JP2004205463A - 光沢度測定装置、光沢度測定方法およびキャリブレーション方法 - Google Patents

光沢度測定装置、光沢度測定方法およびキャリブレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハードコピーの濃度に依存せずに光沢度を測定することができる光沢度測定装置および光沢度測定方法を提供するともに、表面に所望の光沢が施された高画質の画像を得ることができるキャリブレーション方法を提供する。
【解決手段】光沢度測定装置10は、表面に凹凸を形成して光沢度を変化させたプリント100の光沢度を測定するものである。光沢度測定装置10は光源L、第1のレンズ20、第1の偏光板22、第2の偏光板24、第2のレンズ26、センサD及び第2の偏光板24の偏光方向を直交する2方向に変える偏光方向変更手段(図示せず)を有する。第1の偏光板22による偏光を入射光Iiとしてプリント表面Sに入射させてプリント表面Sで反射された反射光Irを第2の偏光板24の偏光方向を2方向に変えて、センサDで夫々測定し、差をとり鏡面反射成分を求める。これにより、プリント表面Sの濃度に依らずに光沢度を測定できる。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面の光沢度を変えて立体感または構成体の質感を再現した写真プリントなどのハードコピーにおける光沢度測定装置、光沢度測定方法およびキャリブレーション方法に関し、特に、画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して光沢度を変化させた前記ハードコピーにおける光沢度測定装置、光沢度測定方法およびキャリブレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、印刷する画像データに対応した光沢データに基づいて光沢を自由に表現するプリンタが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、熱転写印刷装置(プリンタ)による画像の作成において、反射光の状態が大および小の2つの状態となるように被写体を撮像し、反射光が大の状態の信号から小の状態の信号を減算してなる光沢信号を生成すると共に、前記被写体を同じ撮像手段で画像信号化して再生した印刷画像を作成し、さらに、光沢信号に応じて、平滑なフィルムを介して印刷画像を再加熱することにより、印刷画像の光沢性に準じて自由に光沢を表現する方法が開示されている。この特許文献1に記載の発明によれば、画像に光沢性および非光沢性を付与することができる。
【0003】
特許文献1以外にも、プリント表面に形成された画像に凹凸を形成し、この凹凸を調整することにより、光沢度を変化させるプリンタが知られている。
これらの光沢が再現された画像の光沢度は、従来は、例えば、JIS Z8741に規定された光沢度の測定方法により測定されていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−39841号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された熱転写印刷装置は、出力された光沢が施された画像において、その光沢信号と、光沢度との関係が制御されておらず、出力された画像の光沢度が光沢信号とが正しいか確かめることができないという問題点がある。また、フィルムの素材のばらつき、または再加熱に用いられるサーマルヘッドの加熱むらや個体ばらつき等により光沢度がばらついた場合、このばらつきを補正することができないという問題点がある。
【0006】
図14は、縦軸に光沢度をとり、横軸に印加エネルギをとって、印加エネルギと光沢度との関係を模式的に示すグラフであり、図15は、縦軸に光沢度をとり、横軸に印加エネルギをとって、印加エネルギと光沢度との他の関係を模式的に示すグラフであり、図16は、縦軸に光沢度をとり、横軸に付与パターンをとって、付与パターンと光沢度との関係を模式的に示すグラフである。付与パターンとは、例えば、光沢度によって予め設定されている凹凸の大きさのことである。
【0007】
上記プリンタにおいては、印加エネルギまたは付与パターンと、プリント(ハードコピー)表面の凹凸による光沢度の間には、図14乃至図16に示すような所定の関係がある。これらの図14乃至図16に示す関係は、インクリボン、透明コート層用インクの製造ロット、熱転写記録ヘッドまたはインクジェット記録ヘッドの特性などに依存する。このため、目標の光沢度を得るためには、印加エネルギまたは付与パターンと、プリント表面の凹凸による光沢度との関係を把握し制御する必要がある。しかしながら、これらの図14乃至図16に示す関係について、把握し制御されていないのが現状であり、所望の光沢度を有するプリントを得ることができないという問題点がある。
さらに、上述のプリンタにおいては、図14乃至図16に示す関係が、経時変化または材料特性の違いなどにより、変わってしまった場合、これらの変化に対応できないという問題点もある。
【0008】
また、JIS Z8147に規定されている光沢度の測定方法においては、拡散光の影響を受けないようにするために、裏面を黒くする必要がある。このJIS Z8147に規定されている光沢度の測定方法には、プリントの下地の濃度によって光沢度の測定値が変わってしまうという問題点がある。
【0009】
図17は、従来の光沢度の測定方法におけるプリント表面の反射光を示す模式図である。この場合、プリント表面Sに入射光Iiが入射するものについて、2色性反射モデルを用いて説明する。
図17に示すように、先ず、プリント表面Sで入射光Iiが、反射し、反射光Irとしては、鏡面反射光(正反射光)Isおよび拡散反射光Idの2つが生じる。
鏡面反射光Isは、プリント表面Sからの反射成分であって、プリント表面Sの凹凸により、その光強度分布が変化するものである。プリント表面Sと鏡面反射光Isとの関係は、プリント表面Sが滑らかなほど、すなわち、プリント表面Sの凹凸が小さいほど、指向性が狭まり鏡面反射光Isの光強度が増加するという関係にある。一方、プリント表面Sが粗いほど、すなわち、プリント表面Sの凹凸が大きいほど指向性が広くなり鏡面反射光Isの光強度は減少する。
【0010】
一方、拡散反射光Idは、入射光Iiがプリント100の内部へ入射し、プリント100内部の紙または色素などで散乱した反射成分であって、プリント反射濃度、すなわち、プリント100のレジンコート層および色素などの下地濃度によって変化するものである。拡散反射光Idとプリント反射濃度との関係は、プリント100の反射濃度が低いほど、すなわち、プリント100が白いほど、反射光が増加し、反射光の光強度が増加すると関係にある。一方、プリント100の反射濃度が高いほど、すなわち、プリント100が黒いほど、反射光は減少し、反射光の光強度は減少する。
【0011】
このため、JIS Z8147に規定されている光沢度の測定方法では、プリントの下地の濃度によって、測定するプリントの光沢度が変化してしまい、同じ光沢度であっても、下地の濃度によって、その測定値が変わることになる。従って、光沢度を制御するプリンタをキャリブレーションする場合には、光沢度および下地の濃度を測定し、これらの関係を求める必要があり、プリンタのキャリブレーションが煩雑になるという問題点がある。
