JP2004200055A - 燃料電池システム - Google Patents

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正天 門脇
Yukinori Akiyama
幸徳 秋山
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Abstract

【課題】改質装置において生じる粉体や空気中のホコリやチリなどが電池内部に流入することを未然に回避することができると共に、加湿用の水タンクに付着した不純物を効果的に除去することができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】固体高分子電解質膜6dの両面に燃料極(アノード)6a及び酸化剤極(カソード)6bを構成すると共に、燃料極6aに水素ガス(燃料ガス)を供給し、酸化剤極6bに酸素ガス(酸化剤ガス)を含む空気を供給して水素ガスと酸素ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた電両電池システムSにおいて、燃料極6aに水素ガスを供給するためのアノード側ガス経路60を備え、該アノード側ガス経路60を構成する水タンク11に、サイクロン発生装置63(旋回流生成手段)を備えた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、天然ガス、都市ガス、メタノール、LPG、ブタンなどの燃料ガスを水素ガスに改質する改質器と、一酸化炭素を変成するCO変成器と、一酸化炭素を除去するCO除去器(以下、これら改質器と、CO変成器と、CO除去器とを合わせて改質装置と称す。)と、水素によって発電する燃料電池などを備えた燃料電池システムが提案されている。
【0003】
特に、家庭用の小型電源として固体高分子形燃料電池システムが用いられており、係る燃料電池システムにおける燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方の側に燃料極(アノード)、他方の側に酸化剤極(カソード)の両電極を配したセルを多数積層して構成されている。燃料極側には、純水素ガス又は改質器で改質された水素リッチガスなどの燃料ガスが供給される。また、酸化剤極側には、ファンなどによって送給された酸素ガス(酸化剤ガス)を含む空気が供給される。
【0004】
燃料ガスと酸化剤ガスが供給されると、燃料極側では、燃料ガス中の水素ガスが化学反応を生じ、プロトンと電子を生成する。プロトンは固体高分子電解質膜を通って酸化剤極側に進み、電子は、外部回路を流れる。酸化剤極では、酸化剤中の酸素ガスと、固体高分子電解質膜を通って移動したプロトン及び外部回路を通って流入した電子が化学反応を生じ、水を生ずると共に起電力を発生していた。
【0005】
ここで、燃料極側に供給される燃料ガス及び酸化剤極側に供給される酸化剤ガスは、電解質膜における電気抵抗を低減すると共に、膜中の水移動を活発化させるため、湿潤状態であることが望ましい。
【0006】
そこで、従来では、酸化剤ガスは、水が貯留された水タンクを通過した後、酸化剤極側に供給していた(例えば、特許文献1参照。)。これに加えて、燃料ガスを、水処理装置にて純水とされた水を通過した後、燃料極側に供給していたものもある。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−216824号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の燃料電池システムでは、改質装置において、触媒や吸着剤などが圧壊により粉化するため、これらの粉体が改質ガス中に混入した状態で水タンク内の水中に侵入する。そして、この水タンクにおいて、殆どの粉体は捕獲される。しかし、一部の粉体は、この水タンクにおいて加湿される改質ガスと共に、電池内部に流入してしまう問題があった。これら粉体が電池内部に流入すると、一部の電池内部を閉塞させ、燃料ガスを流入を阻害し、効率的に発電を行うことができないという問題がある。
【0009】
他方、電池内部に流入する酸化剤ガスは、空気を用いているため、空気内に混入するホコリやチリなどの不純物の殆どは、水タンクにより捕獲されるが、一部のホコリやチリなどの不純物は水タンクにおいて加湿される空気と共に電池内部にまで流入し、これによっても一部の電池内部を閉塞させ、酸化剤ガスの流入を阻害し、電池性能の低下及び耐久性の低下を招く問題があった。
【0010】
特に、燃料ガスや酸化剤ガスを効率的に電池内部に流入させるため、これらガスを整流する径の小さなノズルが電池のガス流入部に設けられている場合には、より一層容易に、改質装置から生じる粉体や、空気中のホコリやチリなどが当該ノズルを閉塞してしまう問題があった。
