JP2004194635A - ダイエット用の食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】α−グルコシダーゼ阻害剤を含有するダイエット用の食品組成物に於いて、その摂取の継続性を改善する技術を提供する。
【解決手段】1)α−グルコシダーゼ阻害剤と2)ストレス緩和剤とを食品組成物に含有させる。α−グルコシダーゼ阻害剤としては、1−デオキシノジリマイシンが好ましく、該1−デオキシノジリマイシンの基源としては桑の葉及び桑の葉のエキスが好ましい。ストレス緩和剤としては、乳清カルシウムが好ましい。更に、非消化性素材を含有することが好ましく、該非消化性素材としては、キチン、キトサン、マルチトール、結晶セルロース等が好適に例示できる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品組成物に関し、更に詳細には、ダイエットに好適な食品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年栄養状態の変化、食生活の変化、運動の慢性的不足などの種々の社会的要因が重なって、肥満或いは過剰のカロリー摂取が大きな社会的問題となってきている。この様なカロリーの過剰摂取、それによって起こる肥満は、糖尿病、高脂血症、シンドロームX等の原因となって、これらの成人病へ発展していくことが懸念されており、保健行政の観点からも重大な課題となっている。この様な社会情勢を背景として、肥満を予防する為の種々の方策が考え出されている。例えば、グルコマンナンなどの非消化性のゲル組成物を食前に投与し、物理的に食餌量を制限する方法、1−デオキシノジリマイシン等のα−グルコシダーゼ阻害剤を投与して、糖質の消化を抑制して、カロリーの過剰摂取を抑制する方法やキトサンやギムネマ・シルベスタの抽出物などを利用して糖質の吸収を阻害し、カロリーの過剰摂取を抑制する方法などが知られている。(特開平6−181702、特開2000−281583、特開2001−103928)しかしながら、これらにおいて決定的なものが登場していない理由としては、ダイエットの継続性が困難であることが挙げられる。即ち、何れの素材においても、カロリーの過剰摂取効果は認められるにもかかわらず、実効が現れるまで継続的に摂取できないことが、効を奏さない理由といえる。言い換えれば、ダイエット用の食品において、その摂取継続性を維持する手段の開発が望まれていた。
【0003】
一方、カルシウムについては、既にストレスを緩和する作用を有することが知られており、(特開平7−308147、特開2000−7573、特開2002−119250)かかるカルシウムの内、乳清中に存在する、乳清カルシウムが特に吸収、生体利用性に優れることは知られている。(特開2001−95488)しかしながら、その摂取の継続性を改善する目的で、ダイエット用の食品に含有させることは全く知られていない。従って、1)α−グルコシダーゼ阻害剤と2)ストレス緩和剤とを含有する食品組成物が、その摂取継続性と、カロリーの過剰摂取抑制に優れることは全く知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、α−グルコシダーゼ阻害剤を含有するダイエット用の食品組成物に於いて、その摂取の継続性を改善する技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、α−グルコシダーゼ阻害剤を含有するダイエット用の食品組成物に於いて、その摂取の継続性を改善する手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、ダイエット用の食品組成物の摂取の継続を阻害しているのが、ダイエットを実行しているという認識のストレスであり、該ストレスを緩和することにより継続性が維持できることを見出した。即ち、1)α−グルコシダーゼ阻害剤と2)ストレス緩和剤とを含有する食品組成物が、ダイエット用の食品として好適な性質を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
(1)1)α−グルコシダーゼ阻害剤と2)ストレス緩和剤とを含有することを特徴とする、食品組成物。
