JP2004198595A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置において、青色蛍光体の劣化を抑制して色バランスと色温度の変化を防ぎ、長寿命のディスプレイ装置を実現する。
【解決手段】プラズマディスプレイ装置に接続されているVTRや録画再生機、DVDプレイヤー、LDプレーヤー、カラオケ機器、ゲーム機、CS/BS/地上波デジタル放送等の外部チューナーなどの各種映像機器が無信号時などに背景を青色として表示するブルーバックの表示を行う場合に、プラズマディスプレイ装置において入力映像信号がブルーバックであるかどうかを判定し、ブルーバックの時には表示映像の輝度を低下させたり、青色表示画素を黒色表示させることによって、青色蛍光体の劣化が起こり難いようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラズマディスプレイパネルを表示デバイスとして使用したテレビやディスプレイモニター等のプラズマディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイパネル(以下「PDP」と記す)は、薄型で大画面のカラー映像表示デバイスであり、ブラウン管に代わる次世代の表示デバイスとして注目されてきた。近年、PDPを表示デバイスとして使用したディスプレイ装置(プラズマディスプレイ装置)は、実用化の段階から普及化の段階へと移ってきており、業務用のみならず、家庭用のテレビとしても既に多くの製品が発売されている。
【0003】
PDPでは赤色・緑色・青色の蛍光体を紫外線放電によって励起させて各色の蛍光体を発光させることによりカラー映像を作り出している。PDPで使用されている蛍光体では、緑色、赤色蛍光体に比べて青色蛍光体の経時変化(輝度劣化)が最も大きく、このため表示時間が経過するにつれて表示映像の色バランスが変わってしまうとともに、色温度が低下してしまう。例えば、数値的には、5000時間PDPを表示させた場合、赤色は3%、緑色は10%、青色は25%の輝度劣化が起こることが報告されている(特許文献1参照。)。
【0004】
従来のPDPにおいては、色バランスを保つために、輝度劣化の早い青色以外の色に対して前面蛍光体層を設けることにより、青色以外の蛍光体の輝度劣化速度を向上させるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。また、約500〜1000時間の点灯で青色蛍光体の輝度劣化によって青色に色変化が生じるため、1画素を1つの赤、1つの緑、および2つの青からなる4つの放電セルで構成し、青の放電セルを交互に用いて各青の放電セルの点灯回数を減らすことにより青色蛍光体の輝度劣化を軽減するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−236894号公報(第4−6頁、第4図)
【特許文献2】
特開2000−100332号公報(第2−5頁、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、PDPにおいては青色蛍光体が他の色(緑色、赤色)の蛍光体に比べて劣化しやすいことが大きな問題である。特許文献1のPDPのように青色以外の蛍光体の輝度劣化速度を向上させれば、各色がほぼ均等に発光するような場合には各色の輝度変化を揃えることができる。しかしながら青色以外の蛍光体が本来の寿命よりも早く劣化することになるため、この方法は資源を無駄にするだけであり、またPDP自体の寿命も短くなってしまうという問題がある。また、特許文献2のように青色の放電セルを2つ用意してこれを交互に用いるPDPでは、表示を行うとき、PDPの駆動信号が複雑になってしまうという問題がある。
【0007】
また、実際にプラズマディスプレイ装置を使用する場合、必ずしも各色がほぼ均等に発光するとは限らない。一般に使用されているVTRや録画再生機、DVDプレイヤー、LDプレイヤー、カラオケ機器、ゲーム機、CS/BS/地上波デジタル放送等の外部チューナーなどの外部入力端子に接続される映像機器の中には、無信号状態等の場合に背景を青色としてメニューなどを表示する、いわゆるブルーバックの表示を行うものが多く存在する。また、テレビ受信機においても、放送されていないチャンネルを受信している場合にブルーバックの表示を行うものがある。これらの映像機器の映像信号をプラズマディスプレイ装置に表示する場合には、ブルーバックの表示を行っている間は、緑色・赤色の蛍光体はほとんど発光しておらず、青色蛍光体は発光しているため、青色蛍光体のみが劣化することになる。よって、プラズマディスプレイ装置では、ブルーバックの表示が長く行われた場合には青色蛍光体の輝度劣化により表示映像の色バランス(ホワイトバランス)が崩れたり、色温度が低下してしまうという問題がある。
【0008】
この発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、ブルーバックの表示によるPDPの青色蛍光体の劣化を防止し、表示映像の色バランス(ホワイトバランス)の変化や色温度の低下を防ぐものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るプラズマディスプレイ装置においては、入力された映像信号がブルーバックであるか否かを判定するブルーバック判定手段と、上記ブルーバック判定手段の判定結果に基づいて前記入力された映像信号がブルーバックのときに制御信号を出力する制御手段と、上記制御手段から出力される制御信号に基づいて前記入力された映像信号の色を変化させる映像信号処理手段とを有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。図1において、映像入力端子1から映像信号が映像信号処理部2とブルーバック判定部3に同時に入力される。ブルーバック判定部3は映像信号がブルーバックであるかどうかを判定して、その判定結果を制御部4に出力する。制御部4はブルーバック判定部3によって判定された結果に基づいて映像信号処理部2を制御し、ブルーバックのときに青色蛍光体が劣化し難い映像信号に入力映像信号を調整する。こうして映像信号処理部2で調整された映像信号がPDP5に送出され、PDP5において映像表示が行われる。
【0011】
以下、実施の形態1について詳細に説明する。映像入力端子1は例えばVTRや録画再生機、DVDプレイヤー、LDプレイヤー、カラオケ機器、ゲーム機、CS/BS/地上波デジタル放送等の外部チューナーなどの外部接続映像機器の映像信号を接続するための端子である。図1では映像入力端子1は1つしか図示していないが、複数の入力を切替えられるようになっていてもよい。接続される外部接続映像機器は、出力信号が無信号状態である場合などの理由により通常の映像信号を送出できない場合にはブルーバックを送出するものとする。また、プラズマディスプレイ装置に内蔵されているチューナーが放送されていないチャンネルを受信している場合にも、映像入力端子1からチューナーの映像信号が入力される訳ではないが、同様にブルーバックの表示がなされて、映像信号処理部2とブルーバック判定部3に同時に入力されるものとする。
