JP2004199723A - 磁気記録媒体及び磁気記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録を行う内周部2と磁気ヘッドをロードする外周部3からなる磁気記録媒体1の内周部2と外周部3とを互いに異なる潤滑剤4,5で被覆する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気記録媒体及び磁気記録装置に関するものであり、特に、磁気ヘッドのランプロード・アンロード機構を採用した磁気記録装置におけるロード時の損傷の発生を防止するための潤滑剤構成に特徴のある磁気記録媒体及び磁気記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報の記録再生を行う磁気ヘッドを、情報記録媒体から退避・復帰させる機構、即ち、磁気ヘッドロード・アンロード機構は、非動作時の耐衝撃性が向上する、磁気ヘッド吸着が生じない等の点で、磁気ヘッドが常に情報記録媒体上に存在するCSS(コンタクト・スタート・ストップ)方式の装置に対して有利とされている。
【0003】
この様な磁気ヘッドロード・アンロード機構は、古くから知られているが、近年の磁気記録装置の記録密度の向上や、耐衝撃性の向上の要求に伴って、磁気ヘッドの低浮上化や耐衝撃性の向上を目的として、特に、携帯用のノート型パーソナルコンピュータに搭載するHDD装置等に採用されている。
【0004】
ここで、図7を参照して、ランプロード・アンロード機構を説明する。
図7参照
図7は、ランプロード・アンロード機構による磁気ヘッドのロード動作の説明図であり、ランプ61は、HDD装置のロータリアクチュエータ(図示を省略)により移動する磁気ヘッド65の半径方向の軌跡上の外側に設けられており、傾斜路62、水平路63、及び、磁気ヘッド65を停止保持する停止部64から構成される。
【0005】
磁気ヘッド65は、停止状態で停止部64のアウタ側に押しつけられた位置に停止しているが、ホストからの指令を受信して磁気ディスク71に位置決めする場合には、停止部64から磁気ディスク71側に移動を開始し、水平路63から傾斜路62を通って磁気ディスク71の周辺部に設けたランディング領域72にロードする。
【0006】
この時、磁気ヘッド65の移動速度は、磁気ディスク71上でのシーク速度に比べて十分遅い1/10以下のゆっくりした速度で移動させ、ロード時にディスク面に衝突することなく滑らかにランディング領域72において磁気ヘッド65が浮上状態で位置するように制御している。
【0007】
次に、図8を参照して、従来の磁気ディスクの構成を説明する。
なお、図においては、ガラス基板の一方の主面側のみを示しているが、実際のは両主面側に対称に形成されるものである。
図8参照
まず、2.5インチ(≒6.5cm)のガラス基板73の両面にNiP層74を介して厚さが、例えば、3nmのCrMo下地層75、及び、厚さが、例えば、20nmのCoCrPt磁気記録層76を順次積層させる。
【0008】
次いで、PVD法やCVD法等の種々の方法によって、CoCrPt磁気記録層76上に10nm程度のDLC(ダイヤモンドライクカーボン)保護膜77を設け、さらにその全面を厚さが1〜2nm程度の潤滑剤78で被覆することで、耐久性、耐蝕性の向上を図っている。
【0009】
なお、DLC保護膜77上に塗布する潤滑剤78としては、末端へ各種極性基を付与したフッ素系潤滑剤であるパーフルオロポリエーテル系潤滑剤を用い、ディッピング法、スピンコート法、或いは、スプレー法などでDLC保護膜77上へ塗布・付着させている。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−338478号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のランプロード・アンロード機構においても、磁気ヘッドのロード・アンロード時に媒体上に損傷が発生するという問題がある。
【0012】
したがって、本発明は、磁気ヘッドのロード・アンロード時の磁気記録媒体上の損傷の発生を、磁気記録媒体側で解決することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理的構成の説明図であり、この図1を参照して本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上述の目的を達成するため、本発明は、記録を行う内周部2と磁気ヘッドをロードする外周部3からなる磁気記録媒体1において、内周部2と外周部3とを互いに異なる潤滑剤4,5で被覆することを特徴とする。
【0014】
この様に磁気記録媒体1の内周部2と外周部3とに異なる潤滑剤4,5を塗布することによって、磁気ヘッドをロードする外周部3のみの耐衝撃性を向上することができ、内周部2はスライダーの浮上特性に適した潤滑剤4,5を用いることができる。
【0015】
また、外周部3を被覆する潤滑剤5の厚さを、内周部2を被覆する潤滑剤4の厚さより厚くすることが望ましく、それによって、磁気ヘッドをロードする外周部3における耐衝撃性をさらに向上することができる。
