JP2004193789A - 地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、多段中継によるIFFTクロックの劣化を抑制でき、かつ、フェージング等の影響による回線品質の劣化を抑制できる地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置を提供することを目的とする。
【解決手段】地上デジタル放送信号のQAM変調信号を中継して伝送する地上デジタル放送信号伝送方法において、受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得、QAMシンボルクロックを用いて地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】地上デジタル放送信号のQAM変調信号を中継して伝送する地上デジタル放送信号伝送方法において、受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得、QAMシンボルクロックを用いて地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置に関し、地上デジタル放送信号のQAM変調信号を中継して伝送する地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、地上デジタルテレビジョン放送の伝送方法として、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)と呼ばれるOFDM(Orthogonal Frequency Division Mu1tip1exing:直交周波数分割多重)伝送方式が規格化され、実用化に向けた準備が進められている。
【0003】
地上デジタルテレビジョン放送では、複数チャンネルのテレビジョン放送信号それぞれを周波数効率の良いOFDMでデジタル変調して放送される。OFDMはマルチパスの干渉にも強く、伝送信号中にガードインターバルという時間的なガードを設けることにより、遅延時間の長いマルチパスの妨害による信号劣化を抑えることができることから、同じ放送内容を同一の周波数で放送する単一周波数網(SFN:Single Frequency Network)が可能となり、これにより周波数を大きく節約することができる。
【0004】
単一周波数網を構築するためには、各放送所で同一の地上デジタル放送信号を放送するために、地上デジタル放送信号を演奏所から各放送所まで無線や有線などを用いて中継して伝送する。
【0005】
図4は従来の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一例のブロック図、図5は従来の地上デジタル放送信号伝送方法である再生中継方式の一例のフローチャートを示す。
【0006】
図4に示す演奏所10において、再多重化器12にはMPEG−2に準拠したTS(Transport Stream)を多重した通常TS信号が供給される(図示せず)。再多重化器12はこの通常TS信号に地上デジタルテレビジョン放送信号の多重フレーム構造を与えると共に、変調情報、モード情報、ネットワーク情報等の制御情報を付加して放送TS信号とし、OFDM変調に用いる周波数fs(fsは例えば略8MHz)のIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)クロックと共に、クロック変換器14に供給する。
【0007】
クロック変換器14はIFFTクロックを64QAM変調に用いる周波数fc(fcは例えば略6MHz)の64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器16に供給する(ステップS10)。64QAM変調器16は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS12)、更に、送信部18でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS14)。
【0008】
中継放送所20では、受信部22でSHF帯の受信信号を周波数130MHzのIF信号に変換し(ステップS16)、64QAM復調器24に供給する。64QAM復調器24は、64QAM復調を行って放送TS信号及び64QAMシンボルクロックを復調再生する(ステップS18)。クロック変換器26は64QAMシンボルクロックをIFFTクロックに周波数変換し(ステップS20)、放送TS信号と共にOFDM変調器28及びクロック変換器30に供給する。
【0009】
OFDM変調器28は、放送TS信号に付加された制御情報に従い、IFFTクロックを用いてテレビジョン放送信号のOFDM変調を行う(ステップS22)。このOFDM変調信号は放送機29から放送される(ステップS24)。
【0010】
クロック変換器30はIFFTクロックを64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器32に供給する(ステップS26)。64QAM変調器32は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS28)、更に、送信部34でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS30)。
