JP2004193698A5 - - Google Patents
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【0039】
そして、この音波AWsの空間合成インパルス応答は、フィルタ係数CF0s〜CFnsを設定することにより、漏れ音AWncの空間合成インパルス応答Incと等しくされている。また、このとき、フィルタDF0s〜DFnsの出力は、減算回路ST0〜STnにおいて、フィルタDF0〜DFnの出力に対して位相反転されて加算されている。
そして、この音波AWsの空間合成インパルス応答は、フィルタ係数CF0s〜CFnsを設定することにより、漏れ音AWncの空間合成インパルス応答Incと等しくされている。また、このとき、フィルタDF0s〜DFnsの出力は、減算回路ST0〜STnにおいて、フィルタDF0〜DFnの出力に対して位相反転されて加算されている。
【0040】
この結果、リスナLSNRの位置では、音波AWsは、漏れ音AWncと周波数成分が同一となるとともに、位相が逆となるので、漏れ音AWncは音波AWsにより相殺される。したがって、図2Cに示すように、リスナLSNRには、本来の音波AWLは到達するが、漏れ音AWncはほとんど聞こえないことになる。また、スピーカアレイ10Rについても同様の動作となり、スピーカアレイ10Rから放射される音波AWRに漏れ音を生じても、その漏れ音は相殺され、リスナLSNRにはほとんど知覚されないことになる。
この結果、リスナLSNRの位置では、音波AWsは、漏れ音AWncと周波数成分が同一となるとともに、位相が逆となるので、漏れ音AWncは音波AWsにより相殺される。したがって、図2Cに示すように、リスナLSNRには、本来の音波AWLは到達するが、漏れ音AWncはほとんど聞こえないことになる。また、スピーカアレイ10Rについても同様の動作となり、スピーカアレイ10Rから放射される音波AWRに漏れ音を生じても、その漏れ音は相殺され、リスナLSNRにはほとんど知覚されないことになる。
Claims (13)
- オーディオ信号を第1の複数のデジタルフィルタにそれぞれ供給し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力を、スピーカアレイを構成する複数のスピーカのそれぞれに供給して音場を形成し、
上記オーディオ信号が上記第1の複数のデジタルフィルタおよび上記複数のスピーカのそれぞれを介して上記音場内の第1のポイントに到達するまでのそれぞれの伝搬遅延時間が一致するように、上記第1の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の遅延時間を設定し、
上記オーディオ信号を第2の複数のデジタルフィルタにそれぞれ供給し、
上記第2の複数のデジタルフィルタの出力を上記複数のスピーカのそれぞれに供給し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力から形成される音のうち、上記音場内の第2のポイントにおける音を抑制するように、上記第2の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の伝達特性を設定する
ようにしたオーディオ信号の再生方法。 - 請求項1に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記スピーカアレイから放射される音波は、壁面で反射され上記第1のポイントに到達することを特徴とするオーディオ信号の再生方法。 - 請求項2に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記第2のポイントは、上記第1のポイントと実質的に同一であることを特徴とするオーディオ信号の再生方法。 - オーディオ信号を第1の複数のデジタルフィルタにそれぞれ供給し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力を、第1のスピーカアレイを構成する複数のスピーカのそれぞれに供給して音場を形成し、
上記オーディオ信号が上記第1の複数のデジタルフィルタおよび上記第1のスピーカアレイのそれぞれのスピーカを介して上記音場内の第1のポイントに到達するまでのそれぞれの伝搬遅延時間が一致するように、上記第1の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の遅延時間を設定し、
上記オーディオ信号を第2の複数のデジタルフィルタにそれぞれ供給し、
上記第2の複数のデジタルフィルタの出力を第2のスピーカアレイを構成する複数のスピーカのそれぞれに供給し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力から形成される音のうち、上記音場内の第2のポイントにおける音を抑制するように、上記第2の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の伝達特性を設定する
ようにしたオーディオ信号の再生方法。 - 請求項4に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記第1のスピーカアレイから放射される音波は、壁面で反射され上記第1のポイントに到達することを特徴とするオーディオ信号の再生方法。 - 請求項4に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記第2のポイントは、上記第1のポイントと実質的に同一であることを特徴とするオーディオ信号の再生方法。 - オーディオ信号がそれぞれ供給される第1の複数のデジタルフィルタと、
上記オーディオ信号がそれぞれ供給される第2の複数のデジタルフィルタと、
複数のスピーカが配列されて構成されるスピーカアレイとを有し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力を、上記複数のスピーカのそれぞれに供給して音場を形成し、
上記オーディオ信号が上記第1の複数のデジタルフィルタおよび上記複数のスピーカのそれぞれを介して上記音場内の第1のポイントに到達するまでのそれぞれの伝搬遅延時間が一致するように、上記第1の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の遅延時間を設定し、
上記第2の複数のデジタルフィルタの出力を上記複数のスピーカのそれぞれに供給し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力から形成される音のうち、上記音場内の第2のポイントにおける音を抑制するように、上記第2の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の伝達特性を設定する
ようにしたオーディオ信号の再生装置。 - 請求項7に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記スピーカアレイから放射される音波は、壁面で反射され上記第1のポイントに到達することを特徴とするオーディオ信号の再生装置。 - 請求項8に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記第2のポイントは、上記第1のポイントと実質的に同一であることを特徴とするオーディオ信号の再生装置。 - 請求項7に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力と、上記第2の複数のデジタルフィルタの出力とがそれぞれ供給される複数の減算回路を有し、
この複数の減算回路の出力を上記複数のスピーカにそれぞれ供給する
ようにしたオーディオ信号の再生装置。 - オーディオ信号がそれぞれ供給される第1の複数のデジタルフィルタと、
上記オーディオ信号がそれぞれ供給される第2の複数のデジタルフィルタと、
複数のスピーカが配列されて構成される第1のスピーカアレイと、
複数のスピーカが配列されて構成される第2のスピーカアレイとを有し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力を、第1のスピーカアレイを構成する複数のスピーカのそれぞれに供給して音場を形成し、
上記オーディオ信号が上記第1の複数のデジタルフィルタおよび上記第1のスピーカアレイのそれぞれのスピーカを介して上記音場内の第1のポイントに到達するまでのそれぞれの伝搬遅延時間が一致するように、上記第1の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の遅延時間を設定し、
上記オーディオ信号を第2の複数のデジタルフィルタにそれぞれ供給し、
上記第2の複数のデジタルフィルタの出力を第2のスピーカアレイを構成する複数のスピーカのそれぞれに供給し、
上記第1の複数のデジタルフィルタの出力から形成される音のうち、上記音場内の第2のポイントにおける音を抑制するように、上記第2の複数のデジタルフィルタにそれぞれ所定の伝達特性を設定する
ようにしたオーディオ信号の再生装置。 - 請求項11に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記第1のスピーカアレイから放射される音波は、壁面で反射され上記第1のポイントに到達することを特徴とするオーディオ信号の再生装置。 - 請求項12に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記第2のポイントは、上記第1のポイントと実質的に同一であることを特徴とするオーディオ信号の再生装置。
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