【0012】
映像信号処理部2は、映像入力端子1から入力された映像信号を処理して、例えばコントラスト、ブライトネス、色相、カラーゲイン、シャープネスといった各種の画像調整を行ったり、また映像信号のフォーマットを変換してPDP5に合わせた画素数のデジタル映像信号としてPDP5に表示信号を送出する機能を持つ。また、この映像信号処理部2の画像調整機能を制御することにより、例えばブルーバックが表示されているときに映像の輝度を落とすことなどによって、青色蛍光体の発光回数を減らすことができ、青色蛍光体の劣化を防止することができる。
【0013】
ブルーバック判定部3は映像入力端子1から入力された映像信号がブルーバックであるかどうかを判定し、その判定結果を制御部4に出力する機能を持つ。これについて図2を用いて説明する。
【0014】
図2はブルーバック判定部3の1つの構成例を示す詳細ブロック図である。図2において、映像信号が青色画素判定部101に入力され、その判定結果が青色画素数カウンタ102でカウントされ、カウント値比較部103で所定の閾値と比較され、その比較結果に基づいて最終判定部104にてブルーバックであるかどうかの最終判定が行われ、その結果が制御部4(図示せず)に出力される。
【0015】
青色画素判定部101は、RGBのそれぞれの輝度値に基づいて信号が青色であるかどうかを画素単位で判定する。このときR、Gの輝度値が低く、Bの輝度値のみが高い場合に青色と判定することができる。このようにRGBの輝度値の組み合わせが特定の範囲にあるとき、その画素を青色と判定して1を出力し、そうでないとき(=画素が青色ではないとき)には0を出力する。また、映像信号がRGB以外の信号、例えばY−P信号(輝度−色差信号)などであった場合にも、信号に応じてRGB信号に変換してから上記と同じ判定を行うことにより、画素単位でその画素が青色であるかどうかを判定することができる。
【0016】
青色画素数カウンタ102では、青色画素判定部101の判定結果を一画面(一垂直同期期間)にわたってカウントする。例えば垂直同期信号毎にカウント値を読み出すようにし、読み出し後にカウント値を0にリセットするようにすれば、一画面中の青色画素の数をカウント値として読み出すことが可能である。このときの一画面内の青色画素のカウント値をB1とする。
【0017】
カウント値比較部103は、青色画素数カウンタ102から読み出したカウント値B1を予め決められた閾値S1と比較する。例えばB1>S1のときブルーバックと判断して1を出力し、B1≦S1のときブルーバックではないと判断して0を出力する。
【0018】
カウント値比較部103の判定結果は一画面だけにおける判定となるが、一画面だけの判定では誤判定を起す場合がある。また入力信号が一瞬だけブルーバックになり、直ちに通常の映像に戻った場合、入力信号がブルーバックになったときに輝度を低下させる処理が行われると、画面がちらついたりして映像品位が低下するおそれがある。これを防ぐために、最終判定部104では、例えば一定期間カウント値比較部103の出力が連続して1であった場合のみに最終的にブルーバックであると判定を行ったり、また逆に一定期間カウント値比較部103の出力が連続して0であった場合のみに最終的にブルーバックではないとの判定を行うようにする。これにより最終的にブルーバックかどうかの結果を確定させるまでに一定期間を要するが、こうすることによって誤判定を防ぎ、また画面をちらつかせずに判定を行うことができる。最終判定部104は最終的に映像信号がブルーバックであると判定したときに1を、そうでないときに0を制御部4に出力する。
【0019】
制御部4はブルーバック判定部3の判定結果に基づいて映像信号処理部2を制御する。ブルーバック判定部3の出力が0のとき、すなわち表示映像がブルーバックではない場合には、映像信号処理部2では通常の映像表示を行うための信号処理が行われる。ブルーバック判定部3の出力が1のとき、すなわち表示映像がブルーバックであると判定されたときには映像信号処理部2において、通常の映像表示のための信号処理に加えて、青色蛍光体が劣化し難い映像になるように調整を行う。
【0020】
例えば映像信号処理部2のもつコントラスト調整(ゲイン調整)やブライトネス調整(DC成分の調整)の機能を制御することによって、RGB各8ビット(=256階調)で表される映像の輝度を全体に低下させることにより、青色蛍光体の発光を抑えて青色蛍光体の劣化を抑制することができる。このとき、各画素の表示する色はRGB3色の各画素値が制御の前後で変わることになり、異なる色となるので、輝度を低下させるということは表示色を変化させるということになる。なお、入力された映像信号がブルーバックであっても、そのときにブルーバックを表示することによる青色蛍光体保護の信号処理を行わないのであれば、制御部4の出力を0に固定すればよいのは言うまでもない。
【0021】
映像信号処理部2より処理された映像信号がPDP5に送出されPDP5で表示される。このとき表示映像がブルーバックの場合には制御部4の制御によって自動的に映像の輝度が低下され青色蛍光体の劣化が防止される。ブルーバック以外の場合には映像の輝度は低下されることがなく、通常の映像表示が行われるため、通常の映像の視聴に支障がでることはない。
【0022】
なお、制御部4で行う制御は、例えばディスプレイ装置全体を制御するマイクロコンピュータなどを用いて実現してもよい。この場合には、このディスプレイ装置の使用者による映像の調整などの操作とブルーバックの表示時の処理を一元管理できるため、矛盾なく行うことができる。また、例えばディスプレイ装置がテレビ放送を受信するチューナーを内蔵している場合には、外部接続映像機器を接続した場合に限って処理を行い、内蔵チューナーの信号を表示しているときには処理を行わないなどの制御を行うことにより、放送の受信時に誤判定によってブルーバック以外の画面で処理が行われることを防止することが可能である。さらにこのディスプレイ装置の使用者が予めメニュー画面などでブルーバックの表示処理の設定を行うことにより、ブルーバックの表示時に青色蛍光体劣化を抑止する処理を行うかどうかを選択可能にしておくことも可能である。また、内蔵チューナーの信号を表示しているとき、放送のないチャンネルを受信しているときのみブルーバックの表示処理を行ってもよい。
【0023】
なお、上記の説明において、B1=S1のときはブルーバックでないと判断するとしたが、この場合もブルーバックであると判断しても構わない。さらに、上記説明における0、1の論理が逆であっても構わないのは言うまでもない。
【0024】
以上のように、実施の形態1では、入力映像信号がブルーバックであるか否かを自動的に検出して、ブルーバックである場合は映像の輝度を全体に低下させることで青色蛍光体の劣化を抑制するので、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止する効果がある。
【0025】
実施の形態2.