(2)α−グルコシダーゼ阻害剤が、1−デオキシノジリマイシンであることを特徴とする、(1)に記載の食品組成物。
(3)1−デオキシノジリマイシンの基源が、桑の葉及び桑の葉のエキスであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の食品組成物。
(4)ストレス緩和剤が、乳清カルシウムであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の食品組成物。
(5)更に、非消化性素材を含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の食品組成物。
(6)非消化性素材としてキトサン及び/又はマルチトールを含有することを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の食品組成物。
(7)1)桑の葉及び/又はそのエキスと2)乳清カルシウムとを含有する食品組成物。
(8)更に、キトサン及び/又はマルチトールを含有することを特徴とする、(7)に記載の食品組成物。
(9)好ましい摂取時期が食事の直前であることを特徴とする、(1)〜(8)何れか1項に記載の食品組成物。
(10)ダイエット用であることを特徴とする、(1)〜(9)何れか1項に記載の食品組成物。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の食品組成物の必須成分であるα−グルコシダーゼ阻害剤
本発明の食品組成物は、α−グルコシダーゼ阻害剤を含有することを特徴とする。α−グルコシダーゼ阻害剤は食物中の糖質がブドウ糖に分解される過程を阻害することにより、血糖値の急激な上昇が抑制される。その結果、血糖値の上昇がゆるやかになることでインスリンの分泌量も減少し、脂肪細胞での脂肪の合成量が減少し肥満を予防あるいは改善できる。α−グルコシダーゼ阻害物質としては、例えば1−デオキシノジリマイシンやサラシノールが挙げられる。1−デオキシノジリマイシンは桑葉等に含まれており、サラシノールはサラシア・レティキュラタ等に含まれている。即ち、桑の葉及び/又はそのエキス、サラシア・レティキュラタの植物体及び/又はそのエキスが本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤である。特に好ましいものとしては、桑の葉及び/又はそのエキスが例示できる。ここでエキスとは、植物体の一部又は全部を溶剤で抽出した抽出物、該抽出物から溶剤を除去した溶媒除去物、抽出物乃至は溶媒除去物を分画精製した分画物の総称を意味する。抽出物としては、極性の高いい溶剤によって抽出された抽出物の溶剤除去物が特に好ましく例示できる。極性の高い溶剤としては、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、蟻酸メチルなどのエステル類、アセトンやメチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリルなどのニトリル類、1,3−プタンジオール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、水などが好ましく例示できる。これらの内では、アルコール及び/又は水が特に好ましい。抽出は、植物体に対して1〜10重量倍の溶剤を加え、室温であれば数日間、沸点付近の温度であれば数時間浸漬すればよい。抽出後は、必要に応じて、減圧濃縮などして溶剤を除去することが好ましい。以下にエキスの製造例を示す。
【0007】
<製造例1>
桑の葉の乾燥物1Kgに、50%エタノール水溶液10lを加え、3時間加熱還流した。室温まで反応液を冷却した後、濾過により不溶物を取り除き、減圧濃縮した後、水1lを加え、分散させた後、凍結乾燥し、エキスを37g得た。(アモルファス)又、不溶成分を乾燥し、重量を量ったところ、953gあった。
【0008】
