JP2004201844A - 冷蔵宅配ボックスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】予約制にすることで、冷蔵宅配ボックスを確実に利用できるようにするとともに、無駄な冷蔵を止めて冷蔵費用が嵩むのを防止することができる冷蔵宅配ボックスシステムを提供する。
【解決手段】宅配ボックス1に扉11と該扉11を施解錠する施解錠手段12を設けた。施解錠手段12による施錠を解錠する入力操作部2を設けた。入力操作部2からの入力にて施解錠手段12を解錠する制御部3を設けた。冷蔵予約情報が入力される予約入力部41を設けると共に冷蔵予約情報を受ける予約受付部42を設けた。予約受付部42で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部43,S4を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】宅配ボックス1に扉11と該扉11を施解錠する施解錠手段12を設けた。施解錠手段12による施錠を解錠する入力操作部2を設けた。入力操作部2からの入力にて施解錠手段12を解錠する制御部3を設けた。冷蔵予約情報が入力される予約入力部41を設けると共に冷蔵予約情報を受ける予約受付部42を設けた。予約受付部42で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部43,S4を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵機能を備えた宅配ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、マンションのような集合住宅において、各部屋(即ち集合住宅における各住戸)が共同で利用する宅配ボックスが設置されている(例えば特許文献1参照)。これは、配達先の住人が不在の時に配達者がこの宅配ボックスに荷物を入庫し、住人が帰宅した際に宅配ボックスから荷物を取出して受取るものである。
【0003】
しかしながら、冷蔵(又は冷凍)を要する荷物をこの宅配ボックスに入庫しておくと荷物が傷むため、冷蔵機能を備えた宅配ボックスが考え出された(例えば特許文献2参照)。これにより、配達先の住人が不在でも冷蔵宅配便などを宅配業者から受取ることが可能となる。
【0004】
しかしながら、このような冷蔵機能を備えた宅配ボックスにあっては、常に冷蔵しておく必要があるため冷蔵のための費用(電気代)が嵩むとともに、荷物を入庫しようとした時に使用中で入庫できない場合があるものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−178704号公報
【特許文献2】
特開平11−146830号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、予約制にすることで、冷蔵宅配ボックスを確実に利用できるようにするとともに、無駄な冷蔵を止めて冷蔵費用が嵩むのを防止することができる冷蔵宅配ボックスシステムを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る冷蔵宅配ボックスシステムは、宅配ボックス1に開閉自在な扉11及び該扉11を施解錠する施解錠手段12を設けるとともに、前記施解錠手段12による施錠を解錠するための入力操作部2を設け、前記入力操作部2からの入力によって施解錠手段12による施錠を解錠する制御部3を設け、冷蔵予約情報が入力される予約入力部41を設けると共に前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部42を設け、前記予約受付部42で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部43を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、冷蔵宅配ボックス1aを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができる。
【0008】
また、本発明に係る冷蔵宅配ボックスシステムは、宅配ボックス1に開閉自在な扉11及び該扉11を施解錠する施解錠手段12を設けるとともに、前記施解錠手段12による施錠を解錠するための入力操作部2を設け、前記入力操作部2からの入力によって施解錠手段12による施錠を解錠する制御部3を設け、前記制御部3を通信ネットワークNに接続するとともに、冷蔵予約情報が入力される予約入力部41を設けた端末部Tと、前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部42を設けたサーバー部Sとを前記通信ネットワークNに接続し、前記予約受付部42で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部43,S4をサーバー部Sに設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、冷蔵宅配ボックス1aを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができ、このような予約を通信ネットワークを通じて遠隔的に行うことができる。
【0009】
また、冷蔵予約情報が少なくとも開始時刻と冷蔵温度とからなることが好ましい。このような構成とすることで、冷蔵宅配ボックス1aを所望の温度とすることができる。
【0010】
また、冷蔵宅配ボックス1aの予約時間に応じて課金することが好ましい。このような構成とすることで、冷蔵部15による冷蔵のための経費を利用者が負担する(即ち受益者負担とする)ことができるとともに、不要な冷蔵予約を防止するのに役立つものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。本発明は冷蔵機能を有する宅配ボックスに関するものであるが、まず基本となる一般の宅配ボックスについて説明する。
【0012】
宅配ボックス1は、マンションのような集合住宅の玄関ホール等に設置されるもので、通常は複数の宅配ボックス1が集まってボックス本体Bが形成される。各宅配ボックス1には、図2に示すように、それぞれ開閉自在な扉11が設けてあるとともに、扉11に施解錠手段12が設けてある。施解錠手段12は、図4に示すように、後述する制御部3により施解錠される電気錠で、扉11の施錠・解錠状態を検知することができる。また、荷物を宅配ボックス1に入庫して施錠しようとする場合には、施錠セットレバー13を操作して扉11を閉めることで施錠が行われる。また、扉の内面側には安全レバー14が設けてあり、人間が誤って宅配ボックス1内に閉じ込められた時にこの安全レバー14を操作することで扉が開くようになっている。