【0016】
また、外周部3と内周部2との境界に、潤滑剤4,5の逃げ溝6を設けても良く、それによって、外周部3を被覆する潤滑剤5と内周部2を被覆する潤滑剤4,5との混合を防止することができる。
【0017】
なお、外周部3を被覆する潤滑剤5として、リン含有フッ素化合物を含有する潤滑剤、例えば、フォスファゼン環を有するフッ素化合物を用いることが望ましい。
【0018】
なお、内周部2を被覆する潤滑剤4としては、フッ素を含む合成油、例えば、PFPE(Perfluoroalkyl Polyether)を用いることが望ましい。
【0019】
また、この様な構成の磁気記録媒体1を製造する場合には、内周部2をマスクで被覆した状態で、外周部3に第1の潤滑剤5をディッピング法或いはスプレー塗布法のいずれかによって被覆したのち、外周部3をマスクで被覆した状態で、内周部2に第1の潤滑剤5より耐衝撃性に劣る第2の潤滑剤4をディッピング法或いはスプレー塗布法のいずれかによって被覆すれば良い。
なお、被覆順序は逆でも良い。
【0020】
或いは、内周部2と外周部3との境界に潤滑剤4,5の逃げ溝6を設け、内周部2に第1の潤滑剤4を滴下するとともに、外周部3に第1の潤滑剤4より耐衝撃性に優れた第2の潤滑剤5を滴下してスピン塗布しても良いものである。
【0021】
上述の構成を有する磁気記録媒体1を搭載することによって、耐衝撃性に優れた磁気記録装置を実現することができ、特に、携帯用の情報処理装置に搭載する磁気記録装置として好適となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
ここで、図2乃至図3を参照して、本発明の第1の実施の形態の磁気ディスクの製造方法を説明する。
図2(a)参照
まず、2.5インチ(≒65mm)のガラス基板21の両面の最外周寄りに、例えば、幅が0.8mmで、深さが1μmの潤滑剤の逃げ溝22を形成し、記録を行うデータゾーンとなる内周部11と磁気ヘッドのランディングを行う外周部12に分割する。
なお、逃げ溝22の中心位置は、ガラス基板21の中心から30mmの位置とし、磁気ヘッドのランディング位置は約30.5mmとする。
【0023】
図2(b)参照
次いで、ガラス基板21の両面にNiP層23を介して厚さが、例えば、3nmのCrMo下地層24、及び、厚さが、例えば、20nmのCoCrPt磁気記録層25を順次積層させたのち、5nm程度のDLC保護膜26を設ける。
【0024】
図3(c)参照
次いで、磁気ディスク10の内周部11の中心寄りに下記の構造式(1)を有する潤滑剤27、例えば、フッ素系潤滑剤であるパーフルオロポリエーテルを滴下するとともに、外周部12の逃げ溝22寄りにパーフルオロポリエーテルにリン含有フッ素化合物、例えば、フォスファゼン環を有するフッ素化合物を5〜10%、例えば、10%添加して耐衝撃性を高めた潤滑剤28を滴下しながらスピン塗布する。
【0025】
図3(d)参照
図3(d)は、逃げ溝22近傍の拡大図であり、内周部11に滴下された潤滑剤27がスピン塗布に起因する遠心力により外周部2側に押しやられても、逃げ溝22に収容され、逃げ溝22を越えて外周部12に達し、外周部12に滴下された潤滑剤28と混合することはない。
なお、この場合の潤滑剤27,28の厚さは、共に例えば、1nmとする。
【0026】
この様に、本発明の第1の実施の形態においては、磁気ヘッドがランディングする外周部12に、内周部11に塗布する潤滑剤27より耐衝撃性に優れる潤滑剤28を塗布しているので、磁気ヘッドのロード・アンロード時に磁気ディスク10に衝撃による破損が発生することを効果的に抑制することができる。
【0027】
また、内周部11と外周部12との間に逃げ溝22を設けているので、一度のスピン塗布工程において、内周部11と外周部12に互いに特性の異なった潤滑剤を同時に塗布することができ、塗布工程を簡素化することができる。
【0028】
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2の実施の形態の磁気ディスクの製造工程を説明する。
図4(a)参照
まず、2.5インチ(≒65mm)のガラス基板21の両面にNiP層23を介して厚さが、例えば、3nmのCrMo下地層24、及び、厚さが、例えば、20nmのCoCrPt磁気記録層25を順次積層させたのち、5nm程度のDLC保護膜26を設ける。
【0029】
図4(b)参照
次いで、磁気ディスク10の内周部11を覆うように一対の断面が凹状の遮蔽マスク29でパッキン(図示を省略)を介して挟持した状態で、磁気ディスク10をフォスファゼン環を有するフッ素化合物及びPFPEを溶媒に溶解させた溶液30中にディッピングし、ゆっくり引き上げたのち乾燥させることによって、外周部12に厚さが、例えば、1nmの潤滑剤28を設ける。
【0030】
図5(c)参照
次いで、遮蔽マスク29を除去したのち、磁気ディスク10の外周部12を覆うように新たな環状の遮蔽マスク31でパッキン(図示を省略)を介して挟持した状態で、磁気ディスク10をPFPEを溶媒に溶解させた溶液32中にディッピングし、ゆっくり引き上げたのち乾燥させることによって、内周部11に厚さが、例えば、1nmの潤滑剤27を設ける。
