JP2004203196A - 車両用警告表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の停止時に用いられる車両用警告表示装置に関し、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両のトランクカバー1の内側に背面電極層15、発光体層13、光透過性電極層12等が順次重ねて形成されたEL素子20を装着して車両用警告表示装置を構成することによって、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、EL素子20自体の発光によって警告用表示自体が光るため、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両のトランクカバー1の内側に背面電極層15、発光体層13、光透過性電極層12等が順次重ねて形成されたEL素子20を装着して車両用警告表示装置を構成することによって、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、EL素子20自体の発光によって警告用表示自体が光るため、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の停止時に用いられる車両用警告表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般道路等での車両の停止時に後続車両の追突等を防止するため、車両後方から容易に視認できる車両用警告表示装置が求められている。
【0003】
このような従来の車両用警告表示装置について、図3及び図4を用いて説明する。
【0004】
図3は従来の車両用警告表示装置の断面図、図4は同装置をこの車両後方から見た時の概略図である。
【0005】
同図において、1は金属製のトランクカバー、2は赤色の塗料で三角形状に塗装された警告用表示でトランクカバー1の内側上面に表示されている。
【0006】
そして、3は電球、4はこの電球3のON/OFFを切換えるスイッチで、各々、警告用表示2の上方に設けられている。
【0007】
また、この電球3とスイッチ4が車両内の制御部(図示せず)に接続されて、車両用警告表示装置が構成されている。
【0008】
以上の構成において、図4に示すように、車両停止時にトランクカバー1を開いた状態でスイッチ4をON状態にすると、制御部がこのON状態を検知し、電球3を点灯させ、警告用表示2が照光される。
【0009】
そして、周囲が暗い時は電球3による光の照光によって、この警告用表示2近傍が明るく見えるため、警告用表示2の三角形状が明確に視認できるものであった。
【0010】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0011】
【特許文献1】
特開平2−47374号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の車両用警告表示装置においては、周囲が暗い場合、車両後方へ遠く離れる程、照光されている警告用表示2近傍全体が不明瞭に見えるため、この警告用表示2の明確な視認が困難になるという課題があった。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0015】
本発明の請求項1に記載の発明は、車両の後部ドアまたはトランクカバーの内側に、背面電極層、発光体層、光透過性電極層が順次重ねて形成されたEL素子を装着して車両用警告表示装置を構成したものであり、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、EL素子自体の発光によって警告用表示自体が光るため、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、EL素子の表面に光反射層を重ねて形成したものであり、後続車両のヘッドライト等の強い光が警告用表示近傍に当たっても、光反射層によってこの警告用表示自体が反射し、他の部分より明るく見えるため、車両後方から警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、EL素子の光透過性電極層が導電性樹脂、または導電性粉末を分散した絶縁樹脂で形成されたものであり、光透過性電極が可撓性に優れているため、凹凸部を有する車両の後部ドアやトランクカバーの内側にもEL素子を装着できるという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、車両の後部ドアまたはトランクカバーが開放されると、EL素子が自動的に点灯、又は点滅するようにしたものであり、後部ドアまたはトランクカバーを開けるだけで警告用表示装置が点灯、又は点滅するため、個別のスイッチの操作が不要となるという作用を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。
【0020】
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
【0021】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による車両用警告表示装置の断面図、図2は同装置をこの車両後方から見た時の概略図である。
【0022】
同図において、1は金属製のトランクカバー、20は所定の幅を有する三角形状が発光するEL素子でトランクカバー1の内側に装着されている。
【0023】
そして、このEL素子20には、ポリエチレンテレフタレート等の光透過性基材11の下面に、酸化インジウム錫等の光透過性の導電性粉末を分散したフェノキシ樹脂等の光透過性の絶縁樹脂によって、所定の幅を有する三角形状の光透過性電極層12が印刷形成されている。
【0024】
