JP2004202963A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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JP2004202963A
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繁男 窪田
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Abstract

【課題】リニアエンコーダにインクミスト等が付着しても、キャリッジの速度及び位置を正確に検出することができるインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】リニアスケールは、キャリッジの移動方向に沿って平行に配置される。キャリッジに取り付けられたリニアセンサ22は、リニアスケールを読み取って得られた位相差90度のA相信号及びB相信号を出力する。crenca補正回路50aは、A相信号のデューティを略50%に補正し、その補正後の信号をa_comped信号として出力し、crencb補正回路50bは、B相信号のデューティを略50%に補正し、その補正後の信号をb_comped信号として出力する。位置カウンタ41は、a_comped信号及びb_comped信号に基づいてキャリッジの位置に対応する値をカウントする。MPU31は、位置カウンタ41のカウント値に基づいてキャリッジの位置及び速度を検出する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリッジの移動量を光学式のリニアエンコーダで検出し、そのリニアエンコーダからの信号に基づいてキャリッジの速度・位置制御を行うインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタは、プリントヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させることによって印字を行う。一般に、インクジェットプリンタには、キャリッジの移動量を検出する光学式のリニアエンコーダが設けられている。光学式のリニアエンコーダは、一定間隔で微小ピッチの開口部(スリット)が形成されたリニアスケール(スケール板)と、リニアセンサとを備えている。リニアセンサは、リニアスケールを挟んで互いに対向するように設けられた発光部及び受光部を有する。リニアセンサからの出力信号に基づいてリニアスケールとリニアセンサとの相対的な位置が検出される(例えば、特許文献1参照。)。このようなリニアエンコーダにおいては、リニアスケールの開口部にインクミストやゴミ等が付着し、正常な出力が得られない場合がある。
【0003】
例として、従来のリニアエンコーダの一形式について説明する。図20は被測定物の直線方向の位置検出や移動量検出等を行うリニアエンコーダの概略構成図である。図20に示すリニアエンコーダは、リニアスケール110と、リニアセンサとを備える。リニアセンサは、発光部120と、受光部(検出ヘッド)130とを有する。リニアスケール110は、被測定物(不図示)に取り付けられ、リニアセンサは、リニアスケール110の長手方向xに沿って移動可能な可動部(不図示)に取り付けられる。インクジェットプリンタでは、リニアスケール110はキャリッジレールに、リニアセンサはキャリッジに取り付けられる場合が多い。可動部が図20に示す方向xに沿って移動することにより、リニアスケール110とリニアセンサとの相対位置が変化する。
【0004】
リニアスケール110には、スリット状(長方形状)の複数の開口部(窓部ともいう。)111がピッチPで長手方向xに沿って形成されている。発光部120は、光源、コリメーターレンズ等を有し、平行光束を放射する。受光部130は、リニアスケール110に対する可動部の移動状態を検出するために、二つのスリット状の開口部(窓部ともいう。)131a,131bを有するマスク131と、開口部131a,131bの各々に対応した位置に設けられたA相フォトダイオード141及びB相フォトダイオード142とを有する。
【0005】
発光部120からの光束は、リニアスケール110の開口部111を通り受光部130に設けたA相フォトダイオード141とB相フォトダイオード142に入射する。リニアスケール110には、ピッチPでスリット状の窓部111が設けられており、また、受光部130のマスク131にも、A相フォトダイオード141用のスリット状の窓部131aと、B相フォトダイオード142用のスリット状の窓部131bとが設けられている。このため、A相フォトダイオード141の出力電流はマスク131の窓部131a内に照射された光量に比例し、B相フォトダイオード142の出力電流はマスク131の窓部131b内に照射された光量に比例する。
【0006】
いま、便宜上、発光部120からの光束が完全な平行光束であると仮定する。この平行光束がリニアスケール110に入射すると、平行光束はリニアスケール110の窓部111のみ通過することができる。このため、受光部130にはリニアスケール110の窓部111に対応した領域の光束が照射される。
【0007】
図21はリニアスケール110と受光部130との位置関係を説明するための概略図である。リニアスケール110の各窓部111のx方向の幅とマスク131の窓部131a,131bのx方向の幅とは同じである。ここで、これら窓部111,131a,131bの幅をD/2とする。また、窓部111,131a,131bの幅D/2は、リニアスケール110の窓部111のピッチPの半分となっている。すなわち、P=Dである。更に、マスク131における二つの窓部131a,131bのx方向の間隔は、通常、(n+1/4)×Pである。ここで、nは自然数である。
【0008】
このとき、A相フォトダイオード141の出力電流Iはマスク131の窓部131a内に照射された光束の光量に比例し、B相フォトダイオード142の出力電流Iはマスク131の窓部131b内に照射された光束の光量に比例する。このため、リニアスケール110と受光部130との相対的な位置がx方向に変位したとき、その変位量と各フォトダイオード141,142からの出力電流Iとの関係は図22に示すようになる。
【0009】
図22に示すように、A相フォトダイオード141からの出力電流I(A相出力)は三角波151となり、B相フォトダイオード142からの出力電流I(B相出力)は三角波152となる。図21に示すように、マスク131における二つの窓部131a,131bのx方向の間隔は(n+1/4)×Pである。この場合、A相フォトダイオード141からの出力電流IとB相フォトダイオード142からの出力電流Iとの位相関係は、図22に示すように、位相が90度ずれている。通常、かかるA相出力151、B相出力152を用いて、リニアスケール110に対向して設けられた可動部(キャリッジ)の変位・速度の計測や、可動部(キャリッジ)の位置決め制御を行っている。
【0010】
例えば、図22に示すA相出力151、B相出力152の各々をある値でコンパレートした矩形波によりカウンタを駆動し、これによりキャリッジの変位量の計測を行っている。かかる矩形波がリニアセンサからの出力信号、すなわちエンコーダ出力信号(A相信号、B相信号)であり、通常、デジタル信号である。また、本来、上記の矩形波はデューティ(周期に対するパルス幅の割合)が50%になるべきものである。
【0011】
【特許文献1】
