装置1の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の俳句作成支援装置1、携帯電話24及び俳句作成支援装置25の入力部のキー構成を示す図。
【図3】本発明の俳句作成支援装置1、俳句作成支援サーバ装置20及び俳句作成支援装置25が記憶する季語辞典データのデータ構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態に係る俳句作成支援装置1が記憶する俳句データのデータ構成を示す図。
【図5】第1の実施の形態に係る俳句作成支援装置1で実行される俳句作成処理を示すフローチャート。
【図6】(A)及び(B)は、本発明の俳句作成支援装置1、携帯電話24、俳句作成支援装置25の表示状態図。
【図7】(A)及び(B)は、本発明の俳句作成支援装置1、携帯電話24、俳句作成支援装置25の表示状態図。
【図8】第2の実施の形態及び第3の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図。
【図9】第2の実施の形態に係る携帯電話24の構成を示すブロック図。
【図10】第2の実施の形態及び第3の実施の形態に係る俳句作成支援サーバ装置20の構成を示すブロック図。
【図11】第2の実施の形態及び第3の実施の形態に係る俳句作成支援サーバ装置20及び俳句作成支援装置25が記憶する俳句データのデータ構成を示す図。
【図12】第2の実施の形態及び第3の実施の形態に係る通信データとして、携帯電話24及び俳句作成支援装置25から送信される俳句通信データのデータ構成を示す図。
【図13】第2の実施の形態に係る携帯電話24で実行される俳句作成処理を示すフローチャート及び、第2の実施の形態及び第3の実施の形態に係る俳句作成支援サーバ装置20で実行される俳句評価登録処理を示すフローチャート。
【図14】第2の実施の形態に係る俳句作成支援サーバ装置20で実行される俳句チェック処理を示すフローチャート。
【図15】第3の実施の形態に係る俳句作成支援装置25の構成を示すブロック図。
【図16】第3の実施の形態に係る俳句作成支援装置25で実行される俳句作成処理を示すフローチャート。
【図17】第3の実施の形態に係る俳句作成支援装置25の表示状態図(図7の続き)。
【符号の説明】
1 俳句作成支援装置1
13b 季語辞典データエリア
13c 俳句データエリア
13d 画像データエリア
20 俳句作成支援サーバ装置20
24 携帯電話24
25 俳句作成支援装置25
26 携帯電話24の制御部
27 携帯電話24のプログラムメモリ
28 携帯電話24のデータメモリ
29 携帯電話24の通信部
30 携帯電話24及び俳句作成支援装置25の撮像部
31 携帯電話24の通話機能部
32 俳句作成支援サーバ装置20の制御部
33 俳句作成支援サーバ装置20のプログラムメモリ
34 俳句作成支援サーバ装置20の通信部
36 俳句作成支援装置25の制御部
37 俳句作成支援装置25のプログラムメモリ

Claims (14)

  1. 季語データを記憶する季語データ記憶領域を備えたデータ記憶手段と、
    俳句データを入力する俳句入力手段と、
    この俳句入力手段によって入力された前記俳句データの中から前記季語データ記憶領域に記憶されている季語データに一致する季語データを検出する季語検出手段と、
    この季語検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記俳句入力手段によって入力された俳句データの有季の形式の正否を判別する判別手段と、
    この判別手段によって判別された判別結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする俳句作成支援装置。
  2. 前記判別手段による判別は前記季語検出手段によって検出された季語データの個数に基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載の俳句作成支援装置。
  3. 更に前記データ記憶手段は前記俳句入力手段によって入力された俳句データを記憶する俳句データ記憶領域を備え、
    前記判別手段によって俳句データの有季の形式が正しいと判別された際に前記入力された俳句データを前記俳句データ記憶領域に登録するデータ登録手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の俳句作成支援装置。
  4. 更に前記データ記憶手段は、前記季語データに対応した季節データを記憶する季節データ記憶領域を備え、
    前記出力手段は前記季語検出手段によって検出された季語データに対応する前記季節データを前記季節データ記憶領域から出力させる季節データ出力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の俳句作成支援装置。
  5. 更に前記俳句入力手段は前記俳句データを上の句、中の句、下の句の3つの部分句ごとに分けて入力する区分入力手段を備え、
    前記3つの部分句ごとに分けて入力された前記俳句データの各部分句ごとの読みの文字数が上の句5文字、中の句7文字、下の句5文字からなる俳句の定型の形式と一致する度合いを判別する文字数判別手段と、
    この文字数判別手段によって判別された判別結果を出力する文字数判別出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の俳句作成支援装置。
  6. 前記俳句作成支援装置は通信ネットワークを介してサーバ装置とデータ通信可能であって、
    被写体を撮影して画像データを得る撮像手段と、
    この撮像手段によって得られた前記画像データを前記入力された俳句データに対応付ける対応付け手段と、
