JP2004205771A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒーターの温度を制御する制御手段が故障しても、ヒーターが過熱する虞がなく、且つ、修理作業が煩雑でない液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置は、液晶表示素子23と、液晶表示素子23を保温するヒーター47と、ヒーター47の温度を制御する制御手段51と、を有する。制御手段51は、温度上昇に伴って抵抗値が上昇してヒーター47に供給する電流を制限する電流制限素子54を有する。温度検出手段56は、液晶表示素子23の温度を検出する。制御手段51は、温度検出手段56が出力する温度データに基づいてヒーター47をオン/オフさせるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】液晶表示装置は、液晶表示素子23と、液晶表示素子23を保温するヒーター47と、ヒーター47の温度を制御する制御手段51と、を有する。制御手段51は、温度上昇に伴って抵抗値が上昇してヒーター47に供給する電流を制限する電流制限素子54を有する。温度検出手段56は、液晶表示素子23の温度を検出する。制御手段51は、温度検出手段56が出力する温度データに基づいてヒーター47をオン/オフさせるものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に関するものであり、特に液晶セルを保温するヒーターを備えた液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液晶表示素子を加熱するヒーターを有する液晶表示装置が種々提案され、例えば特許文献1に開示されている。斯かる液晶表示装置は、液晶表示素子1及びこの液晶表示素子1を保温するヒーター2を有するものである(図9参照)。液晶表示素子1は、表示用液晶セル3,光学補償用液晶セル4及び偏光板5,6を有している。偏光板5は、液晶セル3の前面に貼着されており、偏光板6は、液晶セル4の後面に貼着されている。
【0003】
表示用液晶セル3は、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透明電極膜7,8が設けられた一対の透光性基板9,10に液晶11を封入したものである。光学補償用液晶セル4は、一対の透光性基板12,13に液晶14を封入したものであり、表示用液晶セル3の後側に配設されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−202523号公報
【0005】
ヒーター2は、透光性基板15の前面にITOからなる透光性発熱層16を形成したものであり、液晶表示素子1の後方に配置されている。低温時には、ヒーター2の透光性発熱層16に電力が供給され、液晶表示素子1を保温する。ヒーター2は、液晶表示素子1の温度を検出する温度センサが出力する温度データに基づいてマイコンによってオン/オフされており、前記温度データが0℃以下のときにヒーター2がオンされ、所定温度(例えば5℃)以上になったときにヒーター2がオフされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えばヒーター2の温度を制御する前記マイコンが故障した場合には、液晶表示素子1が所定温度に達してもヒーター2がオフされずに、電力が供給され続けてヒーター2が過熱する虞がある。そこで、ヒーター2に電力を供給する配線部に温度ヒューズを設けて、ヒーター2の温度が過度に上昇したときに温度ヒューズが断線して、ヒーター2に供給される電流が遮断される構造にすることが考えられる。しかしながら、温度ヒューズが断線した液晶表示装置を修理する場合は、断線した温度ヒューズを新しい温度ヒューズと取り換えなければならないため、修理作業が煩雑になる虞があった。
【0007】
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、ヒーターの温度を制御する制御手段が故障しても、ヒーターが過熱する虞がなく、且つ、修理作業が煩雑でない液晶表示装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、一対の透光性基板41,42,44,45に液晶43,46を封入した液晶セル35,36と、前記液晶セル35,36を保温するヒーター47と、前記ヒーター47の温度を制御する制御手段51と、を有する液晶表示装置であって、前記制御手段51は、温度上昇に伴って抵抗値が上昇して前記ヒーター47に供給する電流を制限する電流制限素子54を有するものである。
【0009】
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記液晶セル35,36の温度を検出する温度検出手段56を設けたものである。
【0010】