【0011】
他方、水タンク内に捕獲された粉体又はホコリ若しくはチリなどの不純物は、定期的、若しくは、当該水タンク中の水の汚れ度合いに応じて、水タンクに貯留された水と共に排出されるが、水タンク内の水を全て排出した場合であっても、タンク内壁などに不純物が付着し、残留してしまう問題があった。
【0012】
そこで、本発明は、従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、改質装置において生じる粉体や空気中のホコリやチリなどが電池内部に流入することを未然に回避することができると共に、加湿用の水タンクに付着した不純物を効果的に除去することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムであって、システム内の流体経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明の燃料電池システムによれば、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムであって、システム内の流体経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたので、システム内の流体経路中の燃料ガスと共に流入した粉体などの不純物や、酸化剤ガスと共に流入したホコリやチリなどの不純物を、旋回流生成手段による遠心分離により収集し、効果的に除去することができるようになる。これにより、燃料電池内に不純物が侵入するのを効果的に抑制することができ、円滑にガスを流入させ、効率的な発電を行うことができるようになる。
【0015】
請求項2の発明の燃料電池システムは、上記発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えたものであって、アノードに燃料ガスを供給するためのアノード側ガス経路を備え、該アノード側ガス経路に、旋回流生成手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、アノードに燃料ガスを供給するためのアノード側ガス経路を備え、該アノード側ガス経路に、旋回流生成手段を備えたので、アノード側ガス経路内に存在する粉体を遠心分離により収集し、効果的に除去することができるようになる。これにより、アノード側ガス経路を介して燃料電池内に粉体が侵入するのを効果的に抑制することができ、円滑に燃料ガスを流入させ、効率的な発電を行うことができるようになる。
【0017】
請求項3の発明の燃料電池システムは、上記各発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えたものであって、カソードに酸化剤ガスを供給するためのカソード側ガス経路を備え、該カソード側ガス経路に、旋回流生成手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、カソードに酸化剤ガスを供給するためのカソード側ガス経路を備え、該カソード側ガス経路に、旋回流生成手段を備えたので、カソード側ガス経路内に存在するホコリやチリなどの不純物を遠心分離により収集し、効果的に除去することができるようになる。これにより、カソード側ガス経路を介して燃料電池内にホコリやチリなどの不純物が侵入するのを効果的に抑制することができ、円滑に酸化剤ガスを流入させ、効率的な発電を行うことができるようになる。
【0019】
請求項4の発明の燃料電池システムは、請求項1の発明において、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えたものであって、アノードに燃料ガスを加湿供給するためのアノード側水経路と、カソードに酸化剤ガスを加湿供給するためのカソード側水経路と、燃料電池を冷却するための冷却水経路とを備え、各水経路のうちの少なくとも一つの経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項4の発明によれば、請求項1の発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、アノードに燃料ガスを加湿供給するためのアノード側水経路と、カソードに酸化剤ガスを加湿供給するためのカソード側水経路と、燃料電池を冷却するための冷却水経路とを備え、各水経路のうちの少なくとも一つの経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたので、各水経路内の水中に存在する粉体又はホコリ若しくはチリなどの不純物を旋回流生成手段による遠心分離により収集し、効果的にこれら不純物を除去することができるようになる。
