JP2004205292A - 試料分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定ユニットとポンプとの接続を簡略化し、かつ、測定ユニットの試料によってポンプが汚染されることを防止する。
【解決手段】試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し、一端が試料流路に接続される第1流路を備えた流体基板と、一端が第1流路の他端に接続される第2流路を備えたポンプ設置部材と、ポンプ設置部材に設置され第2流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部と、測定結果から試料を分析する分析部を備える。
【選択図】 図19

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は試料分析装置に関し、とくに使い捨て可能な試料測定ユニットを用いた試料分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この発明に関連する従来技術としては、
(1)試料の光学特性を測定して体液成分分析を行う分析器具であり、試料受容口とポンプ接続口を有し、該試料受容口とポンプ接続口の間に少なくとも1つの試料処理室と測光室、または試料処理室と測光室および廃液溜とを有し、それぞれが流路で結合されていることを特徴とする体液成分分析器具(例えば、特許文献1参照)や、
【0003】
(2)少なくとも一つの光学式または電気化学式センサを内蔵する測定通路と、分析装置を接続するための第1の開口と、試料取り出し部分を接続するための、測定通路の他端に設けた第2の開口とを具備する使い捨て測定要素において、両開口のために共通の一つの密封要素が設けられ、この密封要素が三つの位置を有し、この密封要素の第1の位置において測定流路の両端が閉鎖され、密封要素の第2の位置において測定通路の一端が第1開口に接続され、かつ測定通路の他端が測定要素内に設けられた、測定通路から出る液体のための捕集タンクに接続され、密封要素の第3の位置において測定通路の一端が測定要素内の緩衝タンクに接続され、かつ測定通路の他端が第2開口に接続されていることを特徴とする使い捨て測定要素(例えば、特許文献2参照)などが知られている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5681529号
【特許文献2】
米国特許第5228350号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、使い捨て可能な試料測定ユニットを試料分析装置に搭載する構成となっており、試料は試料測定ユニット内で移送され、試料分析装置内に流入することはない構成となっている。そして、試料分析装置は、ポンプやパルプなどの流体制御素子と試料測定ユニットをチューブなどで接続する構成となっている。
【0006】
しかし、試料分析装置の内部の構成が煩雑であること、万一、試料測定ユニットから試料分析装置へ試料が引き込まれた場合に流体制御素子が試料によって汚染されてしまう危険性が高いこと、チューブや流体制御素子の洗浄や交換が困難であることが問題であった。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、試料分析装置内部の構成が単純化され、万一、試料測定ユニットから試料分析装置へ試料が引き込まれた場合に流体制御素子が試料によって汚染されてしまう危険性が軽減され、試料分析装置内の部品の洗浄や交換が容易である試料分析装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し、一端が試料流路に接続される第1流路を備えた流体基板と、一端が第1流路の他端に着脱可能に接続される第2流路を備えたポンプ設置部材と、ポンプ設置部材に設置され第2流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備える試料分析装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の試料分析装置は、試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し、一端が試料流路に接続される第1流路を備えた流体基板と、一端が第1流路の他端に着脱可能に接続される第2流路を備えたポンプ設置部材と、ポンプ設置部材に設置され第2流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備えることを特徴とする。
【0009】
測定ユニットとポンプ設置ユニットとの間に着脱可能な流体基板が存在するので、万一、測定ユニットから試料がポンプ側へ引き込まれても、流体基板やポンプ設置部やポンプなどの洗浄や交換が容易である。
【0010】
この発明の試料分析装置の分析対象試料としては、血液,尿のような体液、トナーのような工業用粒子、牛乳のような飲料物などを挙げることができる。測定ユニットには、例えば、試料受容部と、試料測定室と、両者を結ぶ流路と、流路に圧力を印加するための開口を備えたものを用いることができる。
流体基板およびポンプ設置部材は、材料としてアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂を用い、成型加工および機械加工を施すことによって得ることができる。ポンプには、電動シリンジポンプやペリスタポンプを用いることができる。
【0011】
この発明において、測定部は、主に粒子のサイズや数を測定するための電気特性測定部であってもよいし、試料の吸光度を測定するための光学特性測定部であってもよいし、その両者であってもよい。