また、この光透過性電極層12の下に、硫化亜鉛等の蛍光体粉をポリエステル樹脂内に分散した発光体層13、チタン酸バリウム粉末等をポリエステル樹脂内に分散した誘電体層14、銀やカーボンレジン等の背面電極層15、エポキシやポリエステル樹脂等の絶縁層16が各々所定の幅を有する三角形状に、順次重ねて印刷形成されて、EL素子20が構成されている。
【0025】
さらに、このEL素子20の光透過性基材11表面には赤色蛍光顔料をポリエステル樹脂内に分散した色変換層17、ガラスビーズ等をポリエステル樹脂に分散した光透過性の光反射層18が所定の幅を有する三角形状に、順次重ねて印刷形成されている。
【0026】
また、このEL素子20とトランクカバーの開閉を検出するスイッチ(図示せず)が、車両内のマイコン等によって形成された制御部(図示せず)に接続されて、車両用警告表示装置が構成されている。
【0027】
以上の構成において、トランクカバー1が開放されると、制御部がトランクカバーの開閉を検出するスイッチの信号により、この開放になったことを検知し、EL素子20の光透過性電極層12と背面電極層15に電力を供給する。
【0028】
すると、発光体層13が青緑色を発光し、この光が光透過性電極層12と光透過性基材11を透過し、色変換層17で赤色に変換されて、光透過性の光反射層18を透過し、結局、車両用警告表示装置としては所定の幅を有する三角形状の警告用表示として赤色に発光する。
【0029】
そして、周囲が暗い場合でも、このEL素子20自体の発光による赤色の警告用表示全体が明確に浮かび上がり、遠くからでも確実に視認することができる。
【0030】
また、後続車両のベッドライト等の強い光が警告用表示近傍に当たった場合にも、三角形状の光反射層18がこの光を反射し、警告用表示自体が発光して、他の部分より明るく見えるため、車両後部から明確に警告用表示が視認できる。
【0031】
このように本実施の形態によれば、車両のトランクカバー1の内側に背面電極層15、発光体層13、光透過性電極層12等が順次重ねて形成されたEL素子20を装着して車両用警告表示装置を構成することによって、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、EL素子20自体の発光によって警告用表示自体が光るため、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるものである。
【0032】
そして、EL素子20の表面に光反射層18を重ねて形成することによって、後続車両のヘッドライト等の強い光が警告用表示近傍に当たっても、光反射層18によってこの警告用表示自体が反射し、他の部分より明るく見えるため、車両後方から警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができる。
【0033】
また、光透過性電極層12を導電性粉末を分散した絶縁樹脂で形成することによって、光透過性電極が可撓性に優れるため、凹凸部を有する車両のトランクカバー1の内側にもEL素子を装着できる。
【0034】
なお、この時、光透過性電極層12の導電性粉末を分散した絶縁樹脂に代えて、ポリエチレンジオキシチオフェン等の導電性樹脂を用いても、同様に可撓性に優れるため、実施が可能である。
【0035】
更に、車両のトランクカバー1が開放されると自動的に点灯、又は点滅することによって、トランクカバー1を開けるだけで警告用表示装置が点灯、又は点滅するため、個別のスイッチの操作が不要となる。
【0036】
なお、EL素子20のトランクカバー1内側への装着方法としては、EL素子20裏面に接着剤を塗布して貼りつけたり、或いはトランクカバー1へ直接EL素子20を印刷する等、様々な実施が可能である。
【0037】
また、色変換層17や光反射層18をEL素子20の表面に印刷形成した構成として説明したが、これに代えて、トランクカバー1表面に光透過性の色変換フィルムや蛍光性反射フィルム等を貼りつけるようにしても良い。
【0038】
そして、光透過性電極層12、発光体層13、背面電極層15等を全て所定の幅を有する三角形状に印刷形成したものとして説明したが、光透過性電極層12、発光体層13、背面電極層15の内の何れかのみを三角形状とし、他の誘電体層14や絶縁層16等は光透過性基材11全面に形成しても良い。
【0039】
また、EL素子20の警告用表示を三角形状としたが、「停止」や「STOP」等の車両の停止を表す文字等としても良い。
【0040】
更に、EL素子20を車両のトランクカバー1の内側に装着する構成として説明したが、後部ドアが上下または左右の開閉可能なタイプの車両においては、この後部ドアの内側に装着するものとしても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による車両用警告表示装置の断面図
【図2】同装置をこの車両後方から見た時の概略図
【図3】従来の車両用警告表示装置の断面図
【図4】同装置をこの車両後方から見た時の概略図
【符号の説明】
1 トランクカバー
11 光透過性基材
12 光透過性電極層
13 発光体層
14 誘電体層
15 背面電極層
16 絶縁層
17 色変換層
18 光反射層
20 EL素子
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の停止時に用いられる車両用警告表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般道路等での車両の停止時に後続車両の追突等を防止するため、車両後方から容易に視認できる車両用警告表示装置が求められている。
【0003】
このような従来の車両用警告表示装置について、図3及び図4を用いて説明する。
【0004】
図3は従来の車両用警告表示装置の断面図、図4は同装置をこの車両後方から見た時の概略図である。
【0005】