【0011】
中継放送所40は中継放送所20と同一構成であり、末端の中継放送所50は中継放送所20からクロック変換器30,64QAM変調器32,送信部34を除いた構成であり、中継放送所20と同様の動作を行う。
【0012】
従来は、再多重化器と64QAM変調器の間、64QAM復調器と64QAM変調器の間、64QAM復調器とOFDM変調部の間それぞれのクロック伝送に関しては、IFFTクロックを用いるとされている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0013】
上記IFFTクロック、64QAMシンボルクロック及びクロック変換器の関係は以下のようになっている。即ち、ISDB−T方式では、OFDM変調する際に用いるIFFTのサンプルクロック(これをIFFTクロックと称する)として、8.127(=512/63)MHzという値が規定されている(非特許文献3参照。)。また、再多重化器からOFDM変調器に接続する場合は、IFFTクロックの4倍のクロック、即ち32.508MHzで接続することが規定されている。このため、再多重化器からOFDM変調器の間をSTLで接続する場合も、このクロック速度で伝送することが望ましい。しかし、STL(Studio Transmitter Link)は無線伝送区間であるため、RS符号やトレリス符号などの誤り訂正符号を付加する必要があることや、中継放送所を制御するための信号も付加する必要があり、結果として約40.2Mbpsの情報を伝送する必要が生ずる。従って、32.508MHzでインタフェースすることは不可能となる。
【0014】
この40.2Mbpsの情報を、例えば64QAM変調を用いて伝送する場合のシンボルレートは6.7(=40.2/6)MHzとなる。STLやTTL(Transmitter Transmitter Link)の送受信機では、このシンボルレートでインタフェースするため、IFFTクロックとシンボルレートの比ができるだけ簡単な整数分数比としたほうが、クロックジッタが発生しにくいという点で有利である。
【0015】
このため、シンボルレートが6.7MHz以下となる条件の下で、IFFTクロックとシンボルレートの比が簡単な整数分数比となる値として、14/17という値を選定した。これがIFFTクロックから64QAMシンボルレートに変換する変換比となる。この場合、シンボルレート(シンボルクロック)の値は、512/63と14/17を掛け合わせたものとなり、6.693MHzという値が得られる。なお、上記のシンボルレートが6.7MHz以下となる条件は、STL/TTL伝送方式のクロック周波数(情報通信審議会答申、P6、3.6項)として規定されている。
【0016】
図6は、演奏所10及び中継放送所20における各回路部間で用いられるクロックの様子を示す。クロック変換器14は周波数fsのIFFTクロックを周波数fcの64QAMシンボルクロックに変換し、クロック変換器26は周波数fcの64QAMシンボルクロックを周波数fsのIFFTクロックに変換している。
【0017】
図7は従来の地上デジタル放送信号伝送方法である非再生中継方式のフローチャートを示す。同図中、演奏所10では、ステップS40でクロック変換器14はIFFTクロックを64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器16に供給する。ステップS42で、64QAM変調器16は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い、更に、送信部18でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS44)。
【0018】
中継放送所20では、ステップS46において受信部22でSHF帯の受信信号を周波数130MHzのIF信号に変換し、64QAM復調器24に供給する。ステップS48で64QAM復調器24は、64QAM復調を行って放送TS信号及び64QAMシンボルクロックを復調再生する。
【0019】
ステップS50でクロック変換器26は64QAMシンボルクロックをIFFTクロックに周波数変換し、放送TS信号と共にOFDM変調器28及びクロック変換器30に供給する。ステップS52でOFDM変調器28は、放送TS信号に付加された制御情報に従い、IFFTクロックを用いてテレビジョン放送信号のOFDM変調を行う。このOFDM変調信号はステップS54で放送機29から放送される。
【0020】
一方、ステップS56で130MHzのIF信号は送信部34でSHF帯に変換され無線伝送路に送出される。
【0021】
なお、非特許文献2には、非再生中継方式の適応範囲は回線品質が条件を充分満足する回線についてのみ使用可能と規定されている。
【0022】
【非特許文献1】
地上デジタル放送用送信設備 共通仕様書 2002年5月10日版
P104:デジタルテレビSTL/TTL装置 標準仕様書
P112:TS伝送方式−STL/TTL中継装置系統図(2台方式)
P113:TS伝送方式−STL/TTL中継装置系統図(1台方式)
【非特許文献2】
平成13年度 情報通信審議会答申 諮問第110号
「番組中継用デジタル回線の技術的条件」のうち「デジタルSTL/TTLの技術的条件」P7 3.15中継方式
【非特許文献3】
地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格(ARIB STD−B31)
