JP2004197480A - 標識固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能であるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能で、維持管理が容易な標識固定具を提供する。
【解決手段】一方向に延伸する腕部11,12を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる、少なくとも一つの衝撃吸収部材1を備え、衝撃吸収部材1の第一の端面部分13で、支柱30に固定されるとともに、衝撃吸収部材1の端面部分13とは反対側の第二の端面部分14で標識20に固定されて、標識20を支柱30に固定することが可能で、かつ、標識20に外部から衝撃力が加わった場合に、衝撃吸収部材1の腕部11,12の弾性的変形により衝撃力を吸収することが可能であるとともに、設置位置のずれた標識20を元の設置位置に復帰させることが可能なことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】一方向に延伸する腕部11,12を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる、少なくとも一つの衝撃吸収部材1を備え、衝撃吸収部材1の第一の端面部分13で、支柱30に固定されるとともに、衝撃吸収部材1の端面部分13とは反対側の第二の端面部分14で標識20に固定されて、標識20を支柱30に固定することが可能で、かつ、標識20に外部から衝撃力が加わった場合に、衝撃吸収部材1の腕部11,12の弾性的変形により衝撃力を吸収することが可能であるとともに、設置位置のずれた標識20を元の設置位置に復帰させることが可能なことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標識固定具に関する。さらに詳しくは、道路上に立設される道路標識等の各種標識、信号機及びカーブミラー等(以下、本発明においては、これらの各種標識、信号機及びカーブミラー等を含めて「標識」という)を支柱に固定するための、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能であるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能で、さらに、簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易な標識固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】標識は、通常、道路の路肩に立設された支柱に固定されて用いられるが、外部からの衝撃力(例えば、道路を走行する自動車やそれに積載された積荷等が標識に衝突することにより発生する衝撃力)で、回転等によって設置位置がずれたり、折れ曲がる等の変形を来したり、極端な場合は破損を生じることがあった。この場合、その速やかな修復が困難であることから、交通安全の面で、標識が不完全であることによって交通事故が発生するという問題があり、また、交通ルール違反者の取り締まりの面で、標識が不完全であることによって交通ルール違反者に弁解の余地を与えるという問題があった。
【0003】そこで、支柱に固定金具を取り付け、この固定金具と標識板側の支持金具とをボルトで水平方向に回転できるように止めて、標識板に物体が衝突した場合に標識板がボルトを中心として左右に回転し、衝撃を逃れて折れ曲がるのを防止し、あとはスプリングで元に戻るように構成した道路標識が提案されている。
【0004】しかし、上述の道路標識は、標識板が水平方向に回転することが可能なだけで、標識板に対して正面、上下方向又は斜め方向から衝撃力が加わった場合、折れ曲がったり、破損すること等を回避することができず、衝撃力の方向性の問題は未解決のままであった。
【0005】このような問題を解消するため、ポール(支柱)に対する取付部を背面に形成し、かつ上下位置に前向きの弾性板を取り付けるとともにこの弾性板の外側であってその上下位置に支持板を突設してなる支持金具と、支持金具の支持板に対して水平方向に回動自在に取り付けられているとともに後方の上下位置であって、支持金具の弾性板に対向して突起部を形成し、正面側に嵌合口を形成している本体と、本体の嵌合口内に球体部が内側から嵌合し、支持桿を水平方向に突出させて成る可動体と、本体から中心方向に向けてガイドピンを突出させ、このガイドピンが係合するV字状の切り欠き部を可動体の球体部に形成してなるねじれ復元装置と、本体内において、可動体に対して嵌合口から押し出し方向の力を付与して可動体を水平に保持し、負荷が掛かると嵌合口内において球体部が逃げて負荷を吸収し、負荷が解除されると可動体を水平方向に復元する力を付与するスプリングとからなる交通標識取付金具が開示されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−230811号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の交通標識取付金具は、衝撃力の方向性の問題は解消しているものの、複雑で精密な構造であるため、高価なものとならざるを得ないだけでなく、標識や金具自体が破損した場合、それらの補修作業が極めて困難な作業を伴うものであり、維持管理費の上昇を招くという問題があった。