JP2004192957A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ホルダーに代えて、折り畳み式リンク機構を採用することにより、高さを低くして小型化できるようにする。
【解決手段】電装モジュール側可動パネル1に横向き位置の第1コネクタ3を固定するとともに、車体側固定パネル4に、X型に連結したリンク機構10で保持した第2コネクタ6を設けて、第1コネクタ3を第2コネクタ6に対向させた状態で、第1コネクタ3の押圧力でリンク機構10を折り畳みながら第2コネクタ6を横向き前進方向へ移動させて第1コネクタ3に結合させる。
【選択図】 図4
【解決手段】電装モジュール側可動パネル1に横向き位置の第1コネクタ3を固定するとともに、車体側固定パネル4に、X型に連結したリンク機構10で保持した第2コネクタ6を設けて、第1コネクタ3を第2コネクタ6に対向させた状態で、第1コネクタ3の押圧力でリンク機構10を折り畳みながら第2コネクタ6を横向き前進方向へ移動させて第1コネクタ3に結合させる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車における車体側固定パネルに電装モジュール側可動パネルを取付けると同時に結合できるようにしたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のメータモジュール、ドアモジュール、オーバーヘッドモジュール等の組立工程においては、車体側固定パネル(例えば、ルーフパネル)のワイヤーハーネスのコネクタと電装モジュール側可動パネル(例えば、オーバーヘッドモジュール)のワイヤーハーネスのコネクタとを手で結合してから、車体側固定パネルに電装モジュール側可動パネルを取付けるようにしていたが、コネクタの手作業による結合が必要なために組立作業性に問題があった。
【0003】
また、各コネクタのワイヤーハーネスに余長を必要とするから、走行振動で異音が発生したり、電線の噛み込みのおそれがあり、各種の対策が必要であった。
【0004】
そこで、図6および図7に示すように、電装モジュール側可動パネル1の固定ベース2に、横向き位置の雄コネクタ(第1コネクタ)3を固定するとともに、ルーフパネル(車体側固定パネル)4に差し込み係止部4aで固定したホルダー5の両側部のカムスロットル部5aに雌コネクタ(第2コネクタ)6の両側部のガイドピン部6aを横向き前進方向へ移動可能に嵌合支持している。
【0005】
そして、電装モジュール側可動パネル1をルーフパネル4側に接近させたときに〔図7(b)の矢印A参照〕、カムスロットル部5aで雌コネクタ6が横向き前進方向へ移動して〔図7(b)の矢印F参照〕、雄コネクタ3と雌コネクタ6とが結合するようにしたコネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−173711号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、雌コネクタ6のホルダー5には、雄コネクタ3の結合時のオーバーストロークを許容するためのスペースを必要とすることから、ホルダー高さHを低くできなかったので、コネクタ全体が大型化してルーフの低背化を図ることの障害となっていた。
【0008】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、ホルダーに代えて、折り畳み式リンク機構を採用することにより、高さを低くして小型化できるようにしたコネクタを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1は、電装モジュール側可動パネルに、横向き位置の第1コネクタを固定するとともに、車体側固定パネルに固定したガイド機構に第2コネクタを支持して、両取付け部材を相対的に接近させたときに、第1コネクタと第2コネクタとがガイド機構で相対的に横向き前進方向へ移動されて結合されるようになったコネクタにおいて、
上記ガイド機構として、X型に連結されたリンク機構が設けられて、第1コネクタを第2コネクタに対向させた状態で、第1コネクタの押圧力でリンク機構が折り畳まれながら第2コネクタが横向き前進方向へ移動されて第1コネクタに結合されるようにしたことを特徴とするコネクタを提供するものである。
【0010】
車体側固定パネルに一端部が回動可能に支持されるとともに、他端部が第2コネクタに回動可能に支持された第1リンクと、車体側固定パネルに一端部が回動かつ摺動可能に支持されるとともに、他端部が第2コネクタに摺動かつ回動可能に支持された第2リンクとがX型に連結されて、第1コネクタの押圧力で第2リンクが回動かつ摺動されながら第1リンクを回動させることにより、第2コネクタが平行状態を維持したまま横向き前進方向へ移動されるようにすることが好ましい(請求項2)。
【0011】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、第1コネクタの押圧力でリンク機構を折り畳み方向に回動させると、第2コネクタが横向き前進方向へ移動されて第1コネクタに結合されるとともに、リンク機構が折り畳まれることで、リンク機構の高さが低くなってコネクタ全体が小型化するようになる。