電気特性測定部は、赤血球,白血球,血小板,トナーなどの数やサイズを測定し、光学特性測定部は、ヘモグロビン量,血液凝固時間,ALPやペルオキシターゼなどの酵素活性量,ビリルビン量,CRPなどを測定することができる。
また、測定部によって得られる試料の特性情報から試料を分析する分析部は、CPU,ROM,RAMからなるマイクロコンピュータから構成し、試料分析装置内部に配置してもよいし、パーソナルコンピュータに配置し、試料分析装置と接続するようにしてもよい。
【0012】
この発明において、流体基板は第1流路の一部にポンプへの試料の流入を防止するための流入防止部を備えることが好ましい。これによって、測定ユニットから第1流路へ流出した試料がポンプに流入する危険性を軽減することができる。この発明の試料分析装置は、複数のバルブをさらに備え、試料流路と第1および第2流路がそれぞれ複数の流路からなり、ポンプが単一のポンプからなり、各バルブが各第2流路の他端とポンプとの間に挿入されてもよい。
【0013】
別の観点から、この発明は、試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し一端が試料流路に接続される第3流路を備えた流体ユニットと、第3流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備え、流体ユニットは試料流路からポンプへの試料の流入を防止するための流入防止部を第3流路に備える試料分析装置を提供するものである。
流体ユニットは、測定ユニットを搭載する流体基板と、ポンプを設置するポンプ設置部材とからなり、第3流路は、流体基板に形成され一端が試料流路に接続される第1流路と、ポンプ設置部材に形成され一端が第1流路の他端に着脱可能に接続され他端がポンプに接続される第2流路とからなり、流入防止部が第1流路に設けられてもよい。
【0014】
流入防止部は、第1または第3流路の他の部分よりも大きい断面積を有するトラップであってもよい。また、流入防止部は、第1または第3流路に液体を吸収する吸収部材(例えば、綿)や、液体の通過を阻止するフィルタ(例えば、米国特許第5,156,811号記載のプラグメンバー)を挿入することによっても形成できる。
【0015】
流入防止部が、第3流路の他の部分よりも高い位置に配置された流路であってもよい。
また、この発明は、さらに別の観点から試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し一端が試料流路に接続される第3流路を備えた流体ユニットと、第3流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備え、第3流路は流体ユニット内に形成された流路である試料分析装置を提供するものである。
【0016】
実施例
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。この実施例では、試料分析装置として、試料が血液であり、白血球データおよびヘモグロビン量を得るための血液分析システムについて説明する。これによってこの発明が限定されるものではない。なお、各図面において同じ要素には共通の符号を付している。
【0017】
A.測定ユニット
1.測定ユニットの全体構成
図1は、この発明の血液分析装置に用いられる白血球およびヘモグロビン測定用の測定ユニットの上面図、図2は正面図、図3は内部構成を示す斜視図である。
【0018】
これらの図に示すように、測定ユニット(以下、ユニットという)1は上プレート2および下プレート3から構成される。上プレート2の上面にはユニット1を識別するためのバーコードラベルBLが貼付けられている。ユニット1は試料を受容する容積200μLの試料受容部4と、希釈液収容部5を内蔵し試料の定量と流路の切換えを行う回転バルブ6と、電気抵抗測定室7と、第1、第2および第3ポンプ接続口(圧力導入口)8,9,10を備える。また、ユニット1は後述の血液分析装置本体に位置決めして設置するための位置決め用貫通孔41,42,43を備える。
【0019】
試料受容部4は上部に試料注入用開口を有し、その底部は流路11によって回転バルブ6に接続されている。ポンプ接続口8は流路12によって回転バルブ6に接続されている。電気抵抗測定室7は、流路13を介して回転バルブ6に、流路14を介してポンプ接続口9に、流路15を介してポンプ接続口10に接続され、流路15の途中には透明な吸光度測定室40が設けられ図2に示すようにユニット1の下面から突出している。また、ポンプ接続口8,9,10は、それぞれユニット1の下面から突出するパイプを有する(図2)。なお、回転バルブ6を外気に開放するための通気孔37が設けられている(図1)。
【0020】
詳細は後述するが、流路11,12は、試料を試料定量部へ導くための定量用流路を構成する。流路13は希釈試料を希釈液収容部5から電気抵抗測定室7へ導くための測定用流路を構成する。さらに流路13と流路14は定量された試料と希釈液とを撹拌して希釈試料を得るための撹拌流路を構成する。また、流路15は電気抵抗測定室7と吸光度測定室40とポンプ接続口10とを連通し、測定済みの希釈試料液を引き込んで貯留するための貯留流路を構成する。
【0021】
ここで、流路14は、図3および図49に示すように、ポンプ接続口9に近づくほど断面積が大きくなるように内壁に傾斜部分14aや段差部分14bを有する。これらは、定量された試料と希釈液とを矢印A方向とB方向とに繰り返し移動させて撹拌する際に発生する気泡が、矢印B方向、つまり希釈液収容部5の方向へ逆流することを阻止し希釈試料液への気泡の混入を防止することができる。
【0022】