【0031】
図5(d)参照
次いで、遮蔽マスク31を除去することによって、外周部12に内周部11に設けた潤滑剤27より耐衝撃性に優れた潤滑剤28を設けた磁気ディスク10が得られる。
【0032】
この様に、本発明の第2の実施の形態においては、遮蔽マスクを用いて部分的に異なった特性を有する潤滑剤を設けているので、逃げ溝22を設ける必要はなくなる。
【0033】
次に、図6を参照して、本発明の第1乃至第2の実施の形態の磁気ディスクを搭載した磁気ディスク装置に関する第3の実施の形態を説明する。
図6(a)参照
図6(a)は、本発明の第3の実施の形態の磁気ディスク装置の概略的平面図であり、ハウジング41に固定されたスピンドルモータ42に磁気ディスク10が取り付けられており、スピンドルモータ42によって所定の回転速度で回転されることになる。
また、この磁気ディスク10に記録された磁気情報を読み書きする磁気ヘッド45はサスペンション44に支持されて、磁気ディスク10の回転に伴って発生する気流によって浮上する。
【0034】
また、サスペンション44はハブに取り付けられたキャリッジ46によって保持され、このキャリッジ46はアクチュエータ47によって、図において矢印で示したヘッドの退避方向或いはヘッドの復帰方向へ駆動される。
また、サスペンション44の先端にはリフトタブ43が取り付けられているとともに、磁気ヘッド45の退避時にリフトタブ43を保持するランプ48が設けられている。
【0035】
図6(b)参照
図6(b)は、図6(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った概略的断面図であり、磁気ヘッド45の退避時には、ランプ48の傾斜路49及び水平路50からなるカム曲面をガイドとしてリフトタブ43を摺動させ、水平路50の外側に設けられた停止部51のパーキング位置において停止するように構成されている。
【0036】
なお、図6では、磁気ヘッド45より先端のリフトタブ43をランプ48と摺動させているが、磁気ヘッド45よりも後端側のサスペンション44の一部をランプ48と摺動させても、磁気ヘッド45の退避・復帰動作は可能である。
【0037】
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、本発明は各実施の形態に記載した構成に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記の第1及び第2の実施の形態の説明においては、内周部11に塗布する潤滑剤と外周部12に塗布する潤滑剤の厚さを同じにしているが、同じにする必要はなく、耐衝撃性をより高めるために、外周部12に設ける潤滑剤28の厚さを、内周部11に設ける潤滑剤27の厚さより厚くしても良いものである。
例えば、内周部11に設ける潤滑剤27の厚さを1nmとすると、外周部12に設ける潤滑剤28の厚さは、例えば、2nmとする。
【0038】
また、上記の第1及び第2の実施の形態の説明においては、内周部11に塗布する潤滑剤としてPFPEを用い、外周部12に塗布する潤滑剤としてPFPEにフォスファゼン環を有するフッ素化合物を添加した潤滑剤を用いているが、この様な組合せに限られるものではない。
【0039】
例えば、内周部11に設ける潤滑剤としては、PFPE以外のフッ素を含む合成油を用いても良いものである。
【0040】
また、外周部12に設ける潤滑剤としては、フォスファゼン環を有するフッ素化合物以外のリンを含有するフッ素化合物を用いても良いものである。
【0041】
また、上記の第1及び第2の実施の形態においては、内周部11に設ける潤滑剤27と外周部12に設ける潤滑剤28を同じ潤滑剤としているが、互いに異なった末端基のPFPE潤滑剤の組合せを用いても良く、少なくとも外周部12に塗布する潤滑剤28の耐衝撃性が内周部11に設ける潤滑剤27より優れていれば良い。
【0042】
また、上記の第2の実施の形態においては、遮蔽マスクを用いてディッピング法によって潤滑剤27,28を選択的に設けているが、遮蔽マスクを用いる場合には、スプレー塗布法により潤滑剤27,28を選択的に設けても良いものである。
【0043】
また、上記の第2の実施の形態においては、内周部11に潤滑剤27を設けたのち、外周部12に潤滑剤28を設けているが、外周部12に潤滑剤28を設けたのち、内周部11に潤滑剤27を塗布しても良いものである。
【0044】
また、上記の第1及び第2の実施の形態における磁気ディスクの層構造及び材料構成は単なる一例であり、公知の各種の層構造及び材料構成を有する磁気ディスクにも適用されることは言うまでもない。
【0045】
ここで、再び、図1を参照して、本発明の詳細な特徴を説明する。
図1参照
(付記1) 記録を行う内周部2と磁気ヘッドをロードする外周部3からなる磁気記録媒体1において、前記内周部2と外周部3とを互いに異なる潤滑剤4,5で被覆することを特徴とする磁気記録媒体。(1)
(付記2) 上記外周部3と内周部2との境界に、上記潤滑剤4,5の逃げ溝6を設けたことを特徴とする付記1記載の磁気記録媒体。