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記制御手段51は、前記温度検出手段56が出力する温度データに基づいて前記ヒーター47をオン/オフさせるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用ヘッドアップディスプレイに応用した一実施形態を説明する。
【0012】
18はヘッドアップディスプレイであり、このヘッドアップディスプレイ18は車両のダッシュボード19の内部に配設されている(図2参照)。ヘッドアップディスプレイ18が投射する表示光Lはフロントガラス20により運転者21の方向に反射される。運転者21は虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
【0013】
図3はヘッドアップディスプレイ18の断面図である。22は液晶表示器であり、この液晶表示器22は液晶表示素子23,反射部材24,発光ダイオード25及び硬質配線板26を有している。27は凹面鏡であり、この凹面鏡27は液晶表示器22が発した表示光Lを後述するハウジングの開口部に反射させる。
【0014】
28はハウジングであり、このハウジング28には液晶表示器22及び凹面鏡27が収容される。ハウジング28には表示光Lが出射する開口部29が設けられており、この開口部29には透光性樹脂(例えばアクリル)からなる透光性カバー30が配設されている。31は遮光壁であり、この遮光壁31はハウジング28と一体に形成されており、太陽光が液晶表示素子に入射し虚像Vが見えにくくなること(ウォッシュアウト)を防止している。
【0015】
図5に示すように、複数の発光ダイオード25は互いに近接して3列に配置されており、硬質配線板26に接続されている。反射部材24は、白色の樹脂からなるものであり、角筒状となっている。反射部材24は、内周の反射面33で発光ダイオード25が発した光を液晶表示素子23に反射させる。
【0016】
液晶表示素子23は、マトリクス状に設けられた画素を有するドットマトリクス型である。図6に示すように、液晶表示素子23は、表示用液晶セル35(液晶セル),光学補償用液晶セル36(液晶セル),偏光板37及び偏光板38を有している。偏光板37は、表示用液晶セル35の前面に貼着されており、偏光板38は、光学補償用液晶セル36の後面に貼着されている。
【0017】
表示用液晶セル35は、ITOからなる透明電極膜39,40が設けられた一対の透光性基板41,42に液晶43を封入したものである。各透明電極膜39,40は、互いに直交するストライプ状となっており、透明電極膜39と透明電極膜40が対向する箇所がドット(画素)である。光学補償用液晶セル36は、一対の透光性基板44,45に液晶46を封入したものであり、表示用液晶セル35の後方に配設されている。
【0018】
47はヒーターであり、このヒーター47は表示用液晶セル35と光学補償用液晶セル36の間に配設されている。ヒーター47は、透光性基板48の後面にITOからなる透光性発熱層49を形成したものである。低温時には、端子部50から透光性発熱層49に電力が供給され、表示用液晶セル35及び光学補償用液晶セル36を保温する。
【0019】
図1は、ヒーター47を駆動する制御手段51を示すブロック図である。制御手段51は、マイコン52,駆動回路53及びPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタ54からなるものである。55は速度センサであり、この速度センサ55は、車両速度を検出し、マイコン52に速度データを出力する。56はサーミスタ等の温度センサ(温度検出手段)であり、この温度センサ56は、液晶表示素子23の温度を検出し、マイコン52に温度データを出力する。
【0020】
マイコン52は、CPU57,ROM58及びRAM59を有しており、駆動回路60を介して、液晶表示素子23を駆動し車両速度を表示させる。また、マイコン52は、駆動回路53を介して、温度データが0℃以下のときにヒーターをオンさせ、5℃以上になったときにヒーター47をオフさせる。
【0021】
次に、PTCサーミスタ54(電流制限素子)について詳述する。PTCサーミスタ54は、例えばタイコエレクトロニクスレイケム社製のポリスイッチ(商品名)からなるものであり、ヒーター47の端子部50と駆動回路53を電気的に接続する配線部に設けられ、透光性基板48に貼着されている。図8に示すように、PTCサーミスタ54は、温度が上昇すると、急激に抵抗値が上がる特性を有している。
【0022】
本実施形態によれば、例えばマイコン52が故障して、ヒーター47に電力が供給され続けたとしても、ヒーター47の温度が上昇すれば、PTCサーミスタ54の抵抗値が大きくなり、ヒーター47に流れる電流が制限されるため、ヒーター47が過熱する虞がない。且つ、PTCサーミスタ54は、温度が低下すれば、抵抗値は下がるため、PTCサーミスタ54を修理する必要はない。
【0023】
