JP2003504936A - 直交波形多元接続ネットワークの容量を増加する方法および関連する装置 - Google Patents

直交波形多元接続ネットワークの容量を増加する方法および関連する装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、Mが1以上の任意の整数であり、Nが2以上の整数であるとき、直交波形多元接続ネットワークの中央装置15と遠隔装置20−20および21−21との間で設定されるN個の通信を、M個だけ増加させる方法を提案する。最初のN個の通信は、TDMA、OCDMA、OFDMA、MC−OCDMA技術からなる多元接続技術の集合の中の第一の接続技術に従って、直交波形多元接続により多重化される。設定された前記N個の通信に追加されるM個の通信は、TDMA、OCDMA、OFDMA、MC−OCDMA技術からなる多元接続技術の集合の中の第二の接続技術に従って、直交波形多元接続により多重化され、この第二の接続技術は、第一の接続技術とは異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、直交波形多元接続ネットワークの容量を増加するための方法、なら
びにこの方法を実施する中央装置および/または遠隔装置に関する。直交波形多
元接続(Orthogonal Waveform Multiple Acc
ess、OWMA)ネットワークは、N個のユーザ通信(Nは、N個の通信に対
して必要とされる全スペクトルと、単一の通信に対して必要とされるスペクトル
との比である)の間で与えられる利用可能な周波数帯域またはスペクトルを共有
し、通信の総数がN以下であるとき、任意の2個のユーザ通信の間の干渉がほぼ
ゼロになることを特徴とする。反対に、この干渉は、追加される通信を設定する
場合、既に設定されたN個の通信のうちの少なくとも一つに対して非常に大きく
なる。従って、許可された最大数の通信を決定する閾値を超えると、少なくとも
一つの通信に対して品質が急激に劣化する。
【0002】 このタイプのネットワークは、特定のPN(pseudo−noise、擬似
雑音)シーケンスを用いる各通信の品質が、他のPNシーケンスを用いる通信数
にほぼ比例して劣化する、たとえばPN波形符号分割多元接続タイプのネットワ
ークと対照的である。従って、2個の通信数から通信品質が徐々に劣化し、これ
は、所定の周波数帯域を共有する通信の総数の関数となる。
【0003】 TDMA(Time Division Multiple Access、
時分割多元接続)、OFDMA(Orthogonal Frequency
Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続
)、OCDMA(Orthogonal Code DivisionMult
iple Access、直交符号分割多元接続)およびMC−OCDMA(M
ultiCarrier Orthogonal Code Division
Multiple Access、マルチキャリア直交符号分割多元接続)技
術は、直交波形多重接続技術を構成する。以下の説明では、所定の接続技術を示
すために、「モード」または「技術」という用語を区別せずに使用する。たとえ
ばTDMA技術の場合、N個の通信は、各タイムスロットの間、利用できる全ス
ペクトルを各々順に利用することによって、利用できるスペクトルを共有する。
OCDMA技術では、通信ごとに各通信を他の通信と区別する一つの符号を備え
ることによって、N個の通信は、全スペクトルをそれぞれ同時に利用して、利用
できる全スペクトルを共有する。
【0004】 直交波形多元接続と呼ばれるこれらの各技術の主な欠点は、N個のリソースを
使用するために、前記技術が一定の限度によって限定されることにあり、この限
度を超えると、如何なる新規ユーザも通信を設定できない。その場合、一つの通
信を追加すると、設定中の少なくとも一つの通信の損失を招くことになる。無線
通信システムでは、既存の解決方法、たとえば基地局によってカバーされるセル
の寸法を小さくし、このセルで利用可能なリソースの潜在ユーザ数を減らすこと
により、上記の問題を解消している。この解決方法は、システムを必要以上に大
きくしなければならない。
【0005】 現在、未公開である本出願人による特許出願に記載された別の解決方法は、O
CDMAネットワークにおけるN個の最初の通信に対して、Walsh−Had
amardタイプのシーケンスを用い、次のM個の通信に対しては、設定された
N個の通信によって、Walsh−HadamardタイプのN個のシーケンス
が既に使用されている場合、PNシーケンスを用いることからなる。このような
解決方法の欠点は、PN符号、またはPNシーケンスを用いて設定されたM個の
通信の各々に関して、Walsh−Hadamardシーケンスを用いるN個の
通信が発生する干渉と、別のPNシーケンスを用いて設定される(M−1)個の
別の通信が発生する干渉との二つのタイプの干渉が、こうした通信に存在するこ
とにある。この二つのタイプの干渉をなくそうとする信号処理は、アルゴリズム
の比較的長い処理および収束時間を要することがある。
【0006】 従って、本発明は、追加される通信を設定する場合、既に設定された通信の急
激な劣化の問題を回避し、上記信号の処理収束時間の問題を解消する、直交波形
多元接続ネットワークのための方法および関連する送受信装置を提供することを
