JP2004198005A - ファン冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファン故障時の交換作業に許容される時間をより正確に、かつ保守者に迅速、明確に伝えることにより、交換作業の効率化などを図る。
【解決手段】フアンアラーム101を出力する機能を有するファン11と、ファン11が冷却する被冷却ユニット2の周囲温度を検出しこれを温度検出信号102として出力する温度センサ12と、フアンアラーム101の入力により起動し時刻情報103を出力するタイマ14と、温度検出信号102と時刻情報103とを入力し時刻情報103の入力時点を基点として所定の単位時間あたりの温度上昇分から被冷却ユニット2の周辺温度が限界温度に達するまでの時間、即ち交換許容時間情報104を出力すると同時に、他にフアンアラーム101、交換緊急情報105、電源断信号107および平常時温度アラーム106を出力する監視回路13と、これら各情報の状態表示を行う表示部15とから構成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はファン冷却装置に関し、特にファンが故障したときのファン交換に許容される時間を報知する機能を有するファン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のファン冷却装置は、ファンが故障すると、被冷却ユニットの周囲温度は徐々に上昇し、そのまま放置すれば限界温度に達して被冷却ユニットが破損してしまうので、ファンが故障した時点でファンアラームを発生する。このファンアラームは上位の監視装置などに送出されて保守者がファンが故障したことを知り、直ちに故障したファンを良品のファンに交換する。
【0003】
通常、ファンが故障し被冷却ユニットの周囲温度が上昇して限界温度に達するまでの時間、即ち装置の継続運用可能時間は、その装置の設計条件で異なるが、ファンの交換作業に要する時間に比較して余裕のある時間である。また、このファン交換に関しては、その装置の取扱説明書に記載されているのが一般的で、例えばファンアラーム発生後10分以内に交換してくださいなどと記載される。
【0004】
ファンアラームは、ファンの通風、回転数或いは負荷電流などを監視してこの異常時に出力されるが、この監視回路はファンに内蔵する場合、また外付けされる場合がある。またファンは、一般の電子部品に比べて平均故障間隔(MTBF)が小さく交換部品として扱かわれている。
【0005】
このようにファン冷却装置の発生するファンアラームにより、故障ファンの交換が速やかに行われば問題はないが、保守者の不在などの理由でこの交換が行われないと周囲温度は限界温度に達して被冷却ユニットが破損してしまう心配がある。この問題に対してファンアラーム発生後所定の時間を置いて被冷却ユニットの電源を遮断して被冷却ユニットの破損を回避する機能を付加する場合がある。
【0006】
図5はこの種の従来例を示すブロック図である。図5において、冷却対象装置51は複数の冷却フアン52により空冷されている。通常は温度モニタ回路59からの信号により回転数制御回路60が冷却フアン52の回転数を制御して装置内の温度を適切な温度にしている。
【0007】
フアンの通風を検出するセンサ53からの信号から異常検知回路54は、冷却フアン52の停止などの異常を検知すると、障害弁別回路58は、例えば停止したファンの数が1個か2個以上かを弁別する。そして1個の場合は回転数制御回路60へ信号を送り他のファンの回転数を上げて装置内の温度を適切な温度に戻す。また2個以上の場合は制御不能と判断して遅延回路56を介して信号を電源制御回路57へ送り冷却対象装置51の電源を遮断してこれを保護する。
【0008】
即ち、ファンの交換に関しては、停止したファンが1個の場合は特に急ぐ必要はない。しかし2個の場合は電源遮断までに交換する必要がある。(例えば、特許文献1参照。)
【特許文献1】