本発明の食品組成物に於いて、α−グルコシダーゼ阻害剤は、唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の食品組成物に於けるα−グルコシダーゼ阻害剤の好ましい含有量は、総量で食品組成物全量に対して、10〜80質量%であり、更に好ましくは20〜60質量%である。かかるα−グルコシダーゼ阻害剤の特に好ましい含有形態は、乾燥物を含む植物体とエキスの両方を含有する形態であり、かかる形態に於いては乾燥物を含む植物体とエキスの比は2:1〜1:2が好ましい。この様な形態に於いては有効成分が、段階的に放出される為、有効成分の生体利用性が高まる為と、有効成分以外の部分が非消化素材として有用に働く為である。従って、本発明の食品組成物に於いては、桑の葉エキスを20〜30質量%と、桑の葉の乾燥物を15〜20質量%とを含有する形態が特に好ましい。これはこの様な配合量において、α−グルコシダーゼ阻害活性が有効に発揮される為である。
【0009】
(2)本発明の食品組成物の必須成分であるストレス緩和剤
本発明の食品組成物はストレス緩和剤を含有することを特徴とする。本発明においてストレス緩和剤は、ダイエット行為に付随して、ダイエット行為者に誘起されるストレスを緩和し、ダイエット行為が中断されるのを防ぐ作用を有する。ダイエット行為が維持されることにより、α−グルコシダーゼ阻害剤の本来の作用が発揮される。ストレス緩和剤としては、ストレス緩和作用が知られている食品素材であれば特段の限定なく使用することが出来るが、特に好ましいものは、カルシウムであり、乳清カルシウムが特に好適に例示できる。この様な乳清カルシウムとしては、既に市販されているものがあり、この様な市販品を利用することが出来る。好ましい市販品としては、例えば、株式会社ヘルスウェイ社から販売されている「食用乳清カルシウム」が好適に例示できる。かかるストレス緩和剤の好ましい含有量は、食品組成物全量に対して、1〜10質量%が好ましい。これは少なすぎるとストレスが緩和されきれずダイエット行為が中断される場合があり、多すぎても効果が頭打ちになり、処方の自由度を阻害する場合があるからである。
【0010】
(3)本発明の食品組成物の好ましい成分である非消化性素材
本発明の食品組成物は好ましい形態に於いて、非消化性素材を好ましい成分として含有する。該非消化性素材としては、人間の消化管において消化されないものであれば特段の限定なく適用でき、例えば、キチン、キトサン、マルチトールの様な還元麦芽糖、異性化転化糖、結晶セルロース、ペクチン等のオリゴ糖等が例示できる。このうち、キチン、キトサンは甲殻類の甲殻を抽出、精製することにより得ることが出来る。マルチトールは、麦芽糖を水素添加し、還元することにより得ることが出来る。これらの非消化性成分は既に食品原料として市販されているものが存在し、それらを利用することが出来る。好ましい市販品としては、キトサンである、「キトサンFM−80」(甲陽ケミカル株式会社製)、マルチトールである「アマルティーMR−50」(東和化成工業株式会社製)、「マビット」(林原株式会社)、結晶セルロースである「ビバピュール(VIVAPUR)」(リバソン株式会社販売)、「アビセル」(旭化成工業株式会社製)等が好ましく例示できる。又、α−グルコシダーゼ阻害剤として、桑の葉又は桑の葉の乾燥物などを用いた場合、該桑の葉の内の1−デオキシノジリマイシン以外の部分のセルロースなどの不溶成分は非消化性素材に分類される。これらの非消化性素材は、本発明の食品組成物に於いて、物理的に腸壁をコートし、糖質の吸収を抑制する効果と、満腹感を催させる作用を有する。本発明の食品組成物において、かかる非消化性素材は唯一種を含有することも出来るし、二種以上組み合わせて含有することも出来る。本発明の食品組成物に於ける非消化性素材の好ましい含有量は、総量で、20〜70質量%であり、更に好ましくは30〜60質量%である。食品組成物全量に対して、これらの内、好ましい形態は、少なくともキトサンとマルチトールを含有する形態であり、更に好ましくは、キトサン、マルチトール及び結晶セルロースを含有する形態である。かかる場合に於けるキトサンの好ましい含有量は、1〜5質量%であり、マルチトールの好ましい含有量は、15〜30質量%であり、結晶セルロースの好ましい含有量は、10〜20質量%である。これは少なすぎると糖質の吸収を抑制する効果と、満腹感誘起効果などの効果を奏さない場合があり、多すぎると1−デオキシノジリマイシンやカルシウムなどの吸収を阻害する場合があるからである。前記の如くに非消化性素材を組み合わせて用いることにより、有効成分の吸収阻害を最大限抑えて、糖質の吸収を抑制する効果と、満腹感誘起効果を奏させることが可能である。