なお、PTCサーミスタ54は、例えば表示用液晶セル35に貼着しても良く、本実施形態と同様な効果を得ることができる。また、温度センサ56は、液晶表示素子23に貼着しても良いし、例えば硬質配線板26に配置して間接的に液晶表示素子23の温度を検出しても良い。また、液晶セルはTFT型であっても良いことは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セルと、前記液晶セルを保温するヒーターと、前記ヒーターの温度を制御する制御手段と、を有する液晶表示装置であって、前記制御手段は、温度上昇に伴って抵抗値が上昇して前記ヒーターに供給する電流を制限する電流制限素子を有するものであり、ヒーターの温度を制御する制御手段が故障しても、ヒーターが過熱する虞がなく、且つ、電流制限素子を修理する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す液晶表示装置のブロック図。
【図2】同上実施形態を示すヘッドアップディスプレイの説明図。
【図3】同上実施形態を示すヘッドアップディスプレイの断面図。
【図4】同上実施形態を示す液晶表示器の断面図。
【図5】同上実施形態を示す発光ダイオードの配列説明図。
【図6】同上実施形態を示す液晶表示素子の断面図。
【図7】同上実施形態を示すヒーターの正面図。
【図8】同上実施形態を示すPTCサーミスタの温度特性図。
【図9】従来例を示す液晶表示素子の拡大断面図。
【符号の説明】
32 温度センサ(温度検出手段)
35 表示用液晶セル(液晶セル)
36 光学補償用液晶セル(液晶セル)
47 ヒーター
48 透光性基板
49 透光性発熱層
51 制御手段
54 PTCサーミスタ(電流制限素子)
56 温度センサ(温度検出手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に関するものであり、特に液晶セルを保温するヒーターを備えた液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液晶表示素子を加熱するヒーターを有する液晶表示装置が種々提案され、例えば特許文献1に開示されている。斯かる液晶表示装置は、液晶表示素子1及びこの液晶表示素子1を保温するヒーター2を有するものである(図9参照)。液晶表示素子1は、表示用液晶セル3,光学補償用液晶セル4及び偏光板5,6を有している。偏光板5は、液晶セル3の前面に貼着されており、偏光板6は、液晶セル4の後面に貼着されている。
【0003】
表示用液晶セル3は、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透明電極膜7,8が設けられた一対の透光性基板9,10に液晶11を封入したものである。光学補償用液晶セル4は、一対の透光性基板12,13に液晶14を封入したものであり、表示用液晶セル3の後側に配設されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−202523号公報
【0005】
ヒーター2は、透光性基板15の前面にITOからなる透光性発熱層16を形成したものであり、液晶表示素子1の後方に配置されている。低温時には、ヒーター2の透光性発熱層16に電力が供給され、液晶表示素子1を保温する。ヒーター2は、液晶表示素子1の温度を検出する温度センサが出力する温度データに基づいてマイコンによってオン/オフされており、前記温度データが0℃以下のときにヒーター2がオンされ、所定温度(例えば5℃)以上になったときにヒーター2がオフされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えばヒーター2の温度を制御する前記マイコンが故障した場合には、液晶表示素子1が所定温度に達してもヒーター2がオフされずに、電力が供給され続けてヒーター2が過熱する虞がある。そこで、ヒーター2に電力を供給する配線部に温度ヒューズを設けて、ヒーター2の温度が過度に上昇したときに温度ヒューズが断線して、ヒーター2に供給される電流が遮断される構造にすることが考えられる。しかしながら、温度ヒューズが断線した液晶表示装置を修理する場合は、断線した温度ヒューズを新しい温度ヒューズと取り換えなければならないため、修理作業が煩雑になる虞があった。
【0007】
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、ヒーターの温度を制御する制御手段が故障しても、ヒーターが過熱する虞がなく、且つ、修理作業が煩雑でない液晶表示装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、一対の透光性基板41,42,44,45に液晶43,46を封入した液晶セル35,36と、前記液晶セル35,36を保温するヒーター47と、前記ヒーター47の温度を制御する制御手段51と、を有する液晶表示装置であって、前記制御手段51は、温度上昇に伴って抵抗値が上昇して前記ヒーター47に供給する電流を制限する電流制限素子54を有するものである。
