JP2004201757A - X線診断システム並びに照射x線量管理システム - Google Patents

X線診断システム並びに照射x線量管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】被検者への照射X線量の累積値を正確に記録して照射X線量の管理ができる機能を備えたX線診断システム並びに照射X線量管理システムを提供する。
【解決手段】X線を曝射するX線発生部と、被検者を透過してきた前記X線を検出するX線検出器とを有し、前記X線検出器の検出情報により前記被検者の透過画像を生成するX線診断装置と、前記被検者に照射した照射X線量を計算又は測定して求める手段と、この手段で求めた照射X線量の累積値を求める手段とでX線診断システムを構成する。この構成の複数のX線診断システムから前記被検者に照射された照射X線量及びこのX線量の累積値を記憶しておく照射X線量記憶手段を有するデータ管理手段を備え、同一被検者の照射X線量の累積値を前記照射X線量記憶手段に記憶して管理する。さらに、上記複数のX線診断システムは異なる病院施設に在っても上記データ管理手段で被検者へのX線照射量の管理ができるように構成した。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線診断システム並びに照射X線量管理システムに係り、特に被検者への照射X線量の累積値を正確に管理できる機能を備えたX線診断システム並びに照射X線量管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
X線を用いて、被検者の透過像を得るX線診断装置は、その有用性から多少の被曝は考慮される。しかしながら、過剰なX線照射やひ長期的に継続したX線照射は、被検者への影響も大きく、被曝X線量の低減が必要となる。そのためには、被検者への照射X線量を把握し、管理するとこが重要となる。これまで、被検者への被曝X線量の管理は、X線発生器若くはX線検出部にX線を検出できるX線線量計を具備し、そこで得られたX線量を被曝X線量として管理したり、術者が計算により求めた大まかな値で被曝X線量で管理している。その一つの技術として、[特許文献1]に開示されているものがある。これは、一人の被検者に一回の撮影(X線の曝射が複数回に亙る時も含む)を行なった際の、実際の被検体表面での被曝X線量と被曝領域を知るために、被検体のX線による被曝X線量を測定又は計算して求め、これを表示装置に表示するものである。また、上記[特許文献1]には開示されていないが、被検者に照射された照射X線量の累積値は、撮影時のX線量値を撮影終了時に、カルテ等のX線量管理台帳に記入して管理する方法をとっている。
【特許文献1】
特開2000-152924号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
X線照射量が多いと、被検者の表皮には火傷のような後や脱毛などの症状があらわれる場合がある。この時、照射線量が適切に把握されていないと、その原因がX線照射によるものなのか、投与した薬剤によるものかのかが特定できず、処置に困る場合が生じる。
【0004】
上記のような場合の照射X線量には、一回の撮影時に過剰なX線を照射した場合と、適量の照射X線量であっても該照射X線量の累積値が所定値を超えた場合の両方の場合がある。
特に、上記照射量の累積値については、被検者がこれまで利用してきた施設とは別の施設でX線診断を受けた場合、被検者が前の施設で照射されたX線量は考慮されてないので、照射X線量の管理が不十分になる。
【0005】
以上のことから、被曝X線量を管理する上で重要なことは、一回の撮影での照射X線量のみならず異なる施設まで含めた同一被検者における照射X線量の累積値を適切に管理することである。
【0006】
これに対して、 従来技術で述べたように、照射X線量管理台帳に記入する方法は、X線診断装置の操作卓上の表示部に表示された照射X線量の積算値を診断終了後、カルテ等のX線量管理台帳に記入し、各被検者へ照射された照射X線量積算値として記録しているために、前記積算値(累積値)の誤記、記入忘れや、前回までの照射X線量累積値との比較ができない等の問題があり、照射X線量を正確に管理できないことがことが懸念される。このことは、過剰なX線照射や長期的に継続したX線照射の有無を把握できない事にほかならない。なお、上記[特許文献1]には、一回の照射X線量値は分かるが、複数の撮影における照射X線量の累積値や施設が異なる場合の照射X線量の累積値の管理については何ら言及されていない。