【0012】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、ハードコピーの濃度に依存せずに光沢度を測定することができる光沢度測定装置および光沢度測定方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、表面に所望の光沢が施された高画質の画像を得ることができるキャリブレーション方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーの光沢度を測定する光沢度測定装置であって、光源と、前記光源からの光を第1の偏光方向を持つ第1の偏光として透過させ、前記第1の偏光を前記ハードコピーに入射させる位置に配置される第1の偏光部材と、前記第1の偏光が前記ハードコピーの表面で反射された反射光を、前記第1の偏光方向と同じ方向を持つ第2の偏光として透過させ、かつ前記第1の偏光方向と直交する偏光方向を持つ第3の偏光として透過させるように切り換えて使用される第2の偏光部材と、前記第2の偏光および第3の偏光を測定するセンサとを有し、前記第1の偏光の前記ハードコピーの表面への入射角度と、前記反射光の前記ハードコピーの表面に対する反射角度とが略同じであり、前記センサによる前記第2の偏光の測定値と第3の偏光の測定値との差に基づいて前記ハードコピーの光沢度を測定することを特徴とする光沢度測定装置を提供するものである。
【0014】
本発明の第2の態様は、画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーの光沢度を測定する光沢度測定装置であって、光源と、前記光源からの光を第1の偏光方向を持つ第1の偏光として透過させ、前記第1の偏光を前記ハードコピーに入射させる位置に配置される第1の偏光部材と、前記第1の偏光が前記ハードコピーの表面で反射された反射光を、前記第1の偏光方向と同じ方向を持つ第2の偏光として透過させる第2の偏光部材と、前記第1の偏光が前記ハードコピーの表面で反射された反射光を、前記第1の偏光方向と直交する方向を持つ第3の偏光として透過させる第3の偏光部材と、前記第2の偏光および第3の偏光を測定するセンサとを有し、前記第1の偏光の前記ハードコピーの表面への入射角度と、前記反射光の前記ハードコピーの表面に対する反射角度とが略同じであり、前記センサによる前記第2の偏光の測定値と第3の偏光の測定値との差に基づいて前記ハードコピーの光沢度を測定することを特徴とする光沢度測定装置を提供するものである。
【0015】
また、本発明の第3の態様は、画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーの光沢度を測定する光沢度測定方法であって、所定の偏光方向を有する第1の偏光を、前記ハードコピーの表面で入射角と反射角が略同じ角度で反射するように前記ハードコピーの表面に所定の入射角度で入射させ、前記反射光を、偏光方向が前記第1の偏光と同じ偏光方向を有する第2の偏光として、測定するとともに、前記反射光を、偏光方向が前記第1の偏光と直交する偏光方向を有する第3の偏光として測定し、前記第2の偏光の測定値と前記第3の偏光の測定値との差を求めることにより、前記ハードコピーの光沢度を測定することを特徴とする光沢度測定方法を提供するものである。
【0016】
本発明の第4の態様は、画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーのキャリブレーション方法であって、前記凹凸が形成された前記透明層と同様にして、光沢度の異なる複数の光沢度パッチを形成し、各光沢度パッチに測定光を入射させて光沢度を測定し、前記光沢度パッチの実測値と、予め設定した前記光沢度パッチを形成する形成信号による適正な光沢度パッチによる反射光に対応する基準値となるように、前記形成信号を補正することを特徴とするキャリブレーション方法を提供するものである。
【0017】
本発明においては、前記光沢度の測定は、本発明の第3の態様に記載の光沢度測定方法により行われることが好ましい。
【0018】
本発明の第5の態様は、画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーのキャリブレーション方法であって、前記凹凸が形成された透明層と同様にして、光沢度が異なる複数の光沢度パッチを形成するとともに、濃度が異なる複数の濃度パッチを同一の記録媒体に形成し、前記光沢度パッチに入射した光の鏡面反射光を測定することにより、各光沢度パッチの光沢度を測定するとともに、前記濃度パッチに入射した光の拡散反射光を測定することにより、前記濃度パッチの反射濃度を測定することにより、光沢度キャリブレーションを行うとともに、濃度キャリブレーションを行うようにしたことを特徴とするキャリブレーション方法を提供するものである。
【0019】
本発明においては、前記光沢度の測定は、本発明の第3の態様に記載の光沢度測定方法により行われることが好ましい。
【0020】
なお、本発明においては、偏光板などの偏光部材を透過した光を偏光という。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る光沢度測定装置、光沢度測定方法およびキャリブレーション方法について、添付の図面を基に詳細に説明する。
【0022】
先ず、本発明の光沢度測定方法の原理について説明する。
図1は、本発明に係る光沢度測定方法の原理を説明する模式図である。なお、図17に示す構成物と同一の構成物には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図1に示すように、本発明に係る光沢度測定方法に利用される光沢度測定装置は、光源Lと、第1のレンズ20と、第1の偏光板(第1の偏光部材)22と、第2の偏光板(第2の偏光部材)24と、第2のレンズ26と、センサDと、第2の偏光板24の偏光方向を直交する2方向に変える偏光方向変更手段(図示せず)とを有する。
【0023】
光源Lは、JIS Z8741に規定されているように、偏光性がないものを用いる。第1のレンズ20は、光源Lの光をプリント表面Sに集光するものである。
第1の偏光板22は、直線偏光フィルタであり、光源Lの光を偏光(第1の偏光)として透過させるものである。また、この第1の偏光板22は、偏光方向がプリント表面Sに対する入射光Iiとプリント表面Sの入射点における境界面の法線とを含む平面である入射面に対して平行に、かつ光源Lからの光をプリント表面Sに入射させる位置に配置されている。この入射面には、プリント表面Sに対する入射光Iiとプリント表面Sに対する反射光Irとがある。この場合、第1の偏光板22による偏光は、偏光方向が入射面に対して平行である。
