JP2004194180A - 送受信装置及び送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチパス環境下において送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることを防止することができる送受信装置及び送信方法を提供すること。
【解決手段】本発明の送受信装置100は、送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散部113と、拡散部113からの前記直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピング部114と、を具備する。なお、本発明の送受信装置は、拡散部113からの前記直接拡散信号を直交周波数分割多重して直交周波数分割多重信号を生成して周波数ホッピング部114に与える直交周波数分割多重部を具備する構成でもよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信信号の周波数ホッピングを行う送受信装置及び送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の送受信装置として、特許文献1に記載されたものがある。この送受信装置10は、図8に示すように、送信装置20及び受信装置30を具備している。
【0003】
送信装置20は、送信制御部21、変調部22、周波数ホッピング部23、無線送信部24及びアンテナ25を具備している。受信装置30は、アンテナ31、無線受信部32、周波数変換部33、復調部34及び受信制御部35を具備している。
【0004】
まず、送信装置20の動作について、図8及び図9を参照して説明する。送信制御部21は、送信信号発生部(図示せず)からの送信信号を受けて所定の送信タイミングで送信信号を変調部22に与える。変調部22は、送信制御部21からの送信信号に所定の変調処理を行って変調信号を生成して周波数ホッピング部23に与える。
【0005】
周波数ホッピング部23は、変調部22からの変調信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成して無線送信部24に与える。この場合に、周波数ホッピング部23による周波数ホッピング信号のスペクトラムの1例は、図9に示される。
【0006】
無線送信部24は、周波数ホッピング部23からの周波数ホッピング信号を受けて所定の処理をし、処理後の周波数ホッピング信号をアンテナ25を介して無線送信信号として他の送受信装置(図示せず)に送信する。
【0007】
次に、受信装置30の動作について、図8を参照して説明する。アンテナ31は、他の送受信装置(図示せず)からの送信される無線送信信号を受けて受信信号を生成して無線受信部32に与える。無線受信部32は、アンテナ31からの受信信号に所定の処理をし、処理後の受信信号を周波数変換部33に与える。周波数変換部33は、送信時にホッピングした周波数と同じ周波数を用いて無線受信部32からの受信信号の周波数変換を行って周波数変換信号を生成して復調部34に与える。復調部34は、周波数変換部33からの周波数変換信号を復調して復調信号を生成して受信制御部35に与える。受信制御部35は、復調部34からの復調信号に所定の処理をして復調受信信号を生成し所定の受信タイミングで出力する。
【0008】
【特許文献1】
特開平09−284212号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の送受信装置においては、回線を使用しているユーザ信号等の信号の数が多い場合又は他の通信システムの信号が存在する場合、すなわち、マルチパス環境下において、前記信号が干渉波となって希望信号に衝突する場合があるため、通信不能となる可能性が高いという問題がある。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、マルチパス環境下において送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることを防止することができる送受信装置及び送信方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の送受信装置は、送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散手段と、前記直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピング手段と、を具備する構成を採る。
【0012】
この構成によれば、送信信号の直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成して送信しているため、マルチパス環境下において、送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることを防止することができる。
【0013】
本発明の送受信装置は、送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散手段と、前記直接拡散信号を直交周波数分割多重して直交周波数分割多重信号を生成する直交周波数分割多重手段と、前記直交周波数分割多重信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピング手段と、を具備する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、マルチパス環境下において、送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることをさらに有効に防止することができる。