以上により、被検者個人に対して、照射X線量の累積値を正確に記録し、管理することが重要となる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、以上で説明した従来の技術における課題を解消し、被検者への照射X線量の累積値を正確に記録して照射X線量の管理ができる機能を備えたX線診断システム並びに照射X線量管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的のX線診断システムは、以下の手段によって達成される。
(1)X線を曝射するX線発生部と、被検体を透過してきた前記X線を検出するX線検出器とを有し、前記X線検出器の検出情報により前記被検体の透過画像を生成するX線診断装置と、前記被検体に照射した照射X線量を計算又は測定して求める手段と、この手段で求めた照射X線量の累積値を求める手段とを備えた。
【0009】
(2)上記(1)の照射X線量の累積値を求める手段は、前回までの照射X線量の累積値を記録する手段と、前記前回までの照射X線量の累積値と今回の照射X線量の累積値とを加算して今回までの照射X線量の累積値を求める手段とを備える。
【0010】
(3)上記前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを術者に報知する手段を備える。
【0011】
また、上記目的の照射X線量管理システムは、以下の手段によって達成される。
(4)X線を曝射するX線発生部と、被検体を透過してきた前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器の検出情報により前記被検体の透過画像を生成すると共に前記被検体に照射した照射X線量を計算又は測定して求める手段と、この手段で求めた照射X線量の累積値を求める手段とを有する複数のX線診断装置と、該複数のX線診断装置から前記被検体に照射された照射X線量及びこのX線量の累積値を記憶しておく照射X線量記憶手段を有するデータ管理手段とを備え、前記被検体は同一の被検体であって、この被検体が前記複数のX線診断装置から照射された前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の撮影における照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを前記照射X線量記憶手段に記憶する。
【0012】
(5)上記(4)の前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを術者に報知する手段を備えて成る。
【0013】
(6)X線を曝射するX線発生部と、被検体を透過してきた前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器の検出情報により前記被検体の透過画像を生成すると共に前記被検体に照射した照射X線量を計算又は測定して求める手段と、この手段で求めた照射X線量の累積値を求める手段とを有する異なる病院施設に設けられた複数のX線診断装置と、該複数のX線診断装置から前記被検体に照射された照射X線量及びこのX線量の累積値を記憶しておく照射X線量記憶手段を有するデータ管理手段とを備え、前記被検体は同一の被検体であって、この被検体が前記複数のX線診断装置から照射された前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の撮影における照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを前記照射X線量記憶手段に記憶する。
【0014】
(7)上記(6)の前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを術者に報知する手段を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による第一の実施例をCアーム型循環器X線検査装置に用いた場合のX線診断システムの構成を示す図である。
【0016】
図1のX線診断システムは、後述のX線管に印加する直流高電圧の発生及び前記X線管から発生するX線量を制御する機能等を備えたX線高電圧装置100と、被検者をのせる寝台101と、被検者を透過したX線を検出するフィルムや、イメージインテンシファイア(I.I.)等の受像装置102と、X線室内にてX線透過像を表示するモニター103と、X線条件の設定、X線透過像の表示、及びX線管6、受像装置102、寝台101を動作させる機能を有する操作卓104と、X線管6、受像装置102を支持する支持装置106から構成されている。なお、110は外部記憶装置で、これについては後述する。
【0017】
次に上記構成要素のそれぞれの機能について簡単に説明する。