第2の偏光板24は、直線偏光フィルタであり、第1の偏光板22を透過し、プリント表面Sで反射した反射光Irが入射されるものである。この第2の偏光板24は、後述する偏光方向変更手段により、その偏光方向が入射面に対して垂直または平行になるように切り換えることができる。これにより、第1の偏光板22による偏光と同じ偏光方向を持つ第2の偏光として透過させること、および第1の偏光板22による偏光と直交する偏光方向を持つ第3の偏光として透過させることができる。
【0024】
第2のレンズ26は、第2の偏光板24を透過した光(第2の偏光および第3の偏光)をセンサDに集光するものである。
センサDは、第2の偏光板24を透過し、第2のレンズ26を透過した光(第2の偏光および第3の偏光)の光束(強度)を測定するものであり、プリント表面Sに対する入射角度と反射角度とが同じとなる位置に配置されている。
偏光方向変更手段は、第2の偏光板24の偏光方向を上述した入射面に対して、平行および垂直の2方向に変えるものであり、この偏光方向変更手段としては、例えば、第2の偏光板24を90°回転させるものが挙げられる。なお、第2の偏光板24は、例えば、電場、磁場または音波によりその偏光方向が2方向に変わるものであってもよい。
【0025】
図2は、本発明の光沢度の他の測定方法の原理について説明する模式図である。なお、図2に示す光沢度測定装置において、図1に示す光沢度測定装置と同一の構成物には、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図2に示す光沢度測定装置は、図1に示すものに比べて、第1及び第2の偏光板22a、24aの配置が異なるだけであって、それ以外の構成は、図1に示す光沢度測定装置と同様の構成なので、その詳細な説明は省略する。
【0026】
図2に示す光沢度測定装置においては、第1の偏光板22aは、偏光方向が入射面に対して垂直に配置されており、第2の偏光板24aは、偏光方向が入射面に対して垂直または平行にできるものである。
【0027】
図3は、表面に透明層を有するプリントにおける反射状態を説明する図である。図3においては、プリント100が、支持体102と、支持体102の上に形成された透明層104とを有する。透明層104は、樹脂を液状にして吐出するか、クリアトナーを塗布するか、または透明樹脂フィルムを加熱する等により形成されるものである。
【0028】
図3に示すように、プリント表面Sに、入射角度αで入射した入射光Iiは、屈折角度θrで透明層104を透過する。この場合、透明層104の屈折率をnとすると、スネルの法則により、sinα/sinθr=nとなる。
ここで、図1および図2に示す光沢度測定装置において、偏光方向が入射面に対して平行な場合の反射率をRhとし、偏光方向が入射面に対して垂直な場合の反射率をRnとした場合、RhおよびRnはそれぞれ、下記数式のように表すことができる。
Rh=tan2 (α−θr)/tan2 (α+θr)
Rn=sin2 (α−θr)/sin2 (α+θr)
なお、α+θr=90°となる場合、Rh=0となり、このときの入射角度αをブリュースタ角という。
【0029】
また、図3に示すように、透明層104に入射した光は、プリント100内部へ入射して、紙などの支持体102、または色素などに入射し、吸収または散乱される。散乱した光は、方向性も偏光性も除去されてプリント表面Sに拡散反射光成分として、反射する。
【0030】
次に、図1を用いて、本発明に係る光沢度の測定方法の原理について説明する。本発明の光沢度測定方法は、鏡面反射光は偏光のままで反射し、拡散反射光は、偏光方向が拡散する性質を利用するものである。
図1に示すように、第1の偏光板22の偏光方向が入射面に対して平行に設置されている。この場合、センサDに入射する反射光の光成分は、平行偏光成分となる。
【0031】
このとき、第2の偏光板24を、その偏光方向が入射面に対して平行に配置した場合、センサDに入射する反射光の光成分をIrpとすると、このIrpは、平行偏光成分となる。光成分Irpは、次式のように表すことができる。
Irp=(鏡面反射光)+(拡散反射光の平行偏光成分)
【0032】
また、第2の偏光板24を、その偏光方向が入射面に対して垂直に配置したとき、センサDに入射する反射光の光成分をIrsとすると、この光成分Irsは、次式のように拡散反射光の垂直偏光成分となる。
Irs=(拡散反射光の垂直偏光成分)
【0033】
上述の如く、拡散反射光は、方向性および偏光性が除去されているので、拡散反射光の平行偏光成分と拡散反射光の垂直偏光成分とは、強度が同じになる。よって、反射光の各光成分IrpおよびIrsの差をとると、下記のようになる。
Irp−Irs=(鏡面反射光)+(拡散反射光の平行偏光成分)−(拡散反射光の垂直偏光成分)≒(鏡面反射光)
【0034】
このように、第2の偏光板24の偏光方向を変えて、各光成分の差(第2の偏光および第3の偏光の差)を求めることにより、拡散反射光の成分が除去されて鏡面反射光成分だけを検出することができる。このため、下地の濃度によって光束(強度)が変化する拡散反射光の影響を除去することができるので、下地の濃度に影響を受けることなく、光沢度を測定することができる。
【0035】
なお、図2に示す光沢度測定装置においても、同様である。以下、図2に示す光沢度測定装置に基づいて、本発明の光沢度の測定方法の原理について説明する。第2の偏光板24aを、その偏光方向が入射面に対して垂直に配置したとき、センサDに入射する反射光成分をIrsとすると、このIrsは、垂直偏光成分となる。この光成分Irsは、次式のように表すことができる。
Irs=(鏡面反射光)+(拡散反射光の垂直偏光成分)
【0036】
また、第2の偏光板24aを、その偏光方向が入射面に対して平行に配置したとき、センサDに入射する反射光成分をIrpとすると、このIrpは、次式のように拡散反射光の平行偏光成分となる。
Irp=(拡散反射光の平行偏光成分)
【0037】
上述の如く、拡散反射光成分は、方向性および偏光性が除去されているので、拡散反射光の平行偏光成分と拡散反射光の垂直偏光成分とは、強度が同じになる。よって、反射光の各光成分IrsおよびIrpの差をとると、下記のようになる。
Irs−Irp=(鏡面反射光)+(拡散反射光の垂直偏光成分)−(拡散反射光の平行偏光成分)≒(鏡面反射光)
【0038】
このように、第2の偏光板24aの偏光方向を変えて、各光成分の差(第2の偏光および第3の偏光の差)を求めることにより、図2においても、拡散反射光の成分が除去されて鏡面反射光成分だけを検出することができる。このため、下地の濃度によって光束(強度)が変化する拡散反射光の影響を除去することができるので、下地の濃度に影響を受けることなく、光沢度を測定することができる。
【0039】
なお、上記反射光は、人が見るものであるため、すなわち、反射光は、観察者への光強度である。このため、視感度相当の分光分布に換算する必要がある。
【0040】
さらに、入射角度および入射光の偏光方向については、プリント100の透明層104の屈折率が測定結果に影響を与えるので、透明層104の屈折率により、入射角度および入射光の偏光方向を、その影響が小さくなる角度および方向に決める。
【0041】