特開平5−87590号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発光部120からの光束を完全な平行光束にすることは実際上不可能であり、ある程度散乱された光がA相フォトダイオード141、B相フォトダイオード142に照射されることになる。このため、実際には、A相フォトダイオード141からの出力電流I及びB相フォトダイオード142からの出力電流Iは、図23に示すようなものとなる。発光部120からの光束が、フォトダイオード141,142に到達するまでに散乱される理由は、主に、発光部120のレンズの汚れやリニアスケール110の窓部111の汚れなどが関係している。インクジェットプリンタでは、印刷に伴ってプリントヘッドのノズルよりインクミストが発生し、このインクミストが付着することによって、プリンタのさまざまな部位が汚れることになる。特に、リニアスケール110やリニアセンサは、プリンタの構造上、インクミストが付着しやすい場所に取り付けられることが多く、リニアスケール110やリニアセンサにおいてはインクミストによる汚れが顕著である。そして、発光部120から発せられ、フォトダイオード141,142に到達する光束が完全な平行光束でないと、図22に示すA相出力及びB相出力は、図23に示すように、その波形の形状が変化する。図23に示すようなA相出力及びB相出力が得られた場合、それらの波形をコンパレートしたエンコーダ出力信号の波形も、デューティが50%からばらついてしまう。
【0013】
発光部120からの光束がどのように散乱し、フォトダイオード141,142に到達するかによって、エンコーダ出力信号のデューティは0〜100%の値を取り得る。そして、最悪の場合は、エンコーダ出力信号がハイレベルで一定の値に張り付いたり(デューティ100%)、ローレベルで一定の値に張り付いたり(デューティ0%)する。エンコーダ出力信号の波形をカウンタでカウントすることにより、キャリッジの速度検出、位置検出を行っているので、A相、B相のエンコーダ出力信号のうちいずれか一方でもデューティが一定の値に張り付いてしまうと、正確な速度検出、位置検出が不可能となる。
【0014】
また、上記のカウンタは、A相、B相のエンコーダ出力信号の相対的な関係に基づいて駆動されるので、A相のエンコーダ出力信号のデューティとB相のエンコーダ出力信号のデューティが著しく異なるか、それらのデューティがともに著しく大きいか、それらのデューティがともに著しく小さいかすると、リニアスケール110に対するリニアセンサの相対的な移動方向をカウンタが誤認識してしまい、キャリッジの速度及び位置についての正確な検出が不可能となる。
【0015】
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、光学式リニアエンコーダにインクミストやほこり等が付着しても、キャリッジの速度及び位置を正確に検出することができるインクジェットプリンタを提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、インクの吐出を行うプリントヘッドと、前記プリントヘッドを搭載するキャリッジとを有し、前記キャリッジを往復移動しながら前記プリントヘッドからインクを吐出することにより記録媒体に画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、前記キャリッジの移動方向に沿って平行に配置された光学式のリニアスケールと、前記キャリッジに取り付けられており、前記リニアスケールを読み取って得られた位相差90度のA相信号及びB相信号を出力する光学式のリニアセンサと、前記B相信号のデューティを略50%に補正し、その補正後の信号を第一補正信号として出力する第一補正手段と、前記A相信号のデューティを略50%に補正し、その補正後の信号を第二補正信号として出力する第二補正手段と、前記第一補正信号及び前記第二補正信号に基づいて前記キャリッジの位置に対応する値をカウントする位置計数手段と、前記位置計数手段のカウント値に基づいて前記キャリッジの位置及び速度を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェットプリンタにおいて、前記第一補正手段は、前記A相信号の周期の半分のパルス幅を有する第一パルス信号を、前記A相信号の立ち上がりから、前記キャリッジの移動方向、前記A相信号の周期及び前記B相信号のデューティに基づいて算出された所定のディレイ値だけ遅れて発生させる第一信号生成手段と、前記B相信号のデューティに応じて前記第一パルス信号と前記B相信号との論理和又は論理積を算出することにより前記第一補正信号を生成する第一論理演算手段とを有し、前記第二補正手段は、前記B相信号の周期の半分のパルス幅を有する第二パルス信号を、前記B相信号の立ち上がりから、前記キャリッジの移動方向、前記B相信号の周期及び前記A相信号のデューティに基づいて算出された所定のディレイ値だけ遅れて発生させる第二信号生成手段と、前記A相信号のデューティに応じて前記第二パルス信号と前記A相信号との論理和又は論理積を算出することにより前記第二補正信号を生成する第二論理演算手段とを有することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態であるインクジェットプリンタの概略斜視図、図2はそのインクジェットプリンタにおけるキャリッジの概略斜視図、図3はそのインクジェットプリンタの概略制御ブロック図である。
【0019】
本実施形態のインクジェットプリンタは、図1、図2及び図3に示すように、プリントヘッド11と、キャリッジ12と、キャリッジレール13と、キャリッジモータ14と、キャリッジ駆動ベルト15と、モータドライバ16と、光学式のリニアエンコーダ20と、エンジンコントローラ30とを備えるものである。
【0020】
キャリッジ12には、プリントヘッド11が搭載されている。プリントヘッド11は、その下面に多数のノズルを有し、各ノズルの吐出口から微小インク滴を吐出する。
【0021】
キャリッジレール13は、キャリッジ12が走査するレールである。キャリッジ駆動ベルト15は、キャリッジ12に固定されており、キャリッジモータ14の動力をキャリッジ12に伝達する。ここで、キャリッジモータ14はモータドライバ16により駆動される。キャリッジ12は、キャリッジモータ14により、キャリッジレール13に沿ってプリンタの長手方向に往復移動する。図1及び図2に示すように、キャリッジ12の移動方向には、順方向、逆方向が定義されている。インクジェットプリンタでは、キャリッジ12を往復移動しながらプリントヘッド11からインクを吐出することにより、記録媒体に画像を形成する。
【0022】
リニアエンコーダ20は、リニアスケール21と、リニアセンサ22とを有する。このリニアエンコーダ20は、図20及び図21に示すものと同じ構造のものである。すなわち、リニアスケール21は、図20及び図21におけるリニアスケール110に対応し、リニアセンサ22は、図20及び図21におけるリニアセンサ120に対応する。このため、以下では、リニアエンコーダ20について詳細な説明を省略し、簡単に説明することにする。
【0023】
リニアセンサ22は、一種のフォトインタラプタであり、発光部と、発光部から発せられた光を受光する受光部とを備えている。図2に示すように、リニアセンサ22は、キャリッジ12の背面側に取り付けられており、リニアスケール21は、リニアセンサ22の発光部と受光部との間に入り込むようにして、キャリッジ移動方向に沿って平行に配置されている。リニアスケール21には、多数のスリット(窓部)が一定のピッチで形成されている。リニアセンサ22の発光部から発せられた光をリニアスケール21の遮光部が遮ることにより、リニアセンサ22は遮光部を検出する。また、リニアスケール21の窓部は、遮光部よりも光の透過性がよい物質で形成されている。このため、発光部から発せられた光のうち、その一部はリニアスケール21の窓部によって反射若しくは吸収されるが、その大部分は窓部を通過して、受光部に到達する。