また、流路15は、図3および図50に示すように電気抵抗測定室7内の内部流路15cよりも断面積が十分に小さい部分15fを有する。これによって、流路15の流速が増大し電気抵抗測定室7の電極(後述)近傍に発生する気泡が、希釈試料液と共に矢印C方向に引き込まれるので、電気抵抗測定室7はその測定において気泡の影響を受けることがない。
【0023】
2.回転バルブの構成
図4は回転バルブ6の上面図、図5は正面図、図6は底面図である。これらの図に示すように、回転バルブ6は底部に開口を有する円筒状の外筒16と、外筒16の底部開口から嵌入された有底の内筒17を備える。内筒17は上部に開口を有し、底部にフランジ18を備える。
【0024】
フランジ18から下方に2つの突出部19,20が突出し、不平行な溝21を形成する。突出部19,20は後述するバルブ駆動源との結合部を構成する。内筒17が軸を中心に回転するとき、内筒17の外周面は外筒16の内周面を摺動できるようになっている。なお、本実施例では溝21は不平行に形成されているが平行に形成されていてもよい。
【0025】
図7〜図9は、それぞれ図5のA−A,B−B,C−C矢視断面図、図10は図4のX−X矢視断面図である。図7に示すように内筒17は上段に通気孔開閉用の2つの貫通孔22,23を備え、外筒16は通気孔37に連通する貫通孔38を備える。
【0026】
図8に示すように内筒17は中段に外周面の同一円周上に形成された3つの細長い横溝24,25,26を備え、外筒16は流路11,12,13にそれぞれ連通する3つの貫通孔27,28,29を備える。
後述するように横溝25は試料定量部として作用し、横溝24,26は流路開閉用溝として作用する。
【0027】
図9に示すように内筒17は下段に流路開閉用の2つの貫通孔30,31を備える。また、図8〜図10に示すように外筒16は中段から下段にわたって内周面に形成された軸方向に延びる細長い縦溝32を備える。
【0028】
3.電気抵抗測定室の構成
図1および図3に示すように、電気抵抗測定室7は、内部流路15cの垂直部分15aと15bとの間に設けられた円盤状のペレット(仕切り板)33と、流路15と15cとの接続部に流路内に先端が露出するように設けられた電極34と、流路13と14との接合部分36に流路内に先端が露出するように設けられた電極35から構成される。
【0029】
図11は電気抵抗測定室7の要部断面図であり、ペレット33は垂直部15bに同軸に下プレート3に形成された円形凹部に嵌め込まれ、垂直部15aに同軸に上プレート2に形成された円形凸部により押圧されて固定されている。
【0030】
ペレット33は中心に微細孔(オリフィス)33aを備え、微細孔33aを通過する電解液の電気抵抗が電極34と35によって測定されるようになっている。なお、ペレット33は、厚さ125μmのポリエーテルイミドシートを使用し、エキシマレーザによって直径100μmの微細孔33aを加工することによって得られる。
【0031】
B.血液分析装置
1.血液分析装置の構成
図12は血液分析装置の外観を示す斜視図である。血液分析装置は、本体100と、本体100にケーブル接続されたバーコードリーダ200とプリンタ300を備える。本体100は、測定部110とその上面に開閉可能に設けられた蓋111とを備え、測定部110の前面には入力部(キーボード)107と表示部(LCD)108が設けられている。
【0032】
図13は本体100の外観を示す斜視図、図14は本体100にユニット1を搭載した状態を示す斜視図である。図13の測定部110の上面には、ユニット1を着脱可能に搭載するための流体基板201が方形の開口部114に部分的に露出している。蓋111を閉じたときに、搭載されたユニット1の上部を収容して適度に押圧するための方形状の凹部112が蓋111の裏面に形成されている。
【0033】
そして、開口部114にはユニット1の貫通孔41,42,43(図1)に挿入される位置決めピン115,116,117が垂直方向に立設し、電極34,35(図1、図3)に接触するための電極接触子118,119と、ポンプ接続口8,9,10のパイプ(図1、図2、図3)にそれぞれ接続される接続部120,121,122と、回転バルブ6(図1、図2、図3)を受入れる貫通孔202と、吸光度測定室40(図3)を受入れるための切欠き部124が露出している。
【0034】
図15は測定部110の内部構造の要部を示す斜視図、図16は図15の矢印Z方向から見た平面図、図17と図18は、図15の矢印XとY方向から見た側面図である。これらの図に示すように、測定部110の内部には、流体基板201とポンプ設置部材203とからなる流体ユニット250が設けられている。流体基板201の切欠き部124の下方にユニット1の吸光度測定室40へレーザ光を照射するためのレーザダイオード125と、その透過光を受光するためのフォトダイオード126が設置されている。
【0035】
流体基板201の貫通孔202の下方にはステッピングモータM1が設けられ、回転バルブ6の突出部19,20(図2,図6)と結合するための結合円板123がステッピングモータM1の出力軸の先端に固定されている。ステッピングモータM1の出力軸には回転角度検出用のスリット円板127が設置され、スリット円板127はその近傍にスリット検出用のフォトインタラプタPRを備える。
【0036】
また、ポンプ設置部材203は、シリンジポンプCPと、シリンジポンプCPを作動させるステッピングモータ内蔵のリニアアクチュエータLAと、電磁バルブSV1,SV2,SV3,SV4と、圧力センサPSとを備える。
なお、流体ユニット250において、流体基板201は、ポンプ設置部材203に対し、ビス204,205によって離脱可能に固定される。
【0037】