特開昭61−216011号広報(第2−3頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来例では、ファンが故障してファンの交換作業に許容される時間、即ちファンの交換許容時間(以下単に交換許容時間という)は、一般的には取扱説明書などに記載されている時間、或いは後者の特許文献1の例ではファンが故障してから所定の時間遅延を与えて冷却対象装置の電源を遮断するまでに時間となるので、あらかじめ固定的に決められた時間となる。これら時間はあらかじめ設定された変動条件、例えば冷却対象装置の発熱量のバラツキ、また周囲温度などの変化に対して最悪事の条件で決められ、かつ余裕を見て決められるのが普通であるので、実際の時間より遥かに短い時間であまり正確な時間とはいえない。このため次に述べるような問題がある。
【0010】
即ち、ファンの交換に際し、実際の交換許容時間は充分あるのに、取扱説明書などに指定された交換許容時間は短いので、保守者は他に作業中であっても直ちにファン交換作業にかからねば成らず保守作業を混乱させるという問題がある。また、後者の従来例のように交換許容時間後に冷却対象装置の電源を遮断する場合は、実際にはファンの交換を行うに充分な時間があるのに電源が遮断されてしまうという問題がある。
【0011】
更に、従来例では、ファンの交換許容時間の情報を外部監視装置などへの出力する機能或いは装置内に表示する機能がない。このため次に述べるような問題がある。
【0012】
即ち、作業者は、取扱説明書などに指定された交換許容時間を記憶していることは少なく、ファンの交換に際して先ず交換許容時間を調べる必要があり、この分交換作業が遅れてしまうという問題がある。また、このようなファン冷却装置が複数配置されたシステムにおいて、2台以上のファンが故障した場合に各々の交換許容時間を調べることに時間がかかっていまい、いずれを先に着手するか計画を立てたい時に計画をたてる事ができないという問題がある。
【0013】
本発明の目的は、ファンの交換作業を通常の保守業務の中で効率よく行うことができ、また電源遮断機能のある装置の場合は電源を遮断する頻度を少なくすることができるファン冷却装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のファン冷却装置は、自身の故障により動作を停止した時はアラーム信号を出力する機能を有するファンと、前記ファンが冷却する被冷却ユニットの周囲温度を検出しこれを温度検出信号として出力する温度センサと、前記アラーム信号により起動し時刻情報を出力するタイマと、前記温度検出信号と前記時刻情報とを入力し前記時刻情報の入力時点を基点として所定の単位時間あたりの温度上昇分から前記被冷却ユニットの周辺温度が限界温度に達するまでの時間、即ち故障した前記ファンの交換に許容される交換許容時間を計算しこれを前記交換許容時間情報として出力する監視回路とを備えて構成する。
【0015】
そして、前記監視回路は、前記時刻情報の入力時点の前記温度検出信号が示す周囲温度をT1、その時点最初の所定の単位時間を△t1、この△t1を経過した時の周囲温度をT2、限界温度をT3とした時、温度勾配C1=(T2−T1)/△t1から前記交換許容時間情報の示す交換許容時間D1を(T3−T1)/C1で計算し、以降△t2,△t3,△t4…についても逐次計算し出力する前記交換許容時間情報を更新していくようにする。
【0016】
また、前記監視回路は、逐次更新される前記交換許容時間情報の示す交換許容時間が所定時間以上早まった時はファン交換を急がす意味の交換緊急情報を出力するようにしても良い。
【0017】
また、前記監視回路は、前記交換許容時間情報が0時間を示した時は直ちに前記被冷却ユニットの電源を遮断する電源断信号を出力するようにしても良い。
【0018】
また、前記タイマは、前記監視回路からの起動信号あるいは手動でこれを起動できるスイッチを備えるようにしても良い。
【0019】
また、前記監視回路は、前記ファンの正常動作時に前記起動信号により前記タイマを起動させ、この時の前記時刻情報の入力時点から前記温度検出信号が示す周囲温度の所定の単位時間あたりの温度上昇分、即ち温度勾配を逐次計算して行きこの温度勾配が所定の基準値を超えた時に平常時の異常温度上昇を意味する平常時温度アラームを出力するようにしても良い。
【0020】