次に、本発明の第1の実施形態に係る光沢度測定装置について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る光沢度測定装置を示す模式的断面図である。なお、図1に示すものと同一の構成物には、同一の符号を付すこととする。
本実施形態の光沢度測定装置10は、台40上に載置されたプリント100の光沢度を測定するものである。
本実施形態の光沢度測定装置10は、台40の上方に設けられており、左右対称に第1の鏡筒14および第2の鏡筒16が設けられた筐体12を有する。
【0042】
第1の鏡筒部14は、その内部に光源L、第1のレンズ20および第1の偏光板22が設けられている。光源Lからの光の出射方向に沿って、光源L、第1のレンズ20および第1の偏光板22の順に配置されている。
第2の鏡筒部16は、その内部にセンサD、第2のレンズ26および第2の偏光板24が収納されている。プリント表面Sからの反射光Irの入射方向に沿って、第2の偏光板24、第2のレンズ26およびセンサDの順に配置されている。
【0043】
光源Lは、JIS Z8741に規定されているように、偏光性がないものを用いる。第1のレンズ20は、光源Lの光を集光するものである。
第1の偏光板22は、直線偏光フィルタであり、光源Lの光を偏光(第1の偏光)として透過させるものである。また、この第1の偏光板22は、偏光方向がプリント表面Sに対する入射光Iiとプリント表面Sの入射点における境界面の法線とを含む平面である入射面に対して平行に、かつ光源Lからの光をプリント表面Sに入射させる位置に配置されている。この入射面には、プリント表面Sに対する入射光Iiとプリント表面Sに対する反射光Irとがある。この場合、第1の偏光板22による偏光は、偏光方向が入射面に対して平行である。
第2の偏光板24は、直線偏光フィルタであり、第1の偏光板22を透過し、プリント表面Sで反射した反射光Irが入射されるものである。この第2の偏光板24は、後述する偏光方向変更手段により、その偏光方向が入射面に対して垂直または平行になるように切り換えることができる。これにより、第1の偏光板22による偏光と同じ偏光方向を持つ第2の偏光として透過させること、および第1の偏光板22による偏光と直交する偏光方向を持つ第3の偏光として透過させることができる。
【0044】
第2のレンズ26は、第2の偏光板24を透過した光(第2の偏光および第3の偏光)をセンサDに集光するものである。
センサDは、第2の偏光板24を透過し、第2のレンズ26を透過した光(第2の偏光および第3の偏光)の光束(強度)を測定するものであり、プリント表面Sに対する入射角度と反射角度とが同じとなる位置に配置されている。
偏光方向変更手段は、第2の偏光板24の偏光方向を上述した入射面に対して、平行および垂直の2方向に変えるものであり、この偏光方向変更手段としては、例えば、第2の偏光板24を90°回転させるものが挙げられる。なお、第2の偏光板24は、例えば、電場、磁場または音波によりその偏光方向が2方向に変わるものであってもよい。
【0045】
なお、台40には表面と面一となるように鏡面反射用基準板50が設けられている。この鏡面反射用基準板50は、所定の鏡面反射率を有するものであり、例えば、ガラス板からなる。
【0046】
本実施形態においては、第2の偏光板24の偏光方向を偏光方向変更手段によって、第1の偏光板22の偏光方向と同じ方向と、第1の偏光板22の偏光方向と直交する方向とに変えて、そのときにセンサDに入射される第2の偏光および第3の偏光の各光束(各強度)を測定し、これらの第2の偏光の光束(強度)および第3の偏光の光束(強度)の差を求めることにより、鏡面反射光の光束(強度)を算出するができる。これにより、光沢度を測定することができる。この場合、上述の如く、拡散反射光の影響を除くことができるので、プリント100の濃度によって、光沢度は変化することがない。
【0047】
なお、本実施形態においては、第2の偏光板24を偏光方向変更手段により、この第2の偏光板24の偏光方向を入射面に対して垂直または平行になるように切り換えている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、偏光方向変更手段、および第2の偏光板24に変えて、第1の偏光板22による偏光と同じ偏光方向を持つ第2の偏光として通過させる第3の偏光板(第2の偏光部材)と、第1の偏光板22による偏光と直交する偏光方向を持つ第3の偏光として透過させる第4の偏光板(第3の偏光部材)と、第3の偏光板および第4の偏光板を入れ換える入換手段とを設けてもよい。そして、この入換手段により第3の偏光板および第4の偏光板を、第2の鏡筒部16における反射光Irが入射する位置に入れ換えて、第1の偏光板22による偏光方向と同じ偏光方向を持つ第2の偏光、および第1の偏光板22による偏光方向と直交する偏光方向を持つ第3の偏光を得るようにしてもよい。
【0048】
本実施形態の光沢度測定装置10による光沢度測定方法について説明する。本発明の光沢度測定方法は、鏡面反射光は偏光のままで反射し、拡散反射光は、偏光方向が拡散する性質を利用するものである。第1の偏光板22の偏光方向が入射面に対して平行に設置されている場合について説明する。
先ず、図4に示すように、光源Lから所定の強度を有する入射光Iiを第1のレンズ20および第1の偏光板22を透過させて、プリント100の表面に入射させる。
次に、プリント100の反射光Irが第2の偏光板24および第2のレンズ26を通過してセンサDに入射し、この反射光Irの強度を測定する。この場合、第1の偏光板22の偏光方向が入射面に対して平行に設置されているので、センサDにより測定される反射光Irの光成分は平行偏光成分である。
次に、偏光方向変更主段により、第2の偏光板24の偏光方向を入射面に対して垂直に配置する。この状態で、センサDに入射する反射光Irの強度を測定する。この場合、第2の偏光板24が、その偏光方向を入射面に対して垂直に配置されているので、センサDにより測定される反射光Irの光成分は垂直偏光成分である。
【0049】
次に、反射光Irの平行偏光成分と垂直偏光成分との差をとり、鏡面反射光の強度を求める。
次に、光源Lの強度と鏡面反射光の強度とから光沢度を求める。
このように、第2の偏光板24の偏光方向を変えて、反射光Irの強度差を求めることにより、拡散反射光の影響を除去して、下地の濃度に影響を受けることなく光沢度を測定することができる。
【0050】
次に、本発明の第2の実施形態として、光沢度キャリブレーション方法について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態に係る光沢度測定装置を組み込んだキャリブレーションシステムの要部を示すブロック図である。
図5のキャリブレーションシステム60には、例えば、記録ヘッド76が熱転写型のサーマル方式、またはインクジェット方式のものが用いられる。
図5に示すように、本実施形態のキャリブレーションシステム60は、フレームメモリ62と、プリント出力部70と、光沢度測定部80と、変換条件算出部90とを有する。プリント出力部70は、ルックアップテーブル72(以下、LUT72という)と、記録ヘッド駆動回路74と、記録ヘッド76とを有する。
【0051】