図19は、ユニット1と流体基板201とポンプ設置部材203の内部流路の構成と接続を説明するための分解斜視図である。同図に示すように、流体基板201には、トラップ(貯留部)120b、121b、122bが形成され、さらに接続部120,121,122をそれぞれトラップ120b、121b、122bに接続する流路120a,121a,122aと、トラップ120b、121b、122bをポンプ設置部材203へそれぞれ接続する流路120c、121c、122cが形成されている。
【0038】
トラップ120b〜122bは、流路120a〜122aおよび流路120c〜122cに比べて大きい断面積を有する。
ここでトラップ120b,121b,122bの体積は、シリンジポンプCPへの試料の流入防止の観点からは大きい方が好ましいが、大きすぎると、周囲温度の変化によって悪影響を受ける可能性があり、測定動作におけるシリンジポンプCPの1回の吸引体積のうち最大のもの以下の体積とすることが好ましい。この実施例においては、トラップ120b,122bが100μLの体積,トラップ121bが20μLの体積を有する。
【0039】
また、ポンプ設置部材203には、流体基板201の流路120c、121c、122cをそれぞれ受け入れる接続部120d、121d、122dと、接続部120d、121d、122dをそれぞれ電磁バルブSV1,SV2,SV3へ接続する流路120e,121e,122eが形成されている。
【0040】
さらに、ポンプ設置部材203には、共通流路206が形成されると共に、電磁バルブSV1,SV2,SV3をそれぞれ共通流路206に接続する流路120f,121f,122fが形成されている。そして、共通流路206の一端はシリンジポンプCPと圧力センサPSに接続され、他端は流路207と電磁バルブSV4と流路208とを介して大気に開放されるようになっている。
【0041】
ここで、流体基板201に設けられたトラップ120b、121b、122bは、後述する試料測定時において、シリンジポンプCPの作動により、万一、試料が過剰に吸引されてユニット1から流体基板201へ流入した場合に、その流入試料を貯留して試料がポンプ設置部材203まで流入することを防止するために設けられている。
【0042】
また、トラップ120b、121b、122bの貯留作用を助長するために、流路120c、121c、122cはそれぞれトラップ120b、121b、122bは垂直方向に所定距離だけ立上がった後に接続部120d、121d、122dに接続されるように形成されている。
【0043】
なお、ユニット1から流体基板201へ試料が流入して流体基板201が汚染された場合には、ビス204,205をゆるめて流体基板201をポンプ設置部材203から取りはずして廃棄または洗浄することができる。
【0044】
流体基板201の流路およびトラップは、基板を多層積層(この実施例では3層積層)構造にすることにより、容易に形成できる。ポンプ設置部材203の流路も、同様にして形成できる。また、流体基板201とポンプ設置部材203の材料としては、たとえばアクリル樹脂を好適に用いることができる。
【0045】
図20はユニット1と流体基板201との接続部120の構成を示す拡大断面図である。同図に示すように、接続部120において、流体基板201の表面に円柱状の凹部209が流路120aと同芯に形成され、凹部209に円筒状の金属(例えばアルミニウム)製のカラー210がOリング212を介して嵌入されている。
【0046】
さらに、ユニット1のポンプ接続口9のパイプがOリング211を介してカラー210へ嵌入されている。そこで、ユニット1が流体基板203へ押圧されると、Oリング211と212が圧縮されて半径方向に膨張し、ポンプ接続口9と流路120aとは気密的かつ、着脱可能に接続される。接続部121,122も同等の構成を有する。
【0047】
図21は図20に示す接続部120の変形例を示す断面図である。この変形例では、図20におけるカラー210とOリング211,212の代わりに弾性体からなる筒形パッキング214を使用している。
【0048】
筒形パッキング214は凹部209から若干突出する程度の長さを有しており、ユニット1が流体基板203へ押圧されると、筒形パッキング214は、凹部209内へ圧縮されて半径方向に膨張し、ポンプ接続口9と流路120aとを気密的かつ、着脱可能に接続する。接続部121,122も同様に構成することができる。
【0049】
図22は流体基板201とポンプ設置部材203との接続部120eの構成を示す拡大断面図である。同図に示すように、接続部120dにおいて、ポンプ設置部材203の表面に円盤状の凹部215が流路120eと同芯に形成され、Oリング216が嵌入されている。
【0050】
そこで、流体基板201の流路120cと流路120eとが対向するようにポンプ設置部材203に流体基板201を接触させ、ビス204,205を締め付けると、Oリング216が凹部215内で圧縮されて半径方向に膨張し、流路120cと流路120eが気密的に接続される。接続部121d,122dも同等の構成を有する。なお、接続部120,121,122についても、図22に示すような構造にすることができる。
【0051】
図13に示すように、蓋111は、測定部110の上面との接触面に係止片128を備える。係止片128は図示しないバネで矢印D方向に付勢されており、ユニット1を収容部114に装填して蓋111を閉じると、係止片128が測定部110の上面の開口部129に係止して蓋111を閉じた状態に維持する。蓋111の側面には係止片128の開口部129への係止を解除するための押ボタン128aが設けられている。
【0052】
また、開口部129の下方には、係止片128を開口部129へロックするためのソレノイドRSが設けられ、ソレノイドRSが作動すると、その作動部が係止片128の横穴128bに突入するようになっている。なお、蓋111を固定する方法は、ソレノイドRSを使用する他、電磁バルブなどを用いて実現することもできる。
【0053】