【0013】
また、各宅配ボックス1には、図3に示すように、入力操作部2と、番号表示部24と、使用状態表示部25とが設けてある。入力操作部2は、本実施形態では、図に示すように「配達」ボタン21と、「受取」ボタン22と、0〜9の各数字からなるテンキー23とからなり、宅配ボックス1に荷物を入庫する時及び、荷物を取出す時に入力操作が行われる。
【0014】
番号表示部24は、本実施形態では図3に示すように4桁の番号が表示されるもので、宅配ボックス1に入庫された荷物の配達先の部屋番号が表示される。使用状態表示部25は、LED等の発光部からなり、該宅配ボックス1が使用中である時には点灯し、不使用時には消灯する。なお、この使用状態表示部25は、使用時と不使用時とで異なる色に点灯するようにしてもよく、また、発光部を用いなくとも使用中であるか否かが識別できればどのようなものであってもよい。
【0015】
また、このような各宅配ボックス1の一部又は全部は、冷蔵機能を備えた冷蔵宅配ボックス1aとなっているが、これについては後述する。
【0016】
このような宅配ボックス1が複数設けられるボックス本体Bには、捺印装置5が設けられるとともに、上述した各宅配ボックス1の施解錠手段12、入力操作部2、番号表示部24、使用状態表示部25及び前記捺印装置5と後述する冷蔵部15とを制御する制御部3が設けられる。
【0017】
捺印装置5は、図5に示すように、番号表示部51と、伝票挿入口52と、「確認」ボタン53及び「取消」ボタン54とが設けてある。番号表示部51は、配達先の部屋番号が表示されるもので、伝票挿入口52は、入れられた伝票に捺印するものである。この捺印装置5は、図に示すようにボックス本体Bで一個設けてあるが、各宅配ボックス1に設けてもよい。
【0018】
ボックス本体Bに設けられる制御部3は、上述した施解錠手段12にて扉11を施解錠するための錠制御部31と、冷蔵部15(後述する)を制御するための冷蔵制御部32と、捺印装置5を制御する捺印制御部と、本発明における冷蔵予約を外部より受信したりする通信部33(後述する)とからなる。このような制御部3は、ボックス本体Bに全宅配ボックス1を制御する制御部3を一個設けるか、あるいは各宅配ボックス1にそれぞれ制御部3を設けてもよいが、外部に対する送受信を担う通信部33と、上述した捺印装置5を制御する捺印制御部はボックス本体Bに対して一個設けられる。本実施形態では、制御部3はボックス本体Bに対して一個設けてあり、更に捺印制御部は錠制御部31に含まれていて、制御部3は通信部33と錠制御部31と冷蔵制御部32とからなっている。錠制御部31は、全宅配ボックス1の施解錠手段12を施解錠することが可能となっており、冷蔵制御部32は冷蔵機能が付与された宅配ボックス1aの冷蔵部15を制御するものである。
【0019】
次に、この宅配ボックス1において、冷蔵機能の有無にかかわらず基本的な動作である荷物の宅配ボックス1への入庫及び取出しについて説明する。
【0020】
配達者が荷物を集合住宅に持ってきて、配達先の住人が不在の場合、配達者は、まず、各宅配ボックス1の使用状態表示部25を見て不使用の表示がなされている宅配ボックス1を探す。そして、この不使用の宅配ボックス1の扉11を開けて荷物を宅配ボックス1内に入れる。次に、入力操作部2の「配達」ボタン21を押すと、本実施形態では番号表示部24が「0000」を表示して点滅を開始し、テンキー23が入力可能な状態となる。そして、このテンキー23で、配達先の住人の部屋番号、たとえば101号室であれば「101」(又は「0101」)を入力すると、配達先の部屋番号が番号表示部24に「0101」と表示される。「配達」ボタン21が押された後は、例えば1分間だけテンキー23入力が可能となるようにするとともに、テンキー23も4桁までしか入力できないように錠制御部31によって制御してもよい。
【0021】
次に、扉11に設けてある施錠セットレバー13をセットする。この時、宅配ボックス1の使用状態表示部25が使用中を示すようになる。そして、扉11を閉めると、宅配ボックス1と捺印装置5とが制御部3によって連動制御されて、入力された配達先の部屋番号及び扉11閉の情報が錠制御部31から捺印制御部へと送られ(本実施形態では錠制御部31内で処理され)、捺印装置5の番号表示部24に配達先の部屋番号「0101」が点滅し、「確認」ボタン53及び「取消」ボタン54が入力可能な状態となる。この状態においても、例えば一分間でタイムアウトして自動的に動作停止されるように捺印制御部(本実施形態では錠制御部31)にて制御するようにしてもよい。
【0022】
捺印制御部(錠制御部31)によって、入力された配達先の部屋番号が実際に存在するか否かについて調べられ、存在すれば、錠制御部31によって例えば「ピッピー」という確認音が鳴って扉11が施錠される。部屋番号が存在しない場合には、入力された配達先の部屋番号が間違っているということでエラー音が鳴って扉11は施錠されず、入力操作部2は入力不可能な状態となる。そして、捺印装置5の「取消」ボタン54を押すことで、最初から入庫をやり直すことができる。
【0023】
次に、捺印装置5の「取消」ボタン54を押すと、宅配ボックス1の入力操作部2の「受取」ボタン22が入力待ち状態となり、不在であった配達先の住人が帰って来た時に「受取」ボタン22を押すことで、後述する取出し動作が開始される。
【0024】
また、捺印装置5の「取消」ボタン54を押した際、その番号表示部24の配達先の部屋番号「0101」の点滅が安定点灯に切り換わり、捺印可能な状態となる。伝票に受領印を捺印する場合には、伝票を伝票挿入口52に挿入することで捺印がなされる。なお、この時、捺印可能となっている時間を、例えば1分間となるように捺印制御部にて制御することが好ましく、これによって捺印がいたずらに行われてしまうのを防止することができる。また、捺印可能な状態を終了すると共に番号表示部24の部屋番号の表示を終了するようにしてもよい。
【0025】
以上のようにして、荷物の宅配ボックス1への入庫が完了する。
【0026】
次に、宅配ボックス1からの荷物の取出しについて説明する。
【0027】
