JP2004195423A - 光合成菌を利用した脱臭装置 - Google Patents

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寛爾 本村
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啓治 古川
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Abstract

【課題】光合成菌が付着する多孔質材が充填された内部にも光があたるようにして、光合成菌の活性化を促進して悪臭除去の効率化を高める。
【解決手段】脱臭室12の下部に悪臭導入口13を設け、脱臭室12の上部に脱臭排出口14を設け、脱臭室12の底部側に水槽15を設け、悪臭導入口13と脱臭排出口14との間の脱臭室12内に光合成菌が付着する多孔質材aが充填された脱臭層16を設けると共に、光合成菌が付着する多孔質材aが充填された脱臭層16内に、端部が光源18側に配置され光源18から発した光を端部から導入して筒状外周面から光を出す複数の光透過チューブ17を適宜間隔をあけて配設した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば生ゴミを処理した際に発生する悪臭を配管を通じて脱臭装置まで送り込んで悪臭の主成分である硫化水素、アンモニアとを除去する脱臭装置に係り、特に、光によって活性化する光合成菌を利用して悪臭の主成分である硫化水素、アンモニアとを除去する光合成菌を利用した脱臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、悪臭を脱臭する手段として、例えば、硫化水素、アンモニア等の悪臭成分を物理的に吸着する活性炭等を利用す吸着型脱臭、悪臭成分と化学的に反応して、悪臭成分を補足する化学的脱臭、或いは、微生物の悪臭成分に対する資化作用を利用した生物学的脱臭などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、微生物を利用した生物学的脱臭において、光によって活性化する光合成菌を利用して悪臭の主成分である硫化水素、アンモニアを除去する方法が考えられるが、光合成菌を利用する場合には光合成菌を脱臭装置内に充填された多孔質材に付着させて使用するために、充填された多孔質材の内部には光が十分にあたらず、その結果、光合成菌を利用して悪臭を除去する場合、光があたる多孔質材の表面部分にある光合成菌のみしか活用できないという課題があった。
【0004】
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、光合成菌が付着する多孔質材が充填された内部にも光があたるようにして、光合成菌の活性化を促進して悪臭除去の効率化を高めることのできる光合成菌を利用した脱臭装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、脱臭室の上流側に悪臭導入口を設け、脱臭室の下流側に脱臭排出口を設け、脱臭室の上流側の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層を設けると共に、光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層内に、端部が光源側に配置され光源から発した光を端部から導入して筒状外周面から光を出す複数の光透過チューブを適宜間隔をあけて配設した手段よりなるものである。
【0006】
また、請求項2の発明は、脱臭室の下部に悪臭導入口を設け、脱臭室の上部に脱臭排出口を設け、脱臭室の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層を設けると共に、光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層内に、端部が光源側に配置され光源から発した光を端部から導入して筒状外周面から光を出す複数の光透過チューブを適宜間隔をあけて配設した手段よりなるものである。
【0007】
また、請求項3の発明は、脱臭室の上流側に悪臭導入口を設け、脱臭室の下流側に脱臭排出口を設け、脱臭室の上流側の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が中空筒状に充填された中空筒型脱臭層を設けると共に、中空筒型脱臭層とその内部側の中空部とを光透過仕切板で仕切り、中空筒型脱臭層と光透過仕切板で仕切られ且つ一端が閉塞された中空部に光源を配置した手段よりなるものである。
