JP2004193730A - 撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像素子の欠陥画素データの管理に関するデジタルカメラの製造工程の工数を低減することのできる撮像素子の欠陥画素データの管理方法を得る。
【解決手段】撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得る欠陥画素検出工程と、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する格納工程とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得る欠陥画素検出工程と、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する格納工程とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置に係り、特に、電子カメラの製造工程の工数の低減を意図した撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置にに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、CCD撮像素子の欠陥画素を欠陥画素検出部で検出し、検出された欠陥画素のアドレスを欠陥画素アドレス格納部に格納し、通常の撮影時に、欠陥画素アドレス格納部から読み出された欠陥画素アドレスに基づいて、画像処理部によって、欠陥画素を補正するようにしたCCDデジタルカメラが記載されている。
【0003】
次に、図3を参照して、撮像素子の欠陥画素データの管理に関する従来のデジタルカメラの製造工程を説明する。先ず、撮像素子製造工程を説明する。ステップS10で、撮像素子(CCD)を製造する。次いで、ステップS12で、撮像素子のシリアル番号を発行する(管理、設備発生)。次いで、ステップS14で、シリアル番号の下位数桁を撮像素子に捺印する(設備、時間発生)。次いで、ステップS16で、欠陥画素データを検出装置で検出する。
【0004】
次いで、ステップS18で、検出された欠陥画素データを、パソコン経由で、記録メイディアに保存する。このとき、欠陥画素データを、撮像素子のシリアル番号とが対になるように、記録メイディアに保存する。次いで、ステップS20で、撮像素子本体、シールラベル(シリアル番号が印刷されている)及び欠陥画素データファイルの3点セットで出荷(管理)する。以上で、撮像素子製造工程を終了する。
【0005】
次に、カメラ製造工程を説明する。ステップS22で、撮像素子を、製品、即ち、デジタルカメラ本体に組み込み、シールラベルをデジタルカメラ本体の外装に張り替える(作業発生)。次いで、ステップS24で、シールラベルに印刷されているシリアル番号を、パソコンに入力する(作業発生)。次いで、ステップS26で、記録メディア内において、シリアル番号と一致したデータファイルを検索して、製品、即ち、デジタルカメラ本体の内部の記憶装置に転送する。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−68209号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図3について説明した撮像素子の欠陥画素データの管理に関する従来のデジタルカメラの製造工程では、工数が多いという欠点があった。そして、撮像素子の欠陥画素データを、シリアル番号と共に、撮像素子とは別体の記録媒体に記録すると共に、その撮像素子にシリアル番号を捺印していたので、頗る煩雑であった。デジタルカメラの生産台数の増加による、シリアル番号の桁数不足の問題があり、又、撮像素子の小型電化のために、撮像素子自体へのシリアル番号の捺印が困難となるため、シールラベルにシリアル番号を捺印し、そのシリアル番号の捺印されたシールラベルを撮像素子に貼付するなどの煩雑さも多々あった。
【0008】
かかる点に鑑み、本発明は、撮像素子の欠陥画素データの管理に関する電子カメラの製造工程の工数を低減することのできる撮像素子の欠陥画素データの管理方法を提案しようとするものである。
【0009】
又、本発明は、かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法に適用して好適な撮像装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得る欠陥画素検出工程と、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する格納工程とを有する撮像素子の欠陥画素データの管理方法である。
【0011】
かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法によれば、欠陥画素検出工程によって、撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得、格納工程によって、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する。
【0012】
かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法において、撮像素子を電子カメラ本体に組み込んだとき、不揮発性記憶手段に記憶されている欠陥画素データを読み出して、電子カメラ本体の欠陥画素記憶手段に記憶させることができる。
【0013】
かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法において、格納工程は、欠陥画素データを撮像素子に取り付けられた無線通信手段を介して不揮発性記憶手段に格納し、欠陥画素データ記憶手段を有する電子カメラ本体に撮像素子を組み込むとき又は組み込み後に、不揮発性記憶手段から欠陥画素データを読み出し、その欠陥画素データを欠陥画素データ記憶手段に格納させることが可能である。
【0014】
本発明は、撮像素子と、撮像素子に取り付けられ、その撮像素子の欠陥画素データが格納されると共に、外部から欠陥画素データの読み出しが可能な不揮発性記憶手段とを有する撮像装置である。
【0015】
かかる本発明の撮像装置によれば、撮像素子の欠陥画素データが格納されると共に、外部から欠陥画素データの読み出しが可能な不揮発性記憶手段が、撮像素子に取り付けられる。
【0016】
かかる本発明の撮像装置において、不揮発性記憶手段を含む無線タグを撮像素子に取り付けることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図1を参照して、本発明の実施の形態の撮像素子の欠陥画素データの管理方法を適用した、デジタルカメラの製造工程を説明する。先ず、撮像素子製造工程を説明する。ステップS30で、撮像素子(CCD)を製造する。次いで、ステップS32で、ステップS30で得られた撮像素子の欠陥画素データを検出装置で検出する。ステップS34で、撮像素子に取り付けられた、ここでは撮像素子に内蔵された記憶手段(不揮発性記憶手段)に欠陥画素データを書き込む(記憶する)。ステップS36で、欠陥画素データが書き込まれた記憶手段が内蔵された撮像素子を出荷する。
【0018】
次に、カメラ製造工程を説明する。ステップS38で、撮像素子に内蔵の記憶手段から欠陥画素データを読み出し、通信により処理する。即ち、撮像素子に、記憶手段の他に、無線送受信手段を設けておく。デジタルカメラの外部の装置にも無線送受信手段を設け、両無線送受信手段を介して、撮像素子に内蔵の記憶手段から欠陥画素データを読み出す。この読み出されが欠陥画素データを、デジタルカメラ本体側の欠陥画素データ記憶手段(不揮発性記憶手段)に転送する。欠陥画素データ記憶手段に記憶されている欠陥画素データをデジタル処理回路の画素データ生成回路に供給して、欠陥画素の周囲の画素データを基にして、欠陥画素における画素データを生成する。
【0019】
以下に、図2を参照して、本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法を適用したデジタルカメラの一例を詳細に説明する。先ず、操作スイッチ22について説明する。操作スイッチ22は、電源スイッチ、シャッタースイッチ、撮影モードと再生モードとを切り換えるためのモード切り換えスイッチ、ズーム、コマ送り、カーソル移動等の各種の指令信号を出力するマルチファンクションの十字キースイッチ、メニュー/OKボタンスイッチ(メニュー表示機能と選択や指示の限定実行を指令するOK機能とを兼備したスイッチ)、キャンセルボタンスイッチ等を含む。
【0020】
又、この操作スイッチ22には、シャッターボタンをONする毎に静止画を撮影する単写撮影モード、連写撮影モード及び動画撮影モードを選択する各操作スイッチが含まれる。操作スイッチ22よりのスイッチ操作に基づく各信号は、システムコントローラ20に供給される。
【0021】
次に、撮影系及び信号系について説明する。撮像素子としてのCCD12には、欠陥アドレス記憶手段44及びその欠陥アドレス記憶手段44に接続された送受信器46が取り付けられている。送受信器46は、送受信アンテナ46Aが設けられている。
【0022】
撮影モード時にシャッタースイッチがONされると、被写体を示す画像光は、CPUを備えるシステムコントローラ20によって、フォーカシング、ズーミング等が制御されるレンズ10を介して撮像素子(CCD)12の受光面に結像される。CCD12に蓄積された信号電荷は、電圧信号として順次読み出される。尚、CCD12は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0023】