【0021】
特に、前記冷却水経路に錆が発生した場合、その錆は、燃料電池内において、固化すると、燃料電池自体の温度分布にばらつきが生じ、水管理のバランスが崩れ、電圧がばらつき、場合によっては運転ができなくなる場合がある。本発明によれば、旋回流生成手段を冷却水経路にも配置することにより、燃料電池や冷却水経路中に不純物が固化することを抑制することができ、電池及びシステムの信頼性が向上する。
【0022】
請求項5の発明の燃料電池システムは、上記発明において、アノード側水経路、及び/又は、カソード側水経路は、ガスを加湿するための水を貯留する加湿タンクを備え、該加湿タンク内に旋回流生成手段を設けたことを特徴とする。
【0023】
請求項5の発明によれば、上記発明において、アノード側水経路、及び/又は、カソード側水経路は、ガスを加湿するための水を貯留する加湿タンクを備え、該加湿タンク内に旋回流生成手段を設けたので、加湿タンクにて、容易に粉体又はホコリ若しくはチリなどの不純物を旋回流生成手段による遠心分離により収集することができ、容易にこれら不純物を除去することができるようになる。
【0024】
これにより、燃料ガス又は酸化剤ガスを加湿タンクにて加湿しつつ、不純物を除去した状態で燃料電池のアノード側若しくはカソード側に供給することができるようになる。そのため、燃料電池の内部で不純物が固化し、当該燃料電池の流路を閉塞する不都合を未然に回避することができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。本実施例における燃料電池システムSは、PEFC装置T(ポリマ・エレクトロライト・フューエル・セル)を備えた固体高分子形燃料電池システムである。
【0026】
この燃料電池システムSは、上記PEFC装置Tの他に燃料電池システムの発電において生じる熱を有効的に利用するコージェネレーションシステムを構築するため、貯湯タンク7を含む熱回収装置を有している。
【0027】
ここで、図1を参照して本発明を適用した燃料電池システムSについて説明する。この燃料電池システムSでは、天然ガス、都市ガス、メタノール、LPG、ブタン等の原料の供給源である原料供給源1と、原料ガスから硫黄成分を除去する脱硫器2と、改質装置13と、固体高分子形の燃料電池6とを備える。改質装置13は、原料ガスから燃料ガスとなる水素と、二酸化炭素及び一酸化炭素を含む改質ガスを生成する改質器3と、この改質器3からの改質ガスに含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に変成するCO変成器4と、このCO変成器4からの未変成の一酸化炭素を除去するCO除去器5とを備えている。
【0028】
燃料電池6は、改質装置13のCO除去器5からの一酸化炭素が除去された後の水素(燃料ガス)と空気中に含まれる酸素(酸化剤ガス)とを反応させて電力を発生させるものであり、この燃料電池6は、固体高分子電解質膜6dの両面に燃料極(アノード)6aと、酸化剤極(カソード)6bとを配した図示しないセルが多数積層して構成され、更に、この燃料電池6を冷却するための冷却部6cを備えている。尚、これら燃料極6a及び酸化剤極6bには、それぞれ水素ガス又は酸素ガスを流通させるための図示しないガス通路が形成されており、これらガス通路のガス流入部には、ガス通路内に流入するガスを整流するため、ガス通路よりも小さい径にて形成されるノズルが設けられているものとする。
【0029】
前記原料供給源1からはガス管17が延出され、このガス管17には電磁開閉弁18及び昇圧ポンプ19が設けられ、ガス管17は脱硫器2に接続される。脱硫器2はガス管22を介して改質装置13の改質器3に接続される。尚、これらガス管17、電磁開閉弁18、昇圧ポンプ19、脱硫器2、ガス管22及び後述する水タンク11及びガス管23によりアノード側ガス経路60を構成するものとする。そして、この改質器3は、図示しないガス管により、CO変成器4、CO除去器5と順次接続されている。この改質装置13には、昇圧ポンプ40が設けられた配管41を介して水タンク21が接続される。
【0030】
ここで、水タンク21は、水道管を通じて市水が供給された水処理装置8により純水とされた水を貯留するものである。本実施例において水処理装置8は、例えばイオン交換樹脂により構成されており、これにより、市水は純水とされる。
【0031】
尚、水処理装置8にて純水とされた水は、この他にも、昇圧ポンプ44により各配管9、10を介して水タンク(燃料加湿タンク)11及び空気加湿タンク12に搬送される。また、水道管を介して供給される市水は、貯湯タンク7にも供給されているものとする。尚、水タンク11及び空気加湿タンク12の詳細は後述する。