【0024】
受光部に対してある一定量以上の光が照射されると、リニアセンサ22からは、リニアスケール21を読み取って得られた二つのエンコーダ出力信号、すなわち、crenca信号(A相信号)及びcrencb信号(B相信号)が出力される。crenca信号は、A相フォトダイオードからの出力をある値でコンパレートして得られる矩形波であり、crencb信号は、B相フォトダイオードからの出力をある値でコンパレートして得られる矩形波である。
【0025】
また、A相フォトダイオード、B相フォトダイオード、リニアスケール21の窓部についての位置関係は、図21に示したものと同様である。このような位置関係をとることにより、crenca信号とcrencb信号は、ほぼ位相差90度の波形として出力される。図4(a)に、キャリッジ12が順方向に移動している場合、位相差が90度であるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す。図4(b)に、キャリッジ12が逆方向に移動している場合、位相差が90度であるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す。また、図4(a),(b)の例では、crenca信号及びcrencb信号のデューティはそれぞれ50%である。リニアセンサ22から出力されるcrenca信号及びcrencb信号は、図3に示すように、エンジンコントローラ30のASIC40に入力する。
【0026】
エンジンコントローラ30は、印刷画像データの処理、当該インクジェットプリンタの駆動系やセンサ系の制御を行うものである。かかるエンジンコントローラ30は、図3に示すように、MPU(制御手段)31と、画像データメモリ32と、カスタムICであるASIC40とを備える。MPU31は、本インクジェットプリンタの各部の制御を統括するものである。また、画像データメモリ32には、ホストコンピュータ(不図示)から送られた画像データが記憶される。
【0027】
ASIC40は、図3に示すように、位置カウンタ(位置計数手段)41と、データ転送制御回路42と、画像データメモリ32を制御するメモリコントローラ43と、モータドライバ16を制御するモータ制御回路44と、crenca補正回路(第二補正手段)50aと、crencb補正回路(第一補正手段)50bとを有する。尚、図3において、矢印は電気的接続状態を示しており、矢印の向きが信号の出力方向に対応している。
【0028】
位置カウンタ41は、crencb補正回路50bから出力される第一補正信号及びcrenca補正回路50aから出力される第二補正信号に基づいて、キャリッジ12の位置に対応する値をカウントする。本実施形態では、キャリッジ12の速度検出及び位置検出はすべて位置カウンタ41のカウント値に基づいて行われる。MPU31は位置カウンタ41のカウント値をリード/ライト可能である。すなわち、MPU31によって、位置カウンタ41のカウント値がリードされ、キャリッジ12の速度及び位置が検出される。MPU31は、こうして検出されたキャリッジ12の速度情報及び位置情報に基づいて、キャリッジ12の速度・位置制御を行う。
【0029】
一般に、リニアエンコーダを用いたインクジェットプリンタでは、リニアセンサからの出力信号のタイミングに従ってプリントヘッドからインクを吐出させ、画像を形成している。本実施形態では、データ転送制御回路42が、インクを吐出させる信号をプリントヘッド11に対して出力するが、その出力タイミングを、位置カウンタ41のカウント値の更新に同期させているのである。すなわち、位置カウンタ41のカウント値が更新されると、データ転送制御回路42は、プリントヘッド11に対して、インクを吐出することを示唆する信号を出力する。したがって、位置カウンタ41のカウント値の更新タイミングがずれると、それだけ形成される画像がずれ、画質が悪くなってしまう。
【0030】
図3に示すcrenca補正回路50a及びcrencb補正回路50bが本発明の要部であり、本実施形態において、crenca補正回路50a及びcrencb補正回路50b以外の部分の構成は、従来の既知の技術で実現可能である。
【0031】
各補正回路50a,50bには、crenca信号及びcrencb信号が入力する。crenca補正回路50aは、crenca信号のデューティを略50%に補正して、その補正後の信号をa_comped信号(第二補正信号)として出力する。crencb補正回路50bは、crencb信号のデューティを略50%に補正して、その補正後の信号をb_comped信号(第一補正信号)として出力する。crenca補正回路50a及びcrencb補正回路50bの詳細な説明は後述するが、これら補正回路50a,50bは、エンコーダ出力信号のデューティを50%に補正し、位置カウンタ41を正しく動作させる回路である。
【0032】
次に、エンコーダ出力信号のデューティを50%に補正することが位置カウンタ41を正しく動作させるということについて、その意味を説明する。
【0033】
キャリッジ12が順方向に移動するとき、正常な状態では、リニアセンサ22からの出力信号は図4(a)に示すようになる。すなわち、crenca信号及びcrencb信号は90度の位相差で出力される。また、正常な状態では、crenca信号及びcrencb信号のデューティは略50%である。ここで、正常な状態とは、リニアセンサ22とリニアスケール21が正規の角度、距離で固定されており、かつ、インクミストや塵などの影響によってリニアセンサ22の発光部からの光が屈折したり、乱反射したりしないような状態をいう。
【0034】
しかし、実際には、そういう状態はありえないので、程度の差はあるが、発光部から発せられた光はインクミストや塵などによって、屈折、乱反射し、受光部に到達する。そのため、実際には、リニアセンサ22からの出力信号のデューティは50%にはならず、40%であったり、60%であったりする。例えば、デューティが75%を超えるようなとき、その波形は、図5に示すようになる。図5(a)は、キャリッジ12が順方向に移動している場合、デューティが75%を超えるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す図であり、図5(b)は、キャリッジ12が逆方向に移動している場合、デューティが75%を超えるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す図である。図5に示すように、リニアセンサ22からの出力信号(crenca信号、crencb信号)は、インクミストや塵などによってそのデューティが50%にならないことが多い。
【0035】
いま、例えば、crenca信号及びcrencb信号のデューティが図5に示すように75%を超える場合、当該crenca信号及びcrencb信号が、crenca補正回路50a、crencb補正回路50bを介さずに位置カウンタ41にそのまま入力し、位置カウンタ41がカウント動作を行ったとすると、位置カウンタ41は正常に駆動しない。
【0036】