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能であるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能で、さらに、簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易な標識固定具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明によって以下の標識固定具が提供される。
【0010】
[1] 標識を支柱に固定するための標識固定具であって、一方向に延伸する腕部を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる、少なくとも一つの衝撃吸収部材を備え、前記衝撃吸収部材の前記腕部の先端を含む端面部分(第一の端面部分)で、前記支柱に固定されるとともに、前記衝撃吸収部材の前記第一の端面部分とは反対側の端面部分(第二の端面部分)で前記標識に固定されて、前記標識を前記支柱に固定することが可能で、かつ、前記支柱に固定された前記標識に外部から衝撃力が加わった場合に、前記衝撃吸収部材の前記腕部の弾性的変形により前記衝撃力を吸収することが可能であるとともに、設置位置のずれた前記標識を元の設置位置に復帰させることが可能なことを特徴とする標識固定具。
【0011】このように構成することによって、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能なものとすることができるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能なものとすることができ、さらに簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易なものとすることができる。
【0012】
[2] 前記衝撃吸収部材が、ゴム製である前記[1]に記載の標識固定具。
【0013】このように構成することによって、さらに確実に、耐衝撃性及び標識の復元性を向上させることができるとともに、簡易かつ安価なものとすることができる。
【0014】
[3] 前記衝撃吸収部材が、前記標識の上端部と下端部の二箇所にそれぞれ固定される前記[1]又は[2]に記載の標識固定具。
【0015】このように構成することによって、衝撃吸収部材と標識とを確実に固定することができる。
【0016】
[4] 前記衝撃吸収部材が、筒状の取り付け部材の両端部に取り付けられ、前記取り付け部材を介して前記標識に固定される前記[1]〜[3]のいずれかに記載の標識固定具。
【0017】このように構成することによって、衝撃吸収部材と標識とを、簡易かつ確実に固定することができる。
【0018】
[5] 前記衝撃吸収部材が、前記第二の端面部分側に形成された貫通孔を有し、前記衝撃吸収部材の貫通孔及び前記取り付け部材の中心部の両方を貫通する棒状の接続具を介して、前記衝撃吸収部材と前記取り付け部材とが接続されてなる前記[1]〜[4]のいずれかに記載の標識固定具。
【0019】このように構成することによって、衝撃吸収部材と標識とを、さらに簡易かつ確実に固定することができる。
【0020】
[6] 前記取り付け部材が、第一の取り付けバンドを介して前記標識に固定される前記[1]〜[5]のいずれかに記載の標識固定具。
【0021】このように構成することによって、取り付け部材と標識とを、簡易かつ確実に固定することができる。
【0022】
[7] 前記衝撃吸収部材が、第二の取り付けバンドを介して前記支柱に固定される前記[1]〜[6]のいずれかに記載の標識固定具。
【0023】このように構成することによって、衝撃吸収部材と支柱とを、簡易かつ確実に固定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の標識固定具の実施の形態を、図面を参照しつつ、具体的に説明する。
【0025】図1は、本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を模式的に示す斜視図である。図2は、本発明の標識固定具の一の実施の形態を模式的に示す分解斜視図である。図3は、本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を一部拡大して模式的に示す斜視図である。図4は、図3に示す標識に外部からの衝撃力が加わった場合の衝撃吸収部材及び標識固定具の状態を模式的に示す斜視図である。