フレームメモリ62は、画像データおよびこの画像データに対応した光沢データ(入力信号)が記憶(格納)されるものである。フレームメモリ62は、画像読取装置(図示せず)、光磁気ディスク、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、もしくはメモリーカードなどの各種のメディアドライバ(図示せず)、またはインターネットなどのネットワーク(図示せず)に接続されている。
【0052】
また、画像データおよび光沢データは、例えば、画像読取装置および光沢度測定装置によって読み取られ、フレームメモリ62に送信されたもの、光磁気ディスク、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、もしくはメモリーカードなどの記録媒体から読み出されたもの、またはインターネットなどのネットワークから送信されたものなどであってもよい。さらにフレームメモリ62には、後述する光沢度キャリブレーション用チャートも記憶されている。この光沢度キャリブレーション用チャートも、画像データおよび光沢データと同様に、フレームメモリ62に接続されている各種機器またはネットワークから送信されるものであってもよい。
【0053】
LUT72は、画像データおよび光沢データを、記録ヘッド76を駆動するための印加エネルギデータ(形成信号)、または付与パターンデータ(形成信号)に変換するものであり、光沢データが所定の光沢度となるように印加エネルギデータ、または付与パターンデータが決定された参照テーブルを有する。
記録ヘッド駆動回路74は、印加エネルギデータまたは付与パターンデータを記録ヘッド76を駆動する信号に変換するものである。
【0054】
記録ヘッド76は、紙などの記録媒体に所定の画像を記録するとともに、光沢度に応じて画像の上に凹凸を形成するものである。記録ヘッド76としては、例えば、プリントに浸透しない透明インクを用いて、インクジェットによって、プリント表面に記録された画像に応じた立体的なドットによる凹凸を形成し、この透明インクを硬化(例えば、透明インクがUV硬化型であれば、UV光線の照射)する方法が挙げられる。また、透明トナーを用いてプリントの表面に立体的なドットを形成し、加熱定着することにより、目標とする光沢度に応じた凹凸を形成する方法も好適である。さらに、プリントの表面に透明なコーティング層を形成し、このコーティング層を加熱した針によって凹部を形成することにより、目標とする光沢度に応じた凹凸を形成する方法も利用可能である。なお、凹部の形成方法は、例えば、IBM社による情報記録技術である「ミリピード(Millipede )」を応用すればよい。
このように形成されるドットもしくは凹凸のサイズ(高さおよび径)、または形成密度などを制御することにより、プリントの表面に記録画像の各領域の絵柄などに応じた光沢度を有する凹凸が形成された透明層を形成し、高品位プリントとする。
【0055】
光沢度測定部80は、プリント100の光沢度を測定するものである。光沢度測定部80には、上述の本発明の光沢度測定装置を使用することができ、これ以外にも、JIS Z8741に規定される光沢度測定装置を使用することができる。
【0056】
変換条件算出部90は、LUT72に設定されている参照テーブルを必要に応じて設定し書き換える、いわゆるキャリブレーションシステム60のキャリブレーションを行うものである。光沢度測定部80から送られてきた後述する光沢度用のパッチの光沢度の測定結果、およびフレームメモリ62から送られる光沢度キャリブレーション用チャートの各パッチの光沢度を用いて、所定の光沢データによって、各パッチが所定の光沢度でプリントとして出力されるように、印加エネルギまたは付与データに施す変換条件を算出するものである。
【0057】
次に、本実施形態のキャリブレーション方法について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るキャリブレーションシステムによるキャリブレーション方法を工程順に示すフローチャート、図7は、本実施形態のキャリブレーションシステムによるキャリブレーションに使用される光沢度キャリブレーション用チャートを示す模式図である。この場合、記録ヘッドが感熱転写型のサーマルプリント方式であるものを例に説明する。
【0058】
本実施形態においては、8ビットの光沢データ(0〜255)について、この光沢データとプリント表面の光沢度との間に、光沢データが0のとき、プリント表面の光沢度が0%となり、光沢データが127のとき、プリント表面の光沢度が50%となり、光沢データが255のとき、プリント表面の光沢度が100%となるように、LUTの初期値(デフォルト値)が設定されている。このとき、光沢データによって出力されるプリントの光沢度がずれており、所定の光沢度となるようにキャリブレーションする場合について説明する。
【0059】
先ず、光沢度を測定する前に、光沢度測定部80で鏡面反射用基準板を読み、光沢度測定部80の光沢度計(例えば、図4のセンサD)を校正する。この校正には、例えば、図3の被測定物のプリント100の透明層104と同程度の屈折率を有し、キズが付きにくく、周辺の環境、温度、および湿度等に対して安定な素材を、後述する反射基準板として用いることが好ましい。この反射基準板の光沢度を予め測定することにより、光沢度測定装置のキャリブレーションを行う。基準板には、例えば、ガラス板を使用する。
【0060】
次に、図6のステップS1に示すように、LUTに初期値を設定する。
次に、ステップS2において、光沢度キャリブレーション用チャートの光沢データをフレームメモリ62に生成し、LUT72、および記録ヘッド駆動回路74を経て記録ヘッド76により画像を紙などの記録媒体に記録し、プリントとして出力する。なお、図7に示すように、本実施形態で使用する光沢度キャリブレーション用チャート100aは、所定の光沢度のステップで、例えば、8個の光沢度のパッチ110a〜110hが記録されたプリントのことである。このとき、各パッチ110a〜110hの光沢度を変換条件算出部90に出力する。
【0061】
次に、図6のステップS3に示すように、各パッチ110a〜110hの光沢度を光沢度測定部80により、前述した第1の実施形態のような方法で測定する。この各パッチの測定に際しては、ノイズなどによる測定誤差が含まれると考えられるので、例えば、各パッチ110a〜110hごとに数回測定を行い、その平均値を各パッチ110a〜110hの光沢度とする。この各パッチ110a〜110hの測定結果を変換条件算出部90に出力する。
【0062】
図8は、縦軸に光沢度および光沢データをとり、横軸に印加エネルギをとって、第1象限に印加エネルギに対する光沢度の目標値、ならびに光沢度の測定点およびその測定点に基づく補間曲線を示し、第2象限に印加エネルギと光沢データとのLUTの初期値、ならびに光沢度の測定値に基づく補正点およびその補正点に基づく補間曲線(更新されたLUT)を示すグラフである。なお、図8においては、測定点を白丸で示し、補正点を黒丸で示す。
図8の第1象限A1 に示すように、LUTの初期値Bに対する光沢度の目標値Tと、光沢度の測定値とでは差があり、補正する必要がある。
【0063】