X線高電圧装置100は、商用電源を直流に変換し、この直流電圧をインバータ回路で高周波の交流電源に変換し、その出力電圧を高電圧変圧器で昇圧した後、高電圧整流回路にて整流して直流の高電圧をX線管に印加してX線を放射するもので、例えば文献[特開昭63-190556号公報]等に開示されている公知のインバータ式X線高電圧装置である。
【0018】
寝台101は被検者である患者をのせるテーブルで、素材にはX線吸収係数が低く、強度が高いカーボンを用いている。また、寝台は上下の移動と立位,逆傾が可能なように傾斜する機構を有している。
【0019】
受像装置102は患者を透過したX線を受けるもので、フィルムと増感紙からなるカセッテや、蛍光体と光電子増倍管からなるイメージインテンシファイア(I.I.)等を用いられる。最近では、X線を光に変換するシンチレータと、このシンチレータの光を電気信号に変換する半導体素子で構成された小型,薄型であるフラットパネル検出器(FPD)も用いれれるようになってきた。
【0020】
支持装置106は、X線管6と受像装置102を支持するもので、X線管6と受像装置102の両者を天井から支持する方法と、床から支持するタイプの2種類があり、図1に示す形状のものは、一般にCアーム型と呼ばれている。
【0021】
操作卓104は、X線条件を設定し、前記寝台101、X線管6、受像装置102の移動を指令する機能及び患者を透過したX線像をモニターにて表示する機能等も有している。
【0022】
モニター103は、X線室内にて患者を透過したX線像を表示するモニターで、1台又は必要に応じて複数台設けられている。
【0023】
このような構成のX線診断システムにおいて、X線条件を操作卓104にて設定し、X線高電圧装置100を動作させることで、X線管6から患者に対してX線が照射される。
照射されたX線は患者を透過し、受像装置102にてX線を受ける。受像装置102にて受像した透過像はモニター103、及び操作卓104上のモニターに表示される。この際、透過像の表示タイミングは、撮影の場合は撮影終了後、つまりX線照射が終了した直後で、透視の場合は透視中、つまりX線が照射されている最中である。
【0024】
図1に示す本発明による第一の実施例は、上記のX線診断システムに被検者に照射したX線量と、これまで照射したX線量の積算値、すなわち、累積X線量をモニター103及び又は操作卓104上のモニターに表示するもので、撮影又は透視が終了し、X線照射が終了すると、今回撮影のX線量とこれまでの累積X線量を求めて、これらを前記表示装置に表示する。
【0025】
図2はモニター103、及び操作卓104上のモニターに表示された、透過像、及び照射X線量を示す図である。表示された照射X線量は、今回の照射X線量と、これまで照射したX線量の積算値の2種類を表示している。X線量の算出は以下により行う。
【0026】
照射X線量は、X線管6の陽極と陰極間の電圧(管電圧)(kV)の2乗に、X線管6の陽極と陰極間に流れる電流(管電流)(mA)と照射時間(s)をかけた管電流積分値mAsに比例し、X線管6と、該X線管6から照射されたX線を絞る絞り装置の固有ろ過を加算した総ろ過(Z)にて減衰することにより、(1)式より算出される。
照射X線量 X=Z×kV2×mA×s (1)
【0027】
図3は照射X線量の算出から表示までの過程を示す図である。
操作卓104上のX線条件入力部61にて設定されたX線条件(管電圧、管電流、照射時間)は、操作卓内に設けられ演算部62の照射X線量演算部63に入力される。
また、演算部62のデータ格納部65に格納されている総ろ過ZもX線量演算部63に入力される。
【0028】
照射X線量は、X線照射終了を告げる照射終了信号が、X線条件入力部61からX線量演算部63に入力されることで演算を開始し、演算終了後、X線量積算部64に入力され、積算X線量がさらに演算される。X線量積算部64にて積算X線量の演算が終了すると、表示部1には今回の照射X線量、表示部2には積算照射X線量が図2のごとく表示される。
このようにすることで、被検者に照射した照射X線量、及び積算照射X線量が把握でき、被曝X線量の管理ができるようになる。
【0029】
図4は本発明の第二の実施例で、照射X線量の算出から表示までの過程を示す図である。
被検者を寝台101に寝せたあと、X線量記録台帳から前回の積算X線量を読み取り、データ入力部70に入力する。入力されたデータはデータ格納部65に格納され、表示部3に前回までの積算照射X線量として表示される。
その後、X線を照射する度に、第一の実施例と同様の過程を経て、表示部1には今回の照射X線量、表示部2には積算照射X線量が表示される。このようにすることで、これまでに、被検者がどの程度X線を照射されたかの把握ができ、過剰なX線照射を控えるよう術者に促すことが可能となる。
