JP2004195680A - 検品装置及びドライバプログラム - Google Patents

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Masaaki Io
猪尾  雅章
Tomokazu Nakamura
中村  智一
Hirosuke Obuchi
大渕  裕輔
Atsuteru Oikawa
及川  敦輝
Hitoshi Kato
加藤  仁志
Yoshiyuki Nakajima
中島  慶幸
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Abstract

【課題】ネットワークに接続された画像形成装置100をプリンタとして使用するときに、画像形成装置100から出力されたシートが不良シートであるかどうかを検知できるようにする。
【解決手段】画像形成装置100によって画像が形成されたシートの画像を読み取る出力紙読取装置1007と、ネットワークを経由してデータの送受信を行うためのNIC1005と、NIC1005で受信した画像データを記憶する記憶装置1002と、記憶装置1002に格納された画像データと出力紙読取装置1007により読み取られたシートの画像データを比較して類似しているかを判定する比較装置1000とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置及びその出力シートを検品する検品装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置内部の状態により画像乱れが発生した場合に不良画像を継続して印刷してしまうことなく、警告すると同時に印刷動作を停止し早急に障害対応ができる画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この装置においては、感光体上に形成する画像の画像信号と、定着後のシート上の画像を固体イメージセンサで読み取って得た画像信号とを比較回路で比較することでシート上の画像乱れの有無を判断していた。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−318888号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、画像形成装置をネットワークに接続してプリンタとして使用するときには、画像形成装置によって画像形成されたシートに画像不良、画像の斜行、用紙のしわや耳折れ、濃度不良や色ずれ、また用紙セットミスによる用紙の色違い等の様々なミスプリントに対する検知を行うことができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に接続される検品装置であって、前記画像形成装置によって画像が形成されたシートの画像を読み取る読取手段と、ネットワークを経由してデータの送受信を行うための受信手段と、前記受信手段で受信した画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に格納された画像データと、前記読取手段により読み取られたシートの画像データを比較して類似しているかを判定する判定手段とを有することを特徴とする検品装置を提供するものである。
【0006】
また、本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置、及び前記画像形成装置から出力されたシートの画像を読み取る検品装置と、ネットワークを介して接続されているコンピュータによって実行されるドライバプログラムであって、アプリケーション固有のデータ形式を印刷するための適切なデータ形式に変換する変換手順と、前記検品装置により前記画像形成装置から出力されたシートの画像を読み取る検品モードが選択されているかどうかを判断する判断手順と、前記判断手順によって前記検品モードが選択されていると判断した場合は、前記検品装置に印刷すべき画像の電子データを送信する送信手順とを、前記コンピュータに実行させるためのドライバプログラムを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0008】
図1〜図8を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置および検品装置について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成であり、画像形成装置100、検品装置500、後処理装置300から構成される。
【0009】
まず、図3を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100の全体の概略構成をシートの流れに沿って説明する。図3において、画像形成装置100は、その上部にブック原稿の画像情報を読み取る画像読み取り手段であるスキャナ部Bを有し、その下部に画像形成手段となる画像形成部Cを有し、更にその下部にシートデッキDを組み付けて構成されている。
【0010】
