JP2004194877A - 薬液注入システム - Google Patents

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Abstract

【課題】分岐管で連結された複数の薬液シリンジを薬液注入装置に簡単に装着できる薬液注入システムを提供する。
【解決手段】シリンダアダプタ200は、複数の薬液シリンジ300のシリンダ部材301を並列に保持する複数の管状部分201が形成されており、シリンダ保持部材111は、複数の薬液シリンジ300が装着されている1個のシリンダアダプタ200が装着される。このため、シリンダアダプタ200で保持された複数の薬液シリンジ300に分岐管を連結したセットを用意しておき、そのセットをシリンダ保持部材111に装着するようなことを容易に実施できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬液シリンジから被験者に薬液を注入する薬液注入システムに関し、特に、複数種類の薬液を自在に注入する薬液注入システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、被験者の断層画像を撮像する医療装置として、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、等があり、被験者の血管画像を撮像する医療装置として、アンギオ装置、MRA(MR Angio)装置、等がある。上述のような装置を使用するとき、被験者に造影剤や生理食塩水などの薬液を注入することがあり、この注入を自動的に実行する薬液注入システムも実用化されている。
【0003】
ここで、このような薬液注入システムの一従来例を図8を参照して以下に説明する。ここで例示する薬液注入システム1は、薬液シリンジ10が2個まで装着される1個の薬液注入装置20と、後述する分岐管18などからなる。薬液シリンジ10は、1個のシリンダ部材11と1個のピストン部材12からなり、シリンダ部材11は、後端面に開口した1個の穴部13が内部に形成されている。
【0004】
シリンダ部材11の前端面は閉塞されて中央に中空の導管部14が形成されており、この導管部14の先端まで穴部13が連通している。このシリンダ部材11の穴部13にピストン部材12がスライド自在に挿入されており、このピストン部材12とシリンダ部材11との後端外周には、ピストンフランジ15とシリンダフランジ16とが各々形成されている。
【0005】
薬液注入装置20は、1個のシリンダ保持部材21と2個のピストン駆動機構22からなり、1個のシリンダ保持部材21には、2個の薬液シリンジ10のシリンダ部材11を個々に保持する2個のU字状の凹部23が形成されている。この2個の凹部23の各々の後方に2個のピストン駆動機構22が個々に配置されており、これらのピストン駆動機構22は薬液シリンジ10のピストン部材12を保持してスライド移動させる。
【0006】
なお、この薬液注入システム1は、先端部分が1個に集約されていて末端部分が2個に分岐している分岐管18も有しており、この分岐管18の2個の末端部分が2個の薬液シリンジ10の導管部14に個々に連結されている。この分岐管18の1個の先端部分には、例えば、延長チューブによりカテーテルが連結されており、このカテーテルが被験者に連結される(図示せず)。
【0007】
上述のような構成において、この従来例の薬液注入システム1では、1個の薬液注入装置20により2個の薬液シリンジ10から2種類の薬液を被験者に注入することができるので、例えば、CTスキャナにより断層画像が撮像される被験者に造影剤を注入してから生理食塩水で後押しするようなことができる。
【0008】
現在、上述のような薬液注入装置として各種の提案がある(例えば、特許文献1,2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−11096号 (第2−3頁、第11−14図)
【特許文献2】
特開2002−102343号 (第2−3頁、第8図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような薬液注入システム1を実際に利用している現場では、前述のように薬液注入装置20に2個の薬液シリンジ10を装着して1個の分岐管18に連結する場合、2個の薬液シリンジ10と1個の分岐管18とを連結したセットを用意しておき、そのセットを薬液注入装置20に装着している。このため、柔軟な分岐管18で連結された2個の薬液シリンジ10をシリンダ保持部材21の2つの凹部23に装着する必要があり、その作業が容易ではない。
【0011】