実施の形態1ではブルーバックの表示時に映像の輝度を全体に低下させることにより青色蛍光体の劣化を抑制するように構成していたが、映像の輝度を全体的に下げるとブルーバックの表示時にVTR、録画再生機、DVDプレイヤー、LDプレイヤー、カラオケ機器、ゲーム機、CS/BS/地上波デジタル放送等の外部チューナーなどの外部接続映像機器が表示しているメニューなどのオンスクリーン表示が見づらくなり、使用者が操作しにくくなる可能性がある。これを避けるために、実施の形態2のプラズマディスプレイ装置では、ブルーバックの表示時に、映像全体の輝度を落とすのではなく、映像中の青色部分を黒色に変換し、映像の青色以外の部分は可能な限り原信号から変化させないようにして表示させるように構成したのが本実施の形態2である。
【0026】
図3にこの発明の実施の形態2におけるプラズマディスプレイ装置の構成ブロック図を示す。図3において、実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用いてその説明は省略する。映像入力端子1から映像信号が映像信号処理部2とブルーバック判定部3に同時に入力される。映像信号処理部2から出力された映像信号は色変換処理部6に入力される。ブルーバック判定部3は映像信号がブルーバックであるかどうかを判定して、その判定結果は制御部4を経由して、制御部4が色変換処理部6へ制御信号を出力する。ブルーバック時の青色蛍光体劣化の抑制の制御を行う場合は制御部4がブルーバック判定部3の判定結果をそのまま出力するので、色変換処理部6はブルーバック判定部3の判定結果に応じて、映像信号処理部2から入力された映像がブルーバックのときに映像信号中の青色画素の信号を黒色(=RGB3色の輝度値がいずれも0)に変換させる。こうして色変換処理部6から青色画素が黒色に色変換された映像信号がPDP5に送出され、PDP5において表示が行われる。
【0027】
以下、実施の形態2について、その動作を実施の形態1と異なる部分を中心に詳細に説明する。
【0028】
入力端子1、映像信号処理部2、ブルーバック判定部3、制御部4については実施の形態1と同様である。実施の形態1では映像信号処理部2を制御することにより、ブルーバックのときに青色蛍光体の劣化を抑えるように画像を処理していたが、本実施の形態では色変換処理部6において画像処理を行っている。
【0029】
色変換処理部6は映像信号中の青色画素を黒色に変換する機能を持つ。このとき、青色以外の色は可能な限り変化させない。例えば映像がRGB信号であるときにB成分の輝度レベルを画面全体で0にすれば、青色は黒色になるが、同時に白色は黄色になるなど、その他の色も変化してしまう。また、ブルーバックにおける背景色は、青色といっても実際にはそれぞれの映像機器によって色合いが異なっており、B成分以外のRやGの成分も多少含んでいる場合がある。よってB成分の輝度レベルを一律に0にするような制御を行うのではなく、それぞれの画素の色が青色と判定される範囲にある場合のみに、その画素のRGB成分を全て0、すなわち黒色に置き換えるような処理を行う。これについて、以下図4を用いて説明する。
【0030】
図4は色変換処理部6の一構成例である。青色画素判定部201は先の実施の形態1にて説明したブルーバック判定部3内部の青色画素判定部101と同様の機能を持ち、着目する画素が青色と判定される範囲にあるときは1を出力し、そうでないときは0を出力する。遅延処理部202は、映像信号を青色画素判定部201が判定するのに必要な期間遅延して、色置換処理部203と遅延処理部204の双方に映像信号を出力する。遅延処理部202の働きにより、映像信号中のある画素Aに着目したとき、画素Aが青色画素かどうかであるかの判定結果と、画素Aそのもの輝度値が同時に色置換処理部203に入力されることになる。
【0031】
色置換処理部203では青色画素判定部201の出力が1であるときに画素Aの色を黒色の映像信号に変換して出力し、青色画素判定部203の出力が0であるときには画素Aの映像信号をそのまま出力する。これによって、青色画素判定部201で青色と判定された画素のみが黒色に変換されて出力され、青色画素判定部201で青色と判定されなかった画素については、色は変化させずにそのまま出力される。
【0032】
遅延処理部204は遅延処理部202の出力信号を、さらに色置換処理部203の処理時間に合わせて遅延させるものであり、映像信号がブルーバックのときとブルーバックでないときで信号のタイミングが変わらないようにしている。
【0033】
スイッチ205はブルーバック判定部3の判定結果によって制御部4から出力される切替え信号によって、色置換処理部203(=色置換処理ありの映像信号)または遅延処理部204(=色置換処理なしの映像信号)のどちらかの出力を選択して出力する。制御部4からの入力が1のとき(=ブルーバックのとき)色置換処理部203の出力を選択し、制御部4からの入力が0のとき(=ブルーバックでないとき)遅延処理部204の出力を選択するようにすることで、映像信号がブルーバックのときのみ、青色画素が黒色に変換された映像信号が色変換処理部6から出力される。
【0034】
制御部4は、実施の形態1と同様に映像信号がブルーバックであるときに1を、そうでないときに0を出力するので、映像信号がブルーバックである場合に限って青色部分が黒色に置き換わった信号が色変換処理部6から出力され、PDP5において表示される。なお、制御部4の出力を0に固定すると、常に入力映像信号(=青色画素を黒色に変換しない信号)をPDP5に表示させることになり、本処理の動作を停止させることができる。
【0035】
一般に映像機器がブルーバック上にメニューなどの文字を表示する場合には、視認しやすい明るい色(例えば、白、黄色、赤、緑など)で文字を表示する場合が多く、黒色の文字表示を行うことは稀である。よって、ブルーバックで青色を黒色に置き換えても、メニューなどの文字はそのままの色で表示されるため、メニューなどの文字の視認性は保つことができる。
【0036】
なお、上記の説明において、ブルーバックのときに1を出力する論理で説明を行ったが、この論理は逆であっても構わないのは言うまでもない。
【0037】
以上により、実施の形態2では、入力映像信号がブルーバック時に青色画素を黒色に変換するので青色表示がなくなり、青色蛍光体の劣化を抑えつつ、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止する効果があるとともに、ブルーバックを出力している映像機器の操作に支障をきたさないプラズマディスプレイ装置を得られる効果がある。
【0038】
実施の形態3.