前記スキャナ部Bは、走査系光源201,プラテンガラス202,走査本体Aに対して開閉可能な原稿圧板203,ミラー204,レンズ205,および受光素子(光電変換素子)206および画像処理部などを有して構成されている。そして、プラテンガラス202上に本や厚紙,カール紙等のブック原稿やシート状原稿などを原稿面を下側にして載置し、原稿圧板203により背面を押圧して静止状態でセットし、読み取り開始キーを押すと、走査光学源201がプラテンガラス202の下部を図3の矢印a方向に走査して原稿面の画像情報を読み取る。
走査系光源201により露光され、受光素子206によって読み取られた原稿の画像情報は画像処理部で処理され、電気信号に変換されてレーザスキャナ111に伝送される。
【0011】
ここで、画像形成装置100は、レーザスキャナ111に画像処理部の処理信号を入力すれば複写機として機能し、コンピュータの出力信号を入力すればプリンターとして機能する。また、他のファクシミリ装置からの信号を受信したり、画像処理部の信号を他のファクシミリ装置に送信したりすれば、ファクシミリ装置としても機能する。
【0012】
一方、画像形成部Cの下部にはシートカセット1を装着しており、本実施例では、2つの給送ユニットU1,U2を装着して4個のカセットを装着するようにしている。前記カセット1a,1b内に収容されたシートは、給送回転体となるピックアップローラ3により繰り出され、フィードローラ4とリタードローラ5との協働作用により1枚ずつ分離、給送された後、搬送ローラ104,105によって搬送され、レジストローラ106に導かれ、該ローラ106によって画像形成動作に同期するようにして画像形成部Cへと給送される。
【0013】
画像形成部Cは、電子写真感光体ドラム112,画像書き込み光学系113,現像器114および転写帯電器115等を有して構成されている。そして、転写帯電器115により一様に帯電された感光体ドラム112の表面にレーザスキャナ111から射出された画像情報に対応するレーザ光が画像書き込み光学系113により走査されて潜像を形成し、この潜像に現像器114によりトナー画像が形成されて、レジストローラ106により感光体ドラム112の回転に同期して搬送されたシートに転写帯電器115によりシートの第1面にトナー画像が転写される。
【0014】
117はトナー画像が形成されたシートを搬送する搬送部,118は定着装置,119は排出ローラである。トナー画像が形成されたシートは搬送部117により定着装置118に搬送されて、加熱および加圧されてトナー画像がシート表面に定着された後、排出ローラ119によって機外に排出される。
【0015】
また、シートの両面に画像を記録する場合には、定着装置118から排出されたシートが排出ローラ119に挟持され、シートの後端が分岐点207を通過した時点で排出ローラ119が逆転し、シート両面トレイ121上に一旦載置された後、搬送ローラ104,105により搬送されて、レジストローラ106に到達し、反転されたシートは第2面に前述と同様にして画像が形成された後、排出される。
【0016】
後処理装置300の全体構成を図4を用いて説明する。後処理装置300は、検品装置500から排出されたシートを入口ローラ対302から受取り、その内部へ搬送する。入口ローラ対302の下流には搬送ローラ対303があり、入口ローラ対302と搬送ローラ対303との間にはシート検知センサ331が設けられている。
【0017】
搬送ローラ対303の下流にはパンチユニット350があり、パンチユニット350の下流は搬送大ローラ305とその周りのシートを押圧して搬送する押圧コロ312,313,314とが配置されている。
【0018】
切換フラッパ311は、ノンソートパス321と、ソートパス322との切り換えを行うようになっている。ソートパス322の入口にある切換フラッパ310は、ソートパス322と、シートを一時的に蓄えるバッファパス323との切り換えを行うようになっている。
【0019】
ソートパス322中には搬送ローラ306が設けられている。ソートパス322の下流に配置された積載トレイとしての中間トレイ(以下「処理トレイ」という)319上では、シートの一時的な集積、整合、ステイプル等が行えるようになっている。
【0020】
ソートパス322の出口にある排出ローラ307は、処理トレイ319上にシートを排出するようになっている。上部束排出ローラ318Bは揺動ガイド315に支持され、揺動ガイド315が閉位置に移動したとき、処理トレイ313に配置された下部束排出ローラ318aと協働して処理トレイ319上のシートを束搬送してスタックトレイ320上に束排出するようになっている。
【0021】
つまり、揺動ガイド315が傾き、下部束排出ローラ318aと上部束排出ローラ318Bとでローラ対を形成して処理トレイ319上のシートを束搬送する。
【0022】
次に図1を参照して、本発明の実施の形態に係る検品装置500の全体の概略構成を説明する。検品装置500は、画像形成装置100の不良による出力シートの画像不良であるとか、シートの斜行、用紙のしわや耳折れ、濃度不良や色ずれ、用紙セットミスによる用紙の色違い等の不良シートを検知する機能を持つ。
【0023】
