JP2004204890A - 動圧軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリーブ開口部からのエアの巻き込みが少なく、潤滑流体の外部への漏れを抑えることのできる動圧軸受装置を提供する。
【解決手段】バレル加工等の研磨により、シャフト1の外周面1yの粗さが、軸方向密閉端側(A側)から開口端側(B側)に向けて、徐々に小さくなるように形成する。この構成によって、スリーブ2の密閉端側の軸受面における強い流体保持力(すなわち、十分な動圧の発生)と、スリーブ2の開放端側軸受面におけるスムーズな潤滑流体の流れを両立することができる。従って、本発明の動圧軸受装置は、動圧軸受としての十分な性能を維持しつつ、潤滑流体の外部への漏れを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動圧軸受装置に関し、更に詳しくは、内部に封入される潤滑流体の外部への漏れの発生を抑えることのできる動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスクや光ディスクなどに用いられるスピンドルモータ等のような高速回転装置を支持するための軸受装置として、動圧軸受装置(あるいは流体軸受装置)が採用され始めている。動圧軸受装置は、一般に、軸(シャフト)と軸受(スリーブ)等、相対回転自在に配置された二つの部材における互いの対向面(軸受面)のいずれか一方に、複数条の動圧溝を形成するとともに、その対向面間に潤滑油剤、液体金属等の潤滑流体を充填した構成を採る。この構成により、動圧軸受装置は、二つの部材の相対回転時に、この動圧溝によるポンピング作用等によって潤滑流体に圧力(動圧)を発生させ、その圧力により二つの部材を非接触に支持する。
【0003】
図4は、従来の動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図である。この例は、スラスト(アキシャル)方向の荷重を、軸部材先端に形成したピボット軸受で支承するラジアル動圧軸受を示している。このラジアル動圧軸受は、一方の開口が密閉された略筒状のスリーブ2と、このスリーブ2の他方の開口から挿入され、その内周に嵌合されるシャフト31と、から構成されている。なお、図示上方(軸方向上部)をこの動圧軸受における密閉端側、図示下方(軸方向下部)をこの動圧軸受における開放端側として説明する。
【0004】
スリーブ2は、筒状体2aの密閉端側開口に蓋部材(スラスト板)2bを嵌め入れ、これら筒状体2aと蓋部材2bとを、接着剤等を用いて一体として形成されている。また、シャフト31は、スリーブ2の密閉端側の開口から挿入され、このスリーブ2の内周に僅かの間隙を開けて回転自在に嵌合されている。このシャフト31のシャフト端部31aは、半球状に形成されているとともに、その先端が蓋部材2aに接するように配置され、軸方向の荷重を支承するピボット軸受としての機能を果たす。
【0005】
このスリーブ2の内周面2xには、軸方向に所定の距離をおいて隣接する位置に、それぞれ周方向にヘリングボーンまたはV字パターンの2つのラジアル動圧溝2v,2vが形成されている。また、シャフト31とスリーブ2との間のすき間(軸受すき間)には、潤滑流体(図示省略)が充填されるとともに、スリーブ2の開放端側の開口にはキャピラリーシール部が形成され、この潤滑流体の外部への漏出防止が図られている。
【0006】
このような動圧軸受装置に関し、本出願人らは既に、軸受面の平坦度(表面の粗さ)を比較的低コストで向上させる方法についての提案を行っている(特許文献1参照)。
【0007】
図5は、従来のラジアル動圧軸受装置における軸受面の表面状態を模式的に示す説明図(図4のG部拡大図)である。上記の提案によれば、軸受面に沿って尖った形状の山部31sと谷部31tが交互に並んだ状態の旋削加工後のシャフト外周面31yに、ラップ加工やバレル加工等の研磨加工を施し、この山部31s頂上の形状を台形状とすることによって、高コストとなる鏡面仕上げを行うことなく、動圧を有効に発生させることができる。
【0008】
【特許文献1】特開平8−121466号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような動圧軸受装置において、スリーブの開口部から潤滑流体が漏れ出してしまうという問題があった。この潤滑流体の漏出は、スリーブの開放端付近において、潤滑流体の流れの乱れにより、エアが潤滑流体に巻き込まれることに起因して発生していると考えられる。
【0010】