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
従来の再生中継方式では、図4に示すような多段中継を行う場合、再多重化器12から末端の中継放送所50のOFDM変調器28までの間にクロック変換器を6回通過することになり、各クロック変換器で発生するジッタが累積されるために、末端の中継放送所50のOFDM変調器28に供給されるIFFTクロックが劣化し、放送波としての品質を満足できないという問題があった。
【0024】
また、図7のフローチャートに示す非再生中継方式では、中継放送所20,40,50において、64QAM復調を行っていないために、64QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われない。このため、多段中継を行った場合にフェージング等の影響が後段に伝わり、回線品質が劣化するという問題があった。
【0025】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、多段中継によるIFFTクロックの劣化を抑制でき、かつ、フェージング等の影響による回線品質の劣化を抑制できる地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得、
前記QAMシンボルクロックを用いて前記地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信することにより、
クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できる。
【0027】
請求項2に記載の発明は、受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得るQAM復調手段と、
前記QAMシンボルクロックを用いて前記地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信するQAM変調手段を有することにより、
クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できると共に、放送波としての品質を満足する地上デジタル放送信号を放送できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一実施例のブロック図、図2は本発明の地上デジタル放送信号伝送方法の一実施例のフローチャートを示す。
【0029】
図1に示す演奏所60において、再多重化器62にはMPEG−2に準拠したTS(Transport Stream)を多重した通常TS信号が供給される。再多重化器62はこの通常TS信号に地上デジタルテレビジョン放送信号の多重フレーム構造を与えると共に、変調情報、モード情報、ネットワーク情報等の制御情報を付加して放送TS信号とし、OFDM変調に用いる周波数fs(fsは例えば略8MHz)のIFFTクロックと共に、クロック変換器64に供給する。
【0030】
クロック変換器64はIFFTクロックを64QAM変調に用いる周波数fc(fcは例えば略6MHz)の64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器66に供給する(ステップS60)。64QAM変調器66は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS62)、更に、送信部68でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS64)。
【0031】
中継放送所70では、受信部72でSHF帯の受信信号を周波数130MHzのIF信号に変換し(ステップS66)、64QAM復調器74に供給する。64QAM復調器74は、64QAM復調を行って放送TS信号及び64QAMシンボルクロックを復調再生し(ステップS68)、クロック変換器76及び64QAM変調器80に供給する。
【0032】
クロック変換器76は64QAMシンボルクロックをIFFTクロックに周波数変換し(ステップS70)、放送TS信号と共にOFDM変調器78に供給する。OFDM変調器78は、放送TS信号に付加された制御情報に従い、IFFTクロックを用いてテレビジョン放送信号のOFDM変調を行う(ステップS72)。このOFDM変調信号は例えば周波数37.15MHzで出力され、放送機79でUHF帯の信号に変換されて放送される(ステップS74)。
【0033】
64QAM変調器80は64QAM復調器74から供給される64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS76)、更に、送信部82でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS78)。
【0034】
なお、64QAM復調器74と64QAM変調器80の間をシンボルクロックfcの代りにビットクロックfb(fbは例えば略36MHz)で接続することも考えられる。なお、fb,fcの関係はfb=6×fcである。(係数の6は64QAMの変調多値数)。当然ながら、ビットクロックfbを用いる場合は、6逓倍及び6分周の操作が入るので、シンボルクロックを接続する場合よりクロックの品質は劣化する。
【0035】