【0032】
そして、CO除去器5は、ガス管23(前記アノード側ガス経路60を構成する。)を介して水タンク11(同じく前記アノード側ガス経路60を構成する。)に接続され、この水タンク11は、配管24を介して燃料電池6の燃料極6aに接続される。この燃料極6aは、配管37を介して改質装置13に接続されていると共に、配管37には、ドレン水配管38が接続されている。これにより、水タンク11と、配管24及び配管37により燃料極6aに燃料ガスとしての水素ガスを加湿供給するアノード側水経路56が構成される。
【0033】
また、水タンク11は、配管25を介して燃料電池6の冷却部6cに接続され、冷却部6cは、熱回収用熱交換器27が介設された配管26を介して再び水タンク11に接続されている。これにより、水タンク11をアノード側水経路56と共有したかたちで、水タンク11と、配管25、熱回収用熱交換器27及び配管26により燃料電池6を冷却するための冷却水経路57が構成される。
【0034】
他方、上記空気加湿タンク12は、配管31を介して空気供給源30と接続され、配管32を介して燃料電池6の酸化剤極6bに接続される。これら配管31、空気加湿タンク12及び配管32によりカソード側ガス経路61を構成するものとする。この酸化剤極6bは、配管34を介して熱回収用熱交換器33に接続される。この熱回収用熱交換器33には、排気ダクト35及びドレン水配管36が接続される。これにより、空気加湿タンク12と、配管32と、配管34と、熱回収用熱交換器33と、配管36により、酸化剤極6bに酸化剤ガスとしての空気中の酸素ガスを加湿供給するカソード側水経路58が構成される。
【0035】
尚、上記貯湯タンク7は、昇圧ポンプ45により温水配管42を介して上述した熱回収用熱交換器27と接続されていると共に、昇圧ポンプ46により温水配管43を介して上述した熱回収用熱交換器33と接続されている。
【0036】
ここで、アノード側水経路56及び冷却水経路57の両者を兼ねている水タンク11及び空気加湿タンク12の構成について図2及び図3を参照して説明する。図2は水タンク11又は空気加湿タンク12の内部構成を示す側面から見た構成説明図、図3は図2の内部構成を示す平面から見た構成説明図を示している。尚、図2において、水タンク11に接続される冷却水経路57の配管25及び26は省略するものとする。
【0037】
これら水タンク11及び空気加湿タンク12は、密閉された容器により構成されており、内部には、上述した如き配管9又は10により供給される市水が貯留される。これらタンク11又は12の下部には、水素ガス(燃料ガス)又は酸素ガス(酸化剤ガス)を含む空気を供給する配管23又は31が接続されている。このタンク11又は12の上部には、タンク11又は12内に貯留される水の水面よりも高い位置に、当該タンク11又は12により加湿された後の水素ガス(燃料ガス)又は酸素ガス(酸化剤ガス)を含む空気を前記燃料電池6へ供給する配管24又は32が接続されている。
【0038】
そして、このタンク11又は12の内部には、旋回流生成手段としてのサイクロン発生装置63が設けられている。このサイクロン発生装置63は、タンク11又は12内下部に配設されたサイクロン発生筒64及び当該サイクロン発生筒64の下部に設けられたガス誘導板65とにより構成される。サイクロン発生筒64は、上下に開放した筒状体により構成されており、上部は徐々に先細り形状とされ、上端に上部開口64Aが形成される。そして、このサイクロン発生筒64の下端には、複数の切欠が形成され、当該サイクロン発生筒64が配設されるタンク11又は12の底面と共に排出口64Bが形成されている。
【0039】
また、ガス誘導板65は、サイクロン発生筒64の外周とタンク11又は12の内壁との間に位置して設けられている。このとき、このガス誘導板65の一端は、前記配管23又は31と接続されてと共に、このガス誘導板65の他端は、当該配管23又は31と接続された一端よりも高い位置となるように徐々に傾斜して設けられている。
【0040】
他方、タンク11又は12の底面には、サイクロン発生筒64の底面中心に対応する位置に排水孔66が形成されており、更に、この底面は、当該排水孔66に向かって徐々に下方に傾斜して形成されている。尚、この排水孔66には、開閉弁67を介して排水管68が接続されている。
【0041】
以上の構成により、燃料電池システムSの運転が開始されると、原料供給源1から原料ガスが、電磁開閉弁18を介して昇圧ポンプ19に入り、当該昇圧ポンプ19にて昇圧されて、脱硫器2に供給される。ここで原料ガスから硫黄成分が除去される。この脱硫器2に、例えば活性炭等の吸着反応を利用した触媒を使用した場合、常温で、硫黄成分を除去することができる。この脱硫器2を経た原料ガスは、ガス管22を介して改質装置13の改質器3に供給される。