【0030】
図5は本発明の第三の実施例で、照射X線量の算出から表示までの過程を示す図である。上記第二の実施例と同様に、被検者を寝台101に寝せたあと、X線量記録台帳から前回までの積算X線量を読み取り、データ入力部70に入力する。入力されたデータはデータ格納部65に格納され、表示部3に前回までの積算照射X線量として表示される。
その後、X線を照射する度に、第一の実施例と同様の過程を経て、表示部1には今回の照射X線量、表示部2には今回の撮影における積算照射X線量が表示されると同時に、今回の照射X線量と前回までの積算照射X線量は加算部67に入力され、ここで加算されることで、被検者がこれまでに照射された積算X線量が演算され、表示部4に表示される。
【0031】
図8は操作卓104上のモニターに表示される情報の詳細を示す図である。
操作卓104上のモニターにはX線透過像、今回の照射X線量、今回の積算照射X線量、前回までの積算照射X線量、及び被検者がこれまでに照射された積算X線量が数値にて表示される。このようにすることで、これまでに被検者がどの程度X線を照射されたかを定量的に把握することができ、過剰なX線照射を控えるよう術者に促すことが可能となる。
【0032】
図6は本発明の第四の実施例で、照射X線量の算出から表示、及びデータの格納、印刷までの過程を示す図である。
上記第三の実施例と同様に、表示部1には今回の照射X線量、表示部2には今回の撮影における積算照射X線量、表示部3には前回までの積算照射X線量、表示部4には被検者がこれまでに照射された積算照射X線量が表示される。同時に積算照射X線量はデータ格納部65に格納される。
【0033】
診断が終了すると、データ格納部65には診断終了信号(図示せず)が入力され、その信号が入力されることで、データは印刷部69に送られる。印刷部69では、積算照射X線量を数値として印字し、印字されたものをX線量管理台帳に貼りつける。また印刷部69のカートリッジに片面が粘着物等であるシートを用いることで、X線量管理台帳にそのまま貼りつけることができる。このようにすることで、X線量管理台帳への誤記、記入忘れをなくすることが可能となる。
【0034】
図7は本発明の第五の実施例で、照射X線量の算出から表示、及びデータの格納、データの読み取り、記録媒体への格納までの過程を示す図である。
患者を寝台101に寝せたあと、データ読み取り部66に記録媒体(図示省略)を挿入する。前記記録媒体には、前回までの積算X線量が格納されており、この内部データはX線量管理台帳から前回までの積算X線量を読み取り、例えば図5に示すデータ入力部70などの入力部に入力し、この入力されたデータはデータ読み取り部66からデータ格納部65に格納され、表示部3に前回までの積算照射X線量として表示される。
【0035】
その後は第三の実施例と同様にして、表示部1には今回の照射X線量、表示部2には今回の撮影における積算照射X線量、表示部3には前回までの積算照射X線量、表示部4には被検者がこれまでに照射された積算X線量が表示される。同時に今回の撮影における積算照射X線量はデータ格納部65に格納される。診断が終了すると、データ格納部65には診断終了信号(図示せず)が入力され、その信号が入力されることで、データは記録媒体部68に格納される。このようにすることで、X線量管理台帳への誤記、記入忘れを回避することが可能となる。
【0036】
図9は本発明の第六の実施例で、モニター103、及び操作卓104上のモニターへの線量の表示方法を示す図である。
X線量の算出方法は上記第三の実施例と同様であるが,モニター103、及び操作卓104上のモニターへの表示を数値のみでななく、グラフィック表示して直観的に照射X線量を分かりやすい例である。
図9において、今回の照射X線量(表示部1)、今回の撮影における積算照射X線量(表示部2)、前回までの積算照射X線量(表示部3)、及び被検者がこれまでに照射された積算X線量(表示部4)は数値にて表示し、同時に被検者がこれまでに照射された積算X線量をグラフにて表示している。このようにすることで、被検者がこれまでに照射された積算X線量を定量的かつ、可視的に把握することができる。
【0037】
なお、モニター103、及び操作卓104上にモニターがないシステムの場合は、操作卓104上に表示部を設け、上記データを表示することで、同様の効果が得られる(図示省略)。
【0038】