更に、前記監視回路は、前記ファンアラーム、前記交換許容時間情報、前記交換緊急情報、前記電源断信号あるいは前記平常時温度アラームを外部監視装置へ出力すると同時に、前記交換許容時間情報により故障ファンの交換許容時間を表示し、他の前記ファンアラーム、前記交換緊急情報、前記電源断信号あるいは前記平常時温度アラームにより各々対応するアラームランプを点灯する表示部を備えるようにしても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態例を示すブロック図である。図2は、図1における監視回路と表示部の回路図である。図3は、交換許容時間の予測計算を説明する特性図である。図4は、平常時からファンアラーム発生時以降の各アラーム情報の発生順序を説明する特性図である。
【0022】
先ず、図1、2を参照して本ファン冷却装置1の構成について説明する。自身の故障により動作を停止した時はフアンアラ−ム101を出力する機能を有するファン11と、ファン11が冷却する被冷却ユニット2の周囲温度を検出しこれを温度検出信号102として出力する温度センサ12と、フアンアラ−ム101の入力により起動し時刻情報103を出力するタイマ14と、温度検出信号102と時刻情報103とを入力し時刻情報103の入力時点を基点として所定の単位時間あたりの温度上昇分から被冷却ユニット2の周辺温度が限界温度に達するまでの時間、即ち故障したファン2の交換に許容される交換許容時間を計算しこれを交換許容時間情報104として出力すると同時に、他にフアンアラーム101、交換緊急情報105、電源断信号107および平常時温度アラーム106を出力する監視回路13と、交換許容時間情報104、フアンアラーム101、交換緊急情報105、電源断信号107および平常時温度アラーム106を入力し、これら各情報の状態表示を行う表示部15とから構成される。
【0023】
尚、タイマ14は、内部に監視回路13からの起動信号108あるいは手動でこれを起動できるスイッチを備えている(図示せず)。また、被冷却ユニット2は、本ファン冷却装置1から送出される電源断信号107により給電路を遮断して動作を停止するブレーカを備えている(図示せず)。
【0024】
また、本ファン冷却装置1から送出される交換許容時間情報104などの各情報105−107は、外部監視装置3に入力される。外部監視装置3には他に設けられた本ファン冷却装置1と同様な複数のファン冷却装置からの各情報が入力されており(図示せず)、各ファン冷却装置を統括して監視している。
【0025】
次に図2を参照して監視回路13と表示部15の構成について説明する。監視回路13は温度センサ12からの温度検出信号102を入力し、このアナログ信号をデジタルの温度データ信号に変換するA/D変換器132と、温度勾配を計算する時に必要な限界温度、単位時間或いは計算式などのデータおよびプログラムを格納する基準データベース133と、平常時の温度変動を監視する時にこの起動信号108を出力する起動スイッチ134と、A/D変換器132からの温度データ信号とタイマ14からの時刻情報103とファンアラーム101などを入力し、基準データベース123のデータおよびプログラムを用いて演算処理を行い、交換許容時間情報104、交換緊急情報105、電源断信号107および平常時温度アラーム106を出力する監視回路13とで構成されている。
【0026】
また、表示部15は、交換許容時間情報104を入力し故障ファンの交換許容時間を表示する液晶表示器と、他のファンアラーム101、交換緊急情報105、電源断信号107および平常時温度アラーム106を入力し各々対応してランプ表示する発光ダイオードとから構成される。
【0027】
次に図1、2を参照して動作について説明する。先ず、基本動作について説明する。平常時においてはファン11が回転して被冷却ユニット2を空冷し、その周囲温度を25℃に保っている。ファン11が故障し回転を停止するとファンに内蔵する回転数検出器(図示せず)からファンアラーム101が出力される。タイマ14は、このファンアラーム101を受けて起動し、時刻情報103の出力を開始する。監視回路13は、この時刻情報103の供給を受けて次の演算処理を開始する。尚、温度センサ12は、被冷却ユニット2の周囲温度を検出し、その結果を温度検出信号102として常時送出している。
【0028】