住人が集合住宅に帰って来ると、自分宛の荷物が宅配ボックス1に入庫されている場合、宅配ボックス1の入力操作部2の番号表示部24に自分の部屋番号が表示されているため、自分宛の荷物がその宅配ボックス1に入庫されていることを認知する。そして、その宅配ボックス1の入力操作部2の「受取」ボタン22を押し、続いて入力操作部2のテンキー23を押して予め登録してある自分の受取用の暗証番号(例えば4桁の番号)を入力する。この時も、上述したように例えば「受取」ボタン22が押された後1分間でタイムアウトして入力不可となるように錠制御部31にて制御するようにしてもよい。
【0028】
そして、テンキー23で暗証番号が入力されると、その暗証番号が正しいか間違っているかが判定され、間違った暗証番号が入力された場合には例えば「ピピピピ・・・」というエラー音が鳴って「受取」ボタン22が押される前の制御状態に戻る。正しい暗証番号が入力された場合には、宅配ボックス1で例えば「ピッピー」という確認音が鳴って扉11が解錠されると共に、使用状態表示部25が不使用状態を表示するようになり、入力操作部2の「受取」ボタン22の入力待ち状態が解除されて入力不可の状態となり、「配達」ボタン21が入力待ち状態となる。そして、番号表示部24に表示されていた配達先の部屋番号が消灯する。
【0029】
そして、解錠された扉11を開けて宅配ボックス1内の荷物を取出し、扉11を閉めて荷物の取出しが完了する。
【0030】
このように荷物の入庫及び取出しが行われる宅配ボックス1は、その一部(又は全部)において冷蔵機能を備えた冷蔵宅配ボックス1aとなっている。
【0031】
冷蔵機能は、宅配ボックス1の外周に保温材を設けて保温性能を向上させるとともに、宅配ボックス1内を冷蔵(又は冷凍)させるためのヒートポンプのような冷蔵部15を設けることで宅配ボックス1に付与してある。この冷蔵部15は、後述する制御部3の冷蔵制御部32にて制御される。
【0032】
冷蔵制御部32は、後述するが、サーバー部Sから受信した冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aを冷蔵するように冷蔵部15を制御するもので、使用開始日時に冷蔵宅配ボックス1aを所定の温度に冷蔵すべく、使用開始日時より一定時間前に予冷を開始すると共に、所定の温度に達するとその温度を保持し、荷物の取出しが行われると冷蔵を停止するよう制御する。
【0033】
次に、冷蔵宅配ボックス1aの予約について説明する。これは、上述したような宅配ボックス1に加えて、図6に示すように、制御部3をその通信部33を介して通信ネットワークNに接続すると共に、該通信ネットワークNにサーバー部Sと端末部Tとを接続したものである。
【0034】
なお、ここで、通信ネットワークNとしては、インターネットをはじめ各種LANでもよく、また特に通信ネットワークNを構築せずに単に通信可能に接続したものであってもよい。また、サーバー部Sは、集合住宅で所有する固有のものであったり(更にはボックス本体Bに設けてあったり)、宅配ボックス1の管理業者等が所有するものであったり特に限定されるものではなく、本実施形態では外部の業者が管理する専用のWWWサーバーに設けてある。また、サーバー部Sは、制御部3内に形成してあったり、あるいは制御部3内にサーバー部Sを形成してあってもよい。また、端末部Tとしては、所謂パソコンや携帯電話のようなモバイル機器等、特に限定されるものではなく、任意に接続可能であれば常時接続されてなくてもよい。また、通信ネットワークNにおいては情報は分散通信にて通信を行ってもよい。
【0035】
サーバー部Sは、後述する端末部Tから受信した冷蔵予約情報に基づいて、宅配ボックス1の制御部3(錠制御部31及び冷蔵制御部32)に施解錠や冷蔵の指令を送信するものである。このサーバー部Sは、図1に示すように、通信ネットワークNに接続される通信部S1と、予約受付部42,S2及び予約テーブル部S3と、冷蔵ボックス管理制御部43,S4とからなり、これらは全て冷蔵ボックス管理制御部43,S4に接続・管理される。
【0036】
通信部33は通信ネットワークNに対して情報の送受信を行う。予約受付部42は、端末部Tから接続されて端末部Tに予約画面を表示させる。端末部Tは、予約画面が表示された状態で冷蔵予約情報を入力して送信することができる。なお、予約画面はHTMLで作成してあって、端末部Tの画面にHPとして表示される。
【0037】
冷蔵予約情報としては、冷蔵宅配ボックス1aの使用開始日時および終了予定日時と、冷蔵(又は冷凍)温度とからなり、これに加えて配達者が入庫する際に扉11を開けるための入庫用の暗証番号も入力してもよい。また、この入庫用の暗証番号を端末部Tから入力しない場合には、入庫用の暗証番号は予め予約テーブル部S3に登録しておく。
【0038】
予約テーブル部S3は、予約受付部42に送信された端末部Tからの冷蔵予約情報(即ち使用開始日時、終了予定日時、冷蔵温度、場合によっては入庫用の暗証番号)を記憶しておく。上述した予約受付部42は、この予約テーブル部S3を参照して不使用の冷蔵宅配ボックス1aを割り当てて端末部Tにこの冷蔵宅配ボックス1aを表示・指定してもよい。また、本実施形態ではサーバー部Sに電子メール作成部S5を設けてあり、予約者が予約した情報(予約してある冷蔵宅配ボックス1aの番号、入庫用の暗証番号等)を電子メールにて配達者に送信したりすることができる。また、予約した冷蔵宅配ボックス1aの番号や入庫用の暗証番号は、電話等にて配達者に通知してもよい。
【0039】
冷蔵ボックス管理制御部43,S4は、上述した通信部S1、予約受付部42、予約テーブル部S3、電子メール作成部S5を制御・管理するとともに、宅配ボックス1の制御部3(錠制御部31及び冷蔵制御部32)に冷蔵指令を行う。その詳細は後述するが、錠制御部31に対しては、荷物が取出された後で指令を送信して施錠し、冷蔵制御部32に対しては、端末部Tから送信された冷蔵予約情報に基づいて、使用開始日時に指定された冷蔵温度となるように使用開始日時以前に予冷を行うように指令を送信したりする。
【0040】
端末部Tは、表示画面(特に図示せず)と通信部T1と予約入力部41とを有し、サーバー部Sの予約受付部42にアクセスした際に表示画面に予約画面が表示され、その予約画面において冷蔵予約情報を入力していくものである。
【0041】
このような冷蔵宅配ボックス1aの予約、荷物の入庫及び受取り、冷蔵の終了、の一連の動作について説明する。
【0042】
まず、予約者(即ち配達時に不在予定の住人)が端末部Tからサーバー部Sの予約受付部42にアクセスし、冷蔵予約情報(使用開始日時、終了予定日時、冷蔵温度、入庫用の暗証番号)を入力して送信する。予約受付部42は、受信した冷蔵予約情報を既に予約テーブル部S3に登録してある冷蔵予約情報を参照して、不使用の冷蔵宅配ボックス1aを予約して施錠し、予約者にその冷蔵宅配ボックス1aの番号を通知する。なお、冷蔵温度としては、数値で指定したり、「弱冷」「強冷」や「チルド」「冷凍」等の選択肢の中から選んで指定してもよい。