【0026】図1及び図2に示すように、本実施の形態の標識固定具は、標識20を支柱30に固定するための標識固定具10であって、一方向に延伸する腕部11,12(本実施の形態においては腕部を二本としているが、一本であっても三本以上であってもよい)を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる、少なくとも一つの衝撃吸収部材1を備え、衝撃吸収部材1の腕部11,12の先端を含む端面部分(第一の端面部分)13で、支柱30に固定されるとともに、衝撃吸収部材1の第一の端面部分13とは反対側の端面部分(第二の端面部分)14で標識20に固定されて、標識20を支柱30に固定することが可能で、かつ、支柱30に固定された標識20に外部から衝撃力が加わった場合に、衝撃吸収部材1の腕部11,12の弾性的変形により衝撃力を吸収することが可能である(標識20の変形や破損を防止することができる)とともに、設置位置のずれた標識20を元の設置位置に復帰させることが可能なことを特徴とする。
【0027】ここで、本発明の標識固定具10によって固定される標識20としては、支柱に固定されるものであれば特に制限はなく、前述のように、道路標識等の各種標識(例えば、「止まれ」、「進入禁止」、「一方通行」、「制限速度」、「駐車禁止」等を示す各種形状、デザインのもの)だけでなく、信号機やカーブミラー等であってもよい。道路標識は、本標識板(補助標識板を含む)だけの単一式ものであってもよく、本標識板が二つ固定された併設式のものであってもよく、さらには本標識板が二つ以上固定された多段式のものであってもよい。
【0028】本発明の標識固定具10によって標識20が固定される支柱30としては、特に制限はなく、例えば、一本の柱からなる単柱式、途中で折れ曲がった曲柱式及び太さの異なったものを継ぎ合わせた中継式のいずれであってもよい。
【0029】図1及び図2に示すように、本実施の形態の標識固定具10に用いられる衝撃吸収部材1は、一方向に延伸する腕部11,12を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる。
【0030】衝撃吸収部材1を、このように構成することによって、図3及び図4に示すように、標識20に外部からの衝撃力Fが加わった場合、衝撃力Fの加わる方向によって、腕部11,12の少なくともいずれか一方が弾性的に座屈変形して(図4では、腕部11が弾性的に座屈変形した場合を示す)、衝撃力Fを吸収して、標識20の変形や破損を防止することが可能であるとともに、腕部11,12の弾性復元力によって標識20を元の設置位置に復帰させることが可能である。この場合、衝撃吸収部材1は、衝撃力Fの標識20に加わる方向がいずれの方向であっても、衝撃力Fを吸収することができる。
【0031】衝撃吸収部材1としては、弾性体であれば特に制限はないが、例えば、耐久性や弾性復元性等の機械的特性に優れたエチレン−プロピレン−ジエン−ターポリマー(EPDM)等のゴム製であることが、安価であり成形しやすいこと、また、維持管理が容易であること等から好ましい。上述の機能を発揮し得るものであれば、他のプラスチック製であっても、金属製であってもよい。
【0032】衝撃吸収部材1の使用個数は、標識20と支柱30とを確実に固定できるものであれば、一つであってもよいが、標識20の上端部と下端部の二箇所にそれぞれ固定されるように少なくとも二つ使用することが好ましい(本実施の形態においては二つ使用した状態を示す)。
【0033】衝撃吸収部材1と標識20とを固定する手段については、衝撃吸収部材1と標識20との固定が簡易かつ確実なものであれば特に制限はないが、図1に示すように、本実施の形態においては、衝撃吸収部材1が、筒状の取り付け部材2の両端部に取り付けられ、取り付け部材2を介して標識20に固定された状態を示す。
【0034】取り付け部材2の材質としては特に制限はないが、機械的強度に優れるとともに軽量なアルミニウム又はその合金を好適例として挙げることができる。
【0035】また、図2に示すように、本実施の形態においては、衝撃吸収部材1は、第二の端面部分14側に形成された貫通孔3を有し、この貫通孔3及び取り付け部材2の中心部の両方を貫通する棒状の接続具4を介して、衝撃吸収部材1と取り付け部材2とが接続されている。この場合、図2で上方に示す衝撃吸収部材1の下端の一部が、取り付け部材2の上端(図2で下方に示す衝撃吸収部材1の場合は取り付け部材2の下端)に嵌入し、衝撃吸収部材1と取り付け部材2とは、外方から座金5を介してボルト6を接続具4の上下端に形成された雌ねじ部に螺合させることによって、互いに接続されている。