実施の形態2ではブルーバックの検出処理と青色画素を黒色に変換する処理を別々のブロックで行っていたが、これを統合することによって回路規模を小さくしてコストを抑えることができる。図5はこの発明の実施の形態3におけるプラズマディスプレイ装置を示すものである。図5において実施の形態1および2と同じ構成要素については同じ符号を用いて説明を省略する。
【0039】
図5において、映像入力端子1からブルーバック抑制処理部7に映像信号が入力される。ブルーバック抑制処理部7は映像信号がブルーバックであるかどうかを判定し、判定結果に基づいて映像信号がブルーバックのときに青色画素を黒色に置き換えた信号を出力する。出力された映像信号は映像信号処理部2にて各種画像調整と適切な映像信号フォーマット変換が行われてPDP5に送出され、PDP5において表示が行われる。
【0040】
以下、実施の形態3について、実施の形態2と異なる部分を中心に詳細に説明する。ブルーバック抑制処理部7は、実施の形態2におけるブルーバック判定部3と制御部4と色変換処理部6の機能をあわせもったものに相当するが、その回路規模は実施の形態2に比べて小さくすることができる。このことを、以下図6を用いて説明する。図6は実施の形態3におけるブルーバック抑制処理部7の一構成例を示すブロック図である。実施の形態1および2にて説明したブルーバック判定部3、色変換処理部6の内部と共通の構成要素については同じ符号で示し、その説明は省略する。
【0041】
図6において、青色画素判定部101は着目する画素が青色と判定される範囲にあるときは1を出力し、そうでないときは0を出力する。青色画素判定部101の出力は、色置換処理部201と青色画素数カウンタ102に同時に入力される。
【0042】
以下、ブルーバック判定部3と同様にして、青色画素数カウンタ102では、青色画素判定部101の判定結果を一画面(一垂直同期期間)にわたってカウントする。この一画面内の青色画素のカウント値をB1とする。
【0043】
カウント値比較部103は、青色画素数カウンタ102から読み出したカウント値B1を予め決められた閾値S1と比較する。その比較結果に基づいて、例えばB1>S1のとき、ブルーバックと判断して1を出力し、B1≦S1のとき、ブルーバックではないと判断して0を出力する。これにより入力映像信号がブルーバックのとき1が出力され、ブルーバックでないとき0が出力される。
【0044】
最終判定部104では、誤判定や画面のちらつきを防ぐために、一定期間カウント比較部103からの出力が連続して1であった場合のみに最終的にブルーバックであると判定して結果を出力する。最終的にブルーバックであると判定したときに1を、そうでないときに0を出力する。
【0045】
遅延処理部202は、映像信号を青色画素判定部101が判定するのに必要な期間入力映像信号を遅延する。これによって、映像信号中のある画素Aに着目したとき、画素Aが青色画素かどうかであるかの判定結果と、画素Aそのものの画素値が同時に色置換処理部203に入力される。
【0046】
色置換処理部203は、青色画素判定部101の出力が1であるときに画素Aの信号を黒色の信号に変換して信号を出力し、青色画素判定部101の出力が0であるときには画素Aの映像信号をそのまま出力する。これによって、画素Aの映像信号が青色画素の場合のみ黒色に変換されて出力される。
【0047】
遅延処理部204は遅延処理部202の出力信号を、さらに色置換処理部203の処理時間に合わせて遅延させるものであり、映像信号がブルーバックのときとブルーバックでないときで信号のタイミングが変わらないようにしている。
【0048】
スイッチ205は最終判定部104の判定結果によって、色置換処理部203または遅延処理部204のどちらかの出力を選択して出力する。最終判定部104からの入力が1のとき(=ブルーバックのとき)色置換処理部203の出力を選択し、最終判定部104からの入力が0のとき(=ブルーバックでないとき)遅延処理部204の出力を選択するようにする。
【0049】
以上により、映像信号がブルーバックのときのみ、青色画素が黒色に変換された映像信号がブルーバック抑制処理部7から出力される。
【0050】
映像信号処理部2では、ブルーバック抑制処理部7から出力された映像信号に対して各種画像調整と映像信号のフォーマット変換を行い、PDP5に合わせた一定の画素数、周波数フォーマットの映像信号としてPDP5に出力し、PDP5にて映像が表示される。
【0051】
なお、上記の説明において、B1=S1のときはブルーバックでないと判断するとしたが、この場合もブルーバックであると判断しても構わない。さらに、上記説明における0、1の論理が逆であっても構わないのは言うまでもない。
【0052】
以上により、実施の形態3においては、実施の形態2と同様にブルーバックが入力された場合に青色画素を黒色に変換して表示することにより、青色蛍光体の点灯を減らすことができるので、青色蛍光体の劣化を防止して表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止する効果があるとともに、外部接続映像機器のメニュー表示などの視認性を保ちつつ、ブルーバックを出力している映像機器の操作に支障をきたさないプラズマディスプレイ装置が得られる効果がある。
【0053】
また実施の形態3では、実施の形態2に比べて、青色画素判定の回路をブルーバック検出と色変換とで共用化することができ、回路規模を小さくすることができる効果が得られる。
【0054】
実施の形態4.