例えば、シリンダ保持部材21に2個の薬液シリンジ10を装着してから分岐管18を連結することも不可能ではないが、これでは現場での作業が遅滞することになる。また、シリンダ保持部材21は実際には可動アーム(図示せず)の先端に保持されていて不安定であり、そこに装着した薬液シリンジ10に分岐管18を連結することは容易ではない。
【0012】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、シリンダ保持部材に複数の薬液シリンジを簡単に装着することができる薬液注入システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の薬液注入システムは、シリンダアダプタ、シリンダ保持部材、ピストン駆動機構、を有しており、シリンダアダプタは、複数の薬液シリンジのシリンダ部材を並列に保持する複数の管状部分が形成されている。シリンダ保持部材は、シリンダアダプタが着脱自在に装着され、ピストン駆動機構は、シリンダ保持部材にシリンダアダプタで装着された複数の薬液シリンジのピストン部材を個々に着脱自在に保持してスライド移動させる。
【0014】
シリンダアダプタで保持された複数の薬液シリンジが、そのままシリンダ保持部材に装着されるので、例えば、シリンダアダプタで保持された複数の薬液シリンジに分岐管を連結したセットを用意しておき、そのセットをシリンダ保持部材に装着するようなことが実施される。
【0015】
なお、本発明で云う各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が1個の部材として形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等も可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
[実施の形態の構成]
本発明の実施の形態を図1ないし図5を参照して以下に説明する。なお、本形態では図1等に上下前後左右の方向を図示して説明に利用するが、これは説明を簡単とするために便宜的に規定するものであり、本発明を実施する場合の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
【0017】
本実施の形態の薬液注入システム100は、図1および図2に示すように、薬液注入装置101とシリンダアダプタ200とを有しており、このシリンダアダプタ200を介するなどして薬液シリンジ300が薬液注入装置101に装着される。
【0018】
より詳細には、薬液シリンジ300は、一従来例で説明した薬液シリンジ300と同様に、シリンダ部材301にピストン部材302がスライド自在に挿入されており、シリンダ部材301とピストン部材302との後端外周にシリンダフランジ303とピストンフランジ304とが各々形成されている。
【0019】
本形態の薬液注入装置101は、図2に示すように、支持スタンド102の上端に装置本体103が装着されており、装置本体103には、操作パネル104と液晶ディスプレイ105とが搭載されている。この装置本体103の側部には可動アーム106が装着されており、この可動アーム106の上端に注入ヘッド110が装着されている。
【0020】
この注入ヘッド110は、図1に示すように、シリンダ保持部材である1個の保持部材本体111、複数種類のシリンダアダプタ200、ピストン駆動機構140、からなり、保持部材本体111の上面には、薬液シリンジ300の外形に対応した2つのU字状の凹部112が並列に形成されている。
【0021】
これらの凹部112の各々の後部には凹溝113が形成されており、薬液シリンジ300が保持部材本体111に装着されると、そのシリンダ部材301が凹部112で保持されるとともにシリンダフランジ303が凹溝113で保持される。
【0022】
シリンダアダプタ200は、図1および図4に示すように、薬液シリンジ300のシリンダ部材301を並列に保持する2つの管状部分201と、これらの管状部分201を上部で連結する平板部分202と、が形成されている。より具体的には、シリンダアダプタ200の管状部分201は、その後面にシリンダフランジ303の前面が当接することで、シリンダ部材301の後部が係合する形状に形成されている。
【0023】
この状態でシリンダフランジ303はシリンダアダプタ202より外側に突出するので、薬液注入装置101は、図1に示すように、注入ヘッド110の凹部112の後部にシリンダアダプタ200の管状部分201が係合する段部114が形成されており、この段部114の後端に連続する位置に凹溝113が形成されている。
【0024】