【0011】
(4)本発明の食品組成物
本発明の食品組成物は、前記必須成分と任意成分とを含有することを特徴とする。本発明の食品組成物は、飴、ガム、焼き菓子などの菓子やソーセージ、ハム、はんぺん、インスタントラーメン等の総菜などの通常の食品や、健康維持や健康促進を目的とする、錠剤や顆粒剤、カプセル剤形式の健康食品或いは特定保険用食品などが好ましく例示できる。このうち、健康維持や健康促進を目的とする、錠剤や顆粒剤、カプセル剤形式の健康食品或いは特定保険用食品が特に好ましい。これは、本発明の食品の効果が、糖質の消化を阻害し、血糖値の急激な上昇が抑制し、その結果、血糖値の上昇がゆるやかになることでインスリンの分泌量も減少し、脂肪細胞での脂肪の合成量が減少し肥満を予防あるいは改善する作用を発揮する。従って、本発明の食品組成物は、食餌の直前、具体的には食前30分以内に予め摂取しておくことが好ましい。用途も血糖値上昇抑制、カロリーの過剰摂取抑制の意味でのダイエット用として用いることが好ましい。本発明の食品組成物は、ダイエットの際に生じる、ストレスを緩和し、ダイエットが中断されるのを防ぐ作用を有する。本発明の食品組成物では、前記の必須成分、好ましい成分以外に、通常食品組成物で使用される任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、結合剤、被覆剤、崩壊剤、糖衣剤、カプセル剤、矯味矯臭剤、着色剤、安定化剤、分散剤などが好ましく例示できる。本発明の食品組成物は、前記必須成分、好ましい成分、任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。
【0012】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0013】
<実施例1>
下記に示す処方に従って、本発明の食品組成物(健康食品)を作成した。即ち、処方成分をフローコーターに仕込み、流動層造粒を行い、40℃で送風乾燥し、顆粒を得た。この顆粒を打錠し、220mgの錠剤として、本発明の食品組成物1を得た。
製造例1の桑の葉エキス 25 質量部
桑の葉の乾燥・粉砕物 18 質量部
キトサン 4 質量部
マルチトール 21 質量部
結晶セルロース 18 質量部
ヒドロキシプロピルセルロース 4 質量部
ショ糖脂肪酸エステル 5 質量部
乳清カルシウム 5 質量部
【0014】
<実施例2〉
下記に示す処方に従って、本発明の食品組成物(健康食品)を作成した。即ち、処方成分をフローコーターに仕込み、流動層造粒を行い、40℃で送風乾燥し、顆粒を得た。この顆粒を打錠し、220mgの錠剤として、本発明の食品組成物2を得た。
製造例1の桑の葉エキス 33 質量部
キトサン 4 質量部
マルチトール 21 質量部
結晶セルロース 18 質量部
ヒドロキシプロピルセルロース 4 質量部
ショ糖脂肪酸エステル 5 質量部
乳清カルシウム 5 質量部
【0015】
<試験例1>
実施例1、2の本発明の食品組成物1、2を用いて、血糖値に対する作用を調べた。即ち、肥満に悩むパネラー1群5名を用い、50gのショ糖の摂取後の血糖値の変化を調べた。1群はショ糖の投与のみで食品組成物は投与せず(対照群)、1群はショ糖投与の20分前に食品組成物1を2錠投与し(食品組成物1前投与群)、1群はショ糖投与の20分前に食品組成物2を2錠投与し(食品組成物2前投与群)、残る1群はショ糖投与の直後に食品組成物1を2錠投与した(食品組成物1後投与群)。ショ糖は180mlの温水に溶かして投与した。実験直前及びショ糖投与後30分に採血し、血糖値(mg/dl)を測定した。結果を表1に示す。これより、本発明の食品組成物は、食餌前に投与することにより、糖質の消化、吸収を抑制し、肥満を防止する作用を有することがわかる。又、α−グルコシダーゼ阻害剤としては、桑の葉のエキスと桑の葉の乾燥、粉砕物の両方を含有する形態が好ましいこともわかる。
【0016】
【表1】
Figure 2004194635
【0017】