本発明は、上記する課題に対処するためになされたものであり、スリーブ開口部からのエアの巻き込みが少なく、潤滑流体の外部への漏れを抑えることのできる動圧軸受装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、第1の発明は、シャフトと、どちらか一方の端部が密閉されたスリーブとからなり、これらシャフトとスリーブとを僅かのすき間を開けて対向配置するとともに、前記シャフトの外周面あるいは前記スリーブの内周面のどちらか一方に形成されたラジアル動圧溝により、前記すき間に充填された潤滑流体に発生する動圧によって、これらシャフトとスリーブとの相対回転を非接触に支持する動圧軸受装置において、前記シャフトの外周面および前記スリーブの内周面の少なくとも一方が、その表面の粗さが軸方向密閉端側から開口端側に向けて小さくなるように形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明は、内部に潤滑流体を封入した動圧軸受装置において、軸受面の表面粗さが潤滑流体へのエアの巻き込み量に関与していることに着目し、対向する軸受面の少なくとも一方側の表面粗さを軸方向に変化させることによって、所期の目的を達成しようとするものである。動圧軸受は、有効な動圧を発生させるために適度な軸受面の表面粗さが必要であるが、エアと接する軸受開放端においては、この表面の荒れによる潤滑流体の乱れがエアの巻き込みを起こしてしまう。しかしながら、本発明者らは鋭意研究の結果、この軸受面の表面粗さを密閉端側と開放端側で異なるものとすることによって、十分な動圧の発生とエアの巻き込み防止とを両立できる手段を見出した。
【0013】
すなわち、第1の発明によれば、動圧軸受装置のスリーブ開口近傍におけるシャフトの軸受面およびスリーブの軸受面の少なくとも一方側を、平坦度の高い滑らかな状態とすることにより、この部位における潤滑流体の流れの乱れが抑えられ、潤滑流体へのエアの巻き込みを防止することができる。また、スリーブ密閉端側の軸受面は、比較的荒れた表面状態であることから、この部位は強い流体保持力を発揮し、十分な動圧を発生することができる。従って、本発明の動圧軸受装置は、動圧軸受としての十分な性能を維持しつつ、潤滑流体の外部への漏れを防止することが可能となる。
【0014】
また、第2の発明は、シャフトと、両端部が開口したスリーブとからなり、これらシャフトとスリーブとを僅かのすき間を開けて対向配置するとともに、前記シャフトの外周面あるいは前記スリーブの内周面のどちらか一方に形成されたラジアル動圧溝により、前記すき間に充填された潤滑流体に発生する動圧によって、これらシャフトとスリーブとの相対回転を非接触に支持する動圧軸受装置において、前記シャフトの外周面および前記スリーブの内周面の少なくとも一方が、その表面の粗さが軸方向中央から両端の開口部に向けて小さくなるように形成されていることを特徴とする。
【0015】
すなわち、第2の発明によれば、スリーブの両端が開口した動圧軸受装置においても、第1の発明同様、シャフトの軸受面およびスリーブの軸受面の少なくとも一方の表面粗さを、両端の開口部位において滑らかな状態とすることにより、潤滑流体へのエアの巻き込みが防止される。また、軸方向中央部においては、軸受面の表面が比較的荒れた表面状態であることから、この部位は強い流体保持力を発揮し、十分な動圧を発生させることが可能である。従って、本発明の動圧軸受装置も、動圧軸受としての十分な性能を維持しつつ、潤滑流体の外部への漏れを防止することができる。
【0016】
なお、本発明において部材の表面粗さを軸方向に変化させる方法については特に限定されず、ラップ加工やバレル加工等を用いて軸方向に表面状態を徐々に変化させても良いし、サンドブラストや電解研磨等により軸方向に表面状態を段階的に変化させても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつこの発明の実施の形態について説明する。
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態における動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図であり、図1(b)および図1(c)は、この動圧軸受装置におけるシャフト1の表面状態を模式的に示す説明図である。なお、本実施の形態における動圧軸受装置の基本構成も、図4に示す従来例と同様であることから、構造に関する詳細な説明は省略する。
【0018】
この実施の形態における動圧軸受装置も、スラスト(アキシャル)方向の荷重を、軸部材先端に形成したピボット軸受で支承するラジアル動圧軸受であり、一方の開口が密閉された略筒状のスリーブ2と、このスリーブ2の他方の開口から挿入され、その内周に嵌合されるシャフト1と、から構成されている。
【0019】
本実施の形態における動圧軸受装置の特徴は、図1(b)および図1(c)に示すように、シャフト1の外周面1yの粗さが、軸方向密閉端側(図示上方)から開口端側(図示下方)に向けて、徐々に小さくなるように形成されている点である。
【0020】
このように軸方向に粗さが異なる表面状態は、このシャフト1の外周面1yにバレル加工等の研磨を施すことにより得ることができる。また、この研磨によって、例えば、図1(b)に示すような表面粗さ(山部1sと谷部1tの高さの差)が約0.4〜0.8μmの部位と、図1(c)に示すような表面粗さが0.1μm以下の部位とを、同一の表面上に一度の加工で作り出すことが可能である。