【0008】
また、請求項4の発明は、脱臭室の下部に悪臭導入口を設け、脱臭室の上部に脱臭排出口を設け、脱臭室の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が中空筒状に充填された中空筒型脱臭層を設けると共に、中空筒型脱臭層とその内部側の中空部とを光透過仕切板で仕切り、中空筒型脱臭層と光透過仕切板で仕切られ且つ一端が閉塞された中空部に光源を配置した手段よりなるものである。
【0009】
ここで、請求項〜請求項4の好ましい態様として、脱臭層内には、光合成菌が付着する竹炭材からなる多孔質材と共に光合成菌の基質となる腐葉土が充填されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に記載の発明の実施の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0011】
〔実施の形態−1〕
ここで、図1は光合成菌を利用した脱臭装置の縦断面図、図2は光合成菌を利用した脱臭装置の正面図、図3は光合成菌を利用した脱臭装置の側面図、図4(A)は光源が片側に設けられている場合の横断面図、図4(B)は光源が両側に設けられている場合の横断面図、図4(C)は複数の各光源が両側に設けられている場合の横断面図、図5は脱臭層が複数段設けられている場合の縦断面図である。
【0012】
図において、光合成菌を利用した脱臭装置11は、例えば生ゴミを処理した際に発生し配管などを通じて送り込まれた悪臭の主成分である硫化水素、アンモニアとを、光によって活性化する光合成菌を利用して脱臭除去する装置で、特に、光合成菌が付着する多孔質材aが充填された内部にも光があたるようにして、光合成菌の活性化を促進して悪臭除去の効率化を高めたものである。
【0013】
光合成菌を利用した脱臭装置11は、本体を構成する脱臭室12、脱臭室12の上流側となる下部に設けられた悪臭導入口13、脱臭室12の下流側となる上部に設けられた脱臭排出口14、脱臭室12の上流側の底部側に設けられた水槽15、光合成菌が付着する多孔質材aが充填された脱臭層16、脱臭層16内に配設された複数の光透過チューブ17、光透過チューブ17の端部からその内部に光を供給する光源18などから主に構成されている。なお、ガスの流れつまり移動方向を基準に上流側と下流側を考える。
【0014】
脱臭室12は例えば直方体型の中空の箱形の室からなり、これを上下方向に設置した構造からなり、その内部の中間部分には、光合成菌が付着する多孔質材aが充填されていて、この多孔質材aの充填された脱臭層16内を悪臭が上昇通過中に悪臭中から硫化水素とアンモニアとを脱臭除去する室で、脱臭した硫化水素とアンモニアとが外部に漏れないように密閉構造になっている。
【0015】
悪臭導入口13は、脱臭室12内に悪臭を導入する場合の導入口となる部分で、脱臭室12の上流側の底部側の水槽15より少し上側の上流側となる下部側面に設けられている。この悪臭導入口13には図示しない例えば生ゴミ処理装置に一端が接続された導入管の他端が接続されている。例えば生ゴミ処理装置で発生した悪臭は図示しない導入管を流下して上流側の悪臭導入口13から脱臭室12内に送り込まれる。
【0016】
また、悪臭導入口13には吸入ファン13aが取り付けられている。吸入ファン13aは悪臭導入口13の出口となる脱臭室12の内部側面に取り付けられている。吸入ファン13aは図示しない導入管を流下する悪臭を悪臭導入口13から脱臭室12内に強制的に吸引導入させる機能を果たすものであり、図示しないモーターにより駆動される。
【0017】
脱臭排出口14は、脱臭室12で悪臭が脱臭除去された後の脱臭ガスを外部に排出するための出口で、脱臭層16より上側となる悪臭導入口13が設けられた下部側面の反対側の下流側となる上部側面に設けられている。脱臭室12の脱臭層16を上昇中に悪臭が除去された脱臭ガスは脱臭室12の上部側面の脱臭排出口14から外部に排出される。
【0018】
水槽15は、脱臭層16内の光合成菌に水分を補給するためのもので、脱臭室12の上流側となる底部側に設けられており、この水槽15には水が溜められている。水槽15の水は蒸発により或いは上昇する悪臭と共にその上部の脱臭層16内に供給されて、光合成菌の養分として使用される。
【0019】