目的とする。簡単に述べると、本発明によれば、一個の通信の追加が、他の通信
の「グレースフル(仏語で、gracieuse)」タイプの劣化(「grac
eful degradation」)を招くだけである。
【0007】 このため、Mが1以上の任意の整数であり、Nが2以上の整数であるとき、直
交波形多元接続ネットワークの中央装置と遠隔装置との間で設定されるN個の通
信を、M個だけ増加する方法であって、最初のN個の通信が、TDMA、OCD
MA、OFDMA、およびMC−OCDMA接続技術からなる多元接続技術の集
合の中の第一の接続技術に従って直交波形多元接続により多重化され、設定され
た前記N個の通信に追加される前記M個の通信が、TDMA、OCDMA、OF
DMA、およびMC−OCDMA接続技術からなる多元接続技術の集合の中の第
二の接続技術に従って直交波形多元接続により多重化され、前記第二の接続技術
が、第一の接続技術とは異なることを特徴とする。
【0008】 本発明によれば、有利には、 第一の接続技術による全ての通信が、第二の接続技術による各通信に発生する
第一の干渉を合成し、 第一の接続技術による全ての通信が発生する前記第一の干渉を、第二の接続技
術による各通信から減算し、 第二の接続技術による全ての通信が、第一の接続技術による各通信に発生する
第一の干渉を合成し、 第二の接続技術による全ての通信が発生するこの第一の干渉を、第一の接続技
術による各通信から減算する。
【0009】 受信信号の品質を改善するために、上記の方法をP回まで反復する。かくして
、2以上である任意の回数Pに対して、 (1)第一のサブステップで、第一の接続技術による全ての通信が、第二の接続
技術による各通信に発生するP番目の干渉の各々を、先行する(P−1)回目の
第二のサブステップの時に下された、前記第一の接続技術による通信のシンボル
値についての決定を使用することにより合成し、次いで、第二の接続技術による
各通信から前記P番目の干渉を減算し、前記第二の接続技術による各通信から前
記P番目の干渉を減算後、第二の接続技術による各通信のシンボル値を決定し、
(2)第二のサブステップで、第二の接続技術による全ての通信が、第一の接続
技術による各通信に発生するP番目の各干渉を、前記第一のサブステップ(1)
の際に下された、前記第二の接続技術による通信のシンボル値についての決定を
使用することにより合成し、次いで、第一の接続技術による各通信から、このP
番目の干渉を減算し、前記第一の接続技術による各通信から前記P番目の干渉を
減算後、第一の接続技術による各通信のシンボル値を決定する。
【0010】 このようにして、得られた通信ネットワークでは、 第一の遠隔装置および中央装置(15)の間のN個の最初の通信が設定され、
前記N個の最初の通信が、TDMA、OCDMA、OFDMA、およびMC−O
CDMA技術からなる多元接続技術の集合の中の第一の接続技術に従って、直交
波形多元接続により多重化され、 前記N個の通信に追加される少なくとも一つの通信が、少なくとも一つの第二
の遠隔装置と前記中央装置(15)との間で、TDMA、OCDMA、OFDM
A、およびMC−OCDMA技術からなる多元接続技術の集合の中の第二の多元
接続技術に従って、直交波形多元接続により設定され、前記第二の多元接続技術
が、第一の多元接続技術とは異なる。
【0011】 一般に、このようなネットワークの装置は、 第一の接続技術による全ての通信が、第二の接続技術による各通信に発生する
第一の干渉を合成する第一のシンセサイザと、 第一の接続技術による全ての通信が発生する前記第一の干渉を、第二の接続技
術による各通信から減算する減算器と、 第二の接続技術による全ての通信が、第一の接続技術による各通信に発生する
第一の干渉を合成する別のシンセサイザと、 第二の接続技術による全ての通信が発生する前記第一の干渉を、第一の接続技
術による各通信から減算する別の減算器とを含む。
【0012】 一般化すると、Pが2以上の任意の整数であるとき、装置は、任意の回数Pに
対して、 第一のサブステップで、第一の接続技術による全ての通信が、第二の接続技術
による各通信に発生するP番目の干渉の各々を、先行する(P−1)回目の第二
のサブステップの時に下された、前記第一の接続技術による通信のシンボル値に
ついての決定を使用することにより合成するP番目のシンセサイザと、第二の接
続技術による各通信から前記P番目の干渉を減算する減算器と、前記第二のモー
ドによる各通信から前記P番目の干渉を減算後、第二のモードによる各通信のシ
ンボル値を決定する決定手段と、 第二のサブステップで、第二の接続技術による全ての通信が、第一の接続技術
による各通信に発生するP番目の各干渉を、前記第一のサブステップの際に下さ
れた、前記第二の接続技術による通信のシンボル値についての決定を使用するこ
とにより合成するP番目のシンセサイザと、第一の接続技術による各通信から前
記P番目の干渉を減算する減算器と、前記第一の接続技術による各通信から前記
P番目の干渉を減算後、第一の接続技術による各通信のシンボル値を決定する決
定手段とを含む。
【0013】 本発明はまた、通信ネットワークの中央または遠隔装置を提案し、この装置は
、TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−OCDMA技術からなる多元
接続技術の集合の中の一つの接続技術に従って動作する第一の送受信装置と、第