ユニット1の装填時には、ユニット1の位置決め用貫通孔41,42,43(図1)に図14に示すように位置決めピン115,116,117をそれぞれ挿入させてユニット1を測定部110の上面の収容部114に載置し、蓋111を閉じる。
【0054】
蓋111によってユニット1が押圧され、ポンプ接続口8,9,10のパイプが接続部120,121,122にそれぞれ気密的に接続される。それと同時に、吸光度測定室40がレーザダイオード125とフォトダイオード126の間へ下降し、また、回転バルブ6の内筒17(図4)が結合円板123と結合すると共に、電極34,35がそれぞれ電極接触子118,119に接触する。
【0055】
2.制御回路と流体回路
図23は本体100にユニット1が装填されたときの制御回路および流体回路を示すブロック図である。同図に示す直流定電流電源101の出力は接触子118,119を介して、それぞれユニット1の電極34と35に接続される。直流定電流電源101および接触子118,119は電気特性測定部を構成する。
【0056】
図23において、制御部106は、CPU,ROM,RAMからなるマイクロコンピュータと、モータおよび電磁バルブ用のドライバー回路とから構成され、第1分析部106aと第2分析106bと動作制御部106cと外部出力ポート102を備える。制御部106は、入力部107、電極34,35、フォトダイオード126、フォトインタラプタPR、バーコードリーダ200および圧力センサPSからの出力信号を受けて信号処理を行うと共に、レーザダイオード125、ステッピングモータM1,リニアアクチュエータLA、電磁バルブSV1〜SV4、ソレノイドRS、表示部108、およびプリンタ300へ出力するようになっている。
【0057】
第1分析部106aは主に電極34と35からの信号を受けて、第2分析部106bは主にフォトダイオード126からの信号を受けて、それぞれ解析および分析処理を行う。また、その他の制御処理は動作制御部106cによって行われる。レーザダイオード125,フォトダイオード126は光学特性測定部を構成する。
【0058】
なお、電磁バルブSV1〜SV4は、常閉形であり、常時は閉じている。また、制御部106は外部出力ポート102を介して外部の情報処理装置、例えばパーソナルコンピュータに対して信号を授受できるようにもなっている。直流定電流電源101は、ユニット1が本体100に装填されたときに、電極34と35の間に存在する電解液に定電流を供給する。そして、その時に電極34と35間に生じる電位差が、インピーダンス(抵抗)の変化として制御部106へ入力される。なお、分析部106a,106bを外部のパーソナルコンピュータに配置して、外部出力ポート102を介して信号を授受してもよい。
【0059】
C.測定動作
次に、図12に示す血液分析装置100の動作を図24〜図27に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図28〜図32は回転バルブ6の外筒16に対する内筒17の回転位置を示し、図28〜図32の(a),(b),(c)はそれぞれ図5のA−A、B−B、C−C矢視断面図を表している。
【0060】
使用者は図14に示すようにユニット1を測定部110に装填し、蓋111を閉じる(ステップS101,S102)。それに伴って、蓋111がロックされる(ステップS102a)。制御部106はフォトインタラプタPRにより内筒17の回転位置を確認し、必要があれば、ステッピングモータM1を駆動して内筒17を初期位置に設定する(ステップS103)。次に使用者が入力部107を操作して「加圧テスト」を入力する(ステップS104)。
【0061】
それによって、所定時間だけバルブSV1,SV2,SV3が開き、シリンジポンプCPが吐出動作を行う。そのときの共通流路206の圧力が圧力センサPSにより検出され、その圧力が所定値以上であると、接続部120,121,122および接続部120d,121d,122dが十分な気密性を有して接続されているものと認識され、「加圧テストOK」が表示部108に表示される(ステップS104a)。そして、蓋111のロックが解除される(ステップS104b)。
【0062】
そこで、使用者は蓋111を開き、搭載されているユニット1のバーコードラベルBLをバーコードリーダ200で読み取り、全血試料を試料受容部の上部開口に注入する(ステップS105〜S107)。
【0063】
そして、使用者は再び蓋111を閉じ、入力部107から起動指令を入力する(ステップS108,S109)。
次に、図25に示すように、ソレノイドRSが作動して蓋111がロックされる(ステップS1)。
【0064】
次にステッピングモータM1が駆動して、内筒17が図28と図33に示す初期位置から時計方向に角度θ1だけ回転し(ステップS2〜S4)、図29および図34に示す位置に達する。
【0065】
この時、図29の(b)および図34に示すように流路11と12とが横溝25を介して連通し、定量用流路を形成する。そこで、バルブSV2が開きシリンジポンプCPが時間t1だけ吸引を行いバルブSV2が閉じると、試料Bは図35に示すように試料受容部4から横溝25を介して流路12へ移動し、横溝25を充満させる(ステップS5〜S7)。
【0066】
次に、ステッピングモータM1が駆動して内筒17が時計方向に角度θ2だけ回転し(ステップS8〜S10)、図30および図36に示す位置に達する。この時、図36に示すように横溝25の容積(2μL)分の試料が外筒16の内周面によって切り取られて定量される。
【0067】
それと共に、図30の(a)に示すように内筒17の貫通孔22が通気孔37に連通して希釈液収容部5の上部が大気に開放されると共に、図30の(b)と(c)に示すように流路13が横溝26、縦溝32および貫通孔31を介して希釈液収容部5の底部と連通する。
【0068】