【0043】
予約者は、予約情報(即ち予約した冷蔵宅配ボックス1a、入庫用の暗証番号)を配達者に電話や電子メール等にて通知する。
【0044】
サーバー部Sでは、冷蔵ボックス管理制御部43,S4が宅配ボックス1の冷蔵制御部32に指令を送信し、使用開始日時の所定時間前に予冷を開始し、使用開始日時に指定された冷蔵温度となるように制御し、これに基づいて宅配ボックス1の冷蔵制御部32は冷蔵部15にて冷蔵宅配ボックス1aを冷蔵する。また、予約された冷蔵宅配ボックス1aの番号及び入庫用の暗証番号をサーバー部Sから宅配ボックス1の錠制御部31に送信し、前記冷蔵宅配ボックス1aへの荷物の入庫待ち状態となる。
【0045】
次に、配達者は、上述した荷物の入庫方法と基本的に同じ方法で冷蔵宅配ボックス1aに入庫するのであるが、上述した入庫方法と異なるのは、予約された冷蔵宅配ボックス1aの入力操作部2の「配達」ボタン21を押すのに続いてテンキー23にて入庫用の暗証番号を入力する点である。この入庫用の暗証番号を入力するようにしたことで、正規の配達者のみがこの冷蔵宅配ボックス1aを開扉することができる。その後の配達者の手順は上述した通りである。
【0046】
次に、受取人(通常は予約した住人)が集合住宅に戻った際、上述した受取方法と同じ方法にて荷物の受取りを行う。荷物の受取り後、施錠セットレバー13を操作せずに扉11を閉めてもその所定時間後(例えば30秒後)に自動施錠される。ここで、冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された時点で、冷蔵ボックス管理制御部43,S4が冷蔵部15に冷蔵を停止する指令を送信して冷蔵を停止させる。なお、荷物を取出して扉11を閉めた後、施錠された時点で冷蔵を停止するようにしてもよい。
【0047】
また、終了予定日時を経過しても荷物の受取りが行われなかった場合には、サーバー部Sの冷蔵ボックス管理制御部43,S4が報知する。報知方法としては、集合住宅の管理人に連絡して荷物を冷蔵宅配ボックス1aから取出したりしてもよい。
【0048】
また、予約時間に応じて課金するようにしてもよい。これは、冷蔵予約情報を受付けた時点から冷蔵を停止するまで課金したり、冷蔵部15の冷蔵時間に応じて課金したり、これらを併用したり、様々な方法がある。これによって、冷蔵部15による冷蔵のための経費を利用者が負担することとなって受益者負担とするとともに、不要な冷蔵予約を防止するのに役立つものである。
【0049】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、宅配ボックスに開閉自在な扉及び該扉を施解錠する施解錠手段を設けるとともに、前記施解錠手段による施錠を解錠するための入力操作部を設け、前記入力操作部からの入力によって施解錠手段による施錠を解錠する制御部を設け、冷蔵予約情報が入力される予約入力部を設けると共に前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部を設け、前記予約受付部で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックスの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックスに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部を設けたので、冷蔵宅配ボックスを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができる。
【0050】
また請求項2記載の発明にあっては、宅配ボックスに開閉自在な扉及び該扉を施解錠する施解錠手段を設けるとともに、前記施解錠手段による施錠を解錠するための入力操作部を設け、前記入力操作部からの入力によって施解錠手段による施錠を解錠する制御部を設け、前記制御部を通信ネットワークに接続するとともに、冷蔵予約情報が入力される予約入力部を設けた端末部と、前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部を設けたサーバー部とを前記通信ネットワークに接続し、前記予約受付部で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックスの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックスに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部をサーバー部に設けたので、冷蔵宅配ボックスを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができ、このような予約を通信ネットワークを通じて遠隔的に行うことができる。
【0051】
また請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、冷蔵予約情報が少なくとも開始時刻と冷蔵温度とからなるので、冷蔵宅配ボックスを所望の温度とすることができる。
【0052】
また請求項4記載の発明にあっては、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、冷蔵宅配ボックスの予約時間に応じて課金するので、冷蔵部による冷蔵のための経費を利用者が負担する(即ち受益者負担とする)ことができるとともに、不要な冷蔵予約を防止するのに役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成図である。
【図2】同上のボックス本体の概略正面図である。
【図3】同上の宅配ボックスの操作部の拡大図である。
【図4】同上の宅配ボックスの施解錠手段の拡大図である。
【図5】同上の捺印装置の拡大図である。
【図6】ボックス本体、端末部、サーバー部の通信ネットワークを介して接続された状態の説明図である。
【符号の説明】
1 宅配ボックス
1a 冷蔵宅配ボックス
11 扉
12 施解錠手段
2 入力操作部
3 制御部
41 予約入力部
42 予約受付部
43 冷蔵ボックス管理制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵機能を備えた宅配ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、マンションのような集合住宅において、各部屋(即ち集合住宅における各住戸)が共同で利用する宅配ボックスが設置されている(例えば特許文献1参照)。これは、配達先の住人が不在の時に配達者がこの宅配ボックスに荷物を入庫し、住人が帰宅した際に宅配ボックスから荷物を取出して受取るものである。