次に、図6のステップS4に示すように、ステップS1において設定したLUTの初期値による記録ヘッド76に印加する印加エネルギと、光沢度との関係を第1象限A1 の光沢度の測定点の測定値から求める。
次に、ステップS5において、各測定点の間を補間し、補間曲線Rを求める。この補間曲線Rは、例えば、線形補間演算、B−スプライン補間演算、またはキュービックスプライン補間演算などの各種の演算方法によって求められる。
【0064】
次に、第2象限A2 に示すように、ステップS5において求められた補間曲線Rに基づいて、印加エネルギと光沢データとの関係を求め、補間曲線Cを作成する。そして、ステップS6において、変換条件算出部90からLUT72に、この補正曲線Cの値を出力し、参照テーブルを書き換えてLUTを更新する。これにより、所定の光沢度となるように、光沢データが印加エネルギに割り当てられる。なお、本実施形態においては、光沢度と印加エネルギとの目標値Tと、光沢データと印加エネルギとのLUTの初期値Bとは、横軸に対して線対称である。このため、補間曲線Rと補間曲線Cとも、横軸に対して線対称になる。
【0065】
次に、ステップS7において、LUTを確認する。本実施形態においては、1つの光沢データに対して、1つの印加エネルギを割り当てて、所定の光沢度にするものであり、図8に示す補間曲線Cにおいて、1つの光沢データの値に対して、複数の印加エネルギが存在しないか調べる。ステップS7において、1つの光沢データの値に対して、複数の印加エネルギが存在しない場合、キャリブレーションを終了する(ステップS8)。なお、キャリブレーション終了(ステップS8)後、再度ステップS2からキャリブレーションを行うことで、キャリブレーション精度が向上する。
【0066】
一方、ステップS7において、1つの光沢データの値に対して、複数の印加エネルギが存在する場合、LUTを再度作成する必要がある。このため、ステップS2に戻り、以降、ステップS2乃至S7の工程を繰り返し、再度LUTを更新する。
【0067】
なお、本発明においては、ステップS4乃至ステップS6に示すLUTの補正方法に限定されるものではない。他のLUTの更新の方法しては、例えば、光沢度と印加エネルギとの関係を求める。
次に、光沢度の各測定点の印加エネルギに対応する光沢データの補正点をそれぞれ求める。そして、これらの補正点を、測定点の補間曲線Rを求める際に使用した補間演算方法を利用して、補間曲線Cを求める。このようにして、LUTを更新してもよい。
【0068】
また、本実施形態においては、図8に示すように、印加エネルギが増加すると、光沢度も増加する特性を有する感熱転写型のサーマルプリント方式の記録ヘッドについて説明したが、特にこれに限定されるものではない。
図9は、縦軸に光沢度および光沢データをとり、横軸に印加エネルギをとって、第1象限に印加エネルギに対する光沢度の目標値、ならびに光沢度の測定点およびその測定点に基づく補間曲線を示し、第2象限に印加エネルギと光沢データとのLUTの初期値、ならびに光沢度の測定値に基づく補正点およびその補正点に基づく補間曲線(更新されたLUT)を示すグラフである。なお、図9においては、測定点を白丸で示し、補正点を黒丸で示す。
この場合、目標値Tが、光沢度が低下するとともに、印加エネルギが単調増加するものである点が異なり、それ以外は、本実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。この場合も、本実施形態のキャリブレーション方法によって、LUTを更新することができる。
【0069】
また、本実施形態においては、感熱転写型のサーマルプリント方式の記録ヘッドについて説明したが、特にこれに限定されるものではない。記録ヘッドがインクジェット方式のものであっても、同様にしてLUTを更新することができる。図10は、縦軸に光沢度および光沢データをとり、横軸に付与パターンをとって、第1象限に付与パターンに対する光沢度の目標値、ならびに光沢度の測定点およびその測定点に基づく補間曲線を示し、第2象限に付与パターンと光沢データとのLUTの初期値、ならびに光沢度の測定値に基づく補正点およびその補正点に基づく補間曲線(更新されたLUT)を示すグラフである。なお、図10においては、測定点を白丸で示し、補正点を黒丸で示す。
【0070】
この場合、図10に示すように、記録ヘッドが感熱転写型のものに比べて、横軸の印加エネルギが、プリント表面にどの程度凹凸を形成するかを示す付与パターンである点が異なり、それ以外は本実施形態と同様なので、その詳細な説明は省略する。この場合においても、本実施形態のキャリブレーション方法によって、LUTを更新することができる。
【0071】
本実施形態においては、キャリブレーション用チャートは、図7に示すものに限定されるものではなく、パッチを1列に並べたものであってもよい。なお、JIS Z8741に規定する光沢度測定装置を使用する場合には、パッチは、黒い画像上に形成する。
【0072】
次に、本発明の第3の実施形態として、光沢度キャリブレーションと、濃度キャリブレーションとを1つのシステムで行うことができるように共通化されたキャリブレーションシステムについて説明する。図11は、本発明の共通化されたキャリブレーションシステムにおける光沢度および濃度の測定装置を示す模式的断面図である。なお、図4に示す本発明の第1の実施形態に係る光沢度測定装置10と同一の構成物には、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の光沢度測定装置11は、図4に示す光沢度測定装置10と比して、プリント表面Sの垂直上方に、プリント100の濃度を測定する濃度測定部を有している点が異なり、それ以外の構成は図4に示す光沢度測定装置10と同様であるので、その詳細な説明は省略する。なお、本実施形態の濃度測定部は、後述するように、プリント表面の拡散反射光の測定部を兼ねるものである。
【0073】
本実施形態の濃度測定部(拡散反射光の測定部)においては、筐体12に、第3の鏡筒部18が設けられ、第3の鏡筒18の内部には、第3のレンズ28とセンサdとを有する拡散反射光の測定部が設けられている。プリント表面Sの拡散光Idの入射方向に沿って、第3のレンズ28およびセンサdが配置されている。また、台40には、鏡面反射用基準板50の下に拡散反射光用基準板52が設けられている。
【0074】
本実施形態においては、濃度測定部を設けることにより、反射プリント濃度を測定することができる。このため、反射濃度の測定と光沢度の測定とを1つの光源Lで行うことができる。従って、プリント100の反射濃度のキャリブレーションと光沢度のキャリブレーションとを1つの測定装置で行うことができる。さらに、後述するように、濃度測定部を設けることにより、下地の濃度が同じであっても、光沢度の違いにより、見かけ上の濃度の変化による画像の見え方を調整できる。
【0075】
なお、本実施形態においては、反射濃度を測定する場合には、光源Lの前に配置されている第1の偏光板22を取り除くようにしてもよい。これにより、光量の低下が抑制され、反射濃度の測定精度が向上する。この場合、第1の偏光板22を光源Lからの光が通過しない位置に退避させる移動手段を設ける。