実施の形態1から3では、入力映像信号がブルーバックであるか否かを判定するための判定基準が固定であったが、これを可変できるように構成することにより、より様々な外部接続映像機器に対応したり、プラズマディスプレイ装置の使用者の使用方法に合わせて処理内容を変更できるようにすることが可能である。以下、このような構成である実施の形態4について説明する。図7はこの発明の実施の形態4におけるプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。図7において実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用いてその説明は省略する。
【0055】
図7において、映像入力端子1から映像信号が映像信号処理部2とブルーバック判定部8に同時に入力される。ブルーバック判定部8は映像信号がブルーバックであるかどうかを判定して、その判定結果を制御部9に出力する。制御部9はブルーバックであるかを判定された結果に基づいて映像信号処理部2を制御し、ブルーバックのときに青色蛍光体が劣化し難い映像信号に調整する。また同時に制御部9はブルーバック判定部8を制御することによって、ブルーバックかどうかを判定するための判定基準を変化させることができる。映像信号処理部2から調整された映像信号がPDP5に送出され、PDP5において表示が行われる。
【0056】
以下、動作について詳細に説明する。外部接続映像機器から入力された映像信号が映像入力端子1から入力され、映像信号処理部2とブルーバック検出部8に入力される。
【0057】
ブルーバック検出部8は、実施の形態1および2のブルーバック検出部3と同様の機能を持つが、判定の際の各種パラメータ(閾値)を制御部9からの制御により変更可能となっているところが異なっている。以下、これについて説明する。
【0058】
図8はこの発明の実施の形態4におけるプラズマディスプレイ装置のブルーバック検出部8の一構成例を示すブロック図である。図において入力された映像信号は、青色画素判定部301において画素毎に判定が行われる。青色画素判定部301は、例えば着目する画素のRGBの各輝度値が特定の範囲にあるときにその画素を青色であると判定して1を出力し、そうでないときには0を出力する。
【0059】
青色画素判定部301の内部にある青色画素判定基準値306は画素が青色の範囲にあるかどうかを判定する基準となる値を格納するレジスタである。RGBの各輝度値がそれぞれ特定の範囲内にあるときに青色と判定するとすると、例えばその場合のR、G、Bそれぞれについて青色と判定すべき輝度の上限値と下限値を青色画素判定基準値306に格納しておき、これを用いて判定をすればよい。また着目する画素のRとGの輝度値がどの範囲にあるかに応じて、Bについて青色と判定すべき輝度の上限値と下限値を異なる判定値とするなど、もっと複雑な条件で青色判定を行ってもよい。青色画素判定基準値306の値は制御用I/F305を介して制御部9から書換えることが可能である。接続されている外部接続映像機器の種別によってブルーバックの色には違いがある可能性があるが、外部接続映像機器の種別などに応じて判定の基準値を変更することにより、より適確な判定を行うことが可能となる。また、無信号時にブルーバックではなく青色以外の色を背景とした信号、例えばグリーンバックやレッドバックなどの単色表示信号や、イエローバック、シアンバック、マゼンダバック、ホワイトバック信号等を送出するような外部接続映像機器においても背景色の領域の画素を黒色に変換することに対応可能となる。
【0060】
青色画素数カウンタ102は青色画素判定部301の出力をカウントすることにより、一画面の青色の画素数を得る。カウントされた一画面の青色の画素数をカウント値比較部303にて青色画素数閾値307に格納された閾値S2と比較することにより一画面についてブルーバックであるかどうかを判定する。青色画素数閾値307は1画面がブルーバックであるかどうかを判定するための青色画素数の閾値を格納するレジスタであって、その値は制御用I/F305を介して制御部9から書換えることが可能である。外部接続映像機器によって、メニュー表示などのレイアウトの違いにより青色部分の1画面に占める画素数は異なる可能性があるが、ブルーバックかどうかを判定するための青色画素数の閾値を外部接続映像機器の種別などに応じて変更することによって、より適確な判定を行うことが可能となる。
【0061】
最終判定部304では、誤判定や画面のちらつきを防ぐために、例えばカウント値比較部303の結果が0もしくは1をある期間連続して出力した場合にのみ最終的なブルーバックかどうかの結果を確定する。この確定までの期間を最終判定基準値308に格納する。最終判定基準値308はレジスタであって、その値は制御用I/F305を介して制御部9から書換えることが可能である。これによって、使用者の使用状況などに合わせて判定の基準値を変えることができる。最終判定部304は最終的に映像信号がブルーバックであると判定したときに1を、そうでないときに0を出力する。
【0062】
以上によって、ブルーバック判定部8は、制御部9の制御によって外部接続映像機器の種別や、使用者の使用状況に合わせて適切に映像信号がブルーバックかどうかの判定結果を出力することができる。
【0063】
制御部9は、実施の形態1の制御部4と同様にして、映像信号がブルーバックであるときに、青色蛍光体の劣化を抑制するように映像信号処理部2を制御し、例えばブルーバックのときに輝度を低下させたり、青色画素を黒色に変換するなどの映像調整を行う。映像信号処理部2で調整された映像信号がPDP5に表示されることにより、ブルーバックを表示するときの青色蛍光体の劣化を抑制することができる。
【0064】
なお、上記の説明において、ブルーバックの場合に1を出力する論理で説明したが、この論理が逆であっても構わないのは言うまでもない。
【0065】
以上のように、実施の形態4では、外部接続映像機器の種別に合わせて、青色画素判定部の判定基準値を変更できるので、外部接続映像機器が無信号時にブルーバック以外の例えばグリーンバック、シアンバック、マゼンダバック、ホワイトバックなどを行っている場合にも青色蛍光体あるいはその他の蛍光体の劣化を抑制する効果があり、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止する効果がある。
【0066】
また、実施の形態4では、外部接続映像機器の種別に合わせて、カウント値比較部の閾値を変更できるので、外部接続映像機器にメニュー表示などのレイアウトの違いがあっても青色表示を行っている画素の映像信号を調整することによってブルーバックの表示時の青色蛍光体の劣化を抑制することができ、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止する効果がある。
【0067】
また、実施の形態4では、外部接続映像機器の種別や使用者の使用状況に合わせてブルーバックかどうかの最終判定の基準を変更できるので、より適切にブルーバックかどうかを判定して青色蛍光体の劣化を抑制する効果がある。
【0068】
実施の形態5.