水槽15は、上面が開口され、四側面と底面が閉塞された箱形形状からなり、脱臭室12の下部側の正面側から引き出し式に出し入れ可能な構造になっていて、引き出し側の外面には水槽15が引き出し易いように把手が取り付けられている。水槽15には光合成菌によって消費されて水分が減ると、引き出し式の水槽15を脱臭室12の外部に引き出して定期的に水が補給される。また、水槽15が汚れると、脱臭室12から引き出されて清掃される。
【0020】
脱臭層16は、光合成菌を利用して悪臭中の硫化水素とアンモニアとを脱臭除去する層で、光合成菌が付着する多孔質材aと光合成菌の基質として必要に応じて充填される腐葉土bとを充填して形成される層からなる。また、腐葉土bは水分の調整機能も果たす。脱臭層16は悪臭導入口13と脱臭排出口14との間の中間部分の脱臭室2内に設けられている。
【0021】
脱臭層16に充填される多孔質材aに付着させた光合成菌は、土壌微生物の一種で、光と熱をエネルギーとして硫化水素やアンモニアを基質(えさ)とする菌で、光のもとで悪臭に含まれる硫化水素やアンモニアを基質として除去する機能を果たす。悪臭に含まれる硫化水素やアンモニアを基質(えさ)とするために、光合成菌を生育するための特別の餌を必要としない利点がある。なお、生ゴミを処理した際に発生する悪臭ガスは40度前後の熱を有するために、光合成菌が活動する熱エネルギーとして十分あり、不足する光を供給すれば光合成菌の活性化が図られる。
【0022】
光合成菌を付着させる多孔質材aには、例えば竹炭が使用される。竹炭は竹を原料とする炭で、竹炭を所望の大きさ例えば径が3cm〜4cmで厚みが5mm前後に砕いて、これを光合成菌の培養液中に一晩漬けることによって、竹炭の表面に形成された無数の微少孔に光合成菌を付着させるものである。
【0023】
例えば光合成菌が含まれる培養液3リットルに対し竹炭10kgの割合で一晩漬ける。培養液がしみ込んで光合成菌が付着した竹炭10kgに対して腐葉土20kgの割合で混ぜ合わせる。この光合成菌が付着した竹炭と腐葉土bの混合物を例えば密度0.4g/cm3 程の割合で厚さ30cm程の脱臭層16を形成する。
【0024】
脱臭層16の下端には通気板16aに配置されていて、この通気板16aの上に光合成菌が付着する多孔質材aと必要に応じて充填される腐葉土bとが積層充填されている。通気板16aによって光合成菌が付着する多孔質材aと必要に応じて充填される腐葉土bとは脱臭室12の中間部分に保持される。
【0025】
通気板16aには、例えばメッシュ板や多数の小孔が形成された多孔板が使用され、又メッシュ径や小孔径はいずれも、悪臭や水分が通過でき、しかも多孔質材aや腐葉土bが落ちない程度の大きさである。通気板16aは脱臭室12の内部平面形状と同様の外周縁形状を有していて、その外周縁が脱臭室12の内部側面に水平に少し突出形成された支持枠片12aに支持されている。
【0026】
また、脱臭層16は一段或いは二段以上設けられることがある。即ち、脱臭能力によって、脱臭層16の厚みが高くなってその自重によって圧縮されて脱臭層16の通気性が低下する場合には、脱臭層16は上下に複数段に分離されて設けられることがあり、二段以上に分離されて設けられる場合には、各段の間に少し空間が設けられ、各段の下端に通気板16aが配置される。
【0027】
脱臭層16の外周側面は側周板16bによって覆われている。側周板16bの下端は通気板16aの外周縁に接続されている。脱臭層16は、外周側面が側周板16bによって覆われ、又下端が通気板16aによって覆われていて、この側周板16b及び通気板16aによって囲まれた空間内に充填されている。
【0028】
脱臭層16が位置する箇所の脱臭室12の一側面の一部は側板からなる開閉蓋12bから構成されていて、この開閉蓋12bをあけて、側周板16b及び通気板16aによって囲まれた空間内に充填されている脱臭層16を出し入れできる構造になっている。
【0029】
光透過チューブ17は、脱臭層16内部の通常は光があたらない場所を照らしてその箇所にいる光合成菌を活性化する機能を果たすもので、光合成菌が付着した多孔質材aが充填された脱臭層16の内部に複数配設されている。光透過チューブ17は例えば脱臭室12内部の一側壁から反対側の他側壁に向かって複数配設されている。光透過チューブ17は例えば上下方向に三段、又幅方向に例えば3基並設されて配設されている。
【0030】
光透過チューブ17は、光源18から発した光を端部から導入して筒状外周面から光を発散する構造になっており、光透過チューブ17の外周側の周辺にいる脱臭層16内部の光合成菌は光透過チューブ17の筒状外周面からでる光によって活性化されて、脱臭層16内部を上昇する悪臭中から硫化水素やアンモニアを脱臭除去する。