【0076】
図11に示す光沢度測定装置11においては、所定の光沢度を有する鏡面反射用基準板50と、所定の拡散反射率を有する拡散反射用基準板52とが設けられている。この鏡面反射用基準板50は、例えば、ガラス板からなるものである。拡散反射用基準板52は、例えば、所定の拡散反射率を有する白色板である。
また、本実施形態においては、鏡面反射用基準板50および拡散反射用基準板52の2枚の基準板が必要ではなく、鏡面反射用基準板50と拡散反射用基準板52との機能を有する基準板があれば1枚でもよい。
【0077】
なお、図4及び図11に示すいずれの光沢度測定装置10、11においても、第1の偏光板22の偏光方向を入射面に対して平行にしたが、これに限定されるものではなく、第1の偏光板22の偏光方向を入射面に対して偏光方向を垂直にしてもよいことはもちろんである。
【0078】
さらに、本発明においては、光沢度測定装置は、これに限定されるものではなく、JIS Z8741に規定される光沢度測定装置に図11に示す濃度測定部(拡散反射光の測定部)を設けてもよい。この場合、基準板を2枚用意し、鏡面反射用基準板50は、下地を黒とし、光沢度測定装置をキャリブレーションする場合、鏡筒または基準板が移動できるようにする。
【0079】
次に、本実施形態に係るキャリブレーション方法について説明する。本実施形態は、図11に示す光沢度測定装置を使用して光沢度キャリブレーションおよび濃度キャリブレーションを1つのシステムで行うことができるようにし、キャリブレーションシステムを共通化したものである。
図12は、本実施形態に使用される光沢度キャリブレーション用チャートを示す模式図である。
図12に示すように、本実施形態で使用する光沢度キャリブレーション用チャート100bは、図7に示す光沢度キャリブレーション用チャート100aと比して、所定の光沢度のステップで、8個のパッチ120が1列に記録され、光沢度のパッチ120に並んで、所定の濃度のステップで、8個のグレーパッチ(濃度パッチ)130が1列に記録されている点が異なり、それ以外の構成は同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0080】
本実施形態のキャリブレーション方法は、第2の実施形態のキャリブレーション方法と比して、グレーパッチ130と光沢度のパッチ120が記録されたキャリブレーション用チャート100bを使用し、光沢度以外にも、プリントの濃度をキャリブレーションする点が異なり、それ以外のキャリブレーション方法は、上述の実施形態のキャリブレーション方法と同様であるので、その詳細な説明は省略する。なお、プリントの濃度のキャリブレーションについては、公知の方法により行うことができ、その詳細な説明は省略する。
【0081】
また、光沢度の違いにより、見かけ上の濃度が変わってしまうことがあるが、本実施形態においては、図7に示す光沢度キャリブレーション用チャートの全てのパッチの下地の濃度を同じにすることにより、濃度と光沢度との関係をキャリブレーションできるので、光沢度の違いによる見かけ上の濃度の変化をも考慮してキャリブレーションすることができる。
【0082】
また、本実施形態においては、グレーパッチと光沢度用のパッチとが記録された光沢度キャリブレーション用チャートを使用したが、これに限定されるものではない。図13は、本実施形態に使用される他の光沢度キャリブレーション用チャートを示す模式図である。
図13に示す光沢度キャリブレーション用チャート100cは、図12に示す光沢度キャリブレーション用チャート100bと比して、所定の濃度のステップでシアンのパッチ(濃度パッチ)130a、マゼンタのパッチ(濃度パッチ)130bおよびイエロのパッチ(濃度パッチ)130cが記録されているプリントである点が異なり、それ以外の構成は同様なので、その詳細な説明は省略する。
【0083】
図13に示す光沢度キャリブレーション用チャートを用いてキャリブレーションを行う場合、他の実施形態と同様にキャリブレーションする。この場合、各単色のパッチの濃度を測定し、この単色の濃度から積分濃度を求める方法により、拡散反射光の強度を算出する。なお、単色濃度を測定するに際しては、図11に示す光沢度測定装置のセンサdのシアン、マゼンタ、イエロの各色のフィルタを設けて各単色のパッチの濃度を測定する。
この場合においても、上述の如く、光沢度キャリブレーション用チャートの全てのパッチの濃度を同じにすることにより、光沢度の違いによる見かけ上の濃度の変化をも考慮してキャリブレーションすることができる。
【0084】
なお、本発明の光沢度キャリブレーション用チャートにおけるパッチの数は、特に限定されるものではなく、光沢度と光沢データとの関係の複雑さ、目標とするキャリブレーションの精度、または測定時間などにより、キャリブレーションシステムごとに決定することが好ましい。
また、上述のいずれのキャリブレーション方法においても、上述のいずれの光沢度測定装置を適宜選択して使用することができる。
【0085】
以上、本発明に係る光沢度測定装置、光沢度測定方法、およびキャリブレーション方法について、詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのは、もちろんである。
【0086】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、入射光に偏光を用い、反射光を偏光方向を変えて測定することにより、ハードコピーの濃度に依存せず、光沢度が測定することができる。
また、凹凸によって光沢度が調整された画像の光沢度をキャリブレーションすることができる。
さらに、本発明によれば、光沢度キャリブレーションと濃度キャリブレーションとを共通化された1つのシステムで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光沢度の測定方法の原理を説明する模式図である。
【図2】本発明の光沢度の他の測定方法の原理について説明する模式図である。
【図3】表面に透明層を有するプリントにおける反射状態を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る光沢度測定装置を示す模式的断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る光沢度測定装置を組み込んだキャリブレーションシステムの要部を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るキャリブレーションシステムにおけるキャリブレーション方法を工程順に示すフローチャートである。
【図7】本実施形態のキャリブレーションシステムで使用される光沢度キャリブレーション用チャートを示す模式図である。
【図8】縦軸に光沢度および光沢データをとり、横軸に印加エネルギをとって、第1象限に印加エネルギに対する光沢度の目標値、ならびに光沢度の測定点およびその測定点に基づく補間曲線を示し、第2象限に印加エネルギと光沢データとのLUTの初期値、ならびに光沢度の測定値に基づく補正点およびその補正点に基づく補間曲線(更新されたLUT)を示すグラフである。