このCCD12から順次読み出された電圧信号は、システムコントローラ20によって制御されるアナログ処理回路14に供給されて、ここでサンプリング・ホールドや、オートゲインコントロール等の処理がされた後、A/D変換器16に供給されて、デジタル画像信号に変換される。
【0024】
タイミングジェネレータ(TG)18は、システムコントローラ20の制御に従って、CCD12、サンプリング・ホールド回路14、A/D変換器16に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0025】
デジタルカメラの外部の装置にも無線送受信器を設け、その無線送受信器及び送受信器46を介して、撮像素子12に内蔵の記憶手段44から欠陥画素データを読み出す。この読み出されが欠陥画素データを、デジタルカメラ本体側の欠陥画素データ記憶手段(不揮発性記憶手段)38にに転送する。
【0026】
A/D変換器16から出力されたデジタルR(赤)、G(緑)、B(青)信号は、システムコントローラ20によって制御されるデジタル信号処理回路24に供給され、そのデジタル信号処理回路24から出力されて、1コマ毎にフレームメモリ26に書き込まれ、それが読み出されて、デジタル信号処理回路24に供給される。デジタル信号処理回路24において、そのデジタル信号処理回路24に内蔵された画素データ生成回路28によって、欠陥画素アドレス記憶手段38からの欠陥画素アドレスデータに基づいて、点順次のR、G、B信号の各欠陥画素それぞれの周囲の画素データに基づいて、その各欠陥画素に対応する画素データを生成する。この各欠陥画素に対応する画素データが生成された点順次のR、G、B信号が同時式のR、G、B信号に変換され、その同時式のR、G、B信号がホワイトバランス調整及びガンマ補正された後、輝度信号Y及びクロマ信号Cr、CbからなるYC画像データに変換され、再びフレームメモリ26に記憶される。尚、フレームメモリ26は、デジタル信号処理回路24内のメモリ制御回路(図示せず)によって、書き込み及び読み出しが制御される。
【0027】
34はメモリカードで、このメモリカード34は、上述したデジタル信号処理回路24内のメモリ制御回路によって、その読み出し及び書き込みが制御される。
【0028】
フレームメモリ26から読み出された画像データは、システムコントローラ20によって、圧縮率及び伸長率が制御される圧縮/伸長回路30によって圧縮された後、メモリカード34に書き込まれる(記録される)。再生時には、メモリカード34から読み出された画像データが、図示を省略したDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)に供給されて表示用信号に変換された後、液晶モニタ32に供給されて、その画像が表示される。
【0029】
フレームメモリ26に書き込まれている画像データを、圧縮/伸長回路30に供給して、設定された圧縮率を以て圧縮した後、フレームメモリ26に書き込む。
【0030】
再生時には、メモリカード34に記憶れている画像データを読み出し、その読み出された画像データを圧縮/伸長回路30に供給して伸長した後、デジタル信号処理回路24内に設けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)(図示を省略する)に供給して、表示用信号に変換した後、その表示用信号を液晶モニタ32に供給することによって、その画像データの画像を液晶モニタ32に表示させることができる。
【0031】
上述せる撮像素子の欠陥画素データの管理方法によれば、デジタルカメラの製造工程の工数を低減することができる。又、撮像素子の欠陥画素データを、シリアル番号と共に、撮像素子とは別体の記録媒体に記録すると共に、その撮像素子にシリアル番号を捺印するなどの煩雑さは全くない。更に、デジタルカメラの生産台数の増加による、シリアル番号の桁数不足の問題、撮像素子の小型電化のために、撮像素子自体へのシリアル番号の捺印が困難となることから、シールラベルにシリアル番号を捺印し、そのシリアル番号の捺印されたシールラベルを撮像素子に貼付するなどの煩雑さも全くない。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得る欠陥画素検出工程と、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する格納工程とを有するので、撮像素子の欠陥画素データの管理に関するデジタルカメラの製造工程の工数を低減することのできる撮像素子の欠陥画素データの管理方法を得ることができる。又、撮像素子の欠陥画素データを、シリアル番号と共に、撮像素子とは別体の記録媒体に記録すると共に、その撮像素子にシリアル番号を捺印するなどの煩雑さは全くない。更に、デジタルカメラの生産台数の増加による、シリアル番号の桁数不足の問題、撮像素子の小型電化のために、撮像素子自体へのシリアル番号の捺印が困難となることから、シールラベルにシリアル番号を捺印し、そのシリアル番号の捺印されたシールラベルを撮像素子に貼付するなどの煩雑さも全くない。