図6は位置カウンタ41の駆動の一例を説明するための図である。図6(a)に、crenca信号(A相信号)及びcrencb信号(B相信号)が直接、位置カウンタ41に入力したときの位置カウンタ41の駆動条件を示す。図6(a)において、上向きの矢印は信号の立ち上がりを、下向きの矢印は信号の立ち下がりを示している。また、「H」は信号の論理がハイであることを、「L」は信号の論理がローであることを示している。論理がハイのとき、電圧レベルは4.5V以上であり、論理がローのとき、電圧レベルは0.4V以下である。図6(a)に示すように、位置カウンタ41は、crenca信号又はcrencb信号のエッジで駆動する。そして、カウントアップか、カウントダウンかは、一方の信号のエッジが立ち上がりか立ち下がりか、及び当該エッジにおいて他方の信号の論理がハイかローかによって判断される。具体的に、位置カウンタ41が+1だけカウントアップするのは、▲1▼crenca信号が立ち上がりエッジで、crencb信号の論理がローのとき、▲2▼crenca信号が立ち下がりエッジで、crencb信号の論理がハイのとき、▲3▼crencb信号が立ち上がりエッジで、crenca信号の論理がハイのとき、▲4▼crencb信号が立ち下がりエッジで、crenca信号の論理がローのときである。一方、位置カウンタ41が−1だけカウントダウンするのは、▲1▼crenca信号が立ち下がりエッジで、crencb信号の論理がローのとき、▲2▼crenca信号が立ち上がりエッジで、crencb信号の論理がハイのとき、▲3▼crencb信号が立ち下がりエッジで、crenca信号の論理がハイのとき、▲4▼crencb信号が立ち上がりエッジで、crenca信号の論理がローのときである。
【0037】
尚、本実施形態では、a_comped信号及びb_comped信号が位置カウンタ41に入力する。この場合の位置カウンタ41の駆動条件は、図6(a)において、「A相信号(crenca信号)」を「第二補正信号(a_comped信号)」に、「B相信号(crencb信号)」を「第一補正信号(b_comped信号)」に置き換えたものとなる。
【0038】
図6(a)に示すような駆動条件で位置カウンタ41は駆動しているので、図5に示すようなcrenca信号、crencb信号が位置カウンタ41に入力し、位置カウンタ41がカウント動作を行うと、位置カウンタ41は、図6(c)に示すように駆動する。ここで、図6(c)において、「+1」はカウントアップであることを、「−1」はカウントダウンであることを示している。図6(c)に示すように位置カウンタ41が駆動すると、位置カウンタ41のカウント値は正常にならず、キャリッジ12の位置検出、速度検出が正確にできなくなる。キャリッジ12が順方向に移動中は、位置カウンタ41のカウント値は常にカウントアップ、キャリッジ12が逆方向に移動中は、位置カウンタ41のカウント値は常にカウントダウンでなければならないのに、図6(c)によれば、そのようになっていないことがよく分かる。したがって、crenca信号、crencb信号が図5に示すようなものであるとき、これらの信号によって直接、位置カウンタ41を駆動する方式(従来の技術)では、キャリッジ12の位置検出、速度検出が正確にできない。
【0039】
このため、本実施形態では、図6(b)に示すように、crenca補正回路50aによってcrenca信号のデューティを50%に補正して、その補正後の信号であるa_comped信号を生成すると共に、crencb補正回路50bによってcrencb信号のデューティを50%に補正して、その補正後の信号であるb_comped信号を生成している。そして、a_comped信号、b_comped信号によって位置カウンタ41を駆動するようにしている。a_comped信号、b_comped信号によって、位置カウンタ41は図6(b)に示すように正常に駆動する。図6(b)を見ると、キャリッジ12が等速移動中は、位置カウンタ41のカウントアップ、カウントダウンは等間隔になされるので、速度検出が正確にできる。また、キャリッジ12が順方向に移動中はカウントアップ、キャリッジ12が逆方向に移動中はカウントダウンという規則が守られるので、常に位置カウンタ41のカウント値は、キャリッジ12の位置に1対1に対応した値となり、正確な位置検出が可能となる。
【0040】
以上、crenca補正回路50a、crencb補正回路50bが本発明の要部に相当する部分であり、当該補正回路50a,50bにおいて、デューティがばらつくcrenca信号、crencb信号のデューティを50%に保つことにより、位置カウンタ41が正確に駆動し、キャリッジ12の速度及び位置について正確な検出が可能であることを説明した。以下に、crenca補正回路50a及びcrencb補正回路50bについて詳しく説明する。
【0041】
最初に、crenca補正回路50a及びcrencb補正回路50bの動作について説明する。図7はcrencb補正回路50b(crenca補正回路50a)で用いられる演算法則を示す図、図8(a)はcrencb補正回路50b内で算出されるディレイ値Δtaの算出条件を示す図、図8(b)はcrenca補正回路50a内で算出されるディレイ値Δtbの算出条件を示す図である。また、図9(a)はcrencb補正回路50bの内部回路である論理演算回路を説明するための図、図9(b)はcrenca補正回路50aの内部回路である論理演算回路を説明するための図である。
【0042】
crenca補正回路50aとcrencb補正回路50bは全く同一の回路構成をしている。各補正回路50a,50bは、図9に示すように、論理演算回路570を有する。ここで、crencb補正回路50bにおける論理演算回路570は、本発明の「第一の論理演算手段」に対応し、crenca補正回路50aにおける論理演算回路570は、本発明の「第二の論理演算手段」に対応する。かかる論理演算回路570は、2つの入力信号に対してAND演算又はOR演算を行い、その演算後の信号を出力する回路である。具体的に、crencb補正回路50bにおける論理演算回路570には、図9(a)に示すように、lsa_cap1信号(第一パルス信号)とcrencb信号(B相信号)とが入力し、その論理演算回路570はb_comped信号(第一補正信号)を出力する。また、crenca補正回路50aにおける論理演算回路570には、図9(b)に示すように、lsb_comped信号(第二パルス信号)とcrenca信号(A相信号)とが入力し、その論理演算回路570はa_comped信号(第二補正信号)を出力する。
【0043】
lsa_cap1信号、lsb_cap1信号はそれぞれ、crencb補正回路50b、crenca補正回路50aの内部のローカルな信号である。lsa_cap1信号は、パルス幅がcであり、crenca信号の立ち上がりからディレイ値Δtaだけ遅れたタイミングで生成される。crencb補正回路50bは、crenca信号の周期a及びcrencb信号のデューティを、crenca信号の毎周期毎に測定する。そして、キャリッジ12の移動方向、crenca信号の周期及びcrencb信号のデューティに基づいてディレイ値Δtaをcrenca信号の毎周期毎に算出すると共に、crenca信号の周期に基づいてパルス幅cをcrenca信号の毎周期毎に算出する。また、lsb_cap1信号は、パルス幅がdであり、crencb信号の立ち上がりからディレイ値Δtbだけ遅れたタイミングで生成される。crenca補正回路50aは、crencb信号の周期b及びcrenca信号のデューティを、crencb信号の毎周期毎に測定する。そして、キャリッジ12の移動方向、crencb信号の周期及びcrenca信号のデューティに基づいてディレイ値Δtbをcrencb信号の毎周期毎に算出すると共に、crencb信号の周期に基づいてパルス幅dをcrencb信号の毎周期毎に算出する。
【0044】
尚、以下、必要があるときには、周期a,b、ディレイ値Δta,Δtb、パルス幅c,dに添字を付して、それらが何番目の周期における値であるかを明確に示すことにする。
【0045】