【0015】
本発明の送受信装置は、前記構成において、前記拡散手段による前記直接拡散信号の拡散率を可変とする構成を採る。
【0016】
この構成によれば、前記効果に加えて、マルチパス環境下において、送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることをさらに有効に防止することができる。
【0017】
本発明の送受信装置は、前記構成において、前記周波数ホッピング手段が周波数ホッピングを行った各信号の周波数帯域が、一定である構成を採る。
【0018】
この構成によれば、前記効果に加えて、必要な周波数帯域の幅が増大することを防止することができる。
【0019】
本発明の送受信装置は、前記構成において、他の送受信装置から送信される無線送信信号を受信して得られる受信信号の受信レベルを検出する受信レベル検出手段を具備し、前記拡散手段による前記直接拡散信号の拡散率が前記受信レベルに応じて決定される構成を採る。
【0020】
この構成によれば、前記効果に加えて、拡散手段による直接拡散信号の拡散率を受信レベルに応じて決定することができる。
【0021】
本発明の送受信装置は、前記構成において、他の送受信装置から送信される無線送信信号を受信して得られる受信信号の希望信号の受信レベルを検出する希望信号受信レベル検出手段を具備し、前記拡散手段による前記直接拡散信号の拡散率が前記希望信号の受信レベルに応じて決定される構成を採る。
【0022】
この構成によれば、前記効果に加えて、直接拡散信号の拡散率を希望信号の受信レベルに応じて決定することができる。
【0023】
本発明の送受信装置は、前記構成において、前記周波数ホッピング手段が、周波数ホッピングを行う周波数帯域を前記受信レベルに応じて適応的に変化させる構成を採る。
【0024】
この構成によれば、前記効果に加えて、周波数ホッピングを行う周波数帯域を受信レベルに応じて適応的に変化させることができる。
【0025】
本発明の送受信装置は、前記構成において、前記周波数ホッピング手段が、周波数ホッピングを行う周波数帯域を前記受信レベル及び前記拡散率に応じて適応的に変化させる構成を採る。
【0026】
この構成によれば、前記効果に加えて、周波数ホッピングを行う周波数帯域を受信レベル及び拡散率に応じて適応的に変化させることができる。
【0027】
本発明の送受信装置は、前記構成において、前記受信レベル検出手段が、前記受信レベルの検出を行う時間を前記拡散率に応じて設定する検出時間設定手段を具備する構成を採る。
【0028】
この構成によれば、前記効果に加えて、受信レベルの検出を行う時間を拡散率に応じて設定することができる。
【0029】
本発明の送受信装置は、前記構成において、前記送受信装置が、前記受信レベル検出手段による前記受信レベルの検出を開始してから信号を送信するまでの時間を前記拡散率に応じて設定する送信時間設定手段を具備する構成を採る。
【0030】
この構成によれば、前記効果に加えて、受信レベル検出手段による受信レベルの検出を開始してから信号を送信するまでの時間を拡散率に応じて設定することができる。
【0031】
本発明の送信方法は、送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散ステップと、前記直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピングステップと、を具備するようにした。
【0032】
この方法によれば、送信信号の直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成して送信しているため、マルチパス環境下において、送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることを防止することができる。
【0033】
本発明の送信方法は、送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散ステップと、前記直接拡散信号を直交周波数分割多重して直交周波数分割多重信号を生成する直交周波数分割多重ステップと、前記直交周波数分割多重信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピングステップと、を具備するようにした。
【0034】
この方法によれば、マルチパス環境下において、送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることをさらに有効に防止することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成し、前記直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成することである。
【0036】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。
【0038】
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る送受信装置100は、送信装置110及び受信装置120を具備している。送信装置110は、送信制御部111、変調部112、拡散部113、周波数ホッピング部114、無線送信部115及びアンテナ116を具備している。
【0039】
受信装置120は、アンテナ121、無線受信部122、周波数変換部123、逆拡散部124、復調部125、受信レベル検出部126及び受信制御部127を具備している。
【0040】