【0031】
光透過チューブ17は、無色透明或いは有色透明な中空円筒状の細長いチューブからなり、又フレキシブルな材料からなっていて、その一端或いは両端は光源18側に配置されている。光源18からでた光は光透過チューブ17の端部から内部にはいり、光透過チューブ17の内部を通過中に透明な外周面から外部の脱臭層16内に発散してその周囲を照らす。このように、光透過チューブ17は光合成菌が付着する多孔質材aが充填された脱臭層16の内部を照らして光合成菌を活性化させる機能を有する。
【0032】
光源18は、光透過チューブ17の内部にその端部から光を供給するもので、脱臭層16が設けられる位置の脱臭室12の外部側面の片側或いは両側に設けられている。脱臭室12の外部側面に設けられた光源18はその外周部が外枠板18aにより保護されている。光源18は必要に応じて1個或いは複数個が使用される。光源18からでた光が前方に進むように、各光源18の周囲には前方に向けて傾斜する反射笠18bがそれぞれ設けられている。
【0033】
光源18は、常時点灯又は点滅のように、必要に応じて使い分けられる。光源18が常時点灯の場合には、光透過チューブ17の外周面からも常時光が照射され、また、光源18が点滅の場合には、光透過チューブ17の外周面からは点滅状態で光が照射されることになる。
【0034】
また、脱臭室12の最上部の天井の中央には加熱型光源19が設けられている。加熱型光源19は、脱臭層16の上面に照射して脱臭層16の上面側の光合成菌を活性化すると共に、脱臭室12の内部の室温が光合成菌が活性化するのに不十分な温度の場合に室温を高めて、光合成菌が活性化し易い温度に高める機能を果たす。加熱型光源19の周囲には下方に向けて傾斜する反射笠19aが設けられている。
【0035】
加熱型光源19は、常時点灯、点滅或いは消灯のように、必要に応じて使い分けられる。例えば、脱臭室12内の室温が高い場合には、加熱型光源19を消灯、点滅或いは光の量を減らして、脱臭室12内の温度が高くなり過ぎるのを回避している。
【0036】
次に、上記発明の実施の形態の構成に基づく作用について以下説明する。
図示しない例えば生ゴミ処理装置で生ゴミを処理すると、硫化水素とアンモニアを含む悪臭ガスが発生し、発生した悪臭ガスは図示しない導入管内を流下して悪臭導入口13から上流側となる脱臭室12の下部側に流入する。悪臭導入口13に設けられた吸入ファン13aの連続駆動により、悪臭導入口13から連続して次々に後続の悪臭ガスが上流側となる脱臭室12の下部側に導入される。
【0037】
このため、脱臭室12内の下部側に導入された悪臭ガスは、後続の悪臭ガスによって脱臭室12内を上昇させられる。脱臭室12内を上昇する悪臭ガスの上昇流によって脱臭室12の底部側の水槽15内の水は蒸発上昇して上方の脱臭層16内の多孔質材aや腐葉土bに適度な水分を付与し、この適度な水分は光合成菌の養分として使用される。
【0038】
このとき、悪臭ガスの悪臭導入口13からの導入に合わせて、光源18を点灯あるいは点滅させる。光源18が点灯又は点滅すると、その光は光源18の周囲の反射笠18bによって前方に位置する各光透過チューブ17の端部からその内部に入り、各光透過チューブ17の内部に入った光は進行する途中で透明な外周面から漏れてその周囲を明るくする。
【0039】
各光透過チューブ17は光合成菌が付着する多孔質材aが充填された脱臭層16の内部に配設されており、脱臭層16の内部は通常光が届かず暗いが、各光透過チューブ17の外周面から光が漏れることによって、通常は光が届かない脱臭層16の内部にも光をあてることが可能となり、脱臭層16の内部の多孔質材aに付着している光合成菌はこの明かりによって活性化する。
【0040】
また、脱臭室12の天井側の加熱型光源19は、必要に応じて点灯或いは点滅させる。悪臭ガスは40度前後の温度を有するため、加熱型光源19は余り熱が発生しないように調整されるが、悪臭ガスの温度が低い場合、特に導入直後のように、脱臭室12内の室温が光合成菌が活性化するのに十分でないときには、加熱型光源19の熱を高めて、脱臭室12の室温を光合成菌が活性化するのに十分な温度に早期に上げるようにする。
【0041】
脱臭室12内を上昇する悪臭ガスは、脱臭層16の内部を上昇通過中に、脱臭層16のに内部に配設された各光透過チューブ17の外周面から漏れる明かりによって活性化された光合成菌により、悪臭ガス中の硫化水素及びアンモニアが基質(えさ)として処理されて除去される。これにより悪臭ガスは脱臭が図られる。
【0042】