【0021】
以上の構成により、この動圧軸受装置は、スリーブ2の密閉端側の軸受面における強い流体保持力(すなわち、十分な動圧の発生)と、スリーブ2の開放端側軸受面におけるスムーズな潤滑流体の流れを両立することができる。従って、本実施の形態における動圧軸受装置は、スリーブ開口近傍における潤滑流体の流れの乱れが少なく、潤滑流体へのエアの巻き込み量も抑えられることから、この潤滑流体の外部への漏れを未然に防ぐことが可能になる。
【0022】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図2(a)は、本発明の第1の実施の形態における動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図であり、図2(b)および図2(c)は、この動圧軸受装置におけるシャフト11の表面状態を模式的に示す説明図である。この動圧軸受装置は、第1の実施の形態と同様のラジアル動圧軸受に加え、シャフト11の一端に、軸方向の荷重を支承するスラスト動圧軸受が形成されている。
【0023】
この第2の実施の形態において使用されるシャフト11は、円柱状のシャフト軸部11aの一端に、円板状のフランジ部11bが設けられている。スリーブ12は、筒状体12aの密閉端(図示上方)側開口に、シャフト11のフランジ部11bを嵌め入れることのできる円周段部12cが形成されており、このシャフト11を嵌合した状態で、その開口に蓋部材(スラスト板)12bを嵌め合わせて密閉され、接着剤等を用いて一体とされている。なお、このシャフト11のフランジ部11bとスリーブ12との相対回転は、シャフト11のフランジ部11bの両端面と、スラスト動圧溝12w,12wが形成されたスリーブ12の円周段部12c端面および蓋部材12b端面との間に発生するスラスト方向の動圧によって、非接触に支持されることとなる。
【0024】
また、この動圧軸受装置におけるラジアル動圧軸受部位の構造も、第1の実施の形態と同様であり、スリーブ12の内周面12xには、軸方向に所定の距離をおいて隣接する位置に、それぞれ周方向にヘリングボーンまたはV字パターンの2つのラジアル動圧溝12v,12vが形成されている。シャフト11とスリーブ12との間のすき間(軸受すき間)には、潤滑流体(図示省略)が充填されているとともに、スリーブ12の開放端側の開口にはキャピラリーシール部が形成されており、この潤滑流体の外部への漏出防止が図られている。
【0025】
この動圧軸受装置のシャフト軸部11aの直径は、バレル加工等の研磨により、軸方向開口部側が密閉端側に比べて若干小径となるように形成されている。すなわち、この研磨加工によって、図2(b)および図2(c)に示すように、このシャフト軸部11aの外周面11yの粗さが、軸方向密閉端側から開口端側にかけて次第に滑らかとなっているのである。この構成により、本実施の形態における動圧軸受も、スリーブ開口近傍における潤滑流体の流れの乱れが少なく、潤滑流体へのエアの巻き込み量が抑えられる。従って、動圧軸受としての十分な性能を維持しつつ、潤滑流体の外部への漏れを防止することができる。
【0026】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図3(a)は、本発明の第1の実施の形態における動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図であり、図3(b)および図3(c)は、この動圧軸受装置におけるシャフト21の表面状態を模式的に示す説明図である。この動圧軸受装置は、第1の実施の形態と同様のラジアル動圧軸受に加え、シャフト21の軸方向略中央に、軸方向の荷重を支承するスラスト動圧軸受が形成されている。
【0027】
この第3の実施の形態において使用されるシャフト21は、円柱状のシャフト軸部21aの軸方向略中央に、円板状のフランジ部21bが設けられている。また、スリーブ22は、軸方向の略中央にこのフランジ部21bを嵌め入れることのできる大径部22aが形成されているとともに、その両端の開口部は密閉されず開放端とされている。なお、このシャフト21のフランジ部21bとスリーブ22との相対回転は、第2の実施の形態と同様、スラスト動圧溝21w,21wが形成されたフランジ部21bの両端面と、それぞれに対向するスリーブ大径部22aの両端面との間に発生するスラスト方向の動圧によって、非接触に支持される。
【0028】
この動圧軸受装置におけるラジアル動圧軸受部位の構造も、第1,第2の実施の形態と同様であり、スリーブ22の内周面22xには、大径部22aを挟んで軸方向に対称となる位置に、それぞれ周方向にヘリングボーンまたはV字パターンの2つのラジアル動圧溝22v,22vが形成されている。シャフト21とスリーブ22との間のすき間(軸受すき間)には、潤滑流体(図示省略)が充填されているとともに、スリーブ22の両開放端側の開口にはそれぞれキャピラリーシール部が形成されており、この潤滑流体の外部への漏出防止が図られている。