変調部112の入力端子は、送信制御部111の出力端子に接続されている。拡散部113の入力端子は、変調部112の出力端子に接続されている。周波数ホッピング部114の入力端子は、拡散部113の出力端子に接続されている。無線送信部115の入力端子は、周波数ホッピング部114の出力端子に接続されている。アンテナ116の入力端子は、無線送信部115の出力端子に接続されている。
【0041】
無線受信部122の入力端子は、アンテナ121の出力端子に接続されている。周波数変換部123の入力端子は、無線受信部122の出力端子に接続されている。逆拡散部124の入力端子は、周波数変換部123の出力端子に接続されている。復調部125の入力端子は、逆拡散部124の出力端子に接続されている。受信レベル検出部126の入力端子は、無線受信部122の出力端子に接続されている。受信制御部127は、復調部125及び受信レベル検出部126に接続されている。また、受信制御部127は、送信制御部111に接続されている。
【0042】
まず、送信装置110の動作について、図1を参照して説明する。送信制御部111は、送信信号発生部(図示せず)からの送信信号を受けて所定の送信タイミングで送信信号を変調部112に与える。
【0043】
変調部112は、送信制御部111からの送信信号に所定の変調処理を行って変調信号を生成して拡散部113に与える。拡散部113は、可変である拡散率で変調部112から変調信号(送信信号)を直接拡散して直接拡散信号を生成して周波数ホッピング部114に与える。
【0044】
周波数ホッピング部114は、拡散部113からの直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成して無線送信部115に与える。無線送信部115は、周波数ホッピング部114からの周波数ホッピング信号を受けて所定の処理をし、処理後の周波数ホッピング信号をアンテナ116を介して無線送信信号として他の送受信装置(図示せず)に送信する。
【0045】
次に、受信装置120の動作について、図1を参照して説明する。アンテナ121は、他の送受信装置(図示せず)から送信される無線送信信号を受けて受信信号を生成して無線受信部122に与える。無線受信部122は、アンテナ121からの受信信号に所定の処理をし、処理後の受信信号を周波数変換部123及び受信レベル検出部126に与える。周波数変換部123は、送信時にホッピングした周波数と同じ周波数を用いて無線受信部122からの受信信号の周波数変換を行って周波数変換信号を生成して逆拡散部124に与える。
【0046】
逆拡散部124は、周波数変換部123からの周波数変換信号を逆拡散して逆拡散信号を生成し復調部125に与える。復調部125は、逆拡散部124からの逆拡散信号を復調して復調信号を生成して受信制御部127に与える。受信制御部127は、復調部125からの復調信号に所定の処理をして復調受信信号を生成して所定の受信タイミングで出力する。
【0047】
また、受信レベル検出部126は、無線受信部122からの受信信号を受けて受信信号レベルを検出して受信制御部127に与える。受信制御部127は、受信レベル検出部126からの受信信号レベルを受けて送信制御部111に与える。送信制御部111は、受信制御部127からの受信信号レベルに応じて拡散率を決定して拡散率を拡散部113に与える。拡散部113は、送信制御部111からの拡散率で変調部112から変調信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する。
【0048】
送信制御部111は、例えば、受信信号レベルが第1の閾値未満である時に拡散率を1とし、受信信号レベルが第1の閾値以上であって第2の閾値未満である時に拡散率を4とし、かつ、受信信号レベルが第2の閾値以上である時に拡散率を8とする。
【0049】
なお、本発明の実施の形態1は、受信レベル検出部126を削除した構成でもよく、また、拡散部の拡散率は、一定であってもよい。
【0050】
このように、本発明の実施の形態1によれば、送信信号の直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成して送信しているため、マルチパス環境下において送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に干渉波を拡散によって低減することができるから、通信不能になることを防止することができる。
【0051】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態2に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0052】
図2に示すように、本発明の実施の形態2に係る送受信装置200は、送信装置210及び受信装置220を具備している。送信装置210は、送信制御部211、変調部112、拡散装置212、周波数ホッピング部114、無線送信部115及びアンテナ116を具備している。拡散装置212は、拡散部2121、2122及び選択部2123を具備している。
【0053】
受信装置220は、アンテナ121、無線受信部122、周波数変換部123、逆拡散部124、復調部125、受信レベル検出部126、受信レベル判定部221及び受信制御部222を具備している。
【0054】
拡散部2121、2122の入力端子は、変調部112の出力端子に接続されている。選択部2123の入力端子は、拡散部212、213の出力端子に接続されている。選択部2123の出力端子は、周波数ホッピング部114の入力端子に接続されている。送信制御部211は、選択部2123に接続されている。