【0003】
しかしながら、冷蔵(又は冷凍)を要する荷物をこの宅配ボックスに入庫しておくと荷物が傷むため、冷蔵機能を備えた宅配ボックスが考え出された(例えば特許文献2参照)。これにより、配達先の住人が不在でも冷蔵宅配便などを宅配業者から受取ることが可能となる。
【0004】
しかしながら、このような冷蔵機能を備えた宅配ボックスにあっては、常に冷蔵しておく必要があるため冷蔵のための費用(電気代)が嵩むとともに、荷物を入庫しようとした時に使用中で入庫できない場合があるものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−178704号公報
【特許文献2】
特開平11−146830号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、予約制にすることで、冷蔵宅配ボックスを確実に利用できるようにするとともに、無駄な冷蔵を止めて冷蔵費用が嵩むのを防止することができる冷蔵宅配ボックスシステムを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る冷蔵宅配ボックスシステムは、宅配ボックス1に開閉自在な扉11及び該扉11を施解錠する施解錠手段12を設けるとともに、前記施解錠手段12による施錠を解錠するための入力操作部2を設け、前記入力操作部2からの入力によって施解錠手段12による施錠を解錠する制御部3を設け、冷蔵予約情報が入力される予約入力部41を設けると共に前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部42を設け、前記予約受付部42で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部43を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、冷蔵宅配ボックス1aを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができる。
【0008】
また、本発明に係る冷蔵宅配ボックスシステムは、宅配ボックス1に開閉自在な扉11及び該扉11を施解錠する施解錠手段12を設けるとともに、前記施解錠手段12による施錠を解錠するための入力操作部2を設け、前記入力操作部2からの入力によって施解錠手段12による施錠を解錠する制御部3を設け、前記制御部3を通信ネットワークNに接続するとともに、冷蔵予約情報が入力される予約入力部41を設けた端末部Tと、前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部42を設けたサーバー部Sとを前記通信ネットワークNに接続し、前記予約受付部42で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部43,S4をサーバー部Sに設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、冷蔵宅配ボックス1aを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができ、このような予約を通信ネットワークを通じて遠隔的に行うことができる。
【0009】
また、冷蔵予約情報が少なくとも開始時刻と冷蔵温度とからなることが好ましい。このような構成とすることで、冷蔵宅配ボックス1aを所望の温度とすることができる。
【0010】
また、冷蔵宅配ボックス1aの予約時間に応じて課金することが好ましい。このような構成とすることで、冷蔵部15による冷蔵のための経費を利用者が負担する(即ち受益者負担とする)ことができるとともに、不要な冷蔵予約を防止するのに役立つものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。本発明は冷蔵機能を有する宅配ボックスに関するものであるが、まず基本となる一般の宅配ボックスについて説明する。
【0012】
宅配ボックス1は、マンションのような集合住宅の玄関ホール等に設置されるもので、通常は複数の宅配ボックス1が集まってボックス本体Bが形成される。各宅配ボックス1には、図2に示すように、それぞれ開閉自在な扉11が設けてあるとともに、扉11に施解錠手段12が設けてある。施解錠手段12は、図4に示すように、後述する制御部3により施解錠される電気錠で、扉11の施錠・解錠状態を検知することができる。また、荷物を宅配ボックス1に入庫して施錠しようとする場合には、施錠セットレバー13を操作して扉11を閉めることで施錠が行われる。また、扉の内面側には安全レバー14が設けてあり、人間が誤って宅配ボックス1内に閉じ込められた時にこの安全レバー14を操作することで扉が開くようになっている。
【0013】
また、各宅配ボックス1には、図3に示すように、入力操作部2と、番号表示部24と、使用状態表示部25とが設けてある。入力操作部2は、本実施形態では、図に示すように「配達」ボタン21と、「受取」ボタン22と、0〜9の各数字からなるテンキー23とからなり、宅配ボックス1に荷物を入庫する時及び、荷物を取出す時に入力操作が行われる。
【0014】
番号表示部24は、本実施形態では図3に示すように4桁の番号が表示されるもので、宅配ボックス1に入庫された荷物の配達先の部屋番号が表示される。使用状態表示部25は、LED等の発光部からなり、該宅配ボックス1が使用中である時には点灯し、不使用時には消灯する。なお、この使用状態表示部25は、使用時と不使用時とで異なる色に点灯するようにしてもよく、また、発光部を用いなくとも使用中であるか否かが識別できればどのようなものであってもよい。
【0015】
また、このような各宅配ボックス1の一部又は全部は、冷蔵機能を備えた冷蔵宅配ボックス1aとなっているが、これについては後述する。
【0016】
このような宅配ボックス1が複数設けられるボックス本体Bには、捺印装置5が設けられるとともに、上述した各宅配ボックス1の施解錠手段12、入力操作部2、番号表示部24、使用状態表示部25及び前記捺印装置5と後述する冷蔵部15とを制御する制御部3が設けられる。
【0017】
捺印装置5は、図5に示すように、番号表示部51と、伝票挿入口52と、「確認」ボタン53及び「取消」ボタン54とが設けてある。番号表示部51は、配達先の部屋番号が表示されるもので、伝票挿入口52は、入れられた伝票に捺印するものである。この捺印装置5は、図に示すようにボックス本体Bで一個設けてあるが、各宅配ボックス1に設けてもよい。