504は、画像形成装置100から出力されたシートを受け取るための搬送路である。搬送路504は、後処理装置300へシートを受け渡す出口へとつながっている。1007は、シートの画像、色、外形等のシート情報を読み取る出力紙読取装置である。出力紙読取装置1007はCCD、CIS等で構成され、シートの両面を読み取るように搬送路504の上下にそれぞれ1つずつ配置されている。その読取幅は、最大通紙シート幅以上あり、シートの外形をも読み取るのに十分な幅である。506および507は、シート搬送方向を切り換えるフラッパである。フラッパ506は、シートを分岐パス513に案内するためのものであり、出力紙読取装置1007から少なくとも最大通紙シート長以上離れた位置に配置されている。
【0024】
502、505は、フラッパ506、507によって案内されたシートを積載するためのトレイである。バッファートレイ502には、再給紙手段503が設けられている。バッファートレイ502ヘは、搬送パス508によってシートが案内される。トレイ502から再給紙されたシートは、再び出力紙読取装置1007を通過するように、トレイ502および搬送パスは配置されている。検品トレイ505は、搬送パス509によって案内されたシートを積載し、検品装置500の外部に露出している。1002は、出力紙読取装置1007によって読み取られた画像データを記憶する記憶装置であり、ハードディスクなどで構成されている。1000は、読み取った画像を、基準となるデータと比較するための比較装置、1001は検品装置500の動作および画像形成装置100、後処理装置300との制御を司るCPUである。1009は操作部であり、検品装置500の状態やオペレータに知らせる必要のある情報を表示したり、動作指示を行ったりする場合に利用される。
【0025】
図5は検品装置500のブロック図を表しており、1000、1001、1002、1007、1009はそれぞれ前述の、比較装置、CPU、記憶装置、出力紙読取装置、操作部に対応している。CPU1001は、検品装置500全体のシーケンス制御及びデータハンドリングの制御を行っている。1003はCPU1001を動作させるためのプログラムを格納するためのROM、1004はCPU1001が動作するために必要なワーキングエリアを供給するRAM、1005はネットワークを経由して画像形成装置100またはPC700との間でデータの送受信を行うためのNICである。1007は前述の出力紙読取装置であり、出力紙読取装置によりシート上の画像のみならず、仕切り紙、表紙等も含んだ形での検品も可能である。1008は画像形成装置100からのシートを検知するための出力紙検知センサである。1017はPC700から送信されたポストスクリプト形式のコードデータをビットマップ形式のデータに変換するために必要なFontROMである。
【0026】
一方画像形成装置100側では、1016はネットワークを経由して検品装置500またはPC700との間でデータの送受信を行うためのNIC。1010は画像形成装置100全体のシーケンス制御及びデータハンドリングを行うCPUであり、1011は複写するための原稿を読み取り電子データに変換するための原稿読取装置である。1012はCPU1010を動作させるためのプログラムを格納するためのROM、1013はCPU1010が動作するために必要なワーキングエリアを提供するRAM、1014は原稿読取装置1011により読み取られた原稿の画像データを記憶するために、ハードディスクなどで構成されている記憶装置である。1015は原稿読取装置1011により読み取り電子データに変換された原稿の画像データやPC700から送信されたポストスクリプト形式のデータを用紙上に画像形成するためにイメージを展開するための画像メモリである。1018はPC700から送信されたポストスクリプト形成のコードデータをビットマップ形式のデータに変換するために必要なFontROMである。
【0027】
またPC700側は一般的な構成であり文書の作成・保存が可能なものである。そしてNIC1019を経由してネットワークとの間でデータの送受信を行っている。1021はPC700内でデータの演算を行っているCPU。1022はCPU1021が演算を行う時に一時的にデータを保持するためのRAM。1023はCPU1021が処理した文書等のデータを格納するためのハードディスクである。ハードディスクに格納されたデータはPC700の電源を切っても保持されるようになっている。
【0028】
1100は検品装置500、画像形成装置100、PC700が接続されているLANである。
【0029】
本発明の一実施形態として、図5のように、画像形成装置100、検品装置500、及びPC700をLAN1100で接続し、PC700により実行されるドライバプログラムによって画像データを検品装置500及び画像形成装置100に送信するものを考える。画像形成装置100に送信された画像データは、画像形成装置100によってシートに画像形成され、検品装置500に送信された画像データは、記憶装置1002に記憶される。画像形成装置100は、シートに画像形成して検品装置500に搬送する。そのとき、搬送したシートを識別する情報を検品装置500に送信する。検品装置500は、画像形成装置100から搬送されてきたシートの画像を出力紙読取装置1007で読み取る。また、画像形成装置100から受信した識別情報に対応する画像データを記憶装置1002から読み出し、出力紙読取装置1007で読み取った画像と比較することで、不良シートを検知する。これらの制御を、以下に詳しく述べる。