ディレイ値Δta,Δtbはそれぞれ、図8(a),(b)に示す条件にしたがって算出される。具体的に、crencb補正回路50bは、crencb信号のデューティが50%以上である場合、ディレイ値Δta(n=1,2,3,・・・ )を、キャリッジ12が順方向に移動しているときに、a×3/4として算出し、キャリッジ12が逆方向に移動しているときに、a/4として算出する。一方、crencb信号のデューティが50%未満である場合は、ディレイ値Δta(n=1,2,3,・・・ )を、キャリッジ12が順方向に移動しているときに、a/4として算出し、キャリッジ12が逆方向に移動しているときに、a×3/4として算出する。また、crenca補正回路50aは、crenca信号のデューティが50%以上である場合、ディレイ値Δtb(n=1,2,3,・・・ )を、キャリッジ12が順方向に移動しているときに、b/4として算出し、キャリッジ12が逆方向に移動しているときに、b×3/4として算出する。そして、crenca信号のデューティが50%未満である場合は、ディレイ値Δtb(n=1,2,3,・・・ )を、キャリッジ12が順方向に移動しているときに、b×3/4として算出し、キャリッジ12が逆方向に移動しているときに、b/4として算出する。
【0046】
また、パルス幅c(n=1,2,3,・・・ )は、a/2として算出され、パルス幅d(n=1,2,3,・・・ )は、b/2として算出される。crencb補正回路50b(crenca補正回路50a)においては、パルス幅c(d)はカウンタで算出され、ディレイ値Δta(Δtb)はマルチプレクサにて算出される。マルチプレクサ回路は大きくならないように、シフト演算が有効であろう。
【0047】
crencb補正回路50bは、Δtaの値に応じたタイミングで、パルス幅cのlsa_cap1信号を生成し、crenca補正回路50aは、Δtbの値に応じたタイミングで、パルス幅dのlsb_cap1信号を生成する。また、lsa_cap1信号(lsb_cap1信号)のアクティブレベルは、図7に示すように、crencb信号(crenca信号)のデューティに基づいて決定される。すなわち、crencb信号(crenca信号)のデューティが50%以上である場合には、lsa_cap1信号(lsb_cap1信号)はローアクティブとされ、crencb信号(crenca信号)のデューティが50%未満である場合には、lsa_cap1信号(lsb_cap1信号)はハイアクティブとされる。
【0048】
こうしてcrencb補正回路50b(crenca補正回路50a)で生成されたlsa_cap1信号(lsb_cap1信号)は、crencb補正回路50b(crenca補正回路50a)内の論理演算回路570に入力する。この論理演算回路570は、lsa_cap1信号(lsb_cap1信号)とcrencb信号(crenca信号)とのAND演算又はOR演算を行い、b_comped信号(a_comped信号)を出力する。論理演算回路570がAND演算を行うか、OR演算を行うは、図7に示すように、crencb補正回路50bにおいてはcrencb信号のデューティに応じて決定され、crenca補正回路50aにおいてはcrenca信号のデューティに応じて決定される。すなわち、crencb補正回路50b(crenca補正回路50a)内の論理演算回路570は、crencb信号(crenca信号)のデューティが50%以上であるときは、AND演算を行い、crencb信号(crenca信号)のデューティが50%未満であるときは、OR演算を行う。
【0049】
crencb補正回路50bにおいては、crencb信号とlsa_cap1信号とが論理演算回路570に入力し、その論理演算回路570は、図7に示す演算法則にしたがって演算し、b_comped信号を出力する。この出力されるb_comped信号は、パルスのデューティが50%に補正されたcrencb信号である。また、crenca補正回路50aにおいては、crenca信号とlsb_cap1信号とが論理演算回路570に入力し、その論理演算回路570は、図7に示す演算法則にしたがって演算し、a_comped信号を出力する。この出力されるa_comped信号は、パルスのデューティが50%に補正されたcrenca信号である。
【0050】
crencb補正回路50bで生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号の例を、図10〜図13に示す。また、crenca補正回路50aで生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号の例を、図14〜図17に示す。ここで、図10はキャリッジ12が順方向に移動し、crencb信号のデューティが50%以上である場合にcrencb補正回路50bで生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャート、図11はキャリッジ12が逆方向に移動し、crencb信号のデューティが50%以上である場合にcrencb補正回路50bで生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャート、図12はキャリッジ12が順方向に移動し、crencb信号のデューティが50%未満である場合にcrencb補正回路50bで生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャート、図13はキャリッジ12が逆方向に移動し、crencb信号のデューティが50%未満である場合にcrencb補正回路50bで生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャートである。そして、図14はキャリッジ12が順方向に移動し、crenca信号のデューティが50%以上である場合にcrenca補正回路50aで生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャート、図15はキャリッジ12が逆方向に移動し、crenca信号のデューティが50%以上である場合にcrenca補正回路50aで生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャート、図16はキャリッジ12が順方向に移動し、crenca信号のデューティが50%未満である場合にcrenca補正回路50aで生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャート、図17はキャリッジ12が逆方向に移動し、crenca信号のデューティが50%未満である場合にcrenca補正回路50aで生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャートである。
【0051】
尚、crenca補正回路50a、crencb補正回路50bの動作条件であるが、入力されるcrenca信号及びcrencb信号の位相差が略90度である必要がある。厳密に位相差が90度である必要があるわけではないので、市販されている一般的なリニアセンサであれば問題なく動作するであろう。
【0052】
次に、crenca補正回路50a、crencb補正回路50bの回路構成について説明する。両補正回路50a,50bは全く同一の回路で構成可能であるので、ここでは、crencb補正回路50bについてのみ説明する。図18はcrencb補正回路50bの概略ブロック図である。図18に示すように、crencb補正回路50bの入力信号は、crenca信号及びcrencb信号であり、その出力信号はb_comped信号である。尚、crenca補正回路50aにおいては、crenca信号とcrencb信号とがcrencb補正回路50bの場合と逆の入力ポートに入力される点、出力信号がa_comped信号である点を除き、回路構成などはcrencb補正回路50bと全く同一である。
【0053】