また、図4に示すように、シリンダアダプタ200の下面の中央には係合爪205が形成されており、図1に示すように、この係合爪205が挿入される開口孔116が保持部材本体111に形成されている。この保持部材本体111の内部には、図4に示すように、ロック機構120が内蔵されており、図5に示すように、このロック機構120が係合爪205を着脱自在に保持する。
【0025】
より具体的には、ロック機構120は、回転軸121、操作レバー122、係合カム123、からなり、保持部材本体111の下面に露出している操作レバー122を手動操作で回動させると、この操作レバー122に回転軸121で連結されている係合カム123が係合爪205に係脱する。
【0026】
ピストン駆動機構140は、駆動モータやスライダ機構で形成されて保持部材本体111の後部に内蔵されており、保持部材本体111にシリンダアダプタ200を介するなどして装着された2個の薬液シリンジ300のピストン部材302を個々に保持してスライド移動させる。
【0027】
なお、本形態の薬液注入システム100も、一従来例と同様に、図1に示すように、2個の薬液シリンジ300に1個の分岐管210を装着することができる。この分岐管210は、先端部分が1個に集約されていて末端部分が2個に分岐しており、その2個の末端部分の各々には一方弁211が内蔵されている。
【0028】
なお、本実施の形態の薬液注入装置101は、図3に示すように、CTスキャナ1000の撮像ユニット1001の近傍で使用され、必要によりCTスキャナ1000の制御ユニット1002に接続される。この制御ユニット1002はコンピュータシステムからなり、撮像ユニット1001を動作制御するとともに断層画像を表示する。
【0029】
[実施の形態の動作]
上述のような構成において、本実施の形態の薬液注入システム100では、所望により薬液注入装置101の2つの凹部112に2個の薬液シリンジ300を直接に個別に装着することができ、図1に示すように、2個の薬液シリンジ300を1個のシリンダアダプタ200で一度に装着することもできる。
【0030】
薬液注入装置101にシリンダアダプタ200を使用することなく薬液シリンジ300を直接に装着すると、そのシリンダ部材301の前部が凹部112に保持されるとともに、シリンダフランジ303が凹溝113に保持される。このとき、ピストンフランジ304がピストン駆動機構140に保持されるので、これで薬液注入装置101は薬液シリンジ300を駆動できる状態となる。
【0031】
また、薬液注入装置101に2個の薬液シリンジ300をシリンダアダプタ200で装着する場合は、例えば、薬液注入装置101に装着されていないシリンダアダプタ200の2つの管状部分201に、その後面にシリンダフランジ303の前面が当接するまで、2個の薬液シリンジ300を後方から挿入する。この状態では2個の薬液シリンジ300がシリンダアダプタ200により一体に保持されているので、所望により、その2個の薬液シリンジ300に分岐管210を連結することもできる。
【0032】
つぎに、シリンダアダプタ200で一体に保持された2個の薬液シリンジ300を薬液注入装置101の保持部材本体111に上方から装着すると、そのシリンダ部材301の前部が凹部112に保持されるとともに、シリンダフランジ303が凹溝113に保持され、シリンダアダプタ200の管状部分201は段部114に保持される。
【0033】
このとき、図4および図5に示すように、作業者が保持部材本体111の下面に露出しているロック機構120の操作レバー122を回動させると、このロック機構120の係合カム123がシリンダアダプタ200の係合爪205に係合する。
【0034】
同時に、2個の薬液シリンジ300のピストンフランジ304が2個のピストン駆動機構140に個々に保持されるので、これで薬液注入装置101は2個の薬液シリンジ300を個々に駆動できる状態となり、例えば、被験者に造影剤を注入してから生理食塩水を注入するようなことができる。
【0035】
[実施の形態の効果]
本実施の形態の薬液注入システム100では、上述のように薬液注入装置101に2個の薬液シリンジ300を装着する場合でも、2個の薬液シリンジ300を1個のシリンダアダプタ200に装着し、これを薬液注入装置101に装着すればよいので、その作業が簡単である。
【0036】
特に、2個の薬液シリンジ300に分岐管18を連結する場合でも、シリンダアダプタ200の2つの管状部分201に2個の薬液シリンジ300を個々に装着し、これらの薬液シリンジ300に分岐管18を連結し、このセットを薬液注入装置101に装着すればよい。
【0037】
このため、柔軟な分岐管18で連結された2個の薬液シリンジ300をシリンダ保持部材21の2つの凹部23に装着する煩雑な作業が必要なく、可動アーム106の先端に位置する不安定な保持部材本体111に装着した2個の薬液シリンジ300に分岐管18を連結する煩雑な作業も必要ない。