そこで、バルブSV3が開きシリンジポンプCPが時間t11だけ吸引を行うと、希釈液収容部5の希釈液Lは図37に示すように流路13から流路15へ引き込まれ50μLの希釈液Lが吸光度測定室40に貯留される(ステップS10a〜S10c)。
【0069】
次に、レーザダイオード125が吸光度測定室40を照射しフォトダイオード126が透過光強度を検出し、その検出値(ブランク値)が制御部106に格納される(ステップS10d)。次に、シリンジポンプCPが時間t12だけ吐出を行い、バルブSV3が閉じると、流路15と13の希釈液Lは図38に示すように希釈液収容部5へ戻される(ステップS10e〜S10g)。
【0070】
そこで、バルブSV1が開きシリンジポンプCPが時間t2だけ吸引を行い、バルブSV1が閉じると(ステップS11〜S13)、希釈液収容部5の希釈液Lは再び図39に示すように流路13へ引き込まれる。
【0071】
次に、ステッピングモータM1が駆動して内筒17が時計方向に角度θ3だけ回転し(ステップS14〜S16)、図31に示す位置に達する。
この時、図31の(a)に示すように内筒17の貫通孔23が通気孔37に連通して希釈液収容部5の上部が大気に開放されると共に、図31の(b)と(c)および図40に示すように流路13が横溝25、縦溝32および貫通孔30を介して希釈液収容部5の底部と連通し、攪拌用流路を形成する。それと共に、図31の(b)に示すように流路11は横溝24を介して流路12と連通する。
【0072】
そこで、バルブSV1が開き、シリンジポンプCPが時間t4だけさらに吸引動作を行うと(ステップS17〜S19)、希釈液収容部5の希釈液Lは図41に示すように横溝25内の定量された試料と共に流路13へ引き込まれる。
次に、シリンジポンプCPが吐出動作を時間t5だけ行うと図42に示すように試料と希釈液が再び希釈液収容部5へ戻される(ステップS20〜S22)。
【0073】
次に、シリンジポンプCPが時間t6の吸引動作と時間t7の吐出動作をn回くり返し、図43に示すように希釈液と試料とを流路13,14と希釈液収容部5との間を往復させる(ステップS23〜S29)。それによって、希釈液と試料とが十分に撹拌・混合され、500倍の希釈試料が調整されて、最終的に図44に示すように希釈液収容部5に収容される。
【0074】
次に、シリンジポンプが時間t8だけ吸引動作を行い、バルブSV1が閉じると、図45に示すように希釈試料は希釈液収容部5から流路13,14に引き込まれる(ステップS30〜S32)。
【0075】
次に、バルブSV3が開きシリンジポンプCPが時間t9だけ吸引動作を行ってバルブSV3が閉じると、希釈試料が図46に示すように希釈液収容部5から流路13、ペレット33および流路15を介して吸引され、200μLの希釈試料が吸光度測定室40へ供給される。この期間に制御部106は電極34と35間の電気抵抗を測定する(ステップS33〜S36)。
【0076】
一方、吸光度測定室40へ供給された200μLの希釈試料は貯留されていた50μLの希釈液によりさらに希釈され、結果的に625倍の希釈試料となる。この希釈試料にレーザダイオード125が光を照射し、その透過光強度がフォトダイオード126により検出され、検出値が制御部106へ格納される(ステップS35a)。
【0077】
次にバルブSV1,SV2が開きシリンジポンプCPが時間t10だけ吸引動作を行い、バルブSV1,SV2が閉じると、試料受容部4に残留していた全血試料が図46、図47に示すように移動して全て流路12内へ収容され、希釈液収容部5の希釈試料も全て流路13,14へ収容される(ステップS37〜S39)。
【0078】
次にステッピングモータM1が駆動して内筒17が時計方向に角度θ4だけ回転し(ステップS40〜S42)、図32に示す位置に達する。それによって、図48に示すように通気孔37と希釈液収容部5との間および流路11と流路12との間が遮断される。
【0079】
以上の工程によって測定動作は完了し、残余全血試料は流路12内に保持され、希釈試料も希釈液収容部5内および流路13〜15内に保持される。そして、第1および第2分析部106a,106bによる分析結果がステップS106で読み取った識別コードと共に表示部108とプリンタ300に出力されて、蓋111のロックが解除される(ステップS43,S44)。そこで、使用者は蓋111を開き、ユニット1を取りはずして廃棄する(ステップS45,S46)。
【0080】
D.白血球の計数および粒径の算出とヘモグロビン量の算出
図11に示すように、微細孔33aを有するペレット33で仕切られた希釈試料に直流定電流電源101(図23)から電極34と35を介して定電流が供給されると、電極34と35間の抵抗は、希釈試料の液体成分の固有抵抗に依存するが、微細孔(オリフィス)33aとその近傍に存在する液体成分が形成する抵抗により決定され、主として微細孔33aの直径とペレット33の厚さに支配される。
【0081】
微細孔33aを白血球が通過すると、その白血球の体積分だけ液体成分が除去されるので電極34と35間の電気抵抗が変動し、その変動分を電極34と35間に発生するパルス電圧として検出できる。
【0082】
従って、第1分析部106aはこのパルスの数から白血球数を計数する。また、パルス高さは粒子の体積に比例するので、第1分析部106aはパルス高さを検出し、白血球の球相当径を算出して粒度分布図を作成する。
【0083】
また、第2分析部106bは、吸光度測定室40で得られた希釈液の透過光強度(ブランク値)と希釈試料の透過光強度から希釈試料の吸光度を公知の方法で求め、求めた吸光度からヘモグロビン量を算出する。そして、白血球数,粒度分布図およびヘモグロビン量は、表示部108および/又はプリンタ300によって出力される。
【0084】
【発明の効果】