【0012】
請求項2の発明によれば、第2コネクタが第1コネクタに正確に結合するようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、先行技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0014】
図1および図3に示すように、ルーフパネル(車体側固定パネル)4には、左右一対の立ち下がり部4aが形成されて、各立ち下がり部4aの後部には嵌合用溝4bが形成されるとともに、前部には摺動用長溝4cが形成されている。
【0015】
上記雌コネクタ6は、上記各立ち下がり部4aの間に嵌り込み可能な横幅に設定されるとともに、両側部には前後方向に延在するシュー溝6bが形成され、このシュー溝6bは、嵌合側が閉鎖端6c、反嵌合側が開放端6dとなっている。
【0016】
一方、左右一対のリンク機構10は、それぞれ第1リンク10Aと第2リンク10Bとで構成されている。
【0017】
第1リンク10Aは、一端部のピン10aが上記各立ち下がり部4aの嵌合用溝4bに回動可能に挿入嵌合されるとともに、第2リンク10Bは、一端部のピン10bが上記各立ち下がり部4aの摺動用長溝4cに回動かつ前後摺動可能に挿入嵌合されている。なお、嵌合用溝4bと摺動用長溝4cのピン挿入口には、具体的に図示しないが、挿入したピン10a,10bが不用意に抜け外れないように保持する保持部が設けられている。
【0018】
第1リンク10Aの他端部のピン10cが上記雌コネクタ6のシュー溝6bの閉鎖端6c側に挿入嵌合されるとともに、第2リンク10Bの他端部のピン10dが上記シュー溝6bの開放端6d側に挿入嵌合されている。
【0019】
第1リンク10Aの中間部には半円弧溝10eが形成されるとともに、第2リンク10Bの中間部には、この半円弧溝10eに係合するピン10fが形成されていて、このピン10fと半円弧溝10eによって、第1リンク10Aと第2リンク10BとがX型に連結されるようになる。
【0020】
第1リンク10Aと第2リンク10Bとは、図3の状態でX型に立ち上がった状態では、上記シュー溝6bに嵌合する各ピン10c,10dで雌コネクタ6をルーフパネル4と平行に保持するようになる。このとき、第2リンク10Bのピン10fが半円弧溝10eの一方に端部に位置して、雌コネクタ6を平行保持状態に仮係止している。
【0021】
上記雄コネクタ3は、後述するように雌コネクタ6を結合した状態で、上記ルーフパネル4の各立ち下がり部4aの間に嵌り込み可能な横幅に設定されるとともに、両側部には、側方に突出するピン3bが形成され、このピン3bは、第2リンク10Bの他端部に形成された嵌合用溝10gに回動可能に挿入嵌合可能となっている。
【0022】
上記のように構成した雄コネクタ3と雌コネクタ6の結合手順を次に説明する。
【0023】
結合(組み立て)前には、図3を参照すれば、電装モジュール側可動パネル1に横向き位置の雄コネクタ3が固定されるとともに、ルーフパネル4側の雌コネクタ6は、X型に立ち上がった第1リンク10Aと第2リンク10Bとでルーフパネル4と平行に保持されて仮係止されている。
【0024】
そして、ルーフパネル4に対して電装モジュール側可動パネル1を平行状態で接近させると(矢印A参照)、雄コネクタ3のピン3bが第2リンク10Bの嵌合用溝10gに挿入嵌合して、この雄コネクタ3の押圧力で仮係止が解除されると、図4に示すように、第2リンク10Bが反時計回りに回動されながら右方向に摺動することにより、ピン10fと円弧状溝10eを介して第1リンク10Aが時計回りに回動されて、雌コネクタ6を平行状態を維持したまま横向き前進方向に移動させるようになる。この雌コネクタ6の横向き前進移動によって、雌コネクタ6が雄コネクタ3に結合されて行くようになる。
【0025】
ルーフパネル4に対して電装モジュール側可動パネル1をさらに平行状態で接近させると(矢印A参照)、図5に示すように、雌コネクタ6が雄コネクタ3に完全結合されるとともに、第2リンク10Bがさらに反時計回りに回動され、第1リンク10Aがさらに時計回りに回動されて、両リンク10A,10Bが平行状態で折り畳まれるようになる。
【0026】
このように、コネクタ結合前には、雄コネクタ3はリンク機構10で所定の高さTに保持されるとともに、コネクタ結合完了後には、リンク機構10が折り畳まれることで、高さT´が低くなって(約1/2)コネクタ全体が小型化するようになる。
【0027】
これにより、電装モジュール側可動パネル1をルーフパネル4側に近づけることができるので、ルーフの低背化を図ることができる。
【0028】
また、X型に連結された第1リンク10Aと第2リンク10Bとを用いることにより、雌コネクタ6は、平行状態を維持したまま横向き前進方向へ移動されるようになるから、雌コネクタ6が雄コネクタ3に正確に結合するようになる。
【0029】
上記実施形態では、ルーフパネル4に電装モジュール側可動パネル1を組み付けるものであったが、ドアモジュールやセンタークラスタモジュール等を組み付けるものでも本発明が適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明雄コネクタと雌コネクタとリンク機構の分解斜視図である。