【0038】
しかも、所望により保持部材本体111のロック機構120でシリンダアダプタ200の係合爪205を保持することもできるので、シリンダアダプタ200を保持部材本体111に確実に固定することもできる。なお、図4に示すように、係合爪205はシリンダアダプタ200のデッドスペースに配置されており、シリンダアダプタ200を作業台の上面などに配置しても係合爪205は干渉しない。
【0039】
[実施の形態の変形例]
本発明は上述した形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では薬液注入装置101およびシリンダアダプタ200に2個の薬液シリンジ300が装着されることを例示したが、これを3個以上とすることも可能である。
【0040】
また、上記形態では薬液注入装置101およびシリンダアダプタ200に2個の同一サイズの薬液シリンジ300が装着されることを例示したが、薬液注入装置101およびシリンダアダプタ200に装着される複数の薬液シリンジ300のサイズが相違することも可能である。
【0041】
さらに、上記形態では注入ヘッド110の2つの凹部112の後端の前後方向での位置が一致しており、シリンダアダプタ200の2つの管状部分201の後端の前後方向での位置も一致していることを例示したが、これらが相違していることも可能である。
【0042】
例えば、一般的にCTスキャナ1000で撮像する被験者には造影剤と生理食塩水との2種類の薬液を注入するが、生理食塩水は造影剤に比較して少量で良いため、図6に示すように、同時に使用する造影剤用と生理食塩水用の薬液シリンジ300−1,2が大小となることがある。
【0043】
このような場合、薬液シリンジ300−1,2に対応した形状にシリンダアダプタ400の管状部分401および注入ヘッドの凹部(図示せず)を形成しておき、さらに、シリンダアダプタ400の2つの管状部分401および保持部材本体の2つの凹部の後端の位置を相違させておくことが好適である。
【0044】
上述のような薬液注入システム(図示せず)では、注入ヘッドの凹部に造影剤用と生理食塩水用の薬液シリンジ300−1,2を間違いなく装着することができ、その薬液シリンジ300−1,2のシリンダ部材301の後端が適切な位置に配置されるのでピストン部材302を的確にスライド移動させることができる。
【0045】
また、上記形態では薬液シリンジ300が一種類しかないことを想定したが、薬液シリンジ300が各種サイズに形成されており、シリンダアダプタ200が各種サイズの薬液シリンジ300ごとに用意されていることも可能である。その場合、複数種類のシリンダアダプタ200は、その管状部分201の内径が専用の薬液シリンジ300のシリンダ部材301に対応しており、注入ヘッド110は、凹部112の形状が最大サイズの薬液シリンジ300のシリンダ部材301に対応していることが好適である。
【0046】
さらに、薬液シリンジ300が複数種類の薬液ごとに各種サイズに形成されており、注入ヘッド110の凹部112とシリンダアダプタ200の管状部分201との個数が薬液の種類の個数に対応しており、その凹部112の形状と管状部分201の内径とが薬液の種類ごとの最大サイズの薬液シリンジ300のシリンダ部材301に対応していることも可能である。
【0047】
また、上記形態では薬液シリンジ300のシリンダフランジ303がシリンダアダプタ200の管状部分201より外側に突出し、注入ヘッド110の凹溝113には薬液シリンジ300のシリンダフランジ303のみ係合することを例示した。
【0048】
しかし、図7に示すように、最大以外のサイズの薬液シリンジ300が装着されるシリンダアダプタ500の管状部分501の後端外周に最大サイズの薬液シリンジ300のシリンダフランジ303と同一形状のアダプタフランジ502が形成されており、このアダプタフランジ502が注入ヘッド110の凹溝113に係合することも可能である。
【0049】
さらに、シリンダアダプタ500のアダプタフランジ502の後面にシリンダフランジ303が係合する凹部503が形成されていることにより、アダプタフランジ502が注入ヘッド110の凹溝113に円滑に係合できるようにすることも可能である。
【0050】
また、上記形態ではシリンダアダプタ200が、薬液シリンジ300のシリンダ部材301の後部のみカバーすることを例示したが、例えば、シリンダ部材301の前端から後端まで全体をカバーすることも可能であり、シリンダ部材301の前面の外周部分までカバーすることも可能である。
【0051】