監視回路13は、その内部の演算回路131で演算処理を行うが、この演算に必要な温度データはA/D変換器132から、また基準データ、計算プログラムなどは基準データベース133から供給を受ける。そして時刻情報103の供給を受けて次の演算処理を開始する。
【0029】
即ち、時刻情報103の入力時点の温度検出信号102が示す周囲温度をT1、その時点最初の所定の単位時間を△t1、この△t1を経過した時の周囲温度をT2、限界温度をT3とした時、温度勾配C1=(T2−T1)/△t1から交換許容時間D1を(T3−T1)/C1で計算し、これを交換許容時間情報104として出力する。そして以降の△t2,△t3,△t4…についても逐次同様に計算して行き交換許容時間情報104を更新していく。
【0030】
この演算処理の一例を図3に示す。図3では各△t=1分、T1=25℃、T2=26℃、T3=60℃とし、△t1について演算した例であるが、△t2,△t3,△t4…についても逐次同様に計算して行き、温度勾配に変化があれば交換許容時間情報104を更新する。
【0031】
この更新の時に更新量が所定の基準値を上回った時は、ファン交換を急がす意味の交換緊急情報105を出力する。即ち、ファンが複数構成の時2台目の故障が発生した、あるいは被冷却ユニット2の内部トラブル発生などにより温度上昇が急になり交換許容時間が急に早まった場合である。
【0032】
ファンアラーム101が出力されて保守者が故障ファンを交換許容時間内に交換すれば、ファンアラーム101が出力停止されるので、監視回路13の演算回路もリセットされ最初の平常状態に戻る。しかし何らかの理由でファン交換作業が交換許容時間内になされなかった場合、即ち、交換許容時間が0、或いは温度検出信号102が示す周囲温度が限界温度を示したとき、監視回路13は電源断信号107を出力する。
【0033】
この電源断信号107は、被冷却ユニット2の給電路を遮断して動作を停止するブレーカを動作させる。これにより被冷却ユニット2は動作を停止するが、温度上昇による破損が防止される。
【0034】
更に、監視回路13は、ファンの故障前の平常時における温度監視を行う機能も備えている。この機能は被冷却ユニット2内のトラブルによる温度上昇、あるいはファンのアラーム発生前の回転数の低下による温度上昇などを監視してアラームを出すものである。
【0035】
この機能を動作させるには、先ず監視回路13の起動スイッチ134をオンする。すると起動信号108がタイマ14に出力されてこれを起動する。演算回路131は、時刻情報103を入力して前述したと同様な演算処理を開始する。
【0036】
即ち、この時の時刻情報103の入力時点から温度検出信号102が示す周囲温度の所定の単位時間あたりの温度上昇分、即ち温度勾配C1=(T2−T1)/△t1を逐次計算して行き、この温度勾配が所定の基準値を超えた時に平常時の異常温度上昇を意味する平常時温度アラーム106を出力する。この時の単位時間△t1は、緩慢な温度上昇が考えられるために前述したファン故障時の値より大きく設定する。
【0037】
図4は、以上説明した監視回路13から出力される各アラーム情報の発出時点を示すものである。先ず、平常運転時において異常な温度上昇があった時に平常時温度アラーム106を出力する。そしてファンアラーム101が発生した以降の期間において、先ず最初の交換許容時間情報104が出力され、以降こ情報は更新されて行く。更にこの期間中に2台目のファンこ故障などにより温度上昇が急となると交換緊急情報105が出力される。ファンの交換がなされずに限界温度まで達すると電源断信号107が出力される。
【0038】
以上の各監視、アラーム情報は、外部の監視装置3に送出され、ここで他のファン冷却装置などからの監視、アラーム情報と一緒になり統合的に管理される。また、以上の各監視、アラーム情報は、装置内の表示部15の送られ、交換許容時間情報104によって交換許容時間が液晶表示器により表示され、また、他のファンアラーム101、交換緊急情報105、電源断信号107および平常時温度アラーム106により対応する発光ダイオードが点灯してランプ表示される。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるファン冷却装置は、ファンアラームの発生により故障ファンの交換に許容される交換許容時間を正確に、かつ保守者に迅速明確に伝えることができるので、交換作業を計画的、かつ効率的に行うことができるという効果がある。