中継放送所90は中継放送所70と同一構成であり、末端の中継放送所100は中継放送所70から64QAM変調器80,送信部82を除いた構成であり、中継放送所70と同様の動作を行う。
【0036】
具体的な数値としては前述したように、IFFTクロックを8.127MHzとし、中継放送所への信号伝送に64QAM変調を使用する場合、64QAMのシンボルクロックは6.693MHz、クロック変換比は14/17(または17/14)となる。
【0037】
図3は 本発明方法を用いた単一周波数網の一実施例の構成図である。同図中、図1と同一部分には同一符号を付す。図3において、演奏所60からはSHF帯の64QAM変調信号が送信され、中継放送所70に対応する親局放送所110で受信される。
【0038】
親局放送所110では、受信した64QAM変調信号からテレビジョン放送信号のOFDM変調信号を得てSFNサービスエリア112に放送すると共に、64QAM復調及び64QAM変調を行って、SHF帯の64QAM変調信号を後段の中継所120に送信する。
【0039】
中継放送所90と同様構成の中継所120は、クロック変換器76とOFDM変調器78は持たず放送は行わないものの、受信した64QAM変調信号の64QAM復調及び64QAM変調を行って、SHF帯の64QAM変調信号を後段の中継放送所130に送信する。
【0040】
中継放送所90に対応する中継所130では、受信した64QAM変調信号からテレビジョン放送信号のOFDM変調信号を得てSFNサービスエリア132に放送すると共に、受信した64QAM変調信号の64QAM復調及び64QAM変調を行って、SHF帯の64QAM変調信号を後段の中継放送所140に送信する。
【0041】
末端の中継放送所100に対応する中継放送所140では、受信した64QAM変調信号からテレビジョン放送信号のOFDM変調信号を得てSFNサービスエリア142に放送する。
【0042】
このように、本実施例では中継放送所70,90において、64QAM復調器74と64QAM変調器80の間を64QAMシンボルクロックにてインタフェースをとることにより、64QAM復調器74と64QAM変調器80の間で64QAMシンボルクロックからIFFTクロックへの変換、及びIFFTクロックから64QAMシンボルクロックへの変換を削除することができる。このため、再多重化器62から末端の中継放送所100のOFDM変調器78までの間にクロック変換器を2回通過するだけで良く、中継段数が増加してもクロック変換器を通過する回数は増加しない。これによって、クロック変換器で発生するジッタが累積せず、末端の中継放送所100のOFDM変調器28に供給されるIFFTクロックの劣化を抑制できる。
【0043】
また、中継放送所70、中継放送所90,100において、64QAM復調を行っているので64QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できる。
【0044】
なお、64QAM復調器74が請求項記載のQAM復調手段に対応し、クロック変換器76がクロック変換手段に対応し、64QAM変調器80がQAM変調手段に対応する。
【0045】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明によれば、クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できる。
【0046】
また、請求項2に記載の発明によれば、クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できると共に、放送品質を満足する地上デジタル放送信号を放送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の地上デジタル放送信号伝送方法の一実施例のフローチャートである。
【図3】本発明方法を用いた単一周波数網の一実施例の構成図である。
【図4】従来の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一例のブロック図である。
【図5】従来の地上デジタル放送信号伝送方法である再生中継方式の一例のフローチャーである。
【図6】演奏所及び中継放送所における各回路部間で用いられるクロックの様子を示す図である。
【図7】従来の地上デジタル放送信号伝送方法である非再生中継方式のフローチャートである。
【符号の説明】
60 演奏所
62 再多重化器
64,76 クロック変換器
66,80 64QAM変調器
68,82 送信部
70,90,100,130,140 中継放送所
72 受信部
74 64QAM復調器
78 OFDM変調器
79 放送機
110 親局放送所
112,132,142 SFNサービスエリア
120 中継所
【発明の属する技術分野】
本発明は地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置に関し、地上デジタル放送信号のQAM変調信号を中継して伝送する地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、地上デジタルテレビジョン放送の伝送方法として、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)と呼ばれるOFDM(Orthogonal Frequency Division Mu1tip1exing:直交周波数分割多重)伝送方式が規格化され、実用化に向けた準備が進められている。