脱臭層16を上昇通過中に硫化水素及びアンモニアが除去された脱臭ガスは、脱臭層16の上方に上昇する。脱臭層16の上方に上昇した脱臭ガスは後続の脱臭ガスによって下流側となる脱臭室12の上部側面に設けられた脱臭排出口14から大気中にそのまま放出されるか、又は次の処理工程に送られる。
【0043】
〔実施の形態−2〕
ここで、図6(A)は縦型の光合成菌を利用した脱臭装置の縦断面図、図6(B)は縦型の光合成菌を利用した脱臭装置における中空筒型脱臭層及び中空部の底面図、図7(A)は横型の光合成菌を利用した脱臭装置の縦断面図、図7(B)は横型の光合成菌を利用した脱臭装置における中空筒型脱臭層及び中空部の上流側の端部側面図である。
【0044】
図において、光合成菌を利用した脱臭装置21は、例えば生ゴミを処理した際に発生し配管などを通じて送り込まれた悪臭の主成分である硫化水素、アンモニアとを、光によって活性化する光合成菌を利用して脱臭除去する装置で、特に、光合成菌が付着する多孔質材aが充填された内部にも光があたるようにして、光合成菌の活性化を促進して悪臭除去の効率化を高めたものである。
【0045】
光合成菌を利用した脱臭装置21は、本体を構成する脱臭室22、脱臭室22の上流側となる下部に設けられた悪臭導入口23、脱臭室22の下流側となる上部に設けられた脱臭排出口24、脱臭室22の上流側の底部側に設けられた水槽25、光合成菌が付着する多孔質材aが中空筒状に充填された中空筒型脱臭層26、中空筒型脱臭層26とその中空部26bとを仕切る筒状の光透過仕切板27、中空筒型脱臭層26と光透過仕切板27で仕切られた中空部26bに配置された光源28などから主に構成されている。なお、ガスの流れつまり移動方向を基準に上流側と下流側を考える。
【0046】
脱臭室22は例えば円柱形型の中空の箱形の室からなり、これを上下方向に設置した構造からなり、その内部の中間部分には、光合成菌が付着する多孔質材aが充填されていて、この多孔質材aの充填された中空筒型脱臭層26内を悪臭が上昇通過中に悪臭中から硫化水素とアンモニアとを脱臭除去する室で、脱臭した硫化水素とアンモニアとが外部に漏れないように密閉構造になっている。
【0047】
悪臭導入口23は、脱臭室22内に悪臭を導入する場合の導入口となる部分で、脱臭室22の上流側の底部側の水槽25より少し上側の上流側となる下部側面に設けられている。この悪臭導入口23には図示しない例えば生ゴミ処理装置に一端が接続された導入管の他端が接続されている。例えば生ゴミ処理装置で発生した悪臭は図示しない導入管を流下して上流側の悪臭導入口23から脱臭室22内に送り込まれる。
【0048】
また、悪臭導入口23には吸入ファン23aが取り付けられている。吸入ファン23aは悪臭導入口23の出口となる脱臭室22の内部側面に取り付けられている。吸入ファン23aは図示しない導入管を流下する悪臭を悪臭導入口23から脱臭室22内に強制的に吸引導入させる機能を果たすものであり、図示しないモーターにより駆動される。
【0049】
脱臭排出口24は、脱臭室22で悪臭が脱臭除去された後の脱臭ガスを外部に排出するための出口で、中空筒型脱臭層26より上側となる悪臭導入口23が設けられた下部側面の反対側の下流側となる上部側面に設けられている。脱臭室22の中空筒型脱臭層26を上昇中に悪臭が除去された脱臭ガスは脱臭室22の上部側面の脱臭排出口24から外部に排出される。
【0050】
水槽25は、中空筒型脱臭層26内の光合成菌に水分を補給するためのもので、脱臭室22の上流側となる底部側に設けられており、この水槽25には水が溜められている。水槽25の水は蒸発により或いは上昇する悪臭と共にその上部の中空筒型脱臭層26内に供給されて、光合成菌の養分として使用される。
【0051】
中空筒型脱臭層26は、光合成菌を利用して悪臭中の硫化水素とアンモニアとを脱臭除去する層で、光合成菌が付着する多孔質材aと光合成菌の基質として必要に応じて充填される腐葉土bとを充填して形成される層からなる。また、腐葉土bは水分の調整機能も果たす。中空筒型脱臭層26は例えば中空円筒形の形状からなり、中空筒型脱臭層26は悪臭導入口23と脱臭排出口24との間の中間部分の脱臭室2内に設けられている。
【0052】
中空筒型脱臭層26に充填される多孔質材aに付着させた光合成菌は、土壌微生物の一種で、光と熱をエネルギーとして硫化水素やアンモニアを基質(えさ)とする菌で、光のもとで悪臭に含まれる硫化水素やアンモニアを基質として除去する機能を果たす。悪臭に含まれる硫化水素やアンモニアを基質(えさ)とするために、光合成菌を生育するための特別の餌を必要としない利点がある。なお、生ゴミを処理した際に発生する悪臭ガスは40度前後の熱を有するために、光合成菌が活動する熱エネルギーとして十分あり、不足する光を供給すれば光合成菌の活性化が図られる。