一の技術と同じ周波数帯域の全てまたは一部を使用して、TDMA、OCDMA
、OFDMAおよびMC−OCDMA技術からなる多元接続技術の集合の中の他
の接続技術に従って動作する第二の送受信装置とを含む。送受信装置が、第一の
接続技術と同じ周波数帯域の全部または一部を使用するという場合、これは、第
一および第二の接続技術によりそれぞれ設定される通信が、同一スペクトル帯域
の少なくとも一部を使用することを意味する。「一部」という表現は、N個の通
信が、M個の通信よりも広いスペクトルを実際に占有可能であるという考え方に
よるものであり、Mは、Nよりも少ない。しかしながら、たとえばOCDMAモ
ードの場合、これらのM個の通信は、N個の通信のスペクトルと一致する故意に
広げたスペクトルに拡散することができる。いずれの場合にも、本発明によれば
、通信のオペレータが、N個の通信に割り当てられる以外のスペクトル帯域を使
用せざるを得ないということがないように、追加されたM個の通信が占有するス
ペクトルを、N個の通信のスペクトルの上限および下限により最大限に制限する
ことが重要である。
【0014】 通信ネットワークに属して複数の遠隔装置と通信する、提案されたタイプの中
央装置は、本発明によれば、TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−O
CDMA接続技術からなる多元接続技術の集合の中の第一の接続技術に従って、
あるいは、第一の接続技術のN個のリソースの使用可能性に応じて第一の接続技
術と同じ周波数帯域の全部または一部を使用する、TDMA、OCDMA、OF
DMAおよびMC−OCDMA技術からなる多元接続技術集合の中の第二の接続
技術に従って、一つのリソースを割り当てるためのリソース割り当て装置を含む
【0015】 本発明の他の特徴および長所は、添付図面に関する以下の説明を読めば、明ら
かになるであろう。
【0016】 図1を参照すると、本発明は、直交波形多元接続ネットワークに適用される。
このようなネットワークでは、(N+M)個の通信が、(M+N)個の各遠隔装
置20−20および21−21と中央装置15との間に設定される。た
とえば、本発明の限定的でない例として、遠隔装置20−20および21 −21は、固定端末または移動端末であり、中央装置15は、無線通信ネット
ワークの基地局である。ネットワークはまた、有線ネットワーク、あるいは衛星
ネットワークであってもよい。ネットワークは、いわゆる多元接続ネットワーク
である。遠隔装置と中央装置との間の複数の通信が、所定のスペクトル帯域で多
重化される。多重化は、TDMA技術によれば時分割多重化、OFDMA技術に
よれば周波数分割多重化、あるいはまたOCDMA技術によれば符号分割多重化
とすることができる。
【0017】 本発明によれば、遠隔装置20−20と中央装置15とのN個の最初の各
通信が、TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−OCDMA技術からな
る多元接続技術の集合の中の第一の技術に従って設定される。既に設定されたN
個の通信に追加される通信を設定するために、この第一の接続技術を用いるリソ
ース(TDMAモードのタイムスロット、OCDMAモードの符号など)を一つ
も利用できない場合、第一の接続技術に対して利用可能な接続技術とは異なる接
続技術(しかし、同じスペクトルまたは、同じスペクトルの一部を使用する)を
用いることにより、新しい通信を設定する。
【0018】 従って、Mが、後述する理由で1以上で実質的にN未満の任意の整数であると
き、M個の後続装置20−20の各々については、追加されるM個の通信は
それぞれ、TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−OCDMA技術から
なる多元接続技術の集合の中の第二の技術に従って設定可能であり、この第二の
多元接続技術は、第一の技術とは異なる。追加されるこれらのM個の通信は、そ
の場合、既に設定されたN個の通信を損失しうる干渉をもたらさない。
【0019】 図2は、互いに異なる2個の直交波形によりそれぞれ送信される2個の通信に
対するパワー配分を示しており、これらの直交波形は、例として挙げられた実施
形態によれば、TDMA(時分割多元接続)技術およびOCDMA(直交符号分
割多元接続)技術である。この図2では、Tが、OCDMA技術により用いら
れる符号化の基本シンボルを構成する「チップ」の持続時間を示しており、T =N・Tは、設定された通信の基本シンボルの持続時間、一般には1ビット(
バイナリディジット)である。OCDMA技術によれば、送信時に、各通信のシ
ンボルは、互いに直交する複数のOCDMA符号の一つにより多重化される。こ
れらの各符号は、参考文献として本出願に組み込まれる米国特許US−A−51
03459に提案されているような、たとえばWalsh−Hadamardと
呼ばれるシーケンスである。このシーケンスは、通信のシンボルのビットレート
よりもずっと速いビットレートを持つ一連のビットにより規定される。これは、
通信のシンボルの基本帯域での送信に対して理論上必要とされるものよりもずっ
と広いスペクトル帯域に、各通信が拡散されることとなって現れる。受信時には
、送信時に使用された符号化シーケンスの再生を用いて、各通信で必要とされる
帯域のN倍相当のスペクトル帯域に、送信時に拡散された各通信を分離する。こ
のとき、Nは、通信のシンボルのビットレートと符号化シーケンスのビットレー