【0055】
受信レベル判定部221の入力端子は、受信レベル検出部126の出力端子に接続されている。受信制御部222の入力端子は、復調部125、受信レベル検出部126及び受信レベル判定部221の出力端子に接続されている。また、受信制御部222は、送信制御部211に接続されている。
【0056】
送信制御部211は、送信信号発生部からの送信信号を受けて所定の送信タイミングで送信信号を変調部112に与える。また、送信制御部211は、受信制御部222からの受信レベル判定信号に応じて拡散率選択信号を生成し選択部2123に与える。拡散部2121、2122は、第1の拡散率及び当該第1の拡散率より大きい第2の拡散率で変調部112から変調信号を直接拡散して直接拡散信号を生成して選択部2123に与える。選択部2123は、送信制御部211からの拡散率選択信号に応じて拡散部2121、2122らの直接拡散信号のいずれかを周波数ホッピング部114に与える。
【0057】
受信レベル判定部221は、受信レベル検出部126からの受信レベルと閾値とを比較して受信レベルが閾値より高いか否かを判定して受信レベル判定信号を生成して受信制御部222に与える。受信制御部222は、復調部125からの復調信号に所定の処理をして、処理後の復調信号を所定の受信タイミングで受信信号として出力する。また、受信制御部222は、受信レベル判定部221からの前記受信レベル判定信号を受けて送信制御部211に与える。
【0058】
送信制御部211は、受信レベル判定信号を受けて受信レベル判定信号により受信レベルが第1の閾値未満であることが示している時に拡散率が小さい方の拡散部2121からの直接拡散信号を選択するように指示する拡散率信号を選択部2123に与える。また、送信制御部211は、受信レベル判定信号を受けて前記受信レベル判定信号により受信レベルが第1の閾値以上であることを示している時に拡散率が大きい方の拡散部2122からの直接拡散信号を選択するように指示する拡散率選択信号を選択部2123に与える。
【0059】
なお、本発明の実施の形態2において、拡散装置212は異なる拡散率で拡散する3以上の拡散部を有するようにし、かつ、受信レベル判定部は受信レベルが異なる2以上の閾値より大きいか否かを判定して受信レベル判定信号を生成するように構成してもよい。この場合に、送信制御部211は、受信レベル判定信号に応じて複数の拡散部からの直接拡散信号のいずれかを選択するように指示する選択制御信号を選択部2123に与える。
【0060】
また、本発明の実施の形態2において、送信信号の伝送量を一定とすることも可能であるし、信号伝送量を少なくして拡散後の直接拡散信号の周波数域幅を一定とすることも可能である。
【0061】
このように、本発明の実施の形態2によれば、本発明の実施の形態1の効果に加えて、直接拡散信号の拡散率を可変とするため、マルチパス環境下において、送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることをさらに有効に防止することができる。
【0062】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態3に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0063】
図3に示すように、本発明の実施の形態3に係る送受信装置300は、送信装置310及び受信装置320を具備し、送信装置310及び受信装置320が本発明の実施の形態2に係る送受信装置200において直交周波数分割多重部(OFDM部)311、321を追加してなる。
【0064】
すなわち、送信装置310は、送信制御部211、変調部112、拡散装置212、OFDM部311、周波数ホッピング部114、無線送信部115及びアンテナ116を具備している。拡散装置212は、拡散部2121、2122及び選択部2123を具備している。
【0065】
受信装置320は、アンテナ121、無線受信部122、周波数変換部123、OFDM部321、逆拡散部124、復調部125、受信レベル検出部126、受信レベル判定部221及び受信制御部222を具備している。
【0066】
OFDM部311は、拡散装置212と周波数ホッピング部114との間に接続されている。OFDM部321は、周波数変換部123と逆拡散部124との間に接続されている。
【0067】
OFDM部311は、選択部2123からの直接拡散信号を直交周波数分割多重して直交周波数分割多重信号(OFDM信号)を生成して周波数ホッピング部114に与える。周波数ホッピング部114は、OFDM部311からの直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成して無線送信部115に与える。
【0068】
本発明の実施の形態3においては、OFDM部311は、各サブキャリア個別に信号多重数を設定する。本発明の実施の形態2においては、例えば、拡散比をサブキャリア数の1/5にし、全サブキャリアを5つのグループに分け、前記5つのグループのうち1つのグループについては信号多重数を少なくし、前記信号多重数を少なくしたグループには回線品質が悪いユーザ信号を配置する。このように、各サブキャリア個別に信号多重数を設定し、回線品質が悪いユーザ信号については信号多重数を少なくすることにより、周波数利用効率をほとんど低下させずに、誤り率特性を向上させることが可能となる。
【0069】
ここで、拡散比をサブキャリア数の1/5にした場合について示したが、拡散比はこの場合に限定されずに、任意に設定できる。また、各グループの拡散比は、必ずしも同一にする必要はなく、任意に設定できる。
【0070】