【0053】
光合成菌を付着させる多孔質材aには、例えば竹炭が使用される。竹炭は竹を原料とする炭で、竹炭を所望の大きさ例えば径が3cm〜4cmで厚みが5mm前後に砕いて、これを光合成菌の培養液中に一晩漬けることによって、竹炭の表面に形成された無数の微少孔に光合成菌を付着させるものである。
【0054】
例えば光合成菌が含まれる培養液3リットルに対し竹炭10kgの割合で一晩漬ける。培養液がしみ込んで光合成菌が付着した竹炭10kgに対して腐葉土20kgの割合で混ぜ合わせる。この光合成菌が付着した竹炭と腐葉土bの混合物を例えば密度0.4g/cm3 程の割合で中空筒型脱臭層26を形成する。
【0055】
中空円筒形の中空筒型脱臭層26の下端には円環状の通気板26aに配置されていて、この通気板26aの上に光合成菌が付着する多孔質材aと必要に応じて充填される腐葉土bとが積層充填されている。通気板26aによって光合成菌が付着する多孔質材aと必要に応じて充填される腐葉土bとは脱臭室22の中間部分に保持される。
【0056】
円環状の通気板26aには、例えばメッシュ板や多数の小孔が形成された多孔板が使用され、又メッシュ径や小孔径はいずれも、悪臭や水分が通過でき、しかも多孔質材aや腐葉土bが落ちない程度の大きさである。通気板26aは脱臭室22の内部平面形状と同様の外周縁形状を有していて、その外周縁が脱臭室22の内部側面に水平に少し突出形成された支持枠片22aに支持されている。
【0057】
中空筒型脱臭層26の内部側には、中空部26bが上下方向に貫通形成されている。上下方向に貫通された円形の中空部26bの例えば下端は円形の閉塞板26cで閉塞されて閉じられており、悪臭は中空部26b内を上昇通過することができない構造になっている。
【0058】
中空筒型脱臭層26と中空部26bとは光透過仕切板27により仕切られている。光透過仕切板27は無色透明或いは有色透明な例えば中空円筒形の形状しており、中空部26bに配置される光源28からでる光を透過する機能を有している。
【0059】
中空円筒形の光透過仕切板27の下端の外周は円環状の通気板26aの内周に接続され、又中空円筒形の光透過仕切板27の下端の内周は円形の閉塞板26cの外周に接続されている。この光透過仕切板27によって中空部26bの外周側に充填積層された中空筒型脱臭層26を構成する光合成菌が付着した竹炭及び腐葉土bが中空部26b内に流入するのが防がれている。
【0060】
中空筒型脱臭層26の外周側面は側周板26dによって覆われている。側周板26dの下端は通気板26aの外周縁に接続されている。中空筒型脱臭層26は、内周側面が光透過仕切板27によって覆われ、又外周側面が側周板26dによって覆われ、更に下端が通気板26aによって覆われていて、この内外の光透過仕切板27と側周板26d及び通気板26aによって囲まれた空間内に充填されている。
【0061】
中空筒型脱臭層26が位置する箇所の脱臭室22の側周面の一部は半円形の側板からなる開閉蓋22bから構成されていて、この開閉蓋22bをあけて、光透過仕切板27と側周板26d及び通気板26aによって囲まれた空間内に充填されている中空筒型脱臭層26を出し入れできる構造になっている。
【0062】
光源28は、中空部26bからその外周側面の中空筒型脱臭層26に向けて光を発するもので、中空筒型脱臭層26の内部の中空部26bに中心部分に配置されている。光源28は細長な円筒形の外形を有する例えば蛍光灯が使用されており、円筒形の外周側面から360度方向に光を出すようになっている。
【0063】
光源28は中空部26bの中心部に上下方向に配置されていて、その下端は閉塞板26cの中心部の受軸22cに支持されている。光源28の上端は中空筒型脱臭層26の上方に脱臭室22の内周の一部から中空部26bの中心部の上方に張り出した支持軸22dに支持されている。支持軸22dは光源28に電気を送る配線の機能も果たす。光源28は、常時点灯又は点滅のように、必要に応じて使い分けられる。
【0064】
次に、上記発明の実施の形態の構成に基づく作用について以下説明する。
図示しない例えば生ゴミ処理装置で生ゴミを処理すると、硫化水素とアンモニアを含む悪臭ガスが発生し、発生した悪臭ガスは図示しない導入管内を流下して悪臭導入口23から上流側となる脱臭室22の下部側に流入する。悪臭導入口23に設けられた吸入ファン23aの連続駆動により、悪臭導入口23から連続して次々に後続の悪臭ガスが上流側となる脱臭室22の下部側に導入される。