トとの比に対応する。
【0020】 図2から、少なくとも理論上は、「チップ」時間に標準化される尺度で、TD
MAモードを使用する各通信が、OCDMAモードを使用する通信に発生する理
論上の干渉と、またその逆に、OCDMAモードを用いる各通信が、TDMAモ
ードを使用する通信に発生する理論上の干渉とを推定することができる。これは
、OCDMA通信およびTDMA通信が、同一の周波数帯域で同時に送信される
場合である。
【0021】 いわゆる直交波形TDMAまたはOCDMAを使用するため、通信が互いに発
生する干渉は、TDMAまたはOCDMAの所定の各モードに対してゼロである
ことは明かである。
【0022】 さらに、簡単に述べれば、OCDMAモードによる各通信は、 Nが、OCDMA符号の処理利得(「processing gain」)で
あるとき、基本帯域の通信によって占有される周波数帯域のN倍に等しい周波数
帯域の時間(T)における連続占有により規定され、 TDMAモードによる各通信は、 基本帯域の通信によって占有される周波数帯域のN倍に等しい周波数帯域の周
期的なタイムスロット(T)だけの間の局在化された占有により規定される(
説明を簡略化するために、TDMAフレームは、N個の通信まで送信可能である
ものと仮定する)。また、タイムスロット中にしか存在しないTDMAモードに
よる通信の送信パワーと、連続送信されるOCDMAモードによる通信の送信パ
ワーとの平均的な比は、Nによって与えられ、シンボルによって伝送されるエネ
ルギーは、OCDMAモードおよびTDMAモードで同じである。
【0023】 各シンボルのNビットの長さの符号を使用するOCDMAモードにより設定さ
れるN個の通信と、TDMAモードにより設定されるM個の通信とに対して、こ
の二つのタイプの通信間の干渉は、次の通りである。
【0024】 1個のOCDMA通信に対するM個のTDMA通信による干渉 OCDMAモードによる通信に対してTDMAモードの単一の通信が引き起こ
す干渉は、Nが、OCDMAモードによる通信のスペクトルと、基本帯域におけ
る通信のスペクトルとの間の拡散係数、すなわち「処理利得」であるとき、理論
上は1/Nによって与えられる。TDMAモードによる各通信は、実際には、O
CDMAモードによる通信時間の1/Nでしか干渉を発生しない。TDMAモー
ドによるM個の通信に対して、OCDMAモードによる通信に発生される干渉は
、従ってM/Nである。そのため、TDMAモードによる追加通信を設定可能で
あるのは、後続装置20−20の許可された総数を制限するこの比M/Nで
ある。このときMは、干渉が大きすぎてOCDMAモードによる通信を失わない
ようにするために、Nよりずっと小さい。
【0025】 1個のTDMA通信に対するN個のOCDMA通信による干渉 1個のTDMAモードによる通信に対してOCDMAモードによる通信が引き
起こす干渉もまた、Nが、OCDMAモードによる通信のスペクトルと、基本帯
域(TDMAモード)における通信のスペクトルとの間の拡散係数、すなわち「
処理利得」であるとき、理論上は1/Nによって与えられる。基本帯域における
スペクトル帯域のN倍に等しいスペクトル帯域に拡散されるOCDMAモードに
よる各通信は、実際には、TDMAモードによる通信のパワーに対して比1/N
のパワーで、TDMAモードの通信が占有する時間スロットに干渉を発生する。
何故なら、TDMAモードによる通信パワーは、TDMAフレームの単一のタイ
ムスロットに正確に集中されるからである。OCDMAモードによるN個の通信
の場合、TDMAモードによる通信に発生する干渉は、従って全部で、N/N=
1である。同様に、図3では、OFDMAモードおよびMC−OCDMAモード
の互いに異なる2個の直交波形によってそれぞれ伝送される2個の通信に対して
、パワー配分が示されている。
【0026】 1個のOCDMA通信に対するM個のTDMA通信の干渉および、1個のTD
MA通信に対するN個のOCDMA通信の干渉に関する上記の考察から、本発明
によれば、最初に、TDMAモードの各通信にOCDMAモードの通信がもたら
す干渉を減算する受信装置の構成が得られる。何故なら、前述のように、TDM
Aモードによる各通信は、SN比1により決定されるので、いかなる処理も、T
DMAモードによる通信の有効信号から干渉を抽出することができないからであ
る。
【0027】 次に、第一の実施形態によるこの受信装置の構成を図4に示す。図4に示した
タイプの受信装置は、たとえば中央装置15と、各遠隔装置20−20およ
び21−21とに含まれ、中央装置15と遠隔装置20−20および2
−21との間で双方向通信を可能にする。このような双方向通信に対して
、上りリンクの通信と、下りリンクの通信とは、一般に異なる二つの周波数帯域
を使用する。厳密にいえば、TDMA(時分割多元接続)、OFDMA(直交周
波数分割多元接続)、OCDMA(直交符号分割多元接続)、およびMC−OC
DMA(マルチキャリア直交符号分割多元接続)という表現が、上りリンクに対
して適切である場合、下りリンクに対する対応する適切な表現は、それぞれTD
M(時分割多元接続)、OFDM(直交周波数分割多元接続)、OCDM(直交
符号分割多元接続)、およびMC−CDM(マルチキャリア直交符号分割多元接
続)であり、下りリンクは、正確に言えば多元接続とすることはできない。
【0028】 受信装置は、OCDMAモードによるN個の通信リンクに対して、N個の相関