【0033】
本発明によれば、撮像素子と、その撮像素子に取り付けられてなり、その撮像素子の欠陥画素データが格納された不揮発性記憶手段とを有するので、上述の撮像素子の欠陥画素データの管理方法に適用して好適な撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の撮像素子の欠陥画素データの管理方法の一例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の管理方法を適用したデジタルカメラの一例を示すブロック図である。
【図3】従来の撮像素子の欠陥画素データの管理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12…欠陥画素の検査対象としてのCCD、38…欠陥画素アドレス記憶手段、44…欠陥画素の検査対象としてのCCDに取り付けられた欠陥画素アドレス記憶手段、46…欠陥画素の検査対象としてのCCDに取り付けられた送受信器
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置に係り、特に、電子カメラの製造工程の工数の低減を意図した撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置にに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、CCD撮像素子の欠陥画素を欠陥画素検出部で検出し、検出された欠陥画素のアドレスを欠陥画素アドレス格納部に格納し、通常の撮影時に、欠陥画素アドレス格納部から読み出された欠陥画素アドレスに基づいて、画像処理部によって、欠陥画素を補正するようにしたCCDデジタルカメラが記載されている。
【0003】
次に、図3を参照して、撮像素子の欠陥画素データの管理に関する従来のデジタルカメラの製造工程を説明する。先ず、撮像素子製造工程を説明する。ステップS10で、撮像素子(CCD)を製造する。次いで、ステップS12で、撮像素子のシリアル番号を発行する(管理、設備発生)。次いで、ステップS14で、シリアル番号の下位数桁を撮像素子に捺印する(設備、時間発生)。次いで、ステップS16で、欠陥画素データを検出装置で検出する。
【0004】
次いで、ステップS18で、検出された欠陥画素データを、パソコン経由で、記録メイディアに保存する。このとき、欠陥画素データを、撮像素子のシリアル番号とが対になるように、記録メイディアに保存する。次いで、ステップS20で、撮像素子本体、シールラベル(シリアル番号が印刷されている)及び欠陥画素データファイルの3点セットで出荷(管理)する。以上で、撮像素子製造工程を終了する。
【0005】
次に、カメラ製造工程を説明する。ステップS22で、撮像素子を、製品、即ち、デジタルカメラ本体に組み込み、シールラベルをデジタルカメラ本体の外装に張り替える(作業発生)。次いで、ステップS24で、シールラベルに印刷されているシリアル番号を、パソコンに入力する(作業発生)。次いで、ステップS26で、記録メディア内において、シリアル番号と一致したデータファイルを検索して、製品、即ち、デジタルカメラ本体の内部の記憶装置に転送する。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−68209号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図3について説明した撮像素子の欠陥画素データの管理に関する従来のデジタルカメラの製造工程では、工数が多いという欠点があった。そして、撮像素子の欠陥画素データを、シリアル番号と共に、撮像素子とは別体の記録媒体に記録すると共に、その撮像素子にシリアル番号を捺印していたので、頗る煩雑であった。デジタルカメラの生産台数の増加による、シリアル番号の桁数不足の問題があり、又、撮像素子の小型電化のために、撮像素子自体へのシリアル番号の捺印が困難となるため、シールラベルにシリアル番号を捺印し、そのシリアル番号の捺印されたシールラベルを撮像素子に貼付するなどの煩雑さも多々あった。
【0008】
かかる点に鑑み、本発明は、撮像素子の欠陥画素データの管理に関する電子カメラの製造工程の工数を低減することのできる撮像素子の欠陥画素データの管理方法を提案しようとするものである。
【0009】