【0018】
ボックス本体Bに設けられる制御部3は、上述した施解錠手段12にて扉11を施解錠するための錠制御部31と、冷蔵部15(後述する)を制御するための冷蔵制御部32と、捺印装置5を制御する捺印制御部と、本発明における冷蔵予約を外部より受信したりする通信部33(後述する)とからなる。このような制御部3は、ボックス本体Bに全宅配ボックス1を制御する制御部3を一個設けるか、あるいは各宅配ボックス1にそれぞれ制御部3を設けてもよいが、外部に対する送受信を担う通信部33と、上述した捺印装置5を制御する捺印制御部はボックス本体Bに対して一個設けられる。本実施形態では、制御部3はボックス本体Bに対して一個設けてあり、更に捺印制御部は錠制御部31に含まれていて、制御部3は通信部33と錠制御部31と冷蔵制御部32とからなっている。錠制御部31は、全宅配ボックス1の施解錠手段12を施解錠することが可能となっており、冷蔵制御部32は冷蔵機能が付与された宅配ボックス1aの冷蔵部15を制御するものである。
【0019】
次に、この宅配ボックス1において、冷蔵機能の有無にかかわらず基本的な動作である荷物の宅配ボックス1への入庫及び取出しについて説明する。
【0020】
配達者が荷物を集合住宅に持ってきて、配達先の住人が不在の場合、配達者は、まず、各宅配ボックス1の使用状態表示部25を見て不使用の表示がなされている宅配ボックス1を探す。そして、この不使用の宅配ボックス1の扉11を開けて荷物を宅配ボックス1内に入れる。次に、入力操作部2の「配達」ボタン21を押すと、本実施形態では番号表示部24が「0000」を表示して点滅を開始し、テンキー23が入力可能な状態となる。そして、このテンキー23で、配達先の住人の部屋番号、たとえば101号室であれば「101」(又は「0101」)を入力すると、配達先の部屋番号が番号表示部24に「0101」と表示される。「配達」ボタン21が押された後は、例えば1分間だけテンキー23入力が可能となるようにするとともに、テンキー23も4桁までしか入力できないように錠制御部31によって制御してもよい。
【0021】
次に、扉11に設けてある施錠セットレバー13をセットする。この時、宅配ボックス1の使用状態表示部25が使用中を示すようになる。そして、扉11を閉めると、宅配ボックス1と捺印装置5とが制御部3によって連動制御されて、入力された配達先の部屋番号及び扉11閉の情報が錠制御部31から捺印制御部へと送られ(本実施形態では錠制御部31内で処理され)、捺印装置5の番号表示部24に配達先の部屋番号「0101」が点滅し、「確認」ボタン53及び「取消」ボタン54が入力可能な状態となる。この状態においても、例えば一分間でタイムアウトして自動的に動作停止されるように捺印制御部(本実施形態では錠制御部31)にて制御するようにしてもよい。
【0022】
捺印制御部(錠制御部31)によって、入力された配達先の部屋番号が実際に存在するか否かについて調べられ、存在すれば、錠制御部31によって例えば「ピッピー」という確認音が鳴って扉11が施錠される。部屋番号が存在しない場合には、入力された配達先の部屋番号が間違っているということでエラー音が鳴って扉11は施錠されず、入力操作部2は入力不可能な状態となる。そして、捺印装置5の「取消」ボタン54を押すことで、最初から入庫をやり直すことができる。
【0023】
次に、捺印装置5の「取消」ボタン54を押すと、宅配ボックス1の入力操作部2の「受取」ボタン22が入力待ち状態となり、不在であった配達先の住人が帰って来た時に「受取」ボタン22を押すことで、後述する取出し動作が開始される。
【0024】
また、捺印装置5の「取消」ボタン54を押した際、その番号表示部24の配達先の部屋番号「0101」の点滅が安定点灯に切り換わり、捺印可能な状態となる。伝票に受領印を捺印する場合には、伝票を伝票挿入口52に挿入することで捺印がなされる。なお、この時、捺印可能となっている時間を、例えば1分間となるように捺印制御部にて制御することが好ましく、これによって捺印がいたずらに行われてしまうのを防止することができる。また、捺印可能な状態を終了すると共に番号表示部24の部屋番号の表示を終了するようにしてもよい。
【0025】
以上のようにして、荷物の宅配ボックス1への入庫が完了する。
【0026】
次に、宅配ボックス1からの荷物の取出しについて説明する。
【0027】
住人が集合住宅に帰って来ると、自分宛の荷物が宅配ボックス1に入庫されている場合、宅配ボックス1の入力操作部2の番号表示部24に自分の部屋番号が表示されているため、自分宛の荷物がその宅配ボックス1に入庫されていることを認知する。そして、その宅配ボックス1の入力操作部2の「受取」ボタン22を押し、続いて入力操作部2のテンキー23を押して予め登録してある自分の受取用の暗証番号(例えば4桁の番号)を入力する。この時も、上述したように例えば「受取」ボタン22が押された後1分間でタイムアウトして入力不可となるように錠制御部31にて制御するようにしてもよい。
【0028】
そして、テンキー23で暗証番号が入力されると、その暗証番号が正しいか間違っているかが判定され、間違った暗証番号が入力された場合には例えば「ピピピピ・・・」というエラー音が鳴って「受取」ボタン22が押される前の制御状態に戻る。正しい暗証番号が入力された場合には、宅配ボックス1で例えば「ピッピー」という確認音が鳴って扉11が解錠されると共に、使用状態表示部25が不使用状態を表示するようになり、入力操作部2の「受取」ボタン22の入力待ち状態が解除されて入力不可の状態となり、「配達」ボタン21が入力待ち状態となる。そして、番号表示部24に表示されていた配達先の部屋番号が消灯する。
【0029】
そして、解錠された扉11を開けて宅配ボックス1内の荷物を取出し、扉11を閉めて荷物の取出しが完了する。
【0030】
このように荷物の入庫及び取出しが行われる宅配ボックス1は、その一部(又は全部)において冷蔵機能を備えた冷蔵宅配ボックス1aとなっている。
【0031】
冷蔵機能は、宅配ボックス1の外周に保温材を設けて保温性能を向上させるとともに、宅配ボックス1内を冷蔵(又は冷凍)させるためのヒートポンプのような冷蔵部15を設けることで宅配ボックス1に付与してある。この冷蔵部15は、後述する制御部3の冷蔵制御部32にて制御される。
【0032】