【0036】棒状の接続具4や座金5の材質としては、取り付け部材2の場合と同様に、アルミニウム又はその合金を好適例として挙げることができる。
【0037】また、図1に示すように、本実施の形態においては、取り付け部材2が、第一の取り付けバンド7を介して標識20に固定されている。
【0038】さらに、図1に示すように、本実施の形態においては、衝撃吸収部材1が、第二の取り付けバンド8を介して支柱30に固定されている。この場合、図2に示すように、衝撃吸収部材1は、その第一の端面部分13を挟持した、第二の取り付けバンド8の先端部と係合可能な構造を有する二枚の板状部材からなる補強板9を介することによって第二の取り付けバンド8に接続されている。
【0039】本発明の標識固定具10においては、衝撃吸収部材1が損傷を受けたり破損した場合であっても、簡易、軽量、安価な衝撃吸収部材1を交換することによって容易に修復することができ、維持管理を簡易化することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によって、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能であるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能で、さらに、簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易な標識固定具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明の標識固定具の一の実施の形態を模式的に示す分解斜視図である。
【図3】本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を一部拡大して模式的に示す斜視図である。
【図4】図3に示す標識に外部からの衝撃力が加わった場合の衝撃吸収部材及び標識固定具の状態を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1…衝撃吸収部材、2…取り付け部材、3…貫通孔、4…棒状の接続具、5…座金、6…ボルト、7…第一の取り付けバンド、8…第二の取り付けバンド、9…補強板、10…標識固定具、11,12…衝撃吸収部材の腕部、13…第一の端面部分、14…第二の端面部分、20…標識、30…支柱、F…衝撃力。
【発明の属する技術分野】本発明は、標識固定具に関する。さらに詳しくは、道路上に立設される道路標識等の各種標識、信号機及びカーブミラー等(以下、本発明においては、これらの各種標識、信号機及びカーブミラー等を含めて「標識」という)を支柱に固定するための、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能であるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能で、さらに、簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易な標識固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】標識は、通常、道路の路肩に立設された支柱に固定されて用いられるが、外部からの衝撃力(例えば、道路を走行する自動車やそれに積載された積荷等が標識に衝突することにより発生する衝撃力)で、回転等によって設置位置がずれたり、折れ曲がる等の変形を来したり、極端な場合は破損を生じることがあった。この場合、その速やかな修復が困難であることから、交通安全の面で、標識が不完全であることによって交通事故が発生するという問題があり、また、交通ルール違反者の取り締まりの面で、標識が不完全であることによって交通ルール違反者に弁解の余地を与えるという問題があった。
【0003】そこで、支柱に固定金具を取り付け、この固定金具と標識板側の支持金具とをボルトで水平方向に回転できるように止めて、標識板に物体が衝突した場合に標識板がボルトを中心として左右に回転し、衝撃を逃れて折れ曲がるのを防止し、あとはスプリングで元に戻るように構成した道路標識が提案されている。
【0004】しかし、上述の道路標識は、標識板が水平方向に回転することが可能なだけで、標識板に対して正面、上下方向又は斜め方向から衝撃力が加わった場合、折れ曲がったり、破損すること等を回避することができず、衝撃力の方向性の問題は未解決のままであった。