【図2】(a)はコネクタの結合前位置の正面図、(b)はコネクタの結合後位置の正面図である。
【図3】コネクタの結合前位置であり、(a)は側面図、(b)は要部断面側面図である。
【図4】コネクタの結合途中位置であり、(a)は側面図、(b)は要部断面側面図である。
【図5】コネクタの結合完了位置であり、(a)は側面図、(b)は要部断面側面図である。
【図6】従来のコネクタの分解側面図である。
【図7】従来のコネクタであり、(a)は結合前位置の側面断面図、(b)は結合完了位置の側面断面図である。
【符号の説明】
1 電装モジュール側可動パネル
3 雄コネクタ(第1コネクタ)
3b ピン
4 ルーフパネル(車体側固定パネル)
4a 立ち下がり部
4b 嵌合用溝
4c 摺動用長溝
6 雌コネクタ(第2コネクタ)
6c シュー溝
10 リンク機構
10A 第1リンク
10B 第2リンク
10a〜10d、10f ピン
10e 半円弧溝
10g 嵌合用溝
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車における車体側固定パネルに電装モジュール側可動パネルを取付けると同時に結合できるようにしたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のメータモジュール、ドアモジュール、オーバーヘッドモジュール等の組立工程においては、車体側固定パネル(例えば、ルーフパネル)のワイヤーハーネスのコネクタと電装モジュール側可動パネル(例えば、オーバーヘッドモジュール)のワイヤーハーネスのコネクタとを手で結合してから、車体側固定パネルに電装モジュール側可動パネルを取付けるようにしていたが、コネクタの手作業による結合が必要なために組立作業性に問題があった。
【0003】
また、各コネクタのワイヤーハーネスに余長を必要とするから、走行振動で異音が発生したり、電線の噛み込みのおそれがあり、各種の対策が必要であった。
【0004】
そこで、図6および図7に示すように、電装モジュール側可動パネル1の固定ベース2に、横向き位置の雄コネクタ(第1コネクタ)3を固定するとともに、ルーフパネル(車体側固定パネル)4に差し込み係止部4aで固定したホルダー5の両側部のカムスロットル部5aに雌コネクタ(第2コネクタ)6の両側部のガイドピン部6aを横向き前進方向へ移動可能に嵌合支持している。
【0005】
そして、電装モジュール側可動パネル1をルーフパネル4側に接近させたときに〔図7(b)の矢印A参照〕、カムスロットル部5aで雌コネクタ6が横向き前進方向へ移動して〔図7(b)の矢印F参照〕、雄コネクタ3と雌コネクタ6とが結合するようにしたコネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−173711号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、雌コネクタ6のホルダー5には、雄コネクタ3の結合時のオーバーストロークを許容するためのスペースを必要とすることから、ホルダー高さHを低くできなかったので、コネクタ全体が大型化してルーフの低背化を図ることの障害となっていた。
【0008】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、ホルダーに代えて、折り畳み式リンク機構を採用することにより、高さを低くして小型化できるようにしたコネクタを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1は、電装モジュール側可動パネルに、横向き位置の第1コネクタを固定するとともに、車体側固定パネルに固定したガイド機構に第2コネクタを支持して、両取付け部材を相対的に接近させたときに、第1コネクタと第2コネクタとがガイド機構で相対的に横向き前進方向へ移動されて結合されるようになったコネクタにおいて、
上記ガイド機構として、X型に連結されたリンク機構が設けられて、第1コネクタを第2コネクタに対向させた状態で、第1コネクタの押圧力でリンク機構が折り畳まれながら第2コネクタが横向き前進方向へ移動されて第1コネクタに結合されるようにしたことを特徴とするコネクタを提供するものである。
【0010】
車体側固定パネルに一端部が回動可能に支持されるとともに、他端部が第2コネクタに回動可能に支持された第1リンクと、車体側固定パネルに一端部が回動かつ摺動可能に支持されるとともに、他端部が第2コネクタに摺動かつ回動可能に支持された第2リンクとがX型に連結されて、第1コネクタの押圧力で第2リンクが回動かつ摺動されながら第1リンクを回動させることにより、第2コネクタが平行状態を維持したまま横向き前進方向へ移動されるようにすることが好ましい(請求項2)。
【0011】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、第1コネクタの押圧力でリンク機構を折り畳み方向に回動させると、第2コネクタが横向き前進方向へ移動されて第1コネクタに結合されるとともに、リンク機構が折り畳まれることで、リンク機構の高さが低くなってコネクタ全体が小型化するようになる。