【0030】
図6は、検品装置500の一連の検品動作を示すフローチャートである。この一連の制御は、検品装置500内のCPU1001で実行される。
【0031】
まず、PC700によって送信された画像データを受信する(S2001)。受信した画像データはポストスクリプト形式からビットマップ形式に変換する(S2002)。ビットマップ形式に変換した画像データは、記憶装置1002に記憶する(S2003)。
【0032】
次に、画像形成装置100から、ジョブID、部数データ、及びページ番号データを受信する(S2004)。ジョブIDはPC700が画像データを画像形成装置100または検品装置500に送信するときに付加するデータであり、各々の画像データを他から区別するためのものである。その後、S2004で受信したデータに該当する画像データを記憶装置1002から取得する(S2005)。
【0033】
次に、画像形成装置100から搬送されてくるシートを検知するまで待つ(S2006)。このシートの検知は、検品装置500内の出力紙検知センサ1008により行われる。S2006において画像形成装置100から搬送されてきたシートを検知すると、シートを検品装置500内の出力紙読取装置1007で読み取り電子データに変換する(S2007)。
【0034】
S2005で記憶装置1002から取得した画像データと、検品装置500内の出力紙読取装置1007で読み取り電子データに変換された画像データを比較装置1000で比較し、良否を判定する(S2008)。判定結果がOKであれば、S2004に戻る。判定結果がNGであれば、S2009で画像形成装置100にネットワーク経由でPC700にエラーを通知している。以上が本検品装置500の基本的な動作シーケンスである。
【0035】
図7は検品装置500と画像形成装置100間でネットワークを経由して通信を行うためのコマンドの例である。3001はコマンドの基本フォーマットである。コマンドの各データはアスキーコードで構成され、最初の2バイトがID部でありコマンドの種類と通信方向を表している。次のパラメータ部は各コマンドについてさらに情報を追加する必要があれば、その情報をアスキーデータに変換し格納するエリアである。チェックサム部は通信エラーを検知するために付加される情報で、コマンドの先頭から1バイト単位に加算した値をアスキーに変換したものである。コマンドを受信した側でも同じ計算を行い、受信したチェックサム値と同じになっていれば通信エラーは発生していないと判断している。次のCRLfはデリミタで、コマンドの終端を表すデータである。
【0036】
以上が基本フォーマットの構成であり、次に各コマンドの例を示す。3002は排紙されたシートの情報を表すための排紙コマンドでシートと同期して画像形成装置100から検品装置500に送信される。コマンドのIDは01である。続いて、各々のプリントジョブを区別するためにプリントジョブ毎にユニークな値が割り振られているジョブID。ジョブIDはPC700が画像形成装置100に対して印刷を依頼するときに画像データに付加して送信するデータである。
そのプリントジョブの中で何部数目であるかを表す部数データ、その部数の中でのページを表すページ番号、及び最終ページか否かを示すデータがパラメータ部に格納されている。3003は不良出力紙検知コマンドで、検品装置500が不良シートを検知したときPC700に送信される。3004と3005はPC700が画像形成装置100に対して印刷を依頼し、検品装置100に対してそのシートの検品を依頼するときに送信するコマンドであり、他のプリントデータと区別するためのジョブIDとポストスクリプトで表された画像データとから構成されている。
【0037】
図9は検品装置500内部のRAM構成を示すものである。本実施例の検品装置500におけるRAM1004は、1ページ分のビットマップ画像データを格納するページメモリ領域4001と、テキスト文字のアウトラインフォントをビットマップ画像データに展開した際にこのビットマップ画像データを格納しておくフォントキャッシュ領域4002と、ポストスクリプト等のページ記述言語(PDL)を処理するために割り当てられたPDL用ワーク領域4003と、その他の補助領域4005とから構成される。PDL用ワーク領域4003あるいはその他の補助領域4005には、フォントキャッシュ領域4002中のキャッシュデータを多値データに変換する際に参照される諧調値を格納する諧調値データ領域4004がある。
【0038】
図10はPC700から文書の印刷を実行する場合に表示されるダイアログボックスである。5001は原稿のサイズを指定するためのテキストボックス。5002は印刷する部数を指定するためのテキストボックス。5003は印刷時の倍率を指定するためのテキストボックス。5004は検品処理を行うか否かのチェックボックスであり、チェックされていれば検品処理を実行する。5005は印刷を開始するためのボタン。5006は印刷をキャンセルするためのボタンである。5007はネットワークに接続されているプリンタの中から印刷するプリンタを選択するリストボックスである。