【0005】このような問題を解消するため、ポール(支柱)に対する取付部を背面に形成し、かつ上下位置に前向きの弾性板を取り付けるとともにこの弾性板の外側であってその上下位置に支持板を突設してなる支持金具と、支持金具の支持板に対して水平方向に回動自在に取り付けられているとともに後方の上下位置であって、支持金具の弾性板に対向して突起部を形成し、正面側に嵌合口を形成している本体と、本体の嵌合口内に球体部が内側から嵌合し、支持桿を水平方向に突出させて成る可動体と、本体から中心方向に向けてガイドピンを突出させ、このガイドピンが係合するV字状の切り欠き部を可動体の球体部に形成してなるねじれ復元装置と、本体内において、可動体に対して嵌合口から押し出し方向の力を付与して可動体を水平に保持し、負荷が掛かると嵌合口内において球体部が逃げて負荷を吸収し、負荷が解除されると可動体を水平方向に復元する力を付与するスプリングとからなる交通標識取付金具が開示されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−230811号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の交通標識取付金具は、衝撃力の方向性の問題は解消しているものの、複雑で精密な構造であるため、高価なものとならざるを得ないだけでなく、標識や金具自体が破損した場合、それらの補修作業が極めて困難な作業を伴うものであり、維持管理費の上昇を招くという問題があった。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能であるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能で、さらに、簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易な標識固定具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明によって以下の標識固定具が提供される。
【0010】
[1] 標識を支柱に固定するための標識固定具であって、一方向に延伸する腕部を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる、少なくとも一つの衝撃吸収部材を備え、前記衝撃吸収部材の前記腕部の先端を含む端面部分(第一の端面部分)で、前記支柱に固定されるとともに、前記衝撃吸収部材の前記第一の端面部分とは反対側の端面部分(第二の端面部分)で前記標識に固定されて、前記標識を前記支柱に固定することが可能で、かつ、前記支柱に固定された前記標識に外部から衝撃力が加わった場合に、前記衝撃吸収部材の前記腕部の弾性的変形により前記衝撃力を吸収することが可能であるとともに、設置位置のずれた前記標識を元の設置位置に復帰させることが可能なことを特徴とする標識固定具。
【0011】このように構成することによって、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能なものとすることができるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能なものとすることができ、さらに簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易なものとすることができる。
【0012】
[2] 前記衝撃吸収部材が、ゴム製である前記[1]に記載の標識固定具。
【0013】このように構成することによって、さらに確実に、耐衝撃性及び標識の復元性を向上させることができるとともに、簡易かつ安価なものとすることができる。
【0014】
[3] 前記衝撃吸収部材が、前記標識の上端部と下端部の二箇所にそれぞれ固定される前記[1]又は[2]に記載の標識固定具。
【0015】このように構成することによって、衝撃吸収部材と標識とを確実に固定することができる。
【0016】
[4] 前記衝撃吸収部材が、筒状の取り付け部材の両端部に取り付けられ、前記取り付け部材を介して前記標識に固定される前記[1]〜[3]のいずれかに記載の標識固定具。
【0017】このように構成することによって、衝撃吸収部材と標識とを、簡易かつ確実に固定することができる。
【0018】
[5] 前記衝撃吸収部材が、前記第二の端面部分側に形成された貫通孔を有し、前記衝撃吸収部材の貫通孔及び前記取り付け部材の中心部の両方を貫通する棒状の接続具を介して、前記衝撃吸収部材と前記取り付け部材とが接続されてなる前記[1]〜[4]のいずれかに記載の標識固定具。
【0019】このように構成することによって、衝撃吸収部材と標識とを、さらに簡易かつ確実に固定することができる。
【0020】
[6] 前記取り付け部材が、第一の取り付けバンドを介して前記標識に固定される前記[1]〜[5]のいずれかに記載の標識固定具。
【0021】このように構成することによって、取り付け部材と標識とを、簡易かつ確実に固定することができる。
【0022】
[7] 前記衝撃吸収部材が、第二の取り付けバンドを介して前記支柱に固定される前記[1]〜[6]のいずれかに記載の標識固定具。