冷蔵制御部32は、後述するが、サーバー部Sから受信した冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックス1aを冷蔵するように冷蔵部15を制御するもので、使用開始日時に冷蔵宅配ボックス1aを所定の温度に冷蔵すべく、使用開始日時より一定時間前に予冷を開始すると共に、所定の温度に達するとその温度を保持し、荷物の取出しが行われると冷蔵を停止するよう制御する。
【0033】
次に、冷蔵宅配ボックス1aの予約について説明する。これは、上述したような宅配ボックス1に加えて、図6に示すように、制御部3をその通信部33を介して通信ネットワークNに接続すると共に、該通信ネットワークNにサーバー部Sと端末部Tとを接続したものである。
【0034】
なお、ここで、通信ネットワークNとしては、インターネットをはじめ各種LANでもよく、また特に通信ネットワークNを構築せずに単に通信可能に接続したものであってもよい。また、サーバー部Sは、集合住宅で所有する固有のものであったり(更にはボックス本体Bに設けてあったり)、宅配ボックス1の管理業者等が所有するものであったり特に限定されるものではなく、本実施形態では外部の業者が管理する専用のWWWサーバーに設けてある。また、サーバー部Sは、制御部3内に形成してあったり、あるいは制御部3内にサーバー部Sを形成してあってもよい。また、端末部Tとしては、所謂パソコンや携帯電話のようなモバイル機器等、特に限定されるものではなく、任意に接続可能であれば常時接続されてなくてもよい。また、通信ネットワークNにおいては情報は分散通信にて通信を行ってもよい。
【0035】
サーバー部Sは、後述する端末部Tから受信した冷蔵予約情報に基づいて、宅配ボックス1の制御部3(錠制御部31及び冷蔵制御部32)に施解錠や冷蔵の指令を送信するものである。このサーバー部Sは、図1に示すように、通信ネットワークNに接続される通信部S1と、予約受付部42,S2及び予約テーブル部S3と、冷蔵ボックス管理制御部43,S4とからなり、これらは全て冷蔵ボックス管理制御部43,S4に接続・管理される。
【0036】
通信部33は通信ネットワークNに対して情報の送受信を行う。予約受付部42は、端末部Tから接続されて端末部Tに予約画面を表示させる。端末部Tは、予約画面が表示された状態で冷蔵予約情報を入力して送信することができる。なお、予約画面はHTMLで作成してあって、端末部Tの画面にHPとして表示される。
【0037】
冷蔵予約情報としては、冷蔵宅配ボックス1aの使用開始日時および終了予定日時と、冷蔵(又は冷凍)温度とからなり、これに加えて配達者が入庫する際に扉11を開けるための入庫用の暗証番号も入力してもよい。また、この入庫用の暗証番号を端末部Tから入力しない場合には、入庫用の暗証番号は予め予約テーブル部S3に登録しておく。
【0038】
予約テーブル部S3は、予約受付部42に送信された端末部Tからの冷蔵予約情報(即ち使用開始日時、終了予定日時、冷蔵温度、場合によっては入庫用の暗証番号)を記憶しておく。上述した予約受付部42は、この予約テーブル部S3を参照して不使用の冷蔵宅配ボックス1aを割り当てて端末部Tにこの冷蔵宅配ボックス1aを表示・指定してもよい。また、本実施形態ではサーバー部Sに電子メール作成部S5を設けてあり、予約者が予約した情報(予約してある冷蔵宅配ボックス1aの番号、入庫用の暗証番号等)を電子メールにて配達者に送信したりすることができる。また、予約した冷蔵宅配ボックス1aの番号や入庫用の暗証番号は、電話等にて配達者に通知してもよい。
【0039】
冷蔵ボックス管理制御部43,S4は、上述した通信部S1、予約受付部42、予約テーブル部S3、電子メール作成部S5を制御・管理するとともに、宅配ボックス1の制御部3(錠制御部31及び冷蔵制御部32)に冷蔵指令を行う。その詳細は後述するが、錠制御部31に対しては、荷物が取出された後で指令を送信して施錠し、冷蔵制御部32に対しては、端末部Tから送信された冷蔵予約情報に基づいて、使用開始日時に指定された冷蔵温度となるように使用開始日時以前に予冷を行うように指令を送信したりする。
【0040】
端末部Tは、表示画面(特に図示せず)と通信部T1と予約入力部41とを有し、サーバー部Sの予約受付部42にアクセスした際に表示画面に予約画面が表示され、その予約画面において冷蔵予約情報を入力していくものである。
【0041】
このような冷蔵宅配ボックス1aの予約、荷物の入庫及び受取り、冷蔵の終了、の一連の動作について説明する。
【0042】
まず、予約者(即ち配達時に不在予定の住人)が端末部Tからサーバー部Sの予約受付部42にアクセスし、冷蔵予約情報(使用開始日時、終了予定日時、冷蔵温度、入庫用の暗証番号)を入力して送信する。予約受付部42は、受信した冷蔵予約情報を既に予約テーブル部S3に登録してある冷蔵予約情報を参照して、不使用の冷蔵宅配ボックス1aを予約して施錠し、予約者にその冷蔵宅配ボックス1aの番号を通知する。なお、冷蔵温度としては、数値で指定したり、「弱冷」「強冷」や「チルド」「冷凍」等の選択肢の中から選んで指定してもよい。
【0043】
予約者は、予約情報(即ち予約した冷蔵宅配ボックス1a、入庫用の暗証番号)を配達者に電話や電子メール等にて通知する。
【0044】
サーバー部Sでは、冷蔵ボックス管理制御部43,S4が宅配ボックス1の冷蔵制御部32に指令を送信し、使用開始日時の所定時間前に予冷を開始し、使用開始日時に指定された冷蔵温度となるように制御し、これに基づいて宅配ボックス1の冷蔵制御部32は冷蔵部15にて冷蔵宅配ボックス1aを冷蔵する。また、予約された冷蔵宅配ボックス1aの番号及び入庫用の暗証番号をサーバー部Sから宅配ボックス1の錠制御部31に送信し、前記冷蔵宅配ボックス1aへの荷物の入庫待ち状態となる。
【0045】
次に、配達者は、上述した荷物の入庫方法と基本的に同じ方法で冷蔵宅配ボックス1aに入庫するのであるが、上述した入庫方法と異なるのは、予約された冷蔵宅配ボックス1aの入力操作部2の「配達」ボタン21を押すのに続いてテンキー23にて入庫用の暗証番号を入力する点である。この入庫用の暗証番号を入力するようにしたことで、正規の配達者のみがこの冷蔵宅配ボックス1aを開扉することができる。その後の配達者の手順は上述した通りである。
【0046】
次に、受取人(通常は予約した住人)が集合住宅に戻った際、上述した受取方法と同じ方法にて荷物の受取りを行う。荷物の受取り後、施錠セットレバー13を操作せずに扉11を閉めてもその所定時間後(例えば30秒後)に自動施錠される。ここで、冷蔵宅配ボックス1aに入庫された荷物が取出される際に解錠された時点で、冷蔵ボックス管理制御部43,S4が冷蔵部15に冷蔵を停止する指令を送信して冷蔵を停止させる。なお、荷物を取出して扉11を閉めた後、施錠された時点で冷蔵を停止するようにしてもよい。