【0039】
図11はPC700で印刷を実行するためのプリンタドライバのフローチャートである。このフローチャートを実行するためのドライバプログラムは、ハードディスク1023に記憶されており、PC700の内部のCPU1021により実行されるものである。
【0040】
図10の5005のOKボタンが押されると、印刷タスクの実行が開始される。まず、アプリケーション固有のデータ形式をプリンタで一般的に使用されているポストスクリプト形式に変換する(S6001)。次に、5004のチェックボックスで「検品処理」が選択されているか否かを判断する(S6002)。
【0041】
S6002において、検品処理が選択されていれば、検品装置500へ全ページの画像データを送信し(S6003)、次に画像形成装置100へ全ページの画像データを送信する(S6004)。
【0042】
ここで、画像形成装置100よりも検品装置500へ先に画像データを送信しているのは、画像形成装置100よりも先に検品装置500におけるポストスクリプト形式からビットマップ形式への画像の変換処理(図6のS2002)を完了させるためである。すなわち、先に検品装置500に画像データを送信しているので、画像形成装置100よりも先に検品装置500における画像の変換処理が開始される。そして、検品装置500と画像形成装置100は同じ画像データを変換するため、先に変換を開始した検品装置500が先に変換処理を完了することになる。これにより、画像データに応じた画像が形成されたシートが画像形成装置100から検品装置500に搬送されてきたときに、検品装置500において画像の変換処理が終わっていないために不良シートを検知できないことを防止することができる。
【0043】
またS6002において、検品処理が選択されていなければ、画像形成装置100へ全ページの画像データを送信する(S6004)。以上の処理が終了すれば印刷タスクは終了する。
【0044】
なお、図11では全ページの画像データを1度に送信していたが、図12に示すように1ページ単位の画像データを画像形成装置100及び検品装置500に送信してもよい。以下に図12のフローチャートを説明する。
【0045】
図10の5005のOKボタンが押されると、印刷タスクの実行が開始される。まず、アプリケーション固有のデータ形式をプリンタで一般的に使用されているポストスクリプト形式に変換する(S7001)。次に、5004のチェックボックスで「検品処理」が選択されているか否かを判断する(S7002)。
【0046】
S7002において、検品処理が選択されていれば、検品装置500へ1ページ分の画像データを送信し(S7003)、画像形成装置100へ1ページ分の画像データを送信する(S7004)。次に、全ページの送信が完了したかを判断し(S7005)、全ページの送信が完了していなければ次のページを送信するためにS7003に戻る。
【0047】
またS7002において、検品処理が選択されていなければ、画像形成装置100へ1ページ分の画像データを送信する(S7006)。次に、全ページの送信が完了したかを判断し(S7007)、全ページの送信が完了していなければ次のページを送信するためにS7006に戻る。
【0048】
S7005またはS7007において、全ページの送信が完了していれば、印刷タスクは終了する。
【0049】
次に、PC700から検品装置500へ送信されビットマップ形式に変換されたデータと、検品装置500内の出力紙読取装置1007で読み取った画像データとの類似度の算出を行う。この類似度の算出方法については種々の方法が考えられるが、ここではその一例を説明する。図8(a)は本実施例において、検品装置500の出力紙読取装置1007で読み取った画像データのパターンを表し、図8(b)は記憶装置に格納された画像データのパターンを表し、それぞれのパターンをB(i,j),P(i,j)と表記する。なお、B(i,j),P(i,j)は黒画素のときに“1”、白画素のときに“0”の値をとる。また、B(i,j),P(i,j)の各々の重心座標を(ibc,jbc),(ipc,jpc)とすると、両者の類似度CORは、次式で表される。
【0050】
【外1】
Figure 2004195680
上記の式は、パターンB(i,j),パターンP(i,j)の重心を揃えたときのハミング距離を示すことになる。また、CORの値が大きい程、両者の類似度は大きいことになる。上記の演算にて類似度CORが算出されると、あらかじめ設定してある閾値ThとCORとの比較を行う。すなわち、COR>Thの場合には読み取った画像データが記憶装置内の画像データとがほぼ同じであり、良品と判定される。また、COR<Thの場合には、両者の画像データの類似度は低く、不良品と判定される。なお、閾値Thの値を変えることにより判定の精度を変更可能である。また、検品する画像データの種類に応じて閾値Thの値を変更することで、より柔軟な検品機能を提供することも可能である。
【0051】