【0023】このように構成することによって、衝撃吸収部材と支柱とを、簡易かつ確実に固定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の標識固定具の実施の形態を、図面を参照しつつ、具体的に説明する。
【0025】図1は、本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を模式的に示す斜視図である。図2は、本発明の標識固定具の一の実施の形態を模式的に示す分解斜視図である。図3は、本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を一部拡大して模式的に示す斜視図である。図4は、図3に示す標識に外部からの衝撃力が加わった場合の衝撃吸収部材及び標識固定具の状態を模式的に示す斜視図である。
【0026】図1及び図2に示すように、本実施の形態の標識固定具は、標識20を支柱30に固定するための標識固定具10であって、一方向に延伸する腕部11,12(本実施の形態においては腕部を二本としているが、一本であっても三本以上であってもよい)を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる、少なくとも一つの衝撃吸収部材1を備え、衝撃吸収部材1の腕部11,12の先端を含む端面部分(第一の端面部分)13で、支柱30に固定されるとともに、衝撃吸収部材1の第一の端面部分13とは反対側の端面部分(第二の端面部分)14で標識20に固定されて、標識20を支柱30に固定することが可能で、かつ、支柱30に固定された標識20に外部から衝撃力が加わった場合に、衝撃吸収部材1の腕部11,12の弾性的変形により衝撃力を吸収することが可能である(標識20の変形や破損を防止することができる)とともに、設置位置のずれた標識20を元の設置位置に復帰させることが可能なことを特徴とする。
【0027】ここで、本発明の標識固定具10によって固定される標識20としては、支柱に固定されるものであれば特に制限はなく、前述のように、道路標識等の各種標識(例えば、「止まれ」、「進入禁止」、「一方通行」、「制限速度」、「駐車禁止」等を示す各種形状、デザインのもの)だけでなく、信号機やカーブミラー等であってもよい。道路標識は、本標識板(補助標識板を含む)だけの単一式ものであってもよく、本標識板が二つ固定された併設式のものであってもよく、さらには本標識板が二つ以上固定された多段式のものであってもよい。
【0028】本発明の標識固定具10によって標識20が固定される支柱30としては、特に制限はなく、例えば、一本の柱からなる単柱式、途中で折れ曲がった曲柱式及び太さの異なったものを継ぎ合わせた中継式のいずれであってもよい。
【0029】図1及び図2に示すように、本実施の形態の標識固定具10に用いられる衝撃吸収部材1は、一方向に延伸する腕部11,12を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる。
【0030】衝撃吸収部材1を、このように構成することによって、図3及び図4に示すように、標識20に外部からの衝撃力Fが加わった場合、衝撃力Fの加わる方向によって、腕部11,12の少なくともいずれか一方が弾性的に座屈変形して(図4では、腕部11が弾性的に座屈変形した場合を示す)、衝撃力Fを吸収して、標識20の変形や破損を防止することが可能であるとともに、腕部11,12の弾性復元力によって標識20を元の設置位置に復帰させることが可能である。この場合、衝撃吸収部材1は、衝撃力Fの標識20に加わる方向がいずれの方向であっても、衝撃力Fを吸収することができる。
【0031】衝撃吸収部材1としては、弾性体であれば特に制限はないが、例えば、耐久性や弾性復元性等の機械的特性に優れたエチレン−プロピレン−ジエン−ターポリマー(EPDM)等のゴム製であることが、安価であり成形しやすいこと、また、維持管理が容易であること等から好ましい。上述の機能を発揮し得るものであれば、他のプラスチック製であっても、金属製であってもよい。
【0032】衝撃吸収部材1の使用個数は、標識20と支柱30とを確実に固定できるものであれば、一つであってもよいが、標識20の上端部と下端部の二箇所にそれぞれ固定されるように少なくとも二つ使用することが好ましい(本実施の形態においては二つ使用した状態を示す)。
【0033】衝撃吸収部材1と標識20とを固定する手段については、衝撃吸収部材1と標識20との固定が簡易かつ確実なものであれば特に制限はないが、図1に示すように、本実施の形態においては、衝撃吸収部材1が、筒状の取り付け部材2の両端部に取り付けられ、取り付け部材2を介して標識20に固定された状態を示す。
【0034】取り付け部材2の材質としては特に制限はないが、機械的強度に優れるとともに軽量なアルミニウム又はその合金を好適例として挙げることができる。