(付記3) 上記外周部3を被覆する潤滑剤5の厚さを、上記内周部2を被覆する潤滑剤4の厚さより厚くしたことを特徴とする付記1または2に記載の磁気記録媒体。
(付記4) 上記外周部2を被覆する潤滑剤5として、リン含有フッ素化合物を含有する潤滑剤を用いることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1に記載の磁気記録媒体。
(付記5) 記録を行う内周部2と磁気ヘッドをロードする外周部3からなる磁気記録媒体1の製造方法において、前記内周部3をマスクで被覆した状態で、前記外周部3に第1の潤滑剤5をディッピング法或いはスプレー塗布法のいずれかによって被覆する工程と、前記外周部3をマスクで被覆した状態で、前記内周部2に前記第1の潤滑剤5より耐衝撃性の劣る第2の潤滑剤4をディッピング法或いはスプレー塗布法のいずれかによって被覆する工程とを有することを特徴とする磁気記録媒体1の製造方法。
(付記6) 記録を行う内周部2と磁気ヘッドをロードする外周部3からなるとともに、前記内周部2と外周部3との境界に潤滑剤4,5の逃げ溝6を設けた磁気記録媒体1の製造方法において、前記内周部2に第1の潤滑剤4を滴下するとともに、前記外周部3に前記第1の潤滑剤4より耐衝撃性に優れた第2の潤滑剤5を滴下してスピン塗布することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(付記7) 付記1乃至4のいずれか1に記載の磁気記録媒体1を搭載したことを特徴とする磁気記録装置。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、磁気ディスクの外周部に設ける潤滑剤を内周部に設ける潤滑剤より耐衝撃性に優れた潤滑剤としているので、ランプロード・アンロード機構を有する磁気ディスク装置において、磁気ヘッドのロード時の衝撃による損傷の発生を防止することができ、ひいては、高記録密度磁気ディスク装置に長寿命化、信頼性の向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の磁気ディスクの途中までの製造工程の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の磁気ディスクの図2以降の製造工程の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の磁気ディスクの途中までの製造工程の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の磁気ディスクの図4以降の製造工程の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の磁気ディスク装置の構成説明図である。
【図7】ランプロード・アンロード機構による磁気ヘッドのロード動作の説明図である。
【図8】従来の磁気ディスクの概略的断面図である。
【符号の説明】
1 磁気記録媒体
2 内周部
3 外周部
4 潤滑剤
5 潤滑剤
6 逃げ溝
10 磁気ディスク
11 内周部
12 外周部
21 ガラス基板
22 逃げ溝
23 NiP層
24 CrMo下地層
25 CoCrPt磁気記録層
26 DLC保護膜
27 潤滑剤
28 潤滑剤
29 遮蔽マスク
30 溶液
31 遮蔽マスク
32 溶液
41 ハウジング
42 スピンドルモータ
43 リフトタブ
44 サスペンション
45 磁気ヘッド
46 キャリッジ
47 アクチュエータ
48 ランプ
49 傾斜路
50 水平路
51 停止部
61 ランプ
62 傾斜路
63 水平路
64 停止部
65 磁気ヘッド
71 磁気ディスク
72 ランディング領域
73 ガラス基板
74 NiP層
75 CrMo下地層
76 CoCrPt磁気記録層
77 DLC保護膜
78 潤滑剤
Claims (5)
- 記録を行う内周部と磁気ヘッドをロードする外周部からなる磁気記録媒体において、前記内周部と外周部とを互いに異なる潤滑剤で被覆することを特徴とする磁気記録媒体。
- 上記外周部と内周部との境界に、混合潤滑剤の逃げ溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
- 上記外周部を被覆する潤滑剤の厚さを、上記内周部を被覆する潤滑剤の厚さより厚くしたことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気記録媒体。
- 上記外周部を被覆する潤滑剤として、リン含有フッ素化合物を含有する潤滑剤を用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気記録媒体を搭載したことを特徴とする磁気記録装置。
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CN101377929B (zh) * | 2007-08-27 | 2011-04-13 | 昭和电工株式会社 | 存储装置、存储介质以及存储介质的制造方法 |
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