【0042】
この改質器3では、水素、二酸化炭素及び一酸化炭素を含む改質ガスが生成される。そして、この改質器3を経たガスは、CO変成器4に供給され、ここでは改質ガスに含まれる一酸化炭素が二酸化炭素に変成される。このCO変成器4を経たガスは、CO除去器5に供給され、ここではCO変成器4を経たガス中の未変成の一酸化炭素が除去される。尚、この改質装置13では、上述した如く、運転の際に生じる振動などによって圧壊された微量の粉体が生じる。
【0043】
このCO除去器5を経た当該一酸化炭素が除去された後の水素(燃料ガス)が、ガス管23を介して水タンク11に供給される。このとき、水タンク11には、予め水道管を介して水処理装置8に供給され、当該水処理装置8にて純水とされた水が貯留されている。
【0044】
この水タンク11には、例えば図示しないポンプなどにより加速された例えば30L/mの水素ガス(燃料ガス)が配管23を介して吐出される。水タンク11内に吐出された水素ガス(燃料ガス)は、ガス誘導板65に沿って、サイクロン発生筒64の上方に旋回しながら誘導され、更に、先細り形状とされたサイクロン発生筒64の上部において、より一層加速して旋回する。
【0045】
このとき、水タンク11内に供給される水素ガス(燃料ガス)中には、改質器5において生成された微量の粉体が混入されているため、当該粉体は、水素ガス(燃料ガス)と共に、加速して旋回され、遠心力により、粉体と水素ガスとに遠心分離される。これにより、粉体は、水タンク11の底面に捕集され、当該水タンク11の底面形状に沿って排水孔66に集積される。尚、サイクロン発生筒64の外方に捕集された粉体は、前記排出口64Bを通過して、排水孔66に捕集される。
【0046】
そして、サイクロン発生筒64により旋回され水タンク11の上方に上昇した水素ガス(燃料ガス)は、粉体が除去された状態で、水タンク11に貯留された水の水面より噴出し、配管24を介して燃料電池6の燃料極6aに供給される。
【0047】
尚、旋回される水素ガス(燃料ガス)と共に、水タンク11上方に上昇した粉体は、水面付近で中心部に収集され、その後、沈降し、サイクロン発生筒64の上部開口64Aを通過して排水孔66に捕集される。
【0048】
そして、水タンク11の排水孔66に収集された粉体は、前記開閉弁67を開放することにより、少量の水と共に、排水管68を介して外部に排出される。これにより、水タンク11内に水素ガス(燃料ガス)と共に流入した粉体を、容易に捕集し、除去することができる。また、少量の水の排出によって水タンク11内の粉体を排出するすることができるため、当該システムSの運転中であっても、水タンク11内の粉体を排出することができるようになる。また、この場合、フィルタによる不純物除去ではないため、交換などのメンテナンス作業を回避することができると共に、この不純物除去効果は半永久的に持続させることができる。そのため、長期に渡る信頼性を確保することができる。
【0049】
他方、空気供給源30から酸化剤ガスとしての酸素を含んだ空気が空気加湿タンク12に供給される。このとき、空気加湿タンク12には、予め水道管を介して水処理装置8に供給され、当該水処理装置8にて純水とされた水が貯留されている。
【0050】
ここで、空気加湿タンク12には、上述した如き水タンク11と同様に、例えば図示しないポンプなどにより加速された例えば30L/mの酸素ガス(酸化剤ガス)を含む空気が配管31を介して吐出される。空気加湿タンク12内に吐出された空気は、ガス誘導板65に沿って、サイクロン発生筒64の上方に旋回しながら誘導され、更に、先細り形状とされたサイクロン発生筒64の上部において、より一層加速して旋回する。
【0051】
このとき、空気加湿タンク12内に供給される空気中には、ホコリやチリなどの不純物が混入されているため、当該粉体は、空気と共に、加速して旋回され、遠心力により、不純物と空気とに遠心分離される。これにより、不純物は、空気加湿タンク12の底面に捕集され、当該空気加湿タンク12の底面形状に沿って排水孔66に集積される。尚、サイクロン発生筒64の外方に捕集された不純物は、前記排出口64Bを通過して、排水孔66に捕集される。
【0052】
そして、サイクロン発生筒64により旋回され空気加湿タンク12の上方に上昇した空気は、不純物が除去された状態で、空気加湿タンク12に貯留された水の水面より噴出し、配管32を介して燃料電池6の酸化剤極6bに供給される。
【0053】