【0003】
地上デジタルテレビジョン放送では、複数チャンネルのテレビジョン放送信号それぞれを周波数効率の良いOFDMでデジタル変調して放送される。OFDMはマルチパスの干渉にも強く、伝送信号中にガードインターバルという時間的なガードを設けることにより、遅延時間の長いマルチパスの妨害による信号劣化を抑えることができることから、同じ放送内容を同一の周波数で放送する単一周波数網(SFN:Single Frequency Network)が可能となり、これにより周波数を大きく節約することができる。
【0004】
単一周波数網を構築するためには、各放送所で同一の地上デジタル放送信号を放送するために、地上デジタル放送信号を演奏所から各放送所まで無線や有線などを用いて中継して伝送する。
【0005】
図4は従来の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一例のブロック図、図5は従来の地上デジタル放送信号伝送方法である再生中継方式の一例のフローチャートを示す。
【0006】
図4に示す演奏所10において、再多重化器12にはMPEG−2に準拠したTS(Transport Stream)を多重した通常TS信号が供給される(図示せず)。再多重化器12はこの通常TS信号に地上デジタルテレビジョン放送信号の多重フレーム構造を与えると共に、変調情報、モード情報、ネットワーク情報等の制御情報を付加して放送TS信号とし、OFDM変調に用いる周波数fs(fsは例えば略8MHz)のIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)クロックと共に、クロック変換器14に供給する。
【0007】
クロック変換器14はIFFTクロックを64QAM変調に用いる周波数fc(fcは例えば略6MHz)の64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器16に供給する(ステップS10)。64QAM変調器16は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS12)、更に、送信部18でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS14)。
【0008】
中継放送所20では、受信部22でSHF帯の受信信号を周波数130MHzのIF信号に変換し(ステップS16)、64QAM復調器24に供給する。64QAM復調器24は、64QAM復調を行って放送TS信号及び64QAMシンボルクロックを復調再生する(ステップS18)。クロック変換器26は64QAMシンボルクロックをIFFTクロックに周波数変換し(ステップS20)、放送TS信号と共にOFDM変調器28及びクロック変換器30に供給する。
【0009】
OFDM変調器28は、放送TS信号に付加された制御情報に従い、IFFTクロックを用いてテレビジョン放送信号のOFDM変調を行う(ステップS22)。このOFDM変調信号は放送機29から放送される(ステップS24)。
【0010】
クロック変換器30はIFFTクロックを64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器32に供給する(ステップS26)。64QAM変調器32は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS28)、更に、送信部34でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS30)。
【0011】
中継放送所40は中継放送所20と同一構成であり、末端の中継放送所50は中継放送所20からクロック変換器30,64QAM変調器32,送信部34を除いた構成であり、中継放送所20と同様の動作を行う。
【0012】
従来は、再多重化器と64QAM変調器の間、64QAM復調器と64QAM変調器の間、64QAM復調器とOFDM変調部の間それぞれのクロック伝送に関しては、IFFTクロックを用いるとされている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0013】
上記IFFTクロック、64QAMシンボルクロック及びクロック変換器の関係は以下のようになっている。即ち、ISDB−T方式では、OFDM変調する際に用いるIFFTのサンプルクロック(これをIFFTクロックと称する)として、8.127(=512/63)MHzという値が規定されている(非特許文献3参照。)。また、再多重化器からOFDM変調器に接続する場合は、IFFTクロックの4倍のクロック、即ち32.508MHzで接続することが規定されている。このため、再多重化器からOFDM変調器の間をSTLで接続する場合も、このクロック速度で伝送することが望ましい。しかし、STL(Studio Transmitter Link)は無線伝送区間であるため、RS符号やトレリス符号などの誤り訂正符号を付加する必要があることや、中継放送所を制御するための信号も付加する必要があり、結果として約40.2Mbpsの情報を伝送する必要が生ずる。従って、32.508MHzでインタフェースすることは不可能となる。
【0014】