図10は本発明の第七の実施例を示す図である。病院施設内に複数のX線室、及びX線診断機器が設置されている場合、コンピュータで構成された院内データ管理システム120(ローカルエリアネットワーク)にX線室1及びX線室2のX線診断装置を接続し、これらの装置で撮影した照射X線量データを上記院内データ管理システム120の外部格納装置110に記憶する構成とする。
【0039】
X線室1で撮影されたX線写真は、撮影終了後、操作卓104上で操作し、病院施設内に設けられた外部格納装置110に転送する。その際、上記実施例にて算出、積算された被検者被曝X線量及び、被検者を特定するための固有の認識番号等も転送する。転送されたX線写真、積算X線量及び認識番号は外部格納装置110に格納される。後日、同じ被検者がX線室2にて、X線撮影を行う場合、積算X線量及び認識番号を外部格納装置110からX線室2の操作卓104に転送し、該操作卓のモニターに積算X線量及び認識番号等を表示する。このようにすることで、同じ施設内のX線診断装置が異なっても、被検者の過去の積算X線量を把握でき、過剰なX線照射を控えるよう術者に促すことが可能となる。
【0040】
図11は本発明の第八の実施例を示す図である。被検者は、いつも同じ施設で診断するとはかぎらず別の施設で診断する場合もある。本発明は、このような場合でも被検者の被曝X線量を管理できるようにするもので、図11に示すように、コンピュータで構成された各施設共有のデータ管理システム130を設け、これの外部格納装置111に複数の施設のX線診断装置を接続し、これらの装置で撮影した照射X線量データを上記データ管理システム130の外部格納装置110に記憶する構成とする。
【0041】
図11において、被検者が施設1にてX線撮影を受けた場合、被検者を特定するICカード112をカード読み取り装置113aに挿入することで、施設1内に設けられた外部格納装置110の情報(患者特定番号,積算X線量)、及び施設1を特定するための固有の認識番号等はデータ管理システム130の外部格納装置111に転送、格納される。
【0042】
後日、同じ被検者が施設2にてX線撮影を行う場合、ICカード112を施設2のカード読み取り装置113bに挿入することで、積算X線量及び認識番号を上記外部格納装置111から施設2の外部格納装置110bに転送し、上記第七の実施例のごとく、操作卓104のモニターに積算X線量及び認識番号等を表示する。このようにすることで、施設及びX線診断装置が異なっても、被検者の過去の積算X線量を把握でき、過剰なX線照射を控えるよう術者に促すことが可能となる。
【0043】
以上の実施例においては、X線診断装置としてCアーム型循環器X線検査装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、X線透視撮影台による透視撮影装置、その他のX線撮影装置及びX線CT装置などのX線を用いた撮影装置やX線を用いた治療装置にも適用できることはもちろんである。
さらに、以上の実施例では、X線照射量を計算で求めたが、これはX線発生器若くはX線検出部にX線を検出できるX線線量計を具備し、そこで得られたX線量をX線照射量としても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、同一の装置における被検者に照射した一回の撮影のX線量、今回の全撮影における積算X線量、及び前回までの照射X線量の積算値並びに前回まで含めた今回までの照射X線量を分かるようにし、さらに装置が異なっても、他の施設で撮影した場合においても、同一の被検者の照射X線量の累積値を分かるようにしたので、被検者への照射X線量の管理ができる機能を備えたX線診断システム並びに照射X線量管理システムを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の実施例をCアーム型循環器X線検査装置に用いた場合のX線診断システムの構成を示す図である。
【図2】モニターに表示された、透過像、及び照射X線量を示す図である。
【図3】本発明によるX線診断システムの第一の実施例における照射X線量の算出から表示までの過程を示す図である。
【図4】本発明によるX線診断システムの第二の実施例における照射X線量の算出から表示までの過程を示す図である。
【図5】本発明によるX線診断システムの第三の実施例における照射X線量の算出から表示までの過程を示す図である。
【図6】本発明によるX線診断システムの第四の実施例における照射X線量の算出から表示、及びデータの格納、印刷までの過程を示す図である。
【図7】本発明によるX線診断システムの第五の実施例における照射X線量の算出から表示、及びデータの格納、データの読み取り、記録媒体への格納までの過程を示す図である。
【図8】本発明によるX線診断システムの操作卓上のモニターに表示される情報の詳細を示す図である。