実施の形態1から4は、ブルーバックの表示時に青色蛍光体の劣化を抑制するように映像の内容を変化させるものであったが、映像の内容を変化させずに青色蛍光体の劣化を防止することも可能である。このような実施の形態について以下説明する。
【0069】
図9はこの発明の実施の形態5におけるプラズマディスプレイ装置を示すブロック図である。図9において実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用いてその説明は省略する。図9において、映像入力端子1から映像信号が映像信号処理部2とブルーバック判定部3に同時に入力される。映像信号処理部1で映像処理された映像信号は、OSD10にてメニュー表示などの信号を重畳された後、PDP5に送出される。ブルーバック判定部3は映像信号がブルーバックであるかどうかを判定して、その判定結果を制御部11に出力する。制御部11はブルーバック判定部3が判定した結果に基づいてOSD10を制御し、ブルーバックであるとき、警告表示内容を映像信号に重畳する。これによってプラズマディスプレイ装置の使用者に対して、ブルーバックが入力されている場合に青色蛍光体の劣化を画面上で警告する表示を行う。
【0070】
以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。OSD10はメニュー表示などの情報を映像信号に対して重畳するオンスクリーンディスプレイ回路である。通常プラズマディスプレイ装置には、使用者の操作に応じてメニュー表示などを行う回路を内蔵している。OSD10を制御部11で制御することにより、例えば、ブルーバックの表示が数分程度続いているときにプラズマディスプレイ装置の使用者に対してブルーバックの表示が続いていることの警告を行い、例えばプラズマディスプレイ装置の使用者に入力信号を切替えさせてブルーバックの表示状態を解消したり、プラズマディスプレイ装置の電源を切らせることによってPDPの青色蛍光体劣化を回避することを促すようにする。また、ブルーバックの表示が続いていることの警告を行っても、何の操作もされずにさらに数分程度ブルーバックの表示が続いている場合には、使用者に再度の警告を行ってもよい。また、実施の形態1から4と同様の方法で映像の内容を変化させて自動的に青色蛍光体の劣化を抑制するようにしたり、自動的にプラズマディスプレイ装置の電源を切るなどの処理を行ってもよい。
【0071】
制御部11は、ブルーバック判定部3の出力に基づき、ブルーバックが続いているときにOSD10を制御してプラズマディスプレイ装置使用者にブルーバックの表示が続いていることを警告表示する。実施の形態1の制御部4と比較すると、制御を行う対象が変わっただけで、基本的には同様のものであり、実際には、例えばディスプレイ装置全体を制御するマイクロコンピュータなどを用いて上記制御を行わせて実現してもよい。
【0072】
その他の構成要素は実施の形態1と同じである。以上のように構成することにより、表示映像の内容を変化させることなく、ブルーバックの表示による青色蛍光体の表示を抑制することが可能となる。
【0073】
なお、図9ではプラズマディスプレイ装置の使用者への警告をOSD10で映像中に表示しているが、プラズマディスプレイ装置の使用者への警告方法はこれに限るものではなく、例えば表示映像全体を明滅させることによってブルーバックの表示が続いていることの警告を行ってもよい。この場合は、映像信号処理部2において全画面の映像信号の輝度を所定の周期で、全て黒に変換して出力/変換しないで出力することを繰り返すようにすればよい。
【0074】
さらに、プラズマディスプレイ装置の使用者に警告する方法として、図10に示すように、プラズマディスプレイ装置の一部に設置したLEDや蛍光表示管などの映像表示領域であるPDP5以外に設けた他の表示手段である発光素子13を発光させることで上記警告表示を行っても構わない。
【0075】
また、プラズマディスプレイ装置の使用者に警告する別の方法として、図11に示すように、プラズマディスプレイ装置に設けられているスピーカー12からブザー音や電子音などによる警告音を発生したり、合成音声によるメッセージなどによる音声を発することで警告を行い、プラズマディスプレイ装置の使用者に注意を促すように構成してもよい。
【0076】
また、単にプラズマディスプレイ装置の使用者に対して警告を行うだけではなく、一回警告した後、さらに一定期間ブルーバックの表示が続いている場合には、このプラズマディスプレイ装置の使用者がこのプラズマディスプレイ装置本体のある場所から離れている可能性があるため、実施の形態1から4で述べたものと同じ方法で表示映像の内容を変化させて青色蛍光体の劣化を自動的に抑制するように映像信号の制御を行ってもよい。
【0077】
また同様に、一回警告した後、さらに一定期間ブルーバックの表示が続いている場合には、プラズマディスプレイ装置の電源を切るなどして映像の表示を中止することでブルーバックの表示による青色蛍光体の劣化を防ぐようにしてもよい。
【0078】
以上のように、実施の形態5ではブルーバックの表示時にプラズマディスプレイ装置の使用者に警告を与えることによって、プラズマディスプレイ装置の使用者に入力切り替えなどの操作を促すことにより、表示映像の内容を変化させることなくブルーバックの表示による青色蛍光体の表示を抑制し、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止する効果が得られる。
【0079】
実施の形態6.
上記実施の形態1から5では、表示映像の大部分が青い海や空などの自然の映像であった場合に、これをブルーバックと誤って判定する可能性がある。以下、実施の形態6として、このような自然の映像をブルーバックと誤判定することをなくし、ブルーバックの判定の精度を高めた実施の形態について説明する。
【0080】
実施の形態6におけるディスプレイ装置は、実施の形態1から5とはブルーバックを判定する部分の構成が異なるのみである。ここでは例として実施の形態1で説明したブルーバック判定部3を改良する場合を考える。すなわち実施の形態6のディスプレイ装置の全体構成は実施の形態1と全く同一であり、そのブロック図は図1と同じものである。ただし、図1中のブルーバック判定部3の内部構成のみが実施の形態1とは異なるものとなる。
【0081】
図12は実施の形態6におけるブルーバック判定部3の一構成例のブロック図である。図において、入力された映像信号は、青色画素判定部101と遅延処理部405に同時に入力される。青色画素判定部101の判定結果は、青色画素数カウンタ102で一画面にわたってカウントされ、カウント結果はカウント値比較部103で予め定められた閾値と比較されて比較結果が最終判定部404に入力される。同時に、青色画素判定部101の判定結果と遅延処理部405で遅延された映像信号が青色均一性判定部406へと入力される。青色均一性判定部405では、すなわちブルーバックであるか自然の海や空などの映像信号であるかを判断するために、映像信号中の青色部分が均一であるかどうかを判定し、その判定結果が最終判定部404に入力される。最終判定部404においてブルーバックであるかどうかの最終的な判定が行われて結果が出力される。
【0082】
以下動作について詳細に説明する。青色画素判定部101、青色画素数カウンタ102、カウント値比較部103は実施の形態1のものと同一であるのでその説明を省略する。
【0083】
遅延処理部405は、入力映像信号を青色画素判定部101の処理時間分遅延するものであり、これによって、映像信号中のある画素Aに着目したとき、画素Aが青色画素かどうかであるかの判定結果と、画素Aそのものの輝度値が同時に青色均一性判定部406に入力される。
【0084】
青色均一性判定部406は、表示映像中の青色部分の均一性を判定することによって、ブルーバックと青い海や空などの自然の映像とを区別するためのものである。VTRや録画再生機、DVDプレイヤー、LDプレイヤー、カラオケ機器、ゲーム機、CS/BS/地上波デジタル放送等の外部チューナーなどの外部接続映像機器が出力するブルーバックは人工的に作り出された映像であるので、青い海や空などの自然の青色映像に比べて色の均一性が高くなっている。すなわち、特定の機器が出力するブルーバックの青色部分について、例えば8ビット階調(256階調)でそれぞれの画素のRGBの輝度値を比較すれば、各画素間の階調のばらつきはせいぜい数階調の範囲内におさまっている。これに対して、青い海や空などの自然の映像では、通常RGBの輝度値の各画素間のばらつきはもっと広い範囲になると考えられる。よって、各画素間のRGBの輝度値のばらつきが小さい場合のみにブルーバックであると判定すれば、青い海や空などの自然の映像をブルーバックと誤判定することをなくすことができる。