尚、かかる場合も旋回される空気と共に、空気加湿タンク12上方に上昇した不純物は、水面付近で中心部に収集され、その後、沈降し、サイクロン発生筒64の上部開口64Aを通過して排水孔66に捕集される。
【0054】
そして、空気加湿タンク12の排水孔66に収集された不純物は、前記開閉弁67を開放することにより、少量の水と共に、排水管68を介して外部に排出される。これにより、空気加湿タンク12内に空気と共に流入した不純物を、容易に捕集し、除去することができる。また、少量の水の排出によって空気加湿タンク12内の不純物を排出するすることができるため、当該システムSの運転中であっても、空気加湿タンク12内の不純物を排出することができるようになる。この場合も、フィルタによる不純物除去ではないため、交換などのメンテナンス作業を回避することができると共に、この不純物除去効果は半永久的に持続させることができる。そのため、長期に渡る信頼性を確保することができる。
【0055】
これにより、燃料電池6に水素ガス(燃料ガス)と、酸素ガス(酸化剤ガス)を含む空気が供給されると、燃料極6a側では、水素ガスが化学反応を生じ、プロトンと電子を生成する。プロトンは固体高分子電解質膜6dを通って酸化剤極6b側に進み、電子は、図示しない外部回路を流れる。酸化剤極6bでは、酸素ガスと、固体高分子電解質膜6dを通って移動したプロトン及び外部回路を通って流入した電子が化学反応を生じ、水を生ずると共に起電力を発生する。
【0056】
ここで、燃料極6a側に供給される水素ガス及び酸化剤極6b側に供給される酸素ガスを含む空気は、それぞれ水タンク11及び空気加湿タンク12において加湿された状態で、燃料電池6に送られているため、固体高分子電解質膜6dにおける電気抵抗を低減することができると共に、当該膜6d中の水移動を活発化させることができるようになる。
【0057】
また、水タンク11及び空気加湿タンク12では、それぞれサイクロン発生装置63より粉体又はホコリ若しくはチリなどの不純物が除去された状態で、燃料電池6に送られているため、燃料電池6内に不純物が侵入するのを効果的に抑制することができるようになる。これにより、燃料電池6内に円滑に水素ガス(燃料ガス)及び酸素ガス(酸化剤ガス)を流入させ、電池性能を向上させ、効率的な発電を行うことができる。また、燃料電池6内を好適な状態に保持することができるため、耐久性の向上を図ることができる。
【0058】
更に、燃料電池6の燃料極6a及び酸化剤極6bのガス通路に径の小さなノズルが設けられている場合であっても、粉体やホコリ若しくはチリなどの不純物が当該ノズルにて固化し、ノズルを閉塞させてしまう不都合を回避することができる。
【0059】
他方、冷却水経路57に錆が発生した場合、その錆は、燃料電池6の冷却部6cにおける流路にて固化すると、燃料極6a及び酸化剤極6bにより構成される各セルの温度分布にばらつきが生じ、水管理のバランスが崩れ、セル電圧がばらつき、場合によっては運転ができなくなる場合がある。本発明では、サイクロン発生装置63を冷却水経路57にも配置することにより、燃料電池6の冷却部6cや配管26中に不純物が固化することを抑制することができ、電池6及びシステムSの信頼性が向上する。
【0060】
係る実施例では、上述した如くサイクロン発生装置63は、各タンク11又は12に設けられているが、これ以外にも、水タンク11又は空気加湿タンク12に接続される配管23や24(アノード側ガス経路60)又は31や32(カソード側ガス経路61)に当該サイクロン発生装置63を設けた図示しない不純物分離容器を設け、水素ガス(燃料ガス)又は酸素ガス(酸化剤ガス)を含む空気中の不純物除去を行っても同様の効果を得ることができるものとする。
【0061】
そして、上述した如く酸化剤極6bから配管34に導出された空気は、燃料電池6の発熱反応によって温度上昇しており、この温度上昇した排気空気は、上記貯湯タンク7の水が温水配管43を介して循環する熱回収用熱交換器33で熱回収された後、排気ダクト35を通じて外部に放出される。このとき、熱回収用熱交換器33での熱交換によって、貯湯タンク7の水が温度上昇する。他方、燃料電池6の化学反応において生じた水は、温度上昇した排気空気中に水蒸気として存在しているため、熱回収用熱交換器33にて貯湯タンク7の水と熱交換した際に凝縮され、ドレン水としてドレン水配管36より外部に排出される。
【0062】
他方、燃料電池6では、電気化学反応が行われるため、この電気化学反応により活性化過電圧、濃度過電圧、抵抗過電圧による熱が発生する。このとき、燃料電池6の冷却部6cには、図示しないポンプにより、水タンク11の水が供給され、当該冷却部6cを経た水は、配管26を介して熱回収用熱交換器27を通過し、再び水タンク11に帰還する冷却水経路57が構成されている。