さらに、上記形態では薬液シリンジ200のシリンダ部材201にロッド形状のピストン部材202が挿入されていることを例示したが、このような薬液シリンジにはピストン部材がヘッド部のみの製品もある(図示せず)。このような薬液シリンジを利用する薬液注入装置では(図示せず)、ピストン駆動機構は金属製の強固なスライドアームなどで薬液シリンジのピストンヘッドを把持してスライド移動させるが、このような薬液注入装置にも上記形態のシリンダアダプタ200は利用可能である。
【0052】
また、本形態ではCTスキャナ1000で撮像される被験者に薬液注入システム100で造影剤や生理食塩水を注入することを想定したが、MRI装置やアンギオ装置で撮像される被験者に薬液注入システム100で造影剤や生理食塩水などの薬液を注入することも可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明の薬液注入システムでは、複数の薬液シリンジを1個のシリンダアダプタに装着し、このシリンダアダプタに装着された複数の薬液シリンジを一度に薬液注入装置に装着することができるので、例えば、シリンダアダプタで保持された複数の薬液シリンジに分岐管を連結したセットを用意しておき、そのセットをシリンダ保持部材に装着するようなことを容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の薬液注入システムを示す分解斜視図である。
【図2】薬液注入装置の外観を示す斜視図である。
【図3】CTスキャナの外観を示す斜視図である。
【図4】シリンダアダプタの下面形状とロック機構との関係を示す分解斜視図である。
【図5】ロック機構の動作を示す斜視図である。
【図6】第1の変形例のシリンダアダプタと薬液シリンジとの外観を示す斜視図である。
【図7】第2の変形例のシリンダアダプタと薬液シリンジとの外観を示す斜視図である。
【図8】一従来例の薬液注入システムを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
100 薬液注入システム
101 薬液注入装置
111 シリンダ保持部材である保持部材本体
112 凹部
120 ロック機構
140 ピストン駆動機構
200,400,500 シリンダアダプタ
201,401,501 管状部分
205 係合爪
300 薬液シリンジ
301 シリンダ部材
302 ピストン部材
303 シリンダフランジ
502 アダプタフランジ
503 凹部

Claims (18)

  1. シリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている薬液シリンジの前記シリンダ部材と前記ピストン部材とを別個に保持して相対移動させる薬液注入システムであって、
    複数の前記薬液シリンジのシリンダ部材を並列に保持する複数の管状部分を有するシリンダアダプタと、
    このシリンダアダプタが着脱自在に装着されるシリンダ保持部材と、
    このシリンダ保持部材に前記シリンダアダプタで装着された複数の前記薬液シリンジのピストン部材を個々に着脱自在に保持してスライド移動させるピストン駆動機構と、
    を有している薬液注入システム。
  2. 前記シリンダ保持部材は、複数の前記薬液シリンジが個々に直接に装着される複数のU字状の凹部が上面に形成されており、これら複数の凹の各々に前記シリンダアダプタの複数の管状部分が個々に係合する段部が形成されている請求項1に記載の薬液注入システム。
  3. 前記薬液シリンジは、複数種類の薬液ごとに相違するサイズに形成されており、
    前記シリンダ保持部材は、前記凹部の個数が前記薬液の種類の個数に対応しており、複数の前記凹部の形状が複数サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に個々に対応しており、
    前記シリンダアダプタは、前記管状部分の個数が前記薬液の種類の個数に対応しており、複数の前記管状部分の内径が複数サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に個々に対応している請求項2に記載の薬液注入システム。
  4. 前記薬液シリンジは、各種サイズに形成されており、
    前記シリンダ保持部材は、前記凹部の形状が最大サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に対応しており、
    前記シリンダアダプタは、各種サイズの前記薬液シリンジごとに用意されており、前記管状部分の内径が各種サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に対応している請求項2に記載の薬液注入システム。
  5. 前記薬液シリンジは、複数種類の薬液ごとに各種サイズに形成されており、