この40.2Mbpsの情報を、例えば64QAM変調を用いて伝送する場合のシンボルレートは6.7(=40.2/6)MHzとなる。STLやTTL(Transmitter Transmitter Link)の送受信機では、このシンボルレートでインタフェースするため、IFFTクロックとシンボルレートの比ができるだけ簡単な整数分数比としたほうが、クロックジッタが発生しにくいという点で有利である。
【0015】
このため、シンボルレートが6.7MHz以下となる条件の下で、IFFTクロックとシンボルレートの比が簡単な整数分数比となる値として、14/17という値を選定した。これがIFFTクロックから64QAMシンボルレートに変換する変換比となる。この場合、シンボルレート(シンボルクロック)の値は、512/63と14/17を掛け合わせたものとなり、6.693MHzという値が得られる。なお、上記のシンボルレートが6.7MHz以下となる条件は、STL/TTL伝送方式のクロック周波数(情報通信審議会答申、P6、3.6項)として規定されている。
【0016】
図6は、演奏所10及び中継放送所20における各回路部間で用いられるクロックの様子を示す。クロック変換器14は周波数fsのIFFTクロックを周波数fcの64QAMシンボルクロックに変換し、クロック変換器26は周波数fcの64QAMシンボルクロックを周波数fsのIFFTクロックに変換している。
【0017】
図7は従来の地上デジタル放送信号伝送方法である非再生中継方式のフローチャートを示す。同図中、演奏所10では、ステップS40でクロック変換器14はIFFTクロックを64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器16に供給する。ステップS42で、64QAM変調器16は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い、更に、送信部18でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS44)。
【0018】
中継放送所20では、ステップS46において受信部22でSHF帯の受信信号を周波数130MHzのIF信号に変換し、64QAM復調器24に供給する。ステップS48で64QAM復調器24は、64QAM復調を行って放送TS信号及び64QAMシンボルクロックを復調再生する。
【0019】
ステップS50でクロック変換器26は64QAMシンボルクロックをIFFTクロックに周波数変換し、放送TS信号と共にOFDM変調器28及びクロック変換器30に供給する。ステップS52でOFDM変調器28は、放送TS信号に付加された制御情報に従い、IFFTクロックを用いてテレビジョン放送信号のOFDM変調を行う。このOFDM変調信号はステップS54で放送機29から放送される。
【0020】
一方、ステップS56で130MHzのIF信号は送信部34でSHF帯に変換され無線伝送路に送出される。
【0021】
なお、非特許文献2には、非再生中継方式の適応範囲は回線品質が条件を充分満足する回線についてのみ使用可能と規定されている。
【0022】
【非特許文献1】
地上デジタル放送用送信設備 共通仕様書 2002年5月10日版
P104:デジタルテレビSTL/TTL装置 標準仕様書
P112:TS伝送方式−STL/TTL中継装置系統図(2台方式)
P113:TS伝送方式−STL/TTL中継装置系統図(1台方式)
【非特許文献2】
平成13年度 情報通信審議会答申 諮問第110号
「番組中継用デジタル回線の技術的条件」のうち「デジタルSTL/TTLの技術的条件」P7 3.15中継方式
【非特許文献3】
地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格(ARIB STD−B31)
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
従来の再生中継方式では、図4に示すような多段中継を行う場合、再多重化器12から末端の中継放送所50のOFDM変調器28までの間にクロック変換器を6回通過することになり、各クロック変換器で発生するジッタが累積されるために、末端の中継放送所50のOFDM変調器28に供給されるIFFTクロックが劣化し、放送波としての品質を満足できないという問題があった。
【0024】
また、図7のフローチャートに示す非再生中継方式では、中継放送所20,40,50において、64QAM復調を行っていないために、64QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われない。このため、多段中継を行った場合にフェージング等の影響が後段に伝わり、回線品質が劣化するという問題があった。
【0025】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、多段中継によるIFFTクロックの劣化を抑制でき、かつ、フェージング等の影響による回線品質の劣化を抑制できる地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得、
前記QAMシンボルクロックを用いて前記地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信することにより、
クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できる。