【0063】
ここで、熱回収用熱交換器27には、上記貯湯タンク7の水が温水配管42を介して循環しているため、貯湯タンク7の水が温度上昇し、水タンク11の水の温度が低下する。これにより、水タンク11の水が冷却部6cを循環することにより、燃料電池6が冷却される。
【0064】
尚、上述した如く貯湯タンク7の水は発電の際に生じる熱を利用して温度上昇するため、この熱を利用して市水から温水を生成し、この温水は、家庭において図示しない風呂やキッチンなどに供給することができる。これにより、燃料電池システムSが、コージェネレーションシステムの形態をとることが可能となり、エネルギーの有効活用が図られる。従って、高い総合熱効率が得られるので、原燃料の消費量が減少し、二酸化炭素の排出量が低減される。
【0065】
尚、上記において燃料極6aから排出される未反応水素ガスは、改質器3が、内部に図示しないバーナを有していることから、配管37を介して、オフガスとしてバーナに供給される。また、燃料電池6における化学反応により生じ、燃料極6aに一部残存、若しくは、移動した水及び改質装置13において生じたドレン水は、ドレン水配管38により外部に排出されるものとする。
【0066】
そして、上述した如く燃料電池6にて水素ガス(燃料ガス)と空気中の酸素(酸化剤ガス)とを化学反応させて発電された電力は、昇圧コンバータ15を経て、100Vにまで昇圧され、系統連系インバータ16に送られ、ここから、単相3線の100V/200Vの電源として図示しない家庭に供給される。
【0067】
尚、本実施例では、燃料電池として固体高分子形燃料電池を用いた燃料電池システムSについて説明しているが、これ以外に、水経路若しくはガス経路を燃料電池システムに有しているものであれば他の種類の燃料電池を用いた燃料電池システムであっても、同様の効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムであって、システム内の流体経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたので、システム内の流体経路中の燃料ガスと共に流入した粉体などの不純物や、酸化剤ガスと共に流入したホコリやチリなどの不純物を、旋回流生成手段による遠心分離により収集し、効果的に除去することができるようになる。これにより、燃料電池内に不純物が侵入するのを効果的に抑制することができ、円滑にガスを流入させ、効率的な発電を行うことができるようになる。
【0069】
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、アノードに燃料ガスを供給するためのアノード側ガス経路を備え、該アノード側ガス経路に、旋回流生成手段を備えたので、アノード側ガス経路内に存在する粉体を遠心分離により収集し、効果的に除去することができるようになる。これにより、アノード側ガス経路を介して燃料電池内に粉体が侵入するのを効果的に抑制することができ、円滑に燃料ガスを流入させ、効率的な発電を行うことができるようになる。
【0070】
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、カソードに酸化剤ガスを供給するためのカソード側ガス経路を備え、該カソード側ガス経路に、旋回流生成手段を備えたので、カソード側ガス経路内に存在するホコリやチリなどの不純物を遠心分離により収集し、効果的に除去することができるようになる。これにより、カソード側ガス経路を介して燃料電池内にホコリやチリなどの不純物が侵入するのを効果的に抑制することができ、円滑に酸化剤ガスを流入させ、効率的な発電を行うことができるようになる。
【0071】
請求項4の発明によれば、請求項1の発明に加えて、固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガスを供給して燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、アノードに燃料ガスを加湿供給するためのアノード側水経路と、カソードに酸化剤ガスを加湿供給するためのカソード側水経路と、燃料電池を冷却するための冷却水経路とを備え、各水経路のうちの少なくとも一つの経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたので、各水経路内の水中に存在する粉体又はホコリ若しくはチリなどの不純物を旋回流生成手段による遠心分離により収集し、効果的にこれら不純物を除去することができるようになる。
【0072】