【0085】
以下、青色均一性判定部406の具体的な動作について説明する。青色均一性判定部406では、青色画素判定部101の判定結果に基づいて、着目画素Aが青色画素と判定された場合に、着目画素AのR、G、Bそれぞれの輝度値を、例えば一画面にわたってメモリーなどに記憶する。次に、メモリーなどに記憶した一画面分の輝度値について、まずRの輝度値の最大値と最小値との差を調べることにより、Rの輝度値のばらつきが数階調の範囲内におさまっているかどうかを調べることができる。同様にして、GとBの輝度値のばらつきが一画面分にわたって数階調の範囲内におさまっているかどうかを調べ、R、G、B全ての輝度値のばらつきが一画面分にわたって数階調の範囲内におさまっている場合には、青色画素の均一性が高いと判定することができる。
【0086】
また、ノイズの影響などを防ぐために、一画面中の青色と判定された画素について、例えば輝度毎のヒストグラムを作成するなどにより、輝度値が数階調の範囲内におさまらないような画素が少ない割合で含まれていても、これらを無視し、大部分の画素において輝度値が数階調の範囲内におさまっている場合には均一性が高いと判定するようにしてもよい。
【0087】
最終判定部404では、青色均一性判定部406の判定結果により、青色と判定された部分の均一性が高い場合に、カウント値比較部103の比較結果を用いて、実施の形態1と同様にブルーバックかどうかの最終判定を行い、結果を出力する。青色均一判定部406より均一性が高くないという判定結果が入力された場合には、ブルーバックではないという最終判定結果を出力する。
【0088】
以上説明したように、実施の形態6におけるブルーバック判定部3は、自然の映像をブルーバックと誤判定することをなくし、高い精度でブルーバックかどうかの判定結果を出力することができる。ブルーバック判定部3以外は、実施の形態1で説明したのと同様に構成することにより、ブルーバックの表示を抑制することが可能となる。
【0089】
なお、ここでは実施の形態1で説明したディスプレイ装置を改良した場合を例に説明したが、実施の形態2から5で説明したディスプレイ装置についても同様に改良することが可能である。例えば実施の形態3で説明したブルーバック抑制処理部7、実施の形態4で説明したブルーバック判定部8も、本実施の形態で述べたものと同様の手法によってブルーバックの判定の精度を高めることが可能である。
【0090】
以上のように実施の形態6では、自然の映像をブルーバックと誤判定することをなくし、通常の映像の視聴に支障をきたさずに、ブルーバックの表示による青色蛍光体の劣化を抑制し、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止するディスプレイ装置を得る効果がある。
【0091】
実施の形態7.
実施の形態6では、ブルーバックの青色部分の均一性に着目して、青い海や空などの自然画とブルーバックを区別するようにしていた。これに対して、自然画とブルーバックを区別する別の方法として、動画と静止画の判別を用いる方法が考えられる。すなわち、ブルーバックは多くの場合静止画表示であるのに対して、青い海や空などの自然の映像は動画である場合が多いと考えられるので、映像が動画であるか静止画であるかを判定し、静止画の場合のみにブルーバックであると判定することによっても、青い海や空などの自然の映像をブルーバックと誤判定することをなくすことができる。このような実施の形態7について説明する。
【0092】
実施の形態7におけるディスプレイ装置は、実施の形態1から6とはブルーバックを判定する部分の構成が異なるのみである。ここでは例として、実施の形態1で説明したブルーバック判定部3を改良する場合を考える。すなわち実施の形態7のディスプレイ装置の全体構成は実施の形態1と全く同一であり、そのブロック図は図1と同じものとなる。ただし、図1中のブルーバック判定部3の内部構成のみが実施の形態1とは異なり、その構成を図13に示す。
【0093】
図13は実施の形態7におけるブルーバック判定部3の一構成例のブロック図である。図において、入力された映像信号は、青色画素判定部101と静止画動画判定部407に同時に入力される。青色画素判定部101の判定結果は、青色画素数カウンタ102で一画面にわたって青色画素がカウントされ、カウント結果はカウント値比較部103で予め定められた閾値と比較されて比較結果が最終判定部404に入力される。同時に、静止画動画判定部407において、入力された映像信号が静止画であるか動画であるかの判定が行われて、その判定結果が最終判定部404に入力される。最終判定部404においてブルーバックであるかどうかの最終的な判定が行われてその結果が出力される。
【0094】
以下動作について詳細に説明する。青色画素判定部101、青色画素数カウンタ102、カウント値比較部103は実施の形態1のものと同一であるのでその説明は省略する。
【0095】
静止画動画判定部407は入力された映像信号が静止画であるか動画であるかの判定を行うものである。例えば映像信号をフレームメモリに一画面もしくは複数画面にわたって格納し、各フレーム間の同じ位置の画素の映像に変化があるかどうかを調べることによって、静止画か動画かの判定を行うことができる。
【0096】
なお、実際には、プラズマディスプレイ装置に使用されている回路の中には静止画と動画を判別する回路が含まれていることが多い。例えばプラズマディスプレイ装置に使用されることのある3次元Y/C分離回路(コンポジット信号を輝度信号と色信号に分離する回路)や、3次元倍速変換回路(インターレース信号をノンインターレース信号に変換する回路)は静止画と動画で異なる処理を行うために、静止画と動画を判別する回路を含んでいる。よって、これらの回路を流用して、静止画/動画判定部407として利用すれば、回路の追加を最小限にして、入力映像信号のブルーバック判定の精度を高めることができる。もちろん、これらの回路を流用せずに、独立した静止画/動画判定部407を設けても構わない。
【0097】
最終判定部404では、静止画/動画判定部407の判定結果により、映像信号が静止画の場合に、カウント値比較部103の比較結果を用いて実施の形態1と同様にブルーバックかどうかの最終判定を行い、その判定結果を出力する。静止画/動画判定部407より動画であるという判定結果が入力された場合には、ブルーバックではないという最終判定結果を出力する。
【0098】
また、VTRや録画再生機、DVDプレイヤー、LDプレイヤー、カラオケ機器、ゲーム機、CS/BS/地上波デジタル放送等の外部チューナーなどの外部接続映像機器によっては、画面の焼き付き等を防止するためにブルーバックであっても動画表示を行うものもあるため、これらの機器に対応できるように、静止画/動画判定部407の判定結果をブルーバックの判定に用いるか用いないかを切替えられるようにしておいてもよい。
【0099】
以上説明したように、実施の形態7におけるブルーバック判定部3は、自然の映像をブルーバックと誤判定することをなくし、高い精度でブルーバックかどうかの判定結果を出力することができる。ブルーバック判定部3以外は、実施の形態1で説明したのと同様に構成することにより、ブルーバックの表示を抑制することが可能となり、青色蛍光体の劣化を抑制することができ、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止する効果がある。
【0100】
なお、ここでは実施の形態1で説明したディスプレイ装置を改良した場合を例に説明したが、実施の形態2から5で説明したディスプレイ装置についても同様に改良することが可能である。例えば、実施の形態3で説明したブルーバック抑制処理部7、実施の形態4で説明したブルーバック判定部8も、本実施の形態で述べたものと同様の手法によってブルーバックの判定の精度を高めることが可能であり、上記と同様の効果が得られる。
【0101】
以上のように実施の形態7では、自然の映像をブルーバックと誤判定することをなくし、通常の映像の視聴に支障をきたさずに、ブルーバックの表示による青色蛍光体の劣化を抑制し、表示映像の色バランスが崩れたり、色温度低下を防止するディスプレイ装置を得られる効果がある。