【図9】縦軸に光沢度および光沢データをとり、横軸に印加エネルギをとって、第1象限に印加エネルギに対する光沢度の目標値、ならびに光沢度の測定点およびその測定点に基づく補間曲線を示し、第2象限に印加エネルギと光沢データとのLUTの初期値、ならびに光沢度の測定値に基づく補正点およびその補正点に基づく補間曲線(更新されたLUT)を示すグラフである。
【図10】縦軸に光沢度および光沢データをとり、横軸に付与パターンをとって、第1象限に付与パターンに対する光沢度の目標値、ならびに光沢度の測定点およびその測定点に基づく補間曲線を示し、第2象限に付与パターンと光沢データとのLUTの初期値、ならびに光沢度の測定値に基づく補正点およびその補正点に基づく補間曲線(更新されたLUT)を示すグラフである。
【図11】本発明の第3の実施形態に係るキャリブレーションシステムにおける光沢度および濃度の測定装置を示す模式的断面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に使用される光沢度キャリブレーション用チャートを示す模式図である。
【図13】同じく第3の実施形態に使用される他の光沢度キャリブレーション用チャートを示す模式図である。
【図14】縦軸に光沢度をとり、横軸に印加エネルギをとって、印加エネルギと光沢度との関係を模式的に示すグラフである。
【図15】縦軸に光沢度をとり、横軸に印加エネルギをとって、印加エネルギと光沢度との他の関係を模式的に示すグラフである。
【図16】縦軸に光沢度をとり、横軸に付与パターンをとって、付与パターンと光沢度との関係を模式的に示すグラフである。
【図17】従来の光沢度の測定方法におけるプリント表面の反射光を示す模式図である。
【符号の説明】
10、11 光沢度測定装置
12 筐体
14 第1の鏡筒
16 第2の鏡筒
18 第3の鏡筒
20 第1のレンズ
22 第1の偏光板
24 第2の偏光板
26 第2のレンズ
28 第3のレンズ
40 台
50 鏡面反射用基準板
52 拡散反射用基準板
60 キャリブレーションシステム
62 フレームメモリ
70 プリント出力部
72 ルックアップテーブル
74 記録ヘッド駆動回路
76 記録ヘッド
80 光沢度測定部
90 変換条件算出部
100 プリント
100a、100b、100c 光沢度キャリブレーション用チャート
110a〜110h パッチ
120、130、130a、130b、130c パッチ

Claims (7)

  1. 画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーの光沢度を測定する光沢度測定装置であって、
    光源と、
    前記光源からの光を第1の偏光方向を持つ第1の偏光として透過させ、前記第1の偏光を前記ハードコピーに入射させる位置に配置される第1の偏光部材と、
    前記第1の偏光が前記ハードコピーの表面で反射された反射光を、前記第1の偏光方向と同じ方向を持つ第2の偏光として透過させ、かつ前記第1の偏光方向と直交する偏光方向を持つ第3の偏光として透過させるように切り換えて使用される第2の偏光部材と、
    前記第2の偏光および第3の偏光を測定するセンサとを有し、
    前記第1の偏光の前記ハードコピーの表面への入射角度と、前記反射光の前記ハードコピーの表面に対する反射角度とが略同じであり、前記センサによる前記第2の偏光の測定値と第3の偏光の測定値との差に基づいて前記ハードコピーの光沢度を測定することを特徴とする光沢度測定装置。
  2. 画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーの光沢度を測定する光沢度測定装置であって、
    光源と、
    前記光源からの光を第1の偏光方向を持つ第1の偏光として透過させ、前記第
    1の偏光を前記ハードコピーに入射させる位置に配置される第1の偏光部材と、
    前記第1の偏光が前記ハードコピーの表面で反射された反射光を、前記第1の偏光方向と同じ方向を持つ第2の偏光として透過させる第2の偏光部材と、
    前記第1の偏光が前記ハードコピーの表面で反射された反射光を、前記第1の偏光方向と直交する方向を持つ第3の偏光として透過させる第3の偏光部材と、
    前記第2の偏光および第3の偏光を測定するセンサとを有し、
    前記第1の偏光の前記ハードコピーの表面への入射角度と、前記反射光の前記ハードコピーの表面に対する反射角度とが略同じであり、前記センサによる前記第2の偏光の測定値と第3の偏光の測定値との差に基づいて前記ハードコピーの光沢度を測定することを特徴とする光沢度測定装置。
  3. 画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーの光沢度を測定する光沢度測定方法であって、
    所定の偏光方向を有する第1の偏光を、前記ハードコピーの表面で入射角と反射角が略同じ角度で反射するように前記ハードコピーの表面に所定の入射角度で入射させ、
    前記反射光を、偏光方向が前記第1の偏光と同じ偏光方向を有する第2の偏光として、測定するとともに、
    前記反射光を、偏光方向が前記第1の偏光と直交する偏光方向を有する第3の偏光として測定し、
    前記第2の偏光の測定値と前記第3の偏光の測定値との差を求めることにより、前記ハードコピーの光沢度を測定することを特徴とする光沢度測定方法。
  4. 画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーのキャリブレーション方法であって、
    前記凹凸が形成された前記透明層と同様にして、光沢度の異なる複数の光沢度パッチを形成し、各光沢度パッチに測定光を入射させて光沢度を測定し、
    前記光沢度パッチの実測値と、予め設定した前記光沢度パッチを形成する形成信号による適正な光沢度パッチによる反射光に対応する基準値となるように、前記形成信号を補正することを特徴とするキャリブレーション方法。
  5. 前記光沢度の測定は、請求項3に記載の光沢度測定方法により行われる請求項4に記載のキャリブレーション方法。
  6. 画像が記録されたハードコピーの表面に形成された透明層に、前記画像に対応した凹凸を形成して、光沢度を変化させた前記ハードコピーのキャリブレーション方法であって、
    前記凹凸が形成された透明層と同様にして、光沢度が異なる複数の光沢度パッチを形成するとともに、濃度が異なる複数の濃度パッチを同一の記録媒体に形成し、
    前記光沢度パッチに入射した光の鏡面反射光を測定することにより、各光沢度パッチの光沢度を測定するとともに、前記濃度パッチに入射した光の拡散反射光を測定することにより、前記濃度パッチの反射濃度を測定することにより、光沢度キャリブレーションを行うとともに、濃度キャリブレーションを行うようにしたことを特徴とするキャリブレーション方法。
  7. 前記光沢度の測定は、請求項3に記載の光沢度測定方法により行われる請求項6に記載のキャリブレーション方法。
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