器1−1、N個の第一の閾値検出器2−2、第一の干渉合成回路3、N
個の減算器4−4、N個の第二の閾値検出器5−5、および第二の干渉
合成回路6を含む。さらに、受信装置は、TDMAモードによるM個の通信リン
クに対して、M個の第一の減算器7−7、M個の第一の閾値検出器8−8 、干渉合成回路9、M個の第二の減算器10−10、およびM個の第二の
閾値検出器11−11を含む。各装置1−1を示す「相関器」という用
語は、この説明では、厳密な意味で相関関数を保証する回路(すなわち、受信信
号と、ローカルOCDMA符号シーケンスとの一致を、ピークの検出により検出
する回路)を示すだけではなく、受信したOCDMA通信信号を結果として復調
させる付属回路(すなわち、マルチパルス信号を回復させる機能を場合によって
は保証するとともに、適切なものであるとして検出されたローカルCDMA符号
シーケンスに応じて、受信信号を復調させる機能を保証する回路)を同様に示す
。このような回路は、CDMA技術の従来技術として知られている。
【0029】 N個の相関器はそれぞれ、OCDMAモードにおいて、受信した各通信を復調
し、それによって、復調したOCDMA基本帯域の通信信号を生成し、この信号
は、N個の第一の閾値検出器2−2のそれぞれ一つに入力される。各閾値検
出器2−2は、実際には、復調したOCDMA基本帯域の通信信号を受信し
て、許可された有限のシンボル集合の中からシンボルを生成し、生成されたシン
ボルは、遠隔送信装置により実際に送信されたシンボルである可能性が最大であ
るものとして、閾値検出器2−2により保存される。各一つの閾値検出器2 −2により生成される各シンボル群は、第一の干渉合成回路3の各入力に加
えられる。干渉合成回路は、TDMA通信の各リンクでOCDMA信号の集合が
発生する干渉を推定するアルゴリズムを実施する。たとえば、アルゴリズムは、
以下の通りである。
【0030】 ai(l=1、2、...、N)は、同一の所定の瞬間にOCDMAモードで
N個の遠隔装置からそれぞれ送信されるN個のシンボルを示し、wi,kは、O
CDMAモードのi番目の遠隔装置に結合されるWalsh−Hadamard
シーケンスのk番目の「チップ」を示す。
【0031】 k番目のチップと一致する信号部分に対して、TDMAモードのm番目の遠隔
装置の通信へのn番目の遠隔装置の理論上の干渉は、次のように表せる。
【数1】
【0032】 TDMAモードのm番目の遠隔装置の通信に対するN個の遠隔装置の干渉の合
成は、式(1)において、項aを、各閾値検出器2−2が実際にとる決定
【数2】 に変えることによって得られる。
【0033】 OCDMAモードのN個の通信の各々に対するTDMAモードのM個の通信の
干渉に関しては、次のように表せる。
【数3】
【0034】 このとき、シンボルaN+i(i=1、2、...、M)は、所定の同じ瞬間
に、TDMAモードのM個の遠隔装置からそれぞれ送られるM個のシンボルを示
す。星印は、共役複素数を示し、使用されたOCDMA拡散シーケンスが実数で
ある場合は、式から消去される。
【0035】 上の式と同様に、OCDMAモードのn番目の遠隔装置の通信に対するM個の
遠隔装置の干渉の合成は、式(2)において、項aを、各閾値検出器8−8 が実際にとる決定項
【数4】 に変えることによって得られる。
【0036】 干渉レベルが常に低い所定のモードの通信信号を得るために、本発明によれば
、後述するように、前記干渉合成をP回繰り返すことができる。
【0037】 干渉推定アルゴリズムは、一部または全部をハードウェアおよび/またはソフ
トウェアとして構成できることに留意されたい。
【0038】 M個の減算器7−7は、TDMAモードで受信したM個の通信信号の各1
個から、干渉合成回路3により合成された干渉を減算する。M個の減算器7
の出力は、M個の閾値検出器8−8の各入力に与えられ、各閾値検出器
が、TDMAモードの通信の一連のシンボルを生成するが、この通信では、OC
DMAモードの通信からの干渉が著しく低減される。
【0039】 M個の閾値検器8−8の各出力は、干渉合成回路9の入力に与えられ、干
渉合成回路9は、N個の各出力で、N個の減算器4−4のうちの一つを用い
て、復調されるOCDMA基本帯域の通信信号の各1個から推定される干渉信号
を生成する。N個の減算器4−4の出力は、閾値検出器5−5の各入力
に与えられる。各閾値検出器は、各OCDMAモードの通信の一連のシンボルを
生成し、この通信では、TDMAモードの通信からの干渉が著しく低減される。
【0040】 上記処理の結果、閾値検出器5−5および閾値検出器8−8の出力で
は、干渉レベルが著しく下げられた、OCDMAモードおよびTDMAモードの
通信の一連のシンボルが得られる。
【0041】 少なくとも一つの通信モードに対して、上記の処理を再び繰り返すことができ
る。これは、図4の構成では、干渉合成回路6、減算器10−10および閾
値検出器11−11によって実施されている。干渉合成回路6は、N個の閾
値検出器5−5の各出力を受信する。干渉合成回路6は、TDMA通信の各
リンクに対して、OCDMA信号の集合が発生する干渉の推定アルゴリズムを実
施する。M個の減算器10−10は、それぞれ、第一の干渉減算処理をすで
に実施したM個のTDMAモードで受信した通信信号の各1個から、干渉合成回
路6により合成される干渉を減算する。M個の減算器10−10の出力は、