【0009】
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記液晶セル35,36の温度を検出する温度検出手段56を設けたものである。
【0010】
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記制御手段51は、前記温度検出手段56が出力する温度データに基づいて前記ヒーター47をオン/オフさせるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用ヘッドアップディスプレイに応用した一実施形態を説明する。
【0012】
18はヘッドアップディスプレイであり、このヘッドアップディスプレイ18は車両のダッシュボード19の内部に配設されている(図2参照)。ヘッドアップディスプレイ18が投射する表示光Lはフロントガラス20により運転者21の方向に反射される。運転者21は虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
【0013】
図3はヘッドアップディスプレイ18の断面図である。22は液晶表示器であり、この液晶表示器22は液晶表示素子23,反射部材24,発光ダイオード25及び硬質配線板26を有している。27は凹面鏡であり、この凹面鏡27は液晶表示器22が発した表示光Lを後述するハウジングの開口部に反射させる。
【0014】
28はハウジングであり、このハウジング28には液晶表示器22及び凹面鏡27が収容される。ハウジング28には表示光Lが出射する開口部29が設けられており、この開口部29には透光性樹脂(例えばアクリル)からなる透光性カバー30が配設されている。31は遮光壁であり、この遮光壁31はハウジング28と一体に形成されており、太陽光が液晶表示素子に入射し虚像Vが見えにくくなること(ウォッシュアウト)を防止している。
【0015】
図5に示すように、複数の発光ダイオード25は互いに近接して3列に配置されており、硬質配線板26に接続されている。反射部材24は、白色の樹脂からなるものであり、角筒状となっている。反射部材24は、内周の反射面33で発光ダイオード25が発した光を液晶表示素子23に反射させる。
【0016】
液晶表示素子23は、マトリクス状に設けられた画素を有するドットマトリクス型である。図6に示すように、液晶表示素子23は、表示用液晶セル35(液晶セル),光学補償用液晶セル36(液晶セル),偏光板37及び偏光板38を有している。偏光板37は、表示用液晶セル35の前面に貼着されており、偏光板38は、光学補償用液晶セル36の後面に貼着されている。
【0017】
表示用液晶セル35は、ITOからなる透明電極膜39,40が設けられた一対の透光性基板41,42に液晶43を封入したものである。各透明電極膜39,40は、互いに直交するストライプ状となっており、透明電極膜39と透明電極膜40が対向する箇所がドット(画素)である。光学補償用液晶セル36は、一対の透光性基板44,45に液晶46を封入したものであり、表示用液晶セル35の後方に配設されている。
【0018】
47はヒーターであり、このヒーター47は表示用液晶セル35と光学補償用液晶セル36の間に配設されている。ヒーター47は、透光性基板48の後面にITOからなる透光性発熱層49を形成したものである。低温時には、端子部50から透光性発熱層49に電力が供給され、表示用液晶セル35及び光学補償用液晶セル36を保温する。
【0019】
図1は、ヒーター47を駆動する制御手段51を示すブロック図である。制御手段51は、マイコン52,駆動回路53及びPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタ54からなるものである。55は速度センサであり、この速度センサ55は、車両速度を検出し、マイコン52に速度データを出力する。56はサーミスタ等の温度センサ(温度検出手段)であり、この温度センサ56は、液晶表示素子23の温度を検出し、マイコン52に温度データを出力する。
【0020】
マイコン52は、CPU57,ROM58及びRAM59を有しており、駆動回路60を介して、液晶表示素子23を駆動し車両速度を表示させる。また、マイコン52は、駆動回路53を介して、温度データが0℃以下のときにヒーターをオンさせ、5℃以上になったときにヒーター47をオフさせる。
【0021】
次に、PTCサーミスタ54(電流制限素子)について詳述する。PTCサーミスタ54は、例えばタイコエレクトロニクスレイケム社製のポリスイッチ(商品名)からなるものであり、ヒーター47の端子部50と駆動回路53を電気的に接続する配線部に設けられ、透光性基板48に貼着されている。図8に示すように、PTCサーミスタ54は、温度が上昇すると、急激に抵抗値が上がる特性を有している。
【0022】