特に、前記冷却水経路に錆が発生した場合、その錆は、燃料電池内において、固化すると、燃料電池自体の温度分布にばらつきが生じ、水管理のバランスが崩れ、電圧がばらつき、場合によっては運転ができなくなる場合がある。本発明によれば、旋回流生成手段を冷却水経路にも配置することにより、燃料電池や冷却水経路中に不純物が固化することを抑制することができ、電池及びシステムの信頼性が向上する。
【0073】
請求項5の発明によれば、上記発明において、アノード側水経路、及び/又は、カソード側水経路は、ガスを加湿するための水を貯留する加湿タンクを備え、該加湿タンク内に旋回流生成手段を設けたので、加湿タンクにて、容易に粉体又はホコリ若しくはチリなどの不純物を旋回流生成手段による遠心分離により収集することができ、容易にこれら不純物を除去することができるようになる。
【0074】
これにより、燃料ガス又は酸化剤ガスを加湿タンクにて加湿しつつ、不純物を除去した状態で燃料電池のアノード側若しくはカソード側に供給することができるようになる。そのため、燃料電池の内部で不純物が固化し、当該燃料電池の流路を閉塞する不都合を未然に回避することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池システムSの回路図である。
【図2】本発明の燃料電池システムのタンク11又は12の構成を示す説明図である。
【図3】本発明の燃料電池システムのタンク11又は12の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
S 燃料電池システム
1 原料ガス
2 脱硫器
6 燃料電池
6a 燃料極(アノード)
6b 酸化剤極(カソード)
6d 固体高分子電解質膜
11、69 水タンク
12 空気加湿タンク
24、32 配管
56 アノード側水経路
58 カソード側水経路
60 アノード側ガス経路
61 カソード側ガス経路
63 サイクロン発生装置(旋回流生成手段)
64 サイクロン発生筒
64A 上部開口
64B 排出口
65 ガス誘導板
66 排水孔
67 開閉弁
68 排水管

Claims (5)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、
    システム内の流体経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、前記アノードに燃料ガスを供給し、前記カソードに酸化剤ガスを供給して前記燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記アノードに燃料ガスを供給するためのアノード側ガス経路を備え、
    該アノード側ガス経路に、前記旋回流生成手段を備えたことを特徴とする請求項1の燃料電池システム。
  3. 固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、前記アノードに燃料ガスを供給し、前記カソードに酸化剤ガスを供給して前記燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記カソードに酸化剤ガスを供給するためのカソード側ガス経路を備え、
    該カソード側ガス経路に、前記旋回流生成手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2の燃料電池システム。
  4. 固体高分子電解質膜の両面にアノード及びカソードを構成すると共に、前記アノードに燃料ガスを供給し、前記カソードに酸化剤ガスを供給して前記燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させ、電力を発生させる燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記アノードに燃料ガスを加湿供給するためのアノード側水経路と、
    前記カソードに酸化剤ガスを加湿供給するためのカソード側水経路と、
    前記燃料電池を冷却するための冷却水経路とを備え、
    前記各水経路のうちの少なくとも一つの経路中に旋回流を生成する旋回流生成手段を備えたことを特徴とする請求項1の燃料電池システム。
  5. 前記アノード側水経路、及び/又は、前記カソード側水経路は、前記ガスを加湿するための水を貯留する加湿タンクを備え、
    該加湿タンク内に前記旋回流生成手段を設けたことを特徴とする請求項4の燃料電池システム。
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CN112151835A (zh) * 2019-06-26 2020-12-29 本田技研工业株式会社 空气净化器

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