M個の閾値検出器11−11の各入力に与えられ、各閾値検出器は、TDM
Aモードの各通信の一連のシンボルを生成するが、ここでは、OCDMAモード
の通信からの干渉がさらに低減されている。
【0042】 このようにして、以下のステップが実施される。
【0043】 第一のモード、ここではOCDMAモードのすべての通信が、第二のモード、
ここではTDMAモードの各通信に発生する第一の干渉を合成する。この場合、
第一の干渉は、TDMAモードである第二のモードの通信から減算される。次に
、第二のモードすなわちTDMAモードのすべての通信が、OCDMAモードで
ある第一のモードの各通信に発生する第一の干渉を合成する。この干渉は、OC
DMAモードの各通信から減算される。
【0044】 受信した通信の品質を向上するために、回数P=2に対して、繰り返し、以下
のサブステップを実施する。
【0045】 (1)第一のサブステップで、第一の技術による全ての通信が、第二の技術の
各通信に発生する2番目の干渉を、先行する1回目の第二のサブステップの時に
下された、第一の技術による通信のシンボル値についての決定(5−5)を
使用することにより合成し(6)、次いで第一の技術による各通信から、当該2
番目の干渉を減算し(10−10)、前記第二の技術による各通信から、当
該2番目の干渉を減算後(10−10)、第二の技術による各通信のシンボ
ル値を決定する(11−11)。
【0046】 (2)第二のサブステップで、第二の技術による全ての通信が、第一の技術の
各通信に発生する2番目の干渉を、上記第一のサブステップ(1)の時に下され
た、第二の技術による通信のシンボル値についての決定(11−11)を使
用することにより合成し(閾値検出器(11−11)の下流側には、一般に
シンセサイザを図示せず)、次いで第一の技術による各通信から、当該2番目の
干渉を減算し、前記第一の技術による各通信から、当該2番目の干渉を減算後、
第一の技術による各通信のシンボル値を決定する。以下、任意の回の干渉に対し
て同様に行う。
【0047】 従って、2以上の任意の回数Pに対しては、 (1)第一のサブステップで、第一の技術による全ての通信が、第二の技術の
各通信に発生するP番目の干渉を、先行する(P−1)回目の第二のサブステッ
プの時に下された、第一の技術による通信のシンボル値についての決定を使用す
ることにより合成し、次いで第一の技術による各通信から、当該P番目の干渉を
減算し、前記第二の技術による各通信から、当該P番目の干渉を減算後、第二の
技術による各通信のシンボル値を決定する。
【0048】 (2)第二のサブステップで、第二の技術による全ての通信が、第一の技術の
各通信に発生するP番目の干渉を、上記第一のサブステップ(1)の時に下され
た、第二の技術による通信のシンボル値についての決定を使用することにより合
成し、次いで第一の技術による各通信から、当該P番目の干渉を減算し、前記第
一の技術による各通信から、当該P番目の干渉を減算後、第一の技術による各通
信のシンボル値を決定する。
【0049】 本発明によれば、中央装置および遠隔装置20−20の間のN個の最初の
各通信は、OCDMA技術である第一の技術に従って設定される。すでに設定さ
れたこれらのN個の通信に追加される通信を設定するために、この第一の技術を
使用するリソースを一つも使用できない場合、異なる接続技術を用いることによ
って、新しい通信が設定される。この接続技術は、図4ではTDMAモードであ
り、それにもかかわらず、第一の技術と同じスペクトルまたは、この同じスペク
トルの一部を使用する。従って、本発明によれば、たとえば中央装置15によっ
て、リソース割り当てアルゴリズムを実施することが必要である。そのため、1
個のリソース、たとえばOCDMAによる第一の技術を使用する双方向通信リン
クは、一つの実施形態によれば、従来技術で知られている解決方法による、リソ
ース要求および割り当てのシグナリング専用である。
【0050】 上記の説明では、好適な実施形態が、OCDMAおよびTDMA技術の組み合
わせを言及しているが、実際には、N個の最初の通信は、TDMA、OCDMA
、OFDMA、およびMC−OCDMA技術からなる多元接続技術の集合のうち
の任意の第一の技術に従って直交波形多元接続により多重化され、既に設定され
た当該N個の通信に追加されるM個の通信は、TDMA、OCDMA、OFDM
AおよびMC−OCDMA技術からなる多元接続技術の集合の中の第二の多元接
続技術に従って直交波形多元接続により多重化される。この第二の接続技術は、
第一の多元接続技術とは異なる。
【0051】 従って、たとえば図5を参照すると、第一の接続技術はTDMAモードを使用
し、第二の接続技術はOCDMA技術を使用している。この場合、受信装置は、
M個のOCDMA通信に対してM個の相関器1−1を含む。
【0052】 図6に示したように、各遠隔装置20−20および21−21は、第
一のモードによる第一の送受信装置33と、第二のモードによる第二の送受信装
置34とを含む。遠隔装置内の制御装置35は、特に、遠隔装置が通信システム
にアクセスできるようにするために、リソース割り当て要求を生成する役割をす
る。制御装置は、そのために、リソース割り当て要求を生成し、この要求は、た
とえば送受信装置33に送信され、当該送受信装置33から、OCDMAによる
第一の技術を使用する双方向通信リンクの特定のチャンネルで送信される。こう
したリンクまたはチャンネルは、従来技術から知られている解決方法により、リ