【0065】
このため、脱臭室22内の下部側に導入された悪臭ガスは、後続の悪臭ガスによって脱臭室22内を上昇させられる。脱臭室22内を上昇する悪臭ガスの上昇流によって脱臭室22の底部側の水槽25内の水は蒸発上昇して上方の中空筒型脱臭層26内の多孔質材aや腐葉土bに適度な水分を付与し、この適度な水分は光合成菌の養分として使用される。
【0066】
このとき、悪臭ガスの悪臭導入口23からの導入に合わせて、中空筒型脱臭層26の内側の中空部26bに配置された光源28を点灯あるいは点滅させる。光源28が点灯又は点滅すると、光源28から360度方向にでた光は中空部26bと中空筒型脱臭層26の内周側面とを仕切る光透過仕切板27を透過して中空筒型脱臭層26の内周面を明るくする。
【0067】
中空筒型脱臭層26の内部は通常光が届かず暗いが、中空部26b側からでる光によって、通常は光が届かない中空筒型脱臭層26の内部にも光をあてることが可能となり、中空筒型脱臭層26の内部の多孔質材aに付着している光合成菌はこの明かりによって活性化する。
【0068】
脱臭室22内を上昇する悪臭ガスは、中空筒型脱臭層26の内部を上昇通過中に、中空筒型脱臭層26のに内側の中空部26bに配置された光源28からでる光によって活性化された光合成菌により、悪臭ガス中の硫化水素及びアンモニアが基質(えさ)として処理されて除去される。これにより悪臭ガスは脱臭が図られる。
【0069】
中空筒型脱臭層26を上昇通過中に硫化水素及びアンモニアが除去された脱臭ガスは、中空筒型脱臭層26の上方に上昇する。中空筒型脱臭層26の上方に上昇した脱臭ガスは後続の脱臭ガスによって下流側となる脱臭室22の上部側面に設けられた脱臭排出口24から大気中にそのまま放出されるか、又は次の処理工程に送られる。
【0070】
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例えば前記実施の形態−1、2では、光合成菌を利用した脱臭装置11、21が上下方向に立てられた縦型で説明したが、水平方向に横置された横型でもよい。
【0071】
また、前記実施の形態−1では、光源18は脱臭層16が設けられる位置の脱臭室12の外部側面に設けられている場合で説明したがこれに限定されるものではなく、脱臭層16の位置から離れた場所に設けられていてもよい。この場合には、各光透過チューブ17の端部は離れた場所に設けられた光源18まで延長されると共に、脱臭層16から外部に延長される部分は光が漏れないように、光透過チューブ17の延長側の外周面には外周面と接する側が例えば反射面となるようなテープなどして被覆して処理する。
【0072】
また、前記実施の形態−2において、光合成菌を利用した脱臭装置21が横型の場合には、中空筒型脱臭層26の水槽25と接する側は水の侵入を防ぐために閉塞板26cで形成され、又中空筒型脱臭層26の下流側は充填した光合成菌が付着する多孔質材aが漏れないように開閉型の通気板26aで形成されている。
【0073】
【発明の効果】
以上の記載より明らかなように、請求項1,2の発明に係る光合成菌を利用した脱臭装置によれば、光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層内に、端部が光源側に配置され光源から発した光を端部から導入して筒状外周面から光を出す複数の光透過チューブを適宜間隔をあけて配設したことにより、悪臭ガスは、脱臭層の内部を通過中に、脱臭層の内部に配設された各光透過チューブの外周面から漏れる明かりによって活性化された光合成菌により、悪臭ガス中の硫化水素及びアンモニアが基質(えさ)として処理されて除去される。これにより、活性化された光合成菌により悪臭を脱臭することができる。
【0074】
また、請求項3,4の発明に係る光合成菌を利用した脱臭装置によれば、光合成菌が付着する多孔質材が中空筒状に充填された中空筒型脱臭層を設けると共に、中空筒型脱臭層とその内部側の中空部とを光透過仕切板で仕切り、中空筒型脱臭層と光透過仕切板で仕切られ且つ一端が閉塞された中空部に光源を配置したことにより、悪臭ガスは、中空筒型脱臭層の内部を上昇通過中に、中空筒型脱臭層のに内側の中空部に配置された光源からでる光によって活性化された光合成菌により、悪臭ガス中の硫化水素及びアンモニアが基質(えさ)として処理されて除去される。これにより、活性化された光合成菌により悪臭を脱臭することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態−1を示す光合成菌を利用した脱臭装置の縦断面図である。