同図において、1は金属製のトランクカバー、2は赤色の塗料で三角形状に塗装された警告用表示でトランクカバー1の内側上面に表示されている。
【0006】
そして、3は電球、4はこの電球3のON/OFFを切換えるスイッチで、各々、警告用表示2の上方に設けられている。
【0007】
また、この電球3とスイッチ4が車両内の制御部(図示せず)に接続されて、車両用警告表示装置が構成されている。
【0008】
以上の構成において、図4に示すように、車両停止時にトランクカバー1を開いた状態でスイッチ4をON状態にすると、制御部がこのON状態を検知し、電球3を点灯させ、警告用表示2が照光される。
【0009】
そして、周囲が暗い時は電球3による光の照光によって、この警告用表示2近傍が明るく見えるため、警告用表示2の三角形状が明確に視認できるものであった。
【0010】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0011】
【特許文献1】
特開平2−47374号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の車両用警告表示装置においては、周囲が暗い場合、車両後方へ遠く離れる程、照光されている警告用表示2近傍全体が不明瞭に見えるため、この警告用表示2の明確な視認が困難になるという課題があった。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0015】
本発明の請求項1に記載の発明は、車両の後部ドアまたはトランクカバーの内側に、背面電極層、発光体層、光透過性電極層が順次重ねて形成されたEL素子を装着して車両用警告表示装置を構成したものであり、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、EL素子自体の発光によって警告用表示自体が光るため、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、EL素子の表面に光反射層を重ねて形成したものであり、後続車両のヘッドライト等の強い光が警告用表示近傍に当たっても、光反射層によってこの警告用表示自体が反射し、他の部分より明るく見えるため、車両後方から警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、EL素子の光透過性電極層が導電性樹脂、または導電性粉末を分散した絶縁樹脂で形成されたものであり、光透過性電極が可撓性に優れているため、凹凸部を有する車両の後部ドアやトランクカバーの内側にもEL素子を装着できるという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、車両の後部ドアまたはトランクカバーが開放されると、EL素子が自動的に点灯、又は点滅するようにしたものであり、後部ドアまたはトランクカバーを開けるだけで警告用表示装置が点灯、又は点滅するため、個別のスイッチの操作が不要となるという作用を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。
【0020】
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
【0021】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による車両用警告表示装置の断面図、図2は同装置をこの車両後方から見た時の概略図である。
【0022】
同図において、1は金属製のトランクカバー、20は所定の幅を有する三角形状が発光するEL素子でトランクカバー1の内側に装着されている。
【0023】
そして、このEL素子20には、ポリエチレンテレフタレート等の光透過性基材11の下面に、酸化インジウム錫等の光透過性の導電性粉末を分散したフェノキシ樹脂等の光透過性の絶縁樹脂によって、所定の幅を有する三角形状の光透過性電極層12が印刷形成されている。
【0024】
また、この光透過性電極層12の下に、硫化亜鉛等の蛍光体粉をポリエステル樹脂内に分散した発光体層13、チタン酸バリウム粉末等をポリエステル樹脂内に分散した誘電体層14、銀やカーボンレジン等の背面電極層15、エポキシやポリエステル樹脂等の絶縁層16が各々所定の幅を有する三角形状に、順次重ねて印刷形成されて、EL素子20が構成されている。
【0025】
さらに、このEL素子20の光透過性基材11表面には赤色蛍光顔料をポリエステル樹脂内に分散した色変換層17、ガラスビーズ等をポリエステル樹脂に分散した光透過性の光反射層18が所定の幅を有する三角形状に、順次重ねて印刷形成されている。
【0026】
また、このEL素子20とトランクカバーの開閉を検出するスイッチ(図示せず)が、車両内のマイコン等によって形成された制御部(図示せず)に接続されて、車両用警告表示装置が構成されている。
【0027】
以上の構成において、トランクカバー1が開放されると、制御部がトランクカバーの開閉を検出するスイッチの信号により、この開放になったことを検知し、EL素子20の光透過性電極層12と背面電極層15に電力を供給する。
【0028】
すると、発光体層13が青緑色を発光し、この光が光透過性電極層12と光透過性基材11を透過し、色変換層17で赤色に変換されて、光透過性の光反射層18を透過し、結局、車両用警告表示装置としては所定の幅を有する三角形状の警告用表示として赤色に発光する。
【0029】
そして、周囲が暗い場合でも、このEL素子20自体の発光による赤色の警告用表示全体が明確に浮かび上がり、遠くからでも確実に視認することができる。
【0030】
また、後続車両のベッドライト等の強い光が警告用表示近傍に当たった場合にも、三角形状の光反射層18がこの光を反射し、警告用表示自体が発光して、他の部分より明るく見えるため、車両後部から明確に警告用表示が視認できる。
【0031】