【0027】
請求項2に記載の発明は、受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得るQAM復調手段と、
前記QAMシンボルクロックを用いて前記地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信するQAM変調手段を有することにより、
クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できると共に、放送波としての品質を満足する地上デジタル放送信号を放送できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一実施例のブロック図、図2は本発明の地上デジタル放送信号伝送方法の一実施例のフローチャートを示す。
【0029】
図1に示す演奏所60において、再多重化器62にはMPEG−2に準拠したTS(Transport Stream)を多重した通常TS信号が供給される。再多重化器62はこの通常TS信号に地上デジタルテレビジョン放送信号の多重フレーム構造を与えると共に、変調情報、モード情報、ネットワーク情報等の制御情報を付加して放送TS信号とし、OFDM変調に用いる周波数fs(fsは例えば略8MHz)のIFFTクロックと共に、クロック変換器64に供給する。
【0030】
クロック変換器64はIFFTクロックを64QAM変調に用いる周波数fc(fcは例えば略6MHz)の64QAMシンボルクロックに周波数変換し、放送TS信号と共に64QAM変調器66に供給する(ステップS60)。64QAM変調器66は64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS62)、更に、送信部68でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS64)。
【0031】
中継放送所70では、受信部72でSHF帯の受信信号を周波数130MHzのIF信号に変換し(ステップS66)、64QAM復調器74に供給する。64QAM復調器74は、64QAM復調を行って放送TS信号及び64QAMシンボルクロックを復調再生し(ステップS68)、クロック変換器76及び64QAM変調器80に供給する。
【0032】
クロック変換器76は64QAMシンボルクロックをIFFTクロックに周波数変換し(ステップS70)、放送TS信号と共にOFDM変調器78に供給する。OFDM変調器78は、放送TS信号に付加された制御情報に従い、IFFTクロックを用いてテレビジョン放送信号のOFDM変調を行う(ステップS72)。このOFDM変調信号は例えば周波数37.15MHzで出力され、放送機79でUHF帯の信号に変換されて放送される(ステップS74)。
【0033】
64QAM変調器80は64QAM復調器74から供給される64QAMシンボルクロックを用いて放送TS信号の64QAM変調を行い(ステップS76)、更に、送信部82でSHF帯に変換して無線伝送路に送出する(ステップS78)。
【0034】
なお、64QAM復調器74と64QAM変調器80の間をシンボルクロックfcの代りにビットクロックfb(fbは例えば略36MHz)で接続することも考えられる。なお、fb,fcの関係はfb=6×fcである。(係数の6は64QAMの変調多値数)。当然ながら、ビットクロックfbを用いる場合は、6逓倍及び6分周の操作が入るので、シンボルクロックを接続する場合よりクロックの品質は劣化する。
【0035】
中継放送所90は中継放送所70と同一構成であり、末端の中継放送所100は中継放送所70から64QAM変調器80,送信部82を除いた構成であり、中継放送所70と同様の動作を行う。
【0036】
具体的な数値としては前述したように、IFFTクロックを8.127MHzとし、中継放送所への信号伝送に64QAM変調を使用する場合、64QAMのシンボルクロックは6.693MHz、クロック変換比は14/17(または17/14)となる。
【0037】
図3は 本発明方法を用いた単一周波数網の一実施例の構成図である。同図中、図1と同一部分には同一符号を付す。図3において、演奏所60からはSHF帯の64QAM変調信号が送信され、中継放送所70に対応する親局放送所110で受信される。
【0038】
親局放送所110では、受信した64QAM変調信号からテレビジョン放送信号のOFDM変調信号を得てSFNサービスエリア112に放送すると共に、64QAM復調及び64QAM変調を行って、SHF帯の64QAM変調信号を後段の中継所120に送信する。
【0039】
中継放送所90と同様構成の中継所120は、クロック変換器76とOFDM変調器78は持たず放送は行わないものの、受信した64QAM変調信号の64QAM復調及び64QAM変調を行って、SHF帯の64QAM変調信号を後段の中継放送所130に送信する。
【0040】
中継放送所90に対応する中継所130では、受信した64QAM変調信号からテレビジョン放送信号のOFDM変調信号を得てSFNサービスエリア132に放送すると共に、受信した64QAM変調信号の64QAM復調及び64QAM変調を行って、SHF帯の64QAM変調信号を後段の中継放送所140に送信する。
【0041】