以上、本発明の実施形態について説明した。本実施形態では、検品装置500を独立した装置として説明したが、画像形成装置100と一体となっていても良いことはもちろんである。また、検品装置500の後に後処理装置300を装着しているが、それに限らず、スタッカー等の単なる積載手段でも良いことはもちろんである。また、読取装置として、CCDやCISをあげたが、それに限らなくても良いことももちろんである。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、受信手段で受信した画像データと、読取手段により読み取られたシートの画像データを比較して類似しているかを判定する判定手段を有することで、画像形成装置をネットワークに接続されたプリンタとして使用する場合でも、画像形成装置によって形成されたシート上の画像の良否を判断することができるという効果がある。
【0053】
また、請求項6記載の発明によれば、アプリケーション固有のデータ形式を印刷するための適切なデータ形式に変換し、検品装置により画像形成装置から出力されたシートの画像を読み取る検品モードが選択されているかどうかを判断し、検品モードが選択されていると判断した場合は、検品装置に印刷すべき画像の電子データを送信するので、画像形成装置をネットワークに接続されたプリンタとして使用する場合でも、検品装置に画像形成装置によって形成されたシート上の画像の良否を判断させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】検品装置の構成図である。
【図2】全体の概略図である。
【図3】画像形成装置の構成図である。
【図4】後処理装置の構成図である。
【図5】検品装置の一実施例を示すブロック図である。
【図6】検品装置の一実施例における動作を表すフローチャートである。
【図7】検品装置と画像形成装置とPC間のコマンドの例である。
【図8】本発明の検品装置内で画像データを表す図である。
【図9】検品装置内部のRAM構成の例である。
【図10】PCから文書の印刷を実行する場合に表示されるダイアログボックスの例である。
【図11】PCから印刷を実行するプリンタドライバのフローチャートである。
【図12】PCから印刷を実行するプリンタドライバのフローチャートである。
【符号の説明】
100 画像形成装置
112 感光体ドラム
300 後処理装置
500 検品装置
700 PC
1000 比較装置
1001 CPU
1002 記憶装置
1003 ROM
1005 NIC
1007 出力紙読取装置
1019 NIC
1021 CPU
1022 RAM
1023 ハードディスク
1100 LAN

Claims (8)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置に接続される検品装置であって、
    前記画像形成装置によって画像が形成されたシートの画像を読み取る読取手段と、
    ネットワークを経由して画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された画像データと、前記読取手段により読み取られたシートの画像データを比較して類似しているかを判定する判定手段とを有することを特徴とする検品装置。
  2. 前記受信手段で受信した画像データのフォーマットを変換する変換手段を有し、
    前記判定手段は、前記変換手段によって変換された画像データと、前記読取手段により読み取られたシートの画像データとを比較することを特徴とする請求項1記載の検品装置。
  3. 前記受信手段で受信した画像データはコードデータ形式であり、
    前記読取手段により読み取られたシートの画像データはビットマップ形式であることを特徴とする請求項2記載の検品装置。
  4. 前記受信手段で受信した画像データは、前記検品装置にネットワークを介して接続されているコンピュータから送信されることを特徴とする請求項1記載の検品装置。
  5. 前記判定手段によって類似していないと判定された場合は、類似していない旨を前記コンピュータに通知することを特徴とする請求項4記載の検品装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成装置、及び前記画像形成装置から出力されたシートの画像を読み取る検品装置と、ネットワークを介して接続されているコンピュータによって実行されるドライバプログラムであって、
    アプリケーション固有のデータ形式を印刷するための適切なデータ形式に変換する変換手順と、
    前記検品装置により前記画像形成装置から出力されたシートの画像を読み取る検品モードが選択されているかどうかを判断する判断手順と、
    前記判断手順によって前記検品モードが選択されていると判断した場合は、印刷すべき画像の電子データを前記検品装置に送信する送信手順とを、前記コンピュータに実行させるためのドライバプログラム。
  7. 前記送信手順は、前記判断手順による判断結果にかかわらず、前記画像形成装置に印刷すべき画像の電子データを送信することを特徴とする請求項6記載のドライバプログラム。
  8. 前記送信手順は、前記判断手順によって前記検品モードが選択されていると判断した場合、前記画像形成装置よりも先に前記検品装置に印刷すべき画像の電子データを送信することを特徴とする請求項6記載のドライバプログラム。
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