    この対応付け手段によって対応付けられた前記俳句データ及び前記画像データを前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置に送信するデータ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の俳句作成支援装置。
  7. 通信ネットワークを介して端末装置とデータ通信可能である俳句支援サーバ装置であって、
    季語データを記憶する季語データ記憶領域を備えたデータ記憶手段と、
    前記端末装置によって送信されてきた俳句データを前記通信ネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    このデータ受信手段によって受信された前記俳句データの中から前記季語データ記憶領域に記憶されている季語データに一致する季語データを検出する季語検出手段と、
    この季語検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記データ受信手段によって受信された俳句データの有季の形式の正否を判別する判別手段と、
    この判別手段によって判別された判別結果を前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送信するデータ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする俳句作成支援サーバ装置。
  8. 前記判別手段による判別は前記季語検出手段によって検出された季語データの個数に基づいて行われることを特徴とする請求項7に記載の俳句作成支援サーバ装置。
  9. 更にデータ記憶手段は前記データ受信手段によって受信された俳句データを記憶する俳句データ記憶領域を備え、
    前記判別手段によって俳句データの有季の形式が正しいと判別された際に前記データ受信手段によって受信された前記俳句データを前記俳句データ記憶領域に登録する俳句登録手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の俳句作成支援サーバ装置。
  10. 更にデータ記憶手段は前記俳句データに対応した画像データを記憶する画像データ記憶領域を備え、
    前記データ受信手段は前記端末装置から画像データが前記俳句データに対応づけられて送られてきた際に前記画像データを受信する画像データ受信手段を備え、
    前記データ登録手段は前記俳句データの登録を行う際に前記画像データ受信手段によって受信された前記画像データを前記俳句データに対応づけて前記画像データ記憶領域に登録する画像登録手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の俳句支援サーバ装置。
  11. 更に前記データ記憶手段は前記季語データに対応した季節データを記憶する季語データ記憶領域を備え、
    前記データ送信手段は検出された季語データに対応する前記季節データを前記季節データ記憶領域から読み出して送信する季節データ送信手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の俳句作成支援サーバ装置。
  12. 更に前記端末装置から上の句、中の句、下の句の3つの部分句に分かれた俳句データが送られてきた際に前記データ受信手段は前記3つの部分句を受信する区分データ受信手段を備え、
    前記区分データ受信手段によって受信された3つの部分句の読みの文字数が、上の句5文字、中の句7文字、下の句5文字からなる俳句の定型の形式と一致する度合いを判別する文字数判別手段と、
    この文字数判別手段によって判別された判別結果を前記端末装置に前記通信ネットワークを介して送信する文字数判別送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項7に記載の俳句作成支援サーバ装置。
  13. 俳句作成の支援を行わせるためにコンピュータを、
    季語データを記憶する季語データ記憶領域を備えたデータ記憶手段、
    俳句データを入力させる俳句入力手段、
    この俳句入力手段によって入力された前記俳句データの中から前記季語データ記憶領域に記憶されている季語データに一致する季語データを検出する季語検出手段、
    この季語検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記俳句入力手段によって入力された俳句データの有季の形式の正否を判別する判別手段、
    この判別手段によって判別された判別結果を出力する出力手段、
    として機能させるための俳句作成支援プログラム。
  14. 通信ネットワークを介して端末装置とデータ通信可能であるサーバコンピュータを、
    季語データを記憶する季語データ記憶領域を備えたデータ記憶手段、
    端末装置によって送信されてきた俳句データを通信ネットワークを介して受信するデータ受信手段、
    このデータ受信手段によって受信された前記俳句データの中から前記季語データ記憶領域に記憶されている季語データに一致する季語データを検出する季語検出手段、
    この季語検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記データ受信手段によって受信された俳句データの有季の形式の正否を判別する判別手段、
    この判別手段によって判別された判別結果を前期端末装置に送信するデータ送信手段、
    として機能させるための俳句作成支援プログラム。
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