末端の中継放送所100に対応する中継放送所140では、受信した64QAM変調信号からテレビジョン放送信号のOFDM変調信号を得てSFNサービスエリア142に放送する。
【0042】
このように、本実施例では中継放送所70,90において、64QAM復調器74と64QAM変調器80の間を64QAMシンボルクロックにてインタフェースをとることにより、64QAM復調器74と64QAM変調器80の間で64QAMシンボルクロックからIFFTクロックへの変換、及びIFFTクロックから64QAMシンボルクロックへの変換を削除することができる。このため、再多重化器62から末端の中継放送所100のOFDM変調器78までの間にクロック変換器を2回通過するだけで良く、中継段数が増加してもクロック変換器を通過する回数は増加しない。これによって、クロック変換器で発生するジッタが累積せず、末端の中継放送所100のOFDM変調器28に供給されるIFFTクロックの劣化を抑制できる。
【0043】
また、中継放送所70、中継放送所90,100において、64QAM復調を行っているので64QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できる。
【0044】
なお、64QAM復調器74が請求項記載のQAM復調手段に対応し、クロック変換器76がクロック変換手段に対応し、64QAM変調器80がQAM変調手段に対応する。
【0045】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明によれば、クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できる。
【0046】
また、請求項2に記載の発明によれば、クロック変換なしに地上デジタル放送信号の中継を行うのでジッタによるクロックの劣化を抑制でき、QAM変調で付加された誤り訂正コードによる誤り訂正が行われ、多段中継を行った場合にフェージング等の影響で回線品質が劣化するのを抑制できると共に、放送品質を満足する地上デジタル放送信号を放送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の地上デジタル放送信号伝送方法の一実施例のフローチャートである。
【図3】本発明方法を用いた単一周波数網の一実施例の構成図である。
【図4】従来の地上デジタル放送信号伝送方法を適用したシステムの一例のブロック図である。
【図5】従来の地上デジタル放送信号伝送方法である再生中継方式の一例のフローチャーである。
【図6】演奏所及び中継放送所における各回路部間で用いられるクロックの様子を示す図である。
【図7】従来の地上デジタル放送信号伝送方法である非再生中継方式のフローチャートである。
【符号の説明】
60 演奏所
62 再多重化器
64,76 クロック変換器
66,80 64QAM変調器
68,82 送信部
70,90,100,130,140 中継放送所
72 受信部
74 64QAM復調器
78 OFDM変調器
79 放送機
110 親局放送所
112,132,142 SFNサービスエリア
120 中継所
Claims (3)
- 地上デジタル放送信号のQAM変調信号を中継して伝送する地上デジタル放送信号伝送方法において、
受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得、
前記QAMシンボルクロックを用いて前記地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信することを特徴する地上デジタル放送信号伝送方法。 - 地上デジタル放送信号のQAM変調信号を中継して伝送する地上デジタル放送信号伝送装置において、
受信したQAM変調信号をQAM復調して地上デジタル放送信号及びQAMシンボルクロックを得るQAM復調手段と、
前記QAMシンボルクロックを用いて前記地上デジタル放送信号のQAM変調を行い次段に送信するQAM変調手段を
有することを特徴する地上デジタル放送信号伝送装置。 - 前記QAM変調は64QAM変調であり、前記QAMシンボルクロックは周波数6.693MHzであることを特徴する請求項2記載の地上デジタル放送信号伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002357138A JP2004193789A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置 |
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JP2002357138A Pending JP2004193789A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 地上デジタル放送信号伝送方法及びその装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008211587A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Kddi Corp | Ip/rf変換装置 |
-
2002
- 2002-12-09 JP JP2002357138A patent/JP2004193789A/ja active Pending
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