OFDM部321は、周波数変換部123からの周波数変換信号を直交周波数分割多重してOFDM信号を生成して逆拡散部124に与える。逆拡散部124は、OFDM部321からのOFDM信号を逆拡散して逆拡散信号を生成し復調部125に与える。
【0071】
このように、本発明の実施の形態3によれば、本発明の実施の形態2の効果に加えて、周波数利用効率をほとんど低下させずに再送回数が過剰に増大することを防止することができる。
【0072】
なお、本発明の実施の形態1〜3において、周波数ホッピング部114が周波数ポッピングを行う信号の周波数帯域は一定である。
【0073】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について、図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態4に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0074】
図4に示すように、本発明の実施の形態4に係る送受信装置400は、送信装置410及び受信装置320を具備し、送信装置410が本発明の実施の形態3に係る送受信装置300において送信制御部111の代わりに送信制御部411を具備し、周波数ホッピング部114の代わりに周波数ホッピング部412を具備している。
【0075】
すなわち、送信装置410は、送信制御部411、変調部112、拡散装置212、OFDM部311、周波数ホッピング部412、無線送信部115及びアンテナ116を具備している。拡散装置212は、拡散部2121、2122及び選択部2123を具備している。
【0076】
送信制御部411の出力端子は、選択部2123及び周波数ホッピング部412の制御端子に接続されている。また、送信制御部411の入力端子は、受信制御部222の出力端子に接続されている。周波数ホッピング部412は、OFDM部311と無線送信部115との間に接続されている。
【0077】
送信制御部411は、送信信号発生部からの送信信号を受けて所定の送信タイミングで送信信号を変調部112に与える。また、送信制御部411は、受信制御部222からの受信レベル判定信号を受けて受信レベル判定信号により受信レベルが第1の閾値未満であることを示している時に拡散率が小さい方の拡散部2121からの直接拡散信号を選択するように指示する拡散率選択信号を選択部2123に与える。また、送信制御部411は、前記受信レベル判定信号を受けて前記受信レベル判定信号により受信レベルが第1の閾値以上であることを示している時に拡散率が大きい方の拡散部2122からの直接拡散信号を選択するように指示する拡散率選択信号を選択部2123に与える。
【0078】
また、送信制御部411は、受信制御部222からの受信レベル判定信号に基づいて周波数帯選択信号を発生して周波数ホッピング部412に与える。周波数ホッピング部412は、周波数帯選択信号に基づいて周波数ホッピングを行う周波数帯を適応的に変化させる。
【0079】
例えば、送信制御部411は、受信レベル判定信号により受信信号レベルが第1の閾値未満であることが示されている時に図5に示すように共有する他のシステムの周波数帯域Bの全てを含む周波数ホッピングを行う周波数帯域A1として選択する周波数帯域選択信号を発生して周波数ホッピング部412に与える。
【0080】
また、送信制御部411は、受信レベル判定信号により受信信号レベルが第1の閾値以上であって第2の閾値未満であることが示されている時に図6に示すように共有する他のシステムの周波数帯域Bの半分を含む周波数ホッピングを行う周波数帯域A2として選択する周波数帯域選択信号を発生して周波数ホッピング部412に与える。
【0081】
また、送信制御部411は、受信レベル判定信号により受信信号レベルが第2の閾値以上であることが示されている時に図7に示すように共有する他のシステムの周波数帯域Bを除いた周波数帯域を周波数ホッピングを行う周波数帯域A3として選択する周波数帯域選択信号を発生して周波数ホッピング部412に与える。
【0082】
なお、本発明の実施の形態4において、周波数ホッピング部412は、周波数ポッピングを行なう周波数帯域を選択する時に3つの段階の他のシステムの周波数帯域を選択しているが、本発明はこれに限定されることなく、任意の段階の周波数帯を選択可能である。
【0083】
なお、本発明の実施の形態4は、本発明の実施の形態1、2に適用することができる。
【0084】
本発明の実施の形態4によれば、本発明の実施の形態1〜3のいずれかの効果に加えて、周波数ホッピング部412は、受信レベル判定信号に基づいて周波数ホッピングを行う周波数帯域を適応的に変化させるため、システム間の信号の干渉の低減と周波数利用効率の維持の両立を図ることができる。
【0085】
なお、拡散部113の拡散率は、一定でもよい。また、本発明の実施の形態1〜4において、送受信装置100、200、300、400は、受信信号の希望信号の受信レベルを検出する希望信号受信レベル検出装置を具備し、拡散率は前記希望信号の受信レベルに応じて決定されるように構成してもよい。また、本発明の実施の形態1〜4において、周波数ホッピングを行う周波数帯域は、受信レベル及び拡散率に応じて適応的に変化させる構成でもよい。
【0086】