    前記シリンダ保持部材は、前記凹部の個数が前記薬液の種類の個数に対応しており、複数の前記凹部の形状が前記薬液の種類ごとの最大サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に対応しており、
    前記シリンダアダプタは、各種サイズの前記薬液シリンジごとに用意されており、前記管状部分の個数が前記薬液の種類の個数に対応しており、複数の前記管状部分の内径が前記薬液の種類ごとの各種サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に各々対応している請求項2に記載の薬液注入システム。
  6. 前記シリンダ保持部材は、複数の前記凹部の後端の前後方向での位置が相違しており、
    前記シリンダアダプタは、複数の前記管状部分の後端の位置が前記シリンダ保持部材の凹部の後端の位置に対応している請求項3または5に記載の薬液注入システム。
  7. 前記薬液シリンジは、各種サイズに形成されており、前記シリンダ部材の後端外周にシリンダフランジが形成されており、
    前記シリンダ保持部材は、最大サイズの前記薬液シリンジのシリンダフランジが係合する凹溝が前記凹部の後端に形成されており、
    前記シリンダアダプタは、最大以外のサイズの前記薬液シリンジが装着される前記管状部分の後端外周に最大サイズの前記薬液シリンジのシリンダフランジと同一形状のアダプタフランジが形成されている請求項4ないし6の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  8. 前記シリンダアダプタは、前記管状部分に装着される前記薬液シリンジのシリンダフランジが係合する凹部が前記アダプタフランジの後面に形成されている請求項7に記載の薬液注入システム。
  9. 前記シリンダアダプタは、所定位置に係合爪が形成されており、
    前記係合爪を係脱自在に保持するロック機構が前記シリンダ保持部材に設けられている請求項1ないし8の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  10. シリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている薬液シリンジの前記シリンダ部材を保持するシリンダアダプタであって、
    複数の前記薬液シリンジのシリンダ部材を並列に保持する複数の管状部分が形成されているシリンダアダプタ。
  11. 前記薬液シリンジは、複数種類の薬液ごとに相違するサイズに形成されており、
    前記管状部分の個数が前記薬液の種類の個数に対応しており、
    複数の前記管状部分の内径が複数サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に個々に対応している請求項10に記載のシリンダアダプタ。
  12. 前記薬液シリンジは、各種サイズに形成されており、
    前記管状部分の内径が各種サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に対応している請求項10に記載のシリンダアダプタ。
  13. 前記薬液シリンジは、複数種類の薬液ごとに各種サイズに形成されており、
    前記管状部分の個数が前記薬液の種類の個数に対応しており、
    複数の前記管状部分の内径が前記薬液の種類ごとの各種サイズの前記薬液シリンジのシリンダ部材に各々対応している請求項10に記載のシリンダアダプタ。
  14. 複数の前記管状部分の後端の位置が前後方向で相違している請求項11または13に記載のシリンダアダプタ。
  15. 前記薬液シリンジは、前記シリンダ部材の後端外周にシリンダフランジが形成されており、
    最大以外のサイズの前記薬液シリンジが装着される前記管状部分の後端外周に最大サイズの前記薬液シリンジのシリンダフランジと同一形状のアダプタフランジが形成されている請求項12または13に記載のシリンダアダプタ。
  16. 前記管状部分に装着される前記薬液シリンジのシリンダフランジが係合する凹部が前記アダプタフランジの後面に形成されている請求項15に記載のシリンダアダプタ。
  17. 所定位置に係合爪が形成されている請求項10ないし16の何れか一項に記載のシリンダアダプタ。
  18. 請求項2に記載の薬液注入システムのシリンダ保持部材であって、
    複数の前記薬液シリンジが個々に直接に装着される複数のU字状の凹部が形成されており、
    これら複数の凹部の各々に前記シリンダアダプタの複数の管状部分が個々に係合する段部が形成されているシリンダ保持部材。
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