この発明の試料分析装置は、試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し、一端が試料流路に接続される第1流路を備えた流体基板と、一端が第1流路の他端に着脱可能に接続される第2流路を備えたポンプ設置部材と、ポンプ設置部材に設置され第2流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備える装置であり、流体基板がポンプ設置部材に着脱可能に接続されるので、万一、測定ユニットから試料がポンプ側へ引き込まれても、流体基板の洗浄や交換を容易に行うことができる。
【0085】
また、この発明の試料分析装置は、試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し一端が試料流路に接続される第3流路を備えた流体ユニットと、第3流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備え、流体ユニットは試料流路からポンプへの試料の流入を防止するための流入防止部を第3流路に備える装置であり、流体ユニットの流路に流入防止部が設けられているので、万一、測定ユニットからポンプ側へ試料が引き込まれた場合に、ポンプが試料によって汚染される危険性が軽減される。
【0086】
さらに、この発明の試料分析装置は、試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し一端が試料流路に接続される第3流路を備えた流体ユニットと、第3流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備え、第3流路は流体ユニット内に形成された流路である装置であるので、装置内部の構成が単純化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の血液分析装置に用いる測定ユニットの上面図である。
【図2】図1の測定ユニットの正面図である。
【図3】図1の測定ユニットの内部構成を示す斜視図である。
【図4】図1の測定ユニットの回転バルブの上面図である。
【図5】図1の測定ユニットの回転バルブの正面図である。
【図6】図1の測定ユニットの回転バルブの底面図である。
【図7】図5のA−A矢視断面図である。
【図8】図5のB−B矢視断面図である。
【図9】図5のC−C矢視断面図である。
【図10】図4のX−X矢視断面図である。
【図11】図1の測定ユニットの電気抵抗測定部の要部断面図である。
【図12】この発明の血液分析装置の外観を示す斜視図である。
【図13】図12に示す装置の構成説明図である。
【図14】図12に示す装置の使用方法を示す説明図である。
【図15】図12に示す装置の内部構造の要部を示す斜視図である。
【図16】図15の矢印Z方向から見た平面図である。
【図17】図15の矢印X方向から見た側面図である。
【図18】図15の矢印Y方向から見た側面図である。
【図19】この発明の測定ユニットと流体基板とポンプ設置部材の内部流路の構成と接続を示す分解斜視図である。
【図20】この発明の測定ユニットと流体基板の流路の接続部を示す断面図である。
【図21】図20に示す接続部の変形例を示す断面図である。
【図22】この発明の流体基板とポンプ設置部材の流路の接続部を示す断面図である。
【図23】図12の装置に測定ユニットを装填した時の接続構成を示すブロック図である。
【図24】図12の装置の動作を示すフローチャートである。
【図25】図12の装置の動作を示すフローチャートである。
【図26】図18の装置の動作を示すフローチャートである。
【図27】図18の装置の動作を示すフローチャートである。
【図28】この発明の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。
【図29】この発明の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。
【図30】この発明の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。
【図31】この発明の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。
【図32】この発明の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。
【図33】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図34】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図35】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図36】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図37】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図38】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図39】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図40】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図41】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図42】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図43】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図44】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図45】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図46】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図47】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図48】この発明の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。