【0029】
また、図3(b)および図3(c)に示すように、この動圧軸受装置も、シャフト軸部21aの外周面21yにバレル加工等の研磨を施すことにより、シャフト軸部21aの直径が、軸方向中央(フランジ部21b)側から両開口端側にかけて徐々に小径となるように形成されている。すなわち、このシャフト軸部21aも、その外周面21yの粗さが、軸方向中央側から開口端側にかけて次第に滑らかとなるように研磨されている。この構成により、本実施の形態における動圧軸受も、スリーブの両端開口近傍における潤滑流体の流れの乱れが少なく、潤滑流体へのエアの巻き込み量が抑えられる。従って、動圧軸受としての十分な性能を維持しつつ、潤滑流体の外部への漏れを防止することが可能となる。
【0030】
なお、以上3つの実施の形態においては、ラジアル動圧溝をスリーブ側に設け、対向するシャフト軸部の表面状態を軸方向に変化させた例を示したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。この動圧溝は、スリーブ側表面あるいはシャフト側表面のどちら側に設けても良く、また、表面状態を軸方向に変化させる面も、動圧溝の形成の有無に関わらず、どちらか一方の面あるいは両方の面に加工しても良い。
【0031】
また、これらの実施の形態おける表面状態の軸方向変化は、ラップ加工等により開放端に向けて連続的に変化させた例を示したが、その他の研磨方法を用いることにより、軸方向の一定範囲毎に段階的に変化させても同様の効果を奏することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の動圧軸受装置によれば、スリーブ開口近傍におけるシャフトの軸受面およびスリーブの軸受面の少なくとも一方側を平坦度の高い滑らかな状態とすることにより、この部位における潤滑流体の流れの乱れが抑えられ、潤滑流体へのエアの巻き込みを防止することができる。従って、この動圧軸受装置は、動圧軸受としての十分な性能を維持しつつ、潤滑流体の外部への漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態における動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図であり、(b)はA部拡大図、(c)はB部拡大図である。
【図2】(a)は、本発明の第2の実施の形態における動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図であり、(b)はC部拡大図、(c)はD部拡大図である。
【図3】(a)は、本発明の第3の実施の形態における動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図であり、(b)はE部拡大図、(c)はF部拡大図である。
【図4】従来の動圧軸受装置の構造を示す模式的断面図である。
【図5】従来の動圧軸受装置におけるシャフト31軸受面の表面状態を模式的に示す図4のG部拡大図である。
【符号の説明】
1,31 シャフト
1a,31a 端部
1y,31y 外周面
1s,31s 山部
1t,31t 谷部
11,21 シャフト
11a,21a 軸部
11b,21b フランジ部
11y,21y 外周面
11s,21s 山部
11t,21t 谷部
21w スラスト動圧溝
2,12 スリーブ
2a,12a 筒状体
2b,12b 蓋部材
12c 円周段部
12w スラスト動圧溝
2v,12v ラジアル動圧溝
2x,12x 内周面
22 スリーブ
22a 大径部
22v ラジアル動圧溝
22x 内周面

Claims (2)

  1. シャフトと、どちらか一方の端部が密閉されたスリーブとからなり、これらシャフトとスリーブとを僅かのすき間を開けて対向配置するとともに、前記シャフトの外周面あるいは前記スリーブの内周面のどちらか一方に形成されたラジアル動圧溝により、前記すき間に充填された潤滑流体に発生する動圧によって、これらシャフトとスリーブとの相対回転を非接触に支持する動圧軸受装置において、
    前記シャフトの外周面および前記スリーブの内周面の少なくとも一方は、その表面の粗さが軸方向密閉端側から開口端側に向けて小さくなるように形成されていることを特徴とする動圧軸受装置。
  2. シャフトと、両端部が開口したスリーブとからなり、これらシャフトとスリーブとを僅かのすき間を開けて対向配置するとともに、前記シャフトの外周面あるいは前記スリーブの内周面のどちらか一方に形成されたラジアル動圧溝により、前記すき間に充填された潤滑流体に発生する動圧によって、これらシャフトとスリーブとの相対回転を非接触に支持する動圧軸受装置において、前記シャフトの外周面および前記スリーブの内周面の少なくとも一方は、その表面の粗さが軸方向中央から両端の開口部に向けて小さくなるように形成されていることを特徴とする動圧軸受装置。
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