【0035】また、図2に示すように、本実施の形態においては、衝撃吸収部材1は、第二の端面部分14側に形成された貫通孔3を有し、この貫通孔3及び取り付け部材2の中心部の両方を貫通する棒状の接続具4を介して、衝撃吸収部材1と取り付け部材2とが接続されている。この場合、図2で上方に示す衝撃吸収部材1の下端の一部が、取り付け部材2の上端(図2で下方に示す衝撃吸収部材1の場合は取り付け部材2の下端)に嵌入し、衝撃吸収部材1と取り付け部材2とは、外方から座金5を介してボルト6を接続具4の上下端に形成された雌ねじ部に螺合させることによって、互いに接続されている。
【0036】棒状の接続具4や座金5の材質としては、取り付け部材2の場合と同様に、アルミニウム又はその合金を好適例として挙げることができる。
【0037】また、図1に示すように、本実施の形態においては、取り付け部材2が、第一の取り付けバンド7を介して標識20に固定されている。
【0038】さらに、図1に示すように、本実施の形態においては、衝撃吸収部材1が、第二の取り付けバンド8を介して支柱30に固定されている。この場合、図2に示すように、衝撃吸収部材1は、その第一の端面部分13を挟持した、第二の取り付けバンド8の先端部と係合可能な構造を有する二枚の板状部材からなる補強板9を介することによって第二の取り付けバンド8に接続されている。
【0039】本発明の標識固定具10においては、衝撃吸収部材1が損傷を受けたり破損した場合であっても、簡易、軽量、安価な衝撃吸収部材1を交換することによって容易に修復することができ、維持管理を簡易化することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によって、方向によらず外部からの衝撃力に対する耐衝撃性に優れ、標識の変形や破損を防止することが可能であるとともに、回転等によって設置位置のずれた標識を速やかに元の設置位置に復帰させることが可能で、さらに、簡易な構造で安価であるとともに維持管理が容易な標識固定具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明の標識固定具の一の実施の形態を模式的に示す分解斜視図である。
【図3】本発明の標識固定具を支柱及び標識に固定した状態の一の実施の形態を一部拡大して模式的に示す斜視図である。
【図4】図3に示す標識に外部からの衝撃力が加わった場合の衝撃吸収部材及び標識固定具の状態を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1…衝撃吸収部材、2…取り付け部材、3…貫通孔、4…棒状の接続具、5…座金、6…ボルト、7…第一の取り付けバンド、8…第二の取り付けバンド、9…補強板、10…標識固定具、11,12…衝撃吸収部材の腕部、13…第一の端面部分、14…第二の端面部分、20…標識、30…支柱、F…衝撃力。
Claims (7)
- 標識を支柱に固定するための標識固定具であって、
一方向に延伸する腕部を含んだ全体として中空ブロック形状の弾性体からなる、少なくとも一つの衝撃吸収部材を備え、
前記衝撃吸収部材の前記腕部の先端を含む端面部分(第一の端面部分)で、前記支柱に固定されるとともに、前記衝撃吸収部材の前記第一の端面部分とは反対側の端面部分(第二の端面部分)で前記標識に固定されて、前記標識を前記支柱に固定することが可能で、かつ、
前記支柱に固定された前記標識に外部から衝撃力が加わった場合に、前記衝撃吸収部材の前記腕部の弾性的変形により前記衝撃力を吸収することが可能であるとともに、設置位置のずれた前記標識を元の設置位置に復帰させることが可能なことを特徴とする標識固定具。 - 前記衝撃吸収部材が、ゴム製である請求項1に記載の標識固定具。
- 前記衝撃吸収部材が、前記標識の上端部と下端部の二箇所にそれぞれ固定される請求項1又は2に記載の標識固定具。
- 前記衝撃吸収部材が、筒状の取り付け部材の両端部に取り付けられ、前記取り付け部材を介して前記標識に固定される請求項1〜3のいずれかに記載の標識固定具。
- 前記衝撃吸収部材が、前記第二の端面部分側に形成された貫通孔を有し、前記衝撃吸収部材の貫通孔及び前記取り付け部材の中心部の両方を貫通する棒状の接続具を介して、前記衝撃吸収部材と前記取り付け部材とが接続されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の標識固定具。
- 前記取り付け部材が、第一の取り付けバンドを介して前記標識に固定される請求項1〜5のいずれかに記載の標識固定具。
- 前記衝撃吸収部材が、第二の取り付けバンドを介して前記支柱に固定される請求項1〜6のいずれかに記載の標識固定具。
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