【図49】この発明の測定ユニットの流路の要部断面図である。
【図50】この発明の測定ユニットの流路の要部断面図である。
【符号の説明】
1 測定ユニット
2 上プレート
3 下プレート
4 試料受容部
5 希釈液収容部
6 回転バルブ
7 電気抵抗測定質
8 第1ポンプ接続口
9 第2ポンプ接続口
10 第3ポンプ接続口
11 流路
12 流路
13 流路
14 流路
15 流路
15a 垂直部
15b 垂直部
15c 内部流路
16 外筒
17 内筒
18 フランジ
19 突出部
20 突出部
21 溝
22 貫通孔
23 貫通孔
24 横溝
25 横溝
26 横溝
27 貫通孔
28 貫通孔
29 貫通孔
30 貫通孔
31 貫通孔
32 縦溝
33 ペレット
33a 微細孔
34 電極
35 電極
37 通気孔
38 貫通孔
40 吸光度測定室
41 位置決め用貫通孔
42 位置決め用貫通孔
43 位置決め用貫通孔
100 本体
101 直流定電流電源
102 外部出力ポート
106 制御部
106a 第1分析部
106b 第2分析部
106c 動作制御部
107 入力部
108 表示部
110 測定部
111 蓋
112 凹部
114 開口
115 位置決めピン
116 位置決めピン
117 位置決めピン
118 電極接触子
119 電極接触子
120 接続部
120a 流路
120b トラップ
120c 流路
120d 接続部
120e 流路
120f 流路
121 接続部
121a 流路
121b トラップ
121c 流路
121d 接続部
121e 流路
121f 流路
122 接続部
122a 流路
122b トラップ
122c 流路
122d 接続部
122e 流路
122f 流路
123 結合円板
124 切欠き部
125 レーザダイオード
126 フォトダイオード
127 スリット円板
128 係止片
128a 押ボタン
128b 横穴
129 開口部
200 バーコードリーダ
201 流体基板
202 貫通孔
203 ポンプ設置部材
204 ビス
205 ビス
206 共通流路
207 流路
208 流路
209 凹部
210 カラー
211 Oリング
212 Oリング
214 筒形パッキング
215 凹部
216 Oリング
250 流体ユニット
300 プリンタ
M1 ステッピングモータ
BL バーコードラベル
PR フォトインタラプタ
CP シリンジポンプ
LA リニアアクチュエータ
PS 圧力センサ
SV1 電磁バルブ
SV2 電磁バルブ
SV3 電磁バルブ
SV4 電磁バルブ
RS ソレノイド

Claims (8)

  1. 試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し、一端が試料流路に接続される第1流路を備えた流体基板と、一端が第1流路の他端に着脱可能に接続される第2流路を備えたポンプ設置部材と、ポンプ設置部材に設置され第2流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備える試料分析装置。
  2. 流体基板は第1流路の一部にポンプへの試料の流入を防止するための流入防止部を備える請求項1記載の試料分析装置。
  3. 複数のバルブをさらに備え、試料流路と第1および第2流路がそれぞれ複数の流路からなり、ポンプが単一のポンプからなり、各バルブが各第2流路の他端とポンプとの間に挿入されてなる請求項1記載の試料分析装置。
  4. 試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し一端が試料流路に接続される第3流路を備えた流体ユニットと、第3流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備え、流体ユニットは試料流路からポンプへの試料の流入を防止するための流入防止部を第3流路に備える試料分析装置。
  5. 流体ユニットは、測定ユニットを搭載する流体基板と、ポンプを設置するポンプ設置部材とからなり、第3流路は、流体基板に形成され一端が試料流路に接続される第1流路と、ポンプ設置部材に形成され一端が第1流路の他端に着脱可能に接続され他端がポンプに接続される第2流路とからなり、流入防止部が第1流路に設けられる請求項4記載の試料分析装置。
  6. 流入防止部が、第3流路の他の部分より大きい断面積を有するトラップである請求項4記載の試料分析装置。
  7. 流入防止部が、第3流路の他の部分よりも高い位置に配置された流路である請求項4記載の試料分析装置。
  8. 試料を流す試料流路を有する測定ユニットを着脱可能に搭載し一端が試料流路に接続される第3流路を備えた流体ユニットと、第3流路の他端に接続されるポンプと、試料流路へ圧力が供給されて測定ユニット内で試料が移送されるようにポンプを制御する制御部と、測定ユニット内で移送される試料の特性を測定する測定部を備え、第3流路は流体ユニット内に形成された流路である試料分析装置。
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