JP2004194644A - 乾燥おからを加えて血液を乾燥する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、大量に排出される血液の飼料化を可能にするものである。
【解決手段】本発明は、血液に凝固防止剤を加えたのち、吸水力の強い乾燥おからを混ぜ、生おからに近い物性に調節したあと、短時間で乾燥することを特徴とする。
【解決手段】本発明は、血液に凝固防止剤を加えたのち、吸水力の強い乾燥おからを混ぜ、生おからに近い物性に調節したあと、短時間で乾燥することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥おからを加えることにより血液の乾燥を容易にするものである。
【0002】
【従来の技術】屠殺場で処理する動物からの放血量は莫大で、資源的に無視できない。1頭あたり豚では約2.3リットル、牛では10リットルにもなる。血液にはタンパク質が18ないし20%も含まれ、栄養価も高く、欧米では大豆や小麦などの植物タンパク質に代わるものとして食料化が図られている例もある。
【0003】しかし従来からの放血法による収集では、血液は汚染されやすく、腐敗しやすかったため、加熱凝固後圧搾したのち乾燥し、血粉の形で、主に有機質肥料として用いられてきた。
【0004】血液を加熱すると、アミノ・カルボニル反応にもとづく褐変が起こりやすく、褐変が進むと、タンパク質の利用率が低下する。したがって血液の飼料化を目指すならば、乾燥に必要以上の熱をかけない方法を選択する必要がある。
【0005】血液の乾燥には、噴霧乾燥、凍結乾燥、膜ろ過などの方法も用いることができる。しかし大量の血液を短時間で、しかも低コストで処理するという目的には合致しない。
【0006】一方採血の方法については、管のついたナイフを血管に刺し込み、減圧下で血液を集めるなど、衛生的な面で大きな改善が進んでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は血液を短時間で粉末化し、飼料化を可能にする方法に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】凝固防止剤を加えて凝固を防いだ血液に、吸水力の強い乾燥おからを加え、生おからに近い物性に調整する。次いで乾燥機にかけて短時間で乾燥し、タンパク質の利用率を保持する。
【0009】血液に乾燥おからを加えたときに求めれられる生おからに近い物性とは、熱風を吹き付けたときに容易に粉砕される程度の物性をいう。
【0010】乾燥おからを加えた血液のタンパク質利用率を保持するために、数秒間で血液を処理できる乾燥機を用いる。
【0011】
【発明の実施の形態】凝固防止剤を加えた血液に、吸水性の強い乾燥おからを加え、生おからに近い物性に調整したのち乾燥する。
【0012】凝固防止剤としては、食品添加物として認められている、クエン酸三カリウム、クエン酸三ナトリウム(別名、クエン酸ナトリウム)、硫酸マグネシウムなど、血液の凝固因子であるカルシウム・イオンに対してキレート作用を有するものを用いる。
【0013】凝固剤の使用量は、クエン酸三ナトリウムとして0.3ないし2.0%である。
【0014】使用する乾燥おからは吸水性の高いもの、好ましくは300%以上のものが求められる。このような吸水性の高い乾燥おからは、(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」を用いることにより製造できる。ただし吸水性の高い乾燥おからを得る手段は、同機の使用に限られるものではない。
【0015】乾燥はタンパク質の利用率の低下を防ぐため、短時間で行うことが求められ、それが可能な乾燥機としては、投入から乾燥終了まで5秒という(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」がある。ただし乾燥の方法は、同機の使用に限られるものではない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。
【0017】
〔実施例1〕新鮮な豚の血液20kgに3.4%クエン酸三ナトリウム液を2kg混合した。これに(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」で作った吸水性の強い乾燥おからを4kg投入し、撹拌した。最後に「転生」を用い、乾燥おから入り豚血液に330℃の熱風を毎秒25mの速度で吹き付け、分級チャンバーにおいて品温93℃で乾燥することにより、茶褐色のさらさらした高タンパクの粉末8kgを得ることができた。
【0018】
〔実施例2〕新鮮な豚の血液20kgに3.4%クエン酸三ナトリウム液を2kg混合した。これに(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」で作った吸水性の強い乾燥おからを4kg投入し、撹拌した。最後に「転生」を用い、乾燥おから入り豚血液に330℃の熱風を毎秒30mの速度で吹き付け、分級チャンバーにおいて品温90℃で乾燥することにより、茶褐色のさらさらした高タンパクの粉末8kgを得ることができた。
【0019】
【発明の効果1】血液の迅速な乾燥が可能になる。
【発明の効果2】迅速な乾燥を行う結果、従来法に比べて燃料費の大幅な削減が可能になる。
【発明の効果3】タンパク質の栄養効率を損なうことなく処理できる。
【発明の効果4】高タンパク質の飼料の製造が容易になる。
【発明の効果5】処理品はさらさらしていて取扱いやすい。
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥おからを加えることにより血液の乾燥を容易にするものである。
【0002】
【従来の技術】屠殺場で処理する動物からの放血量は莫大で、資源的に無視できない。1頭あたり豚では約2.3リットル、牛では10リットルにもなる。血液にはタンパク質が18ないし20%も含まれ、栄養価も高く、欧米では大豆や小麦などの植物タンパク質に代わるものとして食料化が図られている例もある。
【0003】しかし従来からの放血法による収集では、血液は汚染されやすく、腐敗しやすかったため、加熱凝固後圧搾したのち乾燥し、血粉の形で、主に有機質肥料として用いられてきた。
【0004】血液を加熱すると、アミノ・カルボニル反応にもとづく褐変が起こりやすく、褐変が進むと、タンパク質の利用率が低下する。したがって血液の飼料化を目指すならば、乾燥に必要以上の熱をかけない方法を選択する必要がある。
【0005】血液の乾燥には、噴霧乾燥、凍結乾燥、膜ろ過などの方法も用いることができる。しかし大量の血液を短時間で、しかも低コストで処理するという目的には合致しない。