【0047】
また、終了予定日時を経過しても荷物の受取りが行われなかった場合には、サーバー部Sの冷蔵ボックス管理制御部43,S4が報知する。報知方法としては、集合住宅の管理人に連絡して荷物を冷蔵宅配ボックス1aから取出したりしてもよい。
【0048】
また、予約時間に応じて課金するようにしてもよい。これは、冷蔵予約情報を受付けた時点から冷蔵を停止するまで課金したり、冷蔵部15の冷蔵時間に応じて課金したり、これらを併用したり、様々な方法がある。これによって、冷蔵部15による冷蔵のための経費を利用者が負担することとなって受益者負担とするとともに、不要な冷蔵予約を防止するのに役立つものである。
【0049】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、宅配ボックスに開閉自在な扉及び該扉を施解錠する施解錠手段を設けるとともに、前記施解錠手段による施錠を解錠するための入力操作部を設け、前記入力操作部からの入力によって施解錠手段による施錠を解錠する制御部を設け、冷蔵予約情報が入力される予約入力部を設けると共に前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部を設け、前記予約受付部で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックスの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックスに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部を設けたので、冷蔵宅配ボックスを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができる。
【0050】
また請求項2記載の発明にあっては、宅配ボックスに開閉自在な扉及び該扉を施解錠する施解錠手段を設けるとともに、前記施解錠手段による施錠を解錠するための入力操作部を設け、前記入力操作部からの入力によって施解錠手段による施錠を解錠する制御部を設け、前記制御部を通信ネットワークに接続するとともに、冷蔵予約情報が入力される予約入力部を設けた端末部と、前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部を設けたサーバー部とを前記通信ネットワークに接続し、前記予約受付部で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックスの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックスに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部をサーバー部に設けたので、冷蔵宅配ボックスを利用したい時に確実に利用できるとともに、無駄な冷蔵を行わなくて済むため冷蔵費用が嵩むのを防止することができ、このような予約を通信ネットワークを通じて遠隔的に行うことができる。
【0051】
また請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、冷蔵予約情報が少なくとも開始時刻と冷蔵温度とからなるので、冷蔵宅配ボックスを所望の温度とすることができる。
【0052】
また請求項4記載の発明にあっては、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、冷蔵宅配ボックスの予約時間に応じて課金するので、冷蔵部による冷蔵のための経費を利用者が負担する(即ち受益者負担とする)ことができるとともに、不要な冷蔵予約を防止するのに役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成図である。
【図2】同上のボックス本体の概略正面図である。
【図3】同上の宅配ボックスの操作部の拡大図である。
【図4】同上の宅配ボックスの施解錠手段の拡大図である。
【図5】同上の捺印装置の拡大図である。
【図6】ボックス本体、端末部、サーバー部の通信ネットワークを介して接続された状態の説明図である。
【符号の説明】
1 宅配ボックス
1a 冷蔵宅配ボックス
11 扉
12 施解錠手段
2 入力操作部
3 制御部
41 予約入力部
42 予約受付部
43 冷蔵ボックス管理制御部
Claims (4)
- 宅配ボックスに開閉自在な扉及び該扉を施解錠する施解錠手段を設けるとともに、前記施解錠手段による施錠を解錠するための入力操作部を設け、前記入力操作部からの入力によって施解錠手段による施錠を解錠する制御部を設け、冷蔵予約情報が入力される予約入力部を設けると共に前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部を設け、前記予約受付部で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックスの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックスに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部を設けて成ることを特徴とする冷蔵宅配ボックスシステム。
- 宅配ボックスに開閉自在な扉及び該扉を施解錠する施解錠手段を設けるとともに、前記施解錠手段による施錠を解錠するための入力操作部を設け、前記入力操作部からの入力によって施解錠手段による施錠を解錠する制御部を設け、前記制御部を通信ネットワークに接続するとともに、冷蔵予約情報が入力される予約入力部を設けた端末部と、前記冷蔵予約情報を受ける予約受付部を設けたサーバー部とを前記通信ネットワークに接続し、前記予約受付部で受けた冷蔵予約情報に基づいて冷蔵宅配ボックスの利用開始日時より所定時間前に冷蔵手段による予冷を開始すると共に、該冷蔵宅配ボックスに入庫された荷物が取出される際に解錠された後で冷蔵手段による冷蔵を停止する冷蔵ボックス管理制御部をサーバー部に設けて成ることを特徴とする冷蔵宅配ボックスシステム。
- 冷蔵予約情報が少なくとも開始時刻と冷蔵温度とからなることを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵宅配ボックスシステム。
- 冷蔵宅配ボックスの予約時間に応じて課金することを特徴とする請求項1乃至3記載の冷蔵宅配ボックスシステム。
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