crencb補正回路50bは、図18に示すように、エッジ検出回路510と、インバータ520と、第一カウンタ531と、第二カウンタ532と、第三カウンタ533と、第四カウンタ534と、第一レジスタ541と、第二レジスタ542と、第三レジスタ543と、第四レジスタ544と、第一比較回路551と、第二比較回路552と、第三比較回路553と、第一パルス生成回路561と、第二パルス生成回路562と、第三パルス生成回路563と、論理演算回路570とを備える。
【0054】
エッジ検出回路510にはcrenca信号が入力する。エッジ検出回路510は、入力されるcrenca信号の立ち上がりエッジを検出して、同時に、内部クロックの一周期分のパルス幅を有するパルス信号(ah_edge信号)を出力する。
【0055】
第一カウンタ531は、内部クロックと同期した16ビットのカウンタである。この第一カウンタ531のカウント値は、ah_edge信号によって0にリセットされる。すなわち、第一カウンタ531は、crenca信号の周期をカウントするカウンタである。また、第一カウンタ531のカウント値には、ある上限値が設定され、第一カウンタ531は、その上限値以上はカウントしないようにしておく必要がある。かかる上限値の値はALL1でかまわないが、ALL1に限らず、十分大きな値であればよい。p_widthは第一カウンタ531のカウント値である。
【0056】
第一レジスタ541は、第一カウンタ531のカウント値p_widthを保持するレジスタであり、ah_edge信号に同期して第一カウンタ531のカウント値p_widthを取り込む。p_width1は第一レジスタ541の出力値である。また、第二レジスタ542は、第一レジスタ541の出力値p_width1を保持するレジスタであり、ah_edge信号に同期して第一レジスタ541の値p_width1を取り込む。comp_p_widthは第二レジスタ542の出力値である。ここで、p_width1は現在のcrenca信号の周期であり、comp_p_widthはその一周期以前のcrenca信号の周期である。図18に示すp_width1は、図10〜図13に示すa(n=1,2,3,・・・ )に対応する。
【0057】
第一パルス生成回路551は、ah_edge信号が入力されてから、Δta後にパルス信号pulse_enbを1パルス出力する。Δtaは、図19(a)に示す条件にしたがって算出される。図19(a)において、ar信号は、crencb信号のデューティが50%以上であるか、50%未満であるかを示す信号である。ここでは、ar=‘1’は、crencb信号のデューティが50%以上であることを示し、ar=‘0’は、crencb信号のデューティが50%未満であることを示している。かかるar信号は第一比較回路561から出力される。また、cr_dir信号は、キャリッジ12の移動方向を示唆する信号であり、MPU31より示唆される信号である。ここでは、cr_dir=‘0’は、キャリッジ12が順方向に移動中であることを示し、cr_dir=‘1’は、キャリッジ12が逆方向に移動中であることを示している。cr_dir信号は、第四レジスタ544から出力される。この第四レジスタ544はMPU31から値をライトできるレジスタである。
【0058】
具体的に、第一パルス生成回路551は、ar信号が‘1’である場合、ディレイ値Δtaを、cr_dir信号が‘0’であれば、p_width1×3/4として算出し、cr_dir信号が‘1’であれば、p_width1×1/4として算出する。また、ar信号が‘0’である場合は、ディレイ値Δtaを、cr_dir信号が‘0’であれば、p_width1×1/4として算出し、cr_dir信号が‘1’であれば、p_width1×3/4として算出する。
【0059】
第二パルス生成回路552は、第一パルス生成回路551からのpulse_enb信号が入力されると、パルス幅cのlsa_cap0信号を出力する。ここで、パルス幅cは、p_width1×1/2として算出される。lsa_cap0信号のアクティブレベルはハイアクティブである。
【0060】
第三パルス生成回路553は、ar信号が‘1’のときに、第二パルス生成回路552からのlsa_cap0信号の論理を反転させてlsa_cap1信号として出力し、ar信号が‘0’のときに、第二パルス生成回路552からのlsa_cap0信号をそのままlsa_cap1信号として出力する。第一パルス生成回路551、第二パルス生成回路552及び第三パルス生成回路553は、lsa_cap1信号を生成するためのブロックである。もちろん、図18に示すlsa_cap1信号と、図9(a)、図10〜図13に示すlsa_cap1信号とは同一の信号である。
【0061】
尚、crencb補正回路50bにおける、エッジ検出回路510、インバータ520、第一カウンタ531、第二カウンタ532、第三カウンタ533、第一レジスタ541、第四レジスタ544、第一比較回路551、第一パルス生成回路561、第二パルス生成回路562及び第三パルス生成回路563は、本発明の「第一信号生成手段」に対応する。また、crenca補正回路50aにおける、上記と同様の回路群は、本発明の「第二信号生成手段」に対応する。
【0062】
第二カウンタ532及び第三カウンタ533はともに、ah_edge信号によってカウント値をリセットするカウントイネーブル付きカウンタである。第二カウンタ532は、crencb信号をカウントイネーブル信号としており、第三カウンタ533は、インバータ520から出力されるcrencb信号の論理反転信号をカウントイネーブル信号としている。すなわち、第二カウンタ532は、crencb信号のH区間をカウントしており、第三カウンタ533はcrencb信号のL区間をカウントしている。h_countは第二カウンタ532のカウント値であり、l_countは第三カウンタ533のカウント値である。
【0063】
第一比較回路561は、第二カウンタ532のカウント値h_countと第三カウンタ533のカウント値l_countとを比較する。そして、h_count≧l_countのとき、ar信号として‘1’を出力し、h_count<l_countのとき、ar信号として‘0’を出力する。第一比較回路561は、crencb信号のデューティを測定しており、そのデューティが50%以上であるときにar=‘1’を、50%未満であるときにar=‘0’を出力しているのである。
【0064】
論理演算回路570は、ar信号の値に応じて、入力される二つの信号の演算をし、演算結果をb_comped信号として出力する。入力される二つの信号とは、crencb信号及びlsa_cap1信号のことである。演算は図19(b)に示す条件にしたがって実行される。すなわち、ar=‘1’であるときには、crencb信号及びlsa_cap1信号のAND演算を行い、その演算結果をb_comped信号として出力する。ar=‘0’であるときには、crencb信号及びlsa_cap1信号のOR演算を行い、その演算結果をb_comped信号として出力する。b_comped信号は、デューティが50%に補正されたリニアセンサ22のB相信号(crencb信号)である。
【0065】
また、論理演算回路570に入力されるfunction_limit_b信号であるが、以下に説明するように、この信号は機能リミッターとして働くものである。function_limit_b=‘0’(アクティブ)のとき、論理演算回路570は、図19(b)の条件に関係なく、b_comped信号としてcrencb信号を出力する。
【0066】
次に、機能リミッターについて説明する。第四カウンタ534、第二レジスタ542、第三レジスタ543、第二比較回路562及び第三比較回路563は、crencb補正回路50bの機能リミッターとしての役割を果たすための回路である。