【0006】一方採血の方法については、管のついたナイフを血管に刺し込み、減圧下で血液を集めるなど、衛生的な面で大きな改善が進んでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は血液を短時間で粉末化し、飼料化を可能にする方法に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】凝固防止剤を加えて凝固を防いだ血液に、吸水力の強い乾燥おからを加え、生おからに近い物性に調整する。次いで乾燥機にかけて短時間で乾燥し、タンパク質の利用率を保持する。
【0009】血液に乾燥おからを加えたときに求めれられる生おからに近い物性とは、熱風を吹き付けたときに容易に粉砕される程度の物性をいう。
【0010】乾燥おからを加えた血液のタンパク質利用率を保持するために、数秒間で血液を処理できる乾燥機を用いる。
【0011】
【発明の実施の形態】凝固防止剤を加えた血液に、吸水性の強い乾燥おからを加え、生おからに近い物性に調整したのち乾燥する。
【0012】凝固防止剤としては、食品添加物として認められている、クエン酸三カリウム、クエン酸三ナトリウム(別名、クエン酸ナトリウム)、硫酸マグネシウムなど、血液の凝固因子であるカルシウム・イオンに対してキレート作用を有するものを用いる。
【0013】凝固剤の使用量は、クエン酸三ナトリウムとして0.3ないし2.0%である。
【0014】使用する乾燥おからは吸水性の高いもの、好ましくは300%以上のものが求められる。このような吸水性の高い乾燥おからは、(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」を用いることにより製造できる。ただし吸水性の高い乾燥おからを得る手段は、同機の使用に限られるものではない。
【0015】乾燥はタンパク質の利用率の低下を防ぐため、短時間で行うことが求められ、それが可能な乾燥機としては、投入から乾燥終了まで5秒という(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」がある。ただし乾燥の方法は、同機の使用に限られるものではない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。
【0017】
〔実施例1〕新鮮な豚の血液20kgに3.4%クエン酸三ナトリウム液を2kg混合した。これに(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」で作った吸水性の強い乾燥おからを4kg投入し、撹拌した。最後に「転生」を用い、乾燥おから入り豚血液に330℃の熱風を毎秒25mの速度で吹き付け、分級チャンバーにおいて品温93℃で乾燥することにより、茶褐色のさらさらした高タンパクの粉末8kgを得ることができた。
【0018】
〔実施例2〕新鮮な豚の血液20kgに3.4%クエン酸三ナトリウム液を2kg混合した。これに(株)マルミのMT300型食材乾燥機「転生」で作った吸水性の強い乾燥おからを4kg投入し、撹拌した。最後に「転生」を用い、乾燥おから入り豚血液に330℃の熱風を毎秒30mの速度で吹き付け、分級チャンバーにおいて品温90℃で乾燥することにより、茶褐色のさらさらした高タンパクの粉末8kgを得ることができた。
【0019】
【発明の効果1】血液の迅速な乾燥が可能になる。
【発明の効果2】迅速な乾燥を行う結果、従来法に比べて燃料費の大幅な削減が可能になる。
【発明の効果3】タンパク質の栄養効率を損なうことなく処理できる。
【発明の効果4】高タンパク質の飼料の製造が容易になる。
【発明の効果5】処理品はさらさらしていて取扱いやすい。
Claims (3)
- 乾燥おからを加えることを特徴とする血液の乾燥法
- 血液が家畜の血液である請求項1の血液の乾燥法。
- 家畜が家禽を含む広義の家畜である請求項1の血液の乾燥法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383446A JP2004194644A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 乾燥おからを加えて血液を乾燥する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383446A JP2004194644A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 乾燥おからを加えて血液を乾燥する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004194644A true JP2004194644A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32767156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002383446A Withdrawn JP2004194644A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 乾燥おからを加えて血液を乾燥する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004194644A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110973359A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-04-10 | 华南农业大学 | 干豆腐渣在高水分材料青贮调制中的应用 |
KR102500814B1 (ko) | 2022-06-20 | 2023-02-16 | 주식회사 지씨셀 | 혈액 여지 건조 보관함 |
-
2002
- 2002-12-19 JP JP2002383446A patent/JP2004194644A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110973359A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-04-10 | 华南农业大学 | 干豆腐渣在高水分材料青贮调制中的应用 |
KR102500814B1 (ko) | 2022-06-20 | 2023-02-16 | 주식회사 지씨셀 | 혈액 여지 건조 보관함 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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