【0012】
請求項2の発明によれば、第2コネクタが第1コネクタに正確に結合するようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、先行技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0014】
図1および図3に示すように、ルーフパネル(車体側固定パネル)4には、左右一対の立ち下がり部4aが形成されて、各立ち下がり部4aの後部には嵌合用溝4bが形成されるとともに、前部には摺動用長溝4cが形成されている。
【0015】
上記雌コネクタ6は、上記各立ち下がり部4aの間に嵌り込み可能な横幅に設定されるとともに、両側部には前後方向に延在するシュー溝6bが形成され、このシュー溝6bは、嵌合側が閉鎖端6c、反嵌合側が開放端6dとなっている。
【0016】
一方、左右一対のリンク機構10は、それぞれ第1リンク10Aと第2リンク10Bとで構成されている。
【0017】
第1リンク10Aは、一端部のピン10aが上記各立ち下がり部4aの嵌合用溝4bに回動可能に挿入嵌合されるとともに、第2リンク10Bは、一端部のピン10bが上記各立ち下がり部4aの摺動用長溝4cに回動かつ前後摺動可能に挿入嵌合されている。なお、嵌合用溝4bと摺動用長溝4cのピン挿入口には、具体的に図示しないが、挿入したピン10a,10bが不用意に抜け外れないように保持する保持部が設けられている。
【0018】
第1リンク10Aの他端部のピン10cが上記雌コネクタ6のシュー溝6bの閉鎖端6c側に挿入嵌合されるとともに、第2リンク10Bの他端部のピン10dが上記シュー溝6bの開放端6d側に挿入嵌合されている。
【0019】
第1リンク10Aの中間部には半円弧溝10eが形成されるとともに、第2リンク10Bの中間部には、この半円弧溝10eに係合するピン10fが形成されていて、このピン10fと半円弧溝10eによって、第1リンク10Aと第2リンク10BとがX型に連結されるようになる。
【0020】
第1リンク10Aと第2リンク10Bとは、図3の状態でX型に立ち上がった状態では、上記シュー溝6bに嵌合する各ピン10c,10dで雌コネクタ6をルーフパネル4と平行に保持するようになる。このとき、第2リンク10Bのピン10fが半円弧溝10eの一方に端部に位置して、雌コネクタ6を平行保持状態に仮係止している。
【0021】
上記雄コネクタ3は、後述するように雌コネクタ6を結合した状態で、上記ルーフパネル4の各立ち下がり部4aの間に嵌り込み可能な横幅に設定されるとともに、両側部には、側方に突出するピン3bが形成され、このピン3bは、第2リンク10Bの他端部に形成された嵌合用溝10gに回動可能に挿入嵌合可能となっている。
【0022】
上記のように構成した雄コネクタ3と雌コネクタ6の結合手順を次に説明する。
【0023】
結合(組み立て)前には、図3を参照すれば、電装モジュール側可動パネル1に横向き位置の雄コネクタ3が固定されるとともに、ルーフパネル4側の雌コネクタ6は、X型に立ち上がった第1リンク10Aと第2リンク10Bとでルーフパネル4と平行に保持されて仮係止されている。
【0024】
そして、ルーフパネル4に対して電装モジュール側可動パネル1を平行状態で接近させると(矢印A参照)、雄コネクタ3のピン3bが第2リンク10Bの嵌合用溝10gに挿入嵌合して、この雄コネクタ3の押圧力で仮係止が解除されると、図4に示すように、第2リンク10Bが反時計回りに回動されながら右方向に摺動することにより、ピン10fと円弧状溝10eを介して第1リンク10Aが時計回りに回動されて、雌コネクタ6を平行状態を維持したまま横向き前進方向に移動させるようになる。この雌コネクタ6の横向き前進移動によって、雌コネクタ6が雄コネクタ3に結合されて行くようになる。
【0025】
ルーフパネル4に対して電装モジュール側可動パネル1をさらに平行状態で接近させると(矢印A参照)、図5に示すように、雌コネクタ6が雄コネクタ3に完全結合されるとともに、第2リンク10Bがさらに反時計回りに回動され、第1リンク10Aがさらに時計回りに回動されて、両リンク10A,10Bが平行状態で折り畳まれるようになる。
【0026】
このように、コネクタ結合前には、雄コネクタ3はリンク機構10で所定の高さTに保持されるとともに、コネクタ結合完了後には、リンク機構10が折り畳まれることで、高さT´が低くなって(約1/2)コネクタ全体が小型化するようになる。
【0027】
これにより、電装モジュール側可動パネル1をルーフパネル4側に近づけることができるので、ルーフの低背化を図ることができる。
【0028】
また、X型に連結された第1リンク10Aと第2リンク10Bとを用いることにより、雌コネクタ6は、平行状態を維持したまま横向き前進方向へ移動されるようになるから、雌コネクタ6が雄コネクタ3に正確に結合するようになる。
【0029】
上記実施形態では、ルーフパネル4に電装モジュール側可動パネル1を組み付けるものであったが、ドアモジュールやセンタークラスタモジュール等を組み付けるものでも本発明が適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明雄コネクタと雌コネクタとリンク機構の分解斜視図である。