【0067】
第二比較回路562には、第一レジスタ541の出力値p_width1及び第二レジスタ542の出力値comp_p_widthが入力する。第二比較回路562は、これら二つの値が図19(c)に示す条件▲1▼〜▲4▼のいずれかに該当するとき、limit_on信号を‘0’(アクティブ)にする。また、条件▲1▼〜▲4▼がいずれも成立しないときに、limit_on信号を‘1’(インアクティブ)にする。ここで、条件▲1▼は、comp_p_width<p_width1×31/32であり、条件▲2▼は、comp_p_width×31/32>p_width1である。また、条件▲3▼は、p_width1=ALL1であり、条件▲4▼は、comp_p_width=ALL1である。
【0068】
第四カウンタ534は、limit_on信号をカウントイネーブルとし、limit_on=‘1’のときにah_edge信号の入力数をカウントし、limit_on=‘0’のときにカウント値をリセットするカウンタである。第四カウンタ534のカウント値は、disable_cntとして出力される。
【0069】
第三レジスタ543は、第四レジスタ544と同様にMPU31から値をライトできるレジスタであり、リミッターが働く区間を設定する。リミッターが働く区間とは、function_limit_b信号をアクティブにしている期間であり、ah_edge信号のパルス数で表される。disable_time_bは第三レジスタ543からの出力値である。
【0070】
第三比較回路563には、第四カウンタ534のカウント値disable_cnt及び第三レジスタ543の出力値disable_time_bが入力する。第三比較回路563は、これら二つの値を比較し、disable_cnt<disable_time_bのとき、function_limit_b=‘0’(アクティブ)にし、disable_cnt≧disable_time_bのとき、function_limit_b=‘1’(インアクティブ)にする。すなわち、図19(c)に示す条件▲1▼〜▲4▼がいずれも成立しなくても、すぐにはリミッターは解除されず、第四カウンタ534のカウント値disable_cntが第三レジスタ543からの出力値disable_time_bよりも小さい間はリミッターは働いたままである。
【0071】
このように、第四カウンタ534、第二レジスタ542、第三レジスタ543、第二比較回路562及び第三比較回路563は、上記の条件▲1▼〜▲4▼のいずれかが成立するとき、crencb補正回路50bの機能をOFFするための回路である。crencb補正回路50bの機能がOFFにされると、crencb補正回路50bは実質的に単なるバッファとなり、入力されるcrencb信号をそのままb_comped信号として出力する。したがって、条件▲1▼〜▲4▼のいずれかが成立するとき、crencb補正回路50bは、crencb信号のデューティを50%に補正することはできない。
【0072】
条件▲1▼〜▲4▼のいずれかが成立するときとは、どのような場合であるかというと、まず、キャリッジ12が加速中、もしくは減速中において、入力されるcrenca信号の周期がある一定値以上の割合で変化するときである。p_width1は現在のcenca信号の周期であり、comp_p_widthはその一周期以前のcrenca信号の周期である。図10〜図13でいうと、例えば、p_width1=aのとき、comp_p_width=aである。p_width1=aのとき、comp_p_width=aである。条件▲1▼及び条件▲2▼において、周期変動が1/32=3.125%以上あるときに、機能リミッターが働く。周期変動が1/32=3.125%以上あるということは、キャリッジ12が加速中もしくは減速中であるか、crenca信号にパルス抜けなどの異常があるかである。このようなときにcrencb補正回路の機能をONしておくと、生成されるb_comped信号のエッジ数がcrencb信号と一致しなくなる場合があり、位置カウンタ41のカウント値が正常に駆動されなくなってしまうので、機能をOFFする必要があるのである。
【0073】
周期変動が1/32=3.125%以上ある場合とした理由は、1/32の値は、ビットシフトとアダー回路を用いて比較的小規模の回路で構成できるからであるが、別にこれに限る必要はない。ただ、周期変動としては3〜5%が適当な値ではないかと思われる。
【0074】
また、条件▲3▼、▲4▼の場合に関しては、crenca信号の周期が、図18に示す第一カウンタ531のカウント値の上限値以上の周期であるとき、crencb補正回路において所望の動作が期待できないので、やはり機能をOFFする必要がある。そもそも、条件▲3▼、▲4▼が成立するときなどは、キャリッジ12が停止中か、低速移動中かであるが、第一カウンタ531のカウント値が十分大きいときは、ほぼキャリッジ11は停止していると扱ってよい。このようなときに、図6(c)に示すように位置カウンタ41のカウント値が正常に更新されなくなる確率は、キャリッジ12が高速に動いているときよりもはるかに小さいため、crencb補正回路50bの機能をONしておく必要はないのである。
【0075】
本実施形態のインクジェットプリンタでは、crenca補正回路が、リニアエンコーダから出力されるcrenca信号のデューティを50%に補正し、crencb補正回路が、リニアエンコーダから出力されるcrencb信号のデューティを50%に補正する。そして、crenca補正回路における補正後の信号であるa_comped信号及びcrencb補正回路における補正後の信号であるb_comped信号が位置カウンタに入力する。このため、リニアエンコーダにインクミストやほこり等が付着し、その影響でリニアエンコーダの感度が悪くなったとしても、デューティが50%に補正されたa_comped信号及びb_comped信号によって位置カウンタを正常に駆動することができる。したがって、キャリッジが等速で移動中は、位置カウンタの更新間隔はほぼ等間隔となり、良い画質が得られる。また、位置カウンタのカウント値が正しく更新されるので、キャリッジの正確な位置検出が可能であると共に、キャリッジの正確な速度検出が可能である。
【0076】
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るインクジェットプリンタは、第一補正手段が、リニアセンサから出力されるB相信号のデューティを略50%に補正し、第二補正手段が、リニアセンサから出力されるA相信号のデューティを略50%に補正する。そして、第一補正手段における補正後の信号である第一補正信号及び第二補正手段における補正後の信号である第二補正信号が位置計数手段に入力する。このため、リニアスケールにインクミストやほこり等が付着し、その影響でリニアセンサの感度が悪くなったとしても、デューティが略50%に補正された第一補正信号及び第二補正信号によって位置計数手段を正常に駆動することができる。したがって、キャリッジが等速で移動中は、位置計数手段の更新間隔はほぼ等間隔となり、良い画質が得られる。また、位置計数手段のカウント値が正しく更新されるので、キャリッジの正確な位置検出が可能であると共に、キャリッジの正確な速度検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるインクジェットプリンタの概略斜視図である。
【図2】そのインクジェットプリンタにおけるキャリッジの概略斜視図である。
【図3】そのインクジェットプリンタの概略制御ブロック図である。
【図4】(a)は、キャリッジが順方向に移動している場合、位相差が90度であるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す図、(b)は、キャリッジが逆方向に移動している場合、位相差が90度であるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す図である。
【図5】(a)は、キャリッジが順方向に移動している場合、デューティが75%を超えるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す図、(b)は、キャリッジが逆方向に移動している場合、デューティが75%を超えるcrenca信号及びcrencb信号の波形の一例を示す図である。
【図6】位置カウンタの駆動の一例を説明するための図である。
【図7】crencb補正回路(crenca補正回路)で用いられる演算法則を示す図である。
【図8】(a)はcrencb補正回路内で算出されるディレイ値Δtaの算出条件を示す図、(b)はcrenca補正回路内で算出されるディレイ値Δtbの算出条件を示す図である。
【図9】(a)はcrencb補正回路の内部回路である論理演算回路を説明するための図、(b)はcrenca補正回路の内部回路である論理演算回路を説明するための図である。
【図10】キャリッジが順方向に移動し、crencb信号のデューティが50%以上である場合にcrencb補正回路で生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャートである。
【図11】キャリッジが逆方向に移動し、crencb信号のデューティが50%以上である場合にcrencb補正回路で生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャートである。
【図12】キャリッジが順方向に移動し、crencb信号のデューティが50%未満である場合にcrencb補正回路で生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャートである。
【図13】キャリッジが逆方向に移動し、crencb信号のデューティが50%未満である場合にcrencb補正回路で生成されるlsa_cap1信号及びb_comped信号のタイムチャートである。
【図14】キャリッジが順方向に移動し、crenca信号のデューティが50%以上である場合にcrenca補正回路で生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャートである。
【図15】キャリッジが逆方向に移動し、crenca信号のデューティが50%以上である場合にcrenca補正回路で生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャートである。
【図16】キャリッジが順方向に移動し、crenca信号のデューティが50%未満である場合にcrenca補正回路で生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャートである。
【図17】キャリッジが逆方向に移動し、crenca信号のデューティが50%未満である場合にcrenca補正回路で生成されるlsb_cap1信号及びa_comped信号のタイムチャートである。
【図18】crencb補正回路の概略ブロック図である。
【図19】crencb補正回路内における所定の回路の動作条件を説明するための図である。
【図20】被測定物の直線方向の位置検出や移動量検出等を行うリニアエンコーダの概略構成図である。
【図21】そのリニアエンコーダにおけるリニアスケールと受光部との位置関係を説明するための概略図である。
【図22】そのリニアエンコーダにおいて発光部から完全な平行光束が二つのフォトダイオードに照射されたと仮定した場合にリニアスケールと受光部との相対的な位置の変動量と各フォトダイオードからの出力電流との関係を示す図である。
【図23】そのリニアエンコーダにおいて発光部からある程度散乱された光が二つのフォトダイオードに照射された場合にリニアスケールと受光部との相対的な位置の変動量と各フォトダイオードからの出力電流との関係を示す図である。
【符号の説明】
11・・・ プリントヘッド、12・・・ キャリッジ、13・・・ キャリッジレール、14・・・ キャリッジモータ、15・・・ キャリッジ駆動ベルト、16・・・ モータドライバ、20・・・ 光学式のリニアエンコーダ、21・・・ リニアスケール、22・・・ リニアセンサ、30・・・ エンジンコントローラ、31・・・ MPU、32・・・ 画像データメモリ、40・・・ ASIC、41・・・ 位置カウンタ、42・・・ データ転送制御回路、43・・・ メモリコントローラ、44・・・ モータ制御回路、50a・・・ crenca補正回路、50b・・・ crencb補正回路、510・・・ エッジ検出回路、520・・・ インバータ、531・・・ 第一カウンタ、532・・・ 第二カウンタ、533・・・ 第三カウンタ、534・・・ 第四カウンタ、541・・・ 第一レジスタ、542・・・ 第二レジスタ、543・・・ 第三レジスタ、544・・・ 第四レジスタ、551・・・ 第一比較回路、552・・・ 第二比較回路、553・・・ 第三比較回路、561・・・ 第一パルス生成回路、562・・・ 第二パルス生成回路、563・・・ 第三パルス生成回路、570・・・ 論理演算回路

Claims (2)

  1. インクの吐出を行うプリントヘッドと、前記プリントヘッドを搭載するキャリッジとを有し、前記キャリッジを往復移動しながら前記プリントヘッドからインクを吐出することにより記録媒体に画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、
    前記キャリッジの移動方向に沿って平行に配置された光学式のリニアスケールと、
    前記キャリッジに取り付けられており、前記リニアスケールを読み取って得られた位相差90度のA相信号及びB相信号を出力する光学式のリニアセンサと、
    前記B相信号のデューティを略50%に補正し、その補正後の信号を第一補正信号として出力する第一補正手段と、
    前記A相信号のデューティを略50%に補正し、その補正後の信号を第二補正信号として出力する第二補正手段と、
    前記第一補正信号及び前記第二補正信号に基づいて前記キャリッジの位置に対応する値をカウントする位置計数手段と、
    前記位置計数手段のカウント値に基づいて前記キャリッジの位置及び速度を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記第一補正手段は、前記A相信号の周期の半分のパルス幅を有する第一パルス信号を、前記A相信号の立ち上がりから、前記キャリッジの移動方向、前記A相信号の周期及び前記B相信号のデューティに基づいて算出された所定のディレイ値だけ遅れて発生させる第一信号生成手段と、前記B相信号のデューティに応じて前記第一パルス信号と前記B相信号との論理和又は論理積を算出することにより前記第一補正信号を生成する第一論理演算手段とを有し、
    前記第二補正手段は、前記B相信号の周期の半分のパルス幅を有する第二パルス信号を、前記B相信号の立ち上がりから、前記キャリッジの移動方向、前記B相信号の周期及び前記A相信号のデューティに基づいて算出された所定のディレイ値だけ遅れて発生させる第二信号生成手段と、前記A相信号のデューティに応じて前記第二パルス信号と前記A相信号との論理和又は論理積を算出することにより前記第二補正信号を生成する第二論理演算手段とを有することを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
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