<実施例3>
下記に示す処方に従って、本発明の食品組成物(健康食品)を作成した。即ち、処方成分をフローコーターに仕込み、流動層造粒を行い、40℃で送風乾燥し、顆粒を得た。この顆粒を打錠し、220mgの錠剤として、本発明の食品組成物3を得た。試験例1と同様の評価を行ったところ、直前の血糖値が99±10mg/dlであり、30分後の血糖値が、137±21mg/dlであった。これより、非消化性素材としては、キトサン、マルチトール及び結晶セルロースを含有する形態であることがわかる。
製造例1の桑の葉エキス 25 質量部
桑の葉の乾燥・粉砕物 18 質量部
キトサン 43 質量部
ヒドロキシプロピルセルロース 4 質量部
ショ糖脂肪酸エステル 5 質量部
乳清カルシウム 5 質量部
【0018】
<試験例2>
食品組成物1と食品組成物1の乳清カルシウムを結晶セルロースに置換した、比較例1とを用いて、肥満に悩むヒトをパネラーとして、(1群5名)ダイエット使用テストを行った。テストは5週間行い、一日3回食事前30分にサンプルを2錠服用してもらった。又、服用忘れもチェックしてもらった。試験開始時と終了時に体重を測定してもらった。結果を、試験開始時の平均体重、試験終了時の平均体重、服用忘れ回数として表2示す。これより、本発明の食品組成物1では、体重減少が認められたのに、比較例の群では認められないことがわかる。この原因としては、本発明の食品組成物1では、殆ど服用忘れがないのに、比較例1では50%を越えている為であると考えられる。これは、乳清カルシウムを配合することにより、本発明の食品組成物1ではストレスが緩和され、自然体でダイエットが出来るのに比し、比較例1では、被験者がダイエットのストレスを感じる為、服用忘れが起こるものと思われる。
(比較例1)
製造例1の桑の葉エキス 25 質量部
桑の葉の乾燥・粉砕物 18 質量部
キトサン 4 質量部
マルチトール 21 質量部
結晶セルロース 23 質量部
ヒドロキシプロピルセルロース 4 質量部
ショ糖脂肪酸エステル 5 質量部
製法)処方成分をフローコーターに仕込み、流動層造粒を行い、40℃で送風乾燥し、顆粒を得た。この顆粒を打錠し、220mgの錠剤として、比較例1の食品組成物を得た。
【0019】
【表2】
Figure 2004194635
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、α−グルコシダーゼ阻害剤を含有するダイエット用の食品組成物に於いて、その摂取の継続性を改善する技術を提供することができる。

Claims (10)

  1. 1)α−グルコシダーゼ阻害剤と2)ストレス緩和剤とを含有することを特徴とする、食品組成物。
  2. α−グルコシダーゼ阻害剤が、1−デオキシノジリマイシンであることを特徴とする、請求項1に記載の食品組成物。
  3. 1−デオキシノジリマイシンの基源が、桑の葉及び桑の葉のエキスであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の食品組成物。
  4. ストレス緩和剤が、乳清カルシウムであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の食品組成物。
  5. 更に、非消化性素材を含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の食品組成物。
  6. 非消化性素材としてキトサン及び/又はマルチトールを含有することを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の食品組成物。
  7. 1)桑の葉及び/又はそのエキスと2)乳清カルシウムとを含有する食品組成物。
  8. 更に、キトサン及び/又はマルチトールを含有することを特徴とする、請求項7に記載の食品組成物。
  9. 好ましい摂取時期が食事の直前であることを特徴とする、請求項1〜8何れか1項に記載の食品組成物。
  10. ダイエット用であることを特徴とする、請求項1〜9何れか1項に記載の食品組成物。
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