【0102】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0103】
表示する映像信号がブルーバックであるか否かを判定し、その判定結果に基づいて入力映像信号がブルーバックの場合には青色蛍光体の劣化を防ぐように映像信号の内容を変更するように制御したので、PDPの青色蛍光体の劣化を抑制して、表示映像の色バランスの変化や色温度の低下を防ぎ、長寿命のプラズマディスプレイ装置を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1におけるブルーバック判定部の一構成例を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態2のプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態2における色変換処理部の一構成例を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態3のプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態3におけるブルーバック抑制処理部の一構成例を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態4のプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態4におけるブルーバック判定部の一構成例を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態5のプラズマディスプレイ装置における映像信号に警告表示を重畳させる警告手段を用いた場合の構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態5のプラズマディスプレイ装置における発光素子を警告手段として用いた場合の構成を示すブロック図である。
【図11】この発明の実施の形態5のプラズマディスプレイ装置における音声による警告手段を用いた場合の構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の実施の形態6におけるブルーバック判定部の一構成例を示すブロック図である。
【図13】この発明の実施の形態7におけるブルーバック判定部の一構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 映像信号入力端子、2 映像信号処理部、3 ブルーバック判定部、4 制御部、5 PDP、6 色変換処理部、7 ブルーバック抑制処理部、8 ブルーバック判定部、9 制御部、10 OSD、11 制御部、12 スピーカー、13 発光素子。

Claims (16)

  1. 映像入力端子から入力された映像信号がブルーバックであるか否かを判定するブルーバック判定手段と、上記ブルーバック判定手段の判定結果に基づいて前記入力された映像信号がブルーバックのときに制御信号を出力する制御手段と、上記制御手段から出力される制御信号に基づいて前記入力された映像信号の色を変化させる映像信号処理手段とを備えたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 映像入力端子から入力された映像信号がブルーバックであるか否かを判定するブルーバック判定手段と、該ブルーバック判定手段の判定結果に基づいて前記入力された映像信号がブルーバックのときに警告信号を発生する制御手段と、上記制御手段からの警告信号に基づいてプラズマディスプレイパネルの蛍光体の劣化を警告する警告手段とを備えたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  3. 映像入力端子から入力された映像信号がブルーバックであるか否かを判定するブルーバック判定手段と、該ブルーバック判定手段の判定結果に基づいて前記入力された映像信号がブルーバックのときに制御信号と警告信号を発生する制御手段と、該制御手段から出力される制御信号に基づいて前記入力される映像信号の色を変化させる映像信号処理手段と、該制御手段からの警告信号に基づいてプラズマディスプレイパネルの蛍光体の劣化を警告する警告手段とを備えたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  4. 映像入力端子から入力された映像信号がブルーバックであるか否かを判定するブルーバック判定手段と、上記ブルーバック判定手段の判定結果に基づいて前記入力された映像信号がブルーバックのときに制御信号を出力する制御手段と、上記制御手段から出力される制御信号に基づいて前記入力された映像信号の輝度を低下させる映像信号処理手段とを備えたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  5. 映像入力端子から入力された映像信号がブルーバックであるか否かを判定するブルーバック判定手段と、上記ブルーバック判定手段の判定結果に基づいて前記入力された映像信号がブルーバックのときに制御信号を出力する制御手段と、上記制御手段から出力される制御信号に基づいて前記入力された映像信号中の青色部分を黒色に置き換える映像信号処理手段とを備えたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  6. 上記ブルーバック判定手段は、青色画素を判定する青色画素判定手段と、上記青色画素判定手段の判定結果を一画面にわたって計測する計測手段と、該計測手段の計測結果を所定の閾値と比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基づきブルーバックであるかの最終判定を行う最終判定手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 上記ブルーバック判定手段は、青色画素を判定する青色画素判定手段を有し、該青色画素判定手段によって青色と判定された一画面中の複数の画素について画素間の輝度値のばらつきが一定の範囲におさまっているかどうかを判定する青色均一性判定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。
  8. 上記ブルーバック判定手段は、入力映像が動画であるか静止画であるかを判定する動画/静止画判定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 上記警告手段は、映像信号に警告表示を重畳するようにしたことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。
  10. 上記警告手段は、表示画面を明滅させることようにしたことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。
  11. 上記警告手段は、映像表示領域以外に設けた発光素子を光らせることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。
  12. 上記警告手段は、合成音声や警告音などの音を発するようにしたことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。
  13. 上記青色画素判定手段は、判定基準情報を格納する記憶手段を有し、この格納された判定基準情報が制御手段により変更されるものであることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイ装置。
  14. 上記比較手段は閾値を格納する記憶手段を有し、この閾値が制御手段により変更されるものであることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイ装置。
  15. 上記最終判定手段は判定基準を格納する記憶手段を有し、この判定基準が制御手段により変更されるものであることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイ装置。
  16. 上記映像信号処理手段は映像中の青色部分を黒色に置き換える処理を行う際に、上記青色画素判定手段の判定結果を用いることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイ装置。
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