又、本発明は、かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法に適用して好適な撮像装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得る欠陥画素検出工程と、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する格納工程とを有する撮像素子の欠陥画素データの管理方法である。
【0011】
かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法によれば、欠陥画素検出工程によって、撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得、格納工程によって、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する。
【0012】
かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法において、撮像素子を電子カメラ本体に組み込んだとき、不揮発性記憶手段に記憶されている欠陥画素データを読み出して、電子カメラ本体の欠陥画素記憶手段に記憶させることができる。
【0013】
かかる本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法において、格納工程は、欠陥画素データを撮像素子に取り付けられた無線通信手段を介して不揮発性記憶手段に格納し、欠陥画素データ記憶手段を有する電子カメラ本体に撮像素子を組み込むとき又は組み込み後に、不揮発性記憶手段から欠陥画素データを読み出し、その欠陥画素データを欠陥画素データ記憶手段に格納させることが可能である。
【0014】
本発明は、撮像素子と、撮像素子に取り付けられ、その撮像素子の欠陥画素データが格納されると共に、外部から欠陥画素データの読み出しが可能な不揮発性記憶手段とを有する撮像装置である。
【0015】
かかる本発明の撮像装置によれば、撮像素子の欠陥画素データが格納されると共に、外部から欠陥画素データの読み出しが可能な不揮発性記憶手段が、撮像素子に取り付けられる。
【0016】
かかる本発明の撮像装置において、不揮発性記憶手段を含む無線タグを撮像素子に取り付けることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図1を参照して、本発明の実施の形態の撮像素子の欠陥画素データの管理方法を適用した、デジタルカメラの製造工程を説明する。先ず、撮像素子製造工程を説明する。ステップS30で、撮像素子(CCD)を製造する。次いで、ステップS32で、ステップS30で得られた撮像素子の欠陥画素データを検出装置で検出する。ステップS34で、撮像素子に取り付けられた、ここでは撮像素子に内蔵された記憶手段(不揮発性記憶手段)に欠陥画素データを書き込む(記憶する)。ステップS36で、欠陥画素データが書き込まれた記憶手段が内蔵された撮像素子を出荷する。
【0018】
次に、カメラ製造工程を説明する。ステップS38で、撮像素子に内蔵の記憶手段から欠陥画素データを読み出し、通信により処理する。即ち、撮像素子に、記憶手段の他に、無線送受信手段を設けておく。デジタルカメラの外部の装置にも無線送受信手段を設け、両無線送受信手段を介して、撮像素子に内蔵の記憶手段から欠陥画素データを読み出す。この読み出されが欠陥画素データを、デジタルカメラ本体側の欠陥画素データ記憶手段(不揮発性記憶手段)に転送する。欠陥画素データ記憶手段に記憶されている欠陥画素データをデジタル処理回路の画素データ生成回路に供給して、欠陥画素の周囲の画素データを基にして、欠陥画素における画素データを生成する。
【0019】
以下に、図2を参照して、本発明の撮像素子の欠陥画素データの管理方法を適用したデジタルカメラの一例を詳細に説明する。先ず、操作スイッチ22について説明する。操作スイッチ22は、電源スイッチ、シャッタースイッチ、撮影モードと再生モードとを切り換えるためのモード切り換えスイッチ、ズーム、コマ送り、カーソル移動等の各種の指令信号を出力するマルチファンクションの十字キースイッチ、メニュー/OKボタンスイッチ(メニュー表示機能と選択や指示の限定実行を指令するOK機能とを兼備したスイッチ)、キャンセルボタンスイッチ等を含む。
【0020】
又、この操作スイッチ22には、シャッターボタンをONする毎に静止画を撮影する単写撮影モード、連写撮影モード及び動画撮影モードを選択する各操作スイッチが含まれる。操作スイッチ22よりのスイッチ操作に基づく各信号は、システムコントローラ20に供給される。
【0021】
次に、撮影系及び信号系について説明する。撮像素子としてのCCD12には、欠陥アドレス記憶手段44及びその欠陥アドレス記憶手段44に接続された送受信器46が取り付けられている。送受信器46は、送受信アンテナ46Aが設けられている。
【0022】