ソース要求および割り当てのシグナリング専用である。
【0053】 この要求は、送受信装置30を介して中央装置15内の制御装置32により受
信され、送受信装置30は、第一の接続技術によるN個のリソースの使用可能性
に応じて、リソース割り当てメッセージを送り、割り当てられたリソースは、O
CDMA技術またはTDMA技術を使用する。中央装置15はまた、第一のモー
ドによって動作する第一の送受信装置30と、第二のモードによって動作する第
二の送受信装置31とを含む。制御装置32は、たとえばOCDMA、TDMA
などの二つの各モードのために、リソースの使用可能性の表を含む。制御装置3
2は、当該表を用いて、第一の接続技術によるN個のリソースの使用可能性に応
じて、リソース割り当てメッセージを送り、割り当てられたリソースは、OCD
MA技術またはTDMA技術を使用する。
【0054】 中央装置15では、第一のモードによって動作する第一の送受信装置30と第
二のモードによって動作する送受信装置31との間で、また遠隔装置では、第一
のモードによって動作する第一の送受信装置33と第二のモードによって動作す
る第二の送受信装置34との間で、図4または5に関して説明したような接続が
、受信装置の間に設定されることに留意されたい。
【0055】 また、図4または5の受信装置は、「直列」作動する干渉合成回路3および/
または6および/または9のような回路によってそれぞれ示されているが、単一
の物理的な回路が、これらの干渉合成回路3および/または6および/または9
で行われる操作を実施可能であることに留意しなければならない。各種の減算器
による減算動作、閾値検出器についても同様である。この場合、これらの回路は
、「並列」作動する。同様に、全ての回路は、全部または一部をソフトウェアと
して構成することができる。
【0056】 さらに、本発明は、OCDMA/TDMAモードの組み合わせに関する好適な
実施形態について説明したが、当業者は、たとえば従来技術による知識の単なる
応用により、TDMA、OCDMA、OFDMA、およびMC−OCDMAモー
ドの集合の中の互いに異なる二つのモードを使用した任意の組み合わせモードを
含むように、この実施形態を変更可能であることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多元接続ネットワークの概略図である。
【図2】 二つの直交波形接続技術それぞれに対して、パワー配分を時間の関数として示
す図である。
【図3】 二つの直交波形接続技術それぞれに対して、パワー配分を時間の関数として示
す図である。
【図4】 本発明の第一の変形実施形態により、互いに異なる2つのタイプの直交波形に
よってそれぞれ伝送される2個の通信アセンブリの受信回路のブロック図である
【図5】 本発明の第二の変形実施形態により、互いに異なる2つのタイプの直交波形に
よってそれぞれ伝送される2個の通信アセンブリの受信回路のブロック図である
【図6】 相互通信する本発明による遠隔装置および中央装置のブロック図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mが1以上の任意の整数であり、Nが2以上の整数であると
    き、直交波形多元接続ネットワークの中央装置(15)と遠隔装置(20−2
    ;21−21)との間で設定されるN個の通信を、M個だけ増加する方
    法であって、最初のN個の通信が、TDMA、OCDMA、OFDMA、および
    MC−OCDMA接続技術からなる多元接続技術の集合の中の第一の接続技術に
    従って直交波形多元接続により多重化され、設定された前記N個の通信に追加さ
    れる前記M個の通信が、TDMA、OCDMA、OFDMA、およびMC−OC
    DMA接続技術からなる多元接続技術集合の中の第二の接続技術に従って直交波
    形多元接続により多重化され、前記第二の接続技術が、第一の接続技術とは異な
    り、第一の接続技術によって用いられた周波数帯域の全部または一部を使用する
    ことを特徴とする、直交波形多元接続ネットワークの中央装置と遠隔装置との間
    で設定されるN個の通信をM個だけ増加する方法。
  2. 【請求項2】 第一の接続技術による全ての通信が、第二の接続技術による
    各通信に発生する第一の干渉を合成し(3)、 第一の接続技術による全ての通信が発生する前記第一の干渉を、第二の接続技
    術による各通信から減算し(7−7)、 第二の接続技術による全ての通信が、第一の接続技術による各通信に発生する
    第一の干渉を合成し(9)、 第二の接続技術による全ての通信が発生する該第一の干渉を、第一の接続技術
    による各通信から減算する(4−4)ことを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 2以上である任意の回数Pに対して、反復して、 (1)第一のサブステップで、第一の接続技術による全ての通信が、第二の接
    続技術による各通信に発生するP番目の干渉の各々を、先行する(P−1)回目
    の第二のサブステップの時に下された、前記第一の接続技術による通信のシンボ
    ル値についての決定を使用することにより合成し、次いで、第一の接続技術によ
    る各通信から前記P番目の干渉を減算し、前記第二の接続技術による各通信から