このように本実施の形態によれば、車両のトランクカバー1の内側に背面電極層15、発光体層13、光透過性電極層12等が順次重ねて形成されたEL素子20を装着して車両用警告表示装置を構成することによって、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、EL素子20自体の発光によって警告用表示自体が光るため、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるものである。
【0032】
そして、EL素子20の表面に光反射層18を重ねて形成することによって、後続車両のヘッドライト等の強い光が警告用表示近傍に当たっても、光反射層18によってこの警告用表示自体が反射し、他の部分より明るく見えるため、車両後方から警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができる。
【0033】
また、光透過性電極層12を導電性粉末を分散した絶縁樹脂で形成することによって、光透過性電極が可撓性に優れるため、凹凸部を有する車両のトランクカバー1の内側にもEL素子を装着できる。
【0034】
なお、この時、光透過性電極層12の導電性粉末を分散した絶縁樹脂に代えて、ポリエチレンジオキシチオフェン等の導電性樹脂を用いても、同様に可撓性に優れるため、実施が可能である。
【0035】
更に、車両のトランクカバー1が開放されると自動的に点灯、又は点滅することによって、トランクカバー1を開けるだけで警告用表示装置が点灯、又は点滅するため、個別のスイッチの操作が不要となる。
【0036】
なお、EL素子20のトランクカバー1内側への装着方法としては、EL素子20裏面に接着剤を塗布して貼りつけたり、或いはトランクカバー1へ直接EL素子20を印刷する等、様々な実施が可能である。
【0037】
また、色変換層17や光反射層18をEL素子20の表面に印刷形成した構成として説明したが、これに代えて、トランクカバー1表面に光透過性の色変換フィルムや蛍光性反射フィルム等を貼りつけるようにしても良い。
【0038】
そして、光透過性電極層12、発光体層13、背面電極層15等を全て所定の幅を有する三角形状に印刷形成したものとして説明したが、光透過性電極層12、発光体層13、背面電極層15の内の何れかのみを三角形状とし、他の誘電体層14や絶縁層16等は光透過性基材11全面に形成しても良い。
【0039】
また、EL素子20の警告用表示を三角形状としたが、「停止」や「STOP」等の車両の停止を表す文字等としても良い。
【0040】
更に、EL素子20を車両のトランクカバー1の内側に装着する構成として説明したが、後部ドアが上下または左右の開閉可能なタイプの車両においては、この後部ドアの内側に装着するものとしても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、周囲が暗い時に車両後方へ遠く離れても、警告用表示の明確な視認が可能な車両用警告表示装置を得ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による車両用警告表示装置の断面図
【図2】同装置をこの車両後方から見た時の概略図
【図3】従来の車両用警告表示装置の断面図
【図4】同装置をこの車両後方から見た時の概略図
【符号の説明】
1 トランクカバー
11 光透過性基材
12 光透過性電極層
13 発光体層
14 誘電体層
15 背面電極層
16 絶縁層
17 色変換層
18 光反射層
20 EL素子
Claims (4)
- 車両の後部ドアまたはトランクカバーと、これらの内側に装着され、背面電極層、発光体層、光透過性電極層が順次重ねて形成されたEL素子からなる車両用警告表示装置。
- EL素子の表面に光反射層を重ねて形成した請求項1記載の車両用警告表示装置。
- EL素子の光透過性電極層が導電性樹脂、または導電性粉末を分散した絶縁樹脂で形成された請求項1記載の車両用警告表示装置。
- 車両の後部ドアまたはトランクカバーが開放されると、EL素子が自動的に点灯、又は点滅する請求項1記載の車両用警告表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002374401A JP2004203196A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 車両用警告表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002374401A JP2004203196A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 車両用警告表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004203196A true JP2004203196A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32812434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002374401A Pending JP2004203196A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 車両用警告表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004203196A (ja) |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002374401A patent/JP2004203196A/ja active Pending
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