撮影モード時にシャッタースイッチがONされると、被写体を示す画像光は、CPUを備えるシステムコントローラ20によって、フォーカシング、ズーミング等が制御されるレンズ10を介して撮像素子(CCD)12の受光面に結像される。CCD12に蓄積された信号電荷は、電圧信号として順次読み出される。尚、CCD12は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0023】
このCCD12から順次読み出された電圧信号は、システムコントローラ20によって制御されるアナログ処理回路14に供給されて、ここでサンプリング・ホールドや、オートゲインコントロール等の処理がされた後、A/D変換器16に供給されて、デジタル画像信号に変換される。
【0024】
タイミングジェネレータ(TG)18は、システムコントローラ20の制御に従って、CCD12、サンプリング・ホールド回路14、A/D変換器16に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0025】
デジタルカメラの外部の装置にも無線送受信器を設け、その無線送受信器及び送受信器46を介して、撮像素子12に内蔵の記憶手段44から欠陥画素データを読み出す。この読み出されが欠陥画素データを、デジタルカメラ本体側の欠陥画素データ記憶手段(不揮発性記憶手段)38にに転送する。
【0026】
A/D変換器16から出力されたデジタルR(赤)、G(緑)、B(青)信号は、システムコントローラ20によって制御されるデジタル信号処理回路24に供給され、そのデジタル信号処理回路24から出力されて、1コマ毎にフレームメモリ26に書き込まれ、それが読み出されて、デジタル信号処理回路24に供給される。デジタル信号処理回路24において、そのデジタル信号処理回路24に内蔵された画素データ生成回路28によって、欠陥画素アドレス記憶手段38からの欠陥画素アドレスデータに基づいて、点順次のR、G、B信号の各欠陥画素それぞれの周囲の画素データに基づいて、その各欠陥画素に対応する画素データを生成する。この各欠陥画素に対応する画素データが生成された点順次のR、G、B信号が同時式のR、G、B信号に変換され、その同時式のR、G、B信号がホワイトバランス調整及びガンマ補正された後、輝度信号Y及びクロマ信号Cr、CbからなるYC画像データに変換され、再びフレームメモリ26に記憶される。尚、フレームメモリ26は、デジタル信号処理回路24内のメモリ制御回路(図示せず)によって、書き込み及び読み出しが制御される。
【0027】
34はメモリカードで、このメモリカード34は、上述したデジタル信号処理回路24内のメモリ制御回路によって、その読み出し及び書き込みが制御される。
【0028】
フレームメモリ26から読み出された画像データは、システムコントローラ20によって、圧縮率及び伸長率が制御される圧縮/伸長回路30によって圧縮された後、メモリカード34に書き込まれる(記録される)。再生時には、メモリカード34から読み出された画像データが、図示を省略したDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)に供給されて表示用信号に変換された後、液晶モニタ32に供給されて、その画像が表示される。
【0029】
フレームメモリ26に書き込まれている画像データを、圧縮/伸長回路30に供給して、設定された圧縮率を以て圧縮した後、フレームメモリ26に書き込む。
【0030】
再生時には、メモリカード34に記憶れている画像データを読み出し、その読み出された画像データを圧縮/伸長回路30に供給して伸長した後、デジタル信号処理回路24内に設けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)(図示を省略する)に供給して、表示用信号に変換した後、その表示用信号を液晶モニタ32に供給することによって、その画像データの画像を液晶モニタ32に表示させることができる。
【0031】
上述せる撮像素子の欠陥画素データの管理方法によれば、デジタルカメラの製造工程の工数を低減することができる。又、撮像素子の欠陥画素データを、シリアル番号と共に、撮像素子とは別体の記録媒体に記録すると共に、その撮像素子にシリアル番号を捺印するなどの煩雑さは全くない。更に、デジタルカメラの生産台数の増加による、シリアル番号の桁数不足の問題、撮像素子の小型電化のために、撮像素子自体へのシリアル番号の捺印が困難となることから、シールラベルにシリアル番号を捺印し、そのシリアル番号の捺印されたシールラベルを撮像素子に貼付するなどの煩雑さも全くない。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得る欠陥画素検出工程と、撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、欠陥画素データを格納する格納工程とを有するので、撮像素子の欠陥画素データの管理に関するデジタルカメラの製造工程の工数を低減することのできる撮像素子の欠陥画素データの管理方法を得ることができる。又、撮像素子の欠陥画素データを、シリアル番号と共に、撮像素子とは別体の記録媒体に記録すると共に、その撮像素子にシリアル番号を捺印するなどの煩雑さは全くない。更に、デジタルカメラの生産台数の増加による、シリアル番号の桁数不足の問題、撮像素子の小型電化のために、撮像素子自体へのシリアル番号の捺印が困難となることから、シールラベルにシリアル番号を捺印し、そのシリアル番号の捺印されたシールラベルを撮像素子に貼付するなどの煩雑さも全くない。