本実施形態によれば、例えばマイコン52が故障して、ヒーター47に電力が供給され続けたとしても、ヒーター47の温度が上昇すれば、PTCサーミスタ54の抵抗値が大きくなり、ヒーター47に流れる電流が制限されるため、ヒーター47が過熱する虞がない。且つ、PTCサーミスタ54は、温度が低下すれば、抵抗値は下がるため、PTCサーミスタ54を修理する必要はない。
【0023】
なお、PTCサーミスタ54は、例えば表示用液晶セル35に貼着しても良く、本実施形態と同様な効果を得ることができる。また、温度センサ56は、液晶表示素子23に貼着しても良いし、例えば硬質配線板26に配置して間接的に液晶表示素子23の温度を検出しても良い。また、液晶セルはTFT型であっても良いことは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セルと、前記液晶セルを保温するヒーターと、前記ヒーターの温度を制御する制御手段と、を有する液晶表示装置であって、前記制御手段は、温度上昇に伴って抵抗値が上昇して前記ヒーターに供給する電流を制限する電流制限素子を有するものであり、ヒーターの温度を制御する制御手段が故障しても、ヒーターが過熱する虞がなく、且つ、電流制限素子を修理する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す液晶表示装置のブロック図。
【図2】同上実施形態を示すヘッドアップディスプレイの説明図。
【図3】同上実施形態を示すヘッドアップディスプレイの断面図。
【図4】同上実施形態を示す液晶表示器の断面図。
【図5】同上実施形態を示す発光ダイオードの配列説明図。
【図6】同上実施形態を示す液晶表示素子の断面図。
【図7】同上実施形態を示すヒーターの正面図。
【図8】同上実施形態を示すPTCサーミスタの温度特性図。
【図9】従来例を示す液晶表示素子の拡大断面図。
【符号の説明】
32 温度センサ(温度検出手段)
35 表示用液晶セル(液晶セル)
36 光学補償用液晶セル(液晶セル)
47 ヒーター
48 透光性基板
49 透光性発熱層
51 制御手段
54 PTCサーミスタ(電流制限素子)
56 温度センサ(温度検出手段)
Claims (3)
- 一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セルと、前記液晶セルを保温するヒーターと、前記ヒーターの温度を制御する制御手段と、を有する液晶表示装置であって、
前記制御手段は、温度上昇に伴って抵抗値が上昇して前記ヒーターに供給する電流を制限する電流制限素子を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記液晶セルの温度を検出する温度検出手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記制御手段は、前記温度検出手段が出力する温度データに基づいて前記ヒーターをオン/オフさせることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002374247A JP2004205771A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002374247A JP2004205771A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004205771A true JP2004205771A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32812323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002374247A Pending JP2004205771A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004205771A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008034141A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Denso Corp | ヒータ装置およびヒータ装置を備える車両用液晶表示装置 |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002374247A patent/JP2004205771A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008034141A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Denso Corp | ヒータ装置およびヒータ装置を備える車両用液晶表示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
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