また、本発明の実施の形態1〜4において、受信レベル検出部126は、受信レベルの検出を行う時間を拡散率に応じて設定する検出時間設定部を具備する構成でもよい。また、本発明の実施の形態1〜4において、送受信装置100、200、300、400は、受信レベル検出部126による受信レベルの検出を開始してから信号を送信するまでの時間を拡散率に応じて設定する送信時間設定部を具備する構成でもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、送信信号の直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成して送信しているため、マルチパス環境下において、送信信号と他の信号との衝突が生じた場合に、通信不能になることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る送受信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る送受信装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る送受信装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係る送受信装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4に係る送受信装置の動作を説明するための図
【図6】本発明の実施の形態4に係る送受信装置の動作を説明するための他の図
【図7】本発明の実施の形態4に係る送受信装置の動作を説明するための他の図
【図8】従来の送受信装置の構成を示すブロック図
【図9】従来の送受信装置の動作を説明するための図
【符号の説明】
100、200、300、400 送受信装置
110、210、310、410 送信装置
120、220、320 受信装置
111、211、411 送信制御部
112 変調部
113 拡散部
114、412 周波数ホッピング部
115 無線送信部
116、121 アンテナ
122 無線受信部
123 周波数変換部
124 逆拡散部
125 復調部
126 受信レベル検出部
127、222 受信制御部
212 拡散装置
221 受信レベル判定部
311、321 直交周波数分割多重部(OFDM部)

Claims (12)

  1. 送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散手段と、前記直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピング手段と、を具備することを特徴とする送受信装置。
  2. 送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散手段と、前記直接拡散信号を直交周波数分割多重して直交周波数分割多重信号を生成する直交周波数分割多重手段と、前記直交周波数分割多重信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピング手段と、を具備することを特徴とする送受信装置。
  3. 前記拡散手段による前記直接拡散信号の拡散率を可変とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の送受信装置。
  4. 前記周波数ホッピング手段が周波数ホッピングを行う信号の周波数帯域は、一定であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の送受信装置。
  5. 他の送受信装置から送信される無線送信信号を受信して得られる受信信号の受信レベルを検出する受信レベル検出手段を具備し、前記拡散手段による前記直接拡散信号の拡散率は前記受信レベルに応じて決定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送受信装置。
  6. 他の送受信装置から送信される無線送信信号を受信して得られる受信信号の希望信号の受信レベルを検出する希望信号受信レベル検出手段を具備し、前記拡散手段による前記直接拡散信号の拡散率は前記希望信号の受信レベルに応じて決定されることを特徴とする請求項5に記載の送受信装置。
  7. 前記周波数ホッピング手段は、周波数ホッピングを行う周波数帯域を前記受信レベルに応じて適応的に変化させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の送受信装置。
  8. 前記周波数ホッピング手段は、周波数ホッピングを行う周波数帯域を前記受信レベル及び前記拡散率に応じて適応的に変化させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の送受信装置。
  9. 前記受信レベル検出手段は、前記受信レベルの検出を行う時間を前記拡散率に応じて設定する検出時間設定手段を具備することを特徴とする請求項5記載の送受信装置。
  10. 前記送受信装置は、前記受信レベル検出手段による前記受信レベルの検出を開始してから信号を送信するまでの時間を前記拡散率に応じて設定する送信時間設定手段を具備することを特徴とする請求項5記載の送受信装置。
  11. 送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散ステップと、前記直接拡散信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピングステップと、を具備することを特徴とする送信方法。
  12. 送信信号を直接拡散して直接拡散信号を生成する拡散ステップと、前記直接拡散信号を直交周波数分割多重して直交周波数分割多重信号を生成する直交周波数分割多重ステップと、前記直交周波数分割多重信号の周波数ホッピングを行って周波数ホッピング信号を生成する周波数ホッピングステップと、を具備することを特徴とする送信方法。
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