【図9】本発明によるX線診断システムの第六の実施例におけるモニターへのX線量の表示方法を示す図である。
【図10】本発明によるX線診断システムと照射X線量管理システムを組み合わせた第七の実施例を示す図である。
【図11】本発明によるX線診断システムと照射X線量管理システムを組み合わせた第八の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4 表示部
5 高電圧ケーブル
6 X線管
61 X線条件入力部
62 演算部
63 X線量演算部
64 X線量積算部
65 データ格納部
66 データ読み取り部
67 加算部
68 記録媒体部
69 印刷部
100 X線高電圧装置
101 寝台
102 受像装置(イメージインテンシファイア)
103 モニター
104 操作卓
106 支持装置
110 外部記録装置
111 大容量外部記録装置
112 外部記憶装置(ICカード)
113 カード読み取り装置
120,130 データ管理システム

Claims (7)

  1. X線を曝射するX線発生部と、被検体を透過してきた前記X線を検出するX線検出器とを有し、前記X線検出器の検出情報により前記被検体の透過画像を生成するX線診断装置と、前記被検体に照射した照射X線量を計算又は測定して求める手段と、この手段で求めた照射X線量の累積値を求める手段と、を備えたことを特徴とするX線診断システム 。
  2. 上記照射X線量の累積値を求める手段は、前回までの照射X線量の累積値を記録する手段と、前記前回までの照射X線量の累積値と今回の照射X線量の累積値とを加算して今回までの照射X線量の累積値を求める手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のX線診断システム 。
  3. 上記前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを術者に報知する手段を備えて成る請求項1又は2に記載のX線診断システム。
  4. X線を曝射するX線発生部と、被検体を透過してきた前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器の検出情報により前記被検体の透過画像を生成すると共に前記被検体に照射した照射X線量を計算又は測定して求める手段と、この手段で求めた照射X線量の累積値を求める手段とを有する複数のX線診断装置と、該複数のX線診断装置から前記被検体に照射された照射X線量及びこのX線量の累積値を記憶しておく照射X線量記憶手段を有するデータ管理手段とを備え、前記被検体は同一の被検体であって、この被検体が前記複数のX線診断装置から照射された前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の撮影における照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを前記照射X線量記憶手段に記憶して成る照射X線量管理システム。
  5. 上記前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを術者に報知する手段を備えて成る請求項4に記載の照射X線量管理システム。
  6. X線を曝射するX線発生部と、被検体を透過してきた前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器の検出情報により前記被検体の透過画像を生成すると共に前記被検体に照射した照射X線量を計算又は測定して求める手段と、この手段で求めた照射X線量の累積値を求める手段とを有する異なる病院施設に設けられた複数のX線診断装置と、該複数のX線診断装置から前記被検体に照射された照射X線量及びこのX線量の累積値を記憶しておく照射X線量記憶手段を有するデータ管理手段とを備え、前記被検体は同一の被検体であって、この被検体が前記複数のX線診断装置から照射された前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の撮影における照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを前記照射X線量記憶手段に記憶して成る照射X線量管理システム。
  7. 上記前回までの照射X線量の累積値、今回の一回の照射X線量、今回の照射X線量の累積値、前回までの照射X線量の累積値を含む今回までの照射X線量の累積値のうちの少なくとも一つを術者に報知する手段を備えて成る請求項4に記載の照射X線量管理システム。
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