【0040】
また、何らかの理由でフアン交換がなされずに被冷却ユニットの電源を遮断する場合も、不要に短時間で遮断するとこことがなく装置運用の信頼性を向上させるという効果がある。
【0041】
更に、ファンアラーム発生前の平常時においても、ファンの回転数低下などで被冷却ユニットが異常な温度上昇をした時にアラームを発生することができるので、更に装置運用の信頼性を向上させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すブロック図である。
【図2】図1における監視回路と表示部の回路図である。
【図3】交換許容時間の予測計算を説明する特性図である。
【図4】平常時からファンアラーム発生時以降の各アラーム情報の発生順序を説明する特性図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ファン冷却装置
2 被冷却ユニット
3 外部監視装置
11 ファン
12 温度センサ
13 監視回路
14 タイマ
15 表示部
131 演算回路
132 A/D変換器
133 基準データベース
134 起動スイッチ

Claims (7)

  1. 自身の故障により動作を停止した時はアラーム信号を出力する機能を有するファンと、前記ファンが冷却する被冷却ユニットの周囲温度を検出しこれを温度検出信号として出力する温度センサと、前記アラーム信号により起動し時刻情報を出力するタイマと、前記温度検出信号と前記時刻情報とを入力し前記時刻情報の入力時点を基点として所定の単位時間あたりの温度上昇分から前記被冷却ユニットの周辺温度が限界温度に達するまでの時間、即ち故障した前記ファンの交換に許容される交換許容時間を計算しこれを前記交換許容時間情報として出力する監視回路とを備えることを特徴とするファン冷却装置。
  2. 前記監視回路は、前記時刻情報の入力時点の前記温度検出信号が示す周囲温度をT1、その時点最初の所定の単位時間を△t1、この△t1を経過した時の周囲温度をT2、限界温度をT3とした時、温度勾配C1=(T2-T1)/△t1から前記交換許容時間情報の示す交換許容時間D1を(T3−T1)/C1で計算し、以降△t2,△t3,△t4…についても逐次計算し出力する前記交換許容時間情報を更新していくことを特徴とする請求項1記載のファン冷却装置。
  3. 前記監視回路は、逐次更新される前記交換許容時間情報の示す交換許容時間が所定時間以上早まった時はファン交換を急がす意味の交換緊急情報を出力することを特徴とする請求項2記載のファン冷却装置。
  4. 前記監視回路は、前記交換許容時間情報が0時間を示した時は直ちに前記被冷却ユニットの電源を遮断する電源断信号を出力することを特徴とする請求項1、2あるいは3記載のファン冷却装置。
  5. 前記タイマは、前記監視回路からの起動信号あるいは手動でこれを起動できるスイッチを備えることを特徴とする請求項1、2、3あるいは4記載のファン冷却装置。
  6. 前記監視回路は、前記ファンの正常動作時に前記起動信号により前記タイマを起動させ、この時の前記時刻情報の入力時点から前記温度検出信号が示す周囲温度の所定の単位時間あたりの温度上昇分、即ち温度勾配を逐次計算して行きこの温度勾配が所定の基準値を超えた時に平常時の異常温度上昇を意味する平常時温度アラームを出力することを特徴とする請求項5記載のファン冷却装置。
  7. 前記監視回路は、前記ファンアラーム、前記交換許容時間情報、前記交換緊急情報、前記電源断信号あるいは前記平常時温度アラームを外部監視装置へ出力すると同時に、前記交換許容時間情報により故障ファンの交換許容時間を表示し、他の前記ファンアラーム、前記交換緊急情報、前記電源断信号あるいは前記平常時温度アラームにより各々対応するアラームランプを点灯する表示部を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5あるいは6記載のファン冷却装置。
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