【0033】
本発明によれば、撮像素子と、その撮像素子に取り付けられてなり、その撮像素子の欠陥画素データが格納された不揮発性記憶手段とを有するので、上述の撮像素子の欠陥画素データの管理方法に適用して好適な撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の撮像素子の欠陥画素データの管理方法の一例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の管理方法を適用したデジタルカメラの一例を示すブロック図である。
【図3】従来の撮像素子の欠陥画素データの管理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12…欠陥画素の検査対象としてのCCD、38…欠陥画素アドレス記憶手段、44…欠陥画素の検査対象としてのCCDに取り付けられた欠陥画素アドレス記憶手段、46…欠陥画素の検査対象としてのCCDに取り付けられた送受信器
Claims (5)
- 撮像素子の欠陥画素を検出して、欠陥画素データを得る欠陥画素検出工程と、
前記撮像素子に取り付けられた不揮発性記憶手段に、前記欠陥画素データを格納する格納工程とを有することを特徴とする撮像素子の欠陥画素データの管理方法。 - 請求項1に記載の撮像素子の欠陥画素データの管理方法において、
前記撮像素子を電子カメラ本体に組み込んだとき、前記不揮発性記憶手段に記憶されている欠陥画素データを読み出して、前記電子カメラ本体の欠陥画素記憶手段に記憶させることを特徴とする撮像素子の欠陥画素データの管理方法。 - 請求項1に記載の撮像素子の欠陥画素データの管理方法において、
前記格納工程は、前記欠陥画素データを前記撮像素子に取り付けられた無線通信手段を介して前記不揮発性記憶手段に格納し、
欠陥画素データ記憶手段を有する電子カメラ本体に前記撮像素子を組み込むとき又は組み込み後に、前記不揮発性記憶手段から欠陥画素データを読み出し、該欠陥画素データを前記欠陥画素データ記憶手段に格納させることを特徴とする撮像素子の欠陥画素データの管理方法。 - 撮像素子と、
前記撮像素子に取り付けられ、該撮像素子の欠陥画素データが格納されると共に、外部から前記欠陥画素データの読み出しが可能な不揮発性記憶手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置において、
前記不揮発性記憶手段を含む無線タグが前記撮像素子に取付られてなることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002356514A JP2004193730A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002356514A JP2004193730A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置 |
Publications (1)
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JP2004193730A true JP2004193730A (ja) | 2004-07-08 |
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ID=32756835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002356514A Pending JP2004193730A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | 撮像素子の欠陥画素データの管理方法及び撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004193730A (ja) |
-
2002
- 2002-12-09 JP JP2002356514A patent/JP2004193730A/ja active Pending
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