【図2】この発明の実施の形態−1を示す光合成菌を利用した脱臭装置の正面図である。
【図3】この発明の実施の形態−1を示す光合成菌を利用した脱臭装置の側面図である。
【図4】(A)はこの発明の実施の形態−1を示す光合成菌を利用した脱臭装置において、光源が片側に設けられている場合の横断面図である。
(B)はこの発明の実施の形態−1を示す光合成菌を利用した脱臭装置において、光源が両側に設けられている場合の横断面図である。
(C)はこの発明の実施の形態−1を示す光合成菌を利用した脱臭装置において、複数の各光源が両側に設けられている場合の横断面図である。
【図5】この発明の実施の形態−1を示す光合成菌を利用した脱臭装置において、脱臭層が複数段設けられている場合の縦断面図である。
【図6】(A)はこの発明の実施の形態−2を示す縦型の光合成菌を利用した脱臭装置の縦断面図である。
(B)はこの発明の実施の形態−2を示す縦型の光合成菌を利用した脱臭装置における中空筒型脱臭層及び中空部の底面図である。
【図7】(A)はこの発明の実施の形態−2を示す横型の光合成菌を利用した脱臭装置の縦断面図である。
(B)はこの発明の実施の形態−2を示す横型の光合成菌を利用した脱臭装置における中空筒型脱臭層及び中空部の上流側の端部側面図である。
【符号の説明】
11 光合成菌を利用した脱臭装置
12 脱臭室
12a 支持枠片
12b 開閉蓋
13 悪臭導入口
13a 吸入ファン
14 脱臭排出口
15 水槽
16 脱臭層
16a 通気板
16b 側周板
17 光透過チューブ
18 光源
18a 外枠板
18b 反射笠
19 加熱型光源
19a 反射笠
21 光合成菌を利用した脱臭装置
22 脱臭室
22a 支持枠片
22b 開閉蓋
22c 受軸
22d 支持軸
23 悪臭導入口
23a 吸入ファン
24 脱臭排出口
25 水槽
26 中空筒型脱臭層
26a 通気板
26b 中空部
26c 閉塞板
26d 側周板
27 光透過仕切板
28 光源
a 多孔質材
b 腐葉土

Claims (5)

  1. 脱臭室の上流側に悪臭導入口を設け、脱臭室の下流側に脱臭排出口を設け、脱臭室の上流側の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層を設けると共に、光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層内に、端部が光源側に配置され光源から発した光を端部から導入して筒状外周面から光を出す複数の光透過チューブを適宜間隔をあけて配設したことを特徴とする光合成菌を利用した脱臭装置。
  2. 脱臭室の下部に悪臭導入口を設け、脱臭室の上部に脱臭排出口を設け、脱臭室の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層を設けると共に、光合成菌が付着する多孔質材が充填された脱臭層内に、端部が光源側に配置され光源から発した光を端部から導入して筒状外周面から光を出す複数の光透過チューブを適宜間隔をあけて配設したことを特徴とする光合成菌を利用した脱臭装置。
  3. 脱臭室の上流側に悪臭導入口を設け、脱臭室の下流側に脱臭排出口を設け、脱臭室の上流側の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が中空筒状に充填された中空筒型脱臭層を設けると共に、中空筒型脱臭層とその内部側の中空部とを光透過仕切板で仕切り、中空筒型脱臭層と光透過仕切板で仕切られ且つ一端が閉塞された中空部に光源を配置したことを特徴とする光合成菌を利用した脱臭装置。
  4. 脱臭室の下部に悪臭導入口を設け、脱臭室の上部に脱臭排出口を設け、脱臭室の底部側に水槽を設け、悪臭導入口と脱臭排出口との間の脱臭室内に光合成菌が付着する多孔質材が中空筒状に充填された中空筒型脱臭層を設けると共に、中空筒型脱臭層とその内部側の中空部とを光透過仕切板で仕切り、中空筒型脱臭層と光透過仕切板で仕切られ且つ一端が閉塞された中空部に光源を配置したことを特徴とする光合成菌を利用した脱臭装置。
  5. 脱臭層内には、光合成菌が付着する竹炭材からなる多孔質材と共に光合成菌の基質となる腐葉土が充填されている請求項1〜請求項4の何れかに記載の光合成菌を利用した脱臭装置。
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