【図2】(a)はコネクタの結合前位置の正面図、(b)はコネクタの結合後位置の正面図である。
【図3】コネクタの結合前位置であり、(a)は側面図、(b)は要部断面側面図である。
【図4】コネクタの結合途中位置であり、(a)は側面図、(b)は要部断面側面図である。
【図5】コネクタの結合完了位置であり、(a)は側面図、(b)は要部断面側面図である。
【図6】従来のコネクタの分解側面図である。
【図7】従来のコネクタであり、(a)は結合前位置の側面断面図、(b)は結合完了位置の側面断面図である。
【符号の説明】
1 電装モジュール側可動パネル
3 雄コネクタ(第1コネクタ)
3b ピン
4 ルーフパネル(車体側固定パネル)
4a 立ち下がり部
4b 嵌合用溝
4c 摺動用長溝
6 雌コネクタ(第2コネクタ)
6c シュー溝
10 リンク機構
10A 第1リンク
10B 第2リンク
10a〜10d、10f ピン
10e 半円弧溝
10g 嵌合用溝
Claims (2)
- 電装モジュール側可動パネルに、横向き位置の第1コネクタを固定するとともに、車体側固定パネルに固定したガイド機構に第2コネクタを支持して、両取付け部材を相対的に接近させたときに、第2コネクタがガイド機構で横向き前進方向へ移動されて第1コネクタと結合されるようになったコネクタにおいて、
上記ガイド機構として、X型に連結されたリンク機構が設けられて、第1コネクタを第2コネクタに対向させた状態で、第1コネクタの押圧力でリンク機構が折り畳まれながら第2コネクタが横向き前進方向へ移動されて第1コネクタに結合されるようにしたことを特徴とするコネクタ。 - 車体側固定パネルに一端部が回動可能に支持されるとともに、他端部が第2コネクタに回動可能に支持された第1リンクと、車体側固定パネルに一端部が回動かつ摺動可能に支持されるとともに、他端部が第2コネクタに摺動かつ回動可能に支持された第2リンクとがX型に連結されて、第1コネクタの押圧力で第2リンクが回動かつ摺動されながら第1リンクを回動させることにより、第2コネクタが平行状態を維持したまま横向き前進方向へ移動されるようにした請求項1記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002359756A JP2004192957A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002359756A JP2004192957A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004192957A true JP2004192957A (ja) | 2004-07-08 |
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ID=32759058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002359756A Withdrawn JP2004192957A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | コネクタ |
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JP (1) | JP2004192957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112011105388B4 (de) | 2011-06-28 | 2018-03-29 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Anschluss mit beweglicher Verbindung |
CN111095687A (zh) * | 2017-09-07 | 2020-05-01 | 赫斯曼汽车有限公司 | 电子插接连接器的具有沿着插接方向的移动方向的辅助拉入装置 |
-
2002
- 2002-12-11 JP JP2002359756A patent/JP2004192957A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112011105388B4 (de) | 2011-06-28 | 2018-03-29 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Anschluss mit beweglicher Verbindung |
CN111095687A (zh) * | 2017-09-07 | 2020-05-01 | 赫斯曼汽车有限公司 | 电子插接连接器的具有沿着插接方向的移动方向的辅助拉入装置 |
CN111095687B (zh) * | 2017-09-07 | 2021-10-29 | 赫斯曼汽车有限公司 | 电子插接连接器的具有沿着插接方向的移动方向的辅助拉入装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |