JP2004195580A - 切断刃具 - Google Patents

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Hitoshi Furusaka
仁志 古坂
Kazuro Kano
和朗 狩野
Kiyonori Inagaki
清紀 稲垣
Kyoko Nanbu
恭子 南部
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Tateyama Machine Co Ltd
Tokusen Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tateyama Machine Co Ltd
Tokusen Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】紙製や樹脂製の材料を主材とするハニカム材や段ボール材の高速切断に好適な新規切断刃具の提供を目的とする。
【解決手段】複数本の金属細線を束ねて又は撚り合わせて芯線を形成し、その周囲に別の金属細線を螺旋状に巻き付けて形成した切断刃具とした。
この場合に金属細線を巻き付けたものを撚り合わせても良い。
また、複数本の金属細線を撚って単撚り線を形成し、あるいはさらにこれを撚り合わせて形成した切断刃具とした。
これにより、金属細線が刃先を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙製又は樹脂製等のハニカム材・段ボール材、あるいはセッコウ板材等の主に非金属材料からなる部材の切断刃具に関し、特にそれらの厚材の切断に効果的な新規切断刃具に係る。
【0002】
【従来の技術】
ハチの巣状のハニカムセル(ハニカムコア)を上面シートと下面シートで挟み込んだハニカム材が、大きな空間率を有しながら、強度が高いことから紙製の材料でも製作使用されている。
また、波板状のシートと平板シートを貼り合わせた段ボール材も広く使用されている。
この段ボール材においても、片面段ボール、両面段ボールのみならず、複数の段ボール材を貼り合わせた厚段ボール材も普及している。
これらの紙製品は、必要に応じて樹脂フィルムがコーティングされたり、上面シート材として樹脂製のものが使用されている。
また、樹脂材によるハニカム材、段ボール材等も使用されるようになって来ている。
【0003】
上記紙製又は樹脂製等のハニカム材・段ボール材、あるいはセッコウ板材等の主に非金属材料からなる部材(以下、単に部材という)の切断は、従来、チップソーやバンドソー(帯刃)が切断刃具として使用されている。
例えば、特開平11−198093号公報には、切断時の紙粉屑の発生を抑えたバンドーソーが開示されている。
【0004】
しかし、上記部材は、内部に大きな空間を有しているのが特徴であり、この部材を切断加工する際には、切断刃先が部材に間欠状に当たることになる。このため、上記チップソーやバンドソーによる切断では、切断スピードを上げようとすると刃先の当たり抵抗変造が大きくなり、切断面が悪化したり、ハニカムセル等が変形するといった問題があった。
【0005】
また、ハニカム材や段ボール材においては、接着剤が使用されていてこの接着剤が刃先に固着し、切断速度が遅くなったり切断面が悪化するので、頻繁に刃先から接着剤を除去しなければならなかった。
さらに、チップソーやバンドーソーは、直線的に切断することは出来ても曲線状に切断することは困難であった。
【0006】
部材を切断する手段として、レーザー照射切断やウオータージェット切断もあるが、レーザー照射切断は、被切断材が立体的であるため、焦点合わせが困難であり、ウオータージェット切断は設備が高価であるといった問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−198093号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に有する技術的課題に鑑みて、紙製や樹脂製の材料を主材とするハニカム材や段ボール材の高速切断に好適な新規切断刃具の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数本の金属細線を束ねて芯線を形成し、その周囲に別の金属細線を螺旋状に巻き付けて形成した切断刃具とした。
【0010】
ここで、この芯線に巻き付ける金属細線、いわゆる、ラッピングワイヤは所定のピッチにて単線を巻き付けても、複数のワイヤを巻き付けてもよい。
本発明のねらいはラッピングワイヤを切断刃先として使用することにある。
【0011】
また、ラッピングワイヤの巻き方としては、請求項2記載の発明のように、複数本の金属細線を撚って芯線を形成し、その周囲に別の金属細線を螺旋状に巻き付けて形成しも良く、請求項3記載の発明のように、金属細線の周囲に別の金属細線を螺旋状に巻き付けたものを複数本撚り合わせて形成する方法でも良い。
【0012】
請求項4記載の発明は、複数本の金属細線を撚り合わせて形成した切断刃具としたものであり、請求項5記載の発明は、複数本の金属細線を撚って素撚り線を形成し、この素撚り線を複数本撚って形成した切断刃具とした。
【0013】
複数本の金属細線を撚り合わせて形成した単撚り線切断刃具としても良いが、複数本の金属細線を撚って素撚り線(ストランド)を造り、これをさらに撚り線にしたことにより、刃具の芯材としての張力方向の強度と巻き取り時の柔軟性を確保しつつ、刃先と使用せんとするものである。
【0014】
切断対象となる被加工材としては、先に述べたように、主に紙や樹脂シートを材料としたハニカム材や段ボール材であるが、これらに必ずしも限定されるものではなく、金属細線で切断可能な材料に広く適用出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
まずはじめに、本発明に係る切断刃具を装着する切断装置の例を図7にて説明する。
第一ワイヤ駆動手段10aは、サーボモータ3aの回転駆動軸4aにワイヤリール1aが取り付けられている。
一方、第二ワイヤ駆動手段10bは、サーボモータ3bの回転駆動軸4bにワイヤリール1bが取り付けられている。
なお、回転駆動軸4a、4bはワイヤリールが切断刃具(ワイヤ)の巻き出し(送り出し)、巻き取り位置にあわせて左右に追随移動制御できるようにスプライン軸になっている。
一対のワイヤリール1aとワイヤリール1bの間にワイヤ支点ローラ5a、5bを介して切断刃具として使用されるワイヤ2が張設される。
このワイヤ2に対して、被切断加工材料30を横断させて切断される。
【0016】
次に、切断刃具たるワイヤの構造例を説明する。
図1に金属細線11、12、13を束ねてその外周に別の金属細線21をラッピングワイヤとして螺旋状に巻き付けた。
なお、図1は金属細線を3本束ねた例を示したが、これに限定する趣旨ではなく、必要に応じて3〜7本と束ねても良い。
金属細線11〜13は直径0.1〜0.3mmを用い、ラッピングワイヤ21の直径は、0.1〜0.3mm程度のものを使用した。
また、ラッピングピッチは2.0〜5.0mm程度とした。
【0017】
図2に示した例は、金属細線14、15、16を撚り合わせて芯線とし、その周囲にラッピングワイヤ22を巻き付けて切断刃具としたものである。
図3に示した例は、金属細線14の周囲に金属細線24を撚って素撚り線とし、同様に、素撚り線、(15、25)、(16、26)を造り、これらを撚って切断刃具としたものである。
図4に示した例は、金属細線14、15、16を撚り合わせたものをそのまま切断刃具としたものである。
図5に示した例は、金属細線14a、14b、14cで素撚り線(ストランド)を形成し、同様に、金属細線(15a、15b、15c)、(16a、16b、16c)でストランドを形成し、これらをさらに撚り合わせて複撚り線を形成し、切断刃具としたものである。
【0018】
図6には、断面構造から見た切断刃具の例を示す。
図(イ)は金属細線31、31、31を束ね、金属細線41をラッピングワイヤとしたものである。
図(ロ)は、金属細線32、32、32を束ねて芯線とし、ラッピングワイヤとして、金属細線42、42の2本を撚って用いたものである。
図(ハ)は、金属細線33、43を撚って素撚り線とし、これを3本さらに撚ったものである。
図(ニ)は、金属細線3本(34、34、34)(35、35、35)(36、36、36)それぞれ撚って、素撚り線とし、さらにこれらを撚ったものである。
【0019】
これらの切断刃具はハニカム材等の厚みや材質によって、適宜選択使用されるが、例えば、厚み約50mmのハニカム材を図1に示した切断刃具を用いて
図7に示した方法で切断した結果、切断スピード200〜600mm/秒にて良好に切断できた。
【0020】
【発明の効果】
本発明においては、ハニカム材等の厚材を金属細線からなるラッピングワイヤ又は、撚り線を切断刃具として用いて切断することにより、従来のチップソーやバンドソーに比較して、きれいな切断面を確保しつつ、高速で、安定して切断できる。
特に、従来のチップソーやバンドソーでは、曲線状の切断が困難であったのに対して、金属細線を刃具として用いたことにより、自由に曲線状に切断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属細線を束ねた芯線の周囲にラッピングワイヤを巻き付けた切断刃具の例を示す。
【図2】金属細線を撚り合わせた芯線の周囲にラッピングワイヤを巻き付けた切断刃具の例を示す。
【図3】金属細線にラッピングワイヤを巻き付けた後に撚り合わせた切断刃具の例を示す。
【図4】単撚り線による切断刃具の例を示す。
【図5】複撚り線による切断刃具の例を示す。
【図6】切断刃具断面構成例を示す。
【図7】本発明に係る切断刃具を用いた切断方法の例を示す。
【符号の説明】
10a 第一ワイヤ駆動手段
10b 第二ワイヤ駆動手段
1a、1b ワイヤリール
2 切断刃具
3a、3b サーボモータ
4a、4b 回転駆動軸
5a、5b ワイヤ支点ローラ
11、12、13 金属細線
21 ラッピング用金属細線

Claims (5)

  1. 複数本の金属細線を束ねて芯線を形成し、その周囲に別の金属細線を螺旋状に巻き付けて形成したことを特徴とする切断刃具。
  2. 複数本の金属細線を撚って芯線を形成し、その周囲に別の金属細線を螺旋状に巻き付けて形成したことを特徴とする切断刃具。
  3. 金属細線の周囲に別の金属細線を螺旋状に巻き付けたものを複数本撚り合わせて形成したことを特徴とする切断刃具。
  4. 複数本の金属細線を撚り合わせて形成したことを特徴とする切断刃具。
  5. 複数本の金属細線を撚って素撚り線(ストランド)を形成し、この素撚り線を複数本撚り合わせて形成したことを特徴とする切断刃具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122713A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Yukihiro Taniguchi 両面吸盤及び空気抜き具及び両面吸盤の空気抜きの方法及び吸盤付袋。
CN102205563A (zh) * 2011-05-25 2011-10-05 镇江耐丝新型材料有限公司 一种螺旋式波形切割金属丝及其制作方法和设备

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