    前記P番目の干渉を減算後、第二の接続技術による各通信のシンボル値を決定し
    、 (2)第二のサブステップで、第二の接続技術による全ての通信が、第一の接
    続技術による各通信に発生するP番目の干渉の各々を、前記第一のサブステップ
    (1)の際に下された、前記第二の接続技術による通信のシンボル値についての
    決定を使用することにより合成し、次いで、第一の接続技術による各通信から、
    該P番目の干渉を減算し、前記第一の接続技術による各通信から前記P番目の干
    渉を減算後、第一の接続技術による各通信のシンボル値を決定することを特徴と
    する請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの中央装置(15)と複数の遠隔装置(20 −20および21−21)とを含む通信ネットワークであって、N個の
    最初の通信が、N個の第一の遠隔装置(20−20)と中央装置(15)と
    の間でそれぞれ設定され、前記N個の最初の通信が、TDMA、OCDMA、O
    FDMAおよびMC−OCDMA接続技術からなる多元接続技術の集合の中のN
    個のリソースを持つ第一の接続技術に従って直交波形多元接続により多重化され
    、前記N個の通信に追加される少なくとも一つの通信が、TDMA、OCDMA
    、OFDMAおよびMC−OCDMA接続技術からなる多元接続技術の集合の中
    の第二の多元接続技術に従って、少なくとも一つの第二の遠隔装置(21−2
    )と前記中央装置(15)との間で直交波形多元接続により遠隔装置で設定
    され、前記第二の多元接続技術が、第一の多元接続技術とは異なることを特徴と
    する通信ネットワーク。
  5. 【請求項5】 TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−OCDMA
    技術からなる多元接続技術の集合の中の一つの接続技術に従って動作する第一の
    送受信装置(30、33)と、第一の接続技術と同じ周波数帯域の全てまたは一
    部を使用して、TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−OCDMA技術
    からなる多元接続技術集合の中の他の接続技術に従って動作する第二の送受信装
    置(31、34)とを含むことを特徴とする通信ネットワークの装置(15;2
    −20;21−21)。
  6. 【請求項6】 複数の遠隔装置(20−20;21−21)と通信
    し、TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−OCDMA技術からなる多
    元接続技術の集合の中の第一の接続技術に従って、あるいは、第一の接続技術の
    N個のリソースの使用可能性に応じて、第一の接続技術と同じ周波数帯域の全部
    または一部を使用する、TDMA、OCDMA、OFDMAおよびMC−OCD
    MA技術からなる多元接続技術の集合の中の第二の接続技術に従って、一つのリ
    ソースを割り当てるためのリソース割り当て装置(32)を含むことを特徴とす
    る請求項5に記載の通信ネットワークの中央装置(15)。
  7. 【請求項7】 第一の接続技術による全ての通信が、第二の接続技術による
    各通信に発生する第一の干渉を合成する第一のシンセサイザ(3)と、 第一の接続技術による全ての通信が発生する前記第一の干渉を、第二の接続技
    術による各通信から減算する減算器(7−7)と、 第二の接続技術による全ての通信が、第一の接続技術による各通信に発生する
    第一の干渉を合成する別のシンセサイザ(9)と、 第二の接続技術による全ての通信が発生する前記第一の干渉を、第一の接続技
    術による各通信から減算する別の減算器(4−4)とを含むことを特徴とす
    る請求項5に記載の通信ネットワークの装置。
  8. 【請求項8】 Pが2以上の任意の整数であるとき、 第一のサブステップで、第二の接続技術による全ての通信が、第二の接続技術
    による各通信に発生するP番目の干渉の各々を、先行する(P−1)回目の第二
    のサブステップの時に下された、前記第二の接続技術による通信のシンボル値に
    ついての決定を使用することにより合成するP番目のシンセサイザと、第二の接
    続技術による各通信から前記P番目の干渉を減算する減算器と、前記第二の接続
    技術による各通信から前記P番目の干渉を減算後、第二の接続技術による各通信
    のシンボル値を決定する決定手段と、 第二のサブステップで、第二の接続技術による全ての通信が、第一の接続技術
    による各通信に発生するP番目の各干渉を、前記第一のサブステップの際に下さ
    れた、前記第二の接続技術による通信のシンボル値についての決定を使用するこ
    とにより合成するP番目のシンセサイザと、第一の接続技術による各通信から前
    記P番目の干渉を減算する減算器と、前記第一の接続技術による各通信から前記
    P番目の干渉を減算後、第一の接続技術による各通